7030 スプリックス 2021-11-12 15:30:00
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 [pdf]

                                                  2021 年 11 月 12 日
各 位
                                  会 社 名 株式会社スプリックス
                                  代表者名 代表取締役社長       常石 博之
                                   (コード番号:7030 東証市場第一部)
                                  問合せ先 管 理 部 長       設楽 征史
                                          ( TEL. 03-6912-7058)



            新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書

 当社は、2022年4月に予定される株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しに関して、本日プ
ライム市場を選択する申請書を提出いたしました。移行準日時点(2021年6月30日)において当該
市場の上場維持基準を充たしていないことから、下記のとおり新市場区分の上場維持基準の適合
に向けた計画書を作成しましたのでお知らせいたします。

                          記

1. 当社の上場維持基準の適合状況及び計画期間
    当社の移行基準日時点におけるプライム市場の上場維持基準への適合状況は、以下の通りと
   なっており「流通株式時価総額」については、73億円と基準を充たしておりません。当社は流
   通時価総額に関し、2025年9期までに上場維持基準を充たすために各種取り組みを進めて参り
   ます。
             流通株式数      流通株式時価総額        流通株式比率       1日平均売買代金
             (単位)        (億円)             (%)           (億円)

  当社の状況
             64,601単位     73億円            37.3%         0.8億円
(移行基準日時点)


  上場維持基準     20,000単位     100億円           35.0%         0.2億円



計画書に記載の項目                  〇



2. 上場維持基準の適合に向けた取組基本方針、課題及び取組内容
(1)基本方針
    当社は、持続的な成長と中期的な企業価値の向上に資する施策を推進する事により、プラ
   イム市場上場維持基準への適合を目指して参ります。また、経営環境の変化に応じて柔軟に対
   応できる組織体系を整備するとともに、リスク管理体制の強化やコンプライアンスの徹底等を
   進め、コーポレートガバナンスの一層の充実を図って参ります。

(2)課題及び取り組み内容
  (課題)
    当社は、一定の株主数や流通株式数等を確保しながらも「流通株式時価総額」が基準に
   到達していないという結果を踏まえ、企業価値向上に向けた各種施策を確実に進めていくこ
   とが重要であると判断しております。
(取り組み内容)
  別紙、決算説明資料内「中期KPI目標と3つの事業戦略」の実現に向け、事業を推進して
 参ります。



 本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在にお
いて入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に掛かる本資料発表日現在に
おける仮定を前提としており、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能
性があります。



                                       以 上
  2021年9月期
(2020年10月-2021年9月)

 通期決算説明資料
    2021年11月12日




    (東証1部 7030)
MISSIONとVISION



   MISSON

            「教育」を通して、世界中の人に
            「人生の新たなステージ(春)」を届ける。


   VISION

            「教育」でNo.1へ。




                                   1
 1


決算説明
2021年9月期総括




       ブランド確立期           拡大期        MISSIONへの挑戦
      (上場~2020年)     (2021~2025年)     (2026年~)




               「拡大期に向けての第一歩」
               湘南ゼミナールの買収効果と内部成長により

                     増収増益




                                                  3
連結の影響 ― 前年同期との比較




 [株式会社湘南ゼミナールの連結]
 2020年9月期1Q に連結
 収益への寄与は2020年9月期2Qから(10か月分)



     会計年度       連結期間     1Q   2Q      3Q        4Q


      前期
  (2020年9月期)
                              スプリックス単体


                              スプリックス単体
       今期       通期10か月
   (2021年9月期)    連結寄与
                               湘南ゼミナール(10か月分)




                                                     4
2021年9月期 ― 決算概要(通期)


  湘南ゼミナールの買収効果、森塾、フォレスタシリーズが牽引し増収
  のれん、広告宣伝費の増加等で費用が増加するも、営業利益、EBITDAともに増加
   (EBITDAは過去最高)
                                            増減金額
                 2020年9月期     2021年9月期                        要因
                                           (増減率、%)
         (百万円)


