7042 J-アクセスグループ 2021-02-12 16:00:00
2021年9月期 第1四半期 業績ハイライト資料 [pdf]
2021 年 2 月 12 日
株式会社アクセスグループ・ホールディングス(証券コード:7042)
2021 年9月期 第 1 四半期 業績ハイライト資料
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、2021 年9月期 第 1 四半期(2020 年 10 月1日~2020 年
12 月 31 日)の業績を発表しましたので、その概況について補足説明をいたします。
■ 売上高 658 百万円(前期比△12.2%)。前期比減は期初より想定。学校広報、デジタル商材が堅調。
・プロモーション事業は、前期比△17.0%。一部業界が軟調も、デジタル商材、キャンペーン事務局は伸長。
・採用広報事業は、同△35.4%。コロナ感染再拡大で早期の採用活動を慎重に見極める企業が増加。
・学校広報事業は、同+111.4%。入試広報・外国人留学生・その他分野とも想定を上回る。新商材も貢献。
■ 営業利益 △175 百万円(前期比△31 百万円*)。前期比減は期初より想定。概ね想定内。学校は伸長。
・プロモーション事業は、前期比△30 百万円*。売上高の要因と連動。概ね想定の範囲で推移。
・採用広報事業は、同△55 百万円*。採用広報周辺業務、連合企画の利益率が向上し、売上減をカバー。
・学校広報事業は、同+52 百万円*。売上伸長に連動し、営業損失改善。利益率が想定を上回る。
■ 通期の業績予想は据え置き。2021 年 9 月期より株主優待制度「プレミアム優待倶楽部」を導入。
・通期売上 41 億円、営業利益 20 百万円の見通し。
・①大学との連携強化、②イベントのオンライン化推進、③他社との業務提携、④多様化する採用広報ニーズへ
の対応、⑤業務代行案件の効率化と拡大 を主要課題として、事業拡大を図る。
・今期より、株主優待制度「プレミアム優待倶楽部」を導入。毎年3月末時点で 3 単元(300 株)以上保有
の株主様にポイント進呈。中長期保有の株主様に積極的に還元。
*セグメント損失が発生しているため、金額による表記をしております。 (百万円未満切捨)
1.第 1 四半期累計期間 連結業績概況
※単位:百万円。百万円未満切捨
2020 年 9 月期 2021 年9月期
連結業績 増 減 率
第 1 四半期累計期間 第 1 四半期累計期間
売 上 高 750 658 △ 12.2%
営 業 利 益 △ 143 △ 175 ―
経 常 利 益 △ 147 △ 181 ―
親 会 社 株 主 に 帰 属 △ 129 △ 181 ―
す る 四 半 期 純 利 益
2.第 1 四半期累計期間 セグメント別売上高
※単位:百万円。百万円未満切捨
2020 年 9 月期 2021 年9月期
セグメント別売上高 増 減 率
第 1 四半期累計期間 第 1 四半期累計期間
プ ロ モ ー シ ョ ン 事 業 349 290 △ 17.0%
採 用 広 報 事 業 325 210 △ 35.4%
学 校 広 報 事 業 74 158 111.4%
合 計 750 658 △ 12.2%
※上記数値には、「セグメント間の内部売上高又は振替高」は含んでおりません。
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3.第1四半期累計期間 セグメント別利益又は損失
※単位:百万円。百万円未満切捨
セグメント別 2020 年 9 月期 2021 年9月期
増 減 率
利益又は損失 第 1 四半期累計期間 第 1 四半期累計期間
プ ロ モ ー シ ョ ン 事 業 △ 1 △ 31 ―
採 用 広 報 事 業 △ 46 △ 101 ―
学 校 広 報 事 業 △ 99 △ 46 ―
調 整 額 4 5 21.5%
合 計 △ 143 △ 175 ―
4.第 1 四半期累計期間の業績補足説明
【 売上面の補足説明 】
連結売上高は 658 百万円(前年同期比△12.2%)となりました。なお、新型コロナウイルス感染症により
上半期中は引き続き経済が停滞するとの見通しに基づき、前年同期比減は期初時点にて織り込み済みとなって
おります。
