7034 プロレドパートナーズ 2019-06-24 15:00:00
2019年10月期第2四半期 決算説明会レポート [pdf]
株式会社プロレド・パートナーズ(7034)
2019年10月期 第2四半期
決算説明会レポート
1. 2019年10月期 第2四半期決算概要
2. 2019年10月期 重点施策進捗状況
3. 中長期成長戦略
Summary
2019年10月期 第2四半期決算概要
売上高 13.3億円(前年同期比+165.9%) 営業利益 6.1億円(前期比+158.0%)
引き続きコンサルティング(主にコストマネジメント)ニーズは高く推移。
顧客紹介、インバウンドにより案件数増加。また、大型プロジェクト完了により営業利益を押
し上げ。人材投資や売上増加に伴う販売手数料の増加により費用増加も、営業利益率は計画を
若干上回る水準で推移。
2019年10月期 重点施策進捗状況
①人員強化による受注・売上拡大
・金融機関とのパートナー契約締結により紹介件数の増加が見込める
かつターゲットを絞った戦略的な営業活動の実施が可能となる
②サービス領域の拡大
・潜在マーケットが大きいコストマネジメント領域に注力<BPR>
-店舗オペレーションの効率化などに係るプロジェクトが開始
・潜在マーケットが大きいマーケティング領域に注力<マーケティング、営業戦略>
-マーケティングでは、事業計画の策定及び計画実行支援に係るプロジェクトが開始
-営業戦略では、売上アップ及びプライシング戦略策定に係るプロジェクトが開始
中長期成長戦略
中長期的にクライアントターゲットを拡大するとともに、自社サービスの増強・拡大を目指す。
・一過性のコンサルティングだけでなく、クライアントの事業全体の成長を継続的に支援で
きる体制構築を進める
・サービス領域の拡大については、自社での新事業立ち上げを進めつつ、スピードを意識し
た成長のためにM&Aも検討
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
みなさん、こんにちは。株式会社プロレ
ド・パートナーズ代表取締役の佐谷と申し
ます。
本日は、2019年10月期第2四半期決算説
明会にお越しいただき、誠にありがとうご
ざいます。
本日は決算状況、施策の進捗状況、事業
戦略について説明させていただきます。
最初に2019年10月期第2四半期の決算概
要、次に2019年10月期の重点施策進捗状況、
最後に中長期成長戦略の順に説明いたしま
す。
2
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
1. 2019年10月期 第2四半期決算概要
それでは、2019年10月期第2四半期決算
概要の説明をいたします。
事業環境ですが、人件費の高騰や先行き
不透明な経済情勢もあり、コンサルティン
グの受注は順調でした。
結果として、売上高は、前年同期比
165%の13.3億円、営業利益については、
前年同期比158%の6.1億円となりました。
収益面ですが、上場したこともあり、顧
客紹介やインバウンドによる案件数が順調
に増加し、売上が増加しました。また、第
2四半期には、大型プロジェクトが完了し
たことで、売上高と営業利益を押し上げま
した。
費用面ですが、コストマネジメントを中
心とした既存サービスと新規サービスの拡
大のために、前期から引き続き積極的な人
材投資をしました。その結果、人件費およ
び採用に係る成功報酬費用が増加しました。
また、売上の増加に伴い、ビジネスパート
ナーへの販売手数料の支払いも増加しまし
た。
3
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
1. 2019年10月期 第2四半期決算概要
P/Lについてですが、売上高13.3億円に
対し、原価率、販管費率ともに前期から改
善しました。
これは、売上が成果報酬である一方、売
上原価や販管費の主要部分が人件費や地代
家賃などの固定費であることから、レバ
レッジが働いたことによります。
その結果、営業利益率45.9%、営業利益
6.1億円、当期純利益4.1億円となりました。
次に、四半期業績の推移を説明させてい
ただきます。
第1四半期、第2四半期については、予
定通りプロジェクトが完了し、順調に売上、
営業利益が増加しました。第2四半期につ
いては、第1四半期を上回る利益水準にな
りましたが、これは第2四半期に大型プロ
ジェクトが完了し、売上高、営業利益を押
し上げたためです。
現時点では売上高、営業利益ともに計画
を若干上回って推移しています。
4
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
1. 2019年10月期 第2四半期決算概要
次に、営業利益についてですが、前年同
期と比較して、2.3億円の増加となりまし
た。
要因ですが、収益面では、案件の規模・
数の増加による増収効果で4.1億円増加し
ました。
費用面では、売上増加に伴う紹介料の増
加や日本全域への営業訪問による交通費の
増加がありました。また、オフィス増床に
よる賃料の増加もありました。人材関連費
用としましては、来期以降の売上を作り出
すための積極的な人員採用により、人件費
とその採用関連費が増加しました。
これらの結果、6.1億円の営業利益とな
りました。
次にB/Sについて説明いたします。
当期につきましては、順調に売上を計上
し、かつ回収できていることから、現金と
売掛金が増加しています。純資産について
