7030 スプリックス 2021-11-12 15:30:00
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 [pdf]
2021 年 11 月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社スプリックス
代表者名 代表取締役社長 常石 博之
(コード番号:7030 東証市場第一部)
問合せ先 管 理 部 長 設楽 征史
( TEL. 03-6912-7058)
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書
当社は、2022年4月に予定される株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しに関して、本日プ
ライム市場を選択する申請書を提出いたしました。移行準日時点(2021年6月30日)において当該
市場の上場維持基準を充たしていないことから、下記のとおり新市場区分の上場維持基準の適合
に向けた計画書を作成しましたのでお知らせいたします。
記
1. 当社の上場維持基準の適合状況及び計画期間
当社の移行基準日時点におけるプライム市場の上場維持基準への適合状況は、以下の通りと
なっており「流通株式時価総額」については、73億円と基準を充たしておりません。当社は流
通時価総額に関し、2025年9期までに上場維持基準を充たすために各種取り組みを進めて参り
ます。
流通株式数 流通株式時価総額 流通株式比率 1日平均売買代金
(単位) (億円) (%) (億円)
当社の状況
64,601単位 73億円 37.3% 0.8億円
(移行基準日時点)
上場維持基準 20,000単位 100億円 35.0% 0.2億円
計画書に記載の項目 〇
2. 上場維持基準の適合に向けた取組基本方針、課題及び取組内容
(1)基本方針
当社は、持続的な成長と中期的な企業価値の向上に資する施策を推進する事により、プラ
イム市場上場維持基準への適合を目指して参ります。また、経営環境の変化に応じて柔軟に対
応できる組織体系を整備するとともに、リスク管理体制の強化やコンプライアンスの徹底等を
進め、コーポレートガバナンスの一層の充実を図って参ります。
(2)課題及び取り組み内容
(課題)
当社は、一定の株主数や流通株式数等を確保しながらも「流通株式時価総額」が基準に
到達していないという結果を踏まえ、企業価値向上に向けた各種施策を確実に進めていくこ
とが重要であると判断しております。
(取り組み内容)
別紙、決算説明資料内「中期KPI目標と3つの事業戦略」の実現に向け、事業を推進して
参ります。
本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在にお
いて入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に掛かる本資料発表日現在に
おける仮定を前提としており、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能
性があります。
以 上
2021年9月期
(2020年10月-2021年9月)
通期決算説明資料
2021年11月12日
(東証1部 7030)
MISSIONとVISION
MISSON
「教育」を通して、世界中の人に
「人生の新たなステージ(春)」を届ける。
VISION
「教育」でNo.1へ。
1
1
決算説明
2021年9月期総括
ブランド確立期 拡大期 MISSIONへの挑戦
(上場~2020年) (2021~2025年) (2026年~)
「拡大期に向けての第一歩」
湘南ゼミナールの買収効果と内部成長により
増収増益
3
連結の影響 ― 前年同期との比較
[株式会社湘南ゼミナールの連結]
2020年9月期1Q に連結
収益への寄与は2020年9月期2Qから(10か月分)
会計年度 連結期間 1Q 2Q 3Q 4Q
前期
(2020年9月期)
スプリックス単体
スプリックス単体
今期 通期10か月
(2021年9月期) 連結寄与
湘南ゼミナール(10か月分)
4
2021年9月期 ― 決算概要(通期)
湘南ゼミナールの買収効果、森塾、フォレスタシリーズが牽引し増収
のれん、広告宣伝費の増加等で費用が増加するも、営業利益、EBITDAともに増加
(EBITDAは過去最高)
増減金額
2020年9月期 2021年9月期 要因
(増減率、%)
(百万円)
売上高 11,843 25,901 +14,058
(+118.7%) • 湘南ゼミナールの買収
(10か月分)
• 単体でも森塾で売上高が
営業利益 1,787 2,437 +650 900百万円増加
(利益率、%) (15.1%) (9.4%) (+36.3%)
• 教科書改訂に伴い
フォレスタシリーズの
EBITDA 1,937 3,385 +1,448 売上高が増加
(利益率、%) (16.3%) (13.0%) (+74.7%)
• 広告宣伝費の積み増しで
営業費用が増加
親会社に帰属する純利益 1,150 1,467 +317 • 人件費が想定ほど膨らまず
(利益率、%) (9.7%) (5.6%) (+27.6%)
5
