2021年度（2022年３月期）
第１四半期決算説明資料（IFRS）
2021年8月10日
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目次 １．2021年度第１四半期 連結決算
連結決算総括................................................................................................ 4
連結決算の概要（連結受注高，連結損益計算書）.....................................................................................
5
報告セグメント別内訳.....................................................................................................
6
金融損益等.........................................................................................................................
10
連結財政状態計算書...............................................................................................
11
連結キャッシュ・フロー計算書...........................................................................................................................
12
補足資料......................................................................................................................................
13
２．2021年度 連結業績見通し
通期業績見通し................................................................................................................
15
報告セグメント別内訳........................................................................................................
16
３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境..........................................................................................
19
社会基盤・海洋....................................................................................................................
21
産業システム・汎用機械..........................................................................................
23
航空・宇宙・防衛.........................................................................................................
25
＜参考資料＞..............................................................................................................................
27
※ 各項目の金額は億円未満を切り捨てて表示している。
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１．2021年度第１四半期 連結決算
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１．2021年度第１四半期 連結決算
連結決算総括
◼ 全社で営業利益は黒字化。
◼ 資源・エネルギー・環境，社会基盤・海洋，産業システム・汎用機
械の３セグメントで新型コロナウィルス感染拡大前（2019年度1Q）
の水準の売上収益・営業利益を確保。
◼ 航空・宇宙・防衛は，民間向け航空エンジンで新型コロナウィル
ス感染拡大の影響が残るものの，スペアパーツの販売は緩やか
に回復。
◼ 前年度に引き続き，「プロジェクトChange」に基づく成長事業創出
の投資原資確保を目的とした保有資産売却を一部実行。
◼ 運転資本を含むキャッシュ・フローの状況は，見通しに対し順調
に推移。
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１．2021年度第１四半期 連結決算
連結決算の概要（連結受注高，連結損益計算書）
（億円）
’20年度1Q ’21年度1Q 増 減
受 注 高 1,862 2,415 552
