7047 M-ポート 2020-05-27 17:30:00
2020年3月期 決算説明資料 [pdf]

ポート株式会社 証券コード7047
2020年3月期 決算説明資料


     成長可能性に関する説明資料
                    証券コード:○ ○
                    平成30年○○月


                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   1
新型コロナウイルス感染症において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、
被患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また被患された方々の1日でも早い回復と、
この状況を乗り越え1日でも早く日常を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。

また、日々医療の最前線で治療に尽力されている医療従事者の皆様に、
心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。


当社サービスをご利用いただいているユーザーの皆様におかれましても、
新型コロナウイルスの脅威が少しずつ過ぎ去り、アタリマエの日常を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。

特に当社サービスをご利用いただいている就職活動生におかれましては、重要な人生の選択の機会を迎えた時期に
このような感染症被害ならびに自粛要請が発令され、ご不安の募る日々をお過ごしかと思われます。


当社と致しましては、これまでも皆様に少しでもオンラインでの就活機会を提供することに努めて参りましたが、
引き続き皆さんの就職活動をさらにご支援できるよう尽力して参ります。

引き続き感染対策を伴いながらの就職活動が続くかと思われますが、
ご自愛なさいますようお祈り申し上げます。

                                                     ポート株式会社 役職員一同




                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                   2
目次




     1   2020年3月期 通期決算概要


     2   新型コロナウイルスへの対応


     3   Appendix




               ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   3
                                                3
エグゼクティブサマリー     2020年3月期 決算




      前年同期比、大幅な増収増益達成。
      売上高4,103百万円(前年同期比+35%)、EBITDA792百万
      円(前年同期比+40%)。
      直近3期間は毎年売上高10億円ずつ増収し、高い成長率を維持。




      新型コロナウイルスの影響に関しては、短期的には自粛による影響
      が一定数あるものの、キャリア・ファイナンス共に回復後の需要は変
      わらず、影響は時限的であると現時点では見込んでいる。




       アフターコロナの世界で、新たな生活様式が求められている中、
       オンライン就活やオンライン診療を推進し、新たな仕組みづくりに挑
       戦していく。




            ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   4
                                             4
    2020年3月期
    通期決算概要




©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   5
  業績ハイライト                      2020年3月期 累計 業績予想対比


                  期首予想に対しては、当期純利益以外の指標はすべて達成。
            修正予想に対してはコロナの影響により、僅かに未達となったが、概ね想定通りの結果となった。



                        2020年3月期       2020年3月期                        2020年3月期
      単位:百万円                                                 達成率                  達成率
                          通期実績        修正予想(3/31)                         期首予想



       売上高               4,103           4,120              99%        3,819      107%


    EBITDA※                  792             -                 -          -        -


     営業利益                    699          710               98%         685       102%


     経常利益                    708          700              101%         639       110%


    当期純利益                    382           未定                  -        543       70%

※EBITDA = 営業利益 +   減価償却費 +   のれん償却費


                                      ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                     6
                                                                                         6
業績ハイライト                2020年3月期 第4四半期会計期間


    第4四半期会計期間では売上高+35%、営業利益+19%、EBITDA+23%増加。
                キャリア領域の一部非主力サービスについて、
    新型コロナウイルスの感染拡大の影響も含んだ将来の回収可能性を保守的に見積もった結果、
       当期純利益は▲68%となった。主力サービスの収益性に関しては引き続き堅調。


                             2020年3月期                2019年3月期
       単位:百万円                                                   増減率
                          第4四半期会計期間実績             第4四半期会計期間実績



        売上高                     1,318                    976    +35%

      EBITDA※                     280                    227    +23%

       営業利益                       259                    216    +19%

       経常利益                       277                    202    +37%

     当期純利益                         90                    288    ▲68%

 ※EBITDA = 営業利益 +   減価償却費 +   のれん償却費

                               ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED          7
                                                                       7
業績ハイライト                 2020年3月期 累計 前年比


        前期比では売上高+35%、営業利益+28%、EBITDA+40%増加。
    当期純利益が前期比▲30%となっているのは、先述の通りであり、主力サービスの収益性は堅調。



                                2020年3月期               2019年3月期   YonY
         単位:百万円
                                  通期実績                   通期実績     増減率



