6993 大黒屋 2020-05-15 17:00:00
令和2年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 

 
                    令和2年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                            令和2年5月15日
上場会社名     大黒屋ホールディングス株式会社                                                    上場取引所  東
コード番号     6993     URL  http://www.daikokuyajp.com/
代表者       (役職名) 代表取締役社長                     (氏名)小川 浩平
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理部長                        (氏名)塩津 友輝           TEL  03-6451-4300
定時株主総会開催予定日        令和2年6月26日                配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 令和2年6月29日                                        
 
決算補足説明資料作成の有無: 無      
 
決算説明会開催の有無      : 無      
 
 
                                                                           (百万円未満切捨て)
1.令和2年3月期の連結業績(平成31年4月1日~令和2年3月31日)
  (1)連結経営成績                                                             (%表示は対前期増減率)
 
                                                                       親会社株主に帰属する
                  売上高               営業利益                 経常利益
                                                                           当期純利益
                百万円        %        百万円           %      百万円        %       百万円       %
   2年3月期        17,270 △15.5           136        -      △391       -     △1,844      -
   31年3月期       20,439  △0.1         △163         -      △722       -     △1,039      -
 
(注)包括利益     2年3月期      △2,065百万円 (-%)              31年3月期   △1,164百万円 (-%)
 
                1株当たり             潜在株式調整後              自己資本         総資産          売上高
 
                当期純利益           1株当たり当期純利益            当期純利益率      経常利益率        営業利益率
                        円 銭                   円 銭             %          %            %
   2年3月期               △15.77                     -       △64.1        △3.5          0.8
   31年3月期              △9.19                      -       △25.8        △5.2        △0.8
 
(参考)持分法投資損益        2年3月期        △156百万円         31年3月       △79百万円
 
  (2)連結財政状態
                  総資産                純資産                自己資本比率          1株当たり純資産
                       百万円                    百万円                   %              円 銭
   2年3月期                9,315                 2,541               20.6             16.38
   31年3月期              12,842                 4,607               29.9             32.81
 
(参考)自己資本      2年3月期         1,916百万円       31年3月期        3,837百万円
 
  (3)連結キャッシュ・フローの状況
               営業活動による            投資活動による              財務活動による          現金及び現金同等物
 
             キャッシュ・フロー           キャッシュ・フロー            キャッシュ・フロー             期末残高
                       百万円                    百万円               百万円                百万円
   2年3月期                  803                     50            △1,155             1,793
   31年3月期                 657                 △130              △1,050             2,080
 
2.配当の状況
                                  年間配当金                        配当金総額     配当性向   純資産配当
                                                                (合計)     (連結)   率(連結)
              第1四半期末   第2四半期末     第3四半期末     期末       合計
                 円 銭      円 銭        円 銭      円 銭      円 銭        百万円       %       %
31年3月期             -       0.00        -       0.00     0.00         -      -       -
2年3月期              -       0.00        -       0.00     0.00         -      -       -
3年3月期(予想)          -       0.00        -       0.00     0.00                -
 
3.令和3年3月期の連結業績予想(令和2年4月1日~令和3年3月31日)
  令和3年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により不透明な状況が続いてお
ります。令和3年3月期の連結業績予想につきましては、現時点では合理的な算定をすることが困難であるため未定と
                                                          
いたします。今後連結業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。
 
 
                                       親会社株主に帰属  1株当たり
              売上高      営業利益     経常利益
                                       する当期純利益   当期純利益
            百万円   %  百万円    % 百万円    %  百万円   %     円 銭
  第2四半期(累計)   -   -     -   -    -   -    -   -        -
     通期       -   -     -   -    -   -    -   -        -
 
※  注記事項
   (1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無    
 
   (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無    
 
      ②  ①以外の会計方針の変更              : 無    
 
      ③  会計上の見積りの変更                : 無    
 
      ④  修正再表示                          : 無    
 
 
   (3)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)               2年3月期       116,982,866株 31年3月期       116,976,466株
      ②  期末自己株式数                         2年3月期            11,503株 31年3月期            11,303株
      ③  期中平均株式数                         2年3月期       116,969,820株 31年3月期       113,071,972株
       
  (参考)個別業績の概要
  1.令和2年3月期の個別業績(平成31年4月1日~令和2年3月31日)
    (1)個別経営成績                                                            (%表示は対前期増減率)
 
                  売上高                   営業利益               経常利益              当期純利益
                百万円          %         百万円        %       百万円         %      百万円         %
    2年3月期          333   △15.2          △337      -        △502       -       △593       -
    31年3月期         393      9.0         △363      -        △570       -       △600       -
 
                1株当たり                潜在株式調整後
   
                当期純利益             1株当たり当期純利益
                          円 銭                  円 銭
    2年3月期                △5.07                    -
    31年3月期               △5.31                    -
 
 
(2)個別財政状態
                  総資産                   純資産              自己資本比率            1株当たり純資産
                         百万円                  百万円                     %               円 銭
    2年3月期                 8,703                2,112                24.0              17.85
    31年3月期                9,773                2,706                27.4              22.92
 
  (参考)自己資本       2年3月期          2,088百万円        31年3月期        2,681百万円
 
 
※  決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     本決算短信における予想値及び将来の見通しに関する記述・言明は、弊社が現時点で入手可能な情報による判断及び
     仮定に基づいております。
     その判断や仮定に内在する不確実性及び事業運営や内外の状況変化により、実際に生じる結果が予測内容とは実質的
     に異なる可能性があり、弊社は将来予測に関するいかなる内容についても、その不確実性を保証するものではありま
     せん。
 
