7049 M-識学 2020-04-13 15:00:00
2020年2月期決算説明資料 [pdf]

 2020年2月期 決算説明資料

  2020年4月13日
  東証マザーズ(7049)




©識学 co.,Ltd.       1
目次



 ① 会社概要・ビジネスモデル

 ② 2020年2月期決算概況

 ③ トピックス

 ④ 2021年2月期業績予想について

 ⑤ 参考資料




©識学 co.,Ltd.          2
会社紹介




                         「識学」を広める事で
                       人々の持つ可能性を最大化する

                              識学とは


                 人が事象を認識し行動に至るまでの思考の働き(=意識構造)を、

                  5つの領域で説明した意識構造に着目した独自の理論であり、

               人の意識構造を対象に誤解や錯覚の発生要因とその解決策を提示するプロセス


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 ビジネスモデル(1/2)
 主たるターゲットは、成⾧期にある中堅・中小企業。従業員数が大きく変化している企業や従業員定着率に課
  題を抱えている企業などが対象
 一般社員向けの研修ではなく、経営陣・幹部層へのアプローチが主体。経営層を起点に組織マネジメントを推
  進するメソッドを確立




                                                 経営陣     メイン

                                                 幹部層
                  当社
                                                  浸透

         起点アイテム          継続アイテム
                                                管理職層
  • 識学メソッドの提供          • 識学実践支援
  • トレーニング               プラットフォーム
                                                一般社員層
  • コンサルティング             の提供


                                          組織マネジメントに悩む企業
                                    (モチベーション管理・慢性的な人材不足・人材教育の切迫化)

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 ビジネスモデル(2/2)
 導入期から定着・継続運用までの当社の提供するサービスの利用イメージは以下のとおり
 マネジメントコンサルティングにより、組織改善を行い、プラットフォームサービスで改善された組織の状態を維持


                導入期(1~3ヶ月)        浸透期(4~6ヶ月)              定着/運用(7か月~)

                 マスタートレーニング
                                                 「識学」に基づく組
                                                  織運営の実現
  マネジメント                         浸透パック・集合研修     (内部資源の活用)
 コンサルティング
                                                 評価制度構築              M&Aによる外部
                                                                      資源の活用
                                                          経営者のためのM&Aトレーニング



                                     識学クラウド動画(理解・復習)
                                      識学サーベイ(実態把握)           改善された組織
                                                              運営を維持
                                                             →継続サービス
 プラットフォーム                           識学クラウド評価制度(運用支援)




                        識学会員サービス 識学を用いた課題解決の事例共有や会員同士の交流(理解・運用支援)



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 サービス内容
マネジメントコンサルティングとプラットフォームの具体的なサービス内容と価格帯は以下のとおり
                 サービス区分                  サービス詳細             価格


                           マスタートレーニング(経営者向け)
                           ・面談形式の識学におけるベーストレーニング

                                                           120万~
                           浸透パック
                                                        (12回コースの場合)
                           ・動画学習集合研修でマスタートレーニングの理論を学習

          マネジメントコンサル       評価制度構築
                           評価制度構築のコンサルティングを実施

                           集合研修(管理職向け)                  1時間当たり10万~
                           識学における「位置」「結果」を中心に講義型にて実施

                           経営者のためのM&Aトレーニング                 120万~
                           ・経営者を対象にしたマンツーマンのトレーニング      (12回コースの場合)
                           識学クラウド
                           ウェブ上で顧客の識学実践を支援するクラウドサービス
                           識学クラウド組織診断                    IDベースで課金
                           識学クラウド動画復習                   月額30,000円~
                           識学クラウド評価制度運用支援
                プラットフォーム   識学クラウド日常業務支援

                           識学会員サービス
                           低額で識学トレーニングを継続できるサービス        1社あたりの課金
                           定期的なトレーニング                   月額30,000円~
                           識学会員同士の交流

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 ①はじめに
 顧客獲得ルート
 顧客獲得ルートは実質的に紹介(紹介+紹介代理店)経由が約70%
 紹介の割合が多い事により、「識学」の満足度が高いことが推定
 既存顧客の紹介が7割のため、獲得効率が非常に高い
▍顧客獲得ルート実績                         ▍獲得顧客数の増加イメージ



