7012 川崎重 2021-02-04 11:30:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月4日
上 場 会 社 名 川崎重工業株式会社 上場取引所 東・名
コ ー ド 番 号 7012 URL https://www.khi.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名) 橋本 康彦
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名) 星野 達生 (TEL) (03)3435-2130
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト・マスコミ向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,032,484 △9.1 △3,735 - △56 - △13,969 -
2020年3月期第3四半期 1,135,444 3.7 30,983 △15.9 15,379 △22.6 4,762 △58.2
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 △13,672百万円( -%) 2020年3月期第3四半期 △82百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △83.62 -
2020年3月期第3四半期 28.50 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 2,041,646 456,632 21.6
2020年3月期 1,957,845 471,562 23.3
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 440,031百万円 2020年3月期 455,627百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 35.00 - 0.00 35.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
当社は定款において第2四半期末日及び期末日を配当基準日と定めています。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,500,000 △8.6 △10,000 - △15,000 - △25,000 - △149.66
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、添付資料P.10「2.(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適
用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 167,080,532株 2020年3月期 167,080,532株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 37,726株 2020年3月期 36,587株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 167,043,437株 2020年3月期3Q 167,044,779株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記載等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、
その達成を当社としては約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は様々な要因の変化により、記載の予想
と異なる結果となることがあります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等について
は、添付資料P.4「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手について)
当社は、2021年2月4日(木)に、カンファレンス・コール(電話会議)による機関投資家・アナリスト・マスコミ向
け決算説明会を開催する予定です。この説明会で使用する四半期決算説明資料につきましては、決算発表と同時にTDn
et及び当社ウェブサイトに掲載する予定です。
川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………… 10
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)……………………………………………………· 10
(四半期連結貸借対照表関係)…………………………………………………………………………………· 10
(四半期連結損益計算書関係)…………………………………………………………………………………· 10
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………………… 11
3.補足情報 ……………………………………………………………………………………………………………… 12
(1)(要約)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 12
(2)2021年3月期 連結業績見通し補足資料 …………………………………………………………………… 13
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
新型コロナウイルスの感染収束の見通しは依然として不透明であり、世界経済への影響の長期化が懸念されま
す。このような中、リモートワークの広がりやアウトドア志向の強まりを受け、新しい働き方や生活様式に関する
製品やサービスの需要の増大、更には脱炭素社会に対する取組みへの社会の関心が高まるなど、厳しい世界経済の
状況下においても明るい兆しが見られます。
なお、米国では、政権交代により国際協調路線への復帰が期待されますが、米中関係の今後の動向には引き続き
注視が必要です。
このような経営環境の中で、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結受注高は、エネルギー・環
境プラント事業、車両事業を中心に減少となりました。連結売上高については、精密機械・ロボット事業などが増
収となる一方で、航空宇宙システム事業などが減収となったことにより、全体では前年同期比で減収となりまし
た。利益面に関しては、営業損益はモーターサイクル&エンジン事業の改善はあったものの、航空宇宙システム事
業での悪化などにより、減益となりました。経常損益は、為替差損益の好転や民間航空エンジンの運航上の問題に
