7013 IHI 2020-08-11 15:00:00
2020年度(2021年3月期) 第1四半期決算説明資料 [pdf]
2020年度(2021年3月期)
第1四半期決算説明資料
2020年8月11日
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目次
1.2020年度第1四半期 連結決算
連結決算の概要(連結受注高,連結損益計算書).............................. 4
報告セグメント別内訳................................................................................... 5
営業外損益...................................................................................................... 12
連結貸借対照表............................................................................................. 13
補足資料........................................................................................................... 14
2.2020年度 連結業績見通し
今後の見通し.................................................................................................. 17
3.報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境................................................................................ 19
社会基盤・海洋............................................................................................... 21
産業システム・汎用機械.............................................................................. 23
航空・宇宙・防衛............................................................................................. 25
<参考資料>................................................................................................ 27
※ 各項目の金額は億円未満を切り捨てて表示しています。
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1.2020年度第1四半期 連結決算
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1.2020年度第1四半期 連結決算
連結決算の概要(連結受注高,連結損益計算書)
2020年度1Q 売上平均レート(米ドル) 107.05円
(億円)
’19年度1Q ’20年度1Q 増 減
受 注 高 2,200 1,674 ▲ 525
▲103
売 上 高 2,811 2,185 ▲ 626
▲15
営 業 利 益 9 ▲ 92 ▲ 101
2
経 常 利 益 ▲6 ▲ 79 ▲ 72
税金等調整前
四半期純利益
▲6 ▲ 79 ▲ 72
親会社株主に帰属する
四半期純利益
▲ 27 ▲ 76 ▲ 48
´20年度1Qの売上高,営業利益,経常利益の左肩の数値は,収益認識会計基準(※)適用の影響を示しています。
※収益認識会計基準:「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(受注高・受注残高)
(億円)
受 注 高 受 注 残 高
’19年度1Q ’20年度1Q 増 減 ’19年度末 ’20年 度 1Q 増 減
資源・エネルギー・環境 472 458 ▲ 14 5,212 4,997 ▲ 215
社会基盤・海洋 340 289 ▲ 50 2,296 2,259 ▲ 37
産業システム・汎用機械 1,160 740 ▲ 419 1,908 1,748 ▲ 159
航空・宇宙・防衛 135 120 ▲ 14 4,936 4,504 ▲ 432
報告セグメント計 2,108 1,609 ▲ 499 14,354 13,509 ▲ 844
そ の 他 195 157 ▲ 38 266 302 36
調 整 額 ▲ 103 ▲ 92 11 - - -
合 計 2,200 1,674 ▲ 525 14,620 13,811 ▲ 808
海外受注高・受注残高 666 512 ▲ 153 6,055 5,651 ▲ 403