売 上 収 益 2,175 2,452 276
営 業 利 益 ▲ 79 202 281
税引前四半期利益 ▲ 69 217 286
親会社の所有者に
帰属する四半期利益
▲ 61 141 203
′20年度1Q：日本基準からIFRSに組み替えた金額を記載。以下のスライドも同じ。
売上平均レート（米ドル） ′20年度1Q 107.37円
′21年度1Q 110.44円
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１．2021年度第１四半期 連結決算
報告セグメント別内訳（連結受注高・連結受注残高）
（億円）
受 注 高 受 注 残 高
’20年 度 1Q ’21年 度 1Q 増 減 ’20年 度 末 ’21年 度 1Q末 増 減
資源・エネルギー・環境 458 608 150 4,823 4,677 ▲ 145
社会基盤・海洋 289 447 157 2,264 2,376 112
産業システム・汎用機械 740 916 175 1,753 1,777 23
航空・宇宙・防衛 319 388 69 2,434 2,352 ▲ 82
報告セグメント計 1,807 2,361 553 11,275 11,183 ▲ 92
そ の 他 146 144 ▲2 374 385 10
調 整 額 ▲ 92 ▲ 90 1 - - -
合 計 1,862 2,415 552 11,650 11,568 ▲ 81
海外受注高・受注残高 712 972 260 3,132 2,890 ▲ 242
海外受注高・受注残高比率 38% 40% 2% 27% 25% ▲ 2%
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１．2021年度第１四半期 連結決算
報告セグメント別内訳（売上収益・営業利益）
（億円）
（参考:試算値）
売上収益 営業利益 売上収益 営業利益
’20年度1Q ’21年度1Q 増 減 ’20年度1Q ’21年度1Q 増 減 '19年度1Q
資源・エネルギー・環境
640 748 107 ▲29 ▲2 26 643 ▲48
社会基盤・海洋
319 346 26 17 24 6 320 25
産業システム・汎用機械
779 888 109 ▲14 29 43 863 3
航空・宇宙・防衛
427 441 14 ▲54 ▲69 ▲14 739 33
報告セグメント計
2,166 2,424 257 ▲79 ▲18 61 2,565 13
そ の 他
94 109 15 ▲1 1 2
調 整 額
▲85 ▲81 3 1 218 217
合 計
2,175 2,452 276 ▲79 202 281
海外売上収益 820 1,171 350
海外売上収益比率 38% 48% 10%
‘19年度1Q：日本基準をベースにIFRS値を試算した金額を記載。
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１．2021年度第１四半期 連結決算
報告セグメント別内訳（営業利益の前期比増減要因）
（億円）
売上収益の 工事採算の 販管費の その他損益
為替の変動 合 計
増減 変動 変動 の増減
資源・エネルギー・環境 11 25 1 ▲7 ▲4 26
社会基盤・海洋 8 ▲3 1 6
産業システム・汎用機械 46 15 ▲ 15 ▲3 43
航空・宇宙・防衛 ▲ 44 17 9 4 ▲ 14
報告セグメント計 13 65 10 ▲ 25 ▲2 61
そ の 他 6 ▲4 2
調 整 額 4 ▲3 216 217
合 計 23 65 10 ▲ 32 215 281
報告セグメント別・要因別の数値の合計と合計欄の数値は四捨五入の関係で一致しない場合がある。
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１．2021年度第１四半期 連結決算
報告セグメント別内訳（民間向け航空エンジンの状況）
IATAのデータが示すように，旅客運航需要 旅客運航キャパシティ（ASK）推移
は‘20年度1Qを底に緩やかに回復しており， 2020年1月-2021年6月 - 対'19年同月比
そのトレンドでスペアパーツの取扱高が回
復している。
民間向け航空エンジン
売上収益・スペアパーツ取扱高の推移
（億円）
800 100% 出所：IATA
100%
売
上 スペアパーツ取扱高の推移
600
収 556 （’19年度平均に対する割合）
益 57%
50% 50%
400
38%
32%
200
207 244 284 282 256
0 0%
'19年度平均 '20年度1Q '20年度2Q '20年度3Q '20年度4Q '21年度1Q
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１．2021年度第１四半期 連結決算
金融損益等
（億円）
’20年度1Q ’21年度1Q 増 減
為替差損益 ▲8 ▲4 3
持分法による投資損益 23 25 1
その他の金融損益 ▲5 ▲5 0
金 融 損 益 等 9 14 4
期末日レートの変動（米ドル） ’20年度1Q ▲1.09円 （期首108.83円→1Q末107.74円）
’21年度1Q ▲0.09円 （期首110.65円→1Q末110.56円）
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１．2021年度第１四半期 連結決算
連結財政状態計算書
（億円）
’20年度末 ’21年度1Q末 増減
資産合計 18,328 17,718 ▲ 610
（うち 現金及び現金同等物） (1,207) (857) (▲ 350)