     売上高          11,843       25,901      +14,058
                                            (+118.7%)   • 湘南ゼミナールの買収
                                                          (10か月分)

                                                        • 単体でも森塾で売上高が
     営業利益          1,787        2,437        +650         900百万円増加
    (利益率、%)         (15.1%)       (9.4%)    (+36.3%)
                                                        • 教科書改訂に伴い
                                                          フォレスタシリーズの
     EBITDA        1,937        3,385       +1,448        売上高が増加
    (利益率、%)         (16.3%)     (13.0%)     (+74.7%)
                                                        • 広告宣伝費の積み増しで
                                                          営業費用が増加

  親会社に帰属する純利益       1,150       1,467         +317      • 人件費が想定ほど膨らまず
     (利益率、%)         (9.7%)       (5.6%)    (+27.6%)




                                                                        5
2021年9月期 ― 営業利益の差異分析(前年同期比)

 (百万円)
                                                 • 湘南ゼミナール買収に伴う連結効果
                                                 • 単体売上の増加(森塾、フォレスタシリーズが牽引)
                                                 • 広告宣伝費の大幅増加



              湘南ゼミナール連結                          湘南ゼミナール連結
                             +12,855   ▲12,260
              による売上高増加分                          による費用増加分




                                                 ▲ 271

                                                 人事関連費用   ▲ 588
                                                   増加
                                                          広告宣伝費
                                                                  ▲ 292
                    +1,206                                 増加      その他
                                                                  費用増加

                    スプリックス
                     売上高増                                                  2,437
          1,787



         2020年9月期                                                         2021年9月期
           営業利益                                                             営業利益




                                                                                   6
2021年9月期 ― 決算概要(四半期)


  2Q(1-3月)から湘南ゼミナールが寄与
  3Q(4-6月)は季節的に閑散、4Q(7-9月)は夏期講習で活況

                     2021年            2021年            2021年            2021年
                       1Q               2Q               3Q               4Q
       (百万円)        (10-12月)          (1-3月)           (4-6月)           (7-9月)


    売上高               3,233           7,453            6,160            9,055




    営業利益               743              705             ▲56             1,045
   (利益率、%)            (22.9%)           (9.5%)         (▲0.9%)           (11.5%)


    EBITDA             774              978              220             1,413
   (利益率、%)            (23.9%)          (13.1%)           (3.5%)          (15.6%)


               •   SPRIX単体のみの   •   湘南ゼミナールが     •   特に湘南ゼミナール    •   夏期講習が好調
                   業績               2Qから寄与           (集団授業)による    •   湘南ゼミナールの決算
     要因                                              閑散期の影響           期変更の影響(4か月
                                                 •   そら塾・コーポレート       分を4Qに計上)
                                                     CMに伴う広告宣伝費   •   広告宣伝費・研究開発
                                                     の積み増し            費の積み増し




                                                                                   7
四半期ごとの業績 ― 売上高は増加基調


  湘南ゼミナールが連結に寄与し2021年9月期2Q(1-3月)より大幅増収
  塾業界は一般的に7-9月期(当グループの4Q)に売上が増加(夏期講習効果)

 月次売上高
  (百万円)                                                                                                         年度売上高
                                                      売上高の推移                                                    (百万円)
 12,000                                                                                                         30,000
                                                                                                    FY2021
                                                                             2021年2Qより              25,901
                                                                            湘南ゼミナールが寄与
 10,000                                                                                                         25,000
            4-6月期は季節的に減少
           7-9月期は夏期講習で増加
  8,000                                                                                                         20,000


                                                                           FY2020
  6,000                                                                    11,843                               15,000
                 FY2018                    FY2019
                 10,451                    11,410

  4,000                                                                                                         10,000



  2,000                                                                                                         5,000



     0                                                                                                          0
          2018    2018    2019   2019   2019   2019   2020   2020   2020    2020    2021   2021   2021   2021
           3Q      4Q      1Q     2Q     3Q     4Q     1Q     2Q     3Q      4Q      1Q     2Q     3Q     4Q

