7047 M-ポート 2021-02-12 17:00:00
2021年3月期第3四半期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第3四半期
決算説明資料
ポート株式会社 証券コード:7047
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 2021.2.12 1
目次
01 成長戦略 P.3~15
02 2021年3月期 第3四半期 決算概要 P.16~28
03 中期経営計画 進捗報告 P.29~32
04 【領域別 業績・KPI】 就職領域 P.33~42
05 【領域別 業績・KPI】 リフォーム領域 P.43~49
06 【領域別 業績・KPI】 カードローン領域 P.50~55
07 【領域別 業績・KPI】 新規・その他 P.56~57
08 質問受付・個人投資家向け説明会 P.58~60
09 Appendix P.61~68
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2
01
成長戦略
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Corporate Name
歴史的に港はヒト・モノ・カネの交換機能インフラであった。
大きな市場(=海)に新しいアタリマエ(=港)を創れる会社を目指したい。
Mission
世界中に、アタリマエとシアワセを。
社会課題をテクノロジー×リアルで解決することで、
あったらいいなではなく、なくてはならないを創出し、
全ての人を幸せにしていきたい。
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4
非日常領域
情報の非対称性が高く、意思決定も
難しいことから、ユーザーにノウハウが
乏しく、介在価値が残り続ける。
社会課題領域
経営方針 社会の構造的かつ 重点アプローチ
普遍的な課題を抱えている
「社会課題」領域を前提とし 伝統的な産業。
て、「非日常」「デジタル化遅 デジタル化遅延領域
延」領域であるマーケットに
重点的にアプローチしていく。 技術革新の遅れにより
非効率な状態であり、改善した
際のインパクトが大きい。
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5
PORTが目指す社会
非日常体験の意志決定支援で人々を幸せに
人生での体験回数が少なく、ユーザーにとってノウハウが溜まりづらい、
不透明性の高いマーケットでは、ユーザーの意思決定そのものが社会課題に発展していると考えています。
当社は、それらのマーケットに最適解となるソリューションを創出し、
多くの人々を幸せにし、構造的な社会課題の解決を目指します。
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6
ビジネスモデルについて
各領域においてユーザーと事業者のマッチングをデジタル化(DX)し、
ユーザーの最適な意思決定を支援するビジネスを展開。
マッチングDX
送客
閲覧 (申込等)
ユーザー 事業者
情報提供 送客フィー
サービスの流れ 金銭の授受
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7
マッチングDXとは
ユーザーの情報収集から契約まで一気通貫で意思決定を支援する。
また、事業者の販促活動を効率化することで、サービス提供価値の最大化を支援する。
情報収集 比較検討 申込 契約・手続き
人や
書類などで 書類にて
旧来プロセス 書類などで
比較検討
書類にて
申込 契約・手続き
情報収集
マッチングDX 情報取集から契約までを一気通貫でデジタル化
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8
当社の強み
意思決定の難しい非日常領域において、ユーザー起点(”toC型”)で良質な情報提供をし、
ユーザー集客、顧客獲得を通じて、価値を相乗的に生み出すグッドサイクルを特徴とする。
1 • ユーザーの意思決定が難しい非日常領域に特化して、情報の受
け手であるユーザーファーストなコンテンツを提供(toB型の広告
良質な 掲載型メディアとの違い)
コンテンツ生成 就職の例)toB型→求人サイト、toC型→ノウハウ、対策サイト
• 普遍性が高い (流行性の低い)情報に特化しているため、
コンテンツの長期的なストックが可能
①良質な
1 ②ユーザー
2 2
• 上記のコンテンツとマーケティング技術を駆使することで、継続的か
コンテンツ生成 集客 つ盤石なユーザー基盤を構築(ストック集客)
ユーザー集客 • コンテンツを通じてニーズ顕在化前の情報収集段階の潜在ユー
ザーを集客可能であるため、対象領域に一定興味関心のある
ユーザーを大量獲得することが可能
3
• 盤石なユーザー基盤を武器に、顧客メリットのある成果報酬型モ
④ユーザーの
4 ③ 顧客獲得
3 デルを背景に、広告掲出/送客先となる顧客企業を獲得
選択肢拡張 顧客獲得 ‒ 成果報酬型モデル中心のため顧客は導入ハードルが低く、意
思決定しやすい。また、運用コストの費用対効果が高いプライ
シングを設定。
4
• 顧客企業増加が、ユーザーへの選択肢拡大に寄与する。さらに、
ユーザーの
マッチング効率を高めることによって、ユーザー、企業の課題を解決
選択肢拡張 し、収益を最大化することが可能
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9
マッチングDXの展開イメージ
ユーザーと事業者をマッチングさせるというビジネスモデルが同様であり、
基本的なビジネスフローやKPIは各領域共通しているため、新規参入が容易である。
生産 生産
調達 物流
製造 製造
就職 カードローン
サプライチェーン マッチングビジネス サプライチェーン
最適化
最適化
物流 販売 販売 調達
調達 販売 販売 物流
リフォーム USER 新規
サプライチェーン サプライチェーン
最適化 最適化
生産 生産
物流 調達
製造 製造
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10
成長戦略
各領域のマッチングDXの基盤(ユーザー・顧客)のもと、さらに3方向に事業を拡張させていく。
マッチングDXによるユーザー・顧客基盤
クロスセル サプライチェーン リアルサービス
各領域のユーザー基盤を 顧客資産を活かし、顧客の メディアで獲得した会員基盤に直接
活かしてクロスセル展開 業務効率化、最適化を支援 リアルサービスを提供
キャリア リフォーム
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11
中長期の成長速度
今後10年間、売上高CAGR30%以上を実現していく
現在の成長速度 今後の成長速度
+10億円成長 CAGR30%以上
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2022/3 FY2023/3 FY2024/3 FY2025/3 FY2026/3 FY2027/3 FY2028/3 FY2029/3 FY2030/3
