2020 年 11 月 11 日
各 位
株 式 会 社 Ｉ Ｈ Ｉ
東京都江東区豊洲三丁目１番１号
代表取締役社長 井 手 博
（コード番号 7013）
問合せ先 財 務 部 長 丸山 誠司
Ｔ Ｅ Ｌ 0 3 － 6 2 0 4 － 7 0 6 5
（訂正）「2020 年度（2021 年３月期）第２四半期決算説明資料」の一部訂正について
2020 年 11 月 10 日に発表いたしました「2020 年度（2021 年３月期）第２四半期決算説明
資料」について，誤記がありましたので，下記のとおりお知らせいたします。なお，訂正
箇所は下線にて表示しております。
記
【訂正箇所】
「2020 年度（2021 年３月期）第２四半期決算説明資料」 4 ページ
連結決算の概要（連結受注高，連結損益計算書）
【訂正前】
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
受 注 高 6,160 4,268 ▲ 1,891
▲103
売 上 高 5,949 4,828 ▲ 1,121
▲15
営 業 利 益 105 ▲ 61 ▲ 166
2
経 常 利 益 35 ▲ 100 ▲ 136
税金等調整前
四半期純利益
36 ▲ 84 ▲ 121
親会社株主に帰属する
四半期純利益
▲ 48 ▲ 95 ▲ 46
【訂正後】
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
受 注 高 6,160 4,268 ▲ 1,891
▲225
売 上 高 5,949 4,828 ▲ 1,121
▲11
営 業 利 益 105 ▲ 61 ▲ 166
7
経 常 利 益 35 ▲ 100 ▲ 136
税金等調整前
四半期純利益
36 ▲ 84 ▲ 121
親会社株主に帰属する
四半期純利益
▲ 48 ▲ 95 ▲ 46
以上
なお，訂正後の「2020 年度（2021 年３月期）第２四半期決算説明資料」は添付のとおりです。
2020年度（2021年３月期）
第２四半期決算説明資料
2020年11月10日
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
目次
１．2020年度第２四半期 連結決算
連結決算の概要（連結受注高，連結損益計算書）........................................................................................................................................
4
報告セグメント別内訳.....................................................................................................
5
営業外損益...................................................................................................................
11
特別損益....................................................................................................................
12
連結貸借対照表.......................................................................................................................................................................................................
13
連結キャッシュ・フロー計算書..................................................................................
14
補足資料......................................................................................................................................
15
２．2020年度 連結業績見通し
通期業績見通し........................................................................................................
18
報告セグメント別内訳........................................................................................................
22
期末配当見通しについて.....................................................................................................................................
25
３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境..........................................................................................
27
社会基盤・海洋....................................................................................................................
29
産業システム・汎用機械..........................................................................................
31
航空・宇宙・防衛.........................................................................................................
33
＜参考資料＞..............................................................................................................................
35
※ 各項目の金額は億円未満を切り捨てて表示しています。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
１．2020年度第２四半期 連結決算
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 3
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
連結決算の概要（連結受注高，連結損益計算書）
’20年度2Q 売上平均レート（米ドル） 107.24円
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