          売上高                    4,103                  3,039     +35%

       EBITDA※                    792                     563     +40%

        営業利益                      699                     542     +28%

        経常利益                      708                     517     +36%

       当期純利益                      382                     549     ▲30%

 ※EBITDA = 営業利益 +   減価償却費 +   のれん償却費



                                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED           8
                                                                         8
通期業績推移
                               前期比 売上高+35%、営業利益+28%
                        直近3か年は売上高10億円ずつ上昇しており、当期においても成長性を維持。
                           メディア投資による安定的な収益基盤と確実な利益成長を実現。



                               売上高                                                                  営業利益
4,500                                                                        800
                                                                                                                                           699
                      YonY増加率                                                                     YonY増加率
                                                                4,103
4,000

                        +35%                                                                        +28%
                                                                             600                         542
3,500
                                                     3,039
3,000                                                                        400

2,500
                                                                             200
                                          1,931
2,000

1,500                                                                          0

                                942
1,000                                                                              ▲ 74
                     600                                                   ▲ 200                                    ▲ 133
 500      343

   0                                                                       ▲ 400              ▲ 317      ▲ 325
         FY2015/3   FY2016/3   FY2017/3   FY2018/3   FY2019/3   FY2020/3           FY2015/3   FY2016/3   FY2017/3   FY2018/3   FY2019/3   FY2020/3



        単位:百万円


                                                         ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                                              9
                                                                                                                                                     9
  四半期業績推移

                                     今期すべての四半期において、YonYで増収。
                                  特に下半期にかけて売上・営業利益ともに大きく増加した。
                                    営業利益に関しては、第2四半期を除き増益。


                       売上高                                                          営業利益
1,400                                                1,318       300


1,200
                                                                                                                  258
                                                                 250
                                          982      976                                                      216
1,000
               888          914
                                                                 200

 800
                      711           714                                       153    145 145
         636                                                     150
                                                                                                      142
 600

                                                                                                 94
                                                                 100     85
 400


                                                                  50
 200


   0                                                               0
           1Q           2Q            3Q             4Q                   1Q           2Q          3Q         4Q

                     2019年3月期     2020年3月期                                          2019年3月期   2020年3月期

単位:百万円


                                                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                          10
                                                                                                                        10
第4四半期 業績推移

           第4四半期においては、2018年3月期から2019年3月期の成長率が+27%だったのに対し、
           当第4四半期はコロナによる自粛があるものの、前期比+35%と昨年を上回る水準で成長。



                                      売上高
                                                                1,318
                                                    +35%
   1,400


   1,200


   1,000
                             +27%             976

    800
                   768

    600


    400


    200


      0
                 FY2018/4Q                  FY2019/4Q          FY2020/4Q
単位:百万円




                              ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED               11
                                                                           11
      領域別売上高

                                   全領域前年同期比で大幅増収。特にファイナンス領域に関しては、
                                     M&Aの効果とマーケティング効率の改善により大きく伸長。
                 キャリア                                          ファイナンス                                                その他
      2020年3月期           2019年3月期                 2020年3月期                  2019年3月期                     2020年3月期               2019年3月期
         累計                 累計                       累計                        累計                           累計                     累計
             2,208 / 1,884                                1,744 / 1,129                                            150 / 27
                +17%                                           +54%                                                +455%
800                                         700                                                     60
                                                                                              595                                             50
700                                645672   600                                                     50
                                                                                                              42
600                536       533            500
         466              470                                                     427               40                  35
500                                                      379
                 408                        400                       342
400    359                                                                              320         30
                                                                297                                                                 22
                                            300    270
300                                                                         240
                                                                                                    20
200                                         200                                                                                          11
                                                                                                    10    7         5
100                                         100                                                                                 3
 0                                                                                                   0
                                             0
        1Q        2Q       3Q       4Q                                                                     1Q        2Q         3Q        4Q
                                                     1Q          2Q           3Q         4Q
                       キャリア                                                                                               その他
                                                                  ファイナンス
             2019年3月期    2020年3月期                                                                               2019年3月期     2020年3月期 単位:百万円
                                                           2019年3月期         2020年3月期