海外受注高・受注残高比率 30% 31% 1% 41% 41% 0%
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(売上高・営業利益)
(億円)
売 上 高 営 業 利 益
’19年 度 1Q ’20年度1Q 増 減 ’19年 度 1Q ’20年 度 1Q 増 減
▲4 ▲ 14
資源・エネルギー・環境
648 640 ▲8 ▲57 ▲34 22
10 0
社会基盤・海洋
328 319 ▲8 25 21 ▲4
41 1
産業システム・汎用機械
867 781 ▲86 2 ▲17 ▲20
▲ 139 ▲2
航空・宇宙・防衛
902 424 ▲478 54 ▲47 ▲101
▲ 91 ▲ 15
報告セグメント計
2,747 2,165 ▲581 24 ▲78 ▲103
▲ 11 0
そ の 他
153 105 ▲48 1 ▲5 ▲7
調 整 額 ▲89 ▲85 3 ▲17 ▲8 9
▲ 103 ▲ 15
合 計
2,811 2,185 ▲626 9 ▲92 ▲101
海外売上高 1,422 829 ▲593
海外売上高比率 51% 38% ▲ 13%
´20年度1Qの売上高,営業利益の左肩の数値は,収益認識会計基準適用の影響を示しています。
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(営業利益の前期比増減要因)
(億円)
収益認識
売上高の 工事採算 販管費の
為替の変動 会計基準 合 計
増減 の変動 変 動
適用の影響
資源・エネルギー・環境 ▲3 38 1 ▲ 14 22
社会基盤・海洋 ▲4 ▲2 2 ▲4
産業システム・汎用機械 ▲ 42 21 1 ▲ 20
航空・宇宙・防衛 ▲ 132 14 ▲3 22 ▲2 ▲ 101
報告セグメント計 ▲ 182 50 ▲3 48 ▲ 15 ▲ 103
そ の 他 ▲6 ▲6 5 ▲7
調 整 額 8 1 9
合 計 ▲ 188 51 ▲3 54 ▲ 15 ▲ 101
報告セグメント別・要因別の数値の合計と合計欄の数値は四捨五入の関係で一致しない場合があります。
※「産業システム・汎用機械」及び「航空・宇宙・防衛」の売上高の増減要因は,主として新型コロナウイルス
感染拡大の影響
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(新型コロナウイルス感染拡大の影響)
民間向け航空エンジン
旅客需要の急激な減少やエアラインの経営状況悪化により,エンジン及びスペアパーツの販売が減
少しています。国内線(主に中短距離路線)の旅客需要が先行して回復することが想定されるものの,
感染拡大が収束していない状況で,地域によって回復のスピードにばらつきが出ると思われます。国
際線(主に長距離路線)については,入国にあたって各種制約を伴うため,国内線以上に回復に向け
た動きは鈍く,全体として完全な回復には数年の期間を要するものと見込まれます。
その中において,当社のエンジンは比較的新しいタイプの航空機に搭載されており,旅客需要の回
復期においては,燃費をはじめ運用コストにおける優位性から優先的に運用が再開されることが想定
され,アフターマーケットでの収益の早期回復が期待されます。
車両過給機
世界的な自動車需要の減少や自動車会社の工場生産停止の影響により,全体での販売台数は減
少しています。しかしながら,自動車産業の低迷脱却が進む中国市場での販売台数は増加しており,
米国や欧州でも5月中旬からの自動車会社の工場稼働の再開により,回復の兆しがみられます。
⇒新型コロナウイルス感染拡大の影響への対策として,設備投資・研究開発費の一時凍
結・抑制や,総費用・固定経費,棚卸資産の圧縮,成長分野・ライフサイクル事業への機動
的な人材リソースシフトなどの取り組みを進めており,今後の事業環境や需要回復の状況
に応じて取り組みを強化していきます。
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(新型コロナウイルス感染拡大の影響)
1,500 民間向け航空エンジン:売上高推移
1,250
売上収益計上タイミング
292
変更の影響※
1,000
売
上 766
高( 651 664
億 958
円 )
500
349
収益認識
会計基準 145
影響
204
0
'19年度1Q '19年度2Q '19年度3Q '19年度4Q '20年度1Q
前年同期に対してエンジン及びスペアパーツの販売減少により46.4%の減収
※民間向け航空エンジンについて,1か月遅れで認識していた売上収益を同月に計上することに変更した影響
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(新型コロナウイルス感染拡大の影響)
500
車両過給機 販売台数・地域別売上高推移
台数(万台)
144 150 170 136 115
400
売
上
高 300
(億
円
) 200
100
0
'19年度1Q '19年度2Q '19年度3Q '19年度4Q '20年度1Q
欧州 83 78 59 69 30
中南米 16 14 19 17 2
北米 31 26 24 27 11
アジア 25 26 27 29 9