現在の成長速度 今後の成長速度 指数 (現在の成長速度) 指数 (今後の成長速度)
※CAGR:年平均成長率
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12
中期経営計画 要点
CAGR30%以上を目指すため、
以下に積極投資を行っていく
POINT 既存事業の底上げに向けた「コンテンツ投資」「アカウント投資」「システム投資」
POINT 非日常領域への積極的な新規参入(新規事業創出、新規M&A)
POINT クロスセルやサプライチェーン進出による新たなビジネス基盤確立
積極投資に伴い、直近2ヵ年の利益率は低下するものの、
売上高および投資前利益(=調整後EBITDA)を確実に伸ばし、
2023年3月期は売上高100億、EBITDA20億を実現、
中期経営計画以後もCAGR30%以上を実現していく。
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13
中期経営計画 数値目標
売上高の他、M&A等を含めた積極的な投資を実施することからEBITDAを重要指標とする。
各事業の進捗状況や機動的投資判断、利益化の意思決定を行うことができる様、
今期、来期についてはレンジ方式での開示とする。
事業利益を原資にEBITDA黒字内での投資を進めていく。
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
合計
実績 予想 予想 予想
下限 4,103 4,100 7,000 10,000
連結売上高
上限 ー 4,500 7,500 ー
連結 下限 792 0 500 2,000
EBITDA 上限 ー 100 900 ー
調整後連結 下限 792 500 1,500 3,000
EBITDA 上限 ー 900 2,000
単位:百万円
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14
中期経営計画 領域別売上高
既存領域のシェア拡大とともに、積極的な新規事業、M&Aを計画。
12,000 領域別売上高 計画
100億円~ FY2021/3~FY2023/3
領域別売上高成長率
10,000
1,500 +105%
8,000
70~75億円 +188%
1,100 3,070
6,000
+144%
41~45億円 2,280
1,800
4,000
731
1,620
1,256 +139%
2,000
626 3,650
2,560
1,526
0
FY2021/3 FY2022/3 FY2023/3
就職 リフォーム カードローン 新規・その他
単位:百万円
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15
02
2021年3月期 第3四半期 決算概要
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トピックス 2021年3月期 第3四半期 各領域オーバービュー
実績 ビジネスレビュー
全領域において当初計画から上振れ。既存事業である就
職、カードローン領域の売上高は、前年水準を上回る結
売上高 1,241百万円(前年同四半期比+26%)
果となった。新型コロナウイルスによる影響を凡そ脱し、全
全社 調整後EBITDA 313百万円
領域で前年水準を超える売上高を達成。依然として外
EBITDA 163百万円(前年同四半期比▲4%)
部環境の注視は必要であるが、成長トレンドに入りつつあ
る。
売上高 373百万円(前年同四半期比+0.3%)
採用ニーズの回復、オンライン就活への対応により、第3
事業利益 178百万円(前年同四半期比▲8%)
四半期より前年同水準に回復。事業利益率は、第3四
就職領域 【KPI】会員数、顧客数は積極的な投資活動により大幅増
半期からの積極的な投資により減少しているが、ストック型
コンテンツの生成、新規顧客開拓ともに今後の成長に大き
加。一方で、依然として採用活動の回復は軟調であり、1
く寄与する見込みである。
人あたりマッチング数、1人あたり売上高は減少。
売上高 274百万円(前年同四半期比+36%)
コロナ禍におけるリフォーム需要の増加や、対面型の営業
事業利益 76百万円
自粛等によるネット申込も増加し、好調に業績推移。当
※2020年8月より計上
リフォーム領域 社のノウハウのチューニングにより各種KPIも順調に成長。
コンテンツ投資、アカウント投資の体制構築が完了し、第
【KPI】PMIが順調に進捗し、主要KPIである申込数、ユー
4四半期より積極的な投資を開始。
ザー獲得単価は過去最高水準となった。
売上高 402百万円(前年同四半期比+2%) 第2四半期に引き続き、消費需要の回復などを背景に、
事業利益 74百万円(前年同四半期比▲19%) カードローン需要が増加。第2四半期は戦略的広告投資
により事業利益率が低下したものの、顧客予算を確保し、
カードローン領域 【KPI】戦略的な広告投資等により、マッチング数は前年同 第3四半期においては、マッチング効率の最適化により事
四半期比+15%成長。 業利益率が改善。第4四半期については再度、戦略的
アライアンスメディアの売上は順調に増加。 な先行投資を実行。
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第2四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。
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業績ハイライト 2021年3月期 第3四半期会計期間
■コロナ禍においても全領域で前年同期比で成長し、売上高+26%、四半期過去最高売上を更新。
■中期経営計画による投資コストを除く正常収益の指標である調整後EBITDAでは大きく成長。
■M&Aによりのれん償却費が増加したことから、営業利益は▲45%となったが、業績予想に対して進捗良好である。
2021年3月期 2020年3月期
単位:百万円 第3四半期 第3四半期 増減率
連結会計期間実績 会計期間実績
売上高 1,241 982 +26%
EBITDA※ 163 171 ▲4%
調整後EBITDA 313 - -
営業利益 78 142 ▲45%
経常利益 71 140 ▲49%
当期純利益 69 92 ▲25%
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
※調整後EBITDA=EBITDA+アカウント投資+コンテンツ投資+システム投資=Σ投資前事業利益
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第3四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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業績ハイライト 2021年3月期 第3四半期累計期間
