7012 川崎重 2020-02-06 11:30:00
2020年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月6日
上 場 会 社 名 川崎重工業株式会社 上場取引所 東・名
コ ー ド 番 号 7012 URL https://www.khi.co.jp/
代 表 者 (役職名) 取締役社長 (氏名) 金花 芳則
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名) 星野 達生 (TEL) (03)3435-2130
四半期報告書提出予定日 2020年2月6日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 ( 機関投資家・アナリスト・マスコミ向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 1,135,444 3.7 30,983 △15.9 15,379 △22.5 4,762 △58.1
2019年3月期第3四半期 1,094,583 0.2 36,849 △17.4 19,865 △50.3 11,385 △21.5
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 △82百万円( -%) 2019年3月期第3四半期 10,916百万円( △54.6%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 28.50 -
2019年3月期第3四半期 68.15 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 2,053,540 475,013 22.3
2019年3月期 1,838,855 492,261 25.9
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 459,064百万円 2019年3月期 476,387百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 35.00 - 35.00 70.00
2020年3月期 - 35.00 -
2020年3月期(予想) 35.00 70.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,660,000 4.0 60,000 △6.2 41,000 8.2 25,000 △8.9 149.66
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、添付資料P.10「2.(3)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 167,080,532株 2019年3月期 167,080,532株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 36,402株 2019年3月期 35,196株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 167,044,779株 2019年3月期3Q 167,046,730株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記載等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、
その達成を当社としては約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は様々な要因の変化により、記載の予想
と異なる結果となることがあります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等について
は、添付資料P.4「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手について)
当社は、2020年2月6日(木)に、カンファレンス・コール(電話会議)による機関投資家・アナリスト・マスコミ向
け決算説明会を開催する予定です。この説明会で使用する四半期決算説明資料につきましては、決算発表と同時にTDn
et及びウェブサイトに掲載する予定です。
川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………… 10
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)……………………………………………………· 10
(会計方針の変更)………………………………………………………………………………………………· 10
(四半期連結貸借対照表関係)…………………………………………………………………………………· 10
(四半期連結損益計算書関係)…………………………………………………………………………………· 10
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………………… 11
3.補足情報 ……………………………………………………………………………………………………………… 12
(1)(要約)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 12
(2)2020年3月期 連結業績見通し補足資料 …………………………………………………………………… 13
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
世界経済は、全体として緩やかな成長が継続しているものの、今後の米中貿易交渉及び英国・EU間の新たな貿易
協定の交渉の行方や、新型肺炎の感染拡大が景気に及ぼす影響、中東情勢の動向など、依然として先行きは見通しに
くく、世界景気の下振れリスクには十分な注視が必要です。
国内経済は、設備投資の漸増などの影響を受けて緩やかに回復していますが、米中貿易摩擦の影響による企業業績
の悪化や、消費増税による個人消費の落ち込みが顕在化しており、今後も注視が必要です。
このような経営環境の中で、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結受注高は、航空宇宙システム
事業、船舶海洋事業を中心に減少となりました。連結売上高については、船舶海洋事業などが減収となる一方で、航
空宇宙システム事業、車両事業などが増収となったことにより、全体では前年同期比で増収となりました。利益面に
