7035 anfac 2021-08-27 16:30:00
第一次中期経営計画に関するお知らせ [pdf]
第一次 中期経営計画
2022年 - 2024年 8月期
Our Mission
日常に を届ける
常識を打ち破る圧倒的な品質を提供し、少し先の未来を作っていく
革新性があるプロダクトを世の中に送り出し、人々の習慣を獲得する
非デジタルな業界に変革をもたらし、世の中をアップデートする
Our Services
日常のどこかにand factoryのサービスが存在している
既に世の中にある産業を再定義し、人々の新たな習慣を獲得し続ける
マーケティング
非デジタル資産
新しい価値
マネタイズ
既存産業
習慣
デジタル化
革新性
企画・開発
(APP、Web、RET)
All Rights Reserved by and factory,inc 03
過去業績の振り返りと経営課題
創業
最強シリーズ(ゲーム攻略アプリ)やその他カジュアルアプリ運営により早期に黒字化を達成
2014 マンガアプリ事業の立ち上がりにより、マザーズ市場への上場に向けて収益基盤を確立
マザーズ市場上場
&AND HOSTELやその他IoTソリューションサービスを次なる成長の軸として位置づける
2018 上場企業として急成長
主要な出版社各社との資本業務提携や複数マンガアプリの急速な立ち上げにより収益基盤を確立
東証一部へ市場変更
&AND HOSTEL事業における物件売却益により一時収益を複数回計上
(2018 - 2020)
2020 Covid-19の感染拡大に伴うインバウンド需要の消失/海賊版マンガサイトの台頭
現在
コロナ禍において既存事業では新たな経営課題に直面しており、機会と危機が混在している状態
IoT事業における構造改革を実施。安定的な黒字化と成長路線への回帰を推進していく
2021
第一次 中期経営計画
安定的な営業利益を計上可能な収益構造の確立
(2021/9 - 2024/8)
次期中期経営計画期間での飛躍的な売上拡大に向けた種まき
All Rights Reserved by and factory,inc 04
IoT事業における事業構造改革 – 抜本的な収益構造の改善を見込む
IoT事業における構造改革を遂行。2021年8月期において特別損失を計上
2022年8月期以降の営業利益に対しては約1.8億円から2.2億円の改善効果(注)
を見込む
&AND HOSTEL事業
その他IoT事業(宿泊・賃貸不動産領域)
&AND HOSTELの一部店舗にて契約見直しを実施
当社が目指す事業の方向性や資本の最適なアロケーション
2021年8月期に約2.4億円を特別損失として計上
という観点から、tabii、innto、totonoはいずれも
サービスの継続を前提に事業売却
赤字店舗における賃料等の固定費削減により、2022年
8月期以降の単年度営業利益に対して
2022年8月期以降の単年度営業利益に対して
1.0億円 – 1.2億円の改善インパクトを見込む
7,500万円 – 9,500万円の改善インパクトを見込む
注:2021年6月公表のIoT事業における構造改革単独による効果。来期以降は当該改善効果に加えて、既存事業の成長や新規事業の貢献が加わる想定
All Rights Reserved by and factory,inc 05
長期的なビジョンにおける第一次中期経営計画の位置づけ
「安定的な収益構造の確立」と「次期中期経営計画での飛躍に向けた種まき」に注力
次期中期経営計画以降では「新規事業の飛躍的な成長と収益貢献」と「既存事業の利益拡大
及び新たな事業軸の深堀」に取り組んでいき、長期的な事業成長を目指す
売上高の成長
【第一次 中期計画】
【次期 中期計画】
当社が長期的に目指す姿
イメージ
安定的な収益基盤の
確立と種まき
新規事業の貢献
新たな事業領域の確立
マンガに留まらない、多岐にわたる
事業領域に挑戦
中長期的には既存のマンガアプリ事業以外
の収益が全体に占める割合を50%以上に
引き上げていく
今期 複数事業の収益化を確立し、盤石な経営
体制を構築
2018/8 2019/8 2020/8 2021/8 2022 2023 2024 2025 2026 2027
All Rights Reserved by and factory,inc 06
第一次中期経営計画における計数目標
IoT事業における構造改革を通じて、黒字体質への回帰を実現
利益を確保しつつ、次期中期経営計画での急拡大のための新規事業創出にも注力
成長を加速しつつ事業ポートフォリオの分散を図る。既存マンガアプリ事業以外の収益貢献を
「全体の3割以上」に先ずは引き上げる
2021/8 計画 2024/8 目標
売上高 30億円 約45億円 +50%
(CAGR:約15%)
営業利益 -0.9億円 7億円 +約8億円
既存マンガアプリ事業以外
2割 3割以上 収益の多様化を
売上高占有率 推進
All Rights Reserved by and factory,inc 07
短期的な収益構造:既存マンガアプリ事業による底堅い利益創出
第一次中期経営計画の計数目標達成の根幹を担うのは既存のマンガアプリ事業(7アプリ)
成熟期に差し掛かりつつあるアプリを中心に営業利益を大きく出していけるフェーズに移行
利益確保と積極投資(含む広告宣伝費)の適切なバランスを確保していく
マンガアプリ事業 収益推移
【右軸】営業利益(除く開発売上) 【左軸】売上高(除く開発売上) 【左軸】広告宣伝費
利益拡大
売上高、広告宣伝費(単位:千円) 営業利益(単位:千円)
700,000
着実な成長 210,000
600,000
180,000
500,000
150,000
400,000
120,000
300,000
90,000
200,000
適切な投資規模 60,000
100,000