プロモーション事業では、広告代理店、自治体・公的機関・共済、ケーブルテレビ分野は売上が伸長し、商材別
ではデジタルプロモーション関連、キャンペーン事務局案件、位置情報活用型 DSP 広告等が伸長いたしました。ま
た、アクセスフォーラムのご利用も回復基調にあります。一方、コロナ禍で主に集客面の影響を受ける住宅・不動産、
外食・小売、旅行・宿泊関連は軟調に推移しました。
採用広報事業では、期初時点で新型コロナウイルス感染症の感染再拡大に伴い、一部イベントを第2四半期
以降に移行したことや、早期の採用活動を慎重に見極める企業が増加したことから、全体的に軟調に推移しまし
た。
学校広報事業では、入試広報分野、外国人留学生募集分野、その他分野とも、想定を上回って推移しており
ます。また、オンライン面接システム等の新商材や新たな広報企画を投入したことが奏功し、さらに大学への衛生商
材の拡販も伸長しました。これにより、前年同期及び想定を上回って、堅調に推移しております。
【 損益面の補足説明 】
連結営業利益は△175 百万円(前年同期は△143 百万円)となりました。前年同期比減は、売上減と同
様、期初時点で織り込んでおり、概ね想定の範囲の損益で推移しております。
プロモーション事業では、売上面に連動した損益水準となっており、前年同期比では減少しておりますが、概ね想
定の範囲の損益で推移しております。
採用広報事業では、個別案件の採用広報周辺業務の損益面については、制作物等原価の発生する案件が
減少する一方で、内製でのアウトソーシング業務が増加したことから利益率が改善し、概ね想定の範囲で推移しま
した。また、連合企画についても 11 月までは比較的堅調に推移しました。そのため、全体として想定より利益率が
改善いたしました。
学校広報事業では、売上の伸長に連動して営業損失が大きく改善したのに加え、利益率が想定を上回り、損
益面は想定を上回って推移しております。
5.通期 連結業績の見通し
2020 年 11 月 13 日に公表いたしました連結業績予想を、据え置いております。
2021 年 9 月期第 1 四半期については、前期比減で推移しておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染が
少なくとも第 2 四半期まで収束しないことを想定し、2021 年春以降の経済回復を見込んで、連結業績予想を算
出しております。
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2021 年に入り、当社グループの事業拠点のある東京・大阪・名古屋の3都府県を含む 10 都府県に緊急事
態宣言が再発出され、3月上旬まで継続の見通しとなっております。これにより、経済活動全体が停滞傾向にあ
ることから、その影響を一時的に受けることを予想しております。一方、期初の時点で下半期に比重を置いた予算
を組んでいること、また上半期に予定していた企画を下半期に移行するなど機動的な変更を行っていること、引き
続き一定規模の経費削減を見込んでいることなどを勘案し、通期での連結業績予想を据え置く判断をしておりま
す。
なお、実際の業績は、今後の様々な要因により業績予想数値から変動する場合があります。
※百万円未満切捨
2021 年9月期通期
連結業績 2020 年 9 月期通期
(予想)
百万円 百万円
売 上 高 3,789 4,100
営 業 利 益 △ 171 20
経 常 利 益 △ 189 △ 6
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る △ 310 △ 9
四 半 期 純 利 益
1 株 あ た り △ 258 円 79 銭 △ 7 円 38 銭
当 期 純 利 益
6.業績の季節変動要因について
当社グループの業績は季節変動要因を抱えており、当第1四半期連結累計期間の業績において、営業損失
が生じております。2020 年 11 月 13 日に公表した通期の連結業績予想は、下記の傾向を踏まえた予想となって
おります。
【季節変動要因】
採用広報事業: 就活関連のイベントの開催やアウトソーシング業務等が増加する第2四半期から第3四
半期に売上が集中する傾向。
学校広報事業: 進学説明会の開催や学校のプロモーション活動が増加する第3四半期から第4四半期に