受 注 高 6,160 4,268 ▲ 1,891
▲225
売 上 高 5,949 4,828 ▲ 1,121
▲11
営 業 利 益 105 ▲ 61 ▲ 166
7
経 常 利 益 35 ▲ 100 ▲ 136
税金等調整前
四半期純利益
36 ▲ 84 ▲ 121
親会社株主に帰属する
四半期純利益
▲ 48 ▲ 95 ▲ 46
´20年度2Qの売上高，営業利益，経常利益の左肩の数値は，収益認識会計基準（※）適用の影響を示している。
※収益認識会計基準：「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号 2020年３月31日）
´20年度末の国際財務報告基準（IFRS）適用を見据え，民間向け航空エンジンの受注高の算出方法を変更している。（詳細はP6）
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 4
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
報告セグメント別内訳（受注高・受注残高）
（億円）
受 注 高 受 注 残 高
’19年 度 2Q ’20年 度 2Q 増 減 ’19年 度 末 ’20年 度 2Q 増 減
資源・エネルギー・環境 1,642 1,005 ▲ 637 5,212 4,829 ▲ 382
社会基盤・海洋 611 656 45 2,296 2,266 ▲ 30
産業システム・汎用機械 2,266 1,593 ▲ 672 1,908 1,673 ▲ 234
航空・宇宙・防衛 1,467 ※ 865 ▲ 602 4,936 ※ 2,160 ▲ 2,775
報告セグメント計 5,989 4,122 ▲ 1,867 14,354 10,930 ▲ 3,424
そ の 他 386 377 ▲8 266 375 109
調 整 額 ▲ 215 ▲ 231 ▲ 15 - - -
合 計 6,160 4,268 ▲ 1,891 14,620 11,305 ▲ 3,314
海外受注高・受注残高 2,960 1,662 ▲ 1,298 6,055 3,266 ▲ 2,789
海外受注高・受注残高比率 48% 39% ▲ 9% 41% 29% ▲ 12%
※ ´20年度末のIFRS適用を見据え，民間向け航空エンジンの受注高・受注残高の算出方法を変更している。（詳細はP6）
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 5
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
民間向け航空エンジンの受注高・受注残高の算出方法の変更
⚫ 従来（日本基準）：
任意開示項目
お客さまの生産計画等に基づき受注高・受注残高を算定
⚫ 新方式（2020年度末から適用するIFRS）：
履行義務，残存履行義務に配分した取引価格を開示（IFRS第15号）
残存履行義務（受注残高）をより適切に表す受注高の認識方法へ変更
受注残高への影響
（航空・宇宙・防衛） 【単位：億円】
4,936 2,246
民間向け航空エンジン本体・部品 2,690 2,690
2,246 2,246
民間向け航空エンジン・部品の受注残高を
2020年度より0とした。（整備事業等を除く）
2019年度末 2020年度期首
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 6
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
報告セグメント別内訳（売上高・営業利益）
（億円）
売 上 高 営 業 利 益
’19年 度 2Q ’20年 度 2Q 増 減 ’19年 度 2Q ’20年 度 2Q 増 減
42 ▲8
資源・エネルギー・環境
1,402 1,424 22 ▲72 41 114
32 2
社会基盤・海洋
681 654 ▲26 51 48 ▲2
58 9
産業システム・汎用機械
1,857 1,727 ▲130 21 20 ▲1
▲ 338 ▲ 14
航空・宇宙・防衛
1,876 968 ▲907 133 ▲155 ▲289
▲ 204 ▲ 11
報告セグメント計
5,817 4,776 ▲1,041 133 ▲44 ▲178
▲ 20 0
そ の 他
337 248 ▲89 8 2 ▲6
調 整 額 ▲206 ▲196 9 ▲36 ▲18 17
▲ 225 ▲ 11
合 計
5,949 4,828 ▲1,121 105 ▲61 ▲166
海外売上高 2,938 1,873 ▲1,064
海外売上高比率 49% 39% ▲ 10%
´20年度2Qの売上高，営業利益の左肩の数値は，収益認識会計基準適用の影響を示している。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 7
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
報告セグメント別内訳（営業利益の前期比増減要因）
（億円）
新型コロナ 収益認識
売上高の 工事採算 販管費の
ウイルス感染 為替の変動 会計基準 合 計
増減 の変動 変 動
拡大の影響 適用の影響
資源・エネルギー・環境 42 68 12 ▲8 114
社会基盤・海洋 ▲5 ▲3 4 2 ▲2
産業システム・汎用機械 ▲ 30 ▲1 21 9 ▲1
航空・宇宙・防衛 ※▲ 310 ▲ 10 7 ▲3 41 ▲ 14 ▲ 289
報告セグメント計 ▲ 340 26 72 ▲3 79 ▲ 11 ▲ 177
そ の 他 ▲ 12 ▲4 10 ▲6
調 整 額 17 17
合 計 ▲ 340 14 68 ▲3 107 ▲ 11 ▲ 166
報告セグメント別・要因別の数値の合計と合計欄の数値は四捨五入の関係で一致しない場合がある。
※PL影響▲310億円に加え，原価差額▲50億円が棚卸資産に計上されている。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 8
１．2020年度第２四半期 連結決算 日本基準
報告セグメント別内訳（新型コロナウイルス感染拡大の影響）
1,500 民間向け航空エンジン：売上高推移
1,250
売上収益計上タイミング
292
変更の影響※
1,000
売 766
上
高 651 664
（
億 958
円
） 428
500
349
184
収益認識 145
会計基準
影響 244
204
0
'19年度1Q '19年度2Q '19年度3Q '19年度4Q '20年度1Q '20年度2Q
・前年同期に対してエンジン及びスペアパーツの販売減少により累計40.9%の減収
・´20年度1Qに対しては回復傾向
※民間向け航空エンジンについて，1か月遅れで認識していた売上収益を同月に計上することに変更した影響
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 9
１．2020年度第２四半期 連結決算 日本基準
報告セグメント別内訳（新型コロナウイルス感染拡大の影響）
車両過給機 販売台数・地域別売上高推移
500 台数（万台）
144 150 170 136 115 150
400
売
上 300
高
（
億
円 200
）
100
0
'19年度1Q '19年度2Q '19年度3Q '19年度4Q '20年度1Q '20年度2Q
欧州 83 78 59 69 30 50
中南米 16 14 19 17 2 17