■累計の業績は前年同期比 売上高+10%、利益は回復傾向にあり、EBITDA▲43%となった。
■調整後EBITDAでみると、売上高と同様、正常収益は成長トレンドである。
2021年3月期 2020年3月期
単位:百万円 第3四半期 第3四半期 増減率
連結累計期間実績 累計期間実績
売上高 3,082 2,785 +10%
EBITDA※ 291 512 ▲43%
調整後EBITDA 638 - -
営業利益 119 440 ▲72%
経常利益 137 431 ▲68%
当期純利益 92 292 ▲68%
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
※調整後EBITDA=EBITDA+アカウント投資+コンテンツ投資+システム投資=Σ投資前事業利益
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第3四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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売上高の推移
■第3四半期においては売上高は前年同四半期比+26%となり、第2四半期+18%より伸長した。
■各領域ともに、第2四半期から売上高を伸ばし、好調に推移している。
売上高 領域別売上高
1,400
1,400 +26% 1,318
1,241
1,200
+18% 1,200
192
1,081
1,000 195
982
1,000 914 274
888
800 173
800 760
217
600
402
358
600
400 299
400
200 355 373
245
200
0
1Q 2Q 3Q
0
1Q 2Q 3Q 4Q 就職 カードローン リフォーム その他
2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
※リフォーム領域は、7月末に「外壁塗装の窓口」を買収したため、8月から売上計上。
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第3四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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EBITDA・調整後EBITDAの推移
■正常収益力を正しく示すため、投資コストを足し戻した「調整後EBITDA」を開示。
■中期経営計画の達成に向けて、順調な投資進捗。
調整後EBITDAとは EBITDA推移
350
313
300
投資コスト
240
250
売上高
200
164
150 124
調整後 投資コスト
100 85
EBITDA
EBITDA 50
4
0
調整後EBITDAとは、EBITDAに対して、短期収益に関係のない投 1Q 2Q 3Q
資コストを足し戻したEBITDAである。正常収益力を正しく示すため、
2021年3月期
第3四半期より開示。
EBITDA 調整後EBITDA
投資コスト:コンテンツ投資、アカウント投資、マッチング投資
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
※調整後EBITDA=EBITDA+アカウント投資+コンテンツ投資+システム投資=Σ投資前事業利益 単位:百万円
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21
2度目の緊急事態宣言による影響
■各領域、変化に柔軟に対応したことから、2度目の緊急事態宣言の影響は現時点ではまだ不透明なところもあるが、
極めて限定的と思われる。
就職領域
人材会社や求人企業各社が、コロナ禍において、オンラインイベント、オンライン面
〇 接への対応を進めたため、2度目の緊急事態宣言において現時点で影響は限定
的と見込んでいる。ユーザーサイドにおいては、情報収集のデジタル化が促進された
ことにより、想定以上のアクセス数、会員数を獲得している。
リフォーム領域
◎
新型コロナウイルス感染拡大による影響は受けていない。逆に、対面の営業活動
の自粛が広がる中、インターネットを活用した申込は増えている。外壁塗装リフォー
ムの特性上、三密にはならないため、事業者も通常通り業務を行えている。
結果、今後も業績成長にプラスに寄与すると想定している。
カードローン領域
△
金融各社の広告需要は依然として高く、ユーザー獲得には積極的であるため、広
告出稿量の強化により、昨年同水準以上の売上推移を見込んでいる。ただし、消
費者の需要の変動は、前回も数ヵ月後に影響してきていたため、注視が必要。
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22
通期業績における累計期間の進捗状況
■すべての業績指標において、進捗率としては良好である。
■また、就職、カードローン領域は、第4四半期が最も需要期であることから、十分通期達成が見込まれる。
■EBITDA、営業利益に関しても、第4四半期に投資は進めるものの達成できる見込みである。
売上高 EBITDA 営業利益
予想 4,100~4,500 予想 0~100 ▲130~0 予想
進捗 291
進捗 3,082 進捗 119
0 100 200 300 400
0 2,000 4,000 -200
(200) -100
(100) 0 100 200
進捗率 進捗率
68%~75% ~291%
第1四半期に緊急事態宣言の影響 現状良好ではあるが、第4四半期に EBITDA同様、第4四半期の投資を
を受けたものの、進捗は良好である。 おいては、引き続き投資を実行する予 踏まえても、予想を下回る可能性は低
※季節性により毎年第4四半期の比 定。それを踏まえても達成可能性は高 い。
率が高くなる。(前年の同時期進捗 まっている。
率は68%)
単位:百万円
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主な費用の推移
■事業拡大に向けた人員確保による人件費が増加。事業成長に向けた必要コストが微増。(※広告宣伝費は後述)
■売上高対比は前年同期比で広告宣伝費、のれん償却費が増加。
営業費用の推移 売上高対比
1,400 45%
40%
40%
1,200
34%
119 35%
1,000 96 70
20 2 132 16
30%
46 207
215 15
800 80
6 25%
72 21 7 116 163 22%
97 21%
19 11
600 11 6 177 14
20% 18%
169 17%
133 183
491
507 430 15%
400 336
262 278 10%
250 8%
10%
6%
200
233 260 5% 2%
225 225 219 220 207 1% 1%
0 0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
人件費 広告宣伝費 外注費
