7011 三菱重 2020-10-29 16:00:00
Vestas社との合弁会社の株式譲渡及び新たな業務提携開始のお知らせ [pdf]
2020 年 10 月 29 日
各 位
会 社 名 三菱重工業株式会社
代 表 者 取締役社長 泉澤 清次
(コード番号 7011)
上場取引所 東 名 福 札
問合せ責任者 IR・SR室長 井上 卓
(TEL03‐6275‐6200)
Vestas 社との合弁会社の株式譲渡及び新たな業務提携開始のお知らせ
当社と Vestas Wind Systems A/S 社(以下、
「Vestas 社」という。)は、本日、風力発電機事業を中心
とした持続的な再生可能エネルギー分野における両社の協業体制を再構築し、パートナーシップを強
化させることについて合意しました。その一環として、当社は、Vestas 社との洋上風力発電設備専業
の合弁会社の株式全てを Vestas 社へ譲渡するとともに、新たに Vestas 社の株式を取得することを決
定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.Vestas 社との合弁会社の株式譲渡及び新たな業務提携開始の理由・内容等
当社は、2014 年、洋上風力発電分野で多くの実績を持つ Vestas 社と、洋上風力発電設備の開発・
設計・調達・製造・販売・アフターサービスを手掛ける合弁会社を設立し、世界の洋上風力発電市
場でトッププレイヤーのひとつに成長させてまいりました。
洋上風力市場は、その中心を欧州市場から、日本を含むアジア、北米に拡大、世界的に急成長を
遂げるとともに、競争環境、大型機開発競争も活発化し発電単価が顕著に下落する傾向にあり、
一層の経済性向上が求められています。
このような背景を受け、当社と Vestas 社にて、風力発電の競争力強化に向けた最適な協業体制に
ついて協議した結果、陸上風力・洋上風力発電設備の開発・製造を一体化しシナジーを享受すべ
く、当社が、当社子会社である MHI Holding Denmark ApS を通じて 50%出資している、Vestas
社との洋上風力発電設備専業の合弁会社の株式全てを Vestas 社へ譲渡するとともに、新たに
Vestas 社の株式を約 5 百万株(2.5%相当)取得することを決定しました。更に、日本及びアジア
地域において当社が保持するネットワーク等を活用した拡販を行うこと、並びに日本における製
造工場の設立について Vestas 社と検討することにも合意しました。
Vestas 社との新たな業務提携契約には、上記合意にもとづく風力発電機事業の協業体制の再構築
のみならず、将来来るべき「グリーン水素社会」を睨み、再生可能エネルギー分野全般における
協調も含みますが、その詳細につきましては、本日付で別添のプレスリリースを公表しておりま
すので、あわせてご参照ください。
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2.合弁会社の概要
(1) 名 称 MHI Vestas Offshore Wind A/S
(2) 所 在 地 デンマーク オーフス市
(3) 代表者の役職・氏名 CEO, Johnny Thomsen
(4) 事 業 内 容 洋上風車の開発・設計・調達・製造・販売・アフターサービス
(5) 資 本 金 資本金:14 百万ユーロ、資本準備金:375 百万ユーロ(※)
(6) 設 立 年 月 日 2014 年 4 月 1 日
(7) 決 算 期 3 月末
(8) 純 資 産 204 百万ユーロ
(9) 総 資 産 2,038 百万ユーロ
(10) 出 資 比 率 MHI Holding Denmark ApS 50%、Vestas 社 50%
(※)(5)資本金」の欄には、
「 「資本金」の額と「資本準備金」の額を併記しております。
3.合弁相手先(業務提携先)の概要
(1) 名 称 Vestas Wind Systems A/S
(2) 所 在 地 デンマーク オーフス市
(3) 代表者の役職・氏名 Group President & CEO, Henrik Andersen
(4) 事 業 内 容 風車の開発・設計・製造・販売及びこれらに関連する事業
(5) 資 本 金 DKK 196,924,115
(6) 設 立 年 月 日 1986 年 9 月 1 日
Société Générale S.A.(5.76%) (2020 年 9 月 30 日時点)
(7) 大株主及び持株比率
BlackRock, Inc.(5.36%) (2020 年 10 月 8 日時点)