         通年では凡そ計画差異は
                                                           前期比54%増収し、                                    メディカル、リーガル、新規事業等の
         大きくないものの、後半は
                                                             好調に推移。                                            売上を計上。
       コロナの影響を受け成長が鈍化。



                                                  ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                                                   12
                                                                                                                                                   12
収益拡大における重要なポイント_キャリア(新卒)

    キャリアの新卒ジャンルの売上高は会員数×会員一人当たり売上高で構成される。



   会員一人当た
    り売上高
                        会員数                     売上高




   会員一人当た    ✔レコメンド機能の改善等で、会員のアクティブ率を高める。
   りアクション数   ✔案件バリエーションを増やし、会員の選択肢を拡大する。




             ✔送客数を向上させる、顧客の満足度を高める。
     単価      ✔質の高い送客(着席率やマッチング率が高い等)を実現し、顧客のKPIを達成する。




               ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED           13
                                                        13
領域別KPI推移_キャリア(20卒結果)

                         会員数の増加が売上高成長に貢献。
                   2月以降はコロナの影響等もあり会員一人当たり売上高は微減。

                   会員数                                      会員一人当たり売上高
                                                          1月までは前年同水準で推移していたが、
       コンテンツ投資によるチャネル強化でアクセス数が向上。                        2月以降の売上高微減により▲6%となった。



 300
            YonY増減率                               1.05
                                                                 YonY増減率
 250
              +24%                                  1
                                                                   ▲6%
                                                  0.95

                                                   0.9
 200
                                                  0.85

                                                   0.8
 150
                                                  0.75

                                                   0.7
 100
                                                  0.65

 50                                                0.6

                                                  0.55

  0                                                0.5
             19卒               20卒                           2019年3月期            2020年3月期

   単位:千人            会員数                           単位:倍率


   ※2019年3月末時点の19年3月卒業予定の新卒会員数と                    ※2019年3月期累計を1とした場合の一人当たり売上高
    2020年3月末時点の20年3月卒業予定の新卒会員数を比較

                                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                              14
                                                                                            14
  領域別KPI推移_キャリア(21卒会員数推移)

          21卒会員数に対しては、前年を上回る勢いで新規会員数を獲得。累計で前期比+32%増加となった。
                 特に第4四半期にかけて増加し、2月は+43%、3月は+41%となった。
60,000              コロナ自粛により収益には多少のマイナス影響が出ているものの、
                 将来の収益基盤となる会員獲得に関しては想定を上回る成長を遂げている。

50,000




40,000




30,000




20,000




10,000




    0
           4月      5月      6月      7月      8月      9月          10月   11月     12月   1月   2月   3月
単位::人
                                                   20卒   21卒

         ※20卒会員は2018年4月~2019年3月までの新規会員数、21卒会員は、2019年4月~2020年3月までの新規会員数を比較。


                                        ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                            15
                                                                                                  15
収益拡大における重点ポイント_ファイナンス

            ファイナンスの売上高は送客数×単価で構成される。
  キャリアとは違い会員モデルを採用しておらず、送客数はアクセスもしくはCVRの改善により上昇。



   送客数                     単価                     売上高




              ✓ 陳腐化しづらいコンテンツにより安定的なアクセスを継続獲得。
   アクセス数      ✓ データ分析の結果からコンテンツのリライトを実施し、継続的にアクセスを拡大。
              ✓ 業務提携やメディア買収、広告宣伝等によるチャネルの増加によりアクセス拡大。




              ✓ コンテンツと広告の相関性などのテストマーケティングを繰り返し最適化を図る。
    CVR       ✓ 送客結果などのデータ分析から更なる送客効率を最適・最大化。




                 ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED         16
                                                        16
領域別KPI推移_ファイナンス
              送客件数の年間累計はYonY 54%増加となった。
社内で培ってきたノウハウ等を活用しマーケティング効率が改善したことと、M&Aにより新規メディアが増加したことにより
        第4四半期においては、前期比+105%増加。単価は前年度水準を維持。
 250%




