6993 大黒屋 2021-12-03 12:30:00
当社連結子会社における「事業説明資料」作成に関するお知らせ [pdf]

                                             令和 3 年 12 月 3 日


各   位


                         会 社 名   大黒屋ホールディングス株式会社
                         代表者名    代表取締役社長 小 川 浩 平
                                 (コード番号 6993 東証第二部)
                         問合せ先    財務経理部長 堀 内 治 芳
                                 (TEL.03-6451-4300)


        当社連結子会社における「事業説明資料」作成に関するお知らせ


 当社では、本年 9 月下旬に開催されました「日経 IR フェア 2021」おきまして社長の小
川浩平が当社連結子会社である株式会社大黒屋(以下「大黒屋」といいます。)を中心にリ
モートにてストックホルダー及びステイクホルダーの皆様に事業説明を行いましたが、説
明会を見ていました多くの方々から更に詳細な資料の閲覧を求める声が相次ぎました。
 今般、その後の動向を踏まえ大黒屋を中心とした「事業説明資料」を作成いたしましたの
で、お知らせします。
 詳細につきましては、別添添付資料をご参照下さい。
 なお、当該資料につきましては、当社ウェブサイト(http://www.daikokuyajp.com/)に
も掲載しておりますので、併せてご覧ください。


                                                      以   上
株式会社大黒屋
DXとAIを中心としたブランドリユースグローバルNo.1へ
目次


 1. エグゼクティブサマリ
 2. 事業環境
     1. 中古ブランド品市場のポテンシャル
     2. 中古ブランド品市場の課題
 3. 大黒屋の強み
     1. 大黒屋とは
     2. コアコンピタンス
     3. コアコンピタンスを活かすIT技術
     4. 競争力
     5. ポジショニング
 4. 今後の成長戦略
     1.サマリ
     2. 成長ドライバー
      1.Reseller as a Service
      2.中国現地及び越境EC
     3.今後の展望
 5. 免責事項
                                2
1. エグゼクティブサマリ
1. エグゼクティブサマリ(1/3)
市場環境と大黒屋の強み
○事業環境
SDGs志向の高まりの影響で、中古ブランド品市場のポテンシャルは非常に高くなっている。
一方、高価格帯商品のEC化、ブランド品メーカーの在庫処分などが主な課題として存在する。
○大黒屋の強み
 「真贋鑑定力・査定力」 「買取・販売の優位性」「KYCノウハウ」をコアコンピタンスに、これを
 活かす様々なIT技術を開発。きめ細やかなCRMを実現し、競争力の原資に。

     ラベリング・システム         アトリビューション・データベース           AIクラスタリング・システム


   ダイナミック・プライシング・システム        クレジット・スコアリング・システム         オンオフ統合CRM



富裕層顧客リストを保有       在庫回転期間30日を実現      広く海外に進出         中古品売買機能の提供
• 年間20万件以上の新      • 顧客ニーズの的確な把    • 売り上げの50%近くを海    • 中古品の在庫管理ノウ
  規・既存買取顧客及び        握によって、在庫回転期     外で売り上げている。        ハウや、価格管理ノウハ
  質預かり顧客の取引。        間30日で買い取り販売   • 特に、ブランド品の購買が      ウを、中古品の取り扱い
• その多くは富裕層であり、      を実現している。        伸びてきている中国での       に参入しようとするメーカ
  質預かりによる庶民金融     • コロナ化に於いても在庫     ブランド認知度高。         ーやプラットフォーマーに提
  も供与していることから、      回転期間の強化に努め    • 中国で元アリババの高級       供することが可能。
  重要な顧客資産である。       、売上の急減を抑えた。     品部門長を雇い積極的
                                    に展開している。
                                                                    4
1. エグゼクティブサマリ(2/3)
4つの成長ドライバー
大黒屋のコア・コンピタンスに、CRM・AIを用いたIT技術・グローバル化の取り組みを掛け合わせる戦略
を大きな傘に、新規事業を含む4つの成長のドライバーを強化し、加速度的な成長を実現させていく。