かけて売上が集中する傾向。
【季節変動による影響】
① 採用広報事業、学校広報事業及び連結の業績において、第1四半期に営業損失が生じる傾向。
⇒ 当第1四半期連結累計期間においても同様の状況。
② 採用広報事業は、第3四半期連結累計期間が営業利益のピークとなる傾向。第3四半期までの営業
利益累計額との比較において、通期の営業利益が減少する可能性。
③ 学校広報事業は、第3四半期まで営業損失が生じる可能性。
④ 当社グループ連結の通期の営業利益が、第3四半期までの営業利益累計額と比較して減少する可能性。
7.配当予想
2021 年9月期の配当予想については、新型コロナウイルスの感染拡大や経済情勢が不透明であることから、
現時点では引き続き未定としており、配当予想の公表が可能となった段階で、改めて公表させていただきます。
8.株主優待制度
2021 年9月期より、当社株主様の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力をより
一層高め、中長期的に保有していただける株主様の増加を図ることを目的として、株主優待制度を導入しておりま
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す。
毎年3月末現在の当社株主名簿に記載又は記録された3単元(300 株)以上保有の株主様を対象とし
て、対象となる株主様の保有株式数に応じてポイントを贈呈いたします。初年度よりも次年度以降のほうが還元が
多い仕組みを設けることで、中長期的に当社株式を保有いただける株主様へ、積極的に還元していく方針です。
ポイントは、「アクセスグループ・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」において、2,000 点以上の商品からお
好みの商品をお選びいただけます。また、当社の経営理念である「人や社会をベストな未来に導く」ことを株主優待
制度でも形にするため、国内外の人たちに学びの機会を提供したり、命を守る取り組みを行っている公益法人等の
社会貢献活動に対し、ポイントによる寄付もご選択いただけます。
【株主優待ポイント表】(1ポイント≒1円)
保有株式数 初年度 2年目以降※ 贈呈時期
300 株~499 株 3000 ポイント 3500 ポイント
500 株~799 株 6000 ポイント 7000 ポイント
5月中旬
800 株~999 株 10000 ポイント 12000 ポイント
1000 株~ 15000 ポイント 18000 ポイント
※2年目以降のポイント表は、2022 年3月末を権利確定日とするポイント付与分より適用されます。
詳細は、以下の URL をご参照ください。
https://accessghd.premium-yutaiclub.jp/pre/
9.当社グループが取り組む主要課題
<大学との取引深化による進学・就職領域の事業拡大>
当社グループは学校広報事業で大学の入試広報部門との取引を拡大してきただけでなく、採用広報事業でも
大学キャリアセンター(就職部門)や国際部門とも取引や連携を重ねてきました。今後は教育機関の全部門や
学園全体への提案を強化し、大学と新たなイベント等を開発するなど、事業の拡大を進めます。
<イベントのオンライン化の推進>
当社グループは就職・進学の両面で多数のイベント開催実績がありますが、コロナ禍でのオンラインイベントニーズ
に対応し、新たな生活スタイルに対応した商品開発を進めています。2021 年 9 月期は本格的な戦略企画化を
図っているほか、オンラインイベントの企画・運営業務の受託を拡大するなど、イベントオンライン化を推進しています。
その一環として、2021 年 1 月より、入社・入学・卒業式や説明会、オープンキャンパスなどのライブ配信をワンパ
ッケージ化する、イベントライブ配信支援サービスの提供を開始しています。
<他社との業務提携による既存事業の拡大>
当社が積極的に他社との業務提携の可能性を模索し、既存事業の拡大を図っております。以下の通り、すでに
複数の協業を開始しており、他社の事業を組み合わせることで、当社グループの収益基盤安定化とブランド力の強
化を図ってまいります。これ以外にも、さらなる提携先の開拓を進めてまいります。
[リリース済の業務提携内容]
業務提携先 提携内容
