7060 ギークス 2020-05-21 15:30:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月21日
上 場 会 社 名 ギークス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7060 URL https://geechs.com
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 曽根原稔人
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経営管理本部長 (氏名) 佐久間大輔 (TEL) 03-6690-6928
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無 (新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から中止 )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 3,544 16.2 684 23.7 675 26.9 390 △5.1
2019年3月期 3,050 18.1 552 45.6 532 40.3 411 48.2
(注) 包括利益 2020年3月期 391百万円( △4.7%) 2019年3月期 410百万円( 47.2%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 37.78 36.74 12.8 14.4 19.3
2019年3月期 47.96 44.66 21.8 11.8 18.1
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 -百万円 2019年3月期 -百万円
(注)1.当社は、2018年11月14日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。また2019年9月
1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。上記では、前連結会計年度の期首にこれ
らの株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定し
ております。
2.当社は、2018年3月20日に東京証券取引所マザーズ市場に上場したため、2019年3月期の潜在株式調整後1
株当たり当期純利益は、新規上場日から2019年3月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しており
ます。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 4,700 3,356 71.4 321.99
2019年3月期 4,515 2,737 60.6 272.03
(参考) 自己資本 2020年3月期 3,356百万円 2019年3月期 2,737百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 39 △77 △20 2,559
2019年3月期 191 124 1,058 2,615
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 0 - -
2020年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 0 - -
2021年3月期(予想)
- 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 1,300 △34.3 75 △81.9 55 △86.8 15 △94.4 1.44
通 期 4,200 18.5 600 △12.3 580 △14.1 340 △13.0 32.62
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名)- 、 除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 10,462,960株 2019年3月期 10,101,840株
② 期末自己株式数 2020年3月期 40,000株 2019年3月期 40,000株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 10,339,413株 2019年3月期 8,582,444株
当社は、2019年9月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施したため、前連結会計年度の期首に当
該株式分割が行われたと仮定して期末発行済株式数(自己株式を含む)、期末自己株式数及び期中平均株式数を算定
しております。
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 1,536 10.9 339 70.9 352 72.5 207 △30.1
2019年3月期 1,385 △40.8 198 △38.7 204 △40.4 297 18.5
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 20.10 19.55
2019年3月期 34.64 32.26
(注)1.当社は、2018年11月14日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。また2019年9
月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。上記では、前連結会計年度の期首に
これらの株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を
算定しております。
2.当社は、2018年3月20日に東京証券取引所マザーズ市場に上場したため、2019年3月期の潜在株式調整後
1株当たり当期純利益は、新規上場日から2019年3月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定して
おります。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 3,996 2,961 74.1 284.17
2019年3月期 3,767 2,526 67.1 250.09
(参考) 自己資本