         真贋鑑定力                  CRM、AIを用いたIT技術           ビジネスのグローバル化
          ・査定力


        コア・コンピタンス

買取・販売の           本人確認(KYC)
 優位性               ノウハウ




                        大黒屋の新たな成長の鍵を握るチャレンジ=4つの成長ドライバー

Reseller as a Service     中国現地及び越境EC    バッグ・時計等のシェアリング     オンラインオークション

                           訪日顧客も多い        クレジットスコアリング      ダイナミックプライシング
 CtoCプラットフォーマー・
                          中国での中古ブランド品      を活用することで、        を活用することで、
ブランド品メーカーへの、中
                           需要拡大、及び、      定額課金型シェアリング       オンラインオークション
古品売買サービスの提供
                          大黒屋ブランドの強化        事業を開始             事業を開始



修正後EBITDAは約31%のCAGRで成長し、 2026年3月期は5,026百万円を見込む

                                                                          5
1. エグゼクティブサマリ(3/3)
今後の方向性



    現在の状況              背景にある強み        強みを活かす投資方針



    日本最大規模の           ・真贋鑑定/査定能力      ・アトリビューションシステム
  中古ブランド品取扱業者        ・中古品市場価格の把握       ・ダイナミックプライシング



                                         ・AIクラスタリング
                     ・買取顧客へのKYCノウハウ
    日本最大の質屋                             ・クレジットスコアリング
                     ・贋作リスクを加味した査定
                                      ・定額課金サブスクリプション



                     販売店舗及びECによる      ・キュレーションマーケティング
  在庫回転期間30日維持
                     顧客ニーズの的確な把握      ・Reseller as a service



    コロナ前の売上          グローバル市場(特に中国)    グローバル市場(特に中国)
  インバウンド比率4割強         でのブランド認知の高さ      でのマーケティング強化




                                                               6
2. 事業環境
2.事業環境
1.中古ブランド品市場のポテンシャル

ブランド品市場規模は新品/中古ともに上昇を継続。特に、中古ブランド品は新品の販売を上回ると予
想されている。その背景には、SDGs志向の高まりによる、ブランド品メーカーの適切な在庫処分の必要
性が高まったことや、価格を理由としてZ世代を中心に新品ブランド品需要が低いことなどが挙げられる。




                       USD61B




    USD38B




    2020                2025
 中古ブランド品市場           中古ブランド品市場


 出展:Bain & Company


                                 出展:BLOGOS,西川彩奈( https://blogos.com/article/446013/ )


                                                                                        8
2.事業環境
2.中古ブランド品市場の課題

中古ブランド品市場全体のEC化は進んでいるものの、高価格帯のブランド品のEC化は伸び悩んでい
る。大きな潜在的成長可能性を持つ中古ブランド品市場の成長の鍵は、高価格帯ブランド品のECで
の販路拡大にある。


     7割の消費者は10万円以上の         どこで購入する中古品が一番信用できますか?
    商品をネットで購入した経験がない              (n=100,2021)


                            フリマアプリ
                             フリマ
                       オークションサイト
                                                                  店舗
                           EC                             (リサイクルショップなど)




                           質屋


                           出展:株式会社クロスワン(https://www.fnn.jp/articles/-/270183,
                           https://brand-hands.co.jp/)


                                                                                9
3. 大黒屋の強み
2. 大黒屋の強み
1. 大黒屋とは

大黒屋は、1947年創業の、高価格帯中古ブランド品(バッグ、時計、宝石・貴金属など)の買取・販売、
および質屋営業を行っている企業(チケット大黒屋とは異なる)。全国に24店舗をもち、コロナ前売り上
げは年間200億円規模。




                                                11
2. 大黒屋の強み
2. コアコンピタンス

大黒屋のコアコンピタンスを構成する3つの要素




               真贋鑑定力・査定力
              70有余年の歴史の中で蓄積・継承されている真贋鑑定力と、
                 自社販売によって市場価値を適切に把握し、
              質屋というルーツを活かし幅広く商品価値を提示する査定力。