紹介代理店                   Webリード
 約2割                                    獲得顧客からの紹介が中心
                         約3割            であるため、顧客数が順調に
                                          積み上がるモデル。
                新規顧客                      (次ページ参照)
                獲得ルート


顧客からの紹介                                                           540
  約5割                                                    457
                                                 308
                                          156
                                  58

                                 2016/2期 2017/2期 2018/2期 2019/2期 2020/2期



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 ①はじめに
 契約社数がストックのように積み上がるモデル
 マネジメントコンサルティングサービス契約企業様からの口コミでの紹介が中心
 識学受講済企業が増えれば、より安定的な顧客拡大が見込める状態(フローとストックの中間に位置する半ストック型)

                             口コミ・紹介


                       顧客                   潜在顧客              潜在顧客    潜在顧客
                                 口コミ・紹介

                                                   潜在顧客                      潜在顧客
                             顧客                    (顧客化)
                                                               潜在顧客
      当社                                    潜在顧客                      潜在顧客
                                  口コミ・紹介

                                                    潜在顧客                     潜在顧客
                                                   (顧客化)       潜在顧客
                            顧客
                                            潜在顧客                      潜在顧客
                                  口コミ・紹介

                                                                             潜在顧客
                       顧客                   潜在顧客
                                                                      潜在顧客
                                            (顧客化)          このサイクルが常
                                                              態化

      受講済企業様の口コミ紹介によ
       り新たに新規顧客を獲得                        効率的な新規開拓基盤となっているため、戦略的な
                                             広告宣伝費の投資が可能な状態へ。

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 ①はじめに
 一定基準以上の講師を育成できるコンテンツ力
論理的かつ汎用性が高い「識学メソッド」と講師育成体制により
講師個人の能力に依存せず、一定基準以上の品質を保有した講師育成が可能



     「識学」メソッド         ×            「識学」に基づく育成体制                          識学講師の育成



  ■トレーニングカリキュラム


                「識学」のインプット、ロールプレイング、テスト(研修期間約3か月)

          領域Ⅰ認識       領域Ⅱ確定         領域Ⅲ確定       領域Ⅳ消化        領域Ⅴ設定        講師認定
    思
    考     自分の位置を正しく   何をいつまでにするか    結果に到達するため   必要な変化を抑制・    目標の性質を正しく    テスト合格
    の        認識           確定        に必要な変化を認識   回避しようとする要素   理解し目標達成への      +
    5                                              を消化       行動順位を明確に
                                                                         社内基準達成
    領
    域           位置       結果            変化          恐怖          目標

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 ①はじめに
 売上高の継続的成⾧のための戦略
最重要KPI:「講師数」と「講師一人当たり売上高」
 「識学」メソッドは汎用性が高く、当社の品質管理体制により、一定基準以上の品質を保有した講師育成が可能
 講師数の増加と講師一人当たり売上高の上昇により、更なる売上増加を目指すことが可能



        講師数の増加
                 ×               講師一人当たり売上高




   講師の品質管理
   採用活動強化               基本サービスのマスタートレーニング以外のサービスの受注
   適正な評価制度              (ex.浸透パック等の受注により組織への浸透を加速)
                         経営者のみならず、幹部層・管理職層へ識学導入




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既存事業の成⾧イメージ

講師数100名体制を早期に構築し、今後3年間で更なる成⾧を図る
                講師数20名以下              講師数20名~40名
               役員講師へ売上依存              役員講師の売上依存率低下                  講師数40名~100名




                                                                                            売上
                                                                                            営業利益




     2016/2期      2017/2期   2018/2期   2019/2期   2020/2期   2021/2期      2022/2期    2023/2期

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2020年2月期決算概況



 ① 会社概要・ビジネスモデル

 ② 2020年2月期決算概況

 ③ トピックス

 ④ 2021年2月期業績予想について

 ⑤ 参考資料




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 事業KPI(1/2)
 2020/2期の従業員数は69名(講師数31名、講師候補8名)
 2020年4月時点で講師数は41名、講師候補は9名、内定承諾済4名
 入社後8ヶ月目以上講師の一人当たり売上高: 2020年2月期の通年平均で420万円
▍講師一人当たりの売上高(※)                                                ▍講師数推移                                             (人数)