                                         大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                               令和2年3月期 決算短信
○添付資料の目次
 
    1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………    2
     (1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………    2
     (2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………    3
     (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………    4
     (4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………    5
    2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………    6
    3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………    7
     (1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………    7
     (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………    9
        連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………………    9
        連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………………   10
     (3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………   11
     (4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………   13
     (5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………   15
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………   15
       (表示方法の変更) …………………………………………………………………………………………………   15
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………   16
       (1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………   19
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………   20
 




                            - 1 -
                                               大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                     令和2年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いていましたが、米中貿易摩擦、イギリスのEU離
脱、中東地域を巡る情勢等国際情勢に端を発する世界経済の下振れリスク、これらに加え、東京オリンピックを控える
中、当第4四半期に発生した新型コロナウィルス感染症(以下「COVID19」といいます。)拡大により国内外経済に与える
影響の長期化・深刻化への懸念が高まっており、先行きにはより一層の不透明感が広がっております。
 
    このような環境下、当社グループでは、株式会社大黒屋(以下「大黒屋」という。)を中心に既存のブランド中古品の
買取販売業及び質屋業に加え、安定的な収益機会が得られ今後成長の望める、シルバー層向け顧客の取り込みを図るべ
く、更なる中古品の買取販売、質屋業の展開に注力して参りました。
 また、日本国内における一般顧客への質屋業本来の役割への原点回帰を図るべく事業ポートフォリオの再編及び資源の
選択と集中を進めると共に、当社グループの主力顧客先でもある中国向けに買取販売事業を強化すべく体制見直しを行っ
て参りました。
 国内においては、当社グループの根幹会社である大黒屋において、創業70年で培ったブランドとノウハウを基盤に全
国で26店舗を展開しており、平成31年4月に銀座中央通り店にて従来からの古物売買業に加え新たに質屋事業を開始し、
同年8月には上野店をより店舗面積の広い立地に移転しました。また、新宿駅周辺については現行の2店舗体制(新宿本
店、新宿二番館)から新宿駅周辺を南北に縦断する3店舗体制(新宿本店、新宿二番館、新宿東南口店)へと変更を進め
ております。更に、古物営業法の改訂に伴い、千葉県下においてスマートコミュニティ社と提携し同社敷地内にシルバー
層をターゲットとした臨時出店を図る等、新たな顧客層の開拓に努めております。
 一方国外におきましては、中国市場での中古ブランド品事業拡大に向け、当連結会計年度よりAlibaba Group Holding
Limited(以下「アリババグループ」という。)が運営する「魅力恵」APPでの当社商品の掲載、販売を開始いたしまし
た。今後、中国事業を再編し、更に中国での買取販売事業を強化していく予定です。
 また、英国のSPEEDLOAN FINANCE LIMITEDを中心とするグループ(以下、「SFL」という。)につきましては、先に公
表しました通り同国の質金融大手 Harvey & Thompson Limitedに譲渡し、事業撤退を進めております。
     
     
(売上高)
 当社グループの当連結会計年度の売上高は17,270百万円(前期比3,168百万円減、同15.5%減)となりました。
    その主な要因は以下の通りであります。
    まず、SFL事業において、先に公表しました通り当第2四半期連結会計年度末より事業撤退を進めて参りました結果、
その効果が反映され同事業の売上高は1,512百万円(前期比1,791百万円減、同54.2%減)にとどまりました。
 次に、当社グループの根幹会社である大黒屋においては、大黒屋の当連結会計年度の売上高は15,455百万円(前期比
1,356百万円減、同8.1%減)となりました。この要因は当第3四半期までは、国内景気が回復傾向にあり、為替変動が小
幅に推移しており、売上高は堅調に推移しておりましが、当第4四半期以降に発生したCOVID19の拡大による外国観光客
の減少や外出自粛の影響があり売上高は伸び悩みました。主に当第4四半期以降の外出自粛の影響により、店舗商品売上
高(リアル店舗のよる販売の事:以下「リアル」という。)が前期比1,756百万円の減少(同15.0%減)となりました。
一方で店舗商品売上高(インターネットによる店舗販売の事:以下「ネット」という。)については広告効率の改善など
の継続的なEC販売の強化活動に加え、外出自粛の影響による追い風を受け前期比78百万円の増加(同7.2%増)となって
おります。また、本部商品売上高(古物業者市場等への販売のこと)については、COVID19の影響によるブランド品相場
の下落を見込んで1月以降、市場で売却し早期の在庫圧縮を図ったことで、通期306百万円の増加(同10.6%増)となりま
した。一方併営する質料収入においては、質屋事業が庶民金融として生活に密着していることから、順調に推移し質料
(貸付金利息)は919百万円(前期比29百万円増、同3.4%増)となりました。なお、質屋業はCOVID19の影響下でも顧客の
逼迫した金繰り要請に応える事が出来、増収が見込まれます。
  
 
(利益)
 当社グループの営業利益は136百万円(前期比300百万円の改善)となりましたが、その主な要因は以下の通りであり
ます。
 まず、SFL事業において事業撤退を進めて参りました結果、営業利益は286百万円の営業損失(前期比459百万円の改
善)にとどまり、当社グループ全体としての営業利益は強化されております。
 次に、大黒屋においては、営業利益は、800百万円(前期比227百万円減、同22.2%減)となりました。大黒屋の売上総
利益は4,141百万円(前期比366百万円減、同8.1%減)となりました。この要因は店舗商品売上総利益(リアル)が売上高
の減少に伴い前期比387百万円の減少(同13.1%減)となったことによるものです。一方で店舗商品売上総利益(ネッ
ト)については前期比12百万円の増加(同3.7%増)となっております。また、本部商品売上高の粗利益については、前
期比37百万円の減少(同7.1%減)となっておりますが、COVID19の影響でブランド品相場が下落傾向にあった1月以降に早