係る引当金戻入益の計上はあったものの、営業損益の減益により減益となりました。親会社株主に帰属する四半期
純損益は、固定資産売却益の特別利益への計上はあったものの、経常損益の減益に加え、固定資産の減損損失の特
別損失への計上や繰延税金資産の一部取崩しを行ったことにより、減益となりました。
この結果、当社グループの連結受注高は前年同期比1,085億円減少の9,140億円、連結売上高は前年同期比1,029億
円減収の1兆324億円、営業損益は前年同期比347億円悪化して37億円の損失、経常損益は前年同期比154億円悪化し
て0億円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益は前年同期比187億円悪化して139億円の損失となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結セグメント別業績の概要は以下のとおりです。
(単位:億円)
前第3四半期 当第3四半期
(参考)受注高
連結累計期間 連結累計期間 増 減
(2019年12月期) (2020年12月期) 前第3 当第3
報告セグメント
四半期 四半期
営業 営業 営業 増 減
売上高 売上高 売上高 連結 連結
損益 損益 損益 累計期間 累計期間
航空宇宙システム 3,714 205 2,779 △192 △934 △397 2,451 2,247 △203
エネルギー・環境
1,623 130 1,599 86 △24 △43 1,843 1,546 △297
プラント
精密機械・ロボッ
1,470 52 1,542 81 71 29 1,571 1,702 131
ト
船舶海洋 530 △7 557 △30 27 △22 316 327 10
車両 974 △31 1,015 △13 40 18 912 492 △420
モーターサイクル
2,301 △45 2,255 18 △46 64 2,301 2,255 △46
&エンジン (注)2
その他 739 20 575 5 △163 △15 828 569 △259
調整額 - △13 - 7 - 20 - - -
合 計 11,354 309 10,324 △37 △1,029 △347 10,226 9,140 △1,085
(注) 1 売上高は、外部顧客に対する売上高です。
2 モーターサイクル&エンジン事業については、主として見込み生産を行っていることから、受注高について
売上高と同額として表示しています。
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2021年3月期 第3四半期決算短信
航空宇宙システム事業
航空宇宙システム事業を取り巻く経営環境は、防衛省向けについては厳しい防衛予算の中で概ね安定した需要が
存在しています。民間航空機については、新型コロナウイルスの感染拡大により世界の旅客需要が低迷しており、
機体・エンジンともに需要が低下しています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、防衛省向けは増加したものの、民間航空機向け分担製造品や民間航
空エンジン分担製造品が減少したことにより、前年同期に比べ203億円減少の2,247億円となりました。
連結売上高は、防衛省向けや民間航空機向け分担製造品、民間航空エンジン分担製造品が減少したことにより、
前年同期に比べ934億円減収の2,779億円となりました。
営業損益は、減収などにより、前年同期に比べ397億円悪化して192億円の営業損失となりました。
エネルギー・環境プラント事業
エネルギー・環境プラント事業を取り巻く経営環境は、国内ではごみ焼却プラント等において老朽化設備の更新
需要が継続しているほか、中長期的には国内外の分散型電源需要、及び新興国におけるエネルギーインフラ整備需
要が根強い状況にあります。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞や資源価格の不安定化
により、顧客の短期的な設備投資判断が見直されるなど、不透明な状況が継続しています。
このような経営環境の中で、連結受注高は、国内向けごみ処理施設の大規模改修工事やエネルギー事業での大口
案件の受注があった前年同期に比べ297億円減少の1,546億円となりました。
連結売上高は、国内向けごみ処理施設案件の工事量増加や国内向けガスタービンコンバインドサイクル発電プラ
ントの売上増加はあったものの、海外向け化学プラントの売上があった前年同期に比べ24億円減収の1,599億円とな
りました。
営業利益は、減収に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響による操業差損の発生などにより、前年同期に比
べ43億円減益の86億円となりました。
精密機械・ロボット事業
精密機械・ロボット事業を取り巻く経営環境は、精密機械分野では、中国建設機械市場が新型コロナウイルス感
染拡大の影響からいち早く回復しており、当社の中国市場向け販売も、昨年度を上回る状況にあります。また、中
国以外の地域における建設機械市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による市場の停滞により、需要が大幅
に減少していましたが、足元では回復基調が鮮明となってきています。ロボット分野では、汎用ロボットは、新型
コロナウイルスの感染拡大による影響を受け案件の期ずれがあるものの、回復が早かった中国一般産機向けに加え、
車体組立向けも堅調に推移しています。半導体向けロボットについても、半導体製造装置メーカーの設備投資の増
加により好調に推移しており、中長期的にも需要は着実に拡大していくことが見込まれます。
このような経営環境の中で、連結受注高は、建設機械市場向け油圧機器や半導体向け及び車体組立向けロボット
の増加により、前年同期に比べ131億円増加の1,702億円となりました。
連結売上高は、建設機械市場向け油圧機器や半導体向け及び車体組立向けロボットの増加により、前年同期に比
べ71億円増収の1,542億円となりました。
営業利益は、増収により、前年同期に比べ29億円増益の81億円となりました。
船舶海洋事業
船舶海洋事業を取り巻く経営環境は、環境規制強化に伴うガス燃料推進船需要が顕在化する一方で、新型コロナ
ウイルスの感染拡大により新規商談案件が限られている上、韓国・中国造船所の低価格受注によって市場回復が遅
れ、依然として厳しい状況にあります。
このような経営環境の中で、連結受注高は、前年同期に比べ10億円増加の327億円となりました。
連結売上高は、新造船の工事量は前年同期並みだったものの、修繕船の売上増加などにより、前年同期に比べ27
億円増収の557億円となりました。
営業損益は、増収があったものの、操業差損の発生などにより、前年同期に比べ22億円悪化して30億円の営業損