減価償却費 のれん償却費 その他費用 2020年3月期3Q 2021年3月期3Q
単位:百万円
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売上高広告宣伝費率の推移
■売上高広告宣伝費率は前年同四半期比で5.3%上昇。(次ページで詳細説明)
■
■カードローン領域の集客効率改善もあり、前四半期からは、0.2%改善。
2020年3月期 2021年3月期
第3四半期 第3四半期
34.2% 39.5%
1,400 1,318 45.0%
39.7% 1,241
40.0%
1,200 38.0% 39.5%
1,081
35.0%
977 33.8% 983 34.2%
1,000 32.9%
914
30.0% 29.9% 888 30.4% 30.0%
29.5%
28.0%
800 760
711 715 25.0%
637
600 20.0%
507 490
429
15.0%
400 330 336
262 278
250 10.0%
191 199 214
200
5.0%
0 0.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
売上高 広告宣伝費 広告宣伝費率 単位:百万円
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25
売上高広告宣伝費率の増減要因と対策及び見通し
■リフォーム領域のM&Aを主要因として、売上高広告宣伝費率が想定通り増加。
■リフォーム領域は、すでに前四半期に比べて広告宣伝費率が7%改善しており、計画通り改善が進んでいる。
リフォーム領域 カードローン
全社増減 影響
就職領域
領域
その他
+5.3% +11.9% ▲1.6% ▲4.7% ▲0.3%
カードローンの広告宣伝費率は順調に減少。
要因
要因 今後の対策と見通し
株式会社ドアーズの連結 リフォーム領域の集客効率の改善
8月に買収した「外壁塗装の窓口」を運営する株式会社ドアー 第3四半期の広告宣伝費率は、第2四半期に比べて7%減少
ズにおいては、買収時の説明資料に記載の通り、集客効率の改 しており、順調に集客効率の改善が進んでいる。
善余地が多分に存在しており、広告宣伝費率及び広告宣伝効 今後も、コンテンツ投資、システム投資を通じて、中長期的に広
果はその重要ポイントである。 告宣伝費率を改善していく。
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26
貸借対照表
■自己資本比率は36.1%と前四半期末から上昇傾向にある。(前四半期末:34.4%、前事業年度末:53.3%)。
■のれん純資産倍率は96.8%となった。(のれんに関しては次ページで詳細説明)
2021年3月期
単位:百万円 第3四半期 2020/3末比 2020/9末比 2020/3末 2020/9末
(2020/12末)
流動資産合計 3,612 ▲5 ▲18 3,618 3,630
固定資産合計 2,510 2,171 ▲46 338 2,556
繰延資産合計 26 21 ▲2 4 28
資産合計 6,149 2,186 ▲65 3,962 6,214
流動負債合計 1,692 502 ▲374 1,189 2,066
固定負債合計 2,235 1,579 226 656 2,009
負債合計 3,928 2,082 ▲147 1,845 4,075
純資産合計 2,221 104 83 2,116 2,138
のれん 2,152 2,152 ▲17 - 2,169
単位:百万円
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27
のれんに対する当社評価
■就職領域、リフォーム領域ともに、足元の業績はM&A時の計画以上に推移しており、市場も中長期的に成長(少なくと
も維持)すると予測。今後の見通しも順調なため、中長期的な業績貢献が期待できる。
のれん 若年人口は減少傾向にあるものの、大
学進学率の増加により大学進学者数は
市場 〇 向こう20年横ばい。加えて採用激化に
P.66
合計 2,152 より市場は拡大傾向。
第3四半期は市況感も戻り、事業利
2020年6月末買収 益ベースで計画以上に進捗。会員獲得
業績 〇 も計画以上の結果となり、就職領域の
p.37
業績にも大きく貢献。
※1
600
来期以降市場の回復を鑑みれば、買
見通し ◎ 収時計画以上の進捗を期待できる。
-
2020年7月末買収 新築の施工数は減少傾向であるものの、
リフォーム需要は堅調。また、リフォーム
市場 ◎ 申込のオンライン化により、当社に関連
p.67
する市場は拡大傾向。
※2
1,350 売上、利益ともに買収時の計画比で上
業績 ◎ 振れで進捗し、全てのKPIにおいても良 p.45
好。
見通し ◎ 買収時計画以上の進捗を期待できる。 -
※1:「就活会議株式会社」が運営
単位:百万円 ※2:「株式会社ドアーズ」が運営
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28
03
中期経営計画 進捗報告
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Key Driverについて
売上高を伸ばすにあたっては、マッチング数を増やす必要があり、そのためには、会員数、顧客数およびマッチング数を増加さ
せることが売上高拡大のKey Driverとなる。そのため、Key Driverを増やすための3つの投資をしていく。
売上高
マッチング数
ユーザーサイド Key driver 企業サイド Key driver
ユーザー数 単価 顧客数
コンテンツ投資 システム投資 アカウント投資
差別性のある独自コンテンツを増量し、 マッチング効率を改善するため、 高いリピート率を背景に新規顧客開拓を
会員ストックを増加させる。 1to1マッチングシステムを確立する。 進め顧客ストックを増加させる。
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30
中期経営計画 投資計画
各領域に対して、それぞれ3つのポイントに合わせ投資を進めていく。
投資コストの領域別内訳 投資目的の内訳
収益基盤である就職領域に重点を置き、 マッチング効率を高めるためのシステム投資※をメインに、
投資を実施する。 アカウント投資、コンテンツを投資を実施する。
1,000 FY2021/3 ~ FY2023/3
900
800 207
195
700 761
40 40
600 90 80
500 153
400 27
1,254
40
300 565
540
200 304
342
100
0
FY2021/3 FY2022/3 FY2023/3
コンテンツ投資 アカウント投資 システム投資
就活 リフォーム カードローン 全社共通
※プロダクト全体に関わる施策はシステム投資に包括する。
単位:百万円
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 31
31
中期経営計画 投資進捗