（うち 営業債権，契約資産） (4,563) (3,987) (▲ 576)
（うち 棚卸資産） (3,264) (3,530) (265)
負債合計 15,051 14,302 ▲ 748
（うち 営業債務等） (2,344) (2,080) (▲ 263)
（うち 契約負債） (1,658) (1,683) (25)
（うち 有利子負債残高） (6,059) (5,648) (▲ 410)
社債及び借入金 (4,631) (4,240) (▲ 391)
リース負債 （※1） (1,428) (1,408) (▲ 19)
資本合計 3,277 3,415 138
親会社の所有者に帰属する持分 3,007 3,144 136
非支配持分 269 271 2
負債・資本合計 18,328 17,718 ▲ 610
D/Eレシオ （※2） 1.85倍 1.65倍 ▲ 0.20倍
親会社所有者帰属持分比率（※3） 16.4% 17.7% 1.3%
（※1）日本基準におけるオペレーティング・リース相当の負債（’20年度末：1,119億円，’21年度1Q末：1,148億円）を含んでいる。
（※2）D/Eレシオ=有利子負債／資本合計 （※3）親会社所有者帰属持分比率＝親会社の所有者に帰属する持分／負債・資本合計
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１．2021年度第１四半期 連結決算
連結キャッシュ・フロー計算書
（億円）
’20年度1Q ’21年度1Q 増 減
税引前四半期利益 ▲ 69 217 286
減価償却費（※1） 175 168 ▲7
運転資本増減 （※2） ▲ 181 136 317
その他 ▲ 192 （※3） ▲ 505 ▲ 312
営業キャッシュ・フロー ▲ 266 16 283
投資キャッシュ・フロー ▲ 245 91 337
フリー・キャッシュ・フロー ▲ 512 107 620
財務キャッシュ・フロー ▲ 128 ▲ 458 ▲ 329
（※1）減価償却費は，有形固定資産，投資不動産，使用権資産およびソフトウェアに係る金額を示しており，
開発資産，特許権，その他の無形資産の償却費を含んでいない。
（※2）運転資本増減は，営業債権/契約資産/棚卸資産/前払金/契約負債/営業債務/返金負債の増減額を示している。
運転資本＝営業債権+契約資産+棚卸資産+前払金-契約負債-営業債務-返金負債
（※3）保有資産売却益の投資キャッシュ・フローへの振替額を含む。
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１．2021年度第１四半期 連結決算
補足資料
（１）研究開発費・設備投資額・減価償却費 （億円）
250
200
175 168
150
92 98
100
53 61
50
0
’20年度1Q ’21年度1Q ’20年度1Q ’21年度1Q ’20年度1Q ’21年度1Q
研究開発費 設備投資額 減価償却費
設備投資額，減価償却費は，有形固定資産，投資不動産，使用権資産およびソフトウェアに係る金額を示している。
（２）地域別売上収益 （億円）
’20年 度 1Q ’21年 度 1Q
日 本 1,354 1,281
ア ジ ア 231 378
中 国 225 220
北 米 249 346
中 南 米 6 33
欧 州 93 171
そ の 他 15 21
合 計 2,175 2,452
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２．2021年度 連結業績見通し
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２．2021年度 連結業績見通し
通期業績見通し
前提為替レート 米ドル 105円
（第２四半期以降） （億円）
'21年度 '21年度
'20年度 増減
前回見通し 今回見通し
実績 B-A
A B
受 注 高 10,970 11,600 11,600 0
売 上 収 益 11,129 11,800 11,800 0
営 業 利 益 279 700 700 0
税引前利益 276 600 600 0
親会社の所有者に
130 350 350 0
帰属する当期利益
（参考）為替感応度（為替相場の1円変動による，営業利益への影響額）: 米ドル 6億円
連結キャッシュ・フローの通期見通しも変更なし
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２．2021年度 連結業績見通し
報告セグメント別内訳（受注高 通期見通し）
（億円）
'21年度 '21年度
'20年度 増減
前回見通し 今回見通し
実績 B-A
A B
資源・エネルギー・環境 2,747 3,100 3,100 0
社会基盤・海洋 1,661 1,600 1,600 0
産業システム・汎用機械 3,652 4,000 4,000 0
航空・宇宙・防衛 2,604 2,700 2,700 0
報告セグメント計 10,665 11,400 11,400 0
そ の 他 788 700 700 0
調 整 額 ▲483 ▲500 ▲500 0
合 計 10,970 11,600 11,600 0
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２．2021年度 連結業績見通し
報告セグメント別内訳（売上収益・営業利益 通期見通し）
（億円）
売上収益 営業利益
'21年度 '21年度 '21年度 '21年度
'20年度 増減 '20年度 増減
前回見通し 今回見通し 前回見通し 今回見通し