北米 31 26 24 27 11 29
アジア 25 26 27 29 9 20
日本 101 95 96 99 68 83
中国 127 142 195 129 159 180
合計 387 380 421 369 282 378
前年同期に対して，中国での販売台数，売上高は増加。他地域も'20年度1Qより回復
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 10
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
営業外損益
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
金融収支 ▲ 10 ▲8 2
持分法による投資損益 ▲ 24 4 28
為替差損益 ▲ 10 ▲ 20 ▲ 10
そ の 他 ▲ 24 ▲ 15 8
営業外損益 ▲ 69 ▲ 39 30
期末日レートの変動（米ドル） ’19年度2Q ▲3.07円 （期首110.99円→2Q末107.92円）
’20年度2Q ▲3.05円 （期首108.83円→2Q末105.78円）
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 11
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
特別損益
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
固定資産売却益 45 16 ▲ 29
保険差益 11 － ▲ 11
特 別 利 益 56 16 ▲ 40
減 損 損 失 ▲1 0 0
投資有価証券評価損 ▲ 55 － 55
特 別 損 失 ▲ 56 0 55
特 別 損 益 0 15 15
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 12
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
連結貸借対照表
（億円）
’19年度末 ’20年度2Q末 増減
資産合計 17,407 16,664 ▲ 743
（うち 現預金） (1,472) (862) (▲ 609)
（うち 売上債権，契約資産） (4,038) (3,742) (▲ 296)
（うち 棚卸資産） (4,455) (4,555) (99)
負債合計 13,870 12,962 ▲ 907
（うち 仕入債務） (2,625) (2,133) (▲ 492)
（うち 契約負債） (1,517) (1,628) (110)
（うち 有利子負債残高） (4,881) (5,217) (335)
純資産合計 3,537 3,701 163
株主資本 3,292 3,444 152
その他の包括利益累計額 ▲ 28 ▲ 27 1
非支配株主持分等 273 283 10
負債・純資産合計 17,407 16,664 ▲ 743
D/Eレシオ （※） 1.38倍 1.41倍 0.03倍
自己資本比率 18.7% 20.5% 1.8%
有利子負債残高には，リース債務残高（′19年度末：273億円，′20年度2Q末：305億円）を含んでいる。
（※）D/Eレシオ=有利子負債／純資産
収益認識会計基準適用により，期首の株主資本（利益剰余金）が274億円増加
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 13
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
連結キャッシュ・フロー計算書
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q 増 減
営業キャッシュ・フロー ▲ 328 ▲ 557 ▲ 228
投資キャッシュ・フロー ▲ 396 ▲ 269 126
フリー・キャッシュ・フロー ▲ 724 ▲ 827 ▲ 102
財務キャッシュ・フロー 416 209 ▲ 207
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 14
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準 IFRS
補足資料
（１）研究開発費・設備投資額・減価償却費
【実績】
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q
研究開発費 154 110
※
設備投資額 384 172
減価償却費 252 286
設備投資額，減価償却費は，有形固定資産およびソフトウェアに係る金額を示している。
※設備投資，研究開発の一部凍結・抑制により減少
【’20年度通期見通し】 （億円）
IFRS （参考）日本基準
研究開発費 290 ※1 260
設備投資額 540 480
※2
減価償却費 700 580
※1 開発後の返済条件付き助成金を純額処理から金融取引（負債計上）に変更している。
※2 日本基準におけるオペレーティング・リースを含む。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 15
１．2020年度第２四半期 連結決算
日本基準
補足資料
（２）海外売上高
（億円）
’19年度2Q ’20年度2Q
ア ジ ア 556 521
中 国 415 489
北 米 1,558 575
中 南 米 41 28
欧 州 345 221
そ の 他 21 36
合 計 2,938 1,873
海外売上高比率 49% 39% ※
※主として民間向け航空エンジンの減少
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 16
２．2020年度 連結業績見通し
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 17
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
通期業績見通し
◼ 2020年度末決算より，IFRSを任意適用するため，通期業績見通しは IFRS に基づき
作成している。
前提為替レート 米ドル 105円
（第３四半期以降） ユーロ 120円 （億円）
（参考）
IFRS 日本基準
'19年度 '20年度 '20年度
増減
実績 ※2 見通し 見通し
受 注 高 12,800 11,000 ▲1,800 11,000
売 上 収 益 12,590 11,500 ▲1,090 11,500
営 業 利 益 ※1 480 200 ▲280 80
経 常 利 益 - - - ▲50
親会社の所有者に
帰属する当期利益
70 10 ▲60 0
（参考）為替感応度（為替相場の1円の変動により，営業利益に与える影響額） : 米ドル 3億円
※1 IFRSベースの営業利益＝売上総利益－販管費＋（日本基準における）金融損益以外の営業外損益・特別損益
※2 IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 18
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
売上収益・営業利益 前年度比増減要因
◼ 新型コロナウイルス感染拡大の影響により，民間向け航空エンジンで大幅な減収・減益
◼ 売上減少に対応した販管費削減と筋肉質な企業体質への転換に向けたコスト構造の強化
を推進