日本 101 95 96 99 68
中国 127 142 195 129 159
合計 387 380 421 369 282
前年同期に対して,中国での販売台数,売上高は増加
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1.2020年度第1四半期 連結決算
報告セグメント別内訳(新型コロナウイルス感染拡大への対策の進捗)
対策 進捗 今後
手元流動資金の • 約2,000億円の資金調達枠を設定 金融市場の動向と資金需要を見極めな
確保 • 有利子負債残高を前年度末と同水準に維持 がら適切な対応を継続
• 個別投資案件の実行段階で予算精
設備・研究開発
査による更なる削減の実施
等の投資の一時 当年度の投資額▲400億円程度の削減を決定
• アフターコロナを見据えた投資水準
凍結・抑制
の検討
総費用・固定費
第1四半期の販管費を前年同期比で▲60億円圧縮
の圧縮
• 事業環境の動向を注視しつつ,対策
• 感染拡大以前の発注品検収により,民間向け航空エン
の実行を強力に推進
ジン事業の棚卸資産が増加
棚卸資産の圧縮 • 事業ポートフォリオの再構築を通じ
• 民間向け航空エンジンの減産に伴いサプライヤーと納
筋肉質かつ柔軟な経営体質への転
期後倒しを調整中
換を加速
• IHI及び国内関係会社での一時帰休を6月から継続
生産調整
• 車両過給機事業の海外拠点を中心に生産調整を実施
機動的な人材リ 成長分野・ライフサイクル事業への重点
短期的に必要な対応を優先的に順次実行中
ソースシフト 的な人材配置を本格化
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1.2020年度第1四半期 連結決算
営業外損益
(億円)
’19年度1Q ’20年度1Q 増 減
金融収支 ▲2 ▲3 ▲1
持分法による投資損益 ▲6 22 29
為替差損益 ▲ 11 ▲9 2
そ の 他 4 3 0
営業外損益 ▲ 16 13 29
期末日レートの変動(米ドル) ’19年度1Q ▲3.20円 (期首110.99円→1Q末107.79円)
’20年度1Q ▲1.09円 (期首108.83円→1Q末107.74円)
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1.2020年度第1四半期 連結決算
連結貸借対照表
(億円)
’19年度末 ’20年度1Q末 増減
資産合計 17,407 16,747 ▲ 660
(うち 現預金) (1,472) (841) (▲ 630)
(うち 売上債権,契約資産) (4,038) (3,771) (▲ 266)
(うち 棚卸資産) (4,455) (4,544) (89)
負債合計 13,870 13,026 ▲ 844
(うち 仕入債務) (2,625) (2,305) (▲ 320)
(うち 契約負債) (1,517) (1,682) (164)
(うち 有利子負債残高) (4,881) (4,872) (▲ 9)
純資産合計 3,537 3,720 183
株主資本 3,292 3,460 168
その他の包括利益累計額 ▲ 28 ▲ 17 10
非支配株主持分等 273 277 3
負債・純資産合計 17,407 16,747 ▲ 660
D/Eレシオ (※) 1.38倍 1.31倍 ▲ 0.07倍
自己資本比率 18.7% 20.6% 1.8%
有利子負債残高には,リース債務残高(′19年度末:273億円,′20年度1Q末:281億円)を含んでいます。
(※)D/Eレシオ=有利子負債/純資産
収益認識会計基準適用により,期首の株主資本(利益剰余金)が274億円増加
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1.2020年度第1四半期 連結決算
補足資料
(1)連結キャッシュ・フロー計算書
(億円)
’19年度1Q ’20年度1Q 増 減
営業キャッシュ・フロー ▲ 299 ▲ 291 7
投資キャッシュ・フロー ▲ 116 ▲ 262 ▲ 146
フリー・キャッシュ・フロー ▲ 415 ▲ 554 ▲ 138
財務キャッシュ・フロー 191 ▲ 91 ▲ 282
2019年度に竣工した鶴ヶ島工場建屋の支払い等により投資キャッシュ・フローが増加
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1.2020年度第1四半期 連結決算
補足資料
(2)研究開発費・設備投資額・減価償却費
(億円)
’19年度1Q ’20年度1Q
研究開発費 70 53 設備,研究開発等の投資の一部凍
結・抑制により減少
設備投資額 114 87
減価償却費 121 141
設備投資額,減価償却費は,有形固定資産およびソフトウェアに係る金額を示しています。
(3)海外売上高 (億円)
’19年度1Q ’20年度1Q
ア ジ ア 244 230
中 国 188 225
北 米 804 248
中 南 米 23 6
欧 州 153 103
そ の 他 8 15
合 計 1,422 829 主として民間向け航空エンジン,車両
海外売上高比率 51% 38% 過給機の減少
