7013 IHI 2019-01-28 15:30:00
当社原動機事業の会社分割(簡易吸収分割)による当社100%子会社への承継および当社100%子会社間の合併に関するお知らせ [pdf]
2019年1月28日
各 位
株 式 会 社 I H I
東京都江東区豊洲三丁目1番1号
代表取締役社長 満岡 次郎
(コード番号 7013)
問合せ先 広報・IR部長 白 井 崇 喜
T E L 0 3 - 6 2 0 4 - 7 0 3 0
当社原動機事業の会社分割(簡易吸収分割)による当社100%子会社への承継
および当社100%子会社間の合併に関するお知らせ
当社は,本日開催の取締役会において,当社が営む航空機転用型ガスタービンを中心とする原
動機事業を,会社分割によって当社の100%子会社である新潟原動機株式会社(以下,
「NPS」とい
う。)に承継させること(以下,
「本会社分割」という。)を決議するとともに,本会社分割と併せ
て,NPSが当社の100%子会社である株式会社ディーゼルユナイテッド(以下,「DU」という。)を
吸収合併すること(以下,「本吸収合併」といい,本会社分割と併せて「本統合」という。)を決
定しましたので,お知らせいたします。
なお,本会社分割は100%子会社に当社事業を承継させる会社分割であるため,開示内容を省略
して記載しております。
記
1.本統合の目的
近年,当社グループの資源・エネルギー・環境事業領域を取り巻く事業環境の変化は加速
しており,脱CO2・循環型社会に向けたお客さまの多様化したニーズに迅速に応えるために,
お客さまとソリューションを協創する体制を構築することが必要不可欠となっています。
現在,資源・エネルギー・環境事業領域における原動機に関する事業は,当社が航空機転
用型ガスタービンを主機とする発電プラントのエンジニアリング,販売および付帯事業を,
NPSが「NIIGATA」ブランドのもと,ディーゼルエンジン,ガスエンジン,デュアルフュエル
エンジン,ガスタービン,Z型推進装置の製造,販売および付帯事業をそれぞれ分担して行
なっております。また,DUは,舶用大型ディーゼルエンジン,デュアルフュエルエンジン,
陸上発電用ディーゼルエンジンの製造,販売を行なっております。
このたび,原動機に関する事業の経営資源をNPSに集約することにより,分散型エネルギー
利用向け原動機製品の一貫した運営体制を構築し,効率的な事業運営・人員配置を行なうと
ともに,脱CO2・循環型社会に向けたお客さまのニーズに即した質の高いライフサイクルサー
ビス提供の実現を目的とするものです。
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2.本統合の要旨
(1) 本統合の日程
吸収分割契約承認取締役会(当社) 2019年1月28日
吸収分割契約締結 2019年2月1日 (予定)
吸収合併契約締結 2019年2月1日 (予定)
吸収分割契約承認株主総会(NPS) 2019年6月 (予定)
吸収合併契約承認株主総会(NPS,DU) 2019年6月 (予定)
効力発生日 2019年7月1日 (予定)
*当社は,会社法第784条第2項に定める簡易吸収分割の規定により,吸収分割契約に関
する株主総会の承認を得ません。
(2) 本会社分割の要旨
① 本会社分割の方式
当社を吸収分割会社,NPSを吸収分割承継会社とする吸収分割です。
② 本会社分割に係る割当ての内容
NPSは,本会社分割に際して,普通株式3,400株を発行し,そのすべてを当社に割当て交
付します。
③ 本会社分割に伴う新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
分割会社の新株予約権に基づく義務を,承継会社に移転または承継させません。なお,
当社は,新株予約権付社債を発行しておりません。
④ 本会社分割により増減する資本金等
本会社分割による当社の資本金,資本準備金の減少はございません。
⑤ 承継会社が承継する権利義務
承継会社は,分割会社が対象事業に関して有する資産,負債,権利義務および契約上の
地位を承継します。ただし,NPS株式,その他関係会社株式,従業員との雇用契約(当社
従業員は承継会社へ出向)は承継対象から除外されます。
なお,債務の承継については,原則として免責的債務引受の方法によります。
⑥ 債務履行の見込み
分割会社および承継会社は,資産が負債を上回っており,本会社分割後もその履行を担
保するに足りる責任財産を有しているとともに,収益状況についても,負担すべき債務の
履行に支障を及ぼすような事態が現在のところ想定されていないことから,分割期日後の
それぞれの債務の履行にも問題はないものと判断しております。
(3) 本吸収合併の要旨
① 本吸収合併の方式
NPSを吸収合併存続会社,DUを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式で,DUは解散しま
す。
② 本吸収合併に係る割当ての内容
NPSは,本吸収合併に際し,DUの株主に対して株式その他の金銭等の割当ては行ないま
せん。
③ 本吸収合併に伴う新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
該当する事項はありません。
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3.本統合当事会社の概要(2018年3月31日現在)
(1) 商 号 株式会社IHI 新潟原動機株式会社 株式会社ディーゼルユナ
イテッド
(吸収分割会社) (吸収分割承継会社)
(吸収合併存続会社) (吸収合併消滅会社)
(2) 本 店 所 在 地 東京都江東区豊洲三丁目 東京都千代田区外神田二 東京都千代田区神田須田
1番1号 丁目14番5号 町二丁目8番地
(3) 代 表 者 の 代表取締役社長 満岡次郎 代表取締役社長 矢矧浩二 代表取締役社長 髙木秀雄
役職・氏名
(4) 事 業 内 容 金属加工機械,圧縮機,送 ディーゼルエンジン(舶 舶用大型ディーゼルエン