（１）売上収益 （億円）
12,590
+270 11,500
▲1,100 ▲260
2019年度 コロナ影響※ コロナ影響※ ライフサイクル 2020年度
実績 （民間向け （その他） ビジネスの拡大等 見通し
航空エンジン）
（２）営業利益 （億円）
480
+55 200
+115 +35
+80
+35
▲580 ▲20
2019年度 コロナ影響※ コロナ影響※ ライフサイクル コスト構造 販管費削減 販管費削減 その他収益・費用 2020年度
実績 （民間向け （その他） ビジネスの拡大等 の強化 売上減少に伴う コスト構造 の増減 見通し
航空エンジン） 一時的な削減 の強化
新型コロナウイルス感染拡大の影響の内訳は次ページ参照
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 19
※ 「コロナ影響」は新型コロナウイルス感染拡大の影響を示す
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
新型コロナウイルス感染拡大の影響の内訳
（億円）
売上収益 営業利益
① 民間向け航空エンジン（航空・宇宙・防衛） ▲1,100 ▲580
⚫ 民間向け航空エンジンの売上収益は前年度比ほぼ半減
民間航空旅客需要 ⚫ 特に，採算性の高いアフターマーケット（スペアパーツ）の
の急激かつ大幅な減少 売上収益減少により営業利益が大きく減少
⚫ 新製エンジンの生産台数減少に伴う操業差損の発生
業績見通しの前提条件
140
コロナ感染拡大以前の需要予測
• 国際航空運送協会（IATA）による需要予測に加え，事業 120
パートナーから得た情報等に基づき，業績見通しを算定。 2019年度水準＝100
100
80
【IATAによる需要予測】
60
中期需要予測
✓ 2020年の世界の航空旅客需要は，前年比で66％減少
（2020年7月時点）
（2020年7月時点の予測からさらに3ポイント悪化）。 40
✓ 2019年の水準に需要が回復するのは2024年。 20
0
2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 2024
出所：IATA, 28th July 2020
※予測値はRPK（有償旅客キロ）ベース
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 20
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
新型コロナウイルス感染拡大の影響の内訳
（億円）
売上収益 営業利益
② その他 ▲260 ▲20
⚫ 車両過給機（産業システム・汎用機械） ▲140 -
⚫ 中国以外の地域で販売減少
自動車関連需要の減退 ⚫ ただし，中国市況の回復による販売増および固定費削減の
効果により，全体では増益の見込み。
⚫ 熱・表面処理（産業システム・汎用機械） ▲70 ▲20
主として
⚫ 自動車部品向けの受託加工サービス等の売上減少
自動車関連需要の減退
⚫ 上記以外（東南アジアを拠点とする一部の子会社等） ▲50 -
上記以外の事業においても，お客さまの設備投資計画の延期・見直し等により，
受注・売上収益が一定程度，減少する見込みであるが，損益に与える影響は軽微
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 21
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
報告セグメント別内訳（受注高通期見通し）
（億円）
（参考）
IFRS
日本基準
'19年度 '20年度 '20年度
増減
実績※1 見通し 見通し
資源・エネルギー・環境 3,170 3,200 30 3,200
社会基盤・海洋 1,970 1,400 ▲570 1,400
産業システム・汎用機械 4,200 3,700 ▲500 3,700
航空・宇宙・防衛 3,220 ※2 2,500 ▲720 2,500
報告セグメント計 12,560 10,800 ▲1,760 10,800
そ の 他 730 700 ▲30 700
調 整 額 ▲490 ▲500 ▲10 ▲500
合 計 12,800 11,000 ▲1,800 11,000
※1 IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
※2 ´20年度より民間向け航空エンジンの受注高の算出方法を見直している。
なお，´19年度の受注高へ与える影響は軽微である。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 22
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
報告セグメント別内訳（売上収益・営業利益通期見通し）
（億円）
（参考）
IFRS
日本基準
売上収益 営業利益 売上高 営業利益
'19年度 '20年度 '19年度 '20年度 '20年度 '20年度
増減 増減
実績※ 見通し 実績※ 見通し 見通し 見通し
資源・エネルギー・環境 3,250 3,500 250 40 160 120 3,500 160
社会基盤・海洋 1,490 1,500 10 130 150 20 1,500 160
産業システム・汎用機械 4,040 3,800 ▲240 130 120 ▲10 3,800 110
航空・宇宙・防衛 3,650 2,500 ▲1,150 210 ▲340 ▲550 2,500 ▲330
報告セグメント計 12,430 11,300 ▲1,130 510 90 ▲420 11,300 100
そ の 他 670 700 30 70 30 ▲40 700 30
調 整 額 ▲510 ▲500 10 ▲100 80 180 ▲500 ▲50
合 計 12,590 11,500 ▲1,090 480 200 ▲280 11,500 80
※IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 23
２．2020年度 連結業績見通し
IFRS
報告セグメント別内訳（営業利益の前年度比増減要因）
（億円）
新型コロナ
売上収益の 工事採算 販管費の その他損益
ウイルス感染 合 計
拡大の影響 増減 の変動 変動 の増減
資源・エネルギー・環境 30 70 25 ▲5 120
社会基盤・海洋 5 15 20
産業システム・汎用機械 ▲ 20 5 25 ▲ 20 ▲ 10
航空・宇宙・防衛 ▲ 580 ▲ 10 50 ▲ 10 ▲ 550
報告セグメント計 ▲ 600 35 80 100 ▲ 35 ▲ 420
そ の 他 ▲ 40 ▲ 40
調 整 額 50 （※） 130 180
合 計 ▲ 600 35 80 150 55 ▲ 280
（※）事業ポートフォリオの変革への投資原資を確保するための資産売却の効果および業績変動リスクに備えた
バッファを計上している。
報告セグメント別・要因別の数値の合計と合計欄の数値は四捨五入の関係で一致しない場合がある。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 24
２．2020年度 連結業績見通し
期末配当見通しについて
当社は，安定的に配当を実施することを基本としつつ，配当金額については，企業価値の
向上のための投資と自己資本の充実・強化などを総合的に勘案したうえで，連結配当性向
30%程度を目安として決定することとしております。