                                        スプリックス単体        湘南ゼミナール            年度売上高
                                                                                                                         8
四半期営業利益 - 分散されたブランド・ポートフォリオによる収益多様化

  2021年9月期2Q (1-3月)より湘南ゼミナールの営業利益が寄与
  ブランドの多様化により積極的な先行投資を実施

  (百万円)                                      四半期営業利益の推移
  1,200

  1,000

   800

   600

                                                                                                 広告宣伝費
   400                                                          コロナ禍
                                                                                                研究開発費の
                                                                                                  積み増し

   200

     0
          2018   2018   2019   2019   2019    2019   2020    2020   2020   2020   2021   2021   2021   2021
           3Q     4Q     1Q     2Q     3Q      4Q     1Q      2Q     3Q     4Q     1Q     2Q     3Q     4Q
   200
                                       スプリックス単体             湘南ゼミナール単体


      営業利益は連結相殺前の数値を表すため、連結営業利益と異なります。                                                                        9
(参考)森塾の合計生徒数と教室数


  コロナ禍で前期は一時的に生徒数は減少したが、今期は復調

                                                                                                      森塾生徒数と教室数
   (人)                                                                                                                                                                                                                                                         (教室)
                          2018年9月期                                                  2019年9月期                                                   2020年9月期                                                      2021年9月期
 50,000                                                                                                                                                                                                                                                        180

 45,000                                                                                                                                                                                                                                                        160

 40,000
                                                                                                                                                                   コロナ禍                                                                                        140

 35,000
                                                                                                                                                                                                                                                               120
 30,000
                                                                                                                                                                                                                                                               100
 25,000
                                                                                                                                                                                                                                                               80
 20,000
                                                                                                                                                                                                                                                               60
 15,000

                                                                                                                                                                                                                                                               40
 10,000

  5,000                                                                                                                                                                                                                                                        20


     0                                                                                                                                                   2020年3月                                                                                               0

                                                                                                                                                                   2020年5月

                                                                                                                                                                             2020年7月

                                                                                                                                                                                       2020年9月
          2017年11月

                     2018年1月




                                                                       2018年11月

                                                                                  2019年1月




                                                                                                                                    2019年11月




                                                                                                                                                                                                             2021年1月
                               2018年3月

                                         2018年5月

                                                   2018年7月

                                                             2018年9月




                                                                                            2019年3月

                                                                                                      2019年5月

                                                                                                                2019年7月

                                                                                                                          2019年9月




                                                                                                                                               2020年1月




                                                                                                                                                                                                 2020年11月




                                                                                                                                                                                                                       2021年3月

                                                                                                                                                                                                                                 2021年5月

                                                                                                                                                                                                                                           2021年7月

                                                                                                                                                                                                                                                     2021年9月
                                                       SPRIX運営の森塾生徒数                                                      湘南ゼミナール運営の森塾生徒数                                                                   教室数
                                                                                                                                                                                                                                                                   10
2022年9月期 ― 業績予想


  森塾:16教室程度開校予定、フォレスタも好調な販売を見込む
  広告宣伝費と研究開発費の増加を見込むが、増収増益予想


                2021年9月期     2022年9月期      増減金額
                                                            要因
                  (実績)         (予想)       (増減率、%)
        (百万円)


     売上高         25,901       29,546      +3,645
                                          (+14.0%)
                                                      • 湘南ゼミナールの業績が
                                                        12か月分寄与(→売上増
                                                        だが営業利益率は低下)
    営業利益          2,437        2,699        +262
   (利益率、%)          (9.4%)       (9.1%)    (+10.7%)   • 森塾(関東圏に16校程度)
                                                        を新規開校予定

    EBITDA        3,385        3,917        +532      • 湘南ゼミナールを3校
   (利益率、%)         (13.0%)     (13.2%)     (+15.7%)     新規開校予定