(8) 上場会社と当該会社 資 本 関 係 特筆すべき重要な資本関係はありません。
との間の関係 人 的 関 係 特筆すべき重要な人的関係はありません。
取 引 関 係 特筆すべき重要な取引関係はありません。
関連当事者への
該当事項はありません。
該 当 状 況
(9) 最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:特に記載がない限り百万ユーロ)
決 算 期 2017 年度 2018 年度 2019 年度
連 結 純 資 産 3,112 3,104 3,345
連 結 総 資 産 10,871 11,899 14,331
1株当たり連結純資産 14.4 ユーロ 15.1 ユーロ 16.8 ユーロ
連 結 売 上 高 9,953 10,134 12,147
連 結 営 業 利 益 1,230 921 1,004
連 結 経 常 利 益 ― ― ―
連 結 当 期 純 利 益 894 683 700
1 株 当 た り
4.2 ユーロ 3.4 ユーロ 3.6 ユーロ
連 結 当 期 純 利 益
1 株 当 た り 配当金 1.24 ユーロ 1.00 ユーロ 1.06 ユーロ
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4.新たに取得する Vestas 社の株式の取得価額
5,140 百万 DKK
※ 2020 年 10 月 28 日の Vestas 社の株式の終値で算出しておりますが、実際の取得価額は合弁
会社の株式譲渡完了時点の Vestas 社の公正価値を踏まえて決定されます。
5.日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2020 年 10 月 29 日
(2) 契 約 締 結 日 2020 年 10 月 29 日
(3) 合弁会社の株式譲渡日
2020 年度第 3 四半期~第 4 四半期(予定)(※)
及び Vestas 社株式取得日
(※)合弁会社の株式譲渡及び Vestas 社株式取得完了のためには、独占禁止法当局の許可取得等、
一定の手続きを経る必要があります。
6.今後の見通し
本件に伴い、2021 年 3 月期の当社連結財務諸表において、譲渡する合弁会社の株式の帳簿価格と
新たに取得する Vestas 社株式の公正価値の差額として約 500 億円の事業利益を計上する見込み
です。
「4.新たに取得する Vestas 社の株式の取得価額」に記載のとおり、実際の譲渡価額は合弁
但し、
会社の株式譲渡完了時点の Vestas 社の公正価値を踏まえて決定されるため、それに応じて計上す
る事業利益の額は変動します。
また、上記影響につきましては、本日(2020 年 10 月 29 日)別途公表しました「業績予想の修正
に関するお知らせ」に織り込んでおります。
以 上
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2020 年 10 月 29 日
三菱重工業株式会社
ヴェスタス社
ヴェスタス社と三菱重工業が持続可能なエネルギー分野におけるパートナーシップを強化
持続可能なエネルギーソリューションの世界的リーダーである Vestas Wind Systems A/S 社 (ヴェスタス社) と、世界
的な製造・エンジニアリング会社である三菱重工業株式会社 (三菱重工) は、持続可能なエネルギー分野におけるパート
ナーシップを拡大する協定に調印した。パートナーシップの強化策として、ヴェスタス社が、両社のジョイントベンチャ
ーである MHI Vestas Offshore Wind (MVOW)における三菱重工保有の株式を取得し、三菱重工がヴェスタス社の株式
2.5%を取得、また三菱重工からヴェスタス社へ取締役 1 名が推薦される。
今回のパートナーシップの強化を通じ、持続可能なエネルギー分野における両社の総合的なリーダーシップ拡大のため、
且つ、ヴェスタス社が 2025 年までに洋上風力発電のリーディングプレイヤーとなるために、両社は洋上風力発電で長期
的な取り組みを積極的に行っていく。エネルギー効率を改善し、コストを更に低減する新型洋上風力タービンプラットフ
ォームも直ちに導入する。また、お客様の幅広いバリューチェーンのニーズに応え、持続可能なエネルギーソリューショ
ンにおける世界的なリーダーシップを強化するため、両社はグリーン水素分野での共同開発や、日本での合弁会社を設立
することで、風力発電の成長を加速する。