実績 B-A 実績 B-A
A B A B
資源・エネルギー・環境 3,176 3,400 3,400 0 191 230 230 0
社会基盤・海洋 1,579 1,800 1,800 0 171 170 170 0
産業システム・汎用機械 3,742 4,000 4,000 0 114 290 290 0
航空・宇宙・防衛 2,446 2,600 2,600 0 ▲404 ▲270 ▲270 0
報告セグメント計 10,944 11,800 11,800 0 72 420 420 0
そ の 他 668 600 600 0 36 30 30 0
調 整 額 ▲484 ▲600 ▲600 0 170 250 250 0
合 計 11,129 11,800 11,800 0 279 700 700 0
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３．報告セグメント別の概況
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３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境
（億円/各期の金額は累計）
前回：2021年5月13日公表の業績予想数値
主要事業：原動機，カーボンソリューション，原子力
受注高
実績（対前年同期）
2,747 3,100 3,100 【受注高】
458 608
原動機で増加。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
【売上収益】
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し カーボンソリューションや原子力で増収。
【営業利益】
売上収益 カーボンソリューションの増収及び採算改善により赤字
幅が縮小。
3,176 3,400 3,400
640 748
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し 通期見通し（変更なし）
2020年度に対して
営業利益
◼ 原子力や原動機のライフサイクルビジネスを中心に
191 230 230 増収。
◼ 上記の増収の影響に加えて，原動機などの採算改善
▲ 29 ▲2 により，全体として増益。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
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３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境
（億円）
受注高 売上収益
’20年度 ’21年度 ’20年度 ’21年度
通期 通期
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
（見通し） （見通し）
原 動 機 190 719 255 810 188 383 611 871 186 930
カ ー ボ ン
135 1,199 154 1,440 330 787 1,192 1,594 352 1,570
ソリュー ショ ン（ ※）
原 子 力 91 426 104 310 45 100 181 327 60 430
※2021年度のSBU再編に合わせて，2020年度の実績を組み替えています。
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３．報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋
（億円/各期の金額は累計）
前回：2021年5月13日公表の業績予想数値 主要事業：橋梁・水門，シールドシステム，都市開発，
交通システム，コンクリート建材
受注高
実績（対前年同期）
【受注高】
橋梁・水門で増加。
1,661 1,600 1,600
447 【売上収益】
289
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回 都市開発で不動産販売が減少したものの，橋梁・水門
などで増収。
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
【営業利益】
売上収益 都市開発で減収による減益となったものの，橋梁・水門
などでの増収及び採算改善により増益。
1,579 1,800 1,800
319 346
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回 通期見通し（変更なし）
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
2020年度に対して
営業利益 ◼ 橋梁・水門で海外向け大型案件の進捗やライフサイ
クルビジネスの増加により増収。
◼ 都市開発で不動産販売の減少により減益となるもの
171 170 170
の，上記の増収の影響に加えて，交通システムの採
17 24
算改善などにより，全体として営業利益は前年度並
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
み。
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
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３．報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋
（億円）
受注高 売上収益
’20年度 ’21年度 ’20年度 ’21年度
通期 通期
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累計 3Q累計 通期 1Q
（見通し） （見通し）
橋 梁 ・ 水 門 111 793 312 870 151 312 494 768 178 1,020
シールドシステム 47 217 12 180 35 91 123 194 58 220
都 市 開 発 65 239 46 180 66 114 189 239 46 180
※「都市開発」の豊洲地区関連情報は，P35，P36の＜参考資料＞を参照
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３．報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械
（億円/各期の金額は累計） 主要事業：車両過給機，パーキング，回転機械，熱・表面処理，
前回：2021年5月13日公表の業績予想数値 運搬機械，物流・産業システム
受注高
実績（対前年同期）
【受注高】
3,652 4,000 4,000 車両過給機や熱・表面処理で増加。
740 916 【売上収益】
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
運搬機械で減収となったものの，車両過給機や熱・表面
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し 処理などで増収。
【営業利益】
売上収益
車両過給機や熱・表面処理などの増収及び採算改善に
より営業黒字。
3,742 4,000 4,000
779 888
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
通期見通し（変更なし）
営業利益 2020年度に対して
290 290 ◼ 自動車部品関連事業である車両過給機や熱・表面
114 処理で，需要回復に伴い受注・売上が増加。
29
▲ 14
◼ 上記の増収の影響に加えて，車両過給機を中心とし
た調達費削減や生産性改善などのコスト構造の強化
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
により，大幅増益。
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
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３．報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械
（億円）
受注高 売上収益
’20年度 ’21年度 ’20年度 ’21年度
通期 通期
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累計 3Q累計 通期 1Q
（見通し） （見通し）
車 両 過 給 機 283 1,469 386 1,550 282 660 1,089 1,466 383 1,550
パ ー キ ン グ 102 502 106 510 93 205 335 460 91 530
回 転 機 械 120 466 136 510 103 230 360 497 119 500
熱 ・ 表 面 処 理 56 298 107 390 67 137 214 304 87 370
運 搬 機 械 49 296 41 300 102 197 291 400 73 390
※「車両過給機」の詳細は，P33，34の＜参考資料＞を参照
＜車両過給機の販売台数＞
（万台）
販売年度 1Q 通期
2020年度 115 551
2021年度 126 570
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３．報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛
（億円/各期の金額は累計）
前回：2021年5月13日公表の業績予想数値 主要事業：航空エンジン，ロケットシステム・宇宙利用，防衛機器システム
受注高
実績（対前年同期）
【受注高】
2,700 2,700
ロケットシステム・宇宙利用で増加。
2,604
319 388 【売上収益】
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
ロケットシステム・宇宙利用で減収となったものの，民間
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し 向け航空エンジンで増収。
【営業利益】
売上収益 民間向け航空エンジンでのスペアパーツの販売増加に
よる増益要因がある一方で，初期負担の重い新製エン
ジンの販売増加もあり赤字幅が拡大。
2,446 2,600 2,600
427 441
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回 通期見通し（変更なし）
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し 2020年度に対して
営業利益 ◼ 民間向け航空エンジンで，スペアパーツの販売増加
による増益要因がある一方で，初期負担の重い新製
エンジンの販売増加もあり，需要回復に伴う利益貢
▲ 54 ▲ 69 献は織り込んでいない。
▲ 404 ▲ 270 ▲ 270
◼ 新製エンジンの生産性改善を中心としたコスト構造の