失となりました。
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
車両事業
車両事業を取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により国内では鉄道関連投資計画の見直し、
海外では工程の遅れや入札の延期・中止等が現実となりつつありますが、中長期的には、人口集中による大都市の
混雑緩和や環境対策のための都市交通整備、アジア諸国の経済発展に伴う鉄道インフラニーズなど、今後も世界的
に比較的安定した成長が見込まれます。
このような経営環境の中で、連結受注高は、国内私鉄・公営鉄道向けの大口案件の受注があった前年同期に比べ
420億円減少の492億円となりました。
連結売上高は、米国向け車両が減少したものの、国内向け車両が増加したことなどにより、前年同期に比べ40億
円増収の1,015億円となりました。
営業損益は、新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる海外案件の採算悪化はあったものの、増収により、
前年同期に比べ18億円改善して13億円の営業損失となりました。
モーターサイクル&エンジン事業
モーターサイクル&エンジン事業を取り巻く経営環境は、主要市場である欧米や東南アジアで新型コロナウイル
スの感染が拡大し市場が大きな影響を受けました。足元の小売販売は、米国市場はオフロードモデルに対する需要
の高まり等により前年度を上回る水準となり、また欧州市場も前年度並みの水準まで回復しています。一方、新興
国市場は依然として低迷し、前年度を下回る水準が続いています。
このような経営環境の中で、連結売上高は、北米向け四輪車の増加はあったものの、新興国向け二輪車が大きく
減少したことや、前年同期に比べ為替レートが円高で推移したことなどにより、前年同期に比べ46億円減収の2,255
億円となりました。
営業損益は、減収があったものの、固定費の削減などにより、前年同期に比べ64億円改善して18億円の営業利益
となりました。
その他事業
当社グループはグループビジョン2030において、「安全安心リモート社会」「近未来モビリティー」「エネルギ
ー・環境ソリューション」の3点に独自の視点でフロンティアを切り拓いていくこととしており、手術支援ロボッ
トの開発や、ロボットによる自動PCR検査サービス事業、水素関連の開発など、新事業への取り組みを着実に進
めています。
連結売上高は、前年同期に比べ163億円減収の575億円となりました。
営業利益は、前年同期に比べ15億円減益の5億円となりました。
(2)財政状態に関する説明
①資産
流動資産は、たな卸資産の増加などにより前期末比1,049億円増加し、1兆3,636億円となりました。
固定資産は、有形固定資産の償却による減少などにより前期末比211億円減少し、6,779億円となりました。
この結果、総資産は前期末比838億円増加の2兆416億円となりました。
②負債
有利子負債は、前期末比1,931億円増加の7,606億円となりました。
負債全体では、有利子負債の増加などにより前期末比987億円増加の1兆5,850億円となりました。
③純資産
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上などにより、前期末比149億円減少の4,566億円となりま
した。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の連結業績につきましては、連結売上高は前回(10月29日)公表値を据え置きます。
連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はともに前回から改善し、連結営業利益100
億円の損失、連結経常利益150億円の損失、親会社株主に帰属する当期純利益250億円の損失となる見通しです。
また、連結受注高は1兆3,600億円、ROICは△1.7%、ROEは△5.5%となる見通しです。
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
本業績予想における為替レートは、1ドル=104円、1ユーロ=123円を前提としています。
なお、詳細につきましては、本日公表の「2021年3月期通期連結業績予想の修正について」をご参照下さい。
(業績等の予想に関する注意事項)
上記の業績見通しは、現時点で把握可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり、リスクや不確実性を含
んでおります。従いまして、これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すことはお控えくださるようお願
いいたします。実際の業績は、外部環境及び内部環境の変化によるさまざまな重要な要素により、これらの見通
しとは大きく異なる結果となり得ることをご承知おき下さい。実際の業績に影響を与える重要な要素には、当社
の事業領域をとりまく経済情勢、対米ドルをはじめとする円の為替レート、税制や諸制度などがあります。
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 106,108 137,326
受取手形及び売掛金 473,204 477,359
商品及び製品 75,042 66,620
仕掛品 426,256 482,563
原材料及び貯蔵品 130,359 135,067
その他 51,176 68,168
貸倒引当金 △3,367 △3,407
流動資産合計 1,258,781 1,363,698
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 193,931 179,453
その他 288,639 283,811
有形固定資産合計 482,570 463,264
無形固定資産 21,358 22,092
投資その他の資産
その他 196,973 193,966
貸倒引当金 △1,838 △1,375
投資その他の資産合計 195,134 192,590
固定資産合計 699,063 677,947
資産合計 1,957,845 2,041,646
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 261,159 221,257
電子記録債務 110,526 112,685
短期借入金 166,188 183,605
未払法人税等 6,116 5,804
販売促進引当金 12,174 6,176
賞与引当金 22,032 9,199
保証工事引当金 14,454 11,941
受注工事損失引当金 11,464 12,245
前受金 148,610 135,126
その他 194,998 303,687
流動負債合計 947,726 1,001,729