■今期の投資予算に対して、順調に投資が進んでいる。領域別では、カードローン領域への投資額を前倒し。
■第3四半期の投資目的の内訳でみると、システム投資が全体の70%を占める。
■多少の投資タイミングの遅れはあるものの、現状では中期経営計画達成に向けて大きなビハインドは発生していない。
投資コストの領域別内訳 投資目的の内訳
2021年3月期 第3四半期
400
投資合計:149百万円
342
350
300
24
250
200
153 152 20
150
98
100 72
40
104
50 27 21
0
2021年3月期予算 2021年3月期3Q進捗
就職 リフォーム カードローン その他
コンテンツ投資 アカウント投資 システム投資
※第3四半期までの累計で算出。 ※プロダクト全体に関わる施策はシステム投資に包括する。
単位:百万円
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 32
32
04
【領域別 業績・KPI】
就職領域
33
就職領域
Vision
たった一度の就職活動を、最適な意思決定に
オープンな情報とマッチング機会を提供し、
最適な意思決定支援を提供する
Service
情報メディア リアルマッチング
就活生向けのノウハウ、クチコミ情報、 就活生と企業のマッチング支援を
企業情報を提供するメディアを 行う就職エージェントやプログラミン
複数展開 グから就職支援まで実施する
スクール型エージェントを運営
@PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED
34
ビジネスモデル
就職活動をする上であらゆるフェーズで必要な情報を網羅的に提供。
ユーザー サービス 企業
就職活動生の流れ 人材会社
就職活動に役立つノウハウサイト
求人サイト
Step 01
情報収集 エージェントサービス
国内最大級の就活ノウハウサイト 合同説明会
送客 マッチングイベント
Step 02 イベント参加
就活生向けイベント情報サイト
求人企業
送客
Step 03 入社試験 フィー
会社説明会
国内最大級の就活生向け企業口コミサイト
インターンシップ
Step 04 内定・意思決定 企業エントリー
就活生と企業のマッチングサービス
面接・選考
@PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED
35
就活情報メディア 会員規模
就活人口の3人に2人以上が会員となるメディアに成長。
就活生全体に占める当グループ会員の比率
就活生利用率
※
未獲得
約34万人 70%以上
※2020年12月末時点の21年3月卒業予定の新卒会員数(円グラフ)
約17万人 ※就活生数を60万人として単純合算で約50万人が当グループ会員になると想定。
重複を考慮しても、合計で40万人以上の会員数となり全就活生のうち70%以上をカバー。
@PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED
36
就職領域 第3四半期業績
■市況感の変化が大きくなかったため、前年同水準の売上まで回復。また、主要KPIである会員数、顧客数は好調に推移。
■一方、事業利益は投資コストにより前年同四半期比▲8%となった。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第3四半期 第3四半期 第3四半期 第3四半期
372 373 193 178
473
300 ▲8% 70%
500 +0.3% 260
450 54% 58% 60%
250 52%
383 57%
400 372 373 55%
360 355 205 207 206
50%
350 200 193 48%
178
300 40%
245 150 37%
250
30%
200 90
100
20%
150
100 50
10%
50
0 0%
0
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 事業利益率 2021年3月期 事業利益率
※第2四半期より、就職領域の送客に限定した業績開示を実施してくため、新規事業や就職以外のジャンル、受託サービス等のキャリア関連業績は新規事業をグルーピングするその他として整理
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 37
37
就職領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、当四半期に取り組んだ施策を下記に記載する。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
✓ コンテンツ制作体制の強化 ✓ アウトバウンド組織体制の ✓ サービス間送客システムの
✓ 動画フォーマットによるコンテ 強化 開発
施 ✓ 営業効率化システム導入 ✓ ユーザーの集客効率最大
ンツ投資強化
策 ✓ 会員後の就活対策ツール ✓ HR系企業とのウェビナー積 化のためのシステム開発
のアップデート 極開催
①会員数 ②顧客数 ③マッチング
✓ 21卒会員数50万人突破 ✓ 新規顧客契約数、前年 ✓ 施策は計画通りであるもの
進 ✓ 22卒の会員数も順調に推 同期比+106%増加 の、就活会議買収や需給
移し、前年同期比+ の影響で、会員1人あたり
捗 マッチング数、会員1人あ
122%成長
たり売上高ともに減少
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 38
38
①会員指標の推移
■キャリアパークと就活会議の単純合算で会員数50.7万人に増加。(※今後ユニーク数での開示を想定。)
■22卒会員も順調に推移し、合計で会員数20.9万人に過去最高スピードで成長。
会員数(21卒) 会員数(22卒)
600 50.7万人 250
20.9万人
500
200
+107% 16.9 +122% 5.2
400
150
300
100
200
33.8 15.7
24.5
100 50 9.4
0 0
20卒 21卒 21卒 22卒
キャリアパーク 就活会議 キャリアパーク 就活会議
※会員データ精査のため前回開示の数値から変動。
※2019年12月末時点の20年3月卒業予定の新卒会員数と2020年12月末時点の ※2019年12月末時点の21年3月卒業予定の新卒会員数と2020年12月末時点の
21年3月卒業予定の新卒会員数を比較。 22年3月卒業予定の新卒会員数を比較。
単位:万人
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39
②顧客指標の推移
■アウトバウンド組織体制強化により、新規顧客契約数は、前年同四半期比+106%と大幅に成長。
■本施策を通じて第4四半期以降も大幅な成長を見込む。
新規顧客契約数の推移
350
300
+106%
250
200
150
100
50
0
1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期
