7018 内海造 2020-11-04 14:40:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月4日
上場会社名 内海造船株式会社 上場取引所 東
コード番号 7018 URL https://www.naikaizosen.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)原 耕作
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名)岡野 浩 TEL 0845-27-2111
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 15,069 △4.1 △518 - △557 - △629 -
2020年3月期第2四半期 15,721 27.4 164 △45.8 108 △60.8 82 △59.4
(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 △597百万円 (-%) 2020年3月期第2四半期 63百万円 (△77.7%)
潜在株式調整後
1株当たり
四半期純利益
1株当たり
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 △371.32 -
2020年3月期第2四半期 48.93 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 35,264 7,062 20.0
2020年3月期 36,082 7,710 21.4
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 7,062百万円 2020年3月期 7,710百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - - - 30.00 30.00
2021年3月期 - -
2021年3月期(予想) - - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
(注)現時点においては、2021年3月期の配当予想額は未定です。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 32,000 △8.8 △150 - △300 - △500 - △294.92
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 2,253,000株 2020年3月期 2,253,000株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 557,678株 2020年3月期 557,678株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 1,695,322株 2020年3月期2Q 1,695,368株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意
事項については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関
する説明」をご覧ください。
内海造船(株)(7018)2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 8
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内海造船(株)(7018)2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響により、インバウンド需要の消失
や外出自粛が行われ、企業収益及び雇用・所得環境は急速に悪化しました。その後、緊急事態宣言解除に伴って企
業が生産活動等を再開した結果、徐々に持ち直しの動きが現れてきましたが、業種によって回復に差がみられるな
ど、先行き不透明な状況が続いております。また、世界経済におきましても、欧米先進国の一部で移動制限解除等
が実施されるなど、世界各地において経済活動が再開されたものの、感染再拡大が懸念されており、先行き不透明
な状況が続いております。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は150億69百万円(前年同
四半期比4.1%減)、営業損失は5億18百万円(前年同四半期は営業利益1億64百万円)、経常損失は5億57百万円
(前年同四半期は経常利益1億8百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は6億29百万円(前年同四半期は親会
社株主に帰属する四半期純利益82百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(単位:百万円)
報告セグメント 調整額 四半期連結損益
その他 合計
船舶事業 (注) 計算書計上額
売上高 14,839 470 15,310 △240 15,069
セグメント利益又は
△66 9 △57 △460 △518
損失(△)
(注)セグメント利益又は損失(△)の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
①船舶事業
新造船市場におきましては、世界的な環境規制の動向を様子見する動きに加え、新造船供給過剰の状態が継続
しており、外航船マーケットは回復しておりません。また、国内において、新型コロナウイルスの影響による荷
動き量の減少、旅客の激減のため、船主の新造船建造意欲が低下し、内航船の商談は停滞しております。
改修船におきましても、修繕費用の抑制により、国内及び国外造船所との熾烈な競争を余儀なくされ、採算面
において厳しい状況となりました。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の船舶事業全体の経営成績につきましては、売上高148億39
百万円(前年同四半期比3.9%減)、セグメント損失66百万円(前年同四半期はセグメント利益6億71百万円)と