 200%




 150%




 100%




 50%




  0%
        1Q     2Q              3Q           4Q          1Q           2Q              3Q   4Q

                    2019年3月期                                              2020年3月期

                                            送客件数       単価
 ※単価:2019年3月期第1四半期実績を100%とした推移

                                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                             17
                                                                                               17
 売上高広告宣伝費比率
            売上高広告宣伝費比率は、第10期売上達成に向けた先行広告投資によるものであり、
                今回の広告投下により一定の業績結果を出すことができると考察。
       しかし、今後も現在の事業方針下においては、売上高広告宣伝費率30%を水準としてコントロールしていく。

                                     2019年3月期平均                                                         2020年3月期平均
   1,400                                   30%                                                                     33%                                             1,318
                                                                                                                                                                                   60%



   1,200
                                                                                                                                                                                   50%
                               49%

                                                                                                       976                                          982
   1,000
                                                                                                                                     914
                                                                                                                      888                                                          40%
                  39%                       39%                                                                                                                            38.0%
    800                                           768 35%
                                                                                                              33.8%                                        34.2%
                                                                         711            714
                                                             636 30.0%                         29.9%                         29.5%          30.4%                                  30%
                                                                                28.0%
    600
                                     490                                                                                                                               507

                        396                                                                                                                                                        20%
    400                                                                                                      330                                          335
           276                                      268                                                                     262            277
                              194          193                  191            199            213
                                                                                                                                                                                   10%
    200
                 107


      0                                                                                                                                                                            0%
            1Q           2Q           3Q           4Q          1Q         2Q             3Q             4Q             1Q             2Q             3Q              4Q

単位:百万円                    2018年3月期                                         2019年3月期                                                    2020年3月期

                                                             売上高           広告宣伝費                    広告宣伝費率


                                                            ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                                                                               18
                                                                                                                                                                                         18
貸借対照表

         自己資本比率は、53.3%(全事業年度末は60.0%)と引き続き高い水準を維持。
          非注力サービスの売却及び減損損失の計上により、のれん・ソフトウェアが減少。


              2020年3月期
  単位:百万円                                                     2019/12末    2019/3末
               第4四半期   2019/12末比 2019/3末比
  流動資産合計            3,618           422                523       3,196       3,095
  固定資産合計             338           -141                -41         479        379
  繰延資産合計               4             -1                 -3           5          7
資産合計                3,962           280                480       3,682       3,482
  流動負債合計            1,189           167                -20       1,022       1,209
  固定負債合計             656             17                475         639        181
負債合計                1,845           184                454       1,661       1,391
純資産合計               2,116            96                25        2,020       2,091


のれん                     0           -32            -123            32         123
ソフトウェア               186           -101                138         287         48




                      ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                 19
                                                                                     19
新型コロナウイルスへの対応




 ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   20
新型コロナウイルス対策に関するサマリー



      昨年水準の売上高維持には現時点で大きな影響は出ていないものの、
      さらに業績成長させる計画に対しては、影響が発生しう得る。




      就活ジャンルでは、「リクサポーOnline」や「オンラインイベント」など、
      オンライン就活に対応した新たなサービスを提供。




      当社サービスを利用する医療機関のオンライン診療の受診者数は、
      3月、4月ともに大幅に増加。
      感染防止のため、初診、再診共に受診者数が増えている。




             ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   21
                                              21
新型コロナウイルスの事業への影響

         昨年水準の売上高維持には現時点で大きな影響は出ていないものの、
           回復スピード等により昨年以上の業績に対して影響が発生し得る。
 キャリア領域において、採用スケジュール変化は一部で発生しているものの影響は時限的であると考える。
        ファイナンス領域に関しては影響は限定的であり、大きな影響は出ていない。



                   現時点                               コロナ収束後


                                              ➢ 就職希望者数は今後も変わらないため、企業
          ➢ 就職活動の遅延や広告マーケティング費削減の
                                                の採用意欲は継続していく見込みである
  キャリア      影響はあるものの限定的であり、また時限的で
                                              ➢ 就職活動のオンライン化の流れを推進すること
            ある
                                                で、売上を伸ばしていく




                                              ➢ 今後も継続的にカードローンの需要は伸びていく
          ➢ オンラインでの各種サービス申込が主流のため、
 ファイナンス     ユーザーニーズに大きな変化は見られない
                                                と当社では見込んでおり、安定的に売上の伸
                                                長を想定している




                  ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                         22
                                                                         22
業績への影響