  (百万円)
                                                           50
                                                                               プラットフォーム/新規事業拡
                                                           45
                                                                               大のため講師の配置を転換
    4.5
                                                           40
    4.0                                                    35

    3.5                                                    30
                                                           25
    3.0
                                                           20
    2.5                                                    15
    2.0                                                    10
                                                               5
    1.5
                                                               0
    1.0                                                                1Q     2Q     3Q     4Q   1Q   2Q     3Q     4Q
                                                                               2019/2期                 2020/2期
    0.5
                                                          講師候補         -      -      -      3    9    5      6      8
    0.0
          1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    品質管理         -      -      -      -    1    1      1      1
                 2019/2期                 2020/2期          新規事業         -      -      -      -    3    3      3      3
  講師全体    2.7   2.8   3.2   3.2   4.0   3.5   3.8   3.4   講師           20     24     25     22   21   26     29     31


 (※)講師の売上高÷講師人数にて算定                                                (※)講師数には新規事業部署で稼働している人員1名含む


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 事業KPI(2/2)
 マネジメントコンサルティング:累計契約社数は1,519社(前期比+540社 前期比+55.2%)
 識学クラウド契約件数(プラットフォーム):244社(前期比1.5倍の成⾧)
 識学会員社数(プラットフォーム):270社(前期比4.7倍の成⾧)
▍累計契約社数(マネジメントコンサルティング)                           (社数)            ▍プラットフォームサービスの契約社数                     (社数)

                                                     1,519
                                            1,378
                                    1,242
                            1,105                                     プラットフォームサービス強化
                      979                                                により大幅成⾧                            270
                866
                                                                                                    184
       722                                                                                    158                 識学会員数

609                                                                                     122                       識学クラウド契約件数


                                                                                  57

                                                                            37
                                                                                                    225     244
                                                                      23                192   210
                                                                                  159
                                                                            122
                                                                      86
                                                                 51
 1Q     2Q      3Q    4Q     1Q      2Q      3Q          4Q      1Q   2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q      4Q
         2019/2期                      2020/2期                          2019/2期                 2020/2期
 ※累計契約社数は有料契約企業のみを対象                                          ※プラットフォームサービス売上に計上されている識学会員数/識学クラウド契約件数を対象

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 業績ハイライト
売上高は1,720百万円(前期比+37.5%)
EBITDAは322百万円(前年同期比+27.4%)

                                  実績                            予算
            (百万円)   2020年2月期    2019年2月期                 2020年2月期
                                             前年同期比                   進捗率
                       (連結)        (個別)                     (連結)

 売上高                    1,720       1,251    +37.5%          1,755   98.0%
 売上総利益                  1,486       1,099    +35.2%          1,457   102.0%
  (売上総利益率)              86.4%        87.8%           ー       82.9%         -

 販売費及び一般管理費             1,203          852   +41.1%          1,177   102.2%
 (人件費)                    468          309     +51.6%          453    103.3%

 (広告宣伝費)                  246          226     +8.9%           244    100.9%

 (その他販管費)                 487          316     +54.0%          478    101.9%

 営業利益                    283           247   +14.6%            280   101.1%
 EBITDA                  322           253   +27.4%            336   96.0%


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 売上高及び営業利益の推移
マネジメントコンサルティング: 受注が順調に推移し、1,562百万円(前期比+29.8%)
プラットフォーム:サービス強化・推進の効果により、157百万円(前期比 3.3倍の成⾧)

      ▍売上高推移                      (百万円)                    ▍営業利益の推移              (百万円)




                           1,720
                            157
                                                                         前期比
                                                                                  283
                  前期比
                 +230.2%                                      247       +14.6%
      1,251
         47


                                          プラットフォームサービス
                                          マネジメントコンサルティング
                  前期比
                 +29.8%    1,562
       1,204




       2019/2期             2020/2期                            2019/2期            2020/2期


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      サービス別売上高推移(マネジメントコンサルティング)
 四半期売上は411百万円(年末年始による実稼働日数の減少と営業日数が3Q 60日→4Q 57日と
  減少したことに起因して前四半期から20百万円減少)
 営業日数の影響によって、四半期売上は微減したものの、受注残高は前期比+48.8%の500百万円
 ▍売上推移                                                                         ▍受注残高
(百万円)

