7013 IHI 2020-11-11 14:00:00
(訂正)「プロジェクトChange」 の一部訂正について [pdf]
2020 年 11 月 11 日
各 位
株 式 会 社 I H I
東京都江東区豊洲三丁目1番1号
代表取締役社長 井手 博
(コード番号 7013)
問合せ先 広報・IR部長 若 月 卓
T E L 0 3 - 6 2 0 4 - 7 0 3 0
(訂正)
「プロジェクト Change」の一部訂正について
2020 年 11 月 10 日に発表いたしました「プロジェクト Change」について,誤記がありまし
たので,下記のとおりお知らせいたします。
記
1.訂正箇所
「プロジェクト Change」4ページ
【訂正前】
2022 年度経営目標(IFRS)売上収益[値]億円規模
【訂正後】
2022 年度経営目標(IFRS)売上収益 14,000 億円規模
以 上
「プロジェクトChange」
2020年11月10日
代表取締役社長 井手 博
概要
「プロジェクトChange」の位置付け
「プロジェクトChange」
次期中期経営計画 持続的成長
「グループ経営方針2019」 2020~22年度 常に新たな
2019~21年度 2023~25年度
コロナショック 成長機会を探索
事業ポートフォリオ
新たな価値を創造する企業 イノベーションを
へと変革を加速する Transform 環境変化に即した事業変革への
最適化の完成
生み出し続ける
準備・移行期間 ~複数の柱を持つ事業体~
IHIグループへ
基本コンセプトは継承
「プロジェクトChange」の力点
経営の重点課題 課題に対する取り組み
(2020年5月19日発表資料 経営概況より)
成長軌道への回帰
1 アフターコロナを見据えた事業の方向性
収益基盤のさらなる強化
ライフサイクルビジネスの拡大
2 成長事業の創出
環境変化に打ち勝つ事業体質
人材再配置・多様な人材の活躍・新たな働き方
3 環境変化に打ち勝つ事業体質 財務戦略
キャッシュ創出力の強化・資金の最適配分・財務健全性
4 キャッシュフロー改善・財務基盤の強化 成長事業の創出
成長事業の再定義
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目次
経営目標
成長軌道への回帰
環境変化に打ち勝つ事業体質への変革
財務戦略
成長事業の創出
まとめ
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
経営目標
2022年度 経営目標
売上収益
ROIC 税引後 10%以上
14,000 億円規模
売上収益
CCC 80日
11,500億円
営業利益率 8%以上
営業利益
200億円
2020年度 連結業績見通し(IFRS) 2022年度 経営目標(IFRS)
税引後ROIC=(営業利益+受取利息・配当金)税引後/(自己資本+有利子負債)
CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)=運転資本÷売上高×365日
投資水準(3年間) 3,800億円
成長事業に優先配分
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
経営目標達成に向けた道筋
業績回復ドライバー
1 市況回復(航空・自動車需要) 3 事業構造の改革
2 コスト構造の強化 4 ライフサイクルビジネスの拡大
2020年度連結業績見通しの評価
• コロナ影響により民間航空エンジンは大幅 4 ライフサイクル 営業利益
1500
に減収・減益,車両過給機は減収なるも ビジネスの拡大
430 120
その他
営業利益率 (億円)
増益 8%以上
• ライフサイクルビジネス拡大,コスト構造の 3 事業構造 1200
改革,事業構造改革による収益改善効 の改革
2 コスト構造 110
果が顕在化。資源・エネルギー・環境は前 1000
期比で大幅に改善 の強化
330
1 コロナ影響
からの回復
250
500
200
0
2020年度 2022年度
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
収益基盤のさらなる強化
これまで進めてきた収益基盤の強化をさらに深化させ,
外部要因に左右されない事業構造へ変革する
バリューチェーン全体にわたる徹底したコストダウン
• リードタイム・タクトタイムの短縮
変動費 • 高付加価値資機材の内製化
• DXの活用や人材育成による生産性向上
コスト構造 DX : Digital Transformation
の強化 売上規模変動の影響を受けにくい体制を構築
• 生産拠点横断の操業に応じた人員配置・仕事投入
収益基盤の 固定費 • グループ全体での生産設備の有効活用
さらなる強化 • 業務プロセス改革による間接コスト削減
市場の変化に即した事業構造への転換
事業構造の改革 • ライフサイクルビジネスへのリソース集中
• 低収益事業の再生・再編の推進
リスクマネジメントの強化
徹底したプロジェクトマネジメントによる厳格な収益管理
事業リスクへの予知検知・水平展開
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
ライフサイクルビジネスの拡大
お客さま価値の最大化のための,ライフサイクル全体の包括的なサービス提供
これまでの成果と今後の活動
資源・エネルギー・環境 社会基盤・海洋
DX活用による予防保全や東南アジアでの展開が 大規模・高難度な事後保全については,着実に
着実に進展 進展
高効率化・燃料転換・再エネ安定化等の多様 お客さまのニーズに見合うDX活用による工期短縮
化するニーズに応えるサービス提供に取り組み中 と経済性向上の実現と点検・診断技術の高度化
に取り組み中
O&M事業に参入し,運用最適化に向けた
ソリューションを展開する 事後保全の包括対応や予防保全(診断・保全
O&M : Operation & Maintenance
優先順位付け・施工)を展開する
産業システム・汎用機械 航空・宇宙・防衛
ライフサイクルビジネスを中心とする業務プロセス 民間航空エンジンでは,DXを活用した整備拠点の
改革に取り組み中 整備,部品修理体制の拡充に取り組み中
タイで開始したアフターサービスを,東南アジア 防衛では,サポート範囲の拡張等,後方支援の