                       コア・コンピタンス

買取・販売の優位性                    KYC(本人確認)ノウハウ
多く競合他社は買取品を取引市場に流す委託販売の形式           蓄積された顧客データを元に、
   をとるが、大黒屋は自社販売チャネルも保有。        オンライン・オフライン問わずKYC(本人確認)
     さらに買取では顧客要望に応え、            ノウハウを活かして不正利用の削減が可能。
   質預かりに切り替えるなど利便性を提供。


                                                          12
2. 大黒屋の強み
3. コアコンピタンスを活かすIT技術
近年はDX化を積極的に推進しており、店舗を中心としたアナログでの顧客管理と、デジタルでのデータ
管理を一貫させるCRMシステムを構築。商品管理/ユーザー管理、双方のIT技術に、積極的に投資を
行っている。

   ラベリング・システム
   中古ブランド品に対して価格・サイズ・ブランドなどの特徴や、顧客に対して購入履歴・年齢・推定資産などの特徴
   を高効率でラベリングし、様々なCRMシステムを実現するためのベースを構築。


         <商品管理>                        <ユーザー管理>

   アトリビューション・データベース              AIクラスタリング・システム
顧客ニーズ視点で日々増加する商品情報を整理し、管      顧客データを教師データとしてAIを活用し、顧客のクラス
理・運用。真贋鑑定はもちろん、顧客ニーズに合った商     タリング分析を進めている。これにより、顧客ニーズに合っ
品を提案するキュレーションマーケティングなどに活用。    た商品を提案するキュレーションマーケティングを推進。


   ダイナミック・プライシング・システム            クレジット・スコアリング・システム
中古品の買取と販売を自社でシームレスに行うことで、
中古品の需要と供給の情報をリアルタイムで把握。アト     過去の購入履歴などのデータ化によって、顧客の信用度
リビューション・データベースにこの需給情報を絡めること   を数値化。査定の効率化や、マイクロファイナンシング
で、中古商品の値付けを迅速・適確に算出。          等に活用。


                                                            13
2. 大黒屋の強み
4. 競争力

アナログ・デジタルを横断したCRMや、先進的IT技術による商品・ユーザーの情報管理・活用の成果とし
て、さまざまな競争力を生み出している。

     アナログ⇄デジタル双方のCRM                高度な商品/ユーザー情報の管理・活用
店舗及び本部での的確な在庫、顧客ニーズ管理に加           商品アトリビューションデータ、ダイナミックプライシングな
え、セールスフォースによるきめ細やかなCRMを実現。        どの商品情報の管理・活用、AIクラスタリングや、クレジ
                                  ットスコアリングなどのユーザー情報の管理・活用。
店舗        本部       CRM




富裕層顧客リストを保有      在庫回転期間30日を実現      広く海外に進出        中古品売買機能提供
• 年間20万件以上の新     • 顧客ニーズの的確な把握   • 海外売り上げが50%近    • 中古品の在庫管理ノウハ
  規・既存買取顧客及び       によって、在庫回転期間     い割合まで到達。         ウや、価格管理ノウハウを
  質預かりの顧客取引があ      30日で買い取り販売を   • 特に、ブランド品の購買が     、中古品の取り扱いに参
  り、適切な管理により顧      実現している。         伸びてきている中国での      入しようとするメーカーや
  客データを蓄積している。   • コロナ化に於いても在庫     ブランド認知度高。        プラットフォーマーに提供
• その多くは富裕層であり、     回転期間の強化に努め、   • 中国で元アリババの高級      することが可能。
  質預かりによる庶民金融      売上の急減を抑えた。      品部門長を雇い積極的
  も供与していることから、                     に展開している。
  重要な顧客資産である。