500                                                                    40.0%

                                                       431
                                                               411
                                                                                                       500
       34.9%   35.2%                           381
                                                                                              前期比
                                       338                                                   +48.8%
                       328     326
               304
                       25.6%                                                        336
        244                    23.9%
250                                                                    20.0%



                                               15.9%
                                                       14.2%
                                       11.5%                   11.7%




 0                                                                     0.0%
        1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q

                 2019/2期                         2020/2期
                                                                                   2019/2期            2020/2期
                       マネジメントコンサルティング            役員売上比率


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 サービス別売上高推移(プラットフォームサービス)
 契約社数の積み上がりにより、四半期売上は56百万円(前年同四半期の3倍成⾧)
 ストック売上比率も着実に上昇し、安定的な収益基盤を構築
 ▍プラットフォームサービスの売上推移
 (百万円) 60                                                                                          14.00%
                                                                                          12.05%

                                                                                                   12.00%
        50

                                                                               8.76%               10.00%
        40
                                                                    7.98%
                                                       7.28%                                       8.00%
        30
                                             5.35%
                                                                                            56
                                                                                                   6.00%
                                    4.20%
        20                                                                           41
                        3.33%                                                                      4.00%
                                                                      33
                                                            26
        10      1.74%
                                              18                                                   2.00%
                                        14
                         10
         0
                 4                                                                                 0.00%
                 1Q      2Q             3Q    4Q            1Q        2Q             3Q     4Q

                              2019/2期                                      2020/2期

                                             プラットフォームサービス        ストック比率


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 2020/2期 営業利益の増加要因

人員の積極採用・開発・本社移転等の投資を行いながら、前期比+14.6%の283百万円



 (百万円)


           468   △215



                        △32
                              △20   △20
                                              △30
                                                      △55
                                                               △58
                                                                     283
247
                                           ファンド・新規事業(固定費)+27百万円
                                          所得増加による租税公課(固定費)+5.1百万




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トピックス



 ① 会社概要・ビジネスモデル

 ② 2020年2月期決算概況

 ③ トピックス

 ④ 2021年2月期業績予想について

 ⑤ 参考資料




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 経営者のためのM&Aトレーニング(旧M&A顧問サービス)
 企業の経営者のM&Aに対する”誤解”や”錯覚”を取り除き、経営者がM&Aを正しく実行できる状態を作り出すこ
  とを目的とする「M&A顧問サービス」を2019年6月よりサービス開始


▍M&A顧問サービスの特徴             ▍トピック

                             項目                  トピック

                                       2019/6サービス開始
                                       認知獲得を目的に、「経営者のためのM&Aトレーニン
                                        グ」へ名称を変更
                           2020/2期
                                       2020/2月末時点で契約社数は28社
                                       既存企業からの流入により獲得コストをかけずに受注
                                        が可能な状態


                                       市場環境が不透明な中でM&Aのニーズは増加する
                           2021/2期以
                               降
                                        と想定されるため、引き続き既存顧客への導入及び
                                        新規顧客獲得を積極的に進める




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 識学ファンド
 ファンド組成及びファンドへの投資により、投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、「識学
  理論の実践」による事業拡大の実現をサポート
 投資先企業の事業拡大を通じて、「識学」のさらなる有用性を証明につなげていく


▍識学ファンドのスキーム                                           ▍トピック
                              識学1号投資事業有限責任組合            項目                  トピック
                               (GP:識学 LP:事業会社等)
                出資                                                2020/1 投資先1社決定
                                                       2020/2期
                            ■対象となるステージ                            2020/2末 投資検討先2社
                            ・「識学」受講企業又は「識学」導入予定の企業で、
                            以下のような企業
                            ・上場準備企業
                            ・上場企業
                                                       2021/2期    2020/3 株式会社Surpassへの投資実行
 当社                                                      以降       2020/4 投資検討中の案件3社
                              資金の拠出


                            <投資先企業>




          組織コンサルティングの提供
          ・マネジメントコンサルティング
           ・プラットフォームサービス




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 識学キャリア

識学的組織とその組織で働きたい人をマッチング
“識学”という共通項によりマッチング確率を高くなるという点が差別化要因
転職は”ゴール”ではなく、”成⾧”の機会であることを前提としたマッチングを実施