しかしながら，2020年度の期末の剰余金の配当予想については，当期の業績予想の利
益水準に鑑み，誠に遺憾ながら，無配とさせていただきます。
１株当たり配当金
中間配当 期末配当 年間配当
前年度実績 30円 20円 50円
当年度見通し 0円（実績） 0円 0円
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 25
３．報告セグメント別の概況
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 26
３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境 日本基準 IFRS
（億円/各期の金額は累計）
（参考）日本基準ﾍﾞｰｽの2020年度見通し 主要事業：原動機，ボイラ，プラント，原子力
受注高
3,200 3,200 実績（対前年同期） 日本基準
3,169 3,170
【受注高】
1,642 ボイラで前年同期に大型工事を受注した反動で減少。
1,005
【売上高】
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
ボイラで増収。
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し 【営業利益】
ボイラの増収による増益および，前年同期の原動機，
売上高 ボイラ，プラントでの採算性低下の収束により，黒字に
3,500 3,500
3,277 3,250
転換。
1,402 1,424
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
日本基準 日本基準 日本基準 IFRS
IFRS※
通期見通し（対前年度） IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
◼ ボイラ，原動機で増収。
営業利益 160 160
◼ 上記影響に加え，前年度の原動機，ボイラ，プラント
の採算性低下の収束により，大幅増益。
47 40 41
<うち，新型コロナウイルス感染拡大の影響>
▲ 72 ◼ 東南アジアを拠点とする一部の子会社において，
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
お客さまのプロジェクトの計画延期等に伴い，受注・
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
売上収益が減少する見込み（利益影響は軽微）。
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 27
※IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
３．報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境 日本基準 IFRS
（億円）
受注高 売上高
’19年度 ’20年度 ’19年度 ’20年度
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
1Q 2Q累 計 3Q累 計 1Q 2Q累 計
日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS
原 動 機 826 830 770 770 179 360 534 861 830 188 383 950 950
ボ イ ラ 956 960 720 720 168 448 702 984 950 200 519 1,090 1,090
プ ラ ン ト 321 320 560 560 138 266 392 564 570 95 202 440 440
原 子 力 362 360 440 440 48 89 135 279 320 52 100 360 360
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 28
３．報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋 日本基準 IFRS
（億円/各期の金額は累計）
（参考）日本基準ﾍﾞｰｽの2020年度見通し 主要事業：橋梁・水門，交通システム，シールドシステム，
コンクリート建材，都市開発
受注高
1,969 1,970
実績（対前年同期） 日本基準
1,400 1,400 【受注高】
611 交通システムで減少。橋梁・水門，都市開発で増加。
656
【売上高】
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
都市開発で増収となったものの，橋梁・水門で前年同期
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
に大型案件を引き渡した影響で減収。
【営業利益】
売上高 都市開発の増収による増益があったものの，橋梁・水門
1,528 1,490 1,500 1,500 は減収に伴い減益。
681 654
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し 通期見通し（対前年度） IFRS
営業利益 ◼ 橋梁・水門で，前年度に海外向けの大型案件を受注
した反動で，受注が減少。
134 130
160 150 ◼ 交通システムの採算改善等により増益。
51 48
<うち，新型コロナウイルス感染拡大の影響>
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回 ◼ 橋梁・水門で受注・収益の翌期以降へ後ろ倒しとなる
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS リスクがあるものの，影響額は限定的。
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 29
※IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
３．報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋 日本基準 IFRS
（億円）
受注高 売上高
’19年度 ’20年度 ’19年度 ’20年度
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
1Q 2Q累 計 3Q累 計 1Q 2Q累 計
日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS
橋 梁 ・ 水 門 1,111 1,110 640 640 192 382 575 835 800 151 312 720 720
シールドシステム 236 240 170 170 46 97 120 155 160 35 91 180 180
都 市 開 発 165 170 220 220 39 79 118 165 170 66 114 220 220
※「都市開発」の豊洲地区関連情報は，P42，P43の＜参考資料＞を参照
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 30
３．報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械 日本基準 IFRS
（億円/各期の金額は累計） 主要事業：車両過給機，パーキング，回転機械，熱・表面処理，