    新型コロナウイルスの影響は、①自粛による影響と、②経済による影響の2段構造となっており、
    2020年3月期からさらに業績成長をさせる計画に対しては、マイナス影響を及ぼしているものの、
       自粛による影響は6月以降軽減され、新卒採用ニーズも回復していくと見込んでいる。

                                                                            ③オンライン化
                                       売上高                                オンライン化の流れに伴い、
                                                                             新たな需要に対応
                                               要因①自粛による影響
                                              顧客企業の採用活動の自粛等に                 ②経済回復
                                              より自粛期間中の業績には影響              顧客企業の採用投資の増加

                                               要因②経済による影響
                                               顧客企業の広告宣伝費や                   ①自粛緩和
                                               採用投資の抑制による影響               顧客企業の採用活動再開
2年間平均成長率
  +46%




                        FY2021/3   FY2021/3                    FY2021/3
             FY2020/3     (当初)      (自粛下)                      (自粛緩和)


    過去の成長実績からみた今期の期待業績        感染症の影響と回復に向けた捉え方



                           ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                 23
                                                                                          23
 就活ジャンル 新卒市場の動向
     新卒市場の動きを見ると、2009年のリーマンショックの際も、大卒者の有効求人倍率は1.0を超え求人超過の状態であり、
          マッチングのニーズは継続されている。また求人数も中期的には回復しており、影響は時限的である。
新卒市場においては、求職者数は変わらず、また人手不足の状況においては新規学卒者採用ニーズが長期的に落ち込み続けることは考えにくい。

                                                          大卒者 求人倍率の推移
    1,000                                                                                                                                                  2.50

                                    リーマンショック
     900
                2.14       2.14
     800                                                                                                                                                   2.00
                                                                                                                                         1.88
                                                                                                                                                    1.83
     700                                                                                                           1.74       1.78
                                                                                                        1.73
                                      1.62                                                   1.61
     600                                                                                                                                                   1.50

     500                                         1.28                  1.27       1.28
                                                            1.23

     400                                                                                                                                                   1.00

     300

     200                                                                                                                                                   0.50

     100

       0                                                                                                                                                   0.00
            2008年      2009年      2010年      2011年      2012年      2013年      2014年      2015年      2016年      2017年      2018年      2019年      2020年
            3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒        3月卒
   単位:万人                                                                                                                                                   単位:倍率
                                                     求人総数             民間企業就職希望者数                       求人倍率
                                                                                                                     出所:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」


                                                        ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                                                             24
                                                                                                                                                                   24
就活ジャンル オンライン就活の取り組み


     就職支援プロジェクト「リクサポーOnline」始動

     新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言等を受け、対面での採用活動が難し
     い状況が続くことで、将来の進路に不安を抱える就活生を減らすために、会社説明会か
     ら内定まで完全にオンライン化を推進する就活支援
     プロジェクト「リクサポーOnline」を立ち上げました。
     現在、約40社の企業様にご賛同いただき、プロジェ
     クトを推進しております。

     HP:https://careerpark.jp/rikusapo/




     オンライン就活イベント開催

     当社では、自粛に伴うリアルのイベント開催が難しい状況を受け、オンラインでの就活イベ
     ント実施を開始いたしました。




                           ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   25
                                                            25
その他 オンライン診療


          新型コロナウイルスの初診をオンラインで実施

          当社はかねてより初診オンライン診療解禁に向け準備を進めて参りましたが、2020年4
          月10日厚生労働省から発表された指針に基づき、この度、提携医療機関とともに、新
          型コロナウイルス感染拡大防止のための初期対応をオンライン診療で開始いたしました。

          また、全国の高血圧の患者に対しては、一般社団法人テレメディーズと連携し、高血圧
          診療を中心に初診からオンライン診療を提供開始しております。

          これにより通院患者や医療従事者間での感
          染を防ぎ、院内クラスター発生を阻止できると
          考えます。

          今後も、様々な形でオンライン診療を推進し
          て参ります。



   リリースはこちら
   https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08676/af3f790a/495a/460e/8ef6/c5e7e8b2161d/140120200413493453.pdf

   https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08676/d91d6f2d/7581/4d89/8858/27efc1bca6b1/140120200406490279.pdf



