7047 M-ポート 2020-11-12 17:00:00
2021年3月期第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第2四半期
決算説明資料
ポート株式会社 証券コード:7047
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目次
01 成長戦略 P.3~10
02 2021年3月期 第2四半期 決算概要 P.11~24
03 【領域別 業績・KPI】 前提 P.25~28
04 【領域別 業績・KPI】 就職領域 P.29~38
05 【領域別 業績・KPI】 カードローン領域 P.39~44
06 【領域別 業績・KPI】 リフォーム領域 P.45~51
07 【領域別 業績・KPI】 新規・その他 P.52~53
08 質問受付 P.54~55
09 Appendix P.56~70
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2
01
成長戦略
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Mission
世界中に、アタリマエとシアワセを。
社名の由来
大きな市場(=海)に新しいアタリマエ(=港)を創る
大海原に新しい港をつくるように、
Team PORTは数々の挑戦を繰り広げていきます
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4
PORT成長戦略
非日常領域のマッチングDX
ユーザーにノウハウが蓄積されづらい非日常領域におけるサプライヤーとのマッチングを最適化。
そして、各領域のサプライチェーンの最適化を推進することで、よりよい意思決定を支援し、構造的な社会課題を解決していく。
調達
販促活動のデジタル化
販売
マッチング
生産
サプライチェーン最適化 製造
意思決定支援
顧客
ユーザー
物流
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5
マッチングDXへの参入意図①他領域への展開のしやすさ
マッチングDXから各領域に参入し、顧客のサプライチェーンの最適化を行っていく。ユーザーと企業をマッチングさせるという
ビジネスモデルが同様のため、事業ノウハウを活かした各産業進出が容易である。
生産 調達
調達 生産
製造
製造
就職 カードローン
サプライチェーン最適化 販売 販売 サプライチェーン最適化
物流 マッチングDX
物流
ユーザー
調達 調達
リフォーム 販売
新規
販売
サプライチェーン最適化 サプライチェーン最適化生産
生産
製造
製造
物流 物流
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6
マッチングDXへの参入意図②基盤構築
非日常領域のマッチングDX戦略に基づき、各産業でマッチング最大化を目指す取り組みにより、ユーザー基盤、投資資
金、顧客基盤の3つの基盤を蓄積することができる。
ユーザー基盤 投資資金 顧客基盤
業界変革をする上でサービスを 課題解決のためにはプロダクトに投 業界変革に向けたアプローチをす
利用するユーザーの基盤が必要 資し続けられる企業体力が必要 る顧客基盤が必要
Matching
マッチングビジネス
Platform
会員化モデルにより マージン型モデルにより 成果報酬型モデルにより
ユーザー基盤を構築 高い収益性を実現 契約ハードルが低下
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7
成長性評価指標
株主価値の最大化が使命であり、長期的にはフリーキャッシュフローの最大化が肝要である。当社グループはマッチングプラッ
トフォームによるハイマージンモデルを採用しているため、短中期的には売上高およびその成長率の最大化が最重要である。
最重要指標 株主価値の最大化
長期方針 フリーキャッシュフロー最大化
中期方針 売上高および売上高成長率の最大化
マッチングDX戦略による
経営戦略
高利益率モデルの拡大に向けた事業投資
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8
戦略のアップデートによる成長加速
今後10年間、売上高CAGR30%以上を実現していく
現在の成長速度 今後の成長速度
+10億円成長 CAGR30%以上
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2022/3 FY2023/3 FY2024/3 FY2025/3 FY2026/3 FY2027/3 FY2028/3 FY2029/3 FY2030/3
現在の成長速度 今後の成長速度 指数 (現在の成長速度) 指数 (今後の成長速度)
※CAGR:年平均成長率
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9
PORT成長戦略の要点
CAGR30%以上を目指すため、
以下に積極投資を行っていく
POINT 既存事業の底上げに向けた「コンテンツ投資」「アカウント投資」「システム投資」
POINT 非日常領域への積極的な新規参入(新規事業創出、新規M&A)
POINT クロスセルやサプライチェーン進出による新たなビジネス基盤確立
積極投資に伴い、直近2ヵ年の利益率は低下するものの、
売上高および投資前利益(=調整後EBITDA)を確実に伸ばし、
2023年3月期は売上高100億、EBITDA20億を実現、
中期経営計画以後もCAGR30%以上を実現していく。
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10
02
2021年3月期 第2四半期 決算概要
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売上高・EBITDAの推移
■第1四半期と比較すると、第2四半期は売上・EBITDAともに大きく回復した。
■新型コロナウイルスの影響が軽減され、既存事業のみで売上高は前年水準へ。
また新規M&Aにより売上高・EBITDAが上昇した。
売上高 EBITDA
1,400 1,318 300 280
QonQ
1,200 +42.2% 1,081
250
QonQ
983
1,000
888
+2,975%
914 200
760 171 170 171
800
150
600 123
100
400
200 50
4
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第2四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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領域別売上高推移