                               - 2 -
                                           大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                 令和2年3月期 決算短信
期の在庫圧縮を進めた結果、令和元年12月末比960百万円在庫(同比26.0%減少)を減らした事で商品評価損を回避し在
庫回転率及び粗利益率の著しい悪化を防ぐ事が出来ました。また質料(貸付金利息)が29百万円の前期比増加(同3.4%
増)となりました。なお、質料収入はそのすべてが粗利益となります。
 大黒屋の販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に引き続き、広告宣伝を積極的に行いつつ費用対効
果の観点から広告宣伝効率を改善しコスト削減に取組んだ結果、3,341百万円(前期比139百万円減、同3.5%減)となりま
した。なお、大黒屋では、のれんを計上しているため、年間償却費541百万円を販売費及び一般管理費に含めております
が、連結決算においては、のれん償却費を消去するため、当該金額を控除した金額で記載しております。その結果、大黒
屋の営業利益は、800百万円(前期比227百万円減、同22.2%減)となりました。
 当社グループの経常利益は、391百万円の経常損失(前期比330百万円の改善)となりました。これは営業利益が300百
万円改善したことに加え、前連結会計年度に実施したSFLのリファイナンス及びSFLの事業撤退により支払利息が187百万
円減少したことによります。なお持分法適用関連会社であるBeijing XinBang Daikokuya Trading Corporation Ltd.の業
績に基づき、持分法による投資損失156百万円を計上しております。
 また、特別利益については、大黒屋において上野店の立ち退きに伴う特別利益(受取補償金)120百万円を計上しまし
た。一方特別損失については、SFLの事業撤退及び当社と大黒屋を加え特別損失(減損損失122百万円、貸倒損失399百万
円、事業整理損失983百万円及び事業整理損失引当金繰入額46百万円)を計上しました。
 以上の結果、当社グループの税金等調整前当期純利益につきましては1,706百万円の損失(前期比966百万円の悪化)
となりました。
 また、大黒屋の法人税等の負担等により、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,844百万円の損失(前期比804百万
円の悪化)となりました。
 
 
セグメント別の業績の状況につきましては以下の通りであります。
イ.質屋、古物売買業
 当連結会計年度における質屋・古物売買業の売上高及び営業利益は、それぞれ16,936百万円(前期比15.5%減)、537
百万円(前期比88.4%増)となりました。
 その主な要因につきましては、業績の状況にて記載しましたように、大黒屋及びSFLにおいて売上高の減少となりまし
たが、SFLの事業撤退により当第3四半期以降の営業損失の発生を削減できたことによるものです。
ロ.電機事業
 当連結会計年度における電機事業の売上高及び営業利益は、それぞれ333百万円(前期比15.2%減)、65百万円(前期
比48.2%減)となりました。
 電機事業においては、今もなお電機業界全体において設備投資の抑制が続いていることもあり、最終ユーザーによる
設備の新設工事や点検工事などは年々減少しているのが実情であります。また、資材(原材料)価格の上昇や後継者不足
による小規模下請け業者の廃業など、より一層厳しい環境が続いており、当社の電機事業にも大きな影響を与えていま
す。
 このような状況の下、当社電機事業部門におきましては、適正な利益を確保するため常に販売価格の見直しを行うと
ともに、製造原価の上昇を抑えるべく仕入先の転換(新規仕入先の拡充等)、現行取引ユーザーとの協力体制の拡充等、
さまざまな手法をとって利益率の確保を目指し改善を行っております。
     
     
     
 
    (2)当期の財政状態の概況
    当連結会計年度における、資産、負債及び純資産の状況は以下の通りであります。
      (資産)
        当連結会計年度末における流動資産は、7,646百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,037百万円の減少となり
        ました。その主な内訳としては、現金及び預金が1,793百万円(前期比287百万円減少)、営業貸付金が1,963百万円
        (前期比1,085百万円減少)、商品及び製品が2,771百万円(前期比1,024百万円減少)、その他の流動資産が685百
        万円(前期比449百万円減少)、であります、なお、これら流動資産の減少は主にSFLの事業撤退によるものであり
        ます。固定資産は1,669百万円となり、前連結会計年度末に比べ488百万円の減少となりました。その内訳としては
        有形固定資産が309百万円(前期比118百万円減少)、無形固定資産が476百万円(前期比83百万円減少)、投資その
        他の資産が883百万円(前期比287百万円減少)であります。なお、これら固定資産の減少は主に有形固定資産及び
        無形固定資産の償却が進捗したこと及びBeijing XinBang Daikokuya Trading Corporation Ltd.の業績に基づき、
        持分法による投資損失156百万円を計上したことによるものであります。
         この結果、総資産は9,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,526百万円減少いたしました。
        (負債)