※第2四半期開示の数値は、人材紹介契約に関する新規開拓社数の開示であったため、 当四半期から、就職領域全体の新規開拓社数を精査し、開示。 単位:件
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 40
40
参考 -会員・顧客のストック化について-
■会員、顧客ともにストック化していくことで、安定した業績拡大につながっていく。
就職領域の会員獲得実績 就職領域 顧客のストック化
顧客獲得時期別 売上高
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
18卒 19卒 20卒
2014年度 2015年度 2016年度
単位:千人
※会員数:キャリアパーク会員のみ 2017年度 2018年度 2019年度
就職領域では安定的に会員獲得ができており、 サービス開始以降、
累計では約100万人の会員データを蓄積している。 安定した顧客基盤を確立できている。
※会員獲得期間:18卒:2016年9月~2018年3月、 19卒:2016年9月~2019年3月、20卒:2016年12月~2020年3月
※2016年9月から会員化
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41
③マッチング指標の推移
■両指標ともに就活会議の買収による会員数の増加と需給による影響で第2四半期から下がったものの第3四半期は
横ばいを維持。第4四半期にかけて就職活動の本格化に伴い、1人当たりのアクション数を増やす取り組みを行っていく。
会員1人あたりマッチング数 会員1人あたり売上高
売上高=会員数×会員1人あたり売上高
1.2 会員1人あたり売上高=会員1人あたりアクション数×単価
1.2
1
1
0.8
0.8
0.6
0.6
0.4
0.4
0.2 0.2
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
※会員1人あたりマッチング数:2020年3月期第1四半期の実績を1としたときの推移 ※会員1人あたり売上高:2020年3月期実績を1としたときの推移
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42
05
【領域別 業績・KPI】
リフォーム領域
43
リフォーム領域
Vision
リフォーム産業のデジタル化で、安心できる暮らしを
Service
外壁塗装
したい
プラットフォーム
情報収集 送客(申込)
ユーザー 施工業者
業界最大級の
外壁塗装専門サイト 送客フィー
@PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED ※当社の完全子会社である「株式会社ドアーズ」が運営
44
リフォーム領域 第3四半期業績
■8月に買収した「外壁塗装の窓口」は順調に業績を伸ばし、前年同四半期比+36%となった。
■直近では、PMIが順調なため、後述する各種指標も好調に推移。
売上高 売上高の推移
300 2020年3月期 2021年3月期
※2020年8月~ 第3四半期 第3四半期
200 274 201 274
173
300 +36%
100 274
249 248
250
0 223
2Q 3Q 202 201
2021年3月期 193
200
150
事業利益
100
100
※2020年8月~
50
50
76
42 0
1Q 2Q 3Q 4Q
0
2Q 3Q 2020年3月期 2021年3月期
※7月末に「外壁塗装の窓口」を買収したため、8月から売上計上となるが、
2021年3月期
参考として、四半期業績の比較を記載。
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
単位:百万円
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。
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45
リフォーム領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、当四半期に取り組んだ施策を下記に記載する。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
✓ 組織体制構築(第4四 ✓ 大型加盟店獲得のため ✓ 成約率向上のためのオペ
施 半期からコンテンツ投資開 のアウトバウンド営業開始 レーションシステム改善
策 始) ✓ 営業組織の体制強化 ✓ 第4四半期から始めるコン
テンツ投資に向けたシステム
開発
①ユーザー ②顧客 ③マッチング
✓ 申込数は順調に推移し、 ✓ 累計加盟店数は ✓ CPAは大きく改善し、前
進 前年同四半期比+48% 3,883社 年同四半期比▲19%
捗 増加 ✓ 新規加盟店数は前年同 減少した
四半期比 +22%増加
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 46
46
①ユーザー指標の推移
■申込数は、順調に数値を伸ばし、前年同四半期比+48%増加した。
■第3四半期が第2四半期より下がっているのは、季節性によるものである。
申込数の推移
PORT買収
16,000 YonY
14,000 +48%
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
※申込数:サイトから見積もり依頼をしたユーザーの数 単位:件
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 47
47
②顧客指標の推移
■累計加盟店数は好調に推移し、12月末時点で3,883社にまで増加。
■新規加盟店数は、前年同四半期から+22%増加し、順調に加盟店数を開拓できている。(加盟店数業界No.1)
累計加盟店数の推移
4,500
YonY +22%
4,000 3,795
3,883
3,658
3,435
3,500
3,193
3,021
2,918
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
単位:社
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 48
48
③マッチング指標
■広告運用の改善により、「ユーザー獲得単価(CPA)=ユーザー1人を獲得するためにかかるコスト」は順調に減少し、
過去最低水準へ。第3四半期において、PMIが順調に進み、前年同四半期比▲19%減少した。
※マッチング数は、ユーザー指標(申込数)と同義であるため、省略。
ユーザー獲得単価(CPA)
1.15
1.1
CPA 過去最低水準へ!
1.05
1
0.95
YonY
▲19%減少
0.9
0.85
0.8
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
※CPA:2020年3月期第1四半期実績を1とした推移
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 49
49
06
【領域別 業績・KPI】