1Q 2Q 3Q 通期 1Q 前回 今回
強化により，前年度比で赤字幅を圧縮。
2020年度実績 2021年度実績 通期見通し
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３．報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛
（億円）
受注高 売上収益
’20年度 ’21年度 ’20年 度 ’21年 度
通期 通期
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
（見通し） （見通し）
民間向け
215 1,008 257 1,200 207 451 735 1,017 256 1,200
航空エンジン
※「民間向け航空エンジン」の詳細は，P32の＜参考資料＞を参照
＜民間向け航空エンジンの販売台数＞ （台）
販売年度 1Q 通期
2020年度 185 842
2021年度 205 999
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＜参考資料＞
・当第１四半期のトピックス
・主要な経営指標の推移
・航空エンジン
・車両過給機
・都市開発
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当第１四半期のトピックス
大型の商用石炭火力発電機におけるアンモニア混焼に関する実証事業の採択
株式会社JERA（以下「JERA」）及びIHIは，国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の助成事業
「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発／アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」に共同で応募し，この
たび，採択通知を受けました。
本事業では，両社は，JERAの碧南火力発電所4号機（発電出力：100万kW）において，2024年度にアンモニア20%混焼を目
指す計画です。JERAはアンモニア貯蔵タンクや気化器等の付帯設備の建設やアンモニアの調達を，IHIは実証用バーナの開
発を担当し，今後，設計や工事を進めてまいります。なお，大型の商用石炭火力発電機において大量のアンモニアを混焼する
実証事業は世界初となります。
また，アンモニアの大量混焼を確実に行なうため，同発電所5号機（発電出力：100万kW）において，2021年8月から12月の
間，材質の異なるバーナを用いてアンモニアの小規模混焼試験を行ない，実証用バーナの開発に必要な条件を確認予定です。
燃焼ガス
蒸気配管
煙突へ
蒸気タービンへ
バーナ
(全48本を改造)
発電用ボイラ
<実証事業を行う碧南火力発電所（愛知県碧南市）＞ 写真提供：JERA
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当第１四半期のトピックス
新たな民間航空エンジンの整備拠点となる鶴ヶ島工場が稼働開始
6月18日，民間航空エンジンの新たな整備拠点として建設を進めていた鶴ヶ
島工場（埼玉県鶴ヶ島市）の稼働を開始しました。ポストコロナの民間航空エン
ジン需要の回復・成長に備え，ライフサイクルビジネスの拡充を目指します。
これまで，航空エンジンの分解・洗浄・検査・部品修理・組立・試運転といった
航空エンジン整備に必要な全工程を瑞穂工場（東京都西多摩郡瑞穂町）で行
なっており，その高い整備能力により，世界19カ国の航空当局から整備認可を
取得しております。
鶴ヶ島工場において，民間航空エンジン整備専用の盤石な品質実現体制のも
と， IoT・AIなどの新技術を導入し，瑞穂工場との事業運営の相乗効果もはかり
つつ，世界最高水準の航空安全品質と効率的なメンテナンスサービス体制を目
＜埼玉県鶴ヶ島市の鶴ヶ島工場 外観＞ 指してまいります。
米国ニュースケール社への出資により，小型モジュール原子炉（SMR）事業に参画
小型モジュール原子炉（以下「SMR」）の開発を行なっている米国NuScale
Power, LLC（以下「ニュースケール社」）へ出資し，SMR事業に参画することを
決定しました。
複数の小型原子炉で構成するニュースケール社のSMRは，炉の一部だけを
運転することで負荷追従運転が可能であることから，再生可能エネルギーの調
整電源としての役割が期待されています。
同社が開発中のSMRは，原子炉の冷却性能など高い安全性を備えており，
SMRとして初めて米国原子力規制委員会（NRC）の型式認定を完了しました。
すでに商業化に向けた検討が進められており，世界市場において一定のシェア
を占めると想定されています。
原子力事業におけるこれまでの豊富な実績を活かし，主要機器の供給やエン ＜ニュースケール社が計画を進めるSMRプラントの完成予想図＞
ジニアリングを通して，事業の中核を担う計画です。
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当第１四半期のトピックス
世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング会社 と
燃料電池システム向け電動ターボチャージャーの技術協力協定を締結
AVL LIST GmbH（本社：オーストリア共和国グラーツ市，以下「AVL
社」）と，燃料電池システム向け電動ターボチャージャーに関し，技術協
力協定（Technology Collaboration Agreement）を締結しました。 AVL社