ディーエムソリューションズ㈱ ・キャンペーン事務局運営サービスの営業機会拡大と相
互支援
エイトレント㈱ ・グループ全体でのレンタル事業への参入
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㈱One Terrace ・日本語教育機関向けサービスで業務提携
・ASEAN 諸国を中心とした高度人材と日本企業とのマッ
チングの協業
・ベトナム現地での留学生募集分野での協業
㈱スポキャリ ・アスリート人材の採用支援
アルファサード㈱ ・AI 翻訳で Web をやさしい日本語に自動変換するシス
テム「伝えるウェブ」の拡販
㈱リアライブ ・新卒採用支援分野での商品全般の相互拡販
エイトグローバル人材㈱ ※資本業務提携 ・インドネシア高度人材の日本企業への就業支援
㈱グローバル・リンク・マネジメント ・外国人留学生向けサポート(進学・就職・住まい) に
㈱Linc おける相互営業協力
<多様化する採用広報ニーズや公的施策への対応>
就職活動の早期化やコロナ禍による採用市場の構造変化、採用活動のオンラインシフトなど、採用広報ニーズ
は多様化しています。これに対応し、既存イベントを対面型・オンライン型の両面から採算性とサービス性を追求し
たサービスにし、さらにアスリート人材特化型企画、インターンシップ企画、公的施策への対応などを拡充します。
<業務代行案件の効率化と拡大>
プロモーション事業の㈱アクセスプログレスが保有する業務推進センターでは、広告広報に関連する印刷、発送
代行、テレマセンター、データ管理、保管業務等の各種業務代行を請け負っています。近年、同センターが提供す
る機能を複合的に組み合わせたトータル案件の受託機会が拡大しており、効率化と受託体制の強化を図ります。
10.当社グループの主なトピックス(第 1 四半期)
■No1 の獲得・新規案件の受託
・【採用広報】 アクセス就活「キャリアセンターを利用する学生におすすめの就活支援サービス」ブランドイメージ調査で
No.1 を獲得
・【学校広報】 令和 2 年度文部科学省委託事業「専修学校グローバル化対応推進支援事業」各種業務を受託
・【学校広報】 独立行政法人日本学生支援機構より、『2020 年度 JASSO 主催日本留学オンラインフェア
及び 外国人学生のためのオンライン進学説明会実施に係る業務委託』を受託
■自社での取り組み・新商品の開発・販売開始
・【プロモーション】 大阪府と株式会社関西ぱどとの連携で、小学生向けの防災情報誌「もしも新聞」を発行
・【プロモーション】 手をかざすだけ、約 1 秒で検温完了する「dotCube(ドットキューブ)」を販売開始
・【採用広報】 特定分野で No.1 を取得した企業限定のマッチング企画を開始。No.1 の認証も支援
・【学校広報】 桜美林大学と連携し、オンライン面接試験の業務負荷を軽減する新システム「AeOS」を開発
■他社との連携による新たな取り組み
・【採用広報】 ㈱スポキャリとの連携で「アスリート就活ドラフト会議」を開催
・【採用広報・学校広報】 アルファサード㈱と連携、 AI 翻訳で Web をやさしい日本語に自動変換するシステム「伝
えるウェブ」の拡販を開始。
・【学校広報】 ㈱One Terrace と連携し、ベトナム現地での留学生募集分野で新たな協業を開始
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●本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-lookingstatementes)を
含みます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述
とは異なる結果を招きうる不確実性を含んでおります。
●それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内お
よび国際的な経済状況が含まれます。
●今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修
正を行う義務を負うものではありません。
以 上
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