カードローン領域
50
カードローン領域
Vision
日本のマネーリテラシーを向上させる
「借りる・貯める・増やす」のすべてのマネーライフ情報を提供し、自由なマネーライフの情報インフラを構築する
Service
お金の
悩み
情報メディア
情報収集 送客(申込)
ユーザー プロの解説とみんなの
事業者
送客フィー
口コミが集まるカードローン情報サイト
@PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED
51
カードローン領域 第3四半期業績
■広告等の先行投資の影響で、前年同四半期比+2%と好調な結果となった。
■事業利益率に関しては、集客効率の改善とアライアンス強化により第2四半期から7%上昇した。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第3四半期 第3四半期 第3四半期 第3四半期
395 402 91 74
140 133 40%
600 +2% ▲19%
534 36%
120 35%
500
92 30%
100 91
395 402 27%
400 369 23% 25%
358
338 80 74 73
299
17% 20%
300
60 18%
50
15%
39 14%
200 40
11% 10%
100 20 5%
0 0 0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 事業利益率 2021年3月期 事業利益率
※第1四半期より、ファイナンス領域から、カードローンに係る事業をカードローン領域として開示。
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
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52
カードローン領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、当四半期に取り組んだ施策を下記に記載する。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
✓ コンテンツ制作のための組 ✓ アライアンス提携数増加 ✓ コンバージョン数最大化の
施 織体制強化 のための新規開拓 ためのマッチングシステムの
✓ 画像制作や監修体制の 開発
策 強化によるコンテンツのリッ
チ化
①ユーザー ②顧客 ③マッチング
✓ コンテンツ制作の人員採用 ✓ アライアンスメディアの売上 ✓ 総マッチング数は前年同
進 の進捗良好 高は順調に成長 四半期比+15%成長
✓ 積極的にストックコンテンツ ✓ 送客単価は上昇傾向
捗 をリリース
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53
②顧客指標の推移 アライアンスメディアの売上推移
■エキサイト社、大手消費者金融機関とのアライアンスメディアの売上高は、順調に拡大。
アライアンスメディア 売上高
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
※エキサイト社と大手消費者金融機関の合算売上高。
※アライアンスメディアとはエキサイト社、大手消費者金融機関と共同で運営するメディアである(サイトドメインは先方、運用は当社)。 単位:千円
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54
③マッチング指標の推移
■マッチング数は前年同四半期比+15%と成長。
■送客単価は、一時的要因により下がっていたものの、第3四半期より送客数上昇等の影響で改善傾向にある。
マッチング数の推移 送客単価の推移
YonY 1.2
+15%
1
0.8
0.6
0.4
0.2
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 0
2020年3月期 2021年3月期 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2020年3月期 2021年3月期
※単価:2020年3月期第1四半期実績を1とした推移
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55
07
【領域別 業績・KPI】
新規・その他領域
56
新規・その他領域 第3四半期業績
■リーガルメディア売却等の影響により、前年同四半期比▲11%となった。
■その他の各種新規サービスは好調に推移しており、前年を上回る成長をしている。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第3四半期 第3四半期 第3四半期 第3四半期
215 192 50 47
350 ▲11% 140 ▲6%
127
311
300 120
250 100
217 215
194 195 192
200 80
159 66
61
150 60 50
47
36 38
100 40
50 20
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
※第2四半期より、就職領域の送客に限定した業績開示を実施してくため、新規事業や就職以外のジャンル、受託サービス等のキャリア関連業績は新規事業をグルーピングするその他として整理
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
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57
08
質問受付
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質問の受付について
下記受付フォームより、2021年3月期第3四半期決算発表に関する質問を受け付けております。
頂いた質問は、原則として後日当社ホームページにてQ&Aの形で公開いたします。
質問受付フォーム
https://forms.gle/j9bXw3EMJNEJ3SKo9
質問受付締切日
2021年2月19日(金)
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個人投資家向け説明会のご案内
より多くの投資家の皆様に当社に対するご理解を深めていただくため、個人投資家向け説明会の運営を開始。
詳細はHPよりぜひご覧ください。
https://www.theport.jp/ir/ir-investor.html
開催日時
2021/2/26(金)12:00-13:00
2021/3/8(月)14:00-15:00
2021/3/26(金)12:00-13:00
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 60
60
09
Appendix
会社紹介・中期経営計画
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 61
会社概要
社名 ポート株式会社/PORT INC.