2020年3月期 2,961百万円 2019年3月期 2,526百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の
前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………12
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………12
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………12
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………14
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………14
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社グループはグランドビジョンに「21世紀で最も感動を与えた会社になる」を掲げ、ITフリーランスのデータベー
ス、グローバルで活躍するITエンジニア育成など人材インフラを活かし、インターネットの普及によりめまぐるしく変
化する人々の生活や企業の行動を積極的に捉え、変化対応力を強みに、提供サービスの創造・進化を通じて常に成長し
続けることで、永続的な企業価値向上を目指しております。当社グループは子会社2社を含む全5事業で構成されてお
り、各事業セグメントは「IT人材事業」、「IT人材育成事業」、「ゲーム事業」、「動画事業」、「インターネット事
業」の5つに分類されております。
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税率の引き上げや、米中通商問題の動向や海外経済の不確実性はありな
がらも、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復傾向にありました。しかしながら、第4四半期連結会計期間にお
いて、新型コロナウイルス感染症の拡大が消費動向や企業活動に大きく影響を及ぼし、景気の先行きとしては非常に厳
しい状況が続くものと考えられます。
このような状況の中、当連結会計年度の売上高は3,544,309千円(前期比16.2%増)、営業利益は684,250千円(同
23.7%増)、経常利益は675,446千円(同26.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は390,651千円(同5.1%減)と
なりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
<IT人材事業>
IT人材事業におきましては、事業環境は好調に推移しました。多様な業種の企業において、外部リソースのIT人材を
活用したいというニーズは高く、また、政府主導の「働き方改革」を背景に、個人が企業に勤める以外の働く選択肢を
広げる動きが活性化しており、ITフリーランスも増加傾向にありました。
両者のマッチング機会を最大化するため、積極的な広告展開によるITフリーランスの獲得や、ITフリーランス向け福
利厚生プログラム「フリノベ」の拡充等の取り組みを行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は1,329,529千円(前期比20.8%増)、セグメント利益は
719,772千円(同27.1%増)となりました。
<IT人材育成事業>
IT人材育成事業におきましては、合宿型でプログラミングと英語を学ぶことができる「IT留学」が大きな特徴となっ
ております。フィリピン・セブでのIT留学の競合サービスが増加する中で、IT留学の事業拡大に向けて人員増強による
先行投資や教員向けの英語留学の商品ラインアップの拡充、更には新たにオフショア開発のサービスも開始しました。
この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は223,071千円(前期比1.3%減)、セグメント損失は4,200
千円(前期はセグメント利益35,229千円)となりました。
<ゲーム事業>
ゲーム事業におきましては、国内スマートフォンゲーム市場が拡大する一方で、成熟化が進み、ゲームタイトル毎の
収益性の格差が拡大する状況となっております。このような環境下、株式会社バンダイナムコオンラインから受託開発
した「アイドリッシュセブン」の他、パブリッシャーとの契約によりタイトル非公開の案件を含む複数のタイトルの受
託運営を行っております。また、第1四半期連結会計期間において受託開発を行った他社IPによるゲームの新規リリー
スがありました。その他、来年度以降の売上に向けた新規案件の受託開発を複数本行っております。
この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は1,789,880千円(前期比16.1%増)、セグメント利益は
323,423千円(同3.8%増)となりました。
<動画事業>
動画事業におきましては、主にパチンコ・パチスロなどの遊技機系とスマートフォンゲーム・アプリのPV(プロモー
ションビデオ)をはじめ、企業のサービス・商品、採用ホームページ用の映像・動画制作を行っております。また、新
しい取り組みとして、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)やプロジェクションマッピング、3Dホログラ
ムなどの様々な新技術を活用した動画コンテンツの制作や研究開発を行っております。
この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は124,889千円(前期比2.9%減)、セグメント利益は
22,987千円(同34.3%減)となりました。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
<インターネット事業>
インターネット事業におきましては、ゴルフ業界向けのインターネットサービスを積極的に進めており、主にゴルフ
ァー向けの情報サイト「Gridge」の運営を主軸とし、メーカー各社向けに商品記事制作や動画・リアルイベント等を連
動させた販売促進・PR活動の支援を行っております。広告主のリピートオーダーによる商品記事掲載や動画制作の増加、
自社でのリアルイベントの開催により増収、セグメント損失の減少となりました。
この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は81,715千円(前期比28.8%増)、セグメント損失は