2021年9月期 ― 営業利益の差異分析(前年同期比)
(百万円)
• 湘南ゼミナール買収に伴う連結効果
• 単体売上の増加(森塾、フォレスタシリーズが牽引)
• 広告宣伝費の大幅増加
湘南ゼミナール連結 湘南ゼミナール連結
+12,855 ▲12,260
による売上高増加分 による費用増加分
▲ 271
人事関連費用 ▲ 588
増加
広告宣伝費
▲ 292
+1,206 増加 その他
費用増加
スプリックス
売上高増 2,437
1,787
2020年9月期 2021年9月期
営業利益 営業利益
6
2021年9月期 ― 決算概要(四半期)
2Q(1-3月)から湘南ゼミナールが寄与
3Q(4-6月)は季節的に閑散、4Q(7-9月)は夏期講習で活況
2021年 2021年 2021年 2021年
1Q 2Q 3Q 4Q
(百万円) (10-12月) (1-3月) (4-6月) (7-9月)
売上高 3,233 7,453 6,160 9,055
営業利益 743 705 ▲56 1,045
(利益率、%) (22.9%) (9.5%) (▲0.9%) (11.5%)
EBITDA 774 978 220 1,413
(利益率、%) (23.9%) (13.1%) (3.5%) (15.6%)
• SPRIX単体のみの • 湘南ゼミナールが • 特に湘南ゼミナール • 夏期講習が好調
業績 2Qから寄与 (集団授業)による • 湘南ゼミナールの決算
要因 閑散期の影響 期変更の影響(4か月
• そら塾・コーポレート 分を4Qに計上)
CMに伴う広告宣伝費 • 広告宣伝費・研究開発
の積み増し 費の積み増し
7
四半期ごとの業績 ― 売上高は増加基調
湘南ゼミナールが連結に寄与し2021年9月期2Q(1-3月)より大幅増収
塾業界は一般的に7-9月期(当グループの4Q)に売上が増加(夏期講習効果)
月次売上高
(百万円) 年度売上高
売上高の推移 (百万円)
12,000 30,000
FY2021
2021年2Qより 25,901
湘南ゼミナールが寄与
10,000 25,000
4-6月期は季節的に減少
7-9月期は夏期講習で増加
8,000 20,000
FY2020
6,000 11,843 15,000
FY2018 FY2019
10,451 11,410
4,000 10,000
2,000 5,000
0 0
2018 2018 2019 2019 2019 2019 2020 2020 2020 2020 2021 2021 2021 2021
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
スプリックス単体 湘南ゼミナール 年度売上高
8
四半期営業利益 - 分散されたブランド・ポートフォリオによる収益多様化
2021年9月期2Q (1-3月)より湘南ゼミナールの営業利益が寄与
ブランドの多様化により積極的な先行投資を実施
(百万円) 四半期営業利益の推移
1,200
1,000
800
600
広告宣伝費
400 コロナ禍
研究開発費の
積み増し
200
0
2018 2018 2019 2019 2019 2019 2020 2020 2020 2020 2021 2021 2021 2021
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
200
スプリックス単体 湘南ゼミナール単体
営業利益は連結相殺前の数値を表すため、連結営業利益と異なります。 9
(参考)森塾の合計生徒数と教室数
コロナ禍で前期は一時的に生徒数は減少したが、今期は復調
森塾生徒数と教室数
(人) (教室)
2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
50,000 180
45,000 160
40,000
コロナ禍 140
35,000
120
30,000
100
25,000
80
20,000
60
15,000
40
10,000
5,000 20
0 2020年3月 0
2020年5月
2020年7月
2020年9月
2017年11月
2018年1月
2018年11月
2019年1月
2019年11月
2021年1月
2018年3月
2018年5月
2018年7月
2018年9月
2019年3月
2019年5月
2019年7月
2019年9月
2020年1月
2020年11月
2021年3月
2021年5月
2021年7月
2021年9月
SPRIX運営の森塾生徒数 湘南ゼミナール運営の森塾生徒数 教室数
10
2022年9月期 ― 業績予想
森塾:16教室程度開校予定、フォレスタも好調な販売を見込む
広告宣伝費と研究開発費の増加を見込むが、増収増益予想
2021年9月期 2022年9月期 増減金額
要因
(実績) (予想) (増減率、%)
(百万円)
売上高 25,901 29,546 +3,645
(+14.0%)
• 湘南ゼミナールの業績が
12か月分寄与(→売上増
だが営業利益率は低下)
営業利益 2,437 2,699 +262
(利益率、%) (9.4%) (9.1%) (+10.7%) • 森塾(関東圏に16校程度)
を新規開校予定
EBITDA 3,385 3,917 +532 • 湘南ゼミナールを3校