                                                      • 新規事業に伴う広告
                                                        宣伝費、研究開発費は増加
 親会社に帰属する純利益      1,467        1,756        +289
    (利益率、%)         (5.6%)       (5.9%)    (+19.7%)




                                                                       11
2022年9月期 ― 主要ブランド別の計画



                       2022年9月期(予想)

        • 関東圏に「森塾」を16教室程度新設予定
        • コロナ禍で立ち上げに時間のかかった新規校舎が軌道に乗ることに加え、
          既存校舎も復調

        • 「湘南ゼミナール」を3教室新設予定。
        • 新たに立ち上げた「横浜翠嵐コース」注力と、湘南ゼミナール小中部の強化



        • フォレスタプラス(タブレット用教材)を発売予定



        • 今期実施した広告宣伝費効果でオンライン生徒数増の見込み



        • 2022年9月末の教室数は208教室(年間44教室の増加)




                                               12
株主還元


  配当性向を連結純利益ベース、ならびに連結EBITDAベースで見ながら、安定的な配当を実施予定。


                                            配当性向        配当性向
              第2四半期末        期末     合計
                                         (連結純利益ベース) (連結EBITDAベース)

  2021年9月期
 (直近の配当予想)     15円         16円     31円     36.3%        15.7%

  2021年9月期
    (決定額)      15円         21円     36円     42.1%        18.2%

  2022年9月期
    (予想)       19円         19円     38円     37.1%        16.6%


 ※ 連結EBITDA=連結営業利益+減価償却費+のれん償却費。




                                                                13
 2


事業説明
目次



 2-1. MISSIONとVISION

 2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略

 2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に

 2-4. 戦略(2):分散されたNo.1ブランドポートフォリオ

 2-5. 戦略(3):積極的なR&D投資

 2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦



                                   15
2-1. MISSIONとVISION


    MISSON

             「教育」を通して、世界中の人に
             「人生の新たなステージ(春)」を届ける。
    VISION

             「教育」でNo.1へ。


              短期目標               長期目標

              成績を上げる

         勉強するモチベーションを高める
                           +    基礎学力の修得

                               人生の選択肢を広げる



      すべての子どもが人生のステージを一段登ることができる世の中に

                                            16
2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略-Where we are now


                          短期目標                             +            長期目標



                  ブランド確立期                                拡大期              MISSIONへの挑戦
                 (上場~2020年)                          (2021~2025年)           (2026年~)

                                                      We are here!
     塾ブランドの確立                               森塾を核とした拡大戦略             基礎学力の向上に向けた事業展開
     ブランドポートフォリオの構築                         MISSION達成へ向けた布石

 (百万円)                                売上高

                                                                     40,000
                                                                               中期KPI目標
                                                                                (2025年9月期)


                                            25,901
                                                                               売上高 400億円
                                                                               EBITDA 60億円
                          11,410   11,843
                 10,451
         8,504




         2017年   2018年    2019年    2020年    2021年                    2025年
          9月期     9月期      9月期      9月期      9月期                     9月期(予)
                                                                                             17
2-2. 中期KPI目標と3つの事業戦略



                       2020年9月期        2021年9月期              2025年9月期
                          (実績)           (実績)                   (目標)

       売上高             11,843百万円       25,901百万円             40,000百万円

      EBITDA           1,937百万円            3,385百万円          6,000百万円

     森塾教室数               115教室              175教室              250教室

     森塾生徒数             32,156人         44,631人              60,000人

                         296百万円             392百万円            800百万円
   研究開発費(対売上%)
                         (2.5%)             (1.5%)            (2.0%)




                 【中期KPI目標の達成に向けた3つの事業戦略】

        戦略(1)                      戦略(2)                    戦略(3)
  個別指導で業界シェアNo.1に                分散された                   積極的なR&D投資
                            No.1ブランドポートフォリオ

  SPRIXメソッドで高収益・高成長       幅広い顧客にリーチ                  R&D 売上比1.5~2.0%
  地域に依存しないフォーマット          SPRIXブランド全体を強化             教育IT・ビッグデータの先駆者に