設立 2011年4月18日
本社所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー12F
支社・サテライトオフィス 支社:東京都新宿区西新宿7-21-1 新宿ロイヤルビル6F
所在地 サテライトオフィス:宮崎県日南市岩崎3丁目9−5
事業内容 インターネットメディア事業
従業員数 207名(2020年12月末:連結)
平均年齢 約28歳(2020年12月末)
男女比率 6:4
証券コード 7047(東証マザーズ、福証Q-Board 2018年12月21日上場)
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 62
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会社の歴史
創業 FY2011(1期目) ➢ 創業者の春日が大学卒業と同時に創業
➢ 東京都渋谷区渋谷にて、株式会社ソーシャルリクルーティング設立
新規 FY2013(3期目) ➢ 就職ノウハウ情報サイト「キャリアパーク!」の運用を開始
プロダクト
➢ 商号をポート株式会社に変更
会社名
FY2015(5期目) ➢ 本社を東京都新宿区西新宿に移転
変更
➢ 遠隔診療プラットフォーム「ポートメディカル」の運用を開始
地方 ➢ 宮崎県日南市にサテライトオフィスを設立
FY2016(6期目)
進出 ➢ ファイナンス領域の情報サイト「マネット」サービス開始
上場 FY2018(8期目) ➢ 東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardへの新規上場
M&A ➢ 就活口コミ情報サイト「就活会議」を運営する就活会議株式会社をM&A
FY2020(10期目)
グロース ➢ リフォーム領域メディア「外壁塗装の窓口」を運営するドアーズ社をM&A
➢ 中期経営計画を発表
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 63
63
事業紹介
各領域において、マッチングDXメディアや新規プロダクトを開発。
就職 リフォーム 新規
自治体向け転入転出調査アプリ
国内最大級の就活ノウハウ情報サイト 業界最大級の
外壁塗装専門サイト
オンライン診療プラットフォーム
国内最大級の就活生向け
企業口コミ情報サイト
カードローン
就活生向けイベント情報サイト 高血圧診療支援アプリケーション
プロの解説とみんなの口コミが集まる
カードローン情報サイト
就活生と企業のマッチング支援サービス フリーランスエンジニアマッチングサービス
©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED 64
64
これまでの業績推移
上場以来、2020年3月期までは、売上高、営業利益ともに順調に成長しており、
直近5年間のCAGRは+64%を達成。営業利益も2019年3月期から黒字化し、順調に成長している。
売上 営業利益
4,500
4,103 800
CAGR +64%
4,000 699
3,500 600 542
3,039 投資フェーズから
3,000
400 収益フェーズへ
2,500
1,931
2,000 200
1,500
942 0
1,000
600
500 343 ▲ 74
▲ 200 ▲ 133
0
▲ 400 ▲ 317 ▲ 325
FY2015/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
※CAGR:年平均成長率 単位:百万円
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就職領域 市場予測 -大学進学者数の推移-
少子高齢化により若年人口は減少傾向にあるものの、大学進学率の増加により大学進学者数は横ばいから緩やかな
減少で推移する。短期的なボラティリティはあるが、中長期的には安定したユーザーがおり、人材獲得競争の激化でさら
に需要は拡大していくものと思われる。
実績値 予測値
(%)
(万人)
大学進学率(右軸)
260 18歳人口 2030年 60
大学進学者数
2019年 56%
240 53% 55
220 50
200 2019年
118 45
2030年
180
105 40
160
35
140
30
120
25
100
2019年
20
80 2030年
62 59 15
60
40 10
20 5
0 0
1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040
出所:厚生労働省「大学進学者数等の将来推計について」
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リフォーム領域 市場予測
住宅ストックが増える一方、世帯数(特にファミリー層)が減少するため、リフォーム市場は概ね横ばい~微増で推移。
広義のリフォーム市場規模の見通し
出所:矢野経済研究所「2019年7月8日プレスリリース(住宅リフォーム市場に関する調査を実施 )」2019年
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ディスクレーマー
■将来見通しに関する注意事項
• 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
• これらは現在における見込み、予想およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不
確実性を含んでおります。
• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経
済状況が含まれます。
• 今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を
負うものではありません。
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