(利益率、%) (13.0%) (13.2%) (+15.7%) 新規開校予定
• 新規事業に伴う広告
宣伝費、研究開発費は増加
親会社に帰属する純利益 1,467 1,756 +289
(利益率、%) (5.6%) (5.9%) (+19.7%)
11
2022年9月期 ― 主要ブランド別の計画
2022年9月期(予想)
• 関東圏に「森塾」を16教室程度新設予定
• コロナ禍で立ち上げに時間のかかった新規校舎が軌道に乗ることに加え、
既存校舎も復調
• 「湘南ゼミナール」を3教室新設予定。
• 新たに立ち上げた「横浜翠嵐コース」注力と、湘南ゼミナール小中部の強化
• フォレスタプラス(タブレット用教材)を発売予定
• 今期実施した広告宣伝費効果でオンライン生徒数増の見込み
• 2022年9月末の教室数は208教室(年間44教室の増加)
12
株主還元
配当性向を連結純利益ベース、ならびに連結EBITDAベースで見ながら、安定的な配当を実施予定。
配当性向 配当性向
第2四半期末 期末 合計
(連結純利益ベース) (連結EBITDAベース)
2021年9月期
(直近の配当予想) 15円 16円 31円 36.3% 15.7%
2021年9月期
(決定額) 15円 21円 36円 42.1% 18.2%
2022年9月期
(予想) 19円 19円 38円 37.1% 16.6%
※ 連結EBITDA=連結営業利益+減価償却費+のれん償却費。
13
2
事業説明
目次
2-1. MISSIONとVISION
2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に
2-4. 戦略(2):分散されたNo.1ブランドポートフォリオ
2-5. 戦略(3):積極的なR&D投資
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦
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2-1. MISSIONとVISION
MISSON
「教育」を通して、世界中の人に
「人生の新たなステージ(春)」を届ける。
VISION
「教育」でNo.1へ。
短期目標 長期目標
成績を上げる
勉強するモチベーションを高める
+ 基礎学力の修得
人生の選択肢を広げる
すべての子どもが人生のステージを一段登ることができる世の中に
16
2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略-Where we are now
短期目標 + 長期目標
ブランド確立期 拡大期 MISSIONへの挑戦
(上場~2020年) (2021~2025年) (2026年~)
We are here!
塾ブランドの確立 森塾を核とした拡大戦略 基礎学力の向上に向けた事業展開
ブランドポートフォリオの構築 MISSION達成へ向けた布石
(百万円) 売上高
40,000
中期KPI目標
(2025年9月期)
25,901
売上高 400億円
EBITDA 60億円
11,410 11,843
10,451
8,504
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2025年
9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期(予)
17
2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略
2020年9月期 2021年9月期 2025年9月期
(実績) (実績) (目標)
売上高 11,843百万円 25,901百万円 40,000百万円
EBITDA 1,937百万円 3,385百万円 6,000百万円
森塾教室数 115教室 175教室 250教室
森塾生徒数 32,156人 44,631人 60,000人
296百万円 392百万円 800百万円
研究開発費(対売上%)
(2.5%) (1.5%) (2.0%)
【中期KPI目標の達成に向けた3つの事業戦略】
戦略(1) 戦略(2) 戦略(3)
個別指導で業界シェアNo.1に 分散された 積極的なR&D投資
No.1ブランドポートフォリオ
SPRIXメソッドで高収益・高成長 幅広い顧客にリーチ R&D 売上比1.5~2.0%
地域に依存しないフォーマット SPRIXブランド全体を強化 教育IT・ビッグデータの先駆者に
18
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に
個別指導を中核とする「教育」がドメインのビジネスモデル
教育ドメイン
学習塾サービス 教育関連サービス
個別指導 集団指導
売上構成比 91% 売上構成比 9%
※売上構成比は2021年9月末実績
※「No.1」表記については、以下の通り当社グループ調べによるものであります。
・「森塾」は教室当たり生徒数で日本最大級。 ・「塾講師JAPAN」は塾講師求人案件数で日本最大級。
・「自立学習RED」は自立学習市場シェアトップクラス。 ・「東京ダンスヴィレッジ」は拠点の会員数で日本最大級。
・「フォレスタ」は個別指導専用教材市場シェアトップクラス。 ・「HSKテキスト過去問集」はHSK対策教材シェアトップクラス。