30,000
0
0
FY20/1Q FY20/2Q FY20/3Q FY20/4Q FY21/1Q FY21/2Q FY21/3Q
-100,000 -30,000
All Rights Reserved by and factory,inc 08
資本配分のイメージ:各事業の位置づけと成長投資の考え方
確保した利益を新規事業や更なる既存事業の成長に投資していく
各事業、各アプリの成長フェーズに合わせて利益確保/成長投資のバランスをとっていく
第一次 中期経営計画 中長期的な絵姿
利益創出
既存
既存
マンガアプリ
新規事業
マンガアプリ
新規事業
事業 マンガ領域 マンガ領域
事業
新事業
利益の再投資 領域
エンタメ
利益確保と
エンタメ
RET事業
成長投資の
RET事業
事業 (不動産事業)
事業 バランス (不動産事業)
All Rights Reserved by and factory,inc 09
各事業領域の成長イメージ
既存のマンガ アプリ事業(7つのマンガ アプリ)では着実な売上成長と利益創出を目指す
その他の事業領域や新規事業が売上高を追加的に伸ばしてく成長イメージを想定
新規
事業 【マンガアプリ事業】
そ 他既存
の 事業 オリジナルIPの創出やWebtoonに注力したマンガアプリの開発
既存マンガアプリ
新規
事業
韓国/中国からの独占的なコンテンツ調達を狙える体制を構築
事業
【その他事業】
RET事業(不動産事業)において「ストック型収益」を獲得可能な
新たなビジネスモデルを構築
既存事業
既存のアプリにおいてもM U A 拡大 見込む
の着実な を
成熟期 差 掛 り、M U 増
に し か A の 加が鈍化 あ しつつ るアプリにおいて も、
U 改善 通じ
ARP の を て成長を目指す
エ タ
ン け
メ事業にお る「占い事業」のプ ラ ット フォ ム確立 推進 ー を
2021/8 計画 2024/8 目標
A l l R i g h t s R e s e r v e d b y a n d f a c t o r y, i n c 10
事業別中期方針
A l l R i g h t s R e s e r v e d b y a n d f a c t o r y, i n c 11
マンガアプリ 個別事業における今後の見通し/戦略
2024年8月末時点のMAUとして1,300万人
計数目標
営業利益7億円 - 10億円(ただし、成長投資との兼ね合いにより、中期経営期間中に調整する可能性あり)
既存のアプリ事業においては、MAUにおいてトップ集団のポジションを堅守する
既存事業 確保したキャッシュを新規領域及び既存アプリの成長に投資していく
新規領域としてオリジナルのIPやコンテンツの創出に取り組む
新規取り組み 新たなビジネスモデルを構築し、中計内での単独黒字化を目指す
自社でオリジナルコンテンツを創出可能な体制を構築し、アプリでの配信を行っていく
Webtoon(縦スクロール前提、フルカラー等の特徴を持つ)に注力する
具体的施策 特化型の当社オリジナルとなるアプリの開発を行う
韓国や中国からのコンテンツを輸入し、独占的な配信、他社を含む他アプリへの横展開を行う
マンガアプリに限らない新技術を用いたビジネス機会を模索する
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マンガアプリ Webtoon事業分野への注力 ①
国内外で急拡大が見込まれるWebtoon市場への参入を
当社固有のコンテンツ獲得
/マネタイズ
進める
and factoryが展開するアプリにて独占配信
今後、1年から2年間で1.5億円 – 2.0億円の先行投資を
実施。2024年8月期までに5 – 8億円の売上規模にまで
国内:コンテンツ制作
成長可能なプロダクトを作る
国内原作
クリエイター
当社とパートナー企業によるコンテンツ制作、
新規アプリの立ち上げを含む新規事業が進行中
海外:コンテンツ調達
韓国コンテンツ
多数のアプリを運営してきた当社のノウハウ(企画・
中国コンテンツ
開発・運営・分析)を結集し、全社売上を大きく牽引
するプロダクトを創出していく
投資: 1.5億円 – 2.0億円
(初期コンテンツの制作・新規アプリ開発等)
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マンガアプリ Webtoon事業分野への注力 ②
当社固有のコンテンツを獲得した後は、他社が展開するマンガアプリ等への作品提供など
横展開を狙っていく
各フェーズで着実に売上を成長させ、既存のマンガアプリ事業に並ぶ規模以上まで成長させて
いくことを目指す
継続的に広告宣伝費、コンテンツ調達に投資予定
当社固有のコンテンツ獲得
コンテンツの
アプリに留まらない
/マネタイズ
横展開
プロダクト展開
and factoryが展開する
他社の書店型アプリへ
アニメやゲーム化、グッズ等の
アプリにて独占配信 作品を提供する 副次的な収益基盤の構築を狙う
2024年8月期売上高5 – 8億円
追加的に売上高10億円以上 既存のマンガアプリ事業
(7アプリ)と並ぶ規模へ
フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
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マンガアプリ Webtoon事業分野での業務提携
当社は業務提携先企業と連携してWebtoonを制作していく
今後も制作ラインを増やすべく、有力なパートナーシップを拡大、順次締結予定
アプリを多数開発・運営してきた当社のノウハウを結集し、急拡大が見込まれる領域に
踏み込んでいく
国内
海外
コンテンツ制作・原作提供・Webtoon制作 コンテンツ調達
and
more!