は世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング（開発，シミュ
レーション，テスト）会社で，約20年前から燃料電池関連事業を進めて
おり，多くのプロジェクトの実績があります。
今回の協業では，まずはAVL社にて現在開発中の商用車向け
Hytruck（※）燃料電池システムに，IHIが開発中の電動ターボチャー
ジャーを搭載する予定であり，既に試作品を供給しています。
AVL社のもつ燃料電池システム，パワートレイン，バッテリ，モーター
などの知見，技術と，IHIのもつ内燃機関，車両用ターボチャージャーの
知見，技術を，協業により活かし，より高効率な燃料電池パワートレイ
ンシステム実現を目指します。
＜IHI燃料電池システム向け電動
ターボチャージャー＞
（※）オーストリア政府によりサポートを受けているAVL社の開発プロ
ジェクト名
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主要な経営指標の推移
日本基準 IFRS
2021年度
2016年 度 2017年 度 2018年 度 2019年 度 2019年 度 2020年 度 2021/1Q
（見通し）
受注高 13,898億円 15,050億円 13,992億円 13,739億円 12,800億円 10,970億円 2,415億円 11,600億円
売上収益 14,683億円 15,903億円 14,834億円 13,865億円 12,631億円 11,129億円 2,452億円 11,800億円
営業利益 473億円 722億円 824億円 607億円 478億円 279億円 202億円 700億円
親会社の所有者に帰属
52億円 82億円 398億円 128億円 82億円 130億円 141億円 350億円
する当期利益
営業CF 653億円 990億円 464億円 145億円 424億円 363億円 16億円 600億円
投資CF ▲ 289億円 ▲ 479億円 ▲ 792億円 ▲ 758億円 ▲ 855億円 ▲ 404億円 91億円 ▲ 300億円
FCF 364億円 510億円 ▲ 328億円 ▲ 613億円 ▲ 430億円 ▲ 41億円 107億円 300億円
中間3円/株 70円/株 50円/株 50円/株 60円/株
配当 0円/株 期末30円/株 （中間30円， （中間30円， （中間30円， 0円/株 - （中間30円，
（期末は，株式併合後） 期末40円） 期末20円） 期末20円） 期末30円）
ROIC 5.0% 7.7% 8.7% 5.7% 4.1% 2.2% - 5.5%
営業利益率 3.2% 4.5% 5.6% 4.4% 3.8% 2.5% 8.3% 5.9%
CCC 87日 83日 97日 120日 92日 124日 - 110日
D/Eレシオ 1.10倍 0.92倍 0.93倍 1.38倍 2.00倍 1.85倍 1.65倍 1.57倍
ROE 1.6% 2.6% 11.8% 3.8% 2.8% 4.5% - 11.2%
親会社所有者帰属
持分比率 18.8% 19.9% 21.0% 18.7% 15.0% 16.4% 17.7%
ROIC：（営業利益+受取利息・配当金）税引後／（親会社の所有者に帰属する持分+有利子負債）
CCC：運転資本／売上収益×365日
D/Eレシオ：有利子負債／資本
ROE：親会社の所有者に帰属する当期利益／親会社の所有者に帰属する持分
親会社所有者帰属持分比率：親会社の所有者に帰属する持分／負債・資本合計
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航空エンジン
売上収益・機種別累計販売台数推移
日本基準 IFRS
’21年度
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18 ’19 ’20 主要搭載機
1Q
売上収益（億円） 1,436 1,698 2,260 2,670 2,991 2,915 2,810 3,185 2,224 1,017 256
累計販売台数（台）
エアバス
V2500 4,980 5,468 5,969 6,469 6,896 7,236 7,508 7,688 7,735 7,740 7,742 A319/320/321
ボーイング
GE90 1,399 1,589 1,806 2,039 2,257 2,457 2,617 2,715 2,824 2,885 2,894 B777
リージョナルジェット
CF34 3,242 3,548 3,820 4,156 4,471 4,821 5,085 5,331 5,611 5,798 5,830 （70～110席級）
ボーイング
GEnx 118 259 468 751 1,035 1,295 1,542 1,826 2,159 2,328 2,364 B787/B747-8
エアバス
PW1100G 16 148 398 1,058 1,784 2,144 2,251 A320Neo
ボンバルディア社
Passport20 13 66 142 202 221 Global7500
合 計 9,739 10,864 12,063 13,415 14,675 15,957 17,163 18,684 20,255 21,097 21,302
※販売台数は，機体メーカーに引き渡した台数であり，工場出荷台数とは異なる。
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車両過給機
地域別売上収益推移
（億円）
実績 見通し
日本基準 IFRS
