7042 J-アクセスグループ 2020-08-28 17:00:00
2020年9月期業績予想・配当予想の修正および減損損失の計上見込みに関するお知らせ [pdf]

                                                                2020 年8月 28 日
各    位
                               会  社  名     株式会社アクセスグループ・ホールディングス
                               代 表 者 名     代 表 取 締 役 社 長 木 村 勇 也
                                                 (コード番号:7042 東証 JASDAQ)
                               問 合 せ 先     常務取締役 管理本部長 保 谷 尚 寛
                                                          TEL. 03-5413-3001

    2020 年9月期業績予想・配当予想の修正および減損損失の計上見込みに関するお知らせ

 2020 年5月 14 日開示の「2020 年9月期 第2四半期決算短信」及び 2020 年8月 13 日開示の「2020
年9月期 第3四半期決算短信」において未定としておりました、2020 年9月期の業績予想および期末
配当の予想について、下記のとおりお知らせいたします。
 また、2020 年9月期第4四半期連結会計期間において、特別損失(減損損失)を計上する見込みにな
りましたので、あわせてお知らせいたします。
                               記

1.2020 年9月期の連結業績予想数値の修正(2019 年 10 月1日~2020 年9月 30 日)

                                                        親会社株主に帰属    1 株 当 た り
                     連結売上高     連結営業利益       連結経常利益
                                                        する当期純利益     当 期 純 利 益
                       百万円          百万円          百万円         百万円          円 銭
     前回発表予想(A)
                        未定           未定           未定          未定           未定
     今回修正予想(B)         3,800       △ 180        △ 200       △ 300      △ 250.44
     増減額(B-A)             ―           ―            ―           ―
     増減率(%)               ―           ―            ―           ―
     (ご参考)   前期実績      4,560          58           38           2          1.82
     (2019 年 9 月期)

(公表の理由)
 2020 年9月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により合理的な算定
が困難であったため未定としておりましたが、  第3四半期までの実績及び足元の状況、コスト削減に向け
た各方面への折衝結果等を踏まえ、  現時点で入手可能な情報や予測等に基づき算定した結果、上記のとお
り業績予想を公表いたします。

 当社においては、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府の緊急事態宣言発出中はクライアントに
おいても在宅勤務や営業体制の縮小、販促の自粛が生じ、案件の延期や中止が発生いたしました。当社主
催の採用・進学の企画についても、4・5月開催予定分を中心に対面型の企画を6月以降に延期いたしま
した。緊急事態宣言解除後、対面型の自社企画を順次再開するとともに、比較的堅調な分野に営業を注力
してまいりましたが、7月以降の感染再拡大を受けた出展の見直しや、経済活動の停滞による企業のプロ
モーション活動や採用活動の抑制等が続き、業績に影響が生じております。

 一方、イベントの中止に伴う代替商材の引き合いや、防災・衛生用品の販売、ライブ配信型セミナーへ
の切り替えや新たなデジタル商材の販売も開始するなど、「防災・衛生」「オンライン」「非対面」をテ
ーマにした営業活動で、新たなニーズの掘り起こしや販路開拓も実現いたしました。これにより、防災・
衛生用品のグループ全体の受注高累計が7月末現在で2億円を超えるなど、通常商材の減収・減益分を新
商材が一定程度カバーする形となっております。また、グループ全体でコストの削減も図り、販売費及び
一般管理費は 2019 年9月期を下回る水準となる見通しです。

 しかしながら、プラス面がマイナス面を全てカバーする状況には至らず、損失が生じる見通しとなりま
した。また、本日発表の経営合理化に伴うアクセスフォーラム・オフィスの原状回復費用について、資産
除去債務の引当との差額を販売費及び一般管理費の追加として見込んでいる(約 41 百万円)ほか、合理


                                     -1-
化に伴う固定資産の除却(約 18 百万円)及び学校広報事業における固定資産の減損損失(約 43 百万円)
を当期の特別損失として計上する見通しです。   損失の発生に伴い、繰延税金資産の一部取崩しも見込んで
おります。

2.2020 年9月期の配当予想の修正等

                                         年   間   配   当   金
                   第 1 四半期末   第 2 四半期末   第 3 四半期末            期   末       合   計
                       円 銭         円 銭           円 銭             円 銭         円 銭
   前回発表予想
                         ―           ―             ―              未定          未定
   今回修正予想                ―           ―             ―              0.00        0.00
   (ご参考)   前期実績          ―           ―             ―             29.50       29.50
   (2019 年 9 月期)


(修正の理由)
 当社は、  株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つであると認識しており、   長期的な観点か
ら、将来の事業展開、財務体質の強化などバランスを勘案しながら実施する方針です。しかしながら、上
記「2020 年9月期の連結業績予想数値の修正」に記載の通り、2020 年9月期通期で損失が見込まれるた
め、誠に遺憾ながら無配とさせていただく見通しです。

3.2020 年9月期第4四半期連結会計期間における減損損失の計上見込みについて
 学校広報事業において、  2019 年9月期に続き 2020 年9月期連結会計年度もセグメント損失が発生する
見通しとなったことから、   ソフトウェア (アクセス進学・アクセス日本留学)    等の固定資産について、「固
定資産の減損に係る会計基準」に基づき将来の回収可能性を検討した結果、2020 年9月期第4四半期連
結会計期間において、減損損失(約 43 百万円)を計上する見込みとなりました。
 なお、この計上により、2021 年9月期以降、各期減価償却費が約 13 百万円減少することを見込んでお
ります。

4.今後の方針
 2020 年9月期の業績予想に鑑みて合理化施策に着手し、アクセス青山フォーラムの閉鎖、アクセス梅
田フォーラムの縮小、  ㈱アクセスネクステージ本社の移転、 ㈱アクセスプログレス及び㈱アクセスネクス
テージ関西支社のフロア移転・集約、㈱アクセスネクステージ京都オフィスの閉鎖と、それに伴う電話回
線の見直しを行います。この施策により、2021 年9月期は約 70 百万円、2022 年9月期は約1億円の経費
削減を見込んでおります。詳細は、本日発表の「経営合理化の取り組みに関するお知らせ」をご参照くだ
さい。

 また、今般の情勢も踏まえ、当社の顧客基盤である企業や学校法人に対して、クライアントが必要とす
る商材をワンストップで提供できるサポート力を強化するため、㈱アクセスプログレスにおいてエイト
レント株式会社との業務上の提携を行い、新たにレンタル事業を開始いたします。景気変動に対する耐性
が強いレンタル事業への参入により、プロモーションと親和性の高い商材やサービスをさらに拡充する
とともに、収益の安定基盤を構築してまいります。詳細は、本日発表の「当社連結子会社(㈱アクセスプ
ログレス)におけるエイトレント株式会社との業務上の提携及び新たな事業(レンタル事業)開始のお知
らせ」をご参照ください。
 当社グループでは、今後も他社との業務提携を積極的に推進し、営業機会の拡大と経営資源の効率的運
用、さらなるコスト削減を図りながら、業績回復に向けて全力を尽くしてまいります。

5.備考
 上記の業績予想及び配当予想は、本資料の公表日現在入手している情報及び合理的であると判断する
一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は今後の様々な要因により大きく異なる可能性があります。

                                                                              以上



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