6955 FDK 2019-10-25 15:00:00
FDKグループ戦略Framework「10年の計」および中期事業計画「R1」について [pdf]
2019 年 10 月 25 日
各 位
会 社 名 FDK株式会社
代表者名 代表取締役社長 長野 良
(コード:6955、東証第2部)
問合せ先 ビジネス推進統括部長 渡辺 伸之
(TEL. 03-5715-7400)
FDKグループ戦略 Framework「10年の計」および中期事業計画「R1」について
FDKグループは、粉体を中心とした材料開発に立ち返った基盤事業の強化を図り、電
池・電子事業のシナジーを活かした製品をインダストリアル市場とコンシューマ市場への
提供を通じて「エネルギーマネジメントメーカー」としてのプレゼンスの向上を図ることを
柱とした「中期経営計画1618」を策定し、展開してまいりました。
差別化開発においては、SMD 対応小型全固体電池の高エネルギー密度の正極材料開発、サ
ンプル仕様の確立、広温度・高出力・長寿命特性をもつ各種電池の開発に努めてまいりまし
た。また、小型・高密度特性のモジュール開発にも努めてまいりました。一方、成長市場へ
の拡販においても、車載・メータ・セキュリティなどのインダストリアル市場で新規・深耕
開拓の一定の成果を得ましたが、市場での競争激化や市場の停滞により、売上高・営業利益
などの当初計画に対して大幅に乖離が生じました。
かかる状況の下、FDKグループの更なる経営体質強化と企業価値の向上を図るため、F
DKグループのVisionのブラッシュアップを行なうとともに、様々なステークホル
ダーの方々の期待にお応えすべく、10 年後のあるべき姿として「10年の計」と、このあ
るべき姿実現に向けた最初の3年間(2020 年~2022 年度)の中期事業計画「R1」を策定
いたしましたのでお知らせいたします。
「10年の計」および中期事業計画「R1」の内容につきましては、プレゼンテーション
資料をご参照ください。
以 上
FDKグループ
戦略 Framework
10年の計〜中期事業計画 R1
莫 十
如 年
樹 之
2019年10⽉ 木 計
※⼗年之計莫如樹⽊:⼗年の計は⽊を植えるに及ぶものはない(管⼦より)
0.はじめに
・中期事業計画「R1」策定にあたり、FDKグループのVisionの
ブラッシュアップを⾏うとともに、様々なステークホルダーの⽅々の期待に
お応えすべく、10年後のあるべき姿として「FDK10年の計」を策定
致しました。
・10年後のあるべき姿実現に向け、現状とのギャップを埋めるべく、ロード
マップを作成し、その最初の3年間(2020〜2022年度)をFDK中期事業計画
「R1」とします。基本⽅針は以下の通りです。
1)2019年度はYear0とし構造改⾰・事業改変を継続
2)R1はステップアップの準備期間として基本的なことに集中
3)Year0を含めROI(Return On Investment)の最⼤化を図る
・また、「R1」の“R”には、令和(“R”eiwa)最初の、
FDKを”R”eformation(改⾰)し”R”efresh/”R”evival(再⽣)させるための
計画という想いを込めました。
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中期経営計画「1618」の振返り
中期経営計画「1618」の概要 : 差別化開発、成⻑市場への拡販によりエネルギーマネジメントメーカーとしてのプレゼンス向上を図る
主な取組 成果
差別化開発 ・次世代に向けた新材料の開発 ・全固体電池の⾼エネルギー密度正極材料の開発、サンプル仕様の確⽴
・多様な市場ニーズに応える材料からシステム ・⾞載、メータ、住警器等市場の要求に応える広温度、⾼出⼒、⻑寿命
までの製品開発 特性をもつ各種電池の開発、⼩型・⾼密度特性のモジュール開発
成⻑市場への ・電池・電⼦製品のグローバルでの販路確保と ・今後成⻑が⾒込まれる⾞載アクセサリ、メータ、セキュリティ等インダスト
拡販 売上拡⼤ リアル市場において新規・深耕開拓に⼀定の成果も、競争激化や市場
停滞により売上は⼤幅未達
・電池と電⼦の技術シナジーによる新製品の拡⼤ ・システム製品、センサービーコン、ロガー等のIoT機器、ウェアラブル市場等
へのビジネス開発をすすめているものの、本格化には時間がかかる状況
経営⽬標
売上⾼ 営業利益率 ROIC ⾃⼰資本⽐率 総資産回転率 ネットDEレシオ
⽬標 1,000億円 7% 15%以上 30%以上 1.6 0.1
実績 721億円 1% 1.7% 19% 1.3 1.0
⼦会社吸収によるスピーディーな経営判断と経営資源の相互活⽤や、徹底したコストダウンによる効率化を推進するも、
原材料 ⾼騰や為替変動、競争激化など事業環境の変化への対応が間に合わず、すべての指標で未達
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1.FDKグループのVision