なりました。受注につきましては、新造船1隻、修繕船他で55億67百万円を受注し、受注残高は、新造船12隻他
で423億47百万円となりました。
②その他
陸上・サービス事業につきましては、緊急事態宣言解除後の経済活動の再開による持ち直しの動きがみられる
ものの、依然として厳しい経営環境が続きました。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高4億70百万円(前年同四
半期比18.4%減)、セグメント利益9百万円(前年同四半期比44.8%増)となりました。
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内海造船(株)(7018)2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(連結財政状態)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
増減
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
総資産 36,082 35,264 △817
負債 28,372 28,202 △169
純資産 7,710 7,062 △648
総資産は、前連結会計年度末の360億82百万円から8億17百万円減少し、352億64百万円となりました。
これは主に、現金及び預金が増加したものの、受取手形及び売掛金が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末の283億72百万円から1億69百万円減少し、282億2百万円となりました。
これは主に、長期借入金が増加したものの、支払手形及び買掛金、前受金、未払費用が減少したことによるもの
であります。
純資産は、前連結会計年度末の77億10百万円から6億48百万円減少し、70億62百万円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の連結業績予想につきまして、2021年3月期上期は収益性の低い船の業績への影響が大きかったが、下期は
さらなるコストダウン、生産性の向上により、損益の改善を見込んでいるため、現時点においては、2020年5月13
日に公表いたしました業績予想から変更はありません。
なお、現時点におきましては、新型コロナウイルスが当期の業績に与える影響は限定的であると見込んでおりま
すが、今後の感染拡大等の状況によって当社の業績に変動を与える事象が生じた場合には、速やかに開示いたしま
す。
また、2021年3月期の配当については、今後の業績見通しを勘案して決定していく予定であります。
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内海造船(株)(7018)2020年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,368 13,681
受取手形及び売掛金 10,882 7,479
商品 1 2
仕掛品 424 736
原材料及び貯蔵品 128 158
その他 1,882 1,720
貸倒引当金 △8 △6
流動資産合計 24,679 23,772
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 1,704 1,661
構築物(純額) 1,255 1,224
機械装置及び運搬具(純額) 1,136 1,193
土地 4,687 4,687
その他(純額) 370 402
有形固定資産合計 9,155 9,168
無形固定資産
その他 215 205
無形固定資産合計 215 205
投資その他の資産
投資有価証券 1,930 1,929
退職給付に係る資産 82 143
その他 106 131
貸倒引当金 △86 △86
投資その他の資産合計 2,032 2,117
固定資産合計 11,403 11,492
資産合計 36,082 35,264
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 10,252 7,923
短期借入金 3,645 4,320
未払費用 1,040 811
未払法人税等 39 18
前受金 5,349 4,648
船舶保証工事引当金 93 90
工事損失引当金 326 33
その他 680 559
流動負債合計 21,426 18,406
固定負債
長期借入金 4,570 7,300
再評価に係る繰延税金負債 802 802
退職給付に係る負債 1,341 1,363
資産除去債務 71 140
その他 160 190
固定負債合計 6,945 9,796
負債合計 28,372 28,202
純資産の部
株主資本
資本金 1,200 1,200
資本剰余金 672 672
利益剰余金 6,296 5,615
自己株式 △2,016 △2,016
株主資本合計 6,151 5,471
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 215 231
土地再評価差額金 1,585 1,585
退職給付に係る調整累計額 △241 △226
その他の包括利益累計額合計 1,558 1,590
純資産合計 7,710 7,062
負債純資産合計 36,082 35,264
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月 1日 (自 2020年4月 1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 15,721 15,069
売上原価 14,945 15,042
売上総利益 776 27
販売費及び一般管理費
給料及び手当 170 161
その他 441 383
販売費及び一般管理費合計 611 545
営業利益又は営業損失(△) 164 △518
営業外収益
受取配当金 10 9
為替差益 0 -
受取地代家賃 9 9
その他 2 4
営業外収益合計 21 23
営業外費用
支払利息 45 41
支払保証料 23 3
その他 8 17
営業外費用合計 78 62
経常利益又は経常損失(△) 108 △557
特別損失
固定資産除却損 7 8
投資有価証券評価損 - 7
特別損失合計 7 16