ヴェスタス社の Group President 兼 CEO である Henrik Andersen 氏は、
「陸上風力発電のグローバルリーダーであるヴ
ェスタス社は、エネルギー転換を加速するためには洋上風力発電でも大きな役割を果たす必要があります。長期的に洋上
風力発電のリーディングプレイヤーになるというヴェスタス社のビジョンを三菱重工が共有し、ヴェスタス社の株主とし
てボードメンバーに加わってもらうことで、より一層のパートナーシップを強化できることを大変喜ばしく思います。洋
上風力発電は、将来の世代のために持続可能な地球を作るための鍵であり、比類のない成長をもたらします。本日の発表
により、私たちはお互いにとって不可欠な存在になることを強調します」と述べた。
三菱重工の泉澤清次社長は「よりクリーンで経済性の高いエネルギーに対する世界的なニーズの高まりを背景に、これま
で以上にヴェスタス社との協力・連携を拡大できることを大変嬉しく思います。今後も、それぞれの強みを活かして事業
連携し、日本を始め世界のクリーンエネルギーの成長を支えてまいります」と述べた。
この提携の一環として、両社は、日本における陸上・洋上風力発電機の販売を目的とした合弁会社を設立するとともに、
ヴェスタス社は、三菱重工の協力のもとで、日本の市場規模の拡大とコスト競争力が許せば、アジア地域向けサプライチ
ェーン及び日本での生産の確立を図る。
洋上風力発電の需要は近年加速しており、2030 年までに年間 25 GW に達すると予測されている。これは、2012 年以
降、洋上風力発電コストが 67%減少したことが大きな要因であるが、洋上風力発電は環境に優しいことから需要地にも
近接しながらも社会からの理解や受容性も高まり、洋上風力発電の適用性が高まったことも一因である。これに加え、大
規模な Power-to-X ソリューション、即ち、安価になった洋上風力の電力を水素等に転換し、産業用・輸送用に活用する
脱炭素化の動きが欧州を中心に顕著になっており、この分野はまさに三菱重工がバリューチェーン全体に貢献できる専門
性と経験を持っている。
今回の合意により、両社は成長戦略の更なる加速を狙う。ヴェスタス社の持つ強みを生かし陸上と洋上の技術をモジュー
ル化されたフレームワークのもと一体化することにより陸上と洋上両分野において更なる事業拡大が期待される。
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Henrik Andersen 氏は加えて「ヴェスタス社を代表して、三菱重工エナジードメイン CEO 細見健太郎氏を取締役として
迎えることを楽しみにしております。先見性と戦略的思考を有する細見氏によるサポートを得ながら、次世代のための、
より持続可能な地球の創造に貢献したいと考えます」と述べた。
ヴェスタス社は、MVOW のヴェスタスグループへの統合計画策定を直ちに開始し、クロージングまで、販売、技術、製
造拠点、調達における相乗効果に焦点を当てて、顧客関係の維持、コスト削減、ヴェスタス社共通文化構築を目指す。ク
ロージングが完了するまで、MVOW の経営陣は、MVOW ジョニー・トムセン CEO、本田辰一郎 Co-CEO 兼 CFO、MVOW
副会長で三菱重工エナジードメイン CEO の細見健太郎、MVOW 会長兼ヴェスタスグループ社長兼 CEO のヘンリック・
アンダーセンを中心に構成される。
MVOW の単体ベースの業績は、2020 年の連結売上高は約 14 億ユーロ、EBIT マージンは約 4%となる見込みである。
合意の一部として、ヴェスタス社は、三菱重工が保有する MVOW の 50%の株式を、ヴェスタス社の株式 2.5% (ヴェス
タス社 5,049,337 株式に相当) を三菱重工に新たに割当てることにより取得する。この取引は、2020 年 10 月 28 日ま
での直近五日間のナスダック・コペンハーゲン市場におけるヴェスタス株式の出来高加重平均価格に基づくと、約 7 億
900 万ユーロとなる。
本日のヴェスタス社取締役会の決定に従い、本件取引が競争当局によって承認された場合、取締役会は、ヴェスタス社定
款の第 3 条 (1) (b) での承認に従い、名目価値で 5,049,337 デンマーククローネ株式資本を増加させる。
前述のとおり、本件取引の完了には、各国の競争当局の承認が必要であり、取引完了は、2020 年度第 3 四半期~第 4 四
半期を予定している。
以 上
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