▍識学キャリアのスキーム               ▍トピック
                           項目                  トピック

                                     求人企業 20社
                          2020/2期    キャリアセミナーの実施
                                     候補者との面談実施


                          2021/2期    Webを中心としたキャリアセミナーの実施
                            以降       YouTube/LINEを活用し求職者候補へ訴求




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 福島スポーツエンタテインメントへの経営参画

「識学」を用いた”勝つため”の組織作りにより、さらなる成⾧が見込めることから買収を決定
識学×スポーツ×事業再生を実現することで、「識学」の有用性の証明につなげる



         福島スポーツ:会社概要                                      業績推移

 会社名       株式会社福島スポーツエンタテインメント                百万円    2017/6期   2018/6期   2019/6期

           プロバスケットボールチーム"福島ファイヤーボンズ"の運営       売上高        192       202       216
事業内容       プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)の
           試合興行グッズ・チ ケット販売
                                              営業利益      △16       △27          1
 所在地       福島県郡山市

                                              総資産         44        16        13
 代表者       代表取締役社⾧ 宮田 英治

                                              純資産       △39       △64       △63
取得価格       8,500万円(議決権所有割合56.4%)



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2021年2月期業績予想について



 ① 会社概要・ビジネスモデル

 ② 2020年2月期決算概況

 ③ トピックス

 ④ 2021年2月期業績予想について

 ⑤ 参考資料




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2021年2月期業績予想について


2021年2月期の業績予想については、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により業績予
想への影響が予測できない状況であるため、業績予想の公表を見送ることといたします。
今後、予想が可能となった時点において、速やかに業績予想を公表いたします。


なお、新型コロナウィルス感染症の感染拡大による影響が収束するまでの当面の間、「月次売
上高」を開示することによって投資家の皆様の投資判断に有用な情報を提供してまいります。


ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

次ページ以降に現時点での当社の事業戦略を記載しております。
2021年2月期の業績予想を公表した時点において改めて投資家の皆様へ2021年2月期の事業戦略説明資料
を公表させていただきます。


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2021年2月期の事業戦略

  既存事業について(マネジメントコンサル・プラットフォーム)
 • 講師の20名~25名の採用によってさらなる売上拡大を目指す
 • 組織運営という分野で業界のスタンダードの位置を獲得するために広告宣伝費へ積極投資


  新規事業について(識学ファンド・識学キャリア)

 ファンド:レイター&アーリーステージの企業への投資実行、EXITに向けた投資先への支援
 ファンド:識学ファンドのコンセプトへ理解を得られる企業に対してLPとしての出資依頼
 キャリア:Youtube/LINEを活用した求職者登録の誘因&体制構築による「就労希望者」の獲得


  福島スポーツエンタテインメント
 • 立教大学ラグビー部ヘッドコーチを担った講師1名を役員として派遣し、組織運営の改善を実施
 • スポンサー収入拡大に向けた営業体制の構築し、営業の行動量増加を図る
 • 識学及び識学の顧客企業との連携により、集客施策の実施




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 既存事業について(マネジメントコンサルティング)

• 講師の20名~25名の採用により、講師数50~55名の状態とし、さらなる売上拡大を目指す
• “紹介経由の獲得70%”と獲得効率が高く、広告宣伝費を抑えても顧客獲得が可能なビジネスモデル
  組織運営という分野で”業界のスタンダード”の位置を獲得するための広告宣伝費を積極投資

                   講師数              (単位:人)                                  獲得コスト単価                                    (単位:千円)


                                                                          紹介7割のため
                                                                       獲得コスト単価は下がっていく
                                      100      5,000,000
                                                                     →広告宣伝費は抑えても受注が可能                        400




                                               4,500,000
                                                            346
                                                                                                             350




                          75~80
                                                                                                                    “将来のさらなる成⾧”に
                                               4,000,000




                                                                      281                                    300




                                               3,500,000
                                                                                                                     必要な施策に対して
                50~55                                                                                        250
                                                                                                                       投資実行
                                               3,000,000




                                               2,500,000                                                     200



                                                                                                                       受注額
                                                                                                                       獲得コスト単価
   31
                                               2,000,000