                                          - 3 -
                                              大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                       令和2年3月期 決算短信
         当連結会計年度末における流動負債は6,688百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,813百万円の増加となりま
        した。その主な内訳としては、短期借入金が3,000百万円(前期比600百万円増加)、1年内返済予定の長期借入金が
        2,900百万円(前期比2,510百万円増加)であります。なお、一年内返済予定の長期借入金が増加したのは、長期借
        入金の返済予定日が1年以内となったことによるものです。固定負債は86百万円となり前連結会計年度末に比べ
        4,274百万円の減少となりました。
         なお、長期借入金については返済期日が近づいておりますが、現在借り換えについて金融機関との調整を進めて
        おります。
         この結果、負債合計は、6,774百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,460百万円減少いたしました。
        (純資産)
         当連結会計年度末における純資産合計は、2,541百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,065百万円の減少とな
        りました。その主な内訳としては、資本金が2,955百万円(前期期比0百万円増)、資本剰余金が1,003百万円(前期
        比0百万円増)、利益剰余金△1,075百万円(前期比1,844百万円減少)為替換算調整勘定△958百万円(前期比73百
        万円減少)となっております。
         この結果、自己資本比率は20.6%(前連結会計年度末は29.9%)となりました。
     
    (3)当期のキャッシュ・フローの概況
    当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、1,793百万円となり、前連結会計期間
末から287百万円の減少となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
     
    (営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果取得した資金は、803百万円(前年同期は、657百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調
整前当期純損失1,706百万円及び法人税等の支払374百万円に対し、売上債権の減少1,261百万円、たな卸資産の減少1,013
百万円、貸倒損失399百万円、持分法による投資損失156百万円、減損損失122百万円が影響を与えております。
 (投資活動のキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果取得した資金は、50百万円(前年同期は、130百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資
産の売却による収入174百万円に対し、有形固定資産の取得による支出122百万円が影響を与えております。
    (財務活動によるキャッシュ・フロー)
    財務活動の結果使用した資金は、1,155百万円(前年同期は、1,050百万円の支出)となりました。これは、主に、長
期借入金の返済1,755百万円に対し、短期借入金の増加600百万円が影響を与えております。
    キャッシュ・フロー関連指標の推移
                                平成28年      平成29年       平成30年       平成31年       令和2年
          
                                3月期        3月期         3月期         3月期         3月期
         自己資本比率(%)                 27.8       27.6        28.3        29.9       20.6
         時価ベースの自己資本比率(%)           40.1       48.3        45.3        26.4       23.9
         キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)      12.2       14.6             -      10.7           7.3
         インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)        3.6          1.4           -         1.9         4.7
         自己資本比率:自己資本/総資産
         時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
         キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
         インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
         (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
         (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
         (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
         (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象とし
             ております。
         (注5)平成30年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシ
             オ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。
          
 




                                   - 4 -
                                            大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                  令和2年3月期 決算短信
 (4)今後の見通し
 当社グループの展開する中古ブランド品の流通業界については、越境ECを始め全世界的規模に拡大し、当社が展望し
ていた通り、中古ブランド品事業の物品はその物流がグローバルに展開しております。また、COVID19による外出自粛要
請に起因したインターネット利用の拡大により、中古ブランド品の買取・販売においてもインターネットを通じた取引が
一層拡大すると見込まれます。その中にあって、当社グループのビジネスモデルはCtoBの商品買取を基本とし、更にBtoC
の商品販売(特にネット販売の強化)を展開することにより、一般顧客より高く買取り、他の顧客に安く販売し新たな顧
客の創造を進め、係る取引を通じて在庫回転率及び粗利利益率を最大化し、限界収益の極大化を図って参ります。
 また、質屋業においては、COVID19の急拡大に伴い国や東京都等から在宅要請がある一方で質屋は「社会生活を維持す
る上で必要な施設」として認知され、今後、庶民金融として顧客の逼迫した資金ニーズを取込む事でより業績の拡大が見
込めます。
 一方、SFL事業の撤退に伴い、SFLの営業損失286百万円、経常損失544百万円及び税引前損失2,066百万円は来期以降発
生しなくなり、翌連結会計年度の営業利益、経常利益及び税引前利益は大幅に改善される見込みです。
 しかしながら、COVID19が世界的拡大に伴う、外国観光客の減少や外出自粛及び東京オリンピックの延期等により国内
外の事業環境に大きく影響を及ぼしているなか、現時点で業績予想の合理的な算定が困難であることから、令和3年3月
期の連結業績につきましては、未定といたします。
 今後、業績予想の算定が可能となった段階で、速やかに公表いたします。
  




                             - 5 -
                                       大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                             令和2年3月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
 当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び国内同業他社間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
 なお、今後につきましては、外国人株式比率の推移及び国内同業他社の国際会計基準の適用動向等を踏まえ、国際会計
基準の適用について進めていく方針でありますが、現時点では未定であります。
 




                         - 6 -
                                                     大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                           令和2年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
    (1)連結貸借対照表
                                                             (単位:千円)
                                  前連結会計年度               当連結会計年度
                                (平成31年3月31日)           (令和2年3月31日)
    資産の部                                                                
     流動資産                                                               
       現金及び預金                            2,080,681             1,793,021
       受取手形及び売掛金                           609,856               377,392
       営業貸付金                             3,049,006             1,963,853
       商品及び製品                            3,796,100             2,771,121
       仕掛品                                  26,715                20,716
       原材料及び貯蔵品                             34,226                39,213
       その他                               1,135,361               685,551
       貸倒引当金                              △47,902                △4,508
       流動資産合計                           10,684,045             7,646,363
     固定資産                                                               
       有形固定資産                                                           
         建物及び構築物                           780,060               651,369
          減価償却累計額                        △540,675              △461,931
          建物及び構築物(純額)                      239,385               189,438
         機械装置及び運搬具                         134,873               134,873
          減価償却累計額                        △134,747              △134,873
          機械装置及び運搬具(純額)                        126                     0
         工具、器具及び備品                       1,014,021               707,145
          減価償却累計額                        △872,899              △628,716
          工具、器具及び備品(純額)                    141,122                78,429
         建設仮勘定                                   -                   636
         土地                                 47,666                41,446
         有形固定資産合計                          428,300               309,950
       無形固定資産                                                           
         のれん                               492,362               458,406
         その他                                67,207                17,979
         無形固定資産合計                          559,569               476,385
       投資その他の資産                                                         
         投資有価証券                            245,540                70,199
         退職給付に係る資産                          13,506                     -
         差入保証金                             770,167               701,971
         繰延税金資産                            132,921               109,824
         その他                                10,890                 3,882
         貸倒引当金                             △2,640                △2,640
         投資その他の資産合計                      1,170,386               883,238
       固定資産合計                            2,158,256             1,669,574
     資産合計                               12,842,302             9,315,937
 