（参考）日本基準ﾍﾞｰｽの2020年度見通し 運搬機械，物流・産業システム
受注高
4,201 4,200
実績（対前年同期） 日本基準
3,700 3,700
【受注高】
2,266
1,593 前年同期に大型案件の受注があった運搬機械に加えて，
車両過給機や熱・表面処理で減少。
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回 【売上高】
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS 運搬機械で増収になったものの，車両過給機や熱・表
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し 面処理で減収。
【営業利益】
売上高
4,064 4,040 3,800 3,800
運搬機械で増収により増益，熱・表面処理で減収に
より減益。車両過給機は減収となったものの，固定費削
1,857 減効果で前年同期並み。
1,727
通期見通し（対前年度） IFRS
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS ◼ 前年度に大型案件の受注があった運搬機械に加え
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し て，車両過給機や熱・表面処理で受注が減少。
◼ 熱・表面処理で減収・減益となるものの，車両過給機
営業利益 で減収・増益となり，営業利益はほぼ前年度並み。
114 130 110 120
20
<うち，新型コロナウイルス感染拡大の影響>
21
◼ 自動車部品や航空機部品向けの受託加工を主体と
する熱・表面処理で，需要減により減収・減益。
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回 ◼ 車両過給機は，中国以外の地域で販売減少。ただし，
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS 中国市況の回復による販売増および固定費削減の
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
効果により，全体では増益の見込み。
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
※IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示 31
３．報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械 日本基準 IFRS
（億円）
受注高 売上高
’19年度 ’20年度 ’19年度 ’20年度
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
1Q 2Q累 計 3Q累 計 1Q 2Q累 計
日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS
車 両 過 給 機 1,555 1,560 1,400 1,400 387 767 1,188 1,557 1,540 282 660 1,400 1,400
パ ー キ ン グ 534 530 470 470 100 220 339 530 530 94 205 490 490
回 転 機 械 513 510 440 440 104 211 335 490 480 103 230 480 480
熱 ・ 表 面 処 理 322 320 310 310 98 197 291 377 380 67 137 310 310
運 搬 機 械 612 610 300 300 37 92 177 290 310 102 200 420 420
※「車両過給機」の詳細は，P41の＜参考資料＞を参照
＜車両過給機の販売台数＞
（万台）
販売年度 2Q 通期
'19年度 294 600
'20年度 265 540
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 32
３．報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛 日本基準 IFRS
（億円/各期の金額は累計）
（参考）日本基準ﾍﾞｰｽの2020年度見通し 主要事業：航空エンジン，ロケットシステム・宇宙利用，防衛機器システム
受注高 4,201
実績（対前年同期） 日本基準
3,220
2,500 2,500 【受注高】
1,467 民間向け航空エンジンで減少。
865
【売上高】
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
新型コロナウイルス感染拡大の影響による旅客需要の
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
減少，収益認識会計基準適用により，民間向け航空エ
ンジンで大幅減収。
4,808
売上高 【営業利益】
3,650
2,500 2,500
固定費の削減等に取り組んだものの，減収により営業
1,876 赤字。1Qに対し，民間向け航空エンジンで，緩やかな
968 回復基調を受け，初期負担の重い新製エンジンの販売
台数が増加したことなどにより，赤字幅が拡大。
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
通期見通し（対前年度） IFRS
営業利益 403 ◼ 新型コロナウイルス感染拡大の影響による旅客
210
133 需要の減少により，民間向け航空エンジンで
大幅減収。
▲ 155 ◼ 主に民間向け航空エンジンのスペアパーツの
▲ 330 ▲ 340
販売減少により，民間向け航空エンジンで大幅
1Q 2Q 3Q 通期 通期 1Q 2Q （参考） 今回
減益。
日本基準 IFRS※ 日本基準 日本基準 IFRS
2019年度実績 2020年度実績 2020年度見通し
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 33
※IFRSベースの前年度実績は監査法人による監査前の試算であるため概数表示
３．報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛 日本基準 IFRS
（億円）
受注高 売上高
’19年度 ’20年度 ’19年度 ’20年度
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
1Q 2Q累 計 3Q累 計 1Q 2Q累 計
日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS 日本基準 IFRS
民間向け
3,082 2,180 1,000 1,000 651 1,315 2,081 3,331 2,180 204 448 1,000 1,000
航空エンジン
（参考）収益認識会計基準適用影響を除いた実績： 349 777
※「民間向け航空エンジン」の詳細は，P40の＜参考資料＞を参照
＜民間向け航空エンジンの販売台数＞ （台）
販売年度 2Q 通期
'19年度 700 1,571
'20年度 403 850
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 34
＜参考資料＞
・業績の推移
・海外大型案件の進捗状況