新型コロナウイルスの影響による停滞期間を脱却しはじめ、成長フェーズへ。
第2四半期会計期間より既存領域の収益回復、新規買収メディアも好調。
業績推移 売上高
1200
1,081
1000 売上高
195
760
800 173
600 217
358
400 299
EBITDA
200
EBITDA 123
245 4 355
0
1Q 2Q
就職 カードローン リフォーム その他
単位:百万円
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13
トピックス 2021年3月期 第2四半期 各領域オーバービュー
実績 ビジネスレビュー
新型コロナウイルスによる影響から脱却しはじめ、就職領
売上高 1,081百万円(前年同四半期比+18%)
域では前年並み、カードローン領域、リフォーム領域では前
EBITDA 123百万円(前年同四半期比▲28%)
年水準を超える売上高を達成。9月は全領域前年水準
全社 超え。EBITDAは、M&Aによる一時的コストが加算され、
第2四半期より、就職領域、カードローン領域ともに業績
前年同四半期比28%減少したが、今後PMI等を進め、
が回復。
事業収益性の改善も見込まれる。
売上高 355百万円(前年同四半期比▲7.3%) 就職活動再開に伴い、採用ニーズが回復傾向。
事業利益 206百万円(前年同四半期比▲0.4%) 7月には「就活会議」を買収し、就活生の3人に2人が
会員となる。また、就活会議において「0円求人」という新
就職領域 【KPI】会員数、顧客数は前年同四半期比でプラスとなっ サービスをリリースし、順調に顧客数を伸ばしている。KPIの
ているが、就活会議買収や各種広告需要の低下により、 進捗も良好であり、今後は需要のさらなる回復と共に、順
1人あたりマッチング数、1人あたり売上高が減少。 調に業績が回復していく見込みである。
消費需要の回復などを背景に、カードローン需要が増加。
売上高 358百万円(前年同四半期比+5.9%)
この回復にて、今後のカードローン各社における予算シェア
事業利益 39百万円(前年同四半期比▲58%)
率向上を図るため、戦略的に広告投資を実行。そのため、
カードローン領域 【KPI】マッチング数は前年同四半期比+31%成長となっ
前年水準を上回る売上高となった。一方、集客効率は悪
化したため利益率が低下。今後は、集客効率の改善とあ
たが、広告効率の悪化により事業利益率は低下。
わせて、大手金融機関とのアライアンスを強化していくことで、
アライアンスメディアの売上は順調に増加。
利益率をコロナ以前の水準まで回復させる。
売上高 173百万円(前年同四半期比+12%)
事業利益 42百万円 7月末に買収した「外壁塗装の窓口」のPMIが順調であ
※8月1日~9月末の2ヶ月間 り、業績も好調に推移している。今後、さらなる広告運用
リフォーム領域 改善を行うことで、事業利益率を改善し、システム開発も
【KPI】主要KPIである申込数、累計加盟店数も順調に 積極的に行うことで、業績を成長させていく。
推移し、ユーザー獲得単価は減少。
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第2四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。
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新型コロナウイルスの影響について
■第1四半期は経済活動の自粛の影響を受けていたが、7月以降緩やかに回復。
■9月には就職、カードローンの既存領域も前年同月を超える伸長。
■一方で今後の市場動向は依然として不透明であるため、慎重な事業運営が必要であると思料。
売上高の前年同月比率の推移
160.0% 153.1%
140.0%
127.3%
120.0%
前年度水準ライン 115.4%
100.0%
80.0%
9月は就職、カードローンともに
60.0%
前年水準を突破
40.0%
4月 5月 6月 7月 8月 9月
全体 就活 カードローン
※全体の数字にはリフォーム領域と新規・その他領域を含む
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業績ハイライト 2021年3月期 第2四半期会計期間
■第2四半期以降、就職領域、カードローン領域ともに業績が回復、さらにM&Aによる売上高が積み上がり、
売上高+18%、EBITDA▲28%となった。
2021年3月期 2020年3月期
単位:百万円 第2四半期 第2四半期 増減率
連結会計期間実績 会計期間実績
売上高 1,081 914 18%
EBITDA※ 123 170 ▲28%
営業利益 61 145 ▲58%
経常利益 41 139 ▲71%
当期純利益 56 96 ▲42%
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第2四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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業績ハイライト 2021年3月期 第2四半期累計期間
■新型コロナウイルスによる経済活動の影響を受けたものの、第2四半期以降、売上高は完全に回復し、
累計の業績は前年同期比 売上高+2%、利益は回復傾向にあり、EBITDA▲63%となった。
■前回発表通り、営業利益以下、全ての指標で黒字化を実現。
2021年3月期 2020年3月期
単位:百万円 第2四半期 第2四半期 増減率
連結累計期間実績 累計期間実績
売上高 1,841 1,802 2%
EBITDA※ 127 341 ▲63%
営業利益 41 298 ▲86%
経常利益 65 291 ▲78%
当期純利益 22 199 ▲89%
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
※第2四半期より連結財務諸表を作成しておりますが、参考として、当第2四半期連結期間と前年同四半期期間における当社個別業績との比較を記載。 単位:百万円
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主な費用の推移
■連結グループ化に伴い、ほぼすべての科目において規模が拡大。
■売上高対比では、広告宣伝費、のれん償却費、その他費用の比率が増加(次ページ以降詳細説明)。
■人件費、外注費等は前年同四半期同水準もしくは減少。
営業費用の推移 前年同四半期売上高対比
1,200 45%
40%
1,000 96
20 2 132 35%
46
215 15 30%
800 80
72 21 7 116 163
97 19 6 25%
11 6 177 14 11
600 169 20%