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
100 △574
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 1 3
法人税等調整額 15 51
法人税等合計 17 55
四半期純利益又は四半期純損失(△) 82 △629
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
82 △629
に帰属する四半期純損失(△)
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月 1日 (自 2020年4月 1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 82 △629
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △29 16
退職給付に係る調整額 9 15
その他の包括利益合計 △19 32
四半期包括利益 63 △597
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 63 △597
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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内海造船(株)(7018)2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
当社は、2020年9月30日付で東京地方裁判所にて訴訟を提起され、2020年10月19日に訴状を受領いたしました。
①訴訟を提起された裁判所及び年月日
提起された裁判所 東京地方裁判所
訴訟が提起された年月日 2020年9月30日
②訴訟を提起した者の名称、所在地及び代表者の氏名
名 称 三菱造船株式会社
所 在 地 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番1号
代表者の氏名 取締役社長 北村 徹
③訴訟内容及び請求金額
(a)訴訟内容 当社が建造した船舶の構造について、三菱造船株式会社から同社が有する特許(2018年1月1日付
で吸収分割により三菱重工業株式会社から承継)を侵害しているとして、特許権侵害に基づく損害賠償請求訴
訟を提起されたものです。
(b)請求金額 1,240百万円及びこれに対する訴状送達の翌日から支払済みまで年利5%の割合による金員
④今後の見通し
当社としましては、上記特許権は無効であり、当社建造船は上記特許権を侵害していないと考えており、本訴訟
が当期の業績に与える影響はないものと判断しております。
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2020年11月4日
内海造船株式会社
(コード番号7018)
2021年3月期第2四半期決算の概要
1.当第2四半期の業績について
当第2四半期は下表のとおり、前期に比べて、個別、連結とも減収減益の決算となった。 (百万円未満切捨て)
前第2四半期 当第2四半期 比 較
区 分
(A) (B) (B-A)
船 新造船 (12隻) 13,985 (10隻) 13,740 ( △2隻) △244
個 舶 改 修船 (41隻) 1,341 (36隻) 987 ( △5隻) △354
事 そ の他 96 88 △8
業 計 15,423 14,816 △607
売
別 陸上・サービス事業 43 42 △0
計 15,466 14,859 △607
上
船舶事業 22 22 0
連結
陸上・サービス事業 232 187 △44
高 子会社
計 254 210 △44
船舶事業 15,445 14,839 △606
連
陸上・サービス事業 275 230 △45
結
合計 15,721 15,069 △652
(注)個別・連結売上高の減収要因は、新造船の売上対象船の隻数が2隻減少(12隻→10隻)したことに加え、改修船工事において、
前年同四半期に比べ売上隻数が5隻減少(41隻→36隻)したため減収となった。
(百万円未満切捨て)
前第2四半期 当第2四半期 比 較
区 分
(A) (B) (B-A)
営 業 個別 157 △513 △671
利 益 連結 164 △518 △682
損
経 常 個 別 101 △555 △657
利 益 連 結 108 △557 △666
益
四半期 個 別 79 △625 △705
純利益 連 結 82 △629 △712
(注)個別・連結の減益要因は、前年同四半期に比べ収益性の低い船が増えたため。
2.船舶事業の受注状況について
新造船においては、世界的な環境規制の動向を様子見する動きに加え、新造船供給過剰の状態が継続しており、外航船マーケ
ットは回復していない。また、国内において、新型コロナウイルスの影響による荷動き量の減少、旅客の激減のため、船主の新造
船建造意欲が低下し、内航船の商談は停滞している。
また、改修船事業においても、修繕費用の抑制により、国内及び国外造船所との熾烈な競争を余儀なくされ、採算面において厳
しい状況となった。
このような状況のもと、受注については、新造船1隻、修繕船他で55億67百万円を受注し、受注残高は、新造船12隻他で423
億47百万円となった。
3.2021年3月期の業績予想について
通期の業績予想について、2021年3月期上期は収益性の低い船の業績への影響が大きかったが、下期はさらなるコストダ
ウン、生産性の向上により、損益の改善を見込んでいるため、現時点においては、2020年5月13日に公表した業績予想から
の変更はない。
なお、現時点においては、新型コロナウイルスが当期の業績に与える影響は限定的であると見込んでいるが、今後の感染拡大
等の状況によって当社の業績に変動を与える事象が生じた場合には、速やかに開示する。
また、2021年3月期の配当については、今後の業績見通しを勘案して決定していく予定である。
(単位:百万円)
通期(予想)
区 分
個 別 連 結
売 上 高 31,500 32,000
営 業 利 益 △150 △150
経 常 利 益 △300 △300
当期純利益 △500 △500
(おわり)