                                                                         18
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に


  個別指導を中核とする「教育」がドメインのビジネスモデル
                                教育ドメイン

                       学習塾サービス                               教育関連サービス

   個別指導                                         集団指導




                     売上構成比   91%                             売上構成比   9%
 ※売上構成比は2021年9月末実績
 ※「No.1」表記については、以下の通り当社グループ調べによるものであります。

     ・「森塾」は教室当たり生徒数で日本最大級。                 ・「塾講師JAPAN」は塾講師求人案件数で日本最大級。
     ・「自立学習RED」は自立学習市場シェアトップクラス。           ・「東京ダンスヴィレッジ」は拠点の会員数で日本最大級。
     ・「フォレスタ」は個別指導専用教材市場シェアトップクラス。         ・「HSKテキスト過去問集」はHSK対策教材シェアトップクラス。
     ・「QUREOプログラミング教室」はプログラミング教室数トップクラス。   ・「グリムスクール」は読書教育プログラム市場シェアトップクラス。



                                                                          19
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に


    アナログ(指導法)とデジタル(教材開発)が一体化した
         SPRIXメソッドで高収益・高成長
                            生徒数

                        生徒数が増える仕組み



                                                   デジタル
         アナログ
                        人 × IT
                                             ▶ 講師のパフォーマンス分析
    ▶ 楽しく成績が上がる指導法                           ▶ 子どもがつまづくポイントの
    ▶ 口コミで広がる        アナログ(指導法)とデジタル(教材開発)が     データ収集
                         一体化したSPRIXメソッド        →タイムリーな教材開発、
                                                進度管理、 行動分析




                              単価
                     ローコストオペレーションが可能で
                        リーズナブルな授業料
                                                               20
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に


              地域に依存しないフォーマット
  ▶ 教科書に準拠した独自教材を開発・運用することで、地域(受験校)に左右されず、全国展開が可能




                         1997年 長岡で創業




                                        2004年 埼玉県
                                        2007年 神奈川県
                                             千葉県
                                        2009年 東京都
                                        2014年 茨城県
                                        2019年 静岡県
                                        2021年 群馬県
              いよいよ2023年以降 関西圏へ
                                                21
2-3. 戦略(1):個別指導で業界シェアNo.1に


                        2025年には森塾の生徒数60,000人
       ▶ 少子化だが子ども一人にかける金額は上昇傾向にあり、個別指導市場が半分を占める
       ▶ 森塾の生徒数が2025年に60,000人を超える見込み(2021年9月末は44,631人)

                                        学習塾と個別指導市場の規模
                                                                       2025年9月末
     12,000                                                                        70,000
                                                                        60,000人

                                                            2021年9月末
                                                                                   60,000
     10,000                                                  44,631人

                                                                                   50,000
     8,000
 市                                                                                        森
 場                                                                                        塾
                                                                                   40,000 の
 規                                                                                        生
 模   6,000                                                                                徒
 (
 億                                                                                 30,000 数
 円                                                                                        (
                                                                                          人
 )                                                                                        )
     4,000
                                                                                   20,000


     2,000
                                                                                   10,000


         0                                                                         0
                2000年   2005年   2010年    2015年   2019年   2021年             2025年
                                                                            (予想)
              出所:矢野経済研究所「教育産業白書」
                                        学習塾      個別指導      森塾の生徒数

                                                                                            22
2-4. 戦略(2):分散されたNo.1ブランドポートフォリオ


             分散された塾ブランドと教育関連事業群
                  ▶ 異なるチャネル、指導形態で幅広い顧客にリーチ
                  ▶ SPRIX全体としてのブランド浸透及びシェア拡大を目指す
                                                                       その他教育関連
                                                                        のNo.1実績
  ブランド

                                                                      個別指導専用教材市場
                                                                        シェアトップクラス
  ターゲット
                              主に小・中学生                       高校生
    層
  指導形態      個別          個別              個別       集団          個別
                                                                      プログラミング教室数
   目的       補習          補習              補習       受験          受験          トップクラス