133 183
507 430 15%
400 336
262 278
250 10%
200 5%
225 225 219 220 207 233
0%
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
人件費 広告宣伝費 外注費
2020年3月期 2021年3月期
単位:百万円 減価償却費 のれん償却費 その他費用 2Q 2Q
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18
前年同四半期比 売上高増減要因 第2四半期会計期間
■第2四半期も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けているものの、第1四半期に比して回復傾向。
■買収したリフォーム領域の進捗も良好で今後の主力領域として成長を加速させる。
+173※4 1,081
914 ▲28※1
+20※3
+1※2
~2019.7~9
累計売上高
就職領域 その他
領域
売上高 +166
カードローン
領域
リフォーム
領域
~
2020.7~9
累計売上高
※1 採用イベントの自粛等に伴う回復が緩やかであり需要が前期比微減。
※2 前期に売却したリーガル領域等メディアの収入減(▲30M)+その他メディアの伸長等(+31M)。
※3 カードローン事業者の予算拡大に合わせた広告露出の増加にともなう送客数の増加。
※4 2020年8月より株式会社ドアーズを連結子会社化。
単位:百万円
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19
前年同四半期比 EBITDA増減要因 第2四半期会計期間
■リフォーム領域への新規参入等により売上高は拡大。
■一方で広告宣伝費が増加しており、売上高広告宣伝費率の改善がポイント。
■連結等による規模拡大により固定費等が増加。その他変動費はセールスミックスの変化等により減少。
169 ▲151※1
売上高の拡大
+166※5 123
▲40※2 買収関連
一時的費用 その他変動費
広告宣伝費 の減少
の増加 ▲27※3 +6※4 2020.7~9
2019.7~9 人件費等
累計EBITDA 固定費の増加 累計EBITDA
EBITDA ▲46
※1 売上高広告宣伝費率が上昇(次ページで詳細説明)。
※2 連結等グループの拡大および人材採用強化により、人件費や地代家賃等の固定費が増加。売上高人件費率は前年比で同水準を維持。
※3 買収に伴う取得関連費用等、一時的な費用増加。
※4 制作委託等のサービスの売上の減少に伴い外注費等の変動費用が減少。
※5 前ページで詳細説明。 単位:百万円
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20
売上高広告宣伝費率の推移
■売上高広告宣伝費率は前年同四半期比で9.3%上昇。(次ページで詳細説明)
■
2020年3月期 2021年3月期
第2四半期 第2四半期
30.4% 39.7%
1,400 45.0%
1,318
39.7% 40.0%
1,200 38.0%
1,081
35.0%
977 33.8% 983 34.2% 32.9%
1,000 914 30.4%
30.0% 29.9% 888 30.0%
29.5%
28.0%
800 760
711 715 25.0%
637
600 20.0%
507
429 15.0%
400 330 336
262 278 250 10.0%
191 199 214
200
5.0%
0 0.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
売上高 広告宣伝費 広告宣伝費率
単位:百万円
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21
売上高広告宣伝費率の増減要因と対策及び見通し
■リフォーム領域への新規参入を主要因として、売上高広告宣伝費率がM&A時点の想定通り増加。
■各種施策の実施により売上高広告宣伝費率を改善し、利益創出する。
リフォーム領域 就職領域 カードローン領域
全社増減 影響 影響 影響
+9.3% +9.7% ▲2.8% +2.5%
コントロールの範囲以内
要因
要因 今後の対策と見通し
株式会社ドアーズの連結 リフォーム領域の集客効率の改善
8月に買収した株式会社ドアーズにおいては、買収時の説明資 M&A実施当初から、当社のノウハウを注入することで、集客効率
料に記載の通り、集客効率の改善余地が多分に存在しており、 を改善し、売上高広告宣伝費率を圧縮して、利益拡大を実現
広告宣伝費率及び広告宣伝効果はその重要ポイントである。 するというシナジープランを想定。各種取り組みは計画通り進行し、
すでに改善傾向がみられている。今後も計画通り効率改善を目
指す。
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22
貸借対照表
■資本コストの低いデットファイナンス中心に投資資金の調達に成功し、財務レバレッジが高まった。
■手元流動性を盤石にし、不透明な環境の中でも積極拡大可能な財務基盤を構築。
■自己資本比率は34.4%(前事業年度末は53.3%)。
2021年3月期
単位:百万円 第2四半期 2020/3末比 2020/6末比 2020/3末 2020/6末
(2020/9末)
流動資産合計 3,630 11 163 3,618 3,467
固定資産合計 2,556 2,217 2,163 338 414
繰延資産合計 28 23 24 4 4
資産合計 6,214 2,252 2,350 3,962 3,864
流動負債合計 2,066 877 1,060 1,189 1,005
固定負債合計 2,009 1,352 1,231 656 777
負債合計 4,075 2,229 2,292 1,845 1,782
純資産合計 2,138 22 57 2,116 2,081
のれん 2,169 2,169 2,098 - 71
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23
第2四半期業績を踏まえた通期業績予想
■上半期は計画に対して順調に航行。季節性があるため、例年予想に対する業績ウェイトは下半期に偏る傾向。
■P.15の通り、当年9月より前年同月水準を超えてきており、この水準の維持で十分通期達成は見込める状況。
売上高
2,500 2,301 ※2Qの水準を維持すると
達成可能な水準
2,000 1,802 1,841
1,500
1,000
500
0
上期 下期
2020年3月期 2021年3月期
2021年3月期 予想 4,100~4,500 百万円
第3四半期以降前年水準の売上高の場合 4,142 百万円
単位:百万円
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24