                                                                                                             150




                                               1,500,000




                                                                                                             100




                                               1,000,000




                                                                                                             50

                                                500,000




                                                      0                                                      0




 2020/2期        2021/2期   2022/2期    2023/2期               2019/2期   2020/2期   2021/2期   2022/2期   2023/2期
  (実績)                                                      (実績)     (実績)                                          獲得コスト単価=広告宣伝費÷受注件数


 ©識学 co.,Ltd.                                                                                                                    28
 既存事業について(プラットフォーム)

• 識学会員 : マネジメントコンサルティングの導入企業に対して、加入を促進
         定期的な訪問や勉強会を通じて「識学」の定着と追加受注の機会を創出する
• 識学クラウド:「識学」の組織で浸透・定着を図るためのコンサルタントの人員を増強
         継続率向上のためシキラボ社による機能拡充やサービス改善を継続的に実施

                      契約件数推移                     (単位:社数)               プラットフォーム売上                 (単位:千円)




                      270
                184
         158                                                                56
  122
                                                                       41
                                                                33
                225   244                                  26
  192    210



  1Q     2Q      3Q   4Q      1Q     2Q     3Q      4Q     1Q   2Q     3Q   4Q   1Q   2Q     3Q      4Q

           2020/2期                    2021/2期                    2020/2期               2021/2期

                 識学クラウド契約件数        識学会員数

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 新規事業について(識学キャリア)

• 契約社数1,519社の顧客基盤を有効活用、LINEの活用/セミナー実施により求職者の獲得を進める
• サービス開始1か月で契約社数40社以上、求人案件60件を超える




                             当社




                求人企業                          求職者
                                  【戦略】求職者の増加、内定・承諾者の創出
【戦略】経営陣・幹部層へのコンサルティングサービス提
                                  • キャリアに関するセミナーの実施
    供という性質を活かし求人案件増加を目指す
                                  • LINEやYoutubeを活かした求職者の識学的組織
• 経営層との密な連携により非公開求人獲得
                                    での就労意欲の創出
  (60案件を超える求人案件)
                                  • 内定・承諾者の成約に向けて専属のキャリアアドバ
• 契約企業に対して人材需要の掘り起こしのための営
                                    イザー2名、事務1名の体制により行動量の増加
  業活動の実施




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新規事業について(識学ファンド)

• 識学により改善余地の大きい会社に対して、ヒト・カネ・識学を提供し、成⾧を促進
• 出資総額及び投資件数をKPIとして、アーリーステージ、レイターステージへの投資を実行していく
• 2020年3月に1号案件として株式会社Surpassへ投資を実行

      ▍1号案件としてSurpass社へ出資   ▍識学導入による実績
                             2019年IPO企業のうち7社が識学導入企業
                             識学ファンドの投資対象となる企業群で、すでに識学は多くの導入実績を誇る




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 福島スポーツエンタテインメント(福島SE)への経営参画

• ”成⾧するための組織作り”として講師を役員として派遣し、福島SE及びチームの組織改善
• 利益体質へと転換するために、営業体制の構築・人員増強によりスポンサー収入拡大を実現する
• 識学のマーケティングノウハウの活用、識学の顧客との連携により、集客も強化

                現時点                                                      2021/2期
                                                                           2月

 時系列



           収益拡大       スポンサー収入拡大に向けた営業体制の構築(体制構築と行動量の増加によりスポンサー収入拡大が可能)




           組織改善       立教大学ラグビー部ヘッドコーチを担った講師を役員派遣し、福島SE及びファイヤーボンズの組織強化



                  人員増強           スポンサー営業、集客スタッフ人材の採用(地元での雇用創出)



                       集客強化        識学のコンテンツ、識学の顧客及び提携先との連携による集客強化



                                                                  さらなる成⾧が可能な
                                                                   組織状態へと転換


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参考資料



 ① 会社概要・ビジネスモデル

 ② 2020年2月期第3四半期決算概況

 ③ トピックス

 ④ 2021年2月期業績予想について

 ⑤ 参考資料




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 市場規模

日本の企業数は約358万社と、「識学」の拡大余地は大きい
業種への偏りは少なく、どの業種でも実践可能であることの証明
 ▍契約企業の業種別割合                                                   ▍日本の企業数と当社シェア