                                                                 14
2. 大黒屋の強み
5. ポジショニング

中古ブランド品市場において、各国プレイヤーは4つのビジネススタイルに分けられる。当社の真の競合は
ブランド品専門の自社買取販売業者のみであると考えられる。リスクを取って販売を継続しているため、販
売力が高い。なお、現在真のグロ―バルプレイヤーは不在。

高
                         真の競合ではない              真の競合

                          ブランド品専門の          ブランド品専門の
                           委託販売業者           自社買取販売業者
                                             真の競合他社にあたる。
                         委託販売業者に対しては、
専                                          ただし、グローバル展開の観点で
門                       アトリビューション力で当社優位。
                                             当社が優位性を有する。
性


         真の競合ではない        真の競合ではない

        幅広い中古商品を扱う      幅広い中古商品を扱う
        CtoCプラットフォーマー     委託販売業者
低



    低                       リスク・販売力                    高


                                                             15
4. 今後の成長戦略
4. 今後の成長戦略
1. サマリ
大黒屋のコア・コンピタンスに、CRM・AI・グローバル化の取り組みを掛け合わせる戦略を大きな傘に、
新規事業を含む4つの成長のドライバーを強化し、加速度的な成長を実現させていく。

         真贋鑑定力                  CRM、AIを用いた先進技術          ビジネスのグローバル化
          ・査定力


        コア・コンピタンス

買取・販売の           本人確認(KYC)
 優位性               ノウハウ




                        大黒屋の新たな成長の鍵を握るチャレンジ=4つの成長ドライバー

Reseller as a Service     中国現地及び越境EC   バッグ・時計等のシェアリング     オンラインオークション

                           訪日顧客も多い       クレジットスコアリング      ダイナミックプライシング
CtoCプラットフォーマー・
                         中国での中古ブランド品      を活用することで、        を活用することで、
他小売り業への、中古品
                         需要拡大及び大黒屋ブラ    定額課金型シェアリング       オンラインオークション
 売買サービスの提供
                            ンドの強化          事業を開始             事業を開始



修正後EBITDAは約31%のCAGRで成長し、 2026年3月期は5,026百万円を見込む

                                                                         17
4. 今後の成長戦略
2. 成長ドライバー_Reseller as a Service(1/5)

ネット上での高額なブランド品売買においては、いまだ、購入者と出品者、双方に障壁が存在し、
CtoCフリマアプリでのブランド品売買は生活に浸透しきれていない。そこで、CtoCプラットフォーマーや
小売店、消費者販売企業に対して、大黒屋が真贋鑑定・査定サービスの提供と、買取サービスの業務
提携を結ぶことで、既存事業の強化を図る。




                       ・真贋鑑定/査定サービスの提供
                       ・買取サービスの提供          ブランド品の買取が進んでいない
                                           国内外のCtoCプラットフォーマー
                                               消費者販売企業

                       ・真贋鑑定・査定対価の提供
                       ・買取スペース(オン/オフ)の提供   ※ロゴはイメージであり、実際の取引関係を示すものではありません。




                                                                              18
4. 今後の成長戦略
2. 成長ドライバー_Reseller as a Service(2/5)
CtoCプラットフォームのバックエンドに大黒屋が入り込むことで、出品・交換詐欺のリスクを排除し、
高価格帯の中古ブランド品の売買取引を促進。さらに、プラットフォーマーが持つ顧客データと、大黒屋
が持つ商品アトリビューションデータを統合することで、中古品を売買する可能性が高い潜在顧客を把
握し、顧客ニーズを捉えたサービスを展開することができる。



     フリマアプリでの                                       小売店舗における
                         売れなかった商品の買取保証
   鑑定保証サービスを展開                                    鑑定士による出品サポート
ユーザーが商品購入時に真贋鑑定オプショ      商品を出品する際に、大黒屋の真贋鑑      小売り店に常駐する鑑定⼠が、持ち込まれ
ンを選択すると、発送時に大黒屋の真贋       定・査定を受けることができる。もし、出品   た出品物を鑑定・査定し出品支援。ブラン
鑑定を経由する仕組みに。購入者・出品       物が一定期間後にに売れ残った場合、      ド品を出品する際の不安を軽減、偽物販
者ともに、リスクを回避することができる。     当時の査定額で大黒屋が買い取る。       売リスクの排除、適切な値段設定など実現。