03
【領域別 業績・KPI】
前提
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ビジネスモデルについて
ユーザーと事業者をマッチングさせ、事業者から送客フィーをいただく成果報酬型のマージンモデル。
大枠のビジネスモデルは、各領域共通である。各領域の詳細なビジネスモデルは領域ごとに説明する。
情報提供
事業者
サプライヤー
ユーザー
閲覧 送客
送客フィー
金銭の授受
サービスの流れ
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26
Key Driverについて
売上高を伸ばすにあたっては、マッチング数を増やす必要があり、そのためには、会員数、顧客数およびマッチング数を増加さ
せることが売上高拡大のKey Driverとなる。そのため、Key Driverを増やすための3つの投資をしていく。
売上高
ユーザーサイド Key Driver 企業サイド Key Driver
3
マッチング数
1 会員数 2 顧客数
単価
コンテンツ投資 システム投資 アカウント投資
差別性のある独自コンテンツを増量し、 マッチング効率を改善するため、 高いリピート率を背景に新規顧客開拓を
会員ストックを増加させる。 1to1マッチングシステムを確立する。 進め顧客ストックを増加させる。
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27
投資コストの内訳
各領域に対して、それぞれ3つのポイントに合わせ投資を進めていく。
投資コストの領域別内訳 投資目的の内訳
収益基盤である就職領域に重点を置き、 マッチング効率を高めるためのシステム投資※をメイン
投資を実施する。 に、アカウント投資、コンテンツを投資を実施する。
207
195
761
90 80
40
40
153
1,254
40
27
540 565
304
342
FY2021/3 FY2022/3 FY2023/3 コンテンツ投資 アカウント投資 システム投資
就職 カードローン リフォーム 全社共通 ※プロダクト全体に関わる施策はシステム投資に包括する。
単位:百万円
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28
04
【領域別 業績・KPI】
就職領域
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就職領域 ビジネスモデル
ユーザーと人材会社、求人企業をマッチングさせ、企業から送客フィーをいただく成果報酬型のマージンモデル。
「送客=ユーザーのアクション」にはバリエーションがあり、様々な手法で送客を行っている。
送客手法
・ウェブレコメンド
・DM
・テレマーケティング
・キャリアアドバイス
情報提供
人材会社
求人企業
ユーザー
閲覧 送客
送客フィー
ユーザーアクション
・インターンシップ参加
・プレエントリー
・合同説明会・セミナー
・個別企業の説明会
・選考(内々定・内定取得)
金銭の授受
サービスの流れ
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30
【領域別】 就職領域 第2四半期業績
■主要KPIである会員数、顧客数は就活会議の買収もあり好調に推移しているが、一方会員1人あたりマッチング数、会
員1人あたり売上高は、送客先の需要の影響により下がったため前年同四半期比▲7.3%となった。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
383 355 207 206
300 70%
▲0.4%
500 ▲7.3% 473 260
250 58% 60%
450 57% 54% 55%
400 383 205 207 206 52%
360 372 193 50%
355 200
350
40%
300 37%
245 150
250 30%
200 100 90
20%
150
100 50 10%
50
0 0%
0
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 事業利益率 2021年3月期 事業利益率
※第2四半期より、就職領域の送客に限定した業績開示を実施してくため、新規事業や就職以外のジャンル、受託サービス等のキャリア関連業績は新規事業をグルーピングするその他として整理
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
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31
就職領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、下記の施策に取り組む。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
✓ 「就活会議」買収 ✓ オンライン商談強化 ✓ 開発人員数強化
✓ キャリアパークのコンテンツ強 ✓ オンラインサービス紹介動 ✓ マッチング率を向上させる
施 画により商談効率化 ためLP制作などコンバー
化(動画コンテンツ)
策 ✓ イベカツのデータベース構築 ✓ 就活会議で「0円求人」 ジョン改善策を実施
✓ コンテンツ制作の採用強化 新サービス開発
①会員数 ②顧客数 ③マッチング
✓ 会員数40万人突破 ✓ オンライン商談で1人あた ✓ 就活会議買収や送客先
進 ✓ コンテンツ強化により、キャリ り平均商談件数増加 の需要変化により、会員
捗 アパーク就職エージェント、 ✓ 新規顧客契約数、前年 1人あたりマッチング数、会
イベカツなど新規プロダクト 同期比+179%増加 員1人あたり売上高ともに
が大幅に成長 減少
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32
①会員指標の推移
■キャリアパークと就活会議の合計で会員数49.9万人に増加。重複を考慮しても合計で40万人以上にのぼる。
■新規獲得会員数は、キャリアパーク単体でも就職活動の後ろ倒し等の影響により、第2四半期において+146%成長。
会員数(卒業年度) 新規獲得会員数
600
100,000
+93%
49.9万人 90,000
500 80,000
+146%
400
+101% 16.9万人
70,000
60,000
50,000
300
40,000
200 33万人 30,000
24.8万人
20,000
100
10,000
0
0
1Q 2Q
20卒 21卒
20卒 21卒
キャリアパーク 就活会議 単位:人
※2019年9月末時点の20年3月卒業予定の新卒会員数と2020年9月末時点の21 ※キャリアパークのみの比較。当該期間に新規で会員登録した会員数。