             10.2%                    情報通信・インターネットメディア
                                                                    大企業
      1.5%
    2.1%              18.8%           小売業・卸売業                       約1.1万社
  2.8%                                コンサルティング業・専門サービス(士業)
                                      建設・不動産
 3.6%
                                      医療・介護
3.7%                                  製造業
                業種別                   飲食店・サービス産業
                                                                     中規模企業           累計契約社数1,519社
 5.9%           データ           17.6%
                                      広告代理店・Webマーケティング支援
                                                                     約52.9万社          当社のシェア 0.28%
                                      人材紹介・職業訓練
                                      金融業・保険業
   8.3%
                                      インフラ(電気・運輸等)
                                      その他
          12.3%       13.2%

                                                                     小規模企業           100倍以上の
                                                                     約304万社           拡大余地

                                                           (出展)中小企業庁「中小企業白書」2019年版

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   中⾧期の成⾧イメージ

        「識学」のコンテンツ力を応用した事業展開により、さらなる成⾧の実現を目指す
(売上高)




                     3.投資先の業績向上によるキャピタルゲイン
                        投資先の成功→「識学」の有用性を証明   新規事業
                                             (M&A/識学ファンド等の活
                                             用)

                  2.プラットフォームサービス強化による
                    ストック収益による安定基盤を実現         プラットフォームサービス




   1.講師100名体制の構築 マネジメントコンサル
   ティングの更なる成⾧を実現                             マネジメントコンサルティング




                                                (年度)
                          現時点
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導入実績           ※一部企業抜粋




 東証マザーズ上場企業など、成⾧企業への導入が多い




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 識学について
 人は思考の癖を個別に持っており、その癖のために誤解や錯覚が発生し、行動が阻害される
 識学は、誤解や錯覚を排除し、認識共通化や言動改善を通じて人々の生産性向上を実現するメソッド




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 識学について
 同一の事象を見ても各々のルールが異なるため認識のズレが発生する。
 この認識のズレが誤解であり、すり合わせ行為を行うことそのものがロスタイムである。




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識学について

 給料をもらうから働くという認識は事実の仕組みと一致していない(誤解している状態。)
 事実の仕組みに対して誤解・錯覚している状態では、行動の質及び量にズレが発生する。
   例)●●をしてくれるから頑張れる = ●●してくれないから頑張れない。




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識学と一般的な研修ビジネスとの比較

 識学メソッドを活かした組織運営は、一般的な研修が推奨する組織運営とは対極に位置
 焦点は、未来へのコミットか、今のストレス緩和か、の違い

                識学メソッド                          一般的な研修

          経営陣・幹部層がメイン         研修対象            一般社員層がメイン

        従業員の”未来”にコミット        対策ポイント          従業員の”今”のストレス解消

                マンツーマン         スタイル               集団

           マネジメントの対象外     従業員モチベーション向上の取組み        重要

               評価の対象外        努力の評価                重要

               遠い距離感を推奨     現場との距離感           近い距離感を推奨



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識学メソッドのポジショニング
 識学は経営トップ層へのアプローチ、論理性、マンツーマントレーニングの3点で独自性高い
 組織の変革には、経営層自らが組織の混乱を招かないマネジメントルールの明確化が不可欠

                         マンツーマン・トップからのアプローチ



                一般的な
                                              識学
     情                                             論
     緒          コーチング                              理
     的                                             的
     な                                             な
     ア                                             ア
     プ                       一般的な評価制度              プ
                講演会
     ロ                        構築サービス               ロ
     ー                                             ー
     チ         モチベーション                             チ
               /意識改革系
                トレーニング               スキル系研修


                         集団・中間管理層からのアプローチ

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設立から現在までの略歴



               •当社の基幹理論である「識学」を福富(現 識学研究室室⾧)が20年以上前に「意識構造学」として提
                唱(生産性向上を実現できる組織とそうでない組織、組織が生産性を向上するために必要なことを追究)
  会社設立前




               •2012年:当社代表の安藤が、知人を介して「識学」と出会い、福富から「識学」を受講し、識学を修得。
                個人事業主として、識学に基づく組織コンサルティングを実施
   会社設立        •2015年3月:安藤は「識学」を広めるために、識学の原理論を体系化し、株式会社識学を設立