風機,陸舶用過給機,物流 用・陸用・車両用),ガス ジン,デュアルフュエルエ
機器,ボイラ,原子力機器, エンジン,デュアルフュエ ンジン,陸上発電用ディー
化学機械,汎用機械,ジェ ルエンジン,ガスタービ ゼルエンジン,産業用機械
ットエンジン,宇宙機器な ン,Z型推進装置,発電装 器具の製造,販売
どの製造,販売等 置,鋳造品の製造,販売
(5) 資 本 金 107,165百万円 3,000百万円 153百万円
(6) 設 立 年 月 日 1889(明治22)年1月17日 2003(平成15)年2月3日 1988(昭和63)年10月1日
(7) 発行済株式数 154,679,954株 60,000株 27,272株
(8) 決 算 期 3月31日 3月31日 3月31日
(9) 大株主および (注) 当社 100% 当社100%
持 株 比 率
(10) 直前事業年度の財政状態および経営成績
(連結) (単体) (単体)
① 純 資 産 350,217百万円 19,360百万円 2,691百万円
② 総 資 産 1,633,662百万円 58,190百万円 12,198百万円
③ 1株当たり
2,103.22円 322,667円 98,674円
純 資 産
④ 売 上 高 1,590,333百万円 54,761百万円 11,270百万円
⑤ 営 業 利 益 72,267百万円 2,632百万円 59百万円
⑥ 経 常 利 益 21,425百万円 2,770百万円 50百万円
⑦ 当期純利益 13,417百万円 1,978百万円 166百万円
⑧ 1株当たり
53.71円 32,967円 6,094円
当期純利益
(注) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.45%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.49%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(三井住友信託銀行再信託分・株式会社東芝退職給付信託口) 3.58%
第一生命保険株式会社 3.50%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 3.07%
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(11) 分割する部門の事業内容
航空機転用型ガスタービンを主機とする発電プラントのエンジニアリング,販売および
付帯事業
(12) 分割する部門の経営成績
2018年3月期実績 2018年3月期実績 比率
(分割部門) (連結) (分割部門/連結)
売上高 248億円 15,903億円 1.6%
(13) 分割する資産,負債の項目および金額
2018年3月31日現在の試算で資産13,183百万円,負債10,203百万円です。
4.本統合後の状況
(1) 本会社分割後の当社の状況
商号,本店所在地,代表者,事業内容,資本金,決算期に変更はありません。
(2) 本統合後のNPSの状況
NPSは,本統合の効力発生日と同日付で,商号を株式会社IHI原動機に変更する予定
です。
①商 号 株式会社IHI原動機(予定)
② 本店所在地 東京都千代田区外神田二丁目14番5号
③ 代表者の役職・氏名 未定
④事業内容 ガスタービン,ガスエンジン,デュアルフュエルエンジン,ディ
ーゼルエンジン(陸用・舶用・車両用) Z型推進装置,
, 発電装置,
鋳造品の製造,販売
⑤資 本 金 3,000百万円
⑥決 算 期 3月31日
5.今後の見通し
資源・エネルギー・環境事業領域は,脱CO2・循環型社会の実現に向け,お客さまの多様なニ
ーズに対してスピーディにソリューションを提供することを共通の目標に掲げ,諸施策の実行
を加速してまいります。
本統合により,陸用原動機に関する事業においては航空機転用型ガスタービンからディーゼ
ルエンジン,ガスエンジン,デュアルフュエルエンジン,ガスタービンに至る分散型エネルギ
ー利用向け原動機製品の一貫した運営体制が構築されるとともに,大型から小型に至る舶用原
動機,Z型推進装置と合わせた原動機事業全体にわたる効率的な事業運営と人員配置により競
争力の確保を図り,事業領域が掲げる目標に向けて確実にその役割を果たしてまいります。
なお,「NIIGATA」の商標は新会社が承継し,広く世界のお客さまから高い評価をいただいて
いるNPS製品はこれからも「NIIGATA」ブランドのもと,IHIグループの中核製品としてお客
さまの価値創造に貢献してまいります。
本統合は当社と100%子会社間の事業再編であるため,本統合による当社連結業績に与える影
響は軽微です。
以 上
(参考)資源・エネルギー・環境事業領域の事業遂行体制
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資源・エネルギー・環境事業領域の事業遂行体制
2019年1月1日現在 再編後
資源・エネルギー・環境 資源・エネルギー・環境
事業領域 事業領域
(IHIプラント建設㈱)
プロセスプラントSBU
ボイラSBU
陸用原動機プラントSBU
ボイラSBU
原子力SBU
原子力SBU
環境対応システムSBU 原動機SBU (仮称)
【㈱IHI環境エンジニアリング】 【㈱IHI原動機】
2019年7月1日統合予定
医薬プラントSBU
【㈱IHIプラントエンジニアリング】
プラントSBU (仮称)
アジア拠点EPC SBU
【Jurong Engineering Limited】 【㈱IHIプラント】
2019年4月1日統合予定
大型原動機SBU
【㈱ディーゼルユナイテッド】
アジア拠点EPC SBU
中型原動機SBU 【Jurong Engineering Limited】
【新潟原動機㈱】
※【 】内の会社は,当該SBUの事業遂行主体である関係会社です。
※環境対応システムSBUの事業遂行主体である㈱IHI環境エンジニアリングは,
2019年1月1日付けで主要事業を㈱神鋼環境ソリューションに吸収分割しました。