7014 名村造船 2021-05-14 15:40:00
特別損失の計上、連結通期業績と前期実績との差異および剰余金の配当(無配)に関するお知らせ [pdf]
2021年5月14日
各 位
上場会社名 株式会社 名村造船所
代表者 代表取締役社長 名村 建介
(コード番号 7014)
問合せ先責任者 執行役員経営業務本部長 向 周
(TEL 06-6543-3561)
特別損失の計上、連結通期業績と前期実績との差異および剰余金の配当(無配)に関するお知らせ
当社は2021年3月期の連結決算および個別決算において特別損失を計上いたしましたのでお知らせいたします。
また、連結通期業績と前期実績との差異および剰余金の配当についても併せてお知らせいたします。
記
1. 特別損失の計上について
(1) 連結決算
2021 年2月 12 日付「連結子会社における事業の一部休止、希望退職者の募集および特別損失の計上に関す
るお知らせ」のとおり、当社の連結子会社である佐世保重工業株式会社は新造船事業の休止と希望退職者の募
集を決議いたしました。これに伴い、2021 年3月期連結累計期間において、事業の休止に係る固定資産の減損
損失 8,269 百万円を計上いたしましたが、希望退職者募集に係る特別損失は応募者数およびその内訳と金額が
確定する 2022 年3月期に計上いたします。
(2) 個別決算
連結子会社である佐世保重工業株式会社は、 (1)に記載のとおり新造船事業の休止に伴う固定資産の減損損失
を計上した結果、財務状態が著しく悪化し債務超過となったため、当社の個別決算において同社に係る貸倒引
当金 2,065 百万円および債務保証損失引当金 5,502 百万円並びに関係会社事業損失引当金 236 百万円として計
7,803 百万円、同社および函館どつく株式会社両連結子会社の収益改善が遅れ株式の実質価額が著しく低下した
ことによる関係会社株式評価損として 4,370 百万円、合計 12,173 百万円を 2021 年3月期において特別損失に
計上いたしました。
なお、これらの特別損失は、連結決算上は消去されるため、連結業績には影響いたしません。
2. 連結通期業績と前期実績との差異について
(1)2021年3月期 連結通期業績と前期実績との差異 (2020年4月1日~2021年3月31日)
親会社株主に
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する当期
当期純利益
純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前期実績(A) 111,887 △ 16,022 △ 16,284 △ 18,030 △ 261.05
当期実績(B) 98,403 △ 10,471 △ 10,607 △ 18,778 △ 271.84
増減額(B)-(A) △ 13,484 5,551 5,677 △ 748
増減率(%) △ 12.1 - - -
(2)差異が生じた理由
中核である新造船事業において受注環境に合わせて操業量を下方に修正したことおよび連結会計期間の後半
まで続いた円高の影響により売上高は減少いたしましたが、グループを挙げてのコスト削減活動により原価率
が改善され、営業損失および経常損失は改善しております。一方、1.(1)に記載のとおり特別損失を計上し
た影響により、親会社株主に帰属する当期純損失は悪化いたしました。
3. 剰余金の配当について
当社は、本日開催の取締役会において、2021年3月31日を基準日とする剰余金の配当を見送ることを決議いた
しました。
(1)配当の内容
直近の配当予想 前期実績
決定内容
(2020 年5月 22 日公表) (2020 年3月期)
基準日 2021 年3月 31 日 同左 2020 年3月 31 日
1株当たり配当金 0 円 00 銭 (未定) 3 円 00 銭
配当金総額 ― ― 207 百万円
効力発生日 ― ― 2020 年6月 25 日
配当原資 ― ― 利益剰余金
(2)理由
当社は、安定的かつ継続的な配当による株主還元と経営体質の強化および将来の事業展開等の株主価値向上を
バランス良く実施していくため、当期および将来の業績見通しや業界動向に加え、財務状況や今後の事業戦略
を総合的に勘案して配当額を決定することとしております。
しかしながら2021 年3月31日を基準日とする配当につきましては、当期の業績等に鑑み見送ることとさせて
いただきました。
以 上