7043 M-アルー 2020-08-13 15:30:00
業績予想の修正、剰余金配当(中間配当無配)及び期末配当予想の修正並びに特別損失計上に関するお知らせ [pdf]

                                                               2020 年8月 13 日
各   位
                                      会   社    名 ア ル ー 株 式 会 社
                                      代 表 者 名 代表取締役社長 落 合 文 四 郎
                                                    (コード番号:7043 東証マザーズ)
                                      問 合 せ 先 取締役 執行役員
                                                                    稲 村 大 悟
                                                    コーポレート部長
                                                         ( TEL. 03-6268-9791)


    業績予想の修正、剰余金配当(中間配当無配)及び期末配当予想の修正並びに
                      特別損失計上に関するお知らせ

  当社は、2020 年8月 13 日開催の取締役会において、以下のとおり、2020 年5月 13 日に公表した
2020 年 12 月期(2020 年1月1日~2020 年 12 月 31 日)の業績予想及び配当予想を修正し、レンジ形式で
の開示としておりました売上高並びに未定としておりました利益額の予想及び配当予想について、下記
のとおりお知らせいたします。
 また、当社は 2020 年 12 月期第2四半期において、事業整理損及び新型コロナウイルス感染症による
損失を特別損失として計上することといたしましたので、併せてお知らせいたします。


                               記


1.当期の連結業績予想数値の修正(2020年1月1日~2020年12月31日)
                                                    親会社株主に
                                                                 1株当たり
                売上高        営業利益       経常利益           帰属する
                                                                 当期純利益
                                                    当期純利益
                  百万円        百万円          百万円          百万円            円 銭
前回発表予想(A)          1,700      未定           未定           未定             未定
                 ~2,000
今回修正予想(B)          1,700     △315         △325          △270        △107.08
増減額(B-A)               0
                                  ―           ―           ―              ―
                 ~△300
増 減 率 ( % )          0.0
                                  ―           ―           ―              ―
                 ~△15.0
(参考)前期連結実
績(2019 年 12 月      2,509      165             160        115          45.68
期           )




                              ―1―
2.修正の理由
 新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、各国の情勢に様々な影響を及ぼしており、当社グルー
プにおきましても、集合形式での教室型研修の実施見合わせ及び海外派遣型研修の渡航取り止めなどに
よる販売への影響や、海外子会社における、渡航や外出の制限の措置等による事業運営への影響を受け
ております。
 2020年5月13日時点に公表いたしました2020年12月期の連結業績予想につきましては、感染症の広が
りや収束時期等を合理的に予測することが困難でありましたので、売上高のみレンジでの開示とし、利
益を未定としておりましたが、当第2四半期の実績を加味し、現時点で入手可能な情報や予測等に基づ
き業績予想を算定いたしましたのでお知らせいたします。


 当社グループにおきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大や、緊急事態宣言の発出を受けた、集
合研修の実施見送りや海外渡航の制限等により、2020年上半期は業績に大きな影響を受けました。
 緊急事態宣言の解除を受け、徐々に経済活動は再開されてきてはおりますが、前回の予想数値の発表
時よりも、世界的な状況は悪化しており、当期下半期にかけて当社グループの海外派遣研修及びALUGO
BOOT CAMPの実施の取り止めや、集合形式での教室型研修の見送りが全体的に継続しております。
 そのため、2020年中は現在の状況が続き、その回復は2021年以降になると考え、売上高をレンジでの
開示から、現在の受注状況及び今後実施予定の研修の見送りやキャンセル等を加味したうえで今回の売
上高の予想数値へと修正いたしました。