               •「識学」に基づく組織運営を行い、IPO経験者がゼロの状態で設立4年目で東証マザーズ上場
東証マザーズ上場




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沿革

               2015年3月   東京都渋谷区に株式会社識学を設立(資本金500千円、現 品川区西五反田)
                         マネジメントコンサルティングサービス「マスタートレーニング」を企業向けに提供開始
           2016年10月      大阪支店を開設
                   3月    マネジメントコンサルティングサービス「評価制度構築」を提供開始
                   5月    マネジメントコンサルティングサービスをプロスポーツチーム等のスポーツ分野向けに提供開始
                   7月    プラットフォームサービス「識学クラウド組織診断」を提供開始
                   9月    福岡支店を開設
               2018年2月   プラットフォームサービス「識学クラウド動画復習」を提供開始
                   3月    プラットフォームサービス「識学クラウド評価制度運用支援」を提供開始
                         プラットフォームサービス有料契約の開始
                   5月    プラットフォームサービス「識学クラウド日常業務支援」を提供開始
                   8月    事業承継やM&A領域向けサービスであるプラットフォームサービス「組織デューデリジェンスサービス」を提供開始
               2019年2月   東証マザーズ上場
                   6月    経営者のための「M&A顧問サービス」の開始
                   7月    名古屋支店を開設
                         株式会社シキラボを設立
                         識学導入済み企業を活用したM&Aと資本提携実現のプラットフォーム「識学マッチングプラットフォーム」の開始
                   9月    識学1号投資事業有限責任組合を設立
                         大崎オフィスへ本社を移転
                  10月    働き方改革推進型の有料職業紹介「識学キャリア」を開始



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  導入事例(お客様の声)

 識学導入により、組織内における役割と責任の明確化、組織内における位置認識のズレを改善することによ
  る組織の生産性向上によりお客様の事業・業績拡大に貢献

▍導入企業の声(一部抜粋)

     区分                    導入企業                  導入効果

  業績向上            株式会社オークファン       識学導入直後、驚異的に利益を上げて、四半期で過去最高益を達成


  業績向上            株式会社Loop Quest   役割・責任・評価基準の明確化で売上170%UP


 KPIの改善           株式会社グッドスピード      導入1年後に販売台数1.5倍増


                                   役割と責任の明確化によって、工場の生産ラインの不良率が識学導入前と
 KPIの改善           株式会社林産業
                                   比べ半分以下に低下

https://corp.shikigaku.jp/case
お客様の導入事例は上記リンク先に掲載




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  識学実践企業での働き方(従業員の声)

 ▍ワーキングマザーでありながら管理職                                  ▍マーケティング未経験から世界で70社しか選ばれない
                                                      Facebookの事例に取り上げられるまでに成⾧




                                      株式会社識学                                              株式会社識学
                                      労務課 課⾧ 手塚はづき                                        マーケティング推進室 室⾧
                                                                                          小川 大介


識学が隅々まで浸透している職場環境なら                                   まずやってみる。そして素早くPDCAを回して設定された結果達成のためのアク
ワーキングマザーも管理職として大いに活躍できる                               ションを実行していくことで成⾧を続けることができる。




識学では、誰がどの部分の責任を担っているかが明らかで、何か問題が生じた際も                  世界で70社しか選ばれないfacebookでのマーケティング成功事例を作ることができた理由
解決策が即座に提案され、ルール化されて実行に移される。                            は、会社の環境のおかげです。
うまくいかない点があれば、ルールを変更するだけ。全てがシンプル。                       業務の進め方は、各々に任されています。会社から月末までの結果設定があり、達成に向
                                                       けたアクションは好きにやってくださいという形です。このようにアクションに口出しされません。そ
部下の管理も同様で、このメンバーの力をもっと引き出してあげようとか、モチベーショ
                                                       の分言い訳はできません。月末までに目標を達成する為に、短い期間での目標設定を自ら
ンを高めるにはどうしたらよいかなどを考える必要は一切ない。
                                                       行い、素早くPDCAを回していくことになります。
そうした風土なので、ワーキングマザーとしてはとても働きやすく自分の仕事が終われ
                                                       自社でも識学を取り入れて、自社の成⾧に繋がっています。識学によって、自分自身がやら
ば気兼ねなく帰宅できる。                                           なければいけない責任感が生まれ、自立して動くことが促されています。


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