・「QUREOプログラミング教室」はプログラミング教室数トップクラス。 ・「グリムスクール」は読書教育プログラム市場シェアトップクラス。
19
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に
アナログ(指導法)とデジタル(教材開発)が一体化した
SPRIXメソッドで高収益・高成長
生徒数
生徒数が増える仕組み
デジタル
アナログ
人 × IT
▶ 講師のパフォーマンス分析
▶ 楽しく成績が上がる指導法 ▶ 子どもがつまづくポイントの
▶ 口コミで広がる アナログ(指導法)とデジタル(教材開発)が データ収集
一体化したSPRIXメソッド →タイムリーな教材開発、
進度管理、 行動分析
単価
ローコストオペレーションが可能で
リーズナブルな授業料
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2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に
地域に依存しないフォーマット
▶ 教科書に準拠した独自教材を開発・運用することで、地域(受験校)に左右されず、全国展開が可能
1997年 長岡で創業
2004年 埼玉県
2007年 神奈川県
千葉県
2009年 東京都
2014年 茨城県
2019年 静岡県
2021年 群馬県
いよいよ2023年以降 関西圏へ
21
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に
2025年には森塾の生徒数60,000人
▶ 少子化だが子ども一人にかける金額は上昇傾向にあり、個別指導市場が半分を占める
▶ 森塾の生徒数が2025年に60,000人を超える見込み(2021年9月末は44,631人)
学習塾と個別指導市場の規模
2025年9月末
12,000 70,000
60,000人
2021年9月末
60,000
10,000 44,631人
50,000
8,000
市 森
場 塾
40,000 の
規 生
模 6,000 徒
(
億 30,000 数
円 (
人
) )
4,000
20,000
2,000
10,000
0 0
2000年 2005年 2010年 2015年 2019年 2021年 2025年
(予想)
出所:矢野経済研究所「教育産業白書」
学習塾 個別指導 森塾の生徒数
22
2-4. 戦略(2):分散されたNo.1ブランドポートフォリオ
分散された塾ブランドと教育関連事業群
▶ 異なるチャネル、指導形態で幅広い顧客にリーチ
▶ SPRIX全体としてのブランド浸透及びシェア拡大を目指す
その他教育関連
のNo.1実績
ブランド
個別指導専用教材市場
シェアトップクラス
ターゲット
主に小・中学生 高校生
層
指導形態 個別 個別 個別 集団 個別
プログラミング教室数
目的 補習 補習 補習 受験 受験 トップクラス
チャネル 教室 教室+タブレット端末 自宅+スマホ・PC 教室 教室+専用モニター
塾講師求人案件数で
日本最大級
運営形態 直営 フランチャイザー 直営(本部) 直営 フランチャイジー
教室数※ 175 164 なし(オンライン) 178 47 拠点の会員数で
日本最大級
生徒数※ 44,631 - - 20,512 5,582
AI・タブレットを使う アフターコロナに 河合塾のノウハウを
業界初の 神奈川有数の
強み 業界初の マッチした 持つ大学受験 HSK対策教材
成績保証制度 集団進学塾
自立学習型塾 オンライン個別指導 特化の映像授業 シェアトップクラス
指導する先生の
自立学習という 生徒同士の 1教室あたりの
課題 確保 さらなる合格実績
学習スタイルの認知 一体感の醸成 生徒数
人材育成 読書教育プログラム市場
シェアトップクラス
※2021年9月末時点のデータに基づく。
23
2-5. 戦略(3):積極的なR&D投資
積極的なR&D投資で、教育IT・ビッグデータの先駆者に
▶ 既存の学習塾への投資:先生・生徒両方のデータを収集・蓄積し、教材開発・進度管理・
パフォーマンス管理・ 教室運営に活用する
▶ 新規事業への投資:基礎学力の定着に着目した学習プログラムの開発を進める
▶ R&Dの売上高比率は1.5~2.0%前後の予定
(百万円) 研究開発費の推移 売上比
450 3.0%
400
2.5%
350
300 2.0%
250
1.5%
200
150 1.0%
100
0.5%
50
0 0.0%
2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
研究開発費(既存) 研究開発費(新規) 対売上比率
既存事業にかかるR&D 新規事業にかかるR&D
eフォレスタ フォレスタ学習道場(松尾研究所と共同開発)
フォレスタネット 他 TOFAS
海外リサーチ 他 24
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦
ブランド確立期 拡大期 MISSIONへの挑戦
(上場~2020年) (2021~2025年) (2026年~)
学習塾運営から見えてきた子どもたちの学習面の課題
基礎学力を定着させる必要性
