6958 CMK 2021-05-19 15:00:00
2021年3月期 決算説明会資料 [pdf]
日本シイエムケイ株式会社
(証券コード:6958)
2021年3月期 決算説明会資料
2021年05月19日
日本シイエムケイ株式会社
1
目次
1. 2021年3月期 連結業績
2. 2022年3月期 連結業績見通し
3. 市場動向及び当社事業環境
4. 補足資料
2
1.2021年3月期 連結業績
3
2021年3月期 連結業績
①決算のポイント
(単位:百万円)
00
90,230
00 82,619
00
69,967
00
3,767
新型コロナウイルスの影響によるグローバル
00
00
での自動車の生産・販売減少の影響を
00
1,601
受けて売上高は減収
00
00
00 固定費削減等を推進したものの、
0
売上高の減少などの影響により営業損失計上
00
00 -1,676
19/3期 20/3期 21/3期
実績 実績 実績
売上高 営業利益
4
2021年3月期 連結業績
②連結損益
(単位:百万円)
20/3期 21/3期 前年同期比
実績 実績 増減 増減率
売上高 82,619 69,967 -12,652 -15.3%
営業利益 1,601 -1,676 -3,278 -
率 1.9% - - -
経常利益 792 -1,511 -2,304 -
当期純利益 -1,128 -1,868 -740 -
平均為替レート
(USD/JPY)
109.25 106.44 -2.81 -2.6%
※「親会社株主に帰属する当期純利益」を「当期純利益」として記載 5
2021年3月期 連結業績
③用途別売上高
(単位:億円)
パワートレイン・走行安全系 ボディ・快適系 情報通信系 通信 その他
21/3期
実績
295 191 81 10 121 699
車載売上 567
パワートレイン・走行安全系 ボディ・快適系 情報通信系 通信 その他
20/3期
実績
313 227 133 9 142 826
車載売上 674
車載向け売上高は、コロナ影響による世界的な自動車の生産・販売が落ち込み
前期比15.8%減少
※「その他」:AV・デジタル家電、デジタルカメラ、アミューズメント、その他 6
2021年3月期 連結業績
④営業利益増減分析
売上減による (単位:億円)
利益減
16.07.1
売価下落
歩留まり 材料価格上昇 等 -16.7
生産性向上 為替変動影響
▲58.1 経営合理化
0.5 0.9
2.0
-15.6
22.0
経営合理化
20/3期 21/3期
営業利益 営業利益
(実績) (実績)
経営合理化策:コロナ影響による売上高減少に対する効率的な減産体制等による
固定費削減効果
7
2021年3月期 連結業績
⑤四半期売上高・営業利益推移
売上高推移 20/3期 21/3期 (単位:億円)
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
国内 125 127 120 110 94 107 119 123
(4‐6月) (7-9月) (10-12月) (1-3月)
海外 146 153 149 142 124 98 107 136
(1-3月) (4‐6月) (7-9月) (10-12月)
計 273 279 269 253 220 204 226 259
消去又は全社 ▲60 ▲62 ▲65 ▲61 ▲55 ▲48 ▲44 ▲62
連結 213 216 204 193 164 157 182 196
営業利益推移 20/3期 21/3期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
国内 0.3 2.3 -0.3 -2.5 -6.0 -6.6 -1.3 3.3
(4‐6月) (7-9月) (10-12月) (1-3月)
海外 2.6 4.9 8.5 6.0 2.4 -2.2 -2.5 1.6
(1-3月) (4‐6月) (7-9月) (10-12月)
計 3.0 7.2 8.0 3.6 -3.6 -8.8 -3.8 4.9
消去又は全社 ▲1.5 ▲1.5 ▲1.5 ▲1.3 ▲1.7 ▲1.4 ▲0.6 ▲1.7
連結 1.4 5.7 6.6 2.3 -5.4 -10.2 -4.5 3.4
営業利益は4Qにて国内海外共に黒字化
8
2.2022年3月期 連結業績見通し
9
2022年3月期 連結業績見通し
①連結損益
(単位:百万円)
21/3期 22/3期 前年同期比
実績 見通し 増減 増減率
売上高 69,967 75,000 +5,032 +7.2%
営業利益 -1,676 1,500 +3,176 -
率 - 2.0% - -
経常利益 -1,511 1,400 +2,911 -
当期純利益 -1,868 1,000 +2,868 -