関しては、エネルギー・環境プラント事業の増益はあったものの、精密機械・ロボット事業、モーターサイクル&エ
ンジン事業などが減益となったことにより、営業利益、経常利益は減益となりました。親会社株主に帰属する四半期
純利益は、経常利益の減益に加え、特別損失として事業撤退損を計上したことなどにより、減益となりました。
この結果、当社グループの連結受注高は前年同期比739億円減少の1兆226億円、連結売上高は前年同期比408億円
増収の1兆1,354億円、営業利益は前年同期比58億円減益の309億円、経常利益は前年同期比44億円減益の153億円、
親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比66億円減益の47億円となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結セグメント別業績の概要は以下のとおりです。
(単位:億円)
前第3四半期 当第3四半期
(参考)受注高
連結累計期間 連結累計期間 増 減
(2018年12月期) (2019年12月期) 前第3 当第3
報告セグメント
四半期 四半期
営業 営業 営業 増 減
売上高 売上高 売上高 連結 連結
損益 損益 損益 累計期間 累計期間
航空宇宙システム 3,281 212 3,714 205 433 △7 2,805 2,451 △354
エネルギー・環境
1,688 45 1,623 130 △65 84 2,016 1,843 △172
プラント
精密機械・ロボッ
1,542 149 1,470 52 △72 △97 1,720 1,571 △148
ト(注)2
船舶海洋 630 28 530 △7 △100 △35 652 316 △336
車両 860 △64 974 △31 113 33 796 912 115
モーターサイクル
2,262 △0 2,301 △45 38 △44 2,262 2,301 38
&エンジン (注)3
その他 678 24 739 20 60 △4 711 828 117
調整額 - △26 - △13 - 13 - - -
合 計 10,945 368 11,354 309 408 △58 10,966 10,226 △739
(注) 1 売上高は、外部顧客に対する売上高です。
2 精密機械・ロボット事業の受注高については、従来簡便的な方法で集計していましたが、第1四半期連結累
計期間より、精緻な受注実績値を集計する方法へ変更しています。この変更に伴い、前第3四半期連結累計
期間の受注実績値についても再集計しています。
3 モーターサイクル&エンジン事業については、主として見込み生産を行っていることから、受注高について
売上高と同額として表示しています。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
航空宇宙システム事業
航空宇宙システム事業を取り巻く経営環境は、防衛省向けについては、厳しい防衛予算の中で一定程度の需要が
存在しています。民間航空機については旅客数の増加に伴って機体・エンジンともに需要が増加しています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、民間航空エンジン分担製造品が高水準を維持したものの、防衛省向
けや民間航空機向け分担製造品が減少したことにより、前年同期に比べ354億円減少の2,451億円となりました。
連結売上高は、防衛省向けや民間航空機向け分担製造品、民間航空エンジン分担製造品が増加したことなどによ
り、前年同期に比べ433億円増収の3,714億円となりました。
営業利益は、増収があったものの、民間航空エンジン分担製造品の新規プログラム開発費償却負担増加などによ
り、前年同期並みの205億円となりました。
エネルギー・環境プラント事業
エネルギー・環境プラント事業を取り巻く経営環境は、海外では資源開発や天然ガス関連投資が回復基調にある
ことに加え、アジアではエネルギーインフラ整備需要が継続しています。また環境・省エネルギー投資意欲の向上
などにより、分散型電源の需要が増加しています。国内ではごみ焼却プラントや産業機械において老朽化設備等の
更新需要が継続しています。一方で分散型電源は、潜在的需要は大きいものの、電力自由化を睨んで投資計画が若
干遅れ気味になっています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、国内向けごみ処理施設の大規模改修工事などの受注があったものの、
国内向けLNGタンクや、国内向けコンバインドサイクル発電プラントをはじめとするエネルギー製品の大型案件
を受注した前年同期に比べ172億円減少の1,843億円となりました。
連結売上高は、海外向け化学プラントの工事量増加はあったものの、エネルギー事業の減収などにより、前年同
期に比べ65億円減収の1,623億円となりました。
営業利益は、減収があったものの、海外向け化学プラントやエネルギー事業での採算改善などにより、前年同期
に比べ84億円増益の130億円となりました。
精密機械・ロボット事業
精密機械・ロボット事業を取り巻く経営環境は、建設機械市場向けでは、足元では国内顧客が令和元年台風19号
で被災したメーカーからの部品調達が滞り、減産となったことや、インド・インドネシアといった新興国および韓
国市場の販売低迷により減収となったものの、今後は新興国を中心に堅調な需要があるものと見ています。
ロボット市場向けでは、米中貿易摩擦の影響による中国市場での設備投資延期等により市況は厳しい状況が継続
していますが、半導体向けロボットについては、台湾、韓国の大手半導体メーカーの投資再開により回復に転じて
おり、中長期的には需要は着実に拡大していくと見ています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、建設機械市場向け油圧機器や各種ロボットの減少により、前年同期
に比べ148億円減少の1,571億円となりました。
連結売上高は、建設機械市場向け油圧機器や各種ロボットの減少により、前年同期に比べ72億円減収の1,470億円
となりました。
営業利益は、減収に加え、油圧機器の資材費、研究開発費の増加や、中国でのロボット生産台数の減少などによ
り、前年同期に比べ97億円減益の52億円となりました。
船舶海洋事業
船舶海洋事業を取り巻く経営環境は、環境規制強化に伴うガス燃料推進船需要の顕在化並びにLNG開発プロジ
ェクトの具体化が進む一方で、海運マーケットの長期低迷、韓国政府による造船業支援政策の継続などにより、依
然として厳しい状況にあります。