                                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                                26
                                                                                                                  26
その他 オンライン診療 受診者数の推移

 当社サービスを利用する一部医療機関のオンライン診療の受診者数は、3月、4月ともに大幅に増加。
       新型コロナウイルスの感染防止のため、初診、再診共に受診者数が増えている。



                  オンライン診療 受診者数



                                   YonY増減率
     YonY増減率                        +839%
      +200%




            3月                                       4月

                          2019年     2020年
     ※主要提携医療機関からの報告に基づく当社算定による


                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED        27
                                                          27
感染予防対策と従業員サポート体制


    在宅勤務(リモートワーク)を導入
    2020年3月27日より、一部を除く全従業員に対して、原則リモートワークを
    導入し、各種面接・面談や会議等においては、原則オンラインで実施。




    全従業員にオンライン診療システム「ポートメディカル」の環境提供
    当社が開発したオンライン診療システム「ポートメディカル」を導入し、自宅から
    診療を受けられる体制を導入。




    「新型コロナ メンタルサポートプログラム」導入
    株式会社cotreeが提供するオンラインカウンセリング「新型コロナ メンタルサ
    ポートプログラム」を導入。従業員のメンタルサポートを実施。



             ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   28
                                              28
今後の方針について

    第10期業績予想について

    新型コロナウイルス感染症の収束時期や市場環境の変化など、将来の当社
    の事業活動へ及ぼす影響についての不確定要素が多く、適正かつ合理的な
    計画の策定が非常に困難であることから、公表を見送ることといたしました。
    当社事業活動への影響の確認等、適正かつ合理的な計画の策定が可能と
    なった時点で、速やかに公表させていただく予定です。




    中期経営計画について

    5月に発表を予定しておりました中期経営計画に関しては、業績予想と同様に
    足元の景気動向が不透明であるため、当面の間発表を延期させていただきま
    す。なお、市場環境や景況感を踏まえた適正かつ合理的な計画の策定ができ
    次第、発表致します。




            ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   29
                                             29
      Appendix




©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED   30
会社概要


         世界中に、アタリマエとシアワセを。
 社名          ポート株式会社/PORT INC.

 設立          2011年4月18日

 本社所在地       東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー12F

 支社・サテライトオフィス 支社:東京都新宿区西新宿7-21-1 新宿ロイヤルビル6F
 所在地          サテライトオフィス:宮崎県日南市岩崎3丁目9−5
 事業内容        インターネットメディア事業

 従業員数        159名(2020年3月)

 平均年齢        約29歳

 男女比率        6:4

 証券コード       7047(東証マザーズ、福証Q-Board 2018年12月21日上場)

                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED      31
                                                    31
 ビジネスモデル

             悩みごとの解決を目指すユーザー向けにインターネットメディアを開発。
当社のメディア経由で当社の取引先の開催するイベントや商品に申込が発生する(=送客)と、成果報酬が発生するモデル。


          STEP1 悩む                  STEP2 調べる                        STEP3 行動する




         悩み                       ノウハウ          ノウハウ
                                                                        クライアント企業(広告主)
     Ex)履歴書の書き方は?
                                         ノウハウ          ノウハウ

    貯金ってどれくらいあればいい?

                       検索                                     申込
                                                                               主な取引先


                                                                        キャリア領域    ファイナンス領域
                      情報の提供                                   成果報酬
                                                                        人材会社      金融系事業者




                            ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                   32
                                                                                             32
当社の事業戦略

    メディアの領域を拡大(水平展開)し送客による収益を獲得しつつ、ユーザーの行動データを蓄え、
データを活用しながら各領域に非メディアのリアルプロダクトを開発し、領域内のシェアを拡大する。(垂直展開)


           領域1                      領域2                領域3
垂
直         リアルプロダクト                リアルプロダクト            リアルプロダクト
展
開
に
よ
る
領         データベース                    データベース            データベース
域
シ
ェ
ア
の          メディア                      メディア              メディア
拡
大

        領域拡大                      領域拡大                領域拡大

                     水平展開による参入領域の拡大

                     ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED              33
                                                                 33
当社の成長ステップ

 各領域No1サービス創出のため、現在はSTEP1、2として送客基盤となるメディア開発と収益化を推進。
          一部キャリア領域では人材紹介等のリアルプロダクトの開発にも着手。