47,539千円(前期はセグメント損失70,581千円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して189,804千円増加し4,281,208千円となりました。これは主に受取手形及び
売掛金が148,084千円、仕掛品が110,757千円増加し、現金及び預金が56,266千円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して4,623千円減少し419,100千円となりました。これは主に敷金保証金が
32,955千円増加した一方で、繰延税金資産が36,692千円減少したことによるものであります。
この結果、資産合計は4,700,309千円となり、前連結会計年度末と比較して185,181千円増加致しました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して257,049千円減少し1,285,357千円となりました。これは主に買掛金が
154,320千円増加した一方で、未払法人税等が133,955千円、前受金が147,278千円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して176,624千円減少し58,719千円となりました。これは主に長期借入金が
167,815千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,344,076千円となり、前連結会計年度末と比較して433,673千円減少しました。
(純資産)
純資産合計は前連結会計年度末と比較して618,855千円増加し、3,356,232千円となりました。これは主に資本金が
113,862千円、資本剰余金が113,862千円、利益剰余金が390,651千円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は71.4%(前連結会計年度末は60.6%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ56,266千円減少し、
2,559,268千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加額は、前連結会計年度に比べ151,480千円減少し39,949千円となりました。これは主に前受
収益の増加額207,152千円、前受金の減少額406,459千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少額は、77,131千円となりました(前年同期は124,085千円の増加)。これは主に、連結の範
囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入171,858千円が減少したこと、敷金保証金の支払による支出が31,006千円増
加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少額は、20,049千円となりました(前年同期は1,058,611千円の増加)。これは主に、株式の
発行による収入が872,625千円減少し、長期借入金の返済による支出が166,570千円増加したことによるものでありま
す。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、当社グループの事業においても影響が出てきております。当社グループ
はこの影響を軽減すべくさまざまな対策を実施しており、今後も急速に変化する状況に応じて必要な対策を継続してい
きます。2021年3月期の連結業績予想は、現時点における計画であり、現在の状況が期中継続することを仮定し、一定
の事業等のリスクを織り込んだ上で策定しております。今後、業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示い
たします。
(単位:千円)
翌会計年度 当会計年度 対前期増減率
(業績予想) (実績) (%)
<売上高> 4,200,000 3,544,309 18.5%
IT人材事業 1,460,000 1,329,529 9.8%
IT人材育成事業 80,000 223,071 △64.1%
ゲーム事業 2,380,000 1,789,880 33.0%
動画事業(注) 160,000 124,889 28.1%
インターネット事業(注) 120,000 81,715 46.9%
<営業利益> 600,000 684,250 △12.3%
IT人材事業 730,000 719,772 1.4%
IT人材育成事業 △80,000 △4,200 -
ゲーム事業 320,000 323,423 △1.1%
動画事業(注) 7,000 22,987 △69.5%
インターネット事業(注) △7,000 △47,539 -
全社費用及び調整額 △370,000 △330,191 -
<経常利益> 580,000 675,446 △14.1%
<親会社株主に帰属する当期純利益> 340,000 390,651 △13.0%
(注)2021年3月期より、動画事業とインターネット事業を統合し、x-Tech事業としてセグメント集約いたします。
(IT人材事業)
最新の有効求人倍率が全体で1.39倍と低下しているものの、IT人材(技術系のIT・通信)のみの有効求人倍率で見た
場合、依然として高い傾向にあり、2020年3月期の業績には大きな影響はございませんでした。しかしながら、足元の
案件数は減少傾向にあり、新型コロナウイルス感染症の収束が不透明であることから、エンジニア集客費用などを抑制
しつつ、既存のITフリーランスのサポートを強化して参ります。このような状況を踏まえ、2021年3月期の業績予想は
当連結会計年度からの売上高成長率を9.8%とし保守的に計画しております。
(IT人材育成事業)
本事業は、海外子会社ネクシード(フィリピン・セブ)で展開しており、主に日本国内からの渡航によって、IT留
学・英語留学を希望する個人・法人のお客様からの売上が大半を占めます。よって、2020年4月以降日本からの渡航困
難な状況と、フィリピン政府からロックダウンによる行動規制が発令されていることにより事業へ大きな影響が出てお
ります。このような状況を踏まえ、2021年3月期の業績予想は当連結会計年度からの売上高を対前期比64.1%減として
計画しております(海外子会社の決算月は12月となります)。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
(ゲーム事業)
本事業は、顧客を大手ゲーム会社などゲームパブリッシング企業としており、新規ゲームの企画・開発・運営をパー