 中古ブランド品キュレーション               下取りサービス               即金払いオプション

購入履歴や商品の特徴に関する情報を基       ユーザーが所持する中古ブランド品を担     出品時に商品を鑑定・査定し、即時に査
に、ユーザーが嗜好する商品をキュレーショ     保に、プラットフォーム内で使える資金を即   定額を支払う即金オプションを提示。即金
ンし、リコメンドしていくことで、買取・販売両   時に貸し出し、下取ることで、ユーザーは、   受領後も、引き続きプラットフォーム上では
方の取引量を増加させていく。           自分の持っているブランド品との差額で、    出品登録され、一定期間内により高値で
                         高価なブランド品を購入することができる。   売れた場合は、差額をユーザーに支払う。



                                                                       19
4. 今後の成長戦略
2. 成長ドライバー_Reseller as a Service(3/5)

SDGs志向の高まりによって、中古品市場に参入する高級ブランド品メーカーが増えている。
しかし、彼らは自社製品の価格しか把握・制御することができないため、大黒屋が、高級ブランド品メー
カーやECプラットフォーマーが効率的に市場に新規参入できるためのノウハウを提供する。




                        ・中古品在庫管理
                        ・中古品マーケティングノウハウ       中古品市場に参入する
                        ・買取/KYCノウハウ           高級ブランド品メーカー




                       ・認定中古品の卸
                                          ※ロゴはイメージであり、実際の取引関係を示すものではありません。




                                                                         20
4. 今後の成長戦略
2. 成長ドライバー_Reseller as a Service(4/5)

高級ブランド品メーカーやECプラットフォーマーは、大黒屋との協業を通じて、中古品をコントロールし、
新品・中古品を包含した最適なマーケティング戦略をとることが可能となる。




    中古品を含めたブランド管理を最適化
                                             (参考:ベンツ認定中古車)
在庫回転期間30日というパフォーマンスを発揮する、大黒屋の中
古品在庫管理ノウハウを用いて、市場に出す中古ブランド品の量           メルセデス・ベンツは中古車を公式に認定し、販売量をコントローす
をコントロールし、商品の価値を最適化する。                   ることで、ブランドイメージや販売価格を最適にコントロールしている。


       キュレーション・マーケティング
メーカーから卸された認定中古品を確保し、アトリビューション・デー
タベースやAIクラスタリングシステムを活用することで、潜在的な購
買顧客に対してキュレーションマーケティングを展開することができる。


         サブスクリプション事業
いままで培ってきたKYCノウハウを、クレジットスコアリングシステムで
強化し、高効率、かつ、ユーザーストレスを少なくすることで、新品/
認定中古品のシェアリングサブスクリプションサービスを展開できる。



                                                                        21
4. 今後の成長戦略
2. 成長ドライバー_Reseller as a Service(5/5)

大黒屋は、「ブランド品メーカーからのフィー」、「GMVにかけられるマージン」、「プロフィットシェア」、「ファ
イナンシングのマッチング」などの方法で収益化する。



                              ブランド品メーカー


                      ブランド品メーカーのサイトのバックエンドに、
                          大黒屋のエンジンが入る。
    売り手                                                      買い手


・中古ブランド品を
市場最高値で売り                   専門的保管施設                        ・中古ブランド品を、
たい。                                                       良い状態で、信頼
                                                          する売り手から、安
・売値に透明性を                     高効率在庫管理                      い値段で買いたい。
求めている。
             即金サービス
                         アトリビューション・データベース                 ・ファイナンシングが
・売却代金をできる
                                                          利用可能の場合、
だけすぐに欲しいと                  ダイナミック・プライシング                  商品を購入する意
考えている可能性
                            クレジット・スコアリング                  欲は劇的に高まる。
がある。
                                               ファイナンシング


