6993 大黒屋 2021-03-08 16:00:00
中国での子会社設立に関するお知らせ [pdf]
令和 3年 3月8日
各 位
会 社 名 大黒屋ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 小 川 浩 平
(コード番号 6993 東証第二部)
問合せ先 財務経理部長 堀 内 治 芳
(TEL.03-6451-4300)
中国での子会社設立に関するお知らせ
当社では、本日開催の取締役会において、中国上海に子会社を設立する事を決議いたしまし
たので、お知らせいたします。
1. 設立の目的
現在、中華人民共和国におけるブランド品市場は世界最大級であり、ここ数年来二けた
成長を続けてきた一方で、中古ブランド市場はまだ黎明期にある事から、今後大きなビジ
ネスチャンスを潜めています。
当社グループでは数年前から、中国市場の展開に注目し、同国における中古ブランド品
ビジネスの確立及び拡大に取り組んでまいりました。
一方、日本国内にあっては、中国人観光客が本邦へ渡航できない状況が続く中、同国内で
は既訪日中国人観光客による中古ブランド品購入のニーズが日々高まっています。当社連結子
会社の株式会社大黒屋(以下「大黒屋」という。)では、コロナ禍以前において年間売上高の約 4
割を占めていた同国観光客への購買需要にいち早く対応すべく、同国内での「Daikokuya」のブ
ランド力をいかしたライブ販売等のスキームを検討してまいりました。
当社では今般、 国内外におけるかかる状況を踏まえ、 速やかに中国市場の変化に対応し、
同国での事業展開を更に加速させるため、上海に当社 100%の子会社を設立する事を決定
いたしました。今後、大黒屋の持つリソースを中国子会社に集約し、アリババグループに
おける越境 EC で高級品販売電子商取引のプラットフォームである魅力恵(MEI.com)の責
任者である劉丹氏を経営陣として迎える事により当社グループの中国における更なる事
業基盤の拡大を目指してまいります。
2. 設立会社の概要
① 名称 上海黛库商业有限公司
② 所在地 中国上海市
③ 代表者の役職・氏名 董事長 小川 浩平
④ 事業内容 大黒屋の越境 EC マーケティング支援
中古ブランド品の販売、買取、鑑定及び値付け
中古ブランド品取り扱い業者への鑑定教育及び鑑定代行サービス等
⑤ 資本金 円貨 5,000 万円
⑥ 設立年月日 令和 3 年 3 月予定
⑦ 純資産 未定
1
⑧ 総資産 未定
⑨ 出資比率 大黒屋ホールディングス株式会社:100%
⑩ 上場会社と当該会社 資本関係 当社が 100%出資しております。
との間の関係
人的関係 当社より取締役 1 名が、董事長として就任します。
取引関係 現時点では該当事項はありません。
3. 事業内容
現在、中国中古ブランド品市場では、その市場における健全な需給環境が未だ構築され
ておらず、 信頼できる売買の役務提供の担い手が不足している事が市場の健全な成長を妨
げていると云われております。かかる現状を考慮し、従来の中古ブランド品の買取及び販
売業に加え、業者への鑑定教育や鑑定代行サービスも並行して行う予定です。
(1) 大黒屋の中国向けライブショッピング販売等越境 EC の支援
当社グループでは、コロナ禍にあって大黒屋の中国向け越境ライブショッピング販
売等の同国向け販売が急激に伸びており、アリババグループの越境 EC プラットフォ
ームである考拉(https://www.kaola.com/)及び TikTok の越境 EC 機能を活用しなが
ら、ライブコマースを通じて大黒屋の商品を中国現地への販売を支援・強化するため
に中国に子会社を設立し、大黒屋のブランディング及び中国のプラットフォーマー上
での越境 EC を更に伸長させ、同国内での大黒屋商品のマーケティングを支援する事
といたしました。
(2) 中古ブランド品の買取、販売、鑑定及び値付け
長年に亘り培ってきた大黒屋のブランド力・鑑定力のノウハウを活用し、アリババ
グループとの提携を通じて、 Taobao 及び TikTok 等のプラットフォーム上に 「Daikokuya」
のブランド旗艦店を設立事業を開始する事で、現地におけるライブコマースを中心に
中古ブランド品の鑑定、買取、販売及び委託販売事業を展開する予定です。
(3)中古ブランド品取り扱い業者への鑑定教育及び鑑定代行サービス
現在、中国の中古ブランド品市場は約 2 万社程の中小業者によって支えられている
と言われています。一方、これら業者の大半は専門知識が欠如し、模倣品が横行する
市場で消費者に信頼される鑑定や健全な値付け等を提供し、消費書に満足な結果を生
み出すことが困難な状況に到っております。かかる状況を踏まえ、これら業者に対し
て鑑定教育や鑑定代行サービス等を提供し、業者ネットワークの組成を図ると共に大
黒屋商品の信頼性のブランディングを強化してまいります。
4. 今後の見通し
本件が当社の令和 3 年 3 月期の連結業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべ
き事項が生じた場合には、速やかに開示させて頂きます。
以 上
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