平均為替レート
(USD/JPY)
106.44 102.00 -4.44 -4.2%
※「親会社株主に帰属する当期純利益」を「当期純利益」として記載
10
2022年3月期 連結業績見通し
②用途別売上高
(単位:億円)
パワートレイン・走行安全系 ボディ・快適系 情報通信系 通信 その他
22/3期
見込み
393 171 68 15 102 750
車載売上 632
パワートレイン・走行安全系 ボディ・快適系 情報通信系 通信 その他
21/3期
295 191 81 10 121 699
実績
車載売上 567
車載向け売上高は、注力分野のパワートレイン・走行安全系向けの販売が
前期比33.1%増加 11
2022年3月期 連結業績見通し
③営業利益増減分析
(単位:億円)
7.1 歩留まり
売上増による 生産性向上 為替変動影響 売価下落
利益増 材料価格上昇等
3.0 ▲4.0
▲4.0
15.0
36.7
-15.6
-16.7
21/3期 22/3期
営業利益 営業利益
(実績) (見込み)
12
3.市場動向及び当社事業環境
13
市場動向及び当社事業環境
①世界自動車生産台数の市場規模予測
(単位:万台)
世界自動車生産台数予測
※2020年は見込、2021年以降は予測
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2030 (年)
(実績) 電動車 ガソリン車
▶電動車は2019‐2030年の年平均成長率18.8%と高い成長率
※出所「車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査2021《下巻:ECU関連デバイス編》」富士キメラ総研 14
市場動向及び当社事業環境
②車載向けプリント配線板搭載動向(パワートレイン別販売予測)
販売数量(千㎡)
CAGR
分類
(2030/2019)
コメント
2019年実績 2030年予測
エンジン車 39,600 30,570 ▲2.3% ・1台当たりの使用量はガソリン車0.5㎡程度、
HVは1㎡弱、PHV/EV/FCVは1㎡以上
HV 4,760 25,360 16.4%
・電動車は、低価格車への普及に伴い1台当た
PHV 880 11,340 26.2% りのプリント配線板の使用量は減少していくが、全
EV 1,960 14,620 20.0% 体の使用量は電動車の販売台数の伸びにより
高い成長率で増加すると推測される
FCV 僅少 1,000 -
合計 47,200 82,890 5.3%
▶HV・PHV・EV向けにプリント配線板搭載が大幅に増加
※出所「車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査2021《下巻:ECU関連デバイス編》」富士キメラ総研 15
市場動向及び当社事業環境
③車載向けプリント配線板市場動向(基板種類別販売予測)
(単位:千㎡)
車載向けプリント配線板/基板種類別販売予測
※2020年は見込、2021年以降は予測
90,000
80,000
CAGR
70,000 (2030/2019)
60,000
■ビルドアップ
50,000
20.5%
40,000
30,000 ■多層
4.3%
20,000
10,000 ■両面
0 4.7%
2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2030 (年)
(実績)
両面 多層 ビルドアップ
▶需要の増加に対してビルドアップ配線板のニーズが高まる
※出所「車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査2021《下巻:ECU関連デバイス編》」富士キメラ総研 16
市場動向及び当社事業環境
④当社車載向け中期売上高構成イメージ
18年度 19年度 20年度 21年度 25年度
情報通信 ボディ・快適 パワトレ・走行安全 パワトレ・走行安全/電動化進展・CASE需要
▶電動化進展・CASE需要の取込により、
パワートレイン・走行安全系向け売上を成長軌道に乗せる柱へ
17
市場動向及び当社事業環境
⑤新規事業領域におけるターゲットアイテムと要求スペック
2020年 2025年
アイテム 従来700MHz~4G(LTE)3.6GHz 5G(高速通信)3.6GHz~28GHz~ 6G ミリ波
マクロセル
スモールセル (16層以上~アスペクト15以上)
基地局 (10層以上 アスペクト10以上)
インピーダンス(±8%以下)
(スモールセル) 低誘電材料、板厚3mm以上
データセンター サーバーSSDなど Local-5G関連( 16層以上~アスペクト15以上)
通信モジュール 通信モジュール(スマホ技術+高周波技術)
L/S=40/40um L/S=30/30um