は、四半期純利益の計上により、利益剰余
金が増加しています。
これ以外に大きな変動はございません。
5
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
2. 2019年10月期 重点施策進捗状況
次に、重点施策の進捗状況の説明に入り
ます。
2019年10月期の重点施策として、人員強
化による受注・売上拡大、潜在マーケット
が大きいコストマネジメント領域へのサー
ビス拡大、そして新しい成果報酬型サービ
スの開発に取り組んでいます。
1つ目の人員強化による受注・売上拡大
では、PEファンド/パートナーへの営業経
路の更なる拡大、2つ目のサービス領域拡
大では、BPR、マーケティング、営業戦略
について進捗がありました。
これらにつきまして各々の進捗状況を説
明します。
6
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
2. 2019年10月期 重点施策進捗状況
まず、パートナーへの営業経路拡大です
が、当期は法人パートナーとの契約締結が
ありました。具体的には、メガバンクや大
手証券会社です。上場したことによりパー
トナー契約を進めやすくなっています。
法人パートナーは、様々な業種・業態の
お客様と取引があることから、当社として
はターゲットを絞った戦略的営業活動がで
きるようになりました。過去の実績や今後
注力したい業種などをお伝えし、それに合
うお客様を紹介いただくアプローチが可能
になります。また、取引先が非常に多いの
で、ピンポイントでの紹介を依頼すること
も可能です。
サービス領域の拡大については、BPR、
マーケティング、営業戦略で進捗がありま
した。
BPRでは、今期、店舗オペレーションの
効率化、ミドル・バックオフィスなどの管
理業務の効率化といったプロジェクトが開
始しました。
マーケティング、営業戦略については、
まず、現在の売上構造を分析し、それを実
現するための単価アップやクロスセルに係
る施策を立案し、その実行を支援をすると
いったプロジェクトが開始しました。
当期に完了したプロジェクトもあり、い
ずれも成果報酬になります。これらのプロ
ジェクトを進めるとともに、ノウハウを整
備していく予定です。
以上が重点施策の進捗状況になります。
7
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
3. 中長期成長戦略
次に、中長期成長戦略の説明に入ります。
8
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
3. 中長期成長戦略
まず、自社のサービス領域を拡大させる
ための施策について、説明します。
サービスラインの拡大については、コン
サルティングメニューの拡大という軸とク
ライアントへより深く入り込むサービスの
深堀の2軸で考えています。
例えば、コストマネジメントについては、
コンサルティングを切り口に、業務定着化、
アウトソーシングとより深くクライアント
に入り込んでいきたいと考えています。
マーケティングであれば、当初コンサル
ティングで入り、そこからコストマネジメ
ントと同様に、業務定着化、ツール・シス
テムの提供、最終的にはアウトソーシング、
とクライアントに深く入り込んでいきたい
と考えています。
この2軸により、一過性のコンサルティ
ングだけでなく、クライアントの事業全体
の成長を継続的に支援できる体制を進めて
いきます。
サービスラインの拡大については、自社
で新事業の立ち上げも進めていきますが、
スピードを意識した成長のためにM&Aも検
討しています。なお、M&Aについては、
PE出身者などの経験豊富なメンバーで構成
されるM&A戦略室にて検討しています。投
資実行時には、経営陣のみの意思決定にな
らないよう、外部有識者が含まれる投資委
員会にて承認を得るフローとなっています。
9
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
3. 中長期成長戦略
このページは12月の決算説明会で説明し
ました当社の中長期戦略をまとめたものに
なります。飛び道具的なものはないので、
中長期的に対応を愚直に進めていきます。
当期においては、各項目の施策を遂行し
つつ、先ほど説明しましたM&Aにおけるコ
ア投資方針を明確に設定し、投資先を検討
しています。
以上が、中長期戦略となります。既存領
域でしっかりと成果を出し続けるとともに、
M&Aや投資により、地道に新サービスの開
発や新領域の開拓を進めていきます。
なお、このページ以降のAppendixには、
当社のビジネスモデル、成果報酬の強み、
コンサルティングフローといった説明を入
れております。米中の通商問題やイギリス
のEU離脱問題など、世界経済が不安定な
状況になっています。そういった不確定な
状況においても、計画的に売り上げを上げ
ることができると考えています。理由とし
ては、成果報酬型コンサルティングは、成
果が出た部分から当社へ報酬を支払うため、
事前にコンサルティングフィーの予算を取
る必要がないからです。これは強みだと
思っています。
それでは、以上をもって説明を終了しま
す。ご清聴ありがとうございました。
10
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
Appendix
11
2019年10月期 第2四半期 決算説明会レポート
Appendix
12