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2.2020年度 連結業績見通し
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2.2020年度 連結業績見通し
今後の見通し
今回の新型コロナウイルス感染拡大は社会・経済の変貌や価値観の変容をもたらし,
当社グループを取り巻く環境は大きく変化しました。持続可能な事業構造への変革に向
けて,成長分野・収益事業への大胆かつ機動的なリソースシフトを加速させ,対策を要
する既存事業の再生・再編を確実に実行し,「アフターコロナ」の環境変化への耐性を
備えた筋肉質かつ柔軟な経営体質への転換を進めてまいります。
新型コロナウイルス感染拡大の収束時期は引き続き不透明であり,現時点で当社グ
ループの業績に与える影響を合理的に算定することが困難であることから,2020年度
の業績見通しは 「未定」とさせていただきます。
(業績への影響を慎重に見極め,合理的な算定が可能となった時点で,速やかに公
表を予定)
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3.報告セグメント別の概況
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3.報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境
(億円/各期の金額は累計)
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績 主要事業:原動機,ボイラ,プラント,原子力
受注高
3,169
<対前年同期 増減内訳>
472 458 【受注高】
若干減少したものの,前年同期並みとなりました。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q
2019年度 2020年度
【売上高】
プラントで減収となったものの,ボイラの増収により,
売上高 前年同期並みとなりました。
3,277
【営業利益】
640
前年同期にボイラや原動機で一部受注工事の採算
648 644
性低下があったことによる反動で,赤字幅が縮小しま
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考) した。
2019年度 2020年度
営業利益
47
▲ 34 ▲ 20
▲ 57
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考)
2019年度 2020年度
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3.報告セグメント別の概況
資源・エネルギー・環境
(億円)
受注高 売上高
’19年度 ’20年 度 ’19年度 ’20年度
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
原 動 機 173 826 190 179 360 534 861 188
ボ イ ラ 69 956 74 168 448 702 984 200
プ ラ ン ト 49 321 28 138 266 392 564 95
原 子 力 89 362 92 48 89 135 279 52
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3.報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋
(億円/各期の金額は累計)
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績 主要事業:橋梁・水門,交通システム,シールドシステム,
コンクリート建材,都市開発
受注高 1,969
<対前年同期 増減内訳>
340 289 【受注高】
交通システムで減少しました。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q
2019年度 2020年度
【売上高】
橋梁・水門で減収となったものの,交通システム,都
売上高 市開発の増収により,前年同期並みとなりました。
1,528
【営業利益】
328 319 308 都市開発で増収による増益,橋梁・水門の減収によ
る減益などがあり,全体では減益となりました。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考)
2019年度 2020年度
営業利益
134
25 21 21
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考)
2019年度 2020年度
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3.報告セグメント別の概況
社会基盤・海洋
(億円)
受注高 売上高
’19年度 ’20年 度 ’19年度 ’20年度
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