5G通信
モジュール デバイス分野 パワーモジュール セラミック代替
L/S=50/50um L/S=40/40um 高耐熱・低弾性・特殊構造
▶5G普及に伴う通信関連市場おけるターゲットアイテム
18
市場動向及び当社事業環境
⑥技術ロードマップ
車載用途 アイテム類 市場ニーズ 基板要求 2021年 2022年 2023年以降
インバータ ・ユニットの小型化(HDI:PPBU) HDI 量産中
HEV/EV系ECU ・高電圧化(EVの電圧はガソリン車の10倍以上)
Electric 次世代 試作
PCU/IPM ・高耐熱化(民生品の1.5倍超) 量産
(電動化)
バッテリー制御 ・大電流化(PHV・EV用、インバータ、コイル等)
ブレーキECU ・高放熱化(プリント配線板を介しての放熱) 厚銅 試作 量産
・ユニットの小型化(HDI:PPBU) HDI 量産中
ミリ波レーダ ・アンテナ精度向上と安定化(回路精度向上)
センサ ・低損失化(低損失材料適用)
MSAP 試作 量産
・次世代モデルに向けた高機能化 次世代 開発 試作
ADAS
(先進運転支援) ・ユニットの小型化(HDI:PPBU) HDI 量産中
Autonomous センシングカメラ 量産中
・車載カメラ対応RF(厚板リジッド・フレックス配線板)
(自動運転) 高板厚RF 開発 試作 量産
↓
通信モジュール 開発 量産
↓ ・多ピンプロセッサ搭載(ファイン化と多段HDI化) 多段HDI 試作
(DCM・V2X)
↓
Connected
・多ピンプロセッサ搭載(ファイン化と多段HDI化) HDI 量産中
(5G連携) 画像制御
・統合ECUに統合化 多段HDI 開発 試作 量産
統合ECU ・多ピンプロセッサ搭載(ファイン化と多段HDI化) 多段HDI 開発 試作 量産
・通信関連機器向けモジュール 低損失
5G通信 アンテナ/モジュール
(5Gインフラ/ Local-5G含) 放熱
試作 量産
▶5G通信を含むCASEへの対応:ビルドアップ(HDI)のファイン/多段化による高機能・高信頼性要求に対応 19
4.補足資料
20
補足資料
①用途別売上高
(単位:億円)
20/3期 21/3期 22/3期
前年同期比 前年同期比
実績 実績 見通し
車載 674 567 -106 632 +64
パワートレイン・走行安全系 313 295 -17 393 +97
内
訳
ボディ・快適系 227 191 -36 171 -20
情報通信系 133 81 -52 68 -13
通信 9 10 +1 15 +4
その他 142 121 -21 102 -19
合計 826 699 -126 750 +50
※AV・デジタル家電、デジタルカメラ、アミューズメントは「その他」に含む。 21
補足資料
②基板種類別売上高
(単位:億円)
20/3期 21/3期 22/3期
前年同期比 前年同期比
実績 実績 見通し
ビルドアップ配線板 213 184 -29 201 +17
多層プリント配線板 424 363 -60 403 +40
両面プリント配線板 130 97 -33 100 +3
その他 57 53 -3 43 -9
合計 826 699 -126 750 +50
22
補足資料
③地域別業績
(単位:億円)
20/3期 21/3期 22/3期
前年同期比 前年同期比
実績 実績 見通し
営業 営業 営業 営業 営業
売上 売上 売上 売上 売上
利益 利益 利益 利益 利益
日本 482 -0.2 443 -10.6 -39 -10.4 465 15.5 +22 +26.1
中国 285 19.0 233 5.3 -52 -13.7 245 1.5 +12 -3.8
東南アジア 247 -0.1 193 -7.8 -54 -7.6 219 5.1 +25 +12.9
欧米 58 3.1 39 1.8 -18 -1.2 40 1.3 +1 -0.5
計 1,074 21.8 909 -11.3 -165 -33.1 971 23.5 +61 +34.9
消去又は
▲248 ▲5.8 ▲209 ▲5.4 +38 +0.3 ▲221 ▲8.5 -11 -3.1
全社
連結 826 16.0 699 -16.7 -126 -32.7 750 15.0 +50 +31.7
23
補足資料
④設備投資
(単位:億円)
20/3期 21/3期 22/3期
前年同期比 前年同期比
実績 実績 見通し
国内 11 15 +3 61 +46
海外 71 22 -48 21 -1
連結 83 37 -45 83 +45
減価償却費 47 44 -2 40 -4
24
本資料における将来情報は、2021年5月時点での見通しであり、
その実現を保証するものではありません。
(金額は切捨て、%は小数第二位を四捨五入にて表示)
END
25