7014 名村造船 2019-11-01 15:40:00
2020年3月期第2四半期累計期間業績予想と実績との差異および2020年3月期通期業績予想の修正ならびに期末配当の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                 2019年11月1日
 各    位
                          上場会社名           株式会社 名村造船所
                          代表者             代表取締役社長 名村 建介
                         (コード番号           7014)
                          問合せ先責任者         取締役常務執行役員経営業務本部長 池邊 吉博
                         (TEL             06-6543-3561)

                2020年3月期第2四半期累計期間業績予想と実績との差異および
           2020年3月期通期業績予想の修正ならびに期末配当の修正に関するお知らせ

 2019年5月14日に公表いたしました2020年3月期第2四半期累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)の
業績予想値と本日公表の実績値に大幅な差異が生じましたので、お知らせいたします。
 また、2020年3月期通期(2019年4月1日~2020年3月31日)業績予想および期末配当予想を未定とさせてい
ただきますので、併せてお知らせいたします。



                               記



1.2020年3月期第2四半期累計期間業績予想と実績との差異について

 (1)2020年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値と実績数値との差異(2019年4月1日~2019年9月30日)
                                                      親会社株主に
                                                              1株当たり
                     売上高       営業利益         経常利益      帰属する四半
                                                             四半期純利益
                                                       期純利益
                       百万円         百万円        百万円        百万円         円 銭

  前回発表予想(A)           63,000        100           0          0       0.00
  今回実績(B)             56,656   △ 9,775      △ 9,999   △ 10,769   △ 155.92
  増減額(B)-(A)         △ 6,344   △ 9,875      △ 9,999   △ 10,769
  増減率(%)             △ 10.1          -           -          -
  (ご参考)前期第2四半期実績
                      58,944    △ 786        △ 326     △ 1,349   △ 19.55
  (2019年3月期第2四半期)


 (2)業績予想値と実績数値との差異の理由

  第2四半期累計期間の業績予想数値と実績数値との差異の主たる理由は、売上高においては、新造船事業に
 おいて、  佐世保重工業株式会社における工程混乱改善の遅れや当社における設計不良による大量の手直し工事
 の発生などにより両社の工事進捗率が期初計画より下回ったこと、          新造船の未ヘッジ外貨の換算レートが期初
 (2019 年 5 月 14 日)に想定していた1米ドル当たり 110 円より円高で推移したこと、修繕船事業においては
 艦艇の大型修繕工事の谷間であったことなどにより減収となりました。
  損益面においては、工事進捗率の低下による売上高の減少に加えて、厳しい受注環境の中で未だ本格的な船
 価回復には至らないものの、       適正操業量の確保と将来を見据えた商品戦略に基づく積極的な営業活動を展開し
 た結果、  内定分を含めた新規受注船が前年同期に比べて倍増したことや当第2四半期連結会計期間末の工事損
 失引当金算出に適用する米ドル為替レートが期初に比べて3円弱の円高となったこと、          グループを挙げて取り
 組んでいるコスト合理化の進捗に遅れが生じていることにより、          工事損失引当金計上額が期初予想よりも実質
 的に大幅に増加しました。
  この結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに期初予想より大幅な減益となり
 ました。
2.2020年3月期通期業績予想の修正について

 (1)2020年3月期通期連結業績予想数値の修正(2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                            親会社株主に
                                                                   1株当たり
                        売上高        営業利益         経常利益        帰属する当期
                                                                   当期純利益
                                                             純利益
                          百万円        百万円           百万円         百万円           円 銭

  前回発表予想(A)             120,000    △ 1,500      △ 1,500      △ 1,500     △ 21.72
  今回修正予想(B)                 -           -               -         -            -
  増減額(B)-(A)                -           -               -         -
  増減率(%)                    -           -               -         -
  (ご参考)前期実績
                        124,589    △ 4,114      △ 3,872          621         8.99
  (2019年3月期)


 (2)業績予想修正の理由

  当社の操業は既に正常に復しており、   函館どつく株式会社ではコスト合理化計画の効果が出てきております。
 当社伊万里事業所と製造拠点が近距離にある佐世保重工業株式会社とは、立地性を生かした一体運営を柱に、
 工程の正常化と徹底したコストダウンに向けた最適生産体制の再構築に着手しております。   グループ全体の製
 造・設計・品質保証・資材調達体制の抜本的な見直しと最適化により競争力の再構築を加速させ、コスト合理
 化計画の必達に向けて不退転の覚悟でグループ全体の体質強化に取り組んでまいります。
  グループ一体となった競争力の再構築により、   事業基盤の強化と収益力改善にグループを挙げて取り組んで
 おりますが、現時点で効果を具体的に数字化することは尚早であり、   資機材メーカーなどのご協力も不可欠で
 あることから、2019年5月14日に公表いたしました通期業績予想をいったん取り下げ、未定としております。
  なお、通期業績予想の開示が可能となった時点で速やかに開示させていただきます。



3.期末配当予想について

(1)2020年3月期期末配当予想の修正

                                        1株当たり配当金
         基準日            第2四半期末             期末                      年間
         前回予想
                        5 円 00 銭             5 円 00 銭            10 円 00 銭
  (2019 年 5 月 14 日公表)
       今回修正予想                                 (未定)                (未定)
         当期実績           5 円 00 銭
         前期実績
                        5 円 00 銭             5 円 00 銭            10 円 00 銭
     (2019 年 3 月期)


(2)配当予想修正の理由

 当第2四半期末では配当可能な財務体質を十分に維持しておりますが、    前述の通期業績予想の修正を踏まえ、
 前回予想時(2019年5月14日)に5円としておりました期末配当予想を未定とさせていただきます。
 期末配当予想につきましても、開示が可能となった時点で速やかに開示させていただきます。




 ※上記の予想は、本資料の発表日現在において、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する
  一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

                                                                              以 上