 利益面では、前述のとおり集合形式での教室型研修及び海外への渡航を伴うグローバル人材育成の研
修の見送りが継続しているため、売上高の減少に応じて売上総利益が相対的に低下しております。また、
当社の販売費及び一般管理費は人件費や地代家賃等固定費の占める割合が高いため、売上高の減少が
2020年12月期の営業利益や経常利益の減少に直接的に影響しております。
 一方で、現在、グローバル人材育成において、個人向けALUGOの広告出稿に代表される個人向けマー
ケティングを停止する事や、海外派遣研修やALUGOの納品拠点である当社海外子会社の、Alue India
Private LimitedやALUE PHILIPPINES INC.の規模縮小及び人員数の見直しを行い、大幅な経費の削
減に取り組んでおります。
 また、社内での人員配置を見直し、eラーニングコンテンツの拡充やオンライン化の推進を行う担当部
門や、インサイドセールスの強化を目指し新設した部門を設置するなど、組織基盤の強化にも取り組ん
でおり、部門の人材は、個人向けALUGOのマーケティング停止等による人事異動で賄うことで、中途採
用費などの低減を図っております。その他、社内講師の有効的な活用を行うことで原価率の低減に中長
期的に取り組んでまいります。
 なお、上記取り組みにより確保された経営原資を、研修のオンライン化やeラーニングコンテンツの拡
充に投資することで、デジタル化を推進し今後の成長を図ってまいりますが、その結果は2021年12月期
以降となると予測しております。
 以上のことから、2020年12月期の通期連結業績予想につきましては、連結売上高1,700百万円、営業損
失315百万円、経常損失325百万円、親会社株主に帰属する当期純損失270百万円とさせていただきます。




                             ―2―
3.配当(無配)の内容
                                     直近の配当予想               前期実績
                 決   定 額
                                 (2020 年5月 13 日公表)     (2019 年 12 月期)
                 2020 年6月 30 日         2020 年6月 30 日     2019 年 12 月 31 日
基    準   日
1株当たり配当金              0 円 00 銭                  未定              7円 00 銭
配 当 金 総 額                    ―                   ―              17 百万円
効 力 発 生 日                    ―                   ―        2020 年3月 29 日
配  当   原 資                   ―                   ―             利益剰余金

4.当期の配当の内容及び期末配当予想修正の内容(2020年1月1日~2020年12月31日)
                            年間配当金(円)
                第2四半期末        期 末             合                計
                       円 銭         円 銭                              円 銭
 前   回    予   想        未定           未定                               未定
 今 回 修 正 予 想             ―          0.00                             0.00
 当   期    実   績        0.00           ―                                ―
 前   期    実   績
                       0.00         7.00                             7.00
 (2019 年 12 月期)



5.理由
 新型コロナウイルスに関連する感染症の拡大規模や収束時期が見通せない状況下では合理的な業績予
想の算定が困難であり、財政状態に与える影響についても合理的に算定する事は困難なため、配当予想
につきましては未定とさせていただいておりました。
 当第2四半期の実績を加味し、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想の算定を行った結
果、業績予想の修正の理由に記載しております通り、2020年12月期は、当期純損失を計上する見込みであ
り、業績見通しが大変厳しい状況にあるため、2020年12月期の中間配当及び期末配当予想につきまして
は、誠に遺憾ながら無配とさせていただきます。


6.特別損失の内容
(特別損失 事業整理損)
 ALUGOの納品拠点であるALUE PHILIPPINES INC.や海外派遣研修の納品拠点である Alue India
Private Limitedの事業規模の見直しを行い、営業場の規模縮小に係る建物附属設備等の除却損と、人員
の整理に係る割増退職金等の費用11百万円を事業整理損として特別損失に計上しております。


(特別損失 新型コロナウイルス感染症による損失)
 新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、緊急事態宣言が発出され、集合形式での教室型研修の
実施を見送る事例が相次ぎました。当社は、新入社員向け研修の多クラス同時開催を安定的に実施する
ために毎年4月の外部講師の日程を予め確保しておりますが、研修の実施見送りにより生じた外部講師
の日程確保にかかった費用20百万円を新型コロナウイルス感染症による損失として特別損失に計上して
おります。




                                 ―3―
7.業績に与える影響
 上記の特別損失は、本日公表いたしました「2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
に反映しており、本日公表の業績予想に反映しております。

                                                以   上




                       ―4―