                              - 7 -
                                                  大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                        令和2年3月期 決算短信
 
                                                          (単位:千円)
                               前連結会計年度               当連結会計年度
                             (平成31年3月31日)           (令和2年3月31日)
    負債の部                                                             
     流動負債                                                            
       支払手形及び買掛金                        356,190                69,628
       短期借入金                          2,399,998             3,000,001
       1年内返済予定の長期借入金                    390,000             2,900,000
       未払法人税等                           208,001                82,759
       ポイント引当金                           48,178                43,735
       その他                              472,104               547,126
       事業整理損失引当金                              -                45,009
       流動負債合計                         3,874,473             6,688,260
     固定負債                                                            
       長期借入金                          4,265,000                     -
       退職給付に係る負債                          9,540                10,412
       資産除去債務                            15,797                15,999
       その他                               70,235                59,879
       固定負債合計                         4,360,573                86,292
     負債合計                             8,235,047             6,774,553
    純資産の部                                                            
     株主資本                                                            
       資本金                            2,955,137             2,955,414
       資本剰余金                          1,003,324             1,003,601
       利益剰余金                            768,550            △1,075,697
       自己株式                             △2,153                △2,160
       株主資本合計                         4,724,858             2,881,157
     その他の包括利益累計額                                                     
       その他有価証券評価差額金                     △3,097                △6,866
       為替換算調整勘定                       △884,222              △958,149
       その他の包括利益累計額合計                  △887,319              △965,015
     新株予約権                               25,602                24,586
     非支配株主持分                            744,113               600,655
     純資産合計                            4,607,255             2,541,384
    負債純資産合計                          12,842,302             9,315,937
 




                           - 8 -
                                                     大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                           令和2年3月期 決算短信
    (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
    (連結損益計算書)
                                                                (単位:千円)
                                  前連結会計年度                  当連結会計年度
                                (自 平成30年4月1日          (自    平成31年4月1日
                                 至 平成31年3月31日)         至    令和2年3月31日)
    売上高                                 20,439,147               17,270,523
    売上原価                                14,019,976               12,172,478
    売上総利益                                6,419,170                5,098,045
    販売費及び一般管理費                           6,582,888                4,961,496
    営業利益又は営業損失(△)                        △163,717                   136,548
    営業外収益                                                                  
     受取利息                                      982                    5,033
     受取配当金                                     700                    3,123
     受取手数料                                  11,758                   18,987
     還付消費税等                                  3,783                    4,447
     受取保険金                                   2,697                    1,420
     その他                                     4,891                    3,163
     営業外収益合計                                24,814                   36,176
    営業外費用                                                                  
     支払利息                                  353,118                  165,470
     支払手数料                                  87,477                  214,523
     持分法による投資損失                             79,144                  156,019
     その他                                    63,842                   28,225
     営業外費用合計                               583,583                  564,238
    経常損失(△)                              △722,486                 △391,512
    特別利益                                                                   
     敷金返還差益                                      -                    3,500
     受取補償金                                       -                  120,000
     新株予約権戻入益                                    -                      592
     固定資産売却益                                 7,003                  125,009
     特別利益合計                                  7,003                  249,101
    特別損失                                                                   
     貸倒損失                                        -                  399,571
     減損損失                                    4,908                  122,150
     固定資産除却損                                    28                    9,942
     和解金                                     7,108                    2,000
     固定資産売却損                                12,634                      218
     事業整理損                                       -                  983,478
     事業整理損失引当金繰入額                                -                   46,594
     特別損失合計                                 24,679                1,563,955
    税金等調整前当期純損失(△)                       △740,163               △1,706,367
    法人税、住民税及び事業税                           374,366                  254,379
    法人税等調整額                               △43,954                    20,783
    法人税等合計                                 330,411                  275,162
    当期純損失(△)                            △1,070,574              △1,981,529
    非支配株主に帰属する当期純損失(△)                    △31,124                 △137,282
    親会社株主に帰属する当期純損失(△)                  △1,039,450              △1,844,247
 




                                - 9 -
                                                  大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                        令和2年3月期 決算短信
    (連結包括利益計算書)
                                                            (単位:千円)
                               前連結会計年度                  当連結会計年度
                             (自 平成30年4月1日          (自    平成31年4月1日
                              至 平成31年3月31日)         至    令和2年3月31日)
    当期純損失(△)                         △1,070,574              △1,981,529
    その他の包括利益                                                           
     その他有価証券評価差額金                       △7,424                  △4,128
     為替換算調整勘定                          △79,311                 △66,570
     持分法適用会社に対する持分相当額                   △7,611                 △13,173
     その他の包括利益合計                        △94,347                 △83,872
    包括利益                             △1,164,922              △2,065,401
    (内訳)                                                               
     親会社株主に係る包括利益                    △1,126,254              △1,921,943
     非支配株主に係る包括利益                      △38,667                △143,458
 