このような経営環境の中で、連結受注高は、LPG運搬船の受注はあったものの、防衛省向け潜水艦を受注した
前年同期に比べ336億円減少の316億円となりました。
連結売上高は、LNG運搬船及びLPG運搬船の工事量減少により、前年同期に比べ100億円減収の530億円とな
りました。
営業損益は、新造船の減収及び操業差損の発生などにより、前年同期に比べ35億円悪化して7億円の営業損失と
なりました。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
車両事業
車両事業を取り巻く経営環境は、国内については老朽化車両の更新需要が安定的に存在しています。海外につい
ては、米国では注力市場であるニューヨーク地区をはじめ新造・更新需要が見込まれており、またアジアでは日本
政府によるインフラ輸出促進に伴って新興国向け案件の形成が計画されています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、国内向け地下鉄車両の受注があったことにより、前年同期に比べ115
億円増加の912億円となりました。
連結売上高は、海外向け部品の減少はあったものの、国内向けや米国向け車両が増加したことにより、前年同期
に比べ113億円増収の974億円となりました。
営業損益は、一部案件におけるコスト変動はあったものの、増収に加え、前年同期に発生した米国向け案件での
一時的費用の減少などにより、前年同期に比べ33億円改善して31億円の営業損失となりました。
モーターサイクル&エンジン事業
モーターサイクル&エンジン事業を取り巻く経営環境は、二輪車では主に欧州において市場の緩やかな成長が持
続している一方、一部新興国は市場が軟調です。四輪車、パーソナルウォータークラフトでは主に北米において市
場が安定した成長を続けています。汎用エンジン市場では天候不順や米中貿易摩擦の影響を受け一時的に成長が鈍
化傾向にあります。
このような経営環境の中で、連結売上高は、米国向け四輪車の増加により、前年同期に比べ38億円増収の2,301億
円となりました。
営業損益は、増収があったものの、前年同期に比べ対ユーロや対米ドルを中心に為替レートが円高で推移したこ
と、およびタイバーツ高により製造コストが増加したことなどにより、前年同期に比べ44億円悪化して45億円の営
業損失となりました。
その他事業
連結売上高は、前年同期に比べ60億円増収の739億円となりました。
営業利益は、前年同期並みの20億円となりました。
(2)財政状態に関する説明
①資産
流動資産は、受取手形及び売掛金の増加などにより前期末比2,153億円増加し、1兆3,516億円となりました。
固定資産は、長期未収入金の減少などにより前期末比6億円減少し、7,018億円となりました。
この結果、総資産は前期末比2,146億円増加の2兆535億円となりました。
②負債
有利子負債は、前期末比3,482億円増加の7,876億円となりました。
負債全体は、有利子負債の増加などにより前期末比2,319億円増加の1兆5,785億円となりました。
③純資産
純資産は、配当金の支払や為替換算調整勘定の減少などにより、前期末比172億円減少の4,750億円となりまし
た。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の連結業績につきましては、連結売上高は前回(10月31日)公表値を据え置きます。連結営業利益
は、モーターサイクル&エンジン事業における四輪車リコールの影響、車両事業における米国向け案件の採算悪
化が見込まれるものの、エネルギー・環境プラント事業における海外向け化学プラントの採算性向上、航空宇宙
システム事業におけるコストダウンの進捗や民間航空エンジン分担製造品に関する売上情報入手の早期化の影響
で好転が見込まれることから、営業利益は600億円となる見通しです。
連結経常利益ならびに親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表値を据え置きます。
連結受注高は、エネルギー・環境プラント事業、船舶海洋事業等で減少が見込まれることから、前回公表値か
ら1,000億円減少の1兆5,500億円、ROICは4.8%、ROEは5.2%となる見通しです。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
なお、本業績見通しにおける為替レートは、1ドル=107円、1ユーロ=118円を前提としております。
(業績等の予想に関する注意事項)
上記の業績見通しは、現時点で把握可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり、リスクや不確実性を含
んでおります。従いまして、これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すことはお控えくださるようお願
いいたします。実際の業績は、外部環境及び内部環境の変化によるさまざまな重要な要素により、これらの見通
しとは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える重要な要素には、当
社の事業領域をとりまく経済情勢、対米ドルをはじめとする円の為替レート、税制や諸制度などがあります。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 74,311 74,408
受取手形及び売掛金 427,665 548,257
商品及び製品 68,176 89,052
仕掛品 405,087 449,740
原材料及び貯蔵品 119,558 128,011
その他 45,333 66,322
貸倒引当金 △3,792 △4,094
流動資産合計 1,136,340 1,351,697
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 194,939 195,891
その他 290,729 288,883
有形固定資産合計 485,669 484,774
無形固定資産 16,797 18,977
投資その他の資産
その他 201,471 199,402
貸倒引当金 △1,422 △1,311
投資その他の資産合計 200,048 198,091
固定資産合計 702,514 701,843
資産合計 1,838,855 2,053,540
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 247,191 227,269
電子記録債務 123,083 111,157