年3月卒業予定の新卒会員数を比較。
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33
参考 -コンテンツ投資について-
■就職領域の新たなサービスであるエージェントサービス「キャリアパーク就職エージェント」と、イベント検索サイト「イベカツ」は、
両者ともに順調にセッション数を伸ばしており、会員数増加に寄与している。
キャリアパーク 就職エージェント イベカツ
セッション数 YonY セッション数
+62%
YonY+3,165%
1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 検索上位率89.8%
「合同説明会説明会/就活イベント+都道府県」で
2020年3月期 2021年3月期
上位10位以内に入る割合が9割水準となり、
順調にセッション数を伸ばしている。
キャリアパークエージェントは、動画・画像などの ノウハウ情報、企業情報ではなく、
コンテンツ投資により、大幅にセッション数が増加。 新たな「イベント情報」のジャンルを創出。
https://careerpark-agent.jp/ https://evekatsu.com/
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34
参考 -新規サービスリリースについて-
■就活会議において、求人掲載から採用まで完全0円でできる「0円求人」をリリース。12月1日に正式サービスローンチ。
事前受付期間中にも大きく反響を獲得し、今後も顧客資産の積み上げに貢献する見込み。
事前受付期間において、すでに順調に顧客獲得中!
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35
②顧客指標の推移
■オンライン商談強化等の営業組織改革、就活会議M&Aによるサービスラインナップ拡張により、新規顧客契約数は、
前年同四半期比+179%と大幅に成長。
新規顧客契約数の推移
180
160
140
120
+179%
100
80
60
40
+469%
20
0
1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
※6月23日に開示した資料は、新規顧客契約数について第1四半期は前年同四半期比243%(+143%増)、見込み数も含めると400%(+300%増)と開示したが、 単位:件
今回は、第1四半期の数値において、6月末までの新規顧客契約数を算出。
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36
参考 -会員・顧客のストック化について-
■会員、顧客ともにストック化していくことで、安定した業績拡大につながっていく。
就職領域の会員獲得実績 就職領域 顧客のストック化
顧客獲得時期別 売上高
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
18卒 19卒 20卒
2014年度 2015年度 2016年度
単位:千人
※会員数:キャリアパーク会員のみ 2017年度 2018年度 2019年度
就職領域では安定的に会員獲得ができており、 サービス開始以降、
累計では約100万人の会員データを蓄積している。 安定した顧客基盤を確立できている。
※会員獲得期間:18卒:2016年9月~2018年3月、 19卒:2016年9月~2019年3月、20卒:2016年12月~2020年3月
※2016年9月から会員化
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37
③マッチング指標の推移
■会員1人あたりマッチング数は、第1四半期は大きく落ち込んだものの、第二四半期は回復傾向にある。
ただ、就活会議の買収による会員数の増加により、前年同四半期比では減少している。
■一方、会員1人あたり売上高は、送客先の需要の影響により下がったが、需要回復と共に改善が見込まれる。
会員1人あたりマッチング数 会員1人あたり売上高
売上高=会員数×会員1人あたり売上高
1.2 会員1人あたり売上高=会員1人あたりアクション数×単価
1.2
1
1
0.8
0.8
0.6 0.6
0.4 0.4
0.2 0.2
0 0
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
1Q 2Q 1Q 2Q
会員1人あたりマッチング数は、前四半期に比べて回復傾向である。 会員1人あたり売上高は、送客先の需要の影響により、単価の安
前年同期比でみると、就活会議買収により会員数が増加するも、 い送客先の割合が増えたことから、下がっている。今後は、需要の回
マッチングまでにはタイムラグが生じるため、前年同期比で減少してい 復と共に、改善することが見込まれる。また就活会議買収による影響
る。 も受けており、買収時の計画通り、ノウハウ注入による改善を進める。
※会員1人あたりマッチング数:2020年3月期実績を1としたときの推移 ※会員1人あたり売上高:2020年3月期実績を1としたときの推移
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38
05
【領域別 業績・KPI】
カードローン領域
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カードローン領域 ビジネスモデル
ユーザーとカードローン事業者をマッチングさせ、事業者からの送客フィーをいただく成果報酬型のマージンモデル。
ユーザーがカードローン申込時にフィーが発生する。
情報提供
カードローン
ユーザー 事業者
閲覧 送客
(申込)
送客フィー
金銭の授受
サービスの流れ
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40
【領域別】 カードローン領域 第2四半期業績
■消費などの回復から、第2四半期は、前年同四半期比+5.9%と好調な結果となった。
■事業利益率の低下は、戦略的な広告出稿量増加によるものであり、集客効率の改善とアライアンス強化によって改善する。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
600
338 358 534
140 133
92 39 40%
500
+5.9% 36% ▲58% 35%
120
395
400 369 30%
358 100 92 91
338 27%
25%
299 80 23% 73
300
20%
60 17%
50
200 11% 15%
39 14%
40
10%
100 20 5%
0 0%
0
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 事業利益率 2021年3月期 事業利益率