全体に展開する 高度化に取り組み中
車両過給機のアフターサービスのグローバル展開・ 宇宙事業では,打ち上げサービス事業に参入
DX活用に着手
「プロジェクトChange」期間中に,ライフサイクルビジネスの売上を3割増
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
環境変化に打ち勝つ事業体質への変革
2020年度初頭から環境変化を踏まえた取り組みを開始,さらに加速する
価値観の多様性 個々人の活躍の尊重 挑戦の重視
事業ポートフォリオに沿った人材の流動化と最適配置
戦略との整合
ライフサイクルビジネス,DX等への重点配置
モチベーション向上
社内外の垣根を超えた多様な交流による創発
挑戦・学び続ける機会の提供
一人ひとりが 自らがキャリアをデザインするプログラムの導入
活躍できる 持続的な
環境づくり プロフェッショナル人材の確保 イノベーション
高い専門性を必要とする職務とポストの明確化 の創出
変革をリードする人材の育成
外部からのプロフェッショナル人材の登用
リモートとオフィスを組み合わせた新たな働き方
環境変化への
対応力 柔軟な働き方を可能にする業務プロセスの改革
チームのコミュニケーション向上を促進する業務環境の整備
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
財務戦略
キャッシュ創出力の強化を最優先課題として取り組み中
財務健全性を保ち最適な資金配分により持続的な企業価値向上につなげる
重点課題
インフラの発展を支える企業として相応しい財務健全性の確保
財務健全性 事業環境の変化による短期的な業績変動に耐え得る堅固な財務基盤
事業ポートフォリオの転換を加速させるための資金の最適配分
資金配分
新たな収益の柱を早期に創出するための投資原資の確保と大胆な投資実行
キャッシュ創出力の強化
プロアクティブな提案型ビジネスによる主体的かつ計画的な 持
CFを稼ぐための 生産コントロール
ビジネスモデル変革 続
データに基づいた販売予測精度の向上による在庫水準の適正化 的
営業 な
CF サプライチェーン全体の情報を常時把握し,環境変化を予測 成
需給変動に即応する 長
業務プロセス リードタイム・タクトタイムを短縮し,需給変動に応じて,迅速かつ
投
フレキシブルに対応 資
投資 保有資産のタイムリーな現金化,不活用資産の売却
保有資産の最適化
CF 事業ポートフォリオに基づく投資の重点化
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
IHIグループが貢献する近未来の社会インフラ
IHIグループは自然と技術が調和する社会を創りたい
社会
脱CO2の実現 防災・減災の実現 暮らしの豊かさの実現
課題
低環境負荷の自律分散コミュニティインフラ
強靭で自然と調和した社会基盤インフラ
近未来の
社会インフラ
安全でクリーンな航空輸送インフラ
自然と共存する循環型エネルギー・資源インフラ
新たな社会を創生する宇宙インフラ
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
成長事業の再定義
暮らしの豊かさの実現
航空輸送システム
安全・快適・経済的で
環境に優しい航空輸送
カーボンソリューション 保全・防災・減災
脱CO2・循環型社会と 強靭で経済性・環境性に富んだ
快適で安心な自律分散コミュニティの実現 社会インフラ開発
脱CO2の実現 防災・減災の実現
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
「プロジェクトChange」期間での取り組み
航空輸送システム
世界の航空宇宙産業における
メインプレーヤーとしての道筋を確立する
DX,AI,ビッグデータを駆使した生産方式の確立
世界トップレベルの生産性を実現する鶴ヶ島新整備工場の稼働,
高付加価値部品修理の提供
素形材事業の拡大
FRP,CMC等 先進的な独自技術開発の推進
国や国際的プロジェクトと連携した電動化技術の早期確立 FRP : Fiber Reinforced Plastics
CMC : Ceramic Matrix Composites
カーボンソリューション 保全・防災・減災
保全・防災・減災を核に,
エネルギーと産業機械の分野で
インフラ開発のバリューチェーン全体での
脱CO2と地産・地消インフラを実現する
提供価値の範囲を拡大する
低CO2化に向けた既存発電設備の高度運用 膨大な老朽インフラに対する計画段階からの保全遂
バイオマスやアンモニア活用技術の開発 行と工期・工費短縮の実現
データマネジメントを活用したエネルギー・物流・産業の 遠隔監視・制御・DXによるインフラ予防保全システム
サプライチェーンの最適化 の構築と実装
自動化・省人化に向けた製品・サービスとネットワーク 交通インフラの運営・維持まで含めた技術の開発
の拡大 河川インフラの統合管理システムの構築・実証
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経営目標 成長軌道への回帰 事業体質の変革 財務戦略 成長事業の創出 まとめ
まとめ
「プロジェクトChange」を事業ポートフォリオ最適化に向けた準備移行期間とし,
航空エンジンと双璧をなす事業の柱を創出する
成長軌道への回帰
収益基盤のさらなる強化 ライフサイクルビジネスの拡大
成長事業の創出
航空輸送システム カーボンソリューション 保全・防災・減災
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本資料のうち,業績見通し等に記載されている将来の数値は,現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通
しであり,リスクや不確実性を含んでいます。従いまして,これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すこ
とは控えるようお願いいたします。実際に業績は,様々な重要な要素により,これら業績見通しとは大きく異なる
結果となり得ることをご承知置きください。実際の業績に与える重要な要素には,当社の事業領域を取り巻く政治,
経済情勢,対ドルをはじめとする円の為替レートなどがあります。