橋 梁 ・ 水 門 115 1,111 111 192 382 575 835 151
シールドシステム 55 236 47 46 97 120 155 35
都 市 開 発 39 165 65 39 79 118 165 66
※「都市開発」の豊洲地区関連情報は,P35,P36の<参考資料>をご覧ください。
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3.報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械
(億円/各期の金額は累計) 主要事業:車両過給機,パーキング,回転機械,熱・表面処理,
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績 運搬機械,物流・産業システム
受注高
4,201
<対前年同期 増減内訳>
1,160 740 【受注高】
前年同期に大型案件のあった運搬機械や物流・産業シ
1Q 2Q 3Q 通期 1Q ステムの影響に加え,車両過給機で新型コロナウイル
2019年度 2020年度 ス感染拡大の影響により減少しました。
売上高 【売上高】
4,064 運搬機械で増収となったものの,車両過給機,熱・表面
処理の減収により,減収となりました。
867 781 739
<車両過給機の販売台数>
( 万台)
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考) 販売年度 1Q 通期
2019年度 2020年度 2019年度 144 600
2020年度 115 -
営業利益 114
【営業利益】
2 車両過給機や熱・表面処理の減収の影響により減益と
なりました。
▲ 17 ▲ 18
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考)
2019年度 2020年度
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3.報告セグメント別の概況
産業システム・汎用機械
(億円)
受注高 売上高
’19年度 ’20年 度 ’19年度 ’20年度
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
車 両 過 給 機 386 1,555 283 387 767 1,188 1,557 282
パ ー キ ン グ 141 534 102 100 220 339 530 94
回 転 機 械 126 513 120 104 211 335 490 103
熱 ・ 表 面 処 理 84 322 56 98 197 291 377 67
運 搬 機 械 195 612 49 37 92 177 290 102
※「車両過給機」の詳細は,P34の<参考資料>をご覧ください。
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3.報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛
(億円/各期の金額は累計)
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績 主要事業:航空エンジン,ロケットシステム・宇宙利用,防衛機器システム
受注高 4,201
<対前年同期 増減内訳>
135 【受注高】
120
若干減少したものの,前年同期並みとなりました。
1Q 2Q 3Q 通期 1Q
2019年度 2020年度
【売上高】
民間向け航空エンジンの新型コロナウイルス感染拡大
4,808 による旅客需要の減少の影響に加えて,収益認識会計
売上高
基準の適用により,減収となりました。
※収益認識会計基準の影響
902 564
424 売上高 ▲139億円,営業利益 ▲2億円
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考)
2019年度 2020年度 <民間向け航空エ ンジ ンの販売台数> ( 台)
販売年度 1Q 通期
2019年度 372 1,571
営業利益 403
2020年度 185 -
54
【営業利益】
▲ 47 ▲ 44 民間向け航空エンジンの減収の影響により減益となりま
1Q 2Q 3Q 通期 1Q (参考) した。
2019年度 2020年度
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3.報告セグメント別の概況
航空・宇宙・防衛
(億円)
受注高 売上高
’19年度 ’20年 度 ’19年度 ’20年度
1Q 通期 1Q 1Q 2Q累 計 3Q累 計 通期 1Q
民間向け
19 3,082 17 651 1,315 2,081 3,331 204
航空エンジン
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績: 349
※「民間向け航空エンジン」の詳細は,P33の<参考資料>をご覧ください。
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<参考資料>
・業績の推移
・大型案件の進捗状況
・当第1四半期のトピックス