※第1四半期より、ファイナンス領域から、カードローンに係る事業をカードローン領域として開示。
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
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41
カードローン領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、下記の施策に取り組む。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
※1
✓ コンテンツ制作のための組 ✓ 大手消費者金融機関と ✓ 投資なし
施 織体制強化 の共同メディアを開始
策
※1:詳細は非公開
①ユーザー ②顧客 ③マッチング
✓ コンテンツ制作の人員採用 ✓ アライアンスメディアの売上 ✓ 総マッチング数は前年同
進 の進捗良好 高は順調に成長 四半期比+31%成長
捗
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42
②顧客指標の推移 アライアンスメディアの売上推移
■エキサイト社、大手消費者金融機関とのアライアンスメディアの売上高は、順調に拡大。
アライアンスメディア 売上高
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
※エキサイト社と大手消費者金融機関の合算売上高。
※アライアンスメディアとはエキサイト社、大手消費者金融機関と共同で運営するメディアである(サイトドメインは先方、運用は当社)。 単位:千円
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43
③マッチング指標の推移
■マッチング数は前年同四半期比+31%と成長しているが、集客効率の低下により利益率は低下。
■一時的な特殊要因により単価は減少しているものの基本的な単価水準は概ね前年水準で推移している。
マッチング数の推移 送客単価の推移
1.2
YonY
+31% 1
0.8
0.6
0.4
0.2
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
2020年3月期 2021年3月期
※単価:2020年3月期第1四半期実績を1とした推移
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44
06
【領域別 業績・KPI】
リフォーム領域
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リフォーム領域 ビジネスモデル
ユーザーと施工業者をマッチングさせ、施工業者からの送客フィーをいただく成果報酬型のマージンモデル。
ユーザー送客時、施工完了時にそれぞれフィーが発生する。
情報提供
閲覧
送客
ユーザー (見積依頼) 施工業者
送客フィー
(送客売上、成約売上)
金銭の授受
サービスの流れ
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46
【領域別】 リフォーム領域 第2四半期業績
■8月に買収した「外壁塗装の窓口」は順調に業績を伸ばし、前年同期比+12%となった。
■直近では、PMIが順調なため、後述する各種指標も好調に推移。
売上高 売上高の推移
2020年3月期 2021年3月期
第2四半期(8月1日~9月末) 第2四半期 第2四半期
173 百万円
223 248
+11%
YonY +12% 300
249 248
250 223
202 201 193
200
事業利益 150
第2四半期(8月1日~9月末) 100
42 百万円
50
0
1Q 2Q 3Q 4Q
※7月末に「外壁塗装の窓口」を買収したため、8月~9月の2ヵ月分が売上となる。
2020年3月期
2020年3月期 2021年3月期
※参考として、四半期の業績で比較を記載。
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
単位:百万円
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。
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47
リフォーム領域 Key Driver UP施策
3つの「Key Driver」をUPさせるために、下記の施策に取り組む。
Key Driver
①コンテンツ投資 ②アカウント投資 ③システム投資
✓ 第4四半期より体制構築 ✓ 非アクティブ企業の掘り起 ✓ オペレーション改善
施 整備 こしを開始 ✓ マッチングシステムの開発
策 ✓ 新規顧客獲得のため組 に第3四半期より着手
織体制構築中 予定
①ユーザー ②顧客 ③マッチング
✓ コンテンツ投資結果は進捗 ✓ 累計加盟店数は ✓ CPAが改善傾向であり、
進 なし 3,795社 第3四半期以降、大き
捗 ✓ 申込数は順調に推移 ✓ 新規加盟店数は前年同 な改善を見込む
四半期比 +25%増加
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①ユーザー指標の推移
■申込数は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けず、順調に数値を伸ばしている。
PORT買収
申込数の推移
16,000
YonY +28%
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
※申込数:サイトから見積もり依頼をしたユーザーの数 単位:件
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49
②顧客指標の推移
■累計加盟店数は好調に推移し、9月末時点で3,795社にまで増加。新規加盟店数は、前年同四半期から+25%増
加している。新規加盟店獲得のための組織体制構築により第3四半期以降はさらなる加盟店数の増加を目指していく。
累計加盟店数の推移
YonY +25%
4,000 3,795
3,658
3,435
3,500
3,193
3,021
2,918
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
単位:社
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50
③マッチング指標
■広告運用の改善により、「ユーザー獲得単価(CPA)=ユーザー1人を獲得するためにかかるコスト」は順調に減少し、
過去最低水準へ。第3四半期以降に、大きな改善が見込まれる。
※マッチング数は、ユーザー指標(申込数)と同義であるため、省略。
ユーザー獲得単価(CPA)
1.15
1.1
1.05
CPA 過去最低水準へ!