                                                                   22
4. 今後の成長戦略
3. 成長ドライバー_中国現地及び越境EC(1/2)

新たに設立した大黒屋HD上海100%子会社を軸に、アリババ参加の小売店「盒馬鮮生」と連携し、
中国市場での中古ブランド品の買取/販売事業を推進。本年12月下旬に、1号店を上海浦東新区に
オープンし、続く店舗を逐次オープン予定。




                  上海大黒屋の出店場所を提供




                                      アリババが運営する
     上海黛库商业有限公司
                                      生鮮スーパー「盒馬鮮生」
     (大黒屋HD100%子会社)
                                      (Hema xiansheng)

・ 鑑定販売在庫/委託販売在庫を管理。          ・ 中国国内24都市にて320店舗以上、
・中国現地に上海大黒屋を設置。               一級/二級都市を中心に展開。
 買取/販売を行う。                   ・ 生鮮食料品や、日用品の配達を、30分以内に行う。
・上海大黒屋各店舗の在庫や、               ・ 月間アクティブユーザー数は、1000万人を超える。
 店舗同⼠の取り寄せを管理。               ・ 中国版のCostcoを目指し拡大中。




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4. 今後の成長戦略
3. 成長ドライバー_中国現地及び越境EC(2/2)

新たに設立したDHD上海100%子会社の事業展開スキーム。
委託販売&ライブを取り組んだ①オンラインモデルと②オフラインモデルを設計。


① オンラインモデル
          上海黛库商业                                                  日本
  盒马鲜生                   現地旗艦店                   越境EC
           有限公司                                                  大黒屋
                     ・TAOBAO旗艦店(自社モール)
                     ・TikTok旗艦店(ライブ)
                     ・快手旗艦店(ライブ) …
                       ライブコマース                  委託販売

中国の業者・
一般消費者


② オフラインモデル
                              上海大黒屋
                       取り寄せ              取り寄せ                     日本
 盒马鲜生    場所等                                            査定・鑑定等   大黒屋
               店舗A               店舗B            店舗C



中国の業者・
一般消費者


                                                                       24
4. 今後の成長戦略
4. 今後の展望(1/2)

以上の成長ドライバーを推進していくために、特に下記四点に積極的に投資を行う。


           IT投資                    広告宣伝強化


       さらなるIT開発により、              既存事業だけでなく、
    顧客へのマーケティング・アプローチを       新規事業である中国ライブショッピングの
          強化していく。                販売力を強化していく。




         日本市場開拓                   グローバル展開


   国内のCtoCプラットフォーマーと連携し、    グローバルに展開可能なシステムを活用し、
   数千万人規模の顧客との接点を持ち、       ブランディング費用と買い取り資金が担保できれば、
  真贋鑑定サービスや買取を拡大させてく。       北米及び欧州に進出していくことが可能。



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4. 今後の成長戦略
4. 今後の展望(2/2)

安定した収益を生み出す既存の質事業、中古ブランド品の買取・販売業によって生み出した利益で、潜
在成長力の高い「Reseller as a Service」などの新事業へ投資を行い、急成長を狙う。また、IT技
術に投資することで高い収益体質を実現する。

  高


             中国現地および
                                 Reseller as a Service       将来の新事業
              越境EC事業


                                    バッグ・時計等の
           オンラインオークション事業                                     将来の新事業
                                    シェアリング事業
   潜
   在
   成               利益率も高く、安定して収益を生み出す新事業を育成
   長
   力


                                     投資

                                                   中古ブランド品
                           質事業
                                                    買取・販売
  低

       低                               利益率                            高


                                                                          26
5. 免責事項
5.免責事項および将来の見通しに関する注意事項




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  は、現時点で入手可能な情報に基づいた当社の判断により作成されております。
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  を目的としており、株式の購入や売却等の投資勧誘を目的とするためのものではありません。
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  る結果になることがあります。
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