・航空エンジン
・車両過給機
・都市開発
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業績の推移
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020/1Q
売上高 14,683億円 15,903億円 14,834億円 13,865億円 2,185億円
営業利益率 3.2% 4.5% 5.6% 4.4% ▲4.2%
営業利益 473億円 722億円 824億円 607億円 ▲92億円
経常利益 220億円 214億円 657億円 322億円 ▲79億円
親会社株主に
52億円 82億円 398億円 128億円 ▲76億円
帰属する当期純利益
ROIC(※1) 5.0% 7.7% 8.7% 5.7% ―
CCC (※2) 87日 83日 97日 120日 ―
D/Eレシオ (※3) 1.10倍 0.92倍 0.93倍 1.38倍 1.31倍
ROE (※4) 1.6% 2.6% 11.8% 3.8% ―
中間3円/株 70円/株 50円/株
配当 0円/株 期末30円/株 (中間30円, (中間30円, ―
(期末は,株式併合後) 期末40円) 期末20円)
為替レート 108.27円/$ 111.00円/$ 111.09円/$ 109.16円/$ 107.05円/$
※1:ROIC(投下資本利益率)=税引後(営業利益+受取利息・配当金)/(自己資本+有利子負債)
※2:CCC=運転資本/売上高×365日
※3:D/Eレシオ=有利子負債/純資産
※4:ROE(自己資本利益率)=親会社株主に帰属する当期純利益/(前期末・当期末平均 自己資本)
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大型案件の進捗状況
エルバ天然ガス液化設備
<主要工程>
2016年3月: 契約締結
2016年11月: FERC (米国連邦エネルギー規制委員会) の建設
許可承認
2017年2月: No.1 トレイン液化モジュール (MMLS) 現着開始
2019年9月: No.1トレイン 商業運転開始
2020年第2四半期内: プラント全体引き渡し
完成予想図 据付完了状況 MMLS: Movable Modular Liquefaction System
液化トレインはプラント全体で10トレインあり,1トレインは79モジュールで構成
<プロジェクト概要> <進捗状況>
・契約内容 : エルバ島 天然ガス液化設備のEPC契約 2020年6月末現在で,液化モジュール(MMLS) No.1~6は商業運転中,
・建 設 地 : 米国ジョージア州 チャタム郡 サバンナ エルバ島 MMLS No.8は運転調整中,MMLS No.7,9,10は試運転中。
・担当範囲 : 年産約250万トンの液化設備の設計 (液化モジュール 進捗は設計:100%,調達:100%,据付:99.9%,試運転:97.2%,プロジェ
はお客さま支給),建設,試運転 クト全体:99.8%。
<2020年8月3日時点の進捗状況>
MMLS No. #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10
Mechanical Completion O O O O O O O O O O
O O O O
試運転開始 (進捗%) O O O O O O
(88.1%) (100%) (100.0%) (92.5%)
2020年
商業運転開始 O O O O O O 第2四半期内 O O
(注) 現時点においてはMMLS#7が最終トレインとなっている
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大型案件の進捗状況
竹原火力発電所新1号機向けボイラ 鹿島火力発電所2号機向けボイラ
電源開発㈱殿竹原火力発電所新1号機・3号機全景 鹿島パワー㈱殿鹿島火力発電所2号機全景
写真提供:J-POWER電源開発㈱殿 写真提供:鹿島パワー㈱殿
<竹原火力発電所新1号機概要> <鹿島火力発電所2号機概要>
お客さま:電源開発株式会社殿 お客さま:鹿島パワー株式会社殿
所在地:広島県竹原市忠海 所在地:茨城県鹿島市光3番地
出力:60万KW 出力:64.5万KW(発電端)
発電方式:超々臨界圧微粉炭火力 発電方式:超々臨界圧微粉炭火力
<主要工程> <主要工程>
契約調印: 2015年9月 契約調印: 2014年6月
ボイラ立柱: 2018年2月 ボイラ立柱: 2017年12月
営業運転開始: 2020年6月 営業運転開始: 2020年7月
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当第1四半期のトピックス
異常体温スクリーニングのためのFeverCheck™を販売開始
IHIのグループ会社である株式会社IHI検査計測は,AIによる顔認識
機能により,対象者の体表面温度のみを瞬時に非接触で測定し,異常
体温者を自動的に通知するシステム『FeverCheck』の販売を開始い
たしました。
『FeverCheck』は,複数の歩行者を止めることなく,AIで顔を正確に
特定することで,顔近傍の体表面温度のみを非接触で同時に測定す