                            - 10 -
                                                                                     大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                                           令和2年3月期 決算短信
    (3)連結株主資本等変動計算書
            前連結会計年度(自    平成30年4月1日           至       平成31年3月31日)
                                                                                                              (単位:千円)

                                                                株主資本

                         資本金              資本剰余金                利益剰余金                       自己株式             株主資本合計

    当期首残高                  2,580,140             628,327              1,808,001              △2,145            5,014,323

    当期変動額                                                                                                              
    新株の発行                   374,997              374,997                                                        749,994

    自己株式の取得                                                                                        △8               △8

    親会社株主に帰属する当期
    純損失(△)
                                                                 △1,039,450                                  △1,039,450

    株主資本以外の項目の当期
    変動額(純額)
                                                                                                                       -

    当期変動額合計                 374,997              374,997         △1,039,450                        △8          △289,464

    当期末残高                  2,955,137          1,003,324                768,550               △2,153            4,724,858

 
                                                                                                                        
                               その他の包括利益累計額
                                                                         新株予約権              非支配株主持分          純資産合計
                       その他有価証券                       その他の包括利
                       評価差額金
                                     為替換算調整勘定
                                                     益累計額合計

    当期首残高                  3,682         △804,197          △800,515               25,041          782,780      5,021,630

    当期変動額                                                                                                              
    新株の発行                                                         -                                             749,994

    自己株式の取得                                                       -                                                 △8

    親会社株主に帰属する当期
    純損失(△)
                                                                  -                                          △1,039,450

    株主資本以外の項目の当期
                          △6,779         △80,025           △86,804                   561          △38,667      △124,910
    変動額(純額)

    当期変動額合計               △6,779         △80,025           △86,804                   561          △38,667      △414,375

    当期末残高                 △3,097         △884,222          △887,319               25,602          744,113      4,607,255

 




                                                 - 11 -
                                                                                    大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                                          令和2年3月期 決算短信
            当連結会計年度(自    平成31年4月1日           至       令和2年3月31日)
                                                                                                             (単位:千円)

                                                                 株主資本

                         資本金              資本剰余金                 利益剰余金                     自己株式             株主資本合計

    当期首残高                  2,955,137          1,003,324                768,550              △2,153            4,724,858

    当期変動額                                                                                                             
    新株の発行                          276                276                                                          553

    自己株式の取得                                                                                      △6                △6

    親会社株主に帰属する当期
    純損失(△)
                                                                  △1,844,247                                △1,844,247

    株主資本以外の項目の当期
    変動額(純額)
                                                                                                                      -

    当期変動額合計                        276                276         △1,844,247                     △6         △1,843,700

    当期末残高                  2,955,414          1,003,601           △1,075,697                △2,160            2,881,157

 
                                                                                                                       
                               その他の包括利益累計額
                                                                        新株予約権              非支配株主持分          純資産合計
                       その他有価証券                       その他の包括利
                       評価差額金
                                     為替換算調整勘定
                                                     益累計額合計

    当期首残高                 △3,097         △884,222           △887,319             25,602          744,113      4,607,255

    当期変動額                                                                                                             
    新株の発行                                                          -                                               553

    自己株式の取得                                                        -                                               △6

    親会社株主に帰属する当期
    純損失(△)
                                                                   -                                        △1,844,247

    株主資本以外の項目の当期
                          △3,769         △73,927            △77,696          △1,016          △143,458         △222,170
    変動額(純額)

    当期変動額合計               △3,769         △73,927            △77,696          △1,016          △143,458       △2,065,871

    当期末残高                 △6,866         △958,149           △965,015             24,586          600,655      2,541,384

 




                                                 - 12 -
                                               大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                     令和2年3月期 決算短信
    (4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                              (単位:千円)
                                  前連結会計年度                 当連結会計年度
                                (自 平成30年4月1日         (自    平成31年4月1日
                                 至 平成31年3月31日)        至    令和2年3月31日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                    
     税金等調整前当期純損失(△)                     △740,163              △1,706,367
     減価償却費                                148,512                 96,566
     のれん償却額                                33,956                 33,956
     持分法による投資損益(△は益)                       79,144                156,019
     減損損失                                   4,908                122,150
     貸倒損失                                       -                399,571
     事業整理損                                      -                983,478
     有形固定資産売却損益(△は益)                        5,631              △124,790
     固定資産除却損                                   28                  9,942
     和解金                                    7,108                  2,000
     株式報酬費用                                   561                    123
     新株予約権戻入益                                   -                  △592
     受取補償金                                      -              △120,000
     敷金返還差益                                     -                △3,500
     貸倒引当金の増減額(△は減少)                     △90,645                △41,591
     退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                    1,292                    872
     ポイント引当金の増減額(△は減少)                        193                △4,442
     事業整理損失引当金の増減額(△は減少)                        -                 46,594
     受取利息及び受取配当金                          △1,682                 △8,157
     支払利息                                 353,118                165,470
     支払手数料                                 87,464                 25,248
     為替差損益(△は益)                            55,992                  4,074
     売上債権の増減額(△は増加)                       464,991              1,261,302
     たな卸資産の増減額(△は増加)                      364,687              1,013,722
     仕入債務の増減額(△は減少)                        83,605              △270,822
     その他の流動資産の増減額(△は増加)                   287,738                 12,437
     その他の固定資産の増減額(△は増加)                   171,471                 81,540
     その他の流動負債の増減額(△は減少)                    71,799                 91,630
     その他の固定負債の増減額(△は減少)                       199                △3,636
     小計                                 1,389,912              2,222,801
     利息及び配当金の受取額                              353                  3,343
     利息の支払額                             △337,292               △170,025
     支払手数料の支払額                           △75,164                △13,731
     和解金の支払額                              △7,108                 △2,000
     事業整理に係る支出                                  -              △982,119
     補償金の受取額                                    -                120,000
     法人税等の支払額                           △313,563               △374,750
     営業活動によるキャッシュ・フロー                     657,137                803,517
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                    
     有形固定資産の取得による支出                      △52,027               △122,642
     有形固定資産の売却による収入                        43,563                174,323
     有形固定資産の除却による支出                          △28                       -
     無形固定資産の取得による支出                       △3,258                       -
     差入保証金の差入による支出                       △18,625               △150,423
     差入保証金の回収による収入                              -                149,472
     投資有価証券の取得による支出                           △1                     △2
     短期貸付けによる支出                         △100,000                       -
     その他                                      235                     12
     投資活動によるキャッシュ・フロー                   △130,141                  50,738
 