’21年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18 ’19 ’20
1Q 通期
日 本 339 353 375 346 389 398 446 391 354 99 370
ア ジ ア 248 298 275 216 158 117 110 107 85 25 110
中 国 181 234 243 249 485 719 631 572 665 138 610
北 米 13 16 18 24 33 84 116 108 90 26 140
中 南 米 0 0 7 34 61 74 75 66 69 31 110
欧 州 432 602 756 743 617 811 513 289 199 61 210
そ の 他 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0
合 計 1,216 1,507 1,677 1,616 1,746 2,205 1,895 1,536 1,466 383 1,550
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車両過給機
600 車両過給機 販売台数・地域別売上収益推移 200
台
150 数
500
(
万
100 台
)
売 400
上 50
収
益 300 0
(
億 ▲ 50
円 200
)
▲ 100
100
▲ 150
0 ▲ 200
'20年度1Q '20年度2Q '20年度3Q '20年度4Q '21年度1Q
欧州 30 50 58 61 61
中南米 2 17 22 28 31
北米 11 29 29 21 26
アジア 9 20 27 29 25
日本 68 83 99 104 99
中国 159 180 194 132 138
合計 282 378 429 377 383
台数 115 150 161 125 126
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都市開発
（１）豊洲地区 賃貸収入の実績推移
（億円）
実績 見通し
’20年度 ’21年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18 ’19
1Q 通期 1Q 通期
賃貸収入 92 91 93 101 93 92 93 94 30 123 30 120
（２）豊洲地区 賃貸収入，賃貸費用実績（当期）
（億円）
賃貸費用
賃貸収入 差額
減価償却費 その他
'21年度1Q 30 13 10 6
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2021年8月時点
豊洲IHIビル
地上25F，高さ：約125ｍ，延床面積：97,617㎡
豊洲１～３丁目地区 開発マップ 2006年2月竣工
豊洲4-2街区開発計画
敷地面積：19,493㎡
2022年春着工～2025年春竣工予定
豊洲一丁目
開発
豊洲フォレシア
（IHI，三菱地所（SPC））
芝浦工業大学 地上16F，高さ：約75ｍ，延床面積：101,503㎡
アーバンドック IHI本社 豊洲キャンパス 2014年7月竣工
アーバンドック ららぽーと豊洲ANNEX パークシティ豊洲
（三井不動産）
地上５F，高さ約25ｍ，延床面積：24,721㎡ シティータ
2006年10月開業 ワーズ豊
洲
第一生命 豊洲 ザ・シンボ
豊洲本社 レジデンス ル
4-2街区
1.9 ha 晴 ロイヤル
3-2街区 パークス ザ・トヨス・
アーバンドック 海
1.6 ha 豊洲 タワー
ららぽーと豊洲 通 (IHI持分割合：33％）
り
豊洲3丁目
3-1街区 公園 江東区立
4-1街区
1.4 ha 豊洲北小
1.0ha (IHI持分割合： 18%) 学校 豊洲フロント
（IHI, 三菱地所（SPC），三菱UFJ信託銀行）
1街区 地上15F，高さ：約75ｍ，延床面積：106,861㎡
豊洲公園 2.7 ha 2010年8月竣工
豊洲ベイサイドクロスタワー（ＡＣ棟） 2街区
（駅前から移 交通
（IHI，三井不動産） 2.6ha
地上36Ｆ，高さ178ｍ，延床面積約185,000㎡ 転） (IHIは一部を所有) 広場
2020年3月竣工
Ａ棟
ゆりかもめ 豊洲駅 有楽町線
（2006年3月27日開業） 豊洲駅
建物賃貸 豊洲センタービル
シビックセンター棟：2015年9月開業 地上37F，高さ：約165ｍ，延床面積：100,069㎡
土地賃貸 1992年10月竣工
消防署棟：2016年6月竣工
Ｃ棟
建物賃貸 (借地）
豊洲センタービルアネックス
第一種市街地再開発事業 ※1 地上33F，高さ：約150m，延床面積：105,448㎡
IHI所有地 約5ha 2006年8月竣工
売却・寄付・交換済
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※1 都市再開発法で定める手法の一つ 36
本資料のうち，業績見通し等に記載されている将来の数値は，現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通
しであり，リスクや不確実性を含んでいます。従いまして，これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すこ
とは控えるようお願いいたします。実際に業績は，様々な重要な要素により，これら業績見通しとは大きく異なる
結果となり得ることをご承知置きください。実際の業績に与える重要な要素には，当社の事業領域を取り巻く政治，
経済情勢，対ドルをはじめとする円の為替レートなどがあります。