・当第２四半期のトピックス
・航空エンジン
・車両過給機
・都市開発
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 35
業績の推移
IFRS
日本基準 日本基準 日本基準 日本基準 日本基準
2020年度
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020/2Q
（見通し）
売上高 14,683億円 15,903億円 14,834億円 13,865億円 4,828億円 11,500億円
営業利益率 3.2% 4.5% 5.6% 4.4% ▲1.3% 1.7%
営業利益 473億円 722億円 824億円 607億円 ▲61億円 200億円
経常利益 220億円 214億円 657億円 322億円 ▲100億円
親会社株主に
52億円 82億円 398億円 128億円 ▲95億円 10億円
帰属する当期純利益
ROIC（※1） 5.0% 7.7% 8.7% 5.7%
CCC （※2） 87日 83日 97日 120日
D/Eレシオ （※3） 1.10倍 0.92倍 0.93倍 1.38倍 1.41倍
ROE （※4） 1.6% 2.6% 11.8% 3.8%
中間3円/株 70円/株 50円/株
配当 0円/株 期末30円/株 （中間30円， （中間30円， 0円/株 0円/株
（期末は，株式併合
後） 期末40円） 期末20円）
為替レート 108.27円/$ 111.00円/$ 111.09円/$ 109.16円/$ 107.24円/$
※1：ROIC（投下資本利益率）=税引後（営業利益＋受取利息・配当金）／（自己資本＋有利子負債）
※2：CCC＝運転資本／売上高×365日
※3：D/Eレシオ＝有利子負債／純資産
※4：ROE（自己資本利益率）=親会社株主に帰属する当期純利益／（前期末・当期末平均 自己資本）
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 36
海外大型案件の進捗状況
エルバ天然ガス液化設備
＜プロジェクト概要＞
・契約内容 ： エルバ島 天然ガス液化設備のEPC契約
・建 設 地 ： 米国ジョージア州 チャタム郡 サバンナ エルバ島
・担当範囲 ： 年産約250万トンの液化設備の設計 (液化モジュール
はお客さま支給) ，建設，試運転
＜主要工程＞
2016年3月： 契約締結
2016年11月： FERC (米国連邦エネルギー規制委員会) の建設
許可承認
2017年2月： No.1 トレイン液化モジュール (MMLS) 現着開始
2019年9月： No.1トレイン 商業運転開始
2020年8月26日： プラント全体引き渡し
MMLS: Movable Modular Liquefaction System
完了状況 液化トレインはプラント全体で10トレインあり，1トレインは79モジュールで構成
＜2020年9月30日時点の進捗状況＞
2020年8月26日にプラント全体の引き渡しを完了し，同日にお客さまによるLNG出荷設備の商業運転
を開始した。
MMLS No. #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10
Mechanical Completion O O O O O O O O O O
試運転開始 (進捗%) O O O O O O O O O O
商業運転開始 O O O O O O O O O O
※赤文字は2020年度1Q以降の進捗
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved. 37
当第２四半期のトピックス
世界初，カーボンニュートラルな「ブルーアンモニア」を利用する混焼試験を実施
IHIは，一般財団法人日本エネルギー経済研究所とサウジアラビアン・オイル・
カンパニーが進める，ブルーアンモニアのサプライチェーン実証試験に協力してい
ます。ブルーアンモニアは，天然ガスからアンモニアを製造する際に排出される
CO₂を分離回収したカーボンニュートラルな燃料です。
IHIは，国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の委
託事業で，アンモニア混焼技術の高度化に取り組んでいます。このたび，ガスター
ビンで，熱量比率50%以上のアンモニア混焼を目指した試験の一部として，ブ
ルーアンモニアを使用した混焼試験を開始しました。また，石炭火力用ボイラでも，
大容量燃焼試験設備での微粉炭との混焼試験で使用しました。これらは，ブルー
アンモニアを用いた世界初の混焼試験です。
今回の試験は燃料製造側と利用側をつなげる重要な一歩です。IHIは，アンモニ
アのエネルギー利用による脱CO₂への貢献を目指し，開発を進めてまいります。 ＜ブルーアンモニア混焼試験の全体像＞
福島県相馬市にCO₂フリー水素研究棟「そうまラボ」を開所
IHIは，2018年に「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」（以下「SIGC」）
を開設し，再生可能エネルギーを活用したスマートコミュニティ事業を実施し
ています。このたび，SIGCにおいて，CO₂フリー水素を活用した研究を推進
する水素研究棟「そうまラボ」を開所しました。
｢そうまラボ｣では，SIGCの太陽光発電電力で製造した水素を使用し，将来
の水素社会を見据えた水素利用・化学品への転換技術研究・実証試験等を
実施していきます。また，オープンイノベーションの場として，研究機関や企
業にも公開する他，地域の学校の体験学習の場としても提供し，科学・エネ
ルギーを身近な存在にするための活動も行なっていきます。
IHIは，本事業により再生可能エネルギーの地産地消の実現と地域主導の
新たな自律事業モデルを創出し，新しいまちづくりの一助となることを目指し
＜そうまラボ 外観＞ て，事業構築の推進に取り組んでいきます。
38
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
当第２四半期のトピックス
業界初 AI，3D センサによる快適なエレベータパーキングの販売開始
IHI運搬機械株式会社は，機械式駐車装置の快適性を向上させた「エレ
ベータパーキング グランシリーズ」を開発し，販売を開始しました。
⚫ 特徴①：「AIによる出庫待ち時間の短縮機能」
利用者の日々の利用状況を学習し，出庫ピーク時間帯を予測すること
で，待ち時間の短縮に最も効果がある格納棚へ車を自動配置。
⚫ 特徴②：「3Dセンサによる庫内安全確認機能」
独自の3Dセンサシステムで，庫内の安全を確認し自動で扉を閉めるた
め，「扉閉め忘れ」によるトラブルを防止。
⚫ 特徴③：「ゆとりのある駐車空間」
「どんな車でも停められる」ことを目指し，入庫可能車サイズをアップ。
今後も，常に「次の駐車場のあり方」を追求し，多様なニーズに対し，最適な
ソリューションを提供すべく取り組んでまいります。
宇宙環境と人工衛星ユーザーにやさしい小型衛星用推進装置を開発
株式会社IHIエアロスペースは，小型衛星ユーザーが，より簡単・安全に利用
できる推進装置「Pinot-G」を開発しています。
近年，人工衛星の小型化・低コスト化を受け，ビジネスでの活用が広がってい
ます。2020年代には約1万基の打上げが見込まれる一方で，宇宙ゴミとの衝突
により衛星が破壊されるリスクも増大しています。
この「Pinot-G」は，衛星の軌道変更・維持に使われ，宇宙ゴミとの衝突を短時