短期借入金 100,023 283,420
未払法人税等 10,390 4,755
販売促進引当金 497 6,317
賞与引当金 21,168 10,595
保証工事引当金 13,096 12,428
受注工事損失引当金 27,609 14,214
前受金 181,419 145,900
その他 139,800 272,256
流動負債合計 864,280 1,088,316
固定負債
社債 140,000 140,000
長期借入金 187,568 191,940
退職給付に係る負債 97,602 101,980
民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金 ※1 11,468 ※1 13,993
その他 45,674 42,296
固定負債合計 482,313 490,211
負債合計 1,346,593 1,578,527
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 104,484 104,484
資本剰余金 54,542 54,542
利益剰余金 324,606 312,726
自己株式 △130 △133
株主資本合計 483,502 471,620
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,682 2,673
繰延ヘッジ損益 △227 △391
為替換算調整勘定 △4,556 △11,171
退職給付に係る調整累計額 △5,014 △3,667
その他の包括利益累計額合計 △7,115 △12,556
非支配株主持分 15,874 15,949
純資産合計 492,261 475,013
負債純資産合計 1,838,855 2,053,540
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 1,094,583 1,135,444
売上原価 910,113 954,085
売上総利益 184,469 181,359
販売費及び一般管理費
給料及び手当 40,325 41,357
研究開発費 33,427 36,371
その他 73,867 72,645
販売費及び一般管理費合計 147,620 150,375
営業利益 36,849 30,983
営業外収益
受取利息 648 530
受取配当金 263 252
持分法による投資利益 1,014 867
その他 2,585 2,157
営業外収益合計 4,512 3,807
営業外費用
支払利息 2,505 2,787
為替差損 4,620 4,794
民間航空エンジンの運航上の問題に係る負担金 ※1 9,745 ※1 7,640
その他 4,625 4,189
営業外費用合計 21,496 19,411
経常利益 19,865 15,379
特別利益
固定資産売却益 - ※2 1,277
特別利益合計 - 1,277
特別損失
事業撤退損 - ※3 2,383
特別損失合計 - 2,383
税金等調整前四半期純利益 19,865 14,273
法人税等 6,721 8,416
四半期純利益 13,144 5,856
非支配株主に帰属する四半期純利益 1,758 1,094
親会社株主に帰属する四半期純利益 11,385 4,762
8
川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 13,144 5,856
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,182 1
繰延ヘッジ損益 △387 △143
為替換算調整勘定 313 △2,903
退職給付に係る調整額 2,363 1,352
持分法適用会社に対する持分相当額 △3,332 △4,246
その他の包括利益合計 △2,227 △5,939
四半期包括利益 10,916 △82
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 9,446 △678
非支配株主に係る四半期包括利益 1,469 595
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しています。また、見積
実効税率を使用できない場合は、税引前四半期純利益に一時差異に該当しない重要な差異を加減した上で、法定実
効税率を乗じて計算しています。
なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しています。
(会計方針の変更)
米国会計基準を適用している連結子会社は、第1四半期連結会計期間より、Topic606「顧客との契約から生じる
収益」を適用しています。
本基準の適用により、約束した財又はサービスが顧客に移転された時点で、当該財又はサービスと交換に権利を
得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しています。本基準の適用にあたっては、経過措置として認められ
ている遡及修正による累積的影響額を適用開始日時点で認識する方法を採用し、当連結会計年度の期首の利益剰余
金に加減しています。
この結果、当第3四半期連結累計期間の期首の利益剰余金は4,948百万円減少しています。また、従来の会計基準
を適用した場合と比較して、当第3四半期連結累計期間の税金等調整前四半期純利益は、2,004百万円増加していま
す。
(四半期連結貸借対照表関係)
※1 民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金
当社がリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画しているロールス・ロイス社製ボー
イング787用Trent1000エンジンプログラムは運航上重要な問題が発生しており、現在、ロールス・ロイス社が
状況改善に向けて対応を進めています。これら運航上の問題に係る費用に関して、当社がプログラム参画メン
バーとして負担すると見込まれる金額を、引当金へ計上しています。
(四半期連結損益計算書関係)
※1 民間航空エンジンの運航上の問題に係る負担金
当社がリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画しているロールス・ロイス社製ボー
イング787用Trent1000エンジンプログラムは運航上重要な問題が発生しており、現在、ロールス・ロイス社が
状況改善に向けて対応を進めています。これら運航上の問題に係る費用に関して、当社がプログラム参画メン