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                                                 大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                       令和2年3月期 決算短信
 
                                                                (単位:千円)
                                    前連結会計年度                 当連結会計年度
                                  (自 平成30年4月1日         (自    平成31年4月1日
                                   至 平成31年3月31日)        至    令和2年3月31日)
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                                      
     短期借入金の純増減額(△は減少)                     △400,000                 600,000
     長期借入れによる収入                             900,000                      -
     長期借入金の返済による支出                       △1,800,400             △1,755,000
     新株予約権の発行による収入                           27,719                      -
     株式の発行による収入                             249,996                      -
     新株予約権の行使による株式の発行による収入                        -                      6
     新株予約権の買戻しによる支出                        △27,719                       -
     その他                                        △8                     △6
     財務活動によるキャッシュ・フロー                    △1,050,412             △1,155,000
    現金及び現金同等物に係る換算差額                       △79,798                  13,083
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   △603,216               △287,660
    現金及び現金同等物の期首残高                        2,683,898              2,080,681
    現金及び現金同等物の期末残高                        2,080,681              1,793,021
 




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                                         大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                               令和2年3月期 決算短信
    (5)連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
      
    (表示方法の変更)
    (連結損益計算書)
      前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「受取補償金」は金額的重要性が乏しくな
     ったため、当連結会計年度においては「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるた
     め、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
      この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「受取補償金」に表示していた815千
     円は、「その他」として組み替えております。
 




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                                                                     大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                           令和2年3月期 決算短信
 (セグメント情報等)
      【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
   当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
 が、経営資源の配分及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
   当社グループは、「電機事業」、「質屋、古物売買業」の2つの事業セグメントを報告セグメントとしております。
   「電機事業」における製品は、産業用照明器具群、電機工事材群、制御機器群から構成されており、当社が設計・製
 造した製品は、代行店及び代理店を通じ、あるいはOEM製品、特定ユーザー向け製品として直接販売されております。
   「質屋、古物売買業」では、支店を中心に、国内外の消費者等向けに質屋営業法に基づく質屋業及び古物営業法に基
 づく中古ブランド品(バッグ、時計、宝飾品)の買取と販売を行っております。
  
     
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
   報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における
 記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益又は損失は、営業利益又は営業損失ベースの数値であります。
  
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
      前連結会計年度(自  平成30年4月1日  至  平成31年3月31日)
                                                (単位:千円)
                     報告セグメント                                                          連結財務諸表
                                                   その他                     調整額
                       質屋、                                      合計                     計上額
          電機事業                        計            (注)1                    (注)2
                      古物売買業                                                            (注)3

売上高                                                                                            
外部顧客への売
           393,234    20,045,117   20,438,352           795   20,439,147          -   20,439,147
上高
セグメント間の
内部売上高又は          -            -             -             -           -           -           -
振替高
      計    393,234    20,045,117   20,438,352           795   20,439,147          -   20,439,147
セグメント利益
           125,873      285,368       411,241      △88,764      322,477    △486,194    △163,717
又は損失(△)
セグメント資産    227,994    12,114,242   12,342,236       260,324   12,602,561    239,741   12,842,302

その他の項目                                                                                         

減価償却費            -      146,457       146,457            58     146,515       1,996     148,512
有形固定資産及
び無形固定資産      2,732        55,017       57,749             -       57,749        943      58,692
 の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、投資事業、不動産賃貸業及び金融
      事業を含んでおります。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△486,194千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であ
      ります。主に、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
      セグメント資産の調整額239,741千円は、各報告セグメントに帰属しない全社資産であります。
      減価償却費の調整額1,996千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、各報告セグメントに
      帰属しない当社の本社機能に係る減価償却費であります。
      有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額943千円は、本社の工具、器具及び備品への投資でありま
      す。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
     




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                                                                           大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                                 令和2年3月期 決算短信
      当連結会計年度(自  平成31年4月1日  至  令和2年3月31日)
                                                                                                 (単位:千円)
                          報告セグメント                                                                連結財務諸表
                                                         その他                          調整額
                             質屋、                                      合計                          計上額
               電機事業                        計            (注)1                          (注)2
                           古物売買業                                                                  (注)3