基礎学力の定着に必要なスパイラル学習は通常の学習過程では修得が難しい
定期テストの対策と並行して、基礎学力を養う取り組みが必要
人生のステージを一段登り新たな可能性を切り開くために、
学校の成績のみならず真の学力へ
25
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦
短期的な学力向上のみならず、
基礎学力を定着させることで、学力全体を底上げ
既存事業 新規事業
目標 定期テストの成績向上 基礎学力の定着
指標 1科目20点以上の「成績保証制度」 検定
教材 フォレスタ教材 フォレスタ学習道場
教科 国・算・社・理・英 計算、漢字、英単語、プログラミング
市場 国内(小中学生) 国内+海外(新興国の中間層)
主な事業 森塾・自立学習RED・そら塾 TOFAS・フォレスタ学習道場・プロ検・QUREO
短期の学力向上
成績向上
新規事業:
長期の学力定着
基礎学力の定着
世界中の子どもたちの学力の底上げに貢献
26
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦
「トレーニング」と「アセスメント」を組み合わせた、
新たなビジネスモデルを展開
▶ 基礎学力分野は外資規制を受けにくく、海外展開が可能
▶ 基礎学力の向上により新たな学習・就労機会を
トレーニング アセスメント
「計算、漢字、英単語、プログラミング」 新しい評価指標を開発
という基礎学力に特化した 2021年3月に第1回国際基礎学力検定
×
育成プログラム (TOFAS)を実施
東京大学の松尾研究所と共同開発 ICTベースで高スケーラビリティ/低コスト
QUREOは2000教室突破 プログラミングの基礎知識を測定
プログラミング教育のための新しい評価指標
27
参考資料
(参考資料) SPRIXが考えるサステナビリティ①
ESGのS(社会)の分野に重点的に取り組む
先進の研究内容や
テクノロジーで
個別指導の 世界の教育格差解消
オンライン化で
地域格差解消
教育格差の解消に 科学的なアプローチによる
塾用教材で
向けた取り組み 質の高い教育を安定的に提供
安心の授業料と
質の高い指導の両立で
経済格差解消
プログラミング学習・
検定事業でIT教育の
最新テクノロジーを駆使して 格差解消
先生の働きやすさと
女性活躍に貢献
29
(参考資料) SPRIXが考えるサステナビリティ②
人的資本投資はビジネスモデルの要
▶ 「教務の仕組み化」で、講師の採用・育成・定着の負担を軽減
▶ 「やりがい」「コミュニケーション力」を重視することで講師の採用枠を広げる
▶ 「個別指導で業界シェアNo.1になる」「塾業界をあこがれの職業にする」ことでさらなる
人材獲得を見込む
採用
[学力+αの幅広い採用基準]
MISSIONの共感者
コミュニケーション力重視
定着
人 × IT* 育成
アナログ(人材)とデジタル(教材開発)の
[働きやすさを追求] 融合がもたらす自律的成長モデル [SPRIXミッション実践]
やりがい、楽しさを重視 2年間に及ぶ研修期間
ICTで業務負荷を軽減 常に最新のICT教材を使用
* IT施策に関する説明は「戦略(3): 積極的なR&D投資」へ
30
(参考資料) データで見るSPRIX(2021年9月末現在)
従業員 8つのブランドで
創業24年
1,305人 No.1*
森塾生徒数/教室 森塾 年間改善提案の数
255人 撤退教室なし 42,000件*
研究開発費 売上高 EBITDA
3.9億(FY2021) 259.0億(FY2021) 33.8億(FY2021)
*当社グループ調べによる
31
(参考資料) データで見るSPRIX(ファクトシート)
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
(単位:百万円、%)
(単体) (単体) (単体) (連結) (連結)
売上高 8,504 10,451 11,410 11,843 25,901
営業利益 1,164 2,467 2,741 1,787 2,437
EBITDA 1,277 2,569 2,851 1,937 3,385
総資産 5,053 9,967 10,861 11,485 19,277
純資産 2,594 6,469 7,642 8,091 8,864
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,340 2,499 1,288 1,459 2,647
投資活動によるキャッシュ・フロー (320) (145) (696) (373) (1,859)
財務活動によるキャッシュ・フロー (47) 2,263 (598) (687) (1,932)
現金及び現金同等物の期末残高 2,207 6,825 6,819 7,308 6,163
自己資本比率 51.3 64.9 70.4 70.2 45.9
売上高営業利益率 13.6 23.6 24.0 15.0 9.4
EBITDAマージン比率 15.0 24.5 24.9 16.3 13.0
自己資本当期純利益率(ROE) 39.0 34.6 25.1 14.6 17.4
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