るとともに,異常体表面温度者が通過した場合には,オペレータにリア
ルタイムで通知するスクリーニングシステムです。オフィス・工場・学校
など多数が入場する場所での計測を効率化でき,接触によるウイルス
感染リスクを大幅に減らすことができます。
<活用イメージ>
新型コロナウイルス感染症対策に高性能オゾン関連製品の販売,増産を開始
IHIとグループ会社である株式会社IHIアグリテック(以下「IAT」)は簡単
に隔離空間をつくれる簡易陰圧テントを開発し,販売を開始しました。
本製品は,IATが販売しているオゾンと高性能HEPAフィルタによる空気
清浄機を組み合わせて利用することで,テント内の空気を吸引して除菌す
ることができます。簡易式のため15分以内に設置が可能で,陰圧室が不
足している病院をはじめ,介護施設などでの活用も可能です。
また,IATで販売を行なっている高性能オゾン関連製品等は,今般の感
染症対策に加え,ウィズコロナ・アフターコロナの予防措置となり得る機器
として,需要が急増しています。そこで,生産体制を強化し,大幅増産を行 可搬式空気清浄機
なっています。
IHIグループでは,新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に向けた取り 空気清浄機eZ-100
組みを強化し,社会に貢献していきます。
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当第1四半期のトピックス
藻類由来バイオジェット燃料が国際規格ASTM認証取得,民間機で利用可能に
IHIと国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
(以下「NEDO」)は,微細藻類からバイオジェット燃料を生産する技
術開発を進めています。IHIは,本技術で生産したバイオジェット燃
料について,航空用代替ジェット燃料に関する国際規格「ASTM
D7566 Annex7」を取得しました。
これにより,当技術で製造されたバイオジェット燃料は,既存の燃
料と混合して民間航空機の運航に利用することが可能となり,航空
機が排出するCO₂の削減が期待されます。
今後は,実用化に向けた検討を進め,航空分野におけるCO₂等
温室効果ガス排出量の一層の削減に貢献していきます。
※株式会社GGT(本社:大阪府茨木市、代表取締役:榎本平
氏)が所有する高速増殖型ボツリオコッカス株
国際競争力強化に向けた「イプシロンSロケット」の基本協定を締結
~衛星打上げビジネスへ参入~
IHIのグループ会社である株式会社IHIエアロスペース(以下「IA」)は,国立研究開発法人宇
宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)と,「イプシロンSロケットの開発及び打上げ輸送サービス
事業の実施に関する基本協定」を締結しました。
イプシロンロケットは,JAXAが開発し,IAが機体システムの設計・製造を担当しており,これま
で全ての打上げに成功しています。「イプシロンSロケット」は,これまでの開発成果をもとに,H3
ロケットとのシナジー効果を発揮させて国際競争力を強化することを目的に,新たに開発するロ
ケットです。
今後,JAXAと共同で「イプシロンSロケット」を開発するとともに,これを用いて,打上げ輸送
サービスを展開する計画です。衛星打上げ市場への参入による宇宙輸送分野の事業拡大を目
指し,開発及び全世界での受注活動に取り組んでいきます。
<イプシロンロケット4号機
打上げ ⒸJAXA> 32
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航空エンジン
(1)民間向け航空エンジン:連結売上高推移
(億円)
実績
’19年度 ’20年度
’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
1Q 通期 1Q
売上高 2,260 2,670 2,991 2,915 2,810 3,185 651 3,331 204
(参考)収益認識会計基準適用影響を除いた実績: 349
(2)民間向け航空エンジン:累計販売台数
(台)
実績(累計)
主要搭載機
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18 ’19 ’20/1Q
エアバス
V2500 4,980 5,468 5,969 6,469 6,896 7,236 7,508 7,688 7,735 7,735 A319/320/321
ボーイング
GE90 1,399 1,589 1,806 2,039 2,257 2,457 2,617 2,715 2,824 2,839 B777
リージョナルジェット
CF34 3,242 3,548 3,820 4,156 4,471 4,821 5,085 5,331 5,611 5,646 (70~110席級)
ボーイング
GEnx 118 259 468 751 1,035 1,295 1,542 1,826 2,159 2,211 B787/B747-8
エアバス
PW1100G 16 148 398 1,058 1,784 1,863 A320Neo
ボンバルディア社