バーとして負担すると見込まれる金額を、営業外費用へ計上しています。
※2 固定資産売却益
寮・社宅の跡地の売却によるものです。
※3 事業撤退損
当社、エネルギー・環境プラントカンパニーでの一部事業の撤退に伴う損失です。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
エネルギ モーター
精密機 報告
航空宇宙 ー・ サイクル その他 調整額
械・ロボ 船舶海洋 車両 セグメント 連結
システム 環境プラ &エンジ 事業 (注1)
ット 計
ント ン
売上高
(1) 外部顧客への
328,137 168,844 154,282 63,066 86,088 226,298 67,865 1,094,583 - 1,094,583
売上高
(2) セグメント間の内
部売上高又は振替 8,536 14,285 11,777 2,665 16 496 29,035 66,813 △66,813 -
高
計 336,674 183,129 166,059 65,732 86,105 226,795 96,900 1,161,397 △66,813 1,094,583
セグメント利益又は
21,295 4,534 14,942 2,803 △6,452 △33 2,456 39,545 △2,696 36,849
損失(△)
(注) 1 調整額の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
利益 金額
セグメント間取引消去 △60
全社費用(注) △2,635
合計 △2,696
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
エネルギ モーター
精密機 報告
航空宇宙 ー・ サイクル その他 調整額
械・ロボ 船舶海洋 車両 セグメント 連結
システム 環境プラ &エンジ 事業 (注1)
ット 計
ント ン
売上高
(1) 外部顧客への
371,446 162,317 147,080 53,016 97,477 230,171 73,934 1,135,444 - 1,135,444
売上高
(2) セグメント間の内
部売上高又は振替 6,913 23,379 11,422 6,514 12 497 27,782 76,522 △76,522 -
高
計 378,360 185,697 158,503 59,531 97,489 230,668 101,716 1,211,967 △76,522 1,135,444
セグメント利益又は
20,517 13,027 5,216 △788 △3,147 △4,517 2,055 32,364 △1,380 30,983
損失(△)
(注) 1 調整額の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
利益 金額
セグメント間取引消去 105
全社費用(注) △1,486
合計 △1,380
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
3.補足情報
(1)(要約)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー △207,489 △288,421
投資活動によるキャッシュ・フロー △67,409 △46,216
財務活動によるキャッシュ・フロー 254,463 335,815
現金及び現金同等物の四半期末残高 43,259 70,914
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川崎重工業株式会社(7012)
2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)2020年3月期 連結業績見通し補足資料
①売上損益 (単位:億円)
2020年3月期見通し
2019年3月期実績
報告セグメント 今回 10月31日見通し 増減
売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益
航空宇宙システム 5,300 360 5,200 280 100 80 4,639 326
エネルギー・環境プラント 2,500 160 2,500 115 - 45 2,530 116
精密機械・ロボット 2,200 145 2,300 160 △100 △15 2,220 213
船舶海洋 700 △20 700 △25 - 5 789 10
車両 1,500 △20 1,600 10 △100 △30 1,246 △137
モーターサイクル&エンジン 3,450 30 3,500 90 △50 △60 3,568 143
その他 950 15 800 10 150 5 951 25
調整額 △70 △80 10 △57
合 計 16,600 600 16,600 560 - 40 15,947 640
②受注高 (単位:億円)
2020年3月期見通し
報告セグメント 2019年3月期実績
今回 10月31日見通し 増減
航空宇宙システム 4,100 4,150 △50 4,316
エネルギー・環境プラント 2,800 3,300 △500 2,635
精密機械・ロボット 2,300 2,400 △100 2,252
船舶海洋 600 1,000 △400 811
車両 1,300 1,300 - 1,360
モーターサイクル&エンジン 3,450 3,500 △50 3,568
その他 950 850 100 942
合 計 15,500 16,500 △1,000 15,887
(注) モーターサイクル&エンジン事業については、主として見込み生産を行っていることから、受注高について売
上高と同額として表示しています。
③ROIC(税引前) (単位:%)
2020年3月期見通し
報告セグメント 2019年3月期実績
今回 10月31日見通し 増減
航空宇宙システム 6.5 6.0 0.5 5.0
エネルギー・環境プラント 10.2 7.1 3.1 9.3
精密機械・ロボット 10.0 12.2 △2.2 19.8
船舶海洋 0.1 △1.8 1.9 3.2
車両 △3.9 1.6 △5.5 △26.4
モーターサイクル&エンジン 1.3 5.7 △4.4 8.4
全 社 4.8 4.8 - 4.5
(注) 1 2020年3月期見通し前提為替レート:107円/USD、118円/EUR
2 ROIC = EBIT(税引前利益 + 支払利息) ÷ 投下資本(有利子負債 + 自己資本)
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