  チャネル      教室       教室+タブレット端末    自宅+スマホ・PC     教室       教室+専用モニター
                                                                      塾講師求人案件数で
                                                                        日本最大級
  運営形態      直営       フランチャイザー       直営(本部)       直営       フランチャイジー

  教室数※      175         164        なし(オンライン)     178         47        拠点の会員数で
                                                                        日本最大級
  生徒数※     44,631         -             -       20,512      5,582
                     AI・タブレットを使う   アフターコロナに               河合塾のノウハウを
           業界初の                                神奈川有数の
   強み                    業界初の        マッチした                  持つ大学受験      HSK対策教材
          成績保証制度                               集団進学塾
                      自立学習型塾       オンライン個別指導               特化の映像授業     シェアトップクラス
          指導する先生の
                     自立学習という        生徒同士の                  1教室あたりの
   課題       確保                                 さらなる合格実績
                     学習スタイルの認知      一体感の醸成                   生徒数
           人材育成                                                       読書教育プログラム市場
                                                                        シェアトップクラス

 ※2021年9月末時点のデータに基づく。

                                                                               23
2-5. 戦略(3):積極的なR&D投資


    積極的なR&D投資で、教育IT・ビッグデータの先駆者に
     ▶ 既存の学習塾への投資:先生・生徒両方のデータを収集・蓄積し、教材開発・進度管理・
       パフォーマンス管理・ 教室運営に活用する
     ▶ 新規事業への投資:基礎学力の定着に着目した学習プログラムの開発を進める
     ▶ R&Dの売上高比率は1.5~2.0%前後の予定

  (百万円)                             研究開発費の推移                              売上比

   450                                                                    3.0%
   400
                                                                          2.5%
   350
   300                                                                    2.0%
   250
                                                                          1.5%
   200
   150                                                                    1.0%
   100
                                                                          0.5%
    50
     0                                                                    0.0%
          2017年9月期       2018年9月期     2019年9月期      2020年9月期   2021年9月期

                         研究開発費(既存)      研究開発費(新規)      対売上比率


   既存事業にかかるR&D                      新規事業にかかるR&D

     eフォレスタ                         フォレスタ学習道場(松尾研究所と共同開発)
     フォレスタネット       他               TOFAS
                                     海外リサーチ 他                               24
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦



        ブランド確立期             拡大期        MISSIONへの挑戦
       (上場~2020年)       (2021~2025年)     (2026年~)




             学習塾運営から見えてきた子どもたちの学習面の課題




                    基礎学力を定着させる必要性

       基礎学力の定着に必要なスパイラル学習は通常の学習過程では修得が難しい
          定期テストの対策と並行して、基礎学力を養う取り組みが必要



       人生のステージを一段登り新たな可能性を切り開くために、
             学校の成績のみならず真の学力へ
                                                     25
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦


             短期的な学力向上のみならず、
         基礎学力を定着させることで、学力全体を底上げ
                既存事業                         新規事業
   目標         定期テストの成績向上                     基礎学力の定着
   指標      1科目20点以上の「成績保証制度」                    検定
   教材          フォレスタ教材                      フォレスタ学習道場
   教科          国・算・社・理・英                計算、漢字、英単語、プログラミング
   市場          国内(小中学生)                  国内+海外(新興国の中間層)
  主な事業      森塾・自立学習RED・そら塾           TOFAS・フォレスタ学習道場・プロ検・QUREO




            短期の学力向上
                             成績向上
                                          新規事業:
                                         長期の学力定着
                           基礎学力の定着




          世界中の子どもたちの学力の底上げに貢献
                                                                 26
2-6. 新規事業-MISSIONへのさらなる挑戦


     「トレーニング」と「アセスメント」を組み合わせた、
          新たなビジネスモデルを展開
             ▶ 基礎学力分野は外資規制を受けにくく、海外展開が可能
             ▶ 基礎学力の向上により新たな学習・就労機会を