間で回避することが可能です。独自開発の低毒性燃料を用いるため，燃料充填
状態でも飛行機で輸送可能であること，地上で加圧せずに打上げ後に加圧する
ため，高圧ガス法規制の対象外となり，作業性が向上することが特徴です。
衛星を利用するビジネスは，気候変動や防災など社会課題の解決につながる
と期待されます。今後とも，ロケットや衛星の推進技術を生かし，持続可能な社 ＜小型衛星用推進装置の搭載イメージ＞
会の実現に貢献してまいります。 39
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
航空エンジン
（１）民間向け航空エンジン：連結売上高推移
（億円）
実績 見通し
’19年度 ’20年度
’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
2Q 通期 2Q累計 通期
売上高 2,260 2,670 2,991 2,915 2,810 3,185 1,315 3,331 448 1,000
（参考）収益認識会計基準適用影響を除いた実績： 777
（２）民間向け航空エンジン：累計販売台数
（台）
実績（累計）
主要搭載機
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18 ’19 ’20/2Q
エアバス
V2500 4,980 5,468 5,969 6,469 6,896 7,236 7,508 7,688 7,735 7,735 A319/320/321
ボーイング
GE90 1,399 1,589 1,806 2,039 2,257 2,457 2,617 2,715 2,824 2,854 B777
リージョナルジェット
CF34 3,242 3,548 3,820 4,156 4,471 4,821 5,085 5,331 5,611 5,691 （70～110席級）
ボーイング
GEnx 118 259 468 751 1,035 1,295 1,542 1,826 2,159 2,261 B787/B747-8
エアバス
PW1100G 16 148 398 1,058 1,784 1,958 A320Neo
ボンバルディア社
Passport20 13 66 142 159 Global7500
合 計 9,739 10,864 12,063 13,415 14,675 15,957 17,163 18,684 20,255 20,658
（注）販売台数は，機体メーカーに引き渡した台数であり，工場出荷台数とは異なる
40
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
車両過給機
＜地域別連結売上高推移＞
（億円）
実績 見通し
’19年度 ’20年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
2Q累計 通期 2Q累計 通期
日 本 339 353 375 346 389 398 446 196 391 151 340
ア ジ ア 248 298 275 216 158 117 110 51 107 29 80
中 国 181 234 243 249 485 719 631 269 593 339 620
北 米 13 16 18 24 33 84 116 57 108 40 100
中 南 米 0 0 7 34 61 74 75 30 66 19 60
欧 州 432 602 756 743 617 811 513 161 289 80 200
そ の 他 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
合 計 1,216 1,507 1,677 1,616 1,746 2,205 1,895 767 1,557 660 1,400
41
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
都市開発
（１）豊洲地区 賃貸収入の実績推移
（億円）
実績 見通し
’19年度 ’20年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
2Q累計 通期 2Q累計 通期
賃貸収入 92 91 93 101 93 92 93 46 94 61 123
（２）豊洲地区 賃貸収入，賃貸費用実績（当期）
（億円）
賃貸費用
賃貸収入 差額
減価償却費 その他
’20年度2Q 61 20 16 24
42
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
2020年11月時点
豊洲IHIビル
豊洲１～３丁目地区 開発マップ 地上25F，高さ：約125ｍ，延床面積：97,617㎡
2006年2月竣工
幼児園，保育園，カフェ，結婚式場
敷地面積：19,492㎡
2010年3月～2011年2月竣工
豊洲一丁目
開発
豊洲フォレシア
（IHI，三菱地所（SPC））
芝浦工業大学 地上16F，高さ：約75ｍ，延床面積：101,503㎡
アーバンドック IHI本社 豊洲キャンパス 2014年7月竣工
アーバンドック ららぽーと豊洲ANNEX パークシティ豊洲
（三井不動産）
地上５F，高さ約25ｍ，延床面積：24,721㎡ シティータ
2006年10月開業 ワーズ豊
洲
第一生命 豊洲 ザ・シンボ
豊洲本社 レジデンス ル
4-2街区
1.9 ha 晴 ロイヤル
3-2街区 パークス ザ・トヨス・
アーバンドック 海
1.6 ha 豊洲 タワー
ららぽーと豊洲 通 (IHI持分割合：33％）
り
豊洲3丁目
3-1街区 公園 江東区立
4-1街区
1.4 ha 豊洲北小
1.0ha (IHI持分割合： 18%) 学校 豊洲フロント
（IHI, 三菱地所（SPC），三菱UFJ信託銀行）
1街区 地上15F，高さ：約75ｍ，延床面積：106,861㎡
豊洲公園 2.7 ha 2010年8月竣工
豊洲ベイサイドクロスタワー（ＡＣ棟） 2街区
（駅前から移 交通
（IHI，三井不動産） 2.6ha
地上36Ｆ，高さ178ｍ，延床面積約185,000㎡ 転） (IHIは一部を所有) 広場
2020年3月竣工
Ａ棟
ゆりかもめ 豊洲駅 有楽町線
（2006年3月27日開業） 豊洲駅
建物賃貸 豊洲センタービル
シビックセンター棟：2015年9月開業 地上37F，高さ：約165ｍ，延床面積：100,069㎡
土地賃貸 1992年10月竣工
消防署棟：2016年6月竣工
Ｃ棟
建物賃貸 (借地）
豊洲センタービルアネックス
第一種市街地再開発事業 ※1 地上33F，高さ：約150m，延床面積：105,448㎡
IHI所有地 約5ha 2006年8月竣工
売却・寄付・交換済
Copyright © 2020 IHI Corporation All Rights Reserved.
※1 都市再開発法で定める手法の一つ 43
本資料のうち，業績見通し等に記載されている将来の数値は，現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通
しであり，リスクや不確実性を含んでいます。従いまして，これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すこ
とは控えるようお願いいたします。実際に業績は，様々な重要な要素により，これら業績見通しとは大きく異なる
結果となり得ることをご承知置きください。実際の業績に与える重要な要素には，当社の事業領域を取り巻く政治，
経済情勢，対ドルをはじめとする円の為替レートなどがあります。