固定負債
社債 160,000 190,000
長期借入金 188,859 196,258
退職給付に係る負債 129,846 136,253
民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金 ※1 15,689 ※1 9,656
その他 44,161 51,116
固定負債合計 538,556 583,284
負債合計 1,486,283 1,585,013
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 104,484 104,484
資本剰余金 54,542 54,542
利益剰余金 326,626 311,888
自己株式 △133 △134
株主資本合計 485,520 470,780
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,636 1,378
繰延ヘッジ損益 △272 403
為替換算調整勘定 △11,311 △13,777
退職給付に係る調整累計額 △19,946 △18,752
その他の包括利益累計額合計 △29,892 △30,748
非支配株主持分 15,934 16,600
純資産合計 471,562 456,632
負債純資産合計 1,957,845 2,041,646
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 1,135,444 1,032,484
売上原価 954,085 899,606
売上総利益 181,359 132,877
販売費及び一般管理費
給料及び手当 41,357 40,709
研究開発費 36,371 29,751
その他 72,645 66,152
販売費及び一般管理費合計 150,375 136,612
営業利益又は営業損失(△) 30,983 △3,735
営業外収益
受取利息 530 396
受取配当金 252 797
持分法による投資利益 867 1,454
為替差益 - 1,936
民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金
- ※1 3,005
戻入益
その他 2,157 3,096
営業外収益合計 3,807 10,687
営業外費用
支払利息 2,787 2,918
為替差損 4,794 -
民間航空エンジンの運航上の問題に係る負担金 ※1 7,640 -
その他 4,189 4,090
営業外費用合計 19,411 7,008
経常利益又は経常損失(△) 15,379 △56
特別利益
固定資産売却益 ※2 1,277 ※2 3,236
関係会社株式売却益 - ※3 1,581
特別利益合計 1,277 4,817
特別損失
事業撤退損 ※4 2,383 -
減損損失 - ※5 3,948
特別損失合計 2,383 3,948
税金等調整前四半期純利益 14,273 811
法人税等 8,416 13,580
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,856 △12,768
非支配株主に帰属する四半期純利益 1,094 1,200
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
4,762 △13,969
に帰属する四半期純損失(△)
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,856 △12,768
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1 △167
繰延ヘッジ損益 △143 643
為替換算調整勘定 △2,903 △2,037
退職給付に係る調整額 1,352 1,199
持分法適用会社に対する持分相当額 △4,246 △541
その他の包括利益合計 △5,939 △904
四半期包括利益 △82 △13,672
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △678 △14,826
非支配株主に係る四半期包括利益 595 1,153
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2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しています。また、
見積実効税率を使用できない場合は、税引前四半期純利益に一時差異に該当しない重要な差異を加減した上で、
法定実効税率を乗じて計算しています。
なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しています。
(四半期連結貸借対照表関係)
※1 民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金
当社がリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画しているロールス・ロイス社製ボー
イング787用Trent1000エンジンプログラムは運航上重要な問題が発生しており、現在、ロールス・ロイス社が
状況改善に向けて対応を進めています。これら運航上の問題に係る費用に関して、当社がプログラム参画メン
バーとして負担すると見込まれる金額を、引当金へ計上しています。
(四半期連結損益計算書関係)
※1 民間航空エンジンの運航上の問題に係る引当金戻入益・民間航空エンジンの運航上の問題に係る負担金
当社がリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画しているロールス・ロイス社製ボー
イング787用Trent1000エンジンプログラムは運航上重要な問題が発生しており、現在、ロールス・ロイス社が
状況改善に向けて対応を進めています。これら運航上の問題に係る費用に関して、当社がプログラム参画メン
バーとして負担すると見込まれる金額の増加額を営業外費用へ、減少額を営業外収益へ計上しています。
※2 固定資産売却益
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
寮・社宅の跡地の売却によるものです。
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
当社及び当社子会社の寮・社宅売却によるものです。
※3 関係会社株式売却益
当社子会社の関係会社株式売却によるものです。
※4 事業撤退損
当社、エネルギー・環境プラントカンパニーでの一部事業の撤退に伴う損失です。
※5 減損損失
当社、船舶海洋カンパニーの坂出工場に係る資産について、現在の市場環境を前提に収益性が低下したこと
に伴うものです。