Passport20 13 66 142 146 Global7500
合 計 9,739 10,864 12,063 13,415 14,675 15,957 17,163 18,684 20,255 20,440
(注)販売台数は,機体メーカーに引き渡した台数であり,工場出荷台数とは異なります。
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車両過給機
<地域別連結売上高推移>
(億円)
実績
’19年度 ’20年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
1Q 通期 1Q
日 本 339 353 375 346 389 398 446 101 391 68
ア ジ ア 248 298 275 216 158 117 110 25 107 9
中 国 181 234 243 249 485 719 631 127 593 159
北 米 13 16 18 24 33 84 116 31 108 11
中 南 米 0 0 7 34 61 74 75 16 66 2
欧 州 432 602 756 743 617 811 513 83 289 30
そ の 他 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
合 計 1,216 1,507 1,677 1,616 1,746 2,205 1,895 387 1,557 282
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都市開発
(1)豊洲地区 賃貸収入の実績推移
(億円)
実績
’19年度 ’20年度
’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17 ’18
1Q 通期 1Q
賃貸収入 92 91 93 101 93 92 93 23 94 30
(2)豊洲地区 賃貸収入,賃貸費用実績(当期)
(億円)
賃貸費用
賃貸収入 差額
減価償却費 その他
’20年度1Q 30 10 7 12
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2020年8月時点
豊洲IHIビル
豊洲1~3丁目地区 開発マップ 地上25F,高さ:約125m,延床面積:97,617㎡
2006年2月竣工
幼児園,保育園,カフェ,結婚式場
敷地面積:19,492㎡
2010年3月~2011年2月竣工
豊洲一丁目
開発
豊洲フォレシア
(IHI,三菱地所(SPC))
芝浦工業大学 地上16F,高さ:約75m,延床面積:101,503㎡
アーバンドック IHI本社 豊洲キャンパス 2014年7月竣工
アーバンドック ららぽーと豊洲ANNEX パークシティ豊洲
(三井不動産)
地上5F,高さ約25m,延床面積:24,721㎡ シティータ
2006年10月開業 ワーズ豊
洲
第一生命 豊洲 ザ・シンボ
豊洲本社 レジデンス ル
4-2街区 晴
1.9 ha ロイヤル
海 3-2街区
アーバンドック パークス ザ・トヨス・
通 1.6 ha 豊洲 タワー
ららぽーと豊洲 (IHI持分割合:33%)
り
豊洲3丁目
3-1街区 公園 江東区立
4-1街区
1.4 ha 豊洲北小
1.0ha (IHI持分割合: 18%) 学校 豊洲フロント
(IHI, 三菱地所(SPC),三菱UFJ信託銀行)
1街区 地上15F,高さ:約75m,延床面積:106,861㎡
豊洲公園 2.7 ha 2010年8月竣工
豊洲ベイサイドクロスタワー(AC棟) 2街区
(駅前から移 交通
(IHI,三井不動産) 2.6ha
地上36F,高さ178m,延床面積約185,000㎡ 転) (IHIは一部を所有) 広場
2020年3月竣工
A棟
ゆりかもめ 豊洲駅 有楽町線
(2006年3月27日開業) 豊洲駅
建物賃貸 豊洲センタービル
シビックセンター棟:2015年9月開業 地上37F,高さ:約165m,延床面積:100,069㎡
土地賃貸 1992年10月竣工
消防署棟:2016年6月竣工
C棟
建物賃貸 (借地)
豊洲センタービルアネックス
第一種市街地再開発事業 ※1 地上33F,高さ:約150m,延床面積:105,448㎡
IHI所有地 約5ha 2006年8月竣工
売却・寄付・交換済
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※1 都市再開発法で定める手法の一つ 36
本資料のうち,業績見通し等に記載されている将来の数値は,現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通
しであり,リスクや不確実性を含んでいます。従いまして,これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すこ
とは控えるようお願いいたします。実際に業績は,様々な重要な要素により,これら業績見通しとは大きく異なる
結果となり得ることをご承知置きください。実際の業績に与える重要な要素には,当社の事業領域を取り巻く政治,
経済情勢,対ドルをはじめとする円の為替レートなどがあります。