7049 M-識学 2021-04-09 15:00:00
「ハンズオン支援ファンド組成」に向けた基本合意に関するお知らせ [pdf]

                                                    2021 年4月9日
各 位
                              会   社   名     株   式   会   社   識   学
                              代表者氏名 代表取締役社長 安藤広大
                               (コード番号 7049          東証マザーズ)
                            問合わせ先 執行役員経営推進部長 佐々木大祐
                               ( T E L : 0 3 - 6 8 2 1 - 7 5 6 0 )

       「ハンズオン支援ファンド組成」に向けた基本合意に関するお知らせ

2,000 社超のコンサルティング実績の識学✕PE ファンドのプロフェッショナル新生企業投資株式会社
            による「成長支援型コーポレート PE ファンド」組成に向けて


 当社は、本日新生企業投資株式会社(以下、SCI 社)との間で、共同でハンズオン支援ファンドの組成
を検討する旨の基本合意書の締結を行うことを決議したので、下記のとおりお知らせいたします。


1.ハンズオン支援ファンド組成検討の目的及び背景
 当社は、「『識学』を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という企業理念のもと、独自メソッドであ
る「識学」に基づく組織コンサルティングを 2,000 社を超える企業へ提供してまいりました。また、2019 年 10
月には識学 1 号ファンドを立ち上げ、2020 年 11 月には投資先が IPO を実現し、当社の投資判断やソー
シング活動に独自性があり、このスキームが当社成長に寄与してくると考えております。また、連結子会社の福
島スポーツエンタテインメント株式会社、株式会社シキラボ、関連会社の株式会社 Surpass に対して”ハンズ
オン支援(識学講師を経営陣として派遣する形式)“を既に実践しており、この方法が組織改善速度を速め
ていると認識しております。
 上記のような実績をもとに当社は 2021 年 3 月 17 日付「中期経営計画(2022-2024)」において、
当社グループの今後の中長期の成長戦略として「事業領域の拡大」を掲げており、この戦略のうち、「ハンズオ
ン支援ファンドの組成による投資事業」は重点的に資源を配分して立ち上げていく予定としております。
 本取り組みをより強化するため、当社単独で行うのではなく、多数の実績を有する金融系の投資ファンドと
共同でファンドを組成する事で”単なるリスクマネーを投資する PE ファンド”ではなく、”「識学」による組織改
善による経営支援×金融系ファンドによる金融・ファイナンスという観点での経営支援”という独自性を持
ち、かつ、投資先のバリューアップに強固にコミットする”成長支援型コーポレート PE ファンド”というポジショニ
ングでハンズオン支援ファンドを立ち上げることが可能になると考えております。今回、プライベートエクイティファ
ンドとして豊富な投資実績をもつ SCI 社と上記のハンズオン支援を行う共同ファンド組成について、前向きに
検討を行う事となったことから、基本合意書を締結するにいたりました。
 当該、ハンズオン支援ファンドの組成に伴い、既存事業である組織コンサルティング事業・VC ファンド事業と
比較して”より直接的な支援”が可能となり、それぞれの事業の間でのシナジー効果も見込まれると考えており
ます。
■各事業ごとの支援体制等の比較表
      項目        区分     投資先に対する                支援体制
                        出資比率
組織コンサルティング
               既存事業    無し          サービスカリキュラムに応じて識学メソッドの実践
      事業
 VC ファンド事業             10%未満       上場経験者や専門家によるサポート
               既存事業
(識学 1 号ファンド)           (目安)        ※月に数回の面談・電話での相談対応
ハンズオン支援ファンド            33.4%以上(予   識学講師が常駐し、直接的な組織改善の徹底、経
               新規事業
 (新規事業)                定)          営管理体制の構築
 上記スキームが整うことで、相互間におけるシナジー効果も出てくる見込みです。




2.ファンド概要
名称              新生識学1号投資事業有限責任組合(仮称)(以下、本ファンド)
出資総額            20 億円(予定)※1
投資対象            当社及び SCI 社による経営支援及び事業支援により、企業価値の向上又
                は改善が見込まれる企業
投資先に対する         33.4%以上(予定)
出資比率
 ※1   2021 年 3 月 17 日付で公表いたしました「第三者割当による第4回新株予約権(行使価
      額修正条項付)の発行及びファシリティ契約の締結に関するお知らせ」で公表している資金使
      途である「識学ハンズオン支援ファンドへの出資資金 1,000 百万円」を本ファンドへ充当する
      予定です。
 ※2 上記はあくまでも現時点での予定であり、今後変更の可能性があります。正式に決定がなされた際
      には、改めて開示いたします。
  3.相手先の概要
(1)名                 称    新生企業投資株式会社
(2)所         在       地    東京都中央区日本橋室町二丁目 4 番 3 号
                          YUITO/日本橋室町野村ビル
(3)代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名      代表取締役社長 松原 一平
(4)事     業       内   容    プライベートエクイティ業務
(5)資         本       金    5,000 万円
(6)設    立    年   月   日    2012 年 11 月
(7)大 株 主 及 び 持 ち 株 比 率    株式会社新生銀行 100%
(8)上 場 会 社 と当 該会 社 の関 係   資本関係          該当事項はありません。
                          人的関係          該当事項はありません。
                          取引関係          該当事項はありません。
  ※当該会社の財務数値については、その情報を入手していないため非開示とします。


  4.日程
   (1)取締役会決議日、基本合意契約締結日                 2021 年4月 9 日
   (2)本契約締結日                            未定


  5.今後の見通し
   当社グループの 2022 年 2 月期の損益状況及び財政状態に及ぼす影響は軽微と見込んでおります
  が、長期的に当社の業績向上に寄与するものと考えております。
  また、今後当社グループの業績等に重要な影響を与える事象が発生した場合は、適宜開示いたしま
  す。 ※本適時開示記載の情報は発表日現在の情報です。