1
0.95
0.9
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2020年3月期 2021年3月期
※CPA:2020年3月期第1四半期実績を1とした推移
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51
07
【領域別 業績・KPI】
新規・その他領域
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【領域別】 新規・その他領域 第2四半期業績
■前年度実施したリーガル領域のメディア売却の影響で売上高は減少したが、その他メディア等が好調に推移し、
前年と同水準の売上高となった。
売上高 事業利益
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
350 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
311
194 195
140 38 61 127
300
+0.5% 120 +60%
250
217 215 100
194 195
200
80
159
66
150 61
60
50
100 36 38
40
50
20
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年3月期 2021年3月期 2020年3月期 2021年3月期
※第2四半期より、就職領域の送客に限定した業績開示を実施してくため、新規事業や就職以外のジャンル、受託サービス等のキャリア関連業績は新規事業をグルーピングするその他として整理
※事業利益に関しては、一部投資コストについて織り込まれておりませんが、第3四半期から本格投資になるため、第3四半期から精緻な投資コストを織り込んで算出。
※2020年3月期の実績に関しては、再精査により領域内訳を中期経営計画発表時点より微調整。 単位:百万円
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53
08
質問受付
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質問の受付について
下記受付フォームより、2021年3月期第2四半期決算発表に関する質問を受け付けております。
頂いた質問は、原則として後日当社ホームページにてQ&Aの形で公開いたします。
質問受付フォーム
https://forms.gle/2YtvzvbtFv7FHZWJ9
質問受付締切日
2020年11月20日(金)
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55
09
Appendix
成長戦略の概要
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会社概要
社名 ポート株式会社/PORT INC.
設立 2011年4月18日
本社所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー12F
支社・サテライトオフィス 支社:東京都新宿区西新宿7-21-1 新宿ロイヤルビル6F
所在地 サテライトオフィス:宮崎県日南市岩崎3丁目9−5
事業内容 インターネットメディア事業
従業員数 211名(2020年9月末:連結)
平均年齢 約28歳(2020年9月末)
男女比率 6:4
証券コード 7047(東証マザーズ、福証Q-Board 2018年12月21日上場)
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事業紹介:主なプロダクトのご紹介
領域特化型のインターネットメディアを展開しており、各領域において専門家の監修するコンテンツを自社内で開発。
就職領域、カードローン領域、リフォーム領域の3領域で展開しており、今後も横展開を推進していく。
就職 カードローン リフォーム
国内最大級の就活ノウハウサイト プロの解説とみんなの口コミが集まる
カードローン情報サイト 業界最大級の
外壁塗装専門サイト
国内最大級の就活生向け
企業口コミサイト
就活生と企業のマッチングサービス
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58
これまでの業績推移
上場以来、2020年3月期までは、売上高、営業利益ともに順調に成長しており、
直近5年間のCAGRは+64%を達成。営業利益も2019年3月期から黒字化し、順調に成長している。
売上 営業利益
4,500
4,103 800
CAGR +64%
4,000 699
3,500 600 542
3,039 投資フェーズから
3,000
400 収益フェーズへ
2,500
1,931
2,000 200
1,500
942 0
1,000
600
500 343 ▲ 74
▲ 200 ▲ 133
0
▲ 400 ▲ 317 ▲ 325
FY2015/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
※CAGR:年平均成長率 単位:百万円
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PORT経営方針
経営方針として、「社会課題」領域を前提として、
「非日常」「デジタル化遅延」の3つの輪が重なる領域に重点的にアプローチしていく。
社会課題領域
社会の構造的かつ普遍的な課題を
抱えている伝統的な産業
デジタル化
非日常領域 遅延領域
ユーザーにノウハウが蓄積されて
技術革新の遅れにより非効率
おらず、介在価値が残り続ける
重点アプローチ 状態であり、改善した際の
インパクトが大きい
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60
PORTが目指す社会
非日常体験の意志決定支援で人々を幸せに
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61
PORT成長戦略
非日常領域のマッチングDX
ユーザーにノウハウが蓄積されづらい非日常領域におけるサプライヤーとのマッチングを最適化。