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エンタメ 個別事業における今後の見通し/戦略
計数目標
2024年8月期 営業利益:2億円 - 3億円
エンタメ事業の中核として「占い総合プラットフォーム」を構築する
既存事業 アプリに限らず、ウェブ領域においてもuraracaを軸としたサービスを急速に立ち上げ、新たな面の獲得を推進
音声コンテンツやライブ配信など、既存の占いサービスを拡張して新たな価値を提供する
コンテンツの源泉となる優良な鑑定士・ライバーの採用・育成・協業(パートナーシップ)に注力
新規取り組み 積極的なプロモーション活動を行い事業規模拡大を狙う
占い事業の売上高推移
60
Æ マンガアプリ事業で培ってきたノウハウ
(単位:百万円)
45
を活かしたアプリ提供(uraraca)
30
Æ 有名占い師の専用ポータルサイト等、
15
ウェブ戦略も組み合わせながら成長
0
FY20/1Q FY20/2Q FY20/3Q FY20/4Q FY21/1Q FY21/2Q FY21/3Q
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RET(不動産事業) 個別事業における今後の見通し/戦略
計数目標
2024年8月期 営業利益:黒字化から1億円程度
短期的にはインバウンド需要が戻るとは想定していない
既存の&AND HOSTEL事業に対して、積極的な投資を行っていくタイミングではないと考える
既存事業 まずは国内需要の着実な取り込みにより、&AND HOSTEL事業単独での黒字化を目指す
自社保有物件(3件)の売却について、宿泊マーケットの回復が肝になる状況は継続
物件用途を変えた提案等、様々なアプローチを通じて国内外問わず広く販売活動を行うことが重要と考える
住宅領域において住まいのあり方に対する新たな取り組みを創出し、革新的なアプローチで収益向上を図る
新規取り組み 新規事業において、不動産コンサル領域における従前のマネタイズに加え付随サービス構築により着実なストック
収入モデルへ移行する
不動産収益最大化、用途の再定義など時代に即した有効活用の提案
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資本政策と財務健全性に対する考え方
株主還元 マンガアプリ事業やその他新規事業へ積極的な投資を
継続していく
今後の成長投資余地は潤沢に存在。手元キャッシュの
水準も勘案し、当面の間現金配当は実施せず、事業の 株主優待については徐々に減額、または、当社事業を活か
成長をもって株主価値の向上を目指していく
した形での株主優待プログラムの在り方を考えていく
自社保有物件 原価割れでの売却を行わないという基本方針は継続
引き続き販売活動を実施、可能な限り早期での売却を 売却が行われ次第見合いの借入金については返済を行う
目指す
返済後、成長投資のためのリレバレッジを検討
財務健全性 資本コストを上回る有望な投資戦略を見つけた際には資本
財務健全性に関して短期的な懸念はない
性の調達を伴いながら実施することも検討
ただし、株価水準には細心の注意を払い、大規模な希薄化
は生じないようにコントロールする
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参考資料:セグメント別売上高・営業利益
FY20 FY21
単位:百万円 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
売上高
577
510
584
616
570
632
606
マンガ
広告費
261
276
194
278
297
311
214
アプリ 営業利益 136 66 151 87 34 94 182
MAU(万人) 641 720 906 994 1,026 1,054 1,056
売上高
88
88
68
62
62
66
88
エンタメ 占い事業等
8
10
15
27
30
37
54
最強
41
40
36
23
23
20
25
営業利益 15 17 8 -42 10 4 28
RET
売上高
46
30
55
30
34
30
40
(不動産事業) 営業利益 -30 -31 -20 -45 -52 -50 -29
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ディスクレーマー
n 本書には、当社に関連する見通し、将来に関する計画、経営目標などが記載されています。これらの将来の
見通しに関する記述は、将来の事象や動向に関する現時点での仮定に基づくものであり、当該仮定が必ずし
も正確であるという保証はありません。様々な要因により実際の業績が本書の記載と著しく異なる可能性が
あります。w
n 別段の記載がない限り、本書に記載されている財務データは日本において一般に認められている会計原則に
従って表示されています。w
n 当社は、将来の事象などの発生にかかわらず、既に行っております今後の見通しに関する発表等につき、開
示規則により求められる場合を除き、必ずしも修正するとは限りません。w
n 当社以外の会社に関する情報は、一般に公知の情報に依拠しています。
2021年 8月27日
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