7047 M-ポート 2020-03-31 15:30:00
通期業績予想の修正及び新型コロナウィルス感染症への対応状況及び影響等についてのお知らせ [pdf]

                                                              2020 年3月 31 日
各   位
                               会社名    ポート株式会社
                               代表者名   代表取締役社長     春日 博文
                               (コード番号:7047 東証マザーズ、福証 Q-Board)
                               問い合わせ先 取締役副社長      丸山 侑佑
                                                TEL. 03-5937-6466



                  通期業績予想の修正及び
        新型コロナウィルス感染症への対応状況及び影響等についてのお知らせ

 最近の業績動向を踏まえ、2019 年5月 13 日に公表しました 2020 年3月期(2019 年4月1日~2020 年
3月 31 日)の通期業績予想を、下記のとおり修正しましたのでお知らせいたします。

                                記

1.2020 年3月期通期の個別業績予想数値の修正(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
                                                                1株当たり
                売上高         営業利益        経常利益        当期純利益
                                                                当期純利益
                  百万円         百万円         百万円         百万円           円 銭
前回発表予想(A)
                   3,819        685         639         543          48.16
今回修正予想(B)          4,120        710         700        未定             未定

増減額(B-A)              301          25          60        ―

増減率(%)                7.9       3.7         9.5          ―
(参考)前期実績
                      3,039      542     517      549    50.22
(2019 年3月期)
 (注) 1.当社は、2018 年9月3日開催の取締役会決議により、2018 年9月4日付けで普通株式1株
        につき 10 株の割合で株式分割を行っております。前期実績における1株当たり当期純利益
        については、2018 年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。
     2.当事業年度において、新株予約権の行使により 165 千株発行済株式が増加しております。ま
        た、2019 年8月 13 日に自己株式を 457 千株取得しております。2020 年3月期通期の1株当
        たり当期純利益につきましては、これらの影響を考慮した金額を記載しております。


2.修正の理由
 当社はキャリア領域及びファイナンス領域においてインターネットメディア事業を展開しております。
売上高におきましては、キャリア領域においては重要な KPI である会員数、送客数、単価ともにほぼ計
画通りに推移し、またファイナンス領域においてはマーケティング効率の改善により送客数が想定より
も大幅に増加したことが起因しております。営業利益、経常利益におきましては、売上高の増加と各種
コストコントロールの結果、当初計画以上に着地する見込みです。
 なお、当期純利益については今後の中期経営計画の策定における税効果会計の影響等により変動する
可能性がありますので、重要な影響を与える新たな事象が発生しましたら速やかに公表いたします。
3.新型コロナウィルス感染拡大等に伴う事業への影響について
Ⅰ.運営体制について
 当社では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止や従業員を含むステークホルダーの安全確保を目的
に、政府及び東京都の方針に基づき、3月 27 日(金)~4月 12 日(日)の間、従業員に関しては一部
を除き原則在宅勤務(リモートワーク)とするほか、不要不急のイベント参加や社内集会の中止またはオ
ンライン化を実施しております。
 当社はもとより宮崎県日南市にオフィスを構え、日常的にリモート体制での協同業務を取り入れてい
れているなど地理的制約を受けづらい組織体制を構築していること、また当社の事業収益の大半はウェ
ブマーケティング、テレマーケティングによって成り立っているため、現時点で在宅勤務による営業活
動等への影響は発生しておりません。
 今後も国や自治体といった公的機関の方針に基づき、在宅勤務実施の期間延長等、適宜対応してまい
ります。

Ⅱ.マーケット環境と現時点での事業への影響について
  キャリア領域に関しましては、新型コロナウィルスの感染拡大(以下:本件)をうけて、一部大規模
な合同説明会の中止や内定取り消しなど、様々な問題が発生している一方で、内定取り消しを受けた学
生を対象とした特別採用枠を設置する企業やオンライン会社説明会、オンライン面接を実施する企業が
増加するなど、新たな採用活動のトレンドも発生しております。
  また、当社送客サービスにおいて、上記の大規模イベントが送客の全体に占める割合はわずかであり、
2020 年3月期において業績への影響は軽微であります。
  今後に関しましては、現時点では新卒採用市場全体でみると、面接日程の後ろ倒し等の採用スケジュ
ール変化は一部で発生しているものの、新卒就活生に対する企業の採用意欲は継続しているものと考え
ております。特に採用活動のオンライン化などは当社サービスとの親和性が高く、中長期的には新たな
送客ニーズを生み出すものと考えております。
  また行動自粛により活動を控えている就活生も一定数いるものと予想され、就職活動が平年よりも長
期化することはもちろん、今後の自粛解禁後さらに就活生の行動が活性化していくものと考えておりま
す。
  またファイナンス領域に関しましては、もとよりオンラインでの各種サービス申込が主流であるため、
本件によるユーザーニーズに大きな変化は現時点では発生していないと考えております。また当社のマ
ーケティング効率も順調に改善できており、2020 年3月期第4四半期においても過去最高の売上を見込
んでおります。

Ⅲ.今後の見通し
 2020 年3月期の決算発表は 2020 年5月 13 日を予定しておりますが、新型コロナウィルスの感染拡大
及び拡大防止のための経済活動の停止による 2020 年3月期決算における影響は、現段階では先の通り軽
微であったと考えております。
 一方で経済環境の先行きは不透明さを増しており、2021 年3月期の業績予想の開示については決算発
表と同時に予定しておりますが、数値目標に関しては上限と下限を示すレンジ形式での開示になる可能
性がございます。



※上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績
 は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

                                                    以上