トナー企業として請負っております。そのため、売上構成はフロー売上(新規ゲーム開発受託売上・既存運営ゲームの
追加機能開発受託売上)とストック売上(運営ゲームの運営受託売上・レベニューシェア)となっており、現状では大
きな影響は出ておりません。しかしながら、在宅勤務の推奨から必要機材・ライセンスなど追加購入等によりコスト増
加も見込まれます。このような状況を踏まえ、現在開発中のゲームタイトル含めスケジュールに則った計画から、2021
年3月期の業績予想は当連結会計年度からの売上高成長率を33.0%と計画しております。
(x-Tech事業)
動画事業およびインターネット事業をセグメント統合し、2021年3月期よりx-Tech事業としております。
スポーツメーカーを中心に、xRなどの最新技術を活用したコンサルティング・制作・運用を強みとしたデジタルマー
ケティング事業を展開する計画です。ビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、DtoC分
野や製品やサービス、ビジネスモデルを変革するDXを支援します。しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大の影
響により大規模イベントの中止や延期、各社の広告宣伝費抑制など事業への影響が出ております。このような状況を踏
まえ、2021年3月期の業績予想は当連結会計年度(動画事業・インターネット事業合算)からの売上高成長率を35.5%
と計画しております。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
該当事項はありません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,615,535 2,559,268
受取手形及び売掛金 1,132,281 1,280,365
商品 219 66
仕掛品 254,185 364,943
貯蔵品 598 423
前渡金 749 927
前払費用 46,878 65,295
その他 40,955 18,888
貸倒引当金 - △8,970
流動資産合計 4,091,404 4,281,208
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 133,886 113,344
車両運搬具(純額) 3,663 -
工具、器具及び備品(純額) 22,622 14,131
有形固定資産合計 160,172 127,475
無形固定資産
ソフトウエア 629 584
無形固定資産合計 629 584
投資その他の資産
投資有価証券 - 30,080
敷金及び保証金 188,839 221,794
長期前払費用 - 1,774
繰延税金資産 74,082 37,390
投資その他の資産合計 262,921 291,040
固定資産合計 423,723 419,100
資産合計 4,515,127 4,700,309
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 657,590 811,911
1年内返済予定の長期借入金 57,403 -
未払金 58,777 33,113
未払費用 42,718 28,130
未払法人税等 224,488 90,533
未払消費税等 81,942 39,145
預り金 31,138 27,914
前受金 350,750 203,471
前受収益 37,369 25,734
資産除去債務 - 12,248
リース債務 - 13,152
その他 228 -
流動負債合計 1,542,406 1,285,357
固定負債
長期借入金 167,815 -
リース債務 - 3,214
資産除去債務 67,528 55,504
固定負債合計 235,343 58,719
負債合計 1,777,750 1,344,076
純資産の部
株主資本
資本金 972,152 1,086,015
資本剰余金 922,095 1,035,958
利益剰余金 865,935 1,256,587
自己株式 △21,000 △21,000
株主資本合計 2,739,184 3,357,560
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △2,049 △1,495
その他の包括利益累計額合計 △2,049 △1,495
非支配株主持分 242 167
純資産合計 2,737,377 3,356,232
負債純資産合計 4,515,127 4,700,309
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 3,050,413 3,544,309
売上原価 1,352,224 1,501,612
売上総利益 1,698,188 2,042,697
販売費及び一般管理費 1,145,202 1,358,446
営業利益 552,985 684,250
営業外収益
受取利息 106 89
業務受託収入 600 ―
コンテンツ著作権譲渡益 ― 4,500
講演料収入 93 64
その他 121 70
営業外収益合計 922 4,724
営業外費用
支払利息 1,520 201
社債利息 543 -
為替差損 4,277 7,627
株式公開費用 9,275 -
株式交付費 5,663 1,591
市場変更費用 ― 4,000
その他 509 108
営業外費用合計 21,790 13,529
経常利益 532,117 675,446
特別利益
関係会社株式売却益 150,839 ―
特別利益合計 150,839 ―
特別損失
減損損失 ― 34,680
特別損失合計 ― 34,680
税金等調整前当期純利益 682,956 640,765
法人税、住民税及び事業税 281,013 211,637
法人税等調整額 △9,780 38,579
法人税等合計 271,232 250,216
当期純利益 411,724 390,548
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
114 △102
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益 411,610 390,651
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 411,724 390,548
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △1,401 554
その他の包括利益合計 △1,401 554