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川崎重工業株式会社(7012)
2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
エネルギ モーター
精密機 報告
航空宇宙 ー・ サイクル その他 調整額
械・ロボ 船舶海洋 車両 セグメント 連結
システム 環境プラ &エンジ 事業 (注1)
ット 計
ント ン
売上高
(1) 外部顧客への
371,446 162,317 147,080 53,016 97,477 230,171 73,934 1,135,444 - 1,135,444
売上高
(2) セグメント間の内
部売上高又は振替 6,913 23,379 11,422 6,514 12 497 27,782 76,522 △76,522 -
高
計 378,360 185,697 158,503 59,531 97,489 230,668 101,716 1,211,967 △76,522 1,135,444
セグメント利益又は
20,517 13,027 5,216 △788 △3,147 △4,517 2,055 32,364 △1,380 30,983
損失(△)
(注) 1 調整額の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
利益 金額
セグメント間取引消去 105
全社費用(注) △1,486
合計 △1,380
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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2021年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
エネルギ モーター
精密機 報告
航空宇宙 ー・ サイクル その他 調整額
械・ロボ 船舶海洋 車両 セグメント 連結
システム 環境プラ &エンジ 事業 (注1)
ット 計
ント ン
売上高
(1) 外部顧客への
277,994 159,912 154,244 55,756 101,513 225,511 57,550 1,032,484 - 1,032,484
売上高
(2) セグメント間の内
部売上高又は振替 4,351 14,734 9,576 2,460 5 483 26,939 58,552 △58,552 -
高
計 282,346 174,646 163,820 58,216 101,519 225,995 84,490 1,091,036 △58,552 1,032,484
セグメント利益又は
△19,257 8,695 8,128 △3,051 △1,341 1,884 500 △4,443 707 △3,735
損失(△)
(注) 1 調整額の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
利益 金額
セグメント間取引消去 △5
全社費用(注) 712
合計 707
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
船舶海洋セグメントにおいて、固定資産の減損損失を計上しています。なお、当第3四半期連結累計期間におけ
る当該減損損失の計上額は、3,948百万円です。
3.補足情報
(1)(要約)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー △288,421 △139,750
投資活動によるキャッシュ・フロー △46,216 △22,400
財務活動によるキャッシュ・フロー 335,815 192,645
現金及び現金同等物の四半期末残高 70,914 133,085
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2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)2021年3月期 連結業績見通し補足資料
①売上損益 (単位:億円)
2021年3月期見通し
2020年3月期実績
報告セグメント 今回 10月29日見通し 増減
売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益
航空宇宙システム 4,000 △250 4,000 △250 - - 5,325 427
エネルギー・環境プラント 2,400 130 2,400 85 - 45 2,429 175
精密機械・ロボット 2,300 115 2,200 100 100 15 2,173 122
船舶海洋 800 △35 800 △30 - △5 716 △6
車両 1,400 △45 1,500 △20 △100 △25 1,365 △38
モーターサイクル&エンジン 3,300 50 3,200 △50 100 100 3,377 △19
その他 800 10 900 10 △100 - 1,024 12
調整額 △75 △45 △30 △53
合 計 15,000 △100 15,000 △200 - 100 16,413 620
②受注高 (単位:億円)
2021年3月期見通し
報告セグメント 2020年3月期実績
今回 10月29日見通し 増減
航空宇宙システム 3,300 3,100 200 4,149
エネルギー・環境プラント 2,200 2,300 △100 2,523
精密機械・ロボット 2,300 2,200 100 2,188
船舶海洋 1,000 1,000 - 562
車両 700 700 - 1,257
モーターサイクル&エンジン 3,300 3,200 100 3,377
その他 800 900 △100 1,075
合 計 13,600 13,400 200 15,135
(注) モーターサイクル&エンジン事業については、主として見込み生産を行っていることから、受注高につい
て売上高と同額として表示しています。
③ROIC(税引前) (単位:%)
2021年3月期見通し
報告セグメント 2020年3月期実績
今回 10月29日見通し 増減
航空宇宙システム △5.2 △4.8 △0.4 8.0
エネルギー・環境プラント 10.4 8.6 1.8 10.4
精密機械・ロボット 10.1 7.6 2.5 8.8
船舶海洋 △7.0 △6.9 △0.1 1.4
車両 △6.4 △3.2 △3.2 △7.2
モーターサイクル&エンジン 4.4 △5.3 9.7 △2.6
全 社 △1.7 △2.2 0.5 4.2
(注) 1 2021年3月期見通し前提為替レート:104円/USD、123円/EUR
2 ROIC = EBIT(税引前利益 + 支払利息) ÷ 投下資本(有利子負債 + 自己資本)
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