FDKグループは、お客様にご満⾜いただける電池、電⼦製品の開発供給により、
3E社会(環境保全・省エネルギー・経済発展)の実現に寄与し、
「様々な形で社会に貢献できるエネルギーマネジメントメーカー」を⽬指してまいります
(前回中期経営計画「1618」より)
FDKグループは、Smart Energy Partnerとして、
先進技術を結集し、お客様に電気エネルギーを
安⼼して効率的に活⽤いただき、
持続可能な社会の実現と発展に貢献します
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2.FDKグループのあるべき姿
FDKグループは、
Smart Energy Partnerとして、
先進技術を
Vision 結集し、お客様に電気エネルギーを安⼼して効率的に活⽤いただき、
持続可能な社会の実現と発展に貢献します
誰に︓⼈々の暮らしと社会を⽀える企業と個々のユーザーに
あるべき姿 何を︓クリーン且つ、
安全な電気エネルギーを安定的に活⽤できる
オファリングをお届けする
Visionが (電池/エンジニアリング, 次世代電池, パワーマネジメントソリューション)
達成された
と⾔える状態 いつ︓2029年(10年後)
⽬標︓売上 800億円 (うち新事業 30%)/営業利益率 7.5%
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2.FDKグループのあるべき姿 : Value Chain
エコシステムを積極的に活⽤し、様々なパートナーとともに提供価値を
⾼め、お客様による電気エネルギーの様々な活⽤を可能にする
FDKグループ エコシステム
持続的社会の
FDKグループ 実現・発展への貢献
お客様
電池/
ベンダ エンジニアリング
次世代電池
クリーン且つ安全な
製造 パワーマネジメント ソリューション 電気エネルギーの
パートナー ソリューション パートナー
安定的な活⽤
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2.FDKグループのあるべき姿 : オファリング
既存オファリングの特性(信頼性・安全性・環境保全)に様々な機能・特性を
追加し、より広範な活⽤を実現し、多様化するお客様のご要望にお応えする
次世代電池 ⼩型化
⾼耐久 ⻑寿命
電池/エンジニアリング・電⼦
⾼容量 ⾼出⼒
信頼性 安全性 環境
Co-Creation 保全
急速充電 寿命予測 パワーマネジメント
ソリューション
パッケージ ソリューション
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2. FDKのあるべき姿︓事業ポートフォリオ変遷
現⾏ポートフォリオの技術⼒を活⽤し、FDKを再⽣・再編
R1 R2 R3 10年後
(FY2020-22) (FY2023-25) (FY2026-28) FY2029
エンジニアリング 新業種開拓 エンジニアリング
⽣産技術
強化
電池 利益ある成⻑ 電池
開発
連携
量産ビジネス確⽴
次世代電池
電⼦ 経営資源
活⽤ パワーマネジメント
新ビジネスモデルの確⽴ ソリューション
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2.FDKグループのあるべき姿 : 電池活⽤シーン
クリーン且つ、安全な電気エネルギーを安定的に活⽤できる
オファリングは、社会のあらゆる場⾯で活⽤される
SMD対応⼩型全固体 ⽔素空気 ニッケル亜鉛 リチウム アルカリ ニッケル⽔素
• RTC/SRAM等/MCU • ⼤規模蓄電池 • 鉄道/動⼒バックアップ • スマートメータ • 家電 • ⾞載アクセサリ
• GPSバックアップ • ⾃動⾞スターター • テレマティクス • 鉄道踏切
• タッチペン電池 • IoTセンサ • 重機エンジン始動
• IoT無線センサ • 家電
⼤規模蓄電池
スマートメータ
スマート 家電
ファクトリー 鉄道バックアップ
⾞載アクセサリ
SMD(Surface Mount Device)表⾯実装部品 ⾃動⾞スターター
RTC(Real-Time Clock)コンピュータ等を内蔵する時計や、その機能が実装されている集積回路 9
2.FDKグループのあるべき姿 : 次世代電池活⽤シーン
未来のスマートシティを⽀える次世代電池事業
⼩型⼤容量、⾼信頼、⾼耐久等の特性をもつ、新たな電池が、様々な場⾯で、利⽤機会を創出
Smart Retail Store Smart Factory & Mobility
クラウドや管理センターとのデータ通信のために 安定稼働が求められる⾞両や⼯場設備等の
IoT機器に搭載される電池 駆動⽤に搭載される電池
→全固体(⾼耐久、⾼出⼒、⼩型) →ニッケル亜鉛(⼩型、⻑寿命)
Smart Home & Office
屋内外で使⽤される⾼機能で多様な
機器に搭載される電池