包括利益 410,322 391,102
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 410,216 391,202
非支配株主に係る包括利益 106 △99
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他の 非支配株主 純資産合計
株主資本合 為替換算 持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 320,191 270,134 454,325 1,044,650 △648 △648 137 1,044,139
当期変動額
新株の発行 651,961 651,961 1,303,923 1,303,923
親会社株主に帰属す
411,610 411,610 411,610
る当期純利益
自己株式の取得 △21,000 △21,000 △21,000
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △1,401 △1,401 105 △1,295
額)
当期変動額合計 651,961 651,961 411,610 △21,000 1,694,533 △1,401 △1,401 105 1,693,237
当期末残高 972,152 922,095 865,935 △21,000 2,739,184 △2,049 △2,049 242 2,737,377
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他の 非支配株主 純資産合計
株主資本合 為替換算 持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 972,152 922,095 865,935 △21,000 2,739,184 △2,049 △2,049 242 2,737,377
当期変動額
新株の発行 113,862 113,862 227,725 227,725
親会社株主に帰属す
390,651 390,651 390,651
る当期純利益
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 554 554 △75 478
額)
当期変動額合計 113,862 113,862 390,651 - 618,376 554 554 △75 618,855
当期末残高 1,086,015 1,035,958 1,256,587 △21,000 3,357,560 △1,495 △1,495 167 3,356,232
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 682,956 640,765
減価償却費 26,247 49,099
減損損失 ― 34,680
貸倒引当金の増減額(△は減少) ― 8,970
受取利息及び受取配当金 △106 △89
支払利息 2,064 201
株式交付費 5,663 1,591
自己株式取得費用 500 ―
為替差損益(△は益) ― △91
関係会社株式売却損益(△は益) △150,839 ―
売上債権の増減額(△は増加) △183,141 △147,810
たな卸資産の増減額(△は増加) △103,806 △110,429
仕入債務の増減額(△は減少) 55,118 153,646
前受金の増減額(△は減少) 257,209 △149,250
前受収益の増減額(△は減少) △219,563 △12,410
未払消費税等の増減額(△は減少) △5,911 △42,796
その他 △23,168 △51,298
小計 343,222 374,779
利息及び配当金の受取額 106 89
利息の支払額 △897 △137
法人税等の支払額 △151,001 △339,281
その他 ― 4,500
営業活動によるキャッシュ・フロー 191,429 39,949
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 ― △30,080
有形固定資産の取得による支出 △45,774 △13,794
無形固定資産の取得による支出 △255 △496
敷金及び保証金の回収による収入 561 550
敷金及び保証金の差入による支出 △2,304 △33,311
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
171,858 ―
る収入
投資活動によるキャッシュ・フロー 124,085 △77,131
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 40,000 -
長期借入金の返済による支出 △58,648 △225,218
リース債務の返済による支出 ― △20,965
株式の発行による収入 1,098,759 226,133
自己株式の取得による支出 △21,500 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,058,611 △20,049
現金及び現金同等物に係る換算差額 △3,288 964
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,370,837 △56,266
現金及び現金同等物の期首残高 1,244,697 2,615,535
現金及び現金同等物の期末残高 2,615,535 2,559,268
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当期より、在外連結子会社においてIFRS第16号「リース」を適用しております。当該会計基準の適用が連結財務諸表
に与える影響は軽微であります。
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営資源の
配分の決定及び業績を評価するために当社の取締役会に定期的に報告される対象となっているものです。
当社グループは子会社2社を含む全5事業で構成されており、「IT人材事業」、「IT人材育成事業」、「ゲーム事業」、
「動画事業」及び「インターネット事業」の5つを報告セグメントとしています。
「IT人材事業」は主にITフリーランスと企業とのマッチングサービスを提供しております。「IT人材育成事業」は主に
英語とプログラミングを学べる合宿型のスクール事業を行っております。「ゲーム事業」は主にスマートフォンゲーム
の受託開発、受託運営を行っております。「動画事業」は主に企業のサービス・商品用の映像制作を行っております。