そして、各領域のサプライチェーンの最適化を推進することで、よりよい意思決定を支援し、構造的な社会課題を解決していく。
調達
販促活動のデジタル化
販売
マッチング
生産
サプライチェーン最適化 製造
意思決定支援
顧客
ユーザー
物流
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販促活動のデジタル化とは
販促活動のデジタル化とは、情報収集から契約までの流れが人や書籍などに依存しデジタル化されていないところに対し
て、プロセスの最初から最後までを一気通貫して、デジタル化していくことである。
販促活動のデジタル化
マッチング
意思決定支援
ユーザー 顧客
情報収集 比較検討 申込 契約・手続き
旧来プロセス
人 書籍 紹介 書類 書類 書類
PORT 情報収集から契約までを一気通貫できるサービスを提供
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マッチングDXの展開イメージ
マッチングビジネスから各領域に参入し、顧客のサプライチェーンの最適化を行っていく。ユーザーと企業をマッチングさせると
いうビジネスモデルが同様のため、事業ノウハウを活かした各産業進出が容易である。
生産 調達
調達 生産
製造
製造
就職 カードローン
サプライチェーン最適化 販売 販売 サプライチェーン最適化
物流 マッチングビジネス
物流
ユーザー
調達 調達
リフォーム 販売
新規
販売
サプライチェーン最適化 サプライチェーン最適化生産
生産
製造
製造
物流 物流
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64
マッチングビジネスによるアセット
非日常領域のマッチングDX戦略に基づき、各産業でマッチング最大化を目指す取り組みにより、ユーザー基盤、投資資
金、顧客基盤の3つの基盤を蓄積することができる。
ユーザー基盤 投資資金 顧客基盤
業界変革をする上でサービスを 課題解決のためにはプロダクトに投 業界変革に向けたアプローチをす
利用するユーザーの基盤が必要 資し続けられる企業体力が必要 る顧客基盤が必要
Matching
マッチングビジネス
Platform
会員化モデルにより マージン型モデルにより 成果報酬型モデルにより
ユーザー基盤を構築 高い収益性を実現 契約ハードルが低下
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マッチングDXの2ステップ
販促活動のデジタル化と、サプライチェーン最適化の主に2つを主軸とした戦略を実行していく。足元3年は販促活動の
デジタル化によって業績拡大に注力する。
マッチングDXの2ステップ
販促活動の 3方向展開で実現させる
(次ページで詳細説明)
デジタル化
3ヵ年で特に注力
マッチングビジネスで蓄えた、顧客ネットワークおよびユーザーネットワークを
サプライチェーン ベースに、顧客の原料調達や事務処理など、販促機能以外のサプライ
チェーンについてもデジタル化等による効率化を進める。
最適化
中長期戦略
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66
販促活動のデジタル化に向けた3方向展開
販促活動のデジタル化は①領域シェアの拡大、②新領域への展開、③領域横断のクロスセルを通じて実現していく。
売上
①領域シェアの拡大 販促活動のデジタル化
就職、カードローンなどの既存領
域内でのシェアを拡大していく
③クロスセルによる利益最大化
各領域のユーザー基盤をもとに、
領域横断でのクロスセルを実施していく
②新領域への展開
同じビジネスモデルで
類似する領域に参入していく
就職 カードローン リフォーム 新規 ・・・ 領域
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67
販促活動のデジタル化に向けたビジネスモデルの変更点
4つのリスクから脱却し、強固なプロダクトを創出する
Google アフィリエイト 小規模複数
代理店依存
アルゴリズムリスク リンクモデル 低レバレッジビジネス
ブランド・差異性 独自顧客資産 会員モデルの 1プロダクトあたり
の向上 の獲得 徹底 規模の拡大
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4つの変更点の概要
4つの新たな方針に基づいた事業展開を実施し、参入障壁が高く、アセットが蓄積されるビジネスモデル構造を目指す。
サービスブランド力の 独自のコンテンツ、サービスを開発し、ブランド力を高めると同時にチャネルを分
向上 散化することで、検索エンジンに依存しない流入を実現する。
代理店は営業効率が高い一方顧客ネットワークが拡大しないため、独自にエ
独自顧客資産の獲得
ンドクライアントへのアカウント開拓を進め顧客資産を確立する。
いわゆるアフィリンク型のモデルではなく、独自の会員ネットワークを作り上げ、自
会員モデルの徹底 社プラットフォーム内におけるコンバージョンを促進することで、行動データを蓄積。
分析を進め、マッチング最適化を実現する。
1プロダクトあたり 小規模メディアを多く保有するのではなく、大きな市場を選定した上で、業界に
規模の拡大 おけるシェアを拡大させ、地位を確立することで、収益インパクトを大きくする。
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ディスクレーマー
■将来見通しに関する注意事項
• 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
• これらは現在における見込み、予想およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不
確実性を含んでおります。
• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経
済状況が含まれます。
• 今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を
負うものではありません。
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