       【STEP4】
      領域No1サービス
                  オンライン、オフライン双方のサービスを拡大、連携を強化し、
         の創出      各領域No1サービスを創出する。

       【STEP3】
      リアルプロダクト    ユーザーの行動データから各領域にリアルプロダクト・サービスを開発
       サービス開発



       【STEP2】
        収益化       送客を中心とした成果報酬型サービスを開発し、収益基盤とする。
 現在




       【STEP1】
      行動データの獲得
                  メディアを開発、買収し、ユーザーデータ、行動データを収集する。




                  ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED      34
                                                      34
これまでの事業方針

    2020年3月期はスモールバーティカルメディア戦略に基づいた、メディアの買収を積極推進。
                   累計10のメディアを買収。




               スモールバーティカル戦略



                                                  数百万円~数千万円
                スモールメディアの買収                        の小規模M&A


キャリア     ファイナンス               その他                   合計



4 4 2
  メディア        メディア                  メディア          10     メディア


                 ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                 35
                                                                35
スモールバーティカル戦略のPros/Cons

     これまで進めてきたスモールバーティカル戦略は、堅調成長には効果的であるものの、
   事業数が増えることによるボラティリティリスクや非効率性を生むため急激成長の難易度は高い。



        Pros                                     Cons


  EBITDA2年分程度で購入でき、収益                    小規模ゆえ、人的リソースも含めた投資
  貢献しやすい。                                余地が少なく爆発的成長が見込みづら
                                         い。

  スモールバーティカルで分散投資のためリ                    一つ一つ小規模ゆえサイト数が増加し、
  スクも小さい。                                非効率性を生みやすい。


  高い収益率を実現することができる。




                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                36
                                                              36
スモールバーティカル戦略の見直し~主力サービスの選択と集中~

         スモールバーティカル戦略の見直しに当たって、各種小規模サービス、
      中期的に当社の柱にならないサービスから撤退。注力領域にリソースを集中させる。

   ▼撤退メディア等一覧


          キャリア領域                                     ファイナンス領域




          メディカル領域                                    リーガル領域




                    ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED              37
                                                                37
今後の事業方針

      事業ポートフォリオを主力の就活、カードローン、新規事業として再編。
   事業実績があり事業投資による効果が高く、勝算のある就活とカードローンに最注力。
    ポートメディカル等成長ポテンシャルの高い領域については新規事業として継続。

       これまでの                                今後の
     事業ポートフォリオ                            事業ポートフォリオ

       キャリア
                                                就活

      ファイナンス
                                            カードローン
      メディカル


       リーガル                                     新規事業

               ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED          38
                                                       38
就活市場規模イメージ

                                   新卒採用支援市場(※1)は年々拡大傾向。
                               当社シェアは約1%程度であり、拡大余地は十分にあるものと思料。

                                                    新卒採用支援サービス市場規模推移
           140,000
                                                                                              128,643     128,129
                                                                             125,262
                                                           118,479
           120,000
                                          110,405
                         99,863
           100,000



            80,000



            60,000



            40,000

                                                                                                                     当社シェア
            20,000                                                                                                    約2%

                 0
                        2015年度            2016年度           2017年度           2018年度       2019年度(見込み)    2020年度(予測)
    単位:百万円



※1 矢野経済研究所 新卒採用支援サービス市場に関する調査(2020年)( https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2401 ) より


                                                ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                                           39
                                                                                                                         39
         今、新型コロナウイルス感染拡大により、
        既存の価値観は通用しなくなり、半ば強制的に
     新しい生活様式・新しいビジネスモデルが求められています。




世界中に、アタリマエとシアワセを。
            このミッションを体現するために
            今、私たちにできることはなにか。

        この大きなマーケット変革が起きている状況を
 私たちは前向きに捉え、ここから新たなチャレンジをしていきたいと考えています。



                                          40
ディスクレーマー



■将来見通しに関する注意事項
• 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。

• これらは現在における見込み、予想およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不
確実性を含んでおります。

• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経
済状況が含まれます。

• 今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を
負うものではありません。




                          ©PORT INC. ALL RIGHTS RESERVED                41
                                                                        41