売上高                                                                                                        
外部顧客への売
                333,491    16,936,917   17,270,409            114   17,270,523               -    17,270,523
上高
セグメント間の
内部売上高又は               -             -            -              -            -               -            -
振替高
      計         333,491    16,936,917   17,270,409            114   17,270,523               -    17,270,523
セグメント利益
                 65,154       537,664      602,819        △67,099      535,719        △399,170      136,548
又は損失(△)
セグメント資産         197,811     8,847,138    9,044,949         89,500    9,134,449         181,487    9,315,937

その他の項目                                                                                                     

減価償却費                 -        96,177       96,177              -        96,177            388       96,566
有形固定資産及
 び無形固定資産      3,353 112,479  115,832    -    115,832 2,083 117,915
 の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、投資事業、不動産賃貸業及び金融
      事業を含んでおります。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△399,170千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であ
      ります。主に、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
      セグメント資産の調整額181,487千円は、各報告セグメントに帰属しない全社資産であります。
      減価償却費の調整額388千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、各報告セグメントに帰
      属しない当社の本社機能に係る減価償却費であります。
      有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額2,083千円は、本社の工具、器具及び備品への投資でありま
      す。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
     
    【関連情報】
      前連結会計年度(自  平成30年4月1日  至  平成31年3月31日)
      1.製品及びサービスごとの情報
         セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
          
      2.地域ごとの情報
       (1)売上高
                                          (単位:千円)
                   日本                      英国                       合計

                      17,206,455               3,232,692             20,439,147
            
           (2)有形固定資産
                                                                    (単位:千円)
                   日本                     英国                        合計

                          323,957               104,343                  428,300
             
          3.主要な顧客ごとの情報
            特定顧客に対する売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省
           略しております。
       




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                                                                  大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                        令和2年3月期 決算短信
 当連結会計年度(自  平成31年4月1日  至  令和2年3月31日)
 1.製品及びサービスごとの情報
    セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
     
 2.地域ごとの情報
  (1)売上高
                                   (単位:千円)
            日本                   英国                        合計

             15,789,242             1,481,280               17,270,523
   
  (2)有形固定資産
                                                        (単位:千円)
            日本                   英国                        合計

                 309,950                     -                  309,950
    
 3.主要な顧客ごとの情報
   特定顧客に対する売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省
  略しております。
 
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
  前連結会計年度(自  平成30年4月1日  至  平成31年3月31日)
                                                                                  (単位:千円)
                                 質屋、
                  電機事業                            その他           全社・消去               合計
                                古物売買業
  減損損失           2,731    1,233      -                                      943         4,908
   
 当連結会計年度(自  平成31年4月1日  至  令和2年3月31日)
                                                                                  (単位:千円)
                                 質屋、
                  電機事業                            その他           全社・消去               合計
                                古物売買業
  減損損失          3,353   116,713    -                                      2,083      122,150
   
  【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
 前連結会計年度(自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日)
                                                                               (単位:千円)
                                質屋、
              電機事業                               その他        全社・消去                  合計
                               古物売買業
当期償却額                      -      33,956               -                   -        33,956
当期末残                       -     492,362               -                   -       492,362
 
 当連結会計年度(自       平成31年4月1日 至          令和2年3月31日)
                                                                               (単位:千円)
                                質屋、
              電機事業                               その他        全社・消去                  合計
                               古物売買業
当期償却額                      -      33,956               -                   -        33,956
当期末残             -    458,406     -                                        -       458,406
  
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
  前連結会計年度(自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日)
    該当事項はありません。
   
  当連結会計年度(自 平成31年4月1日 至 令和2年3月31日)
    該当事項はありません。




                                    - 18 -
                                                          大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                                                令和2年3月期 決算短信
    (1株当たり情報)
                                  前連結会計年度                        当連結会計年度
                               (自 平成30年4月1日                 (自   平成31年4月1日
                                至 平成31年3月31日)                至   令和2年3月31日)
        1株当たり純資産額                            32円81銭                     16円38銭
        1株当たり当期純損失金額                          9円19銭                     15円77銭
        潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額                        -                           -
    (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失金
         額であるため記載しておりません。
          2.1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                    前連結会計年度                      当連結会計年度
                               (自   平成30年4月1日               (自    平成31年4月1日
                                至   平成31年3月31日)              至    令和2年3月31日)
    1株当たり当期純損失金額                                                                 
        親会社株主に帰属する当期純損失金額
                                            1,039,450                  1,844,247
        (千円)
        普通株主に帰属しない金額(千円)                           -                           -
        普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
                                            1,039,450                  1,844,247
        損失金額(千円)
        普通株式の期中平均株式数(株)                   113,071,972                 116,969,820
                                                                                 
    希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1               第15回新株予約権
                                                                   第15回新株予約権
    株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった               第17回新株予約権
                                                                   第17回新株予約権
    潜在株式の概要                             第18回新株予約権
 
          3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                 前連結会計年度末                    当連結会計年度末
                    
                               (平成31年3月31日)                 (令和2年3月31日)
    純資産の部の合計額(千円)                            4,607,255                  2,541,384
    純資産の部の合計額から控除する金額(千円)                      769,716                    625,241
        (うち新株予約権(千円))                          (25,602)                   (24,586)
        (うち非支配株主持分(千円))                      (744,113)                   (600,655)
    普通株式に係る期末の純資産額(千円)                       3,837,539                  1,916,142
    1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
                                           116,965,163                116,971,363
    普通株式の数(株)
 




                               - 19 -
                             大黒屋ホールディングス株式会社(6993)
                                   令和2年3月期 決算短信
    (重要な後発事象)
      該当事項はありません。
 




                    - 20 -