「インターネット事業」は主にゴルファー向けの情報サイト「Gridge」の運営を軸とした販売促進の支援を行っており
ます。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。セグメント間の内部売上高及び振替高は第三者間取引価格に基
づいています。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結損益
調整額
インター 合計 計算書
IT人材 IT人材育成 ゲーム (注)1
動画事業 ネット (注)2
事業 事業 事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 1,101,023 216,133 1,541,184 128,628 63,443 3,050,413 - 3,050,413
セグメント間の内部
- 9,781 - - - 9,781 △ 9,781 -
売上高又は振替高
計 1,101,023 225,914 1,541,184 128,628 63,443 3,060,194 △ 9,781 3,050,413
セグメント利益
566,182 35,229 311,667 35,010 △70,581 877,508 △ 324,522 552,985
又は損失(△)
(注) 1. セグメント利益又は損失の調整額△324,522千円には各報告セグメントに配分していない全社費用
△351,698千円及びセグメント間消去取引27,175千円が含まれております。
2. セグメント利益又は損失の合計額と調整額の合計は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3. セグメント資産及び負債の金額は、事業セグメントに配分していないため、開示しておりません。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結損益
調整額
インター 合計 計算書
IT人材 IT人材育成 ゲーム (注)1
動画事業 ネット (注)2
事業 事業 事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 1,329,529 218,294 1,789,880 124,889 81,715 3,544,309 - 3,544,309
セグメント間の内部
- 4,777 - - - 4,777 △4,777 -
売上高又は振替高
計 1,329,529 223,071 1,789,880 124,889 81,715 3,549,087 △4,777 3,544,309
セグメント利益
719,772 △4,200 323,423 22,987 △47,539 1,014,442 △330,191 684,250
又は損失(△)
その他の項目
減損損失 - 34,680 - - - 34,680 - 34,680
(注) 1. セグメント利益又は損失の調整額△330,191千円には各報告セグメントに配分していない全社費用
△356,164千円及びセグメント間消去取引25,972千円が含まれております。
2. セグメント利益又は損失の合計額と調整額の合計は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3. セグメント資産及び負債の金額は、事業セグメントに配分していないため、開示しておりません。
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ギークス株式会社(7060) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 272.03円 321.99円
1株当たり当期純利益 47.96円 37.78円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 44.66円 36.74円
(注)1.当社は、2018年11月14日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。また、2019年9
月1日付で普通株式1株を2株に分割する株式分割を行っております。上記では、前連結会計年度の期首に
これらの株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益
を算定しております。
2.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下の通りでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 411,610 390,651
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
411,610 390,651
(千円)
期中平均株式数(株) 8,582,444 10,339,413
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 411,610 390,651
普通株式増加数(株) 633,594 292,615
(うち新株予約権(株)) (633,594) (292,615)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当
たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概 - -
要
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下の通りであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 2,737,377 3,356,232
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 242 167
(うち新株予約権(千円)) (-) (-)
(うち非支配株主持分(千円)) (242) (167)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 2,737,134 3,356,064
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
10,061,840 10,422,960
普通株式の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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