        トレーニング                         アセスメント



    「計算、漢字、英単語、プログラミング」        新しい評価指標を開発
     という基礎学力に特化した               2021年3月に第1回国際基礎学力検定



                           ×
     育成プログラム                     (TOFAS)を実施
    東京大学の松尾研究所と共同開発            ICTベースで高スケーラビリティ/低コスト




    QUREOは2000教室突破             プログラミングの基礎知識を測定
                                プログラミング教育のための新しい評価指標




                                                         27
参考資料
(参考資料)   SPRIXが考えるサステナビリティ①


           ESGのS(社会)の分野に重点的に取り組む


                                           先進の研究内容や
                                            テクノロジーで
                         個別指導の             世界の教育格差解消
                        オンライン化で
                         地域格差解消




                                  教育格差の解消に        科学的なアプローチによる
                                                      塾用教材で
                                   向けた取り組み        質の高い教育を安定的に提供
            安心の授業料と
           質の高い指導の両立で
             経済格差解消




                                    プログラミング学習・
                                     検定事業でIT教育の
           最新テクノロジーを駆使して               格差解消
             先生の働きやすさと
              女性活躍に貢献




                                                                  29
(参考資料)   SPRIXが考えるサステナビリティ②


                 人的資本投資はビジネスモデルの要
     ▶ 「教務の仕組み化」で、講師の採用・育成・定着の負担を軽減
     ▶ 「やりがい」「コミュニケーション力」を重視することで講師の採用枠を広げる
     ▶ 「個別指導で業界シェアNo.1になる」「塾業界をあこがれの職業にする」ことでさらなる
        人材獲得を見込む

                             採用

                      [学力+αの幅広い採用基準]
                        MISSIONの共感者
                       コミュニケーション力重視


            定着
                            人 × IT*                   育成
                      アナログ(人材)とデジタル(教材開発)の
         [働きやすさを追求]    融合がもたらす自律的成長モデル         [SPRIXミッション実践]
     やりがい、楽しさを重視                               2年間に及ぶ研修期間
     ICTで業務負荷を軽減                              常に最新のICT教材を使用


                              * IT施策に関する説明は「戦略(3): 積極的なR&D投資」へ
                                                                 30
(参考資料)   データで見るSPRIX(2021年9月末現在)




                         従業員          8つのブランドで
     創業24年
                        1,305人           No.1*




   森塾生徒数/教室             森塾            年間改善提案の数
     255人             撤退教室なし           42,000件*




     研究開発費              売上高             EBITDA
    3.9億(FY2021)     259.0億(FY2021)   33.8億(FY2021)


   *当社グループ調べによる
                                                      31
(参考資料)   データで見るSPRIX(ファクトシート)


                      2017/9      2018/9      2019/9      2020/9      2021/9
      (単位:百万円、%)
                       (単体)        (単体)        (単体)        (連結)        (連結)

          売上高            8,504       10,451      11,410      11,843      25,901

          営業利益            1,164      2,467        2,741       1,787      2,437

         EBITDA           1,277      2,569        2,851       1,937      3,385

          総資産            5,053       9,967       10,861      11,485      19,277

          純資産            2,594       6,469       7,642        8,091      8,864

   営業活動によるキャッシュ・フロー       1,340      2,499        1,288       1,459      2,647

   投資活動によるキャッシュ・フロー       (320)       (145)       (696)       (373)     (1,859)

   財務活動によるキャッシュ・フロー        (47)      2,263        (598)       (687)     (1,932)

   現金及び現金同等物の期末残高        2,207       6,825        6,819      7,308        6,163

         自己資本比率            51.3        64.9        70.4        70.2        45.9

      売上高営業利益率             13.6        23.6        24.0        15.0            9.4

     EBITDAマージン比率          15.0        24.5        24.9        16.3        13.0

   自己資本当期純利益率(ROE)         39.0        34.6        25.1        14.6        17.4



                                                                                     32