→全固体(⾼耐久、⻑寿命、急速充電)
ニッケル亜鉛(⾼耐久、⻑寿命、急速充電) Smart Infrastructure
社会インフラを⽀えるため、どこにでも設置
可能な予備、貯蔵⽤電池
→⽔素/空気(⼤容量、安価、⾼耐久)
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そして中期へ
FDKグループ
新中期事業計画(ʻ20-22)
R1
(令和最初のMTP)
10年の計の最初の3年が中期事業計画である
0.FDKの新中期事業計画 “R1”の全体⽅向
1.Vision
FDKグループは、Smart Energy Partnerとして、先進技術を結集し、お客様に電気エネルギーを安⼼して効率的に
活⽤いただき、持続可能な社会の実現と発展に貢献します
2. あるべき姿(Visionが達成されたと⾔える状態)
誰に︓⼈々の暮らしと社会を⽀える企業と個々のユーザーに
何を︓クリーン且つ、安全な電気エネルギーを安定的に活⽤できるオファリングをお届けする
(電池/ものづくり, 次世代電池, パワーマネジメントソリューション)
いつ︓2029年 (10年後)
⽬標︓売上800憶円 (うち新事業 30%) / 営利⽬標 7.5%
「10年の計」の最初の3年は、ステップアップの準備期間として、基本的なことに集中する
FY19は“Year 0” として構造改⾰/事業改変を継続。R1(FY20-22)は、Year 0込みで RoIを最⼤化
FDKグループは、Visionとあるべき姿の実現に向かって、2022年度までに
1)現⾏ビジネスの安定化と利益ある成⻑を確⽴し、
2)次世代へつながる新事業を積極的に開拓し、
3)各⾃が⾃律的にお客様に満⾜いただける努⼒を怠らない企業⽂化の醸成 に努めます
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1. R1事業ポートフォリオ
• ニッケル⽔素・リチウムの⼆本柱の安定化
• アルカリ事業の再建とブランド再構築
• ものづくり⼒の強化
• 電⼦は新たなコンセプトの下での再⽣による成⻑を⽬指す
• 新事業の⽴ち上げ・種まき、パートナーとのCo-Creation
リチウム
ニッケル⽔素 電⼦
⾞載はじめとする
5本柱を中⼼とした 事業価値の向上
新アプリ商談拡⼤ 新たな成⻑へ
Cash Cow 新コンセプト模索
第⼆の稼ぎ頭へ
新事業
アルカリ エンジニアリング
⽴上げ・種まき 次世代電池
国内付加価値強化 ⾞業種ビジネス強化
ソリューション
ブランド再構築 ものづくり⼒の底上げ
Co-Creation
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1. R1ポートフォリオ【新電池開発計画】
概要 ⽤途(想定) 量産開始時期(予定)
・電池材料に全て固体を採⽤ ・産業機器などのRTCバック
・信頼性向上(漏液しない)、 アップ⽤
1)SMD対応
安全性向上(燃焼しにくい)を実現 ・エネルギーハーベスト+ 2020年度3Q
⼩型全固体電池
・⼩型電⼦部品(CHIP型キャパシタ) IoT機器⽤電源等
に類似した製造⽅法を採⽤
・正極にニッケル、負極に亜鉛を採⽤した
⼆次電池
2)ニッケル亜鉛電池 鉛電池の代替 FY2022年度
・当社のニッケル⽔素電池、アルカリ電池
の技術を融合した電池
・正極に空気(酸素)、負極に⽔素
吸蔵合⾦を採⽤した⼆次電池 FY2022年度
3)⽔素/空気⼆次電池 定置型電源⽤
・⾼エネルギー密度(体積あたり)が特徴の (フィールド試験)
次世代電池(⾦属空気⼆次電池)の⼀種
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2. And Game: 計画実⾏にあたり⼤切にすべき、FDKの新しい⽂化
お客様の満⾜ 従業員に対する責任
and
(全てに
株主への約束 応える) 社会への貢献
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3.⾃律的に努⼒を怠らない⽂化
Think Hard, Act Fast
(よく考えて、素早く⾏動する)
Execution
会社の為に
(執⾏する)
コミュニケーション
Not Invented Here
(⾃前主義)
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FDKグループ
「10年の計」及び
中期事業計画「R1」
数値のイメージ
全ては数字に帰結する
経営⽬標
2019年度(予測) 2022年度(⽬標)
連結売上⾼ ︓ 600億円
連結売上⾼ ︓ 600億円
営業利益率 ︓ 5.1%
営業利益率 ︓ 1.2%
ROIC ︓ 9.9%
ROIC ︓ 1.8%
次世代電池 ︓ 55億円
への投資
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確かな技術 育てる未来