6952 カシオ計 2021-05-13 15:00:00
2021年3月期決算説明会資料 [pdf]

2021年3月期 決算概要
2022年3月期 業績見通し




 2021年5月13日
カシオ計算機株式会社
本資料における業績予想及び将来の予想等に関する記述は、
現時点で入手された情報に基づき判断した予想であり、潜在的
なリスクや不確実性が含まれております。
従って、実際の業績は、様々な要因により、これらの業績とは
異なることがありますことをご承知おき下さい。
2021年3月期 決算概要
2021年3月期 連結決算概況

                                                      単位:億円

                 20年     21年           20年     21年
        連結       3月期     3月期    前年比    3月期     3月期    前年比
                4Q実績    4Q実績          通期実績    通期実績

       売上高       613     610 100%     2,808   2,274    81%

       営業利益       38      42 112%       291    154     53%

       利益率      6.2%    6.9%          10.4%   6.8%

       経常利益       36      47 130%       285    163     57%

      当期純利益      -16      19      -     176    120     68%

      1株利益(円)   -6.53    8.02         72.23   49.52




                                                              4
セグメント別実績 売上・営業利益

                                                              単位:億円
                        20年     21年            20年     21年
                連結      3月期     3月期    前年比     3月期     3月期    前年比
                       4Q実績    4Q実績           通期実績    通期実績
      売
              コンシューマ    526     543    103%   2,451   2,040    83%
      上       システム       73      53    72%     301     187     62%
              その他        14      14    99%      56      48     85%
      高
                合計      613     610    100%   2,808   2,274    81%

          営
              コンシューマ     65      77 118%       390      285    73%
          業   システム       -10     -10      -     -27     -48         -

          利   その他         1       0       -       3       3    85%
              調整額        -19     -24      -     -76     -86         -
          益
                合計       38      42 112%       291      154    53%



                                                                        5
事業別売上 前年比



    現通ベース 売上前年比
                                                           (ご参考)
                    1Q     2Q     3Q     4Q        4月     4月対前々年比

         時計        58%    83%    82%    104%       207%     95%

       教育関数        50%    71%    83%    95%        166%     81%

         辞書        64%    64%    99%    81%        180%     90%

         楽器        127%   114%   134%   135%       127%    150%

      その他システム                                  そ
       (PA/SA/他)
                   65%    65%    69%    86%    (
                                                   119%     64%

       全社合計        62%    80%    86%    98%        180%     96%




                                                                    6
時計事業(成長拡大事業)

   4Q実績/通期実績
   ■4QはG-SHOCK、G以外共に対前年増収、特にGメタルが前年比+26%と大幅拡大
   ■中国は昨年のコロナ禍から大幅回復(前年比4Q+54%、通期+22%)
   ■EC売上は欧米での自社EC好調が牽引し、大幅拡大(4Q前年比+25%)
                                              単位:億円



                      3Q       4Q     下期       通期

          売上高         384     324     708     1,313
        営業利益率        23%      13%     18%     18%
          増収率        -20%     +5%     -10%    -20%
        (現地通貨ベース)   (-18%)   (+4%)   (-9%)   (-19%)

       4Q利益率の理由)
        売上高回復傾向の中、予定通りの政策的な販売促進費を投入。(4Qの政策費投入は今期への効果大)
       (内容)・海外での自社EC充実化のための投資
           ・中国での旧正月以降のECイベント投資
           ・海外(アジア新興国地域)でのオンライン発表会の実施、等


                                                         7
時計事業(成長拡大事業)

【ジャンル別】(円ベース)
                                               ■4Q売上高:324億円 利益率:13%                        G-SHOCK
                                                                                            フルメタル
                                                                                        『GMW-B5000GD』
      G-SHOCK, BABY-G(メタル)
                                                (前年比 5%増収、現通ベース 4%増収)
      G-SHOCK, BABY-G(プラ)

      G以外
                                               ・販売数量、平均単価
                                                -時計全体:数量+1%、単価 +4%(円ベース)/+3%(現通ベース)      G-SHOCK
                       億円                                                                 『GA-2100』




                                               ■G-SHOCKはGメタルが引き続き好調
                                               ■Gプラは『GA-2100』、『G-SQUAD』が牽引                  G-SQUAD
                                                                                          心拍計・GPS搭載
億円                                             ・フルメタル『GMW-B5000』シリーズは、中国や日本を中心に好調継続       『GBD-H1000』

                                               ・八角形ケースの『GA-2100』が欧州・UKの若者を中心に好調
                                               ・ワークアウトに最適なG-SQUAD『GBD-H1000』は欧米を中心に
                                                全地域で好調継続                                   G-SHOCK
                                                                                            WOMEN
                                                                                         『GMA-S120MF』
                                               ・中国を中心にG-SHOCK WOMEN『GMA-S120MF』好調継続で
                                                女性ファン拡大中


                                                                                           OCEANUS
                                               ■G-SHOCK以外は引き続き厳しいものの                        Manta
                                                                                         『OCW-S5000E』
                                                OCEANUS、EDIFICEが徐々に回復し対前年微増
                                               ・コロナウイルス影響により国内フレッシャーズ需要は苦戦
     20年3月期   21年3月期         20年3月期   21年3月期   ・OCEANUSはManta、CACHALOTが堅調に推移
       4Q       4Q             通期       通期                                                  EDIFICE
                                               ・EDIFICEは引き続き中国で販売拡大                       『EFR-303L』


                                                                                                        8
時計事業(成長拡大事業)
                                                                             【エリア別】
【エリア別概況】(前年比:現地通貨ベース)
                                                                    日本    北米    欧州        中国      その他
 中国で4Q大幅回復、通期前年比+22%確保                                                                   億円
                                                               億円
  ■日 本(前年比4Q -8%/通期 -34%)
      年末年始新型コロナウイルス感染者急増による実店舗集客減影響
  ■北   米(前年比4Q +6%/通期 -9%)
        自社EC販売が引き続き好調
  ■欧   州(前年比4Q +10%/通期 -18%)
        外出規制強化により実店舗販売は苦戦したものの、EC販売は拡大
  ■中   国(前年比4Q +54%/通期 +22%)
        実店舗、ECともに昨年のコロナ禍から大幅回復
  ■その他(前年比4Q -8%/通期 -31%)
      新興国(インド、ブラジル等)での新型コロナウイルス感染拡大影響                               20年3月期 21年3月期             20年3月期 21年3月期
                                                                      4Q     4Q                 通期     通期



                                                   【EC】                                            【実店舗】
【オンライン/オフライン販売実績】                  億円
                                                                                                         億円
                                                        億円                          億円
 全体:4QのEC販売は前年比+25%と大幅伸長
   (4Q/通期 EC販売比率30%強)
  ■中 国:4Q EC販売比率50%強
  ■欧 米:自社EC販売拡大継続
      (自社EC 4Q対前年 北米2.4倍、欧州2.0倍)



                                        20年3月期 21年3月期        20年3月期 21年3月期               20年3月期 21年3月期        20年3月期 21年3月期
                                          4Q     4Q            通期     通期                   4Q     4Q            通期     通期     9
教育関数事業(成長拡大事業)

     4Q実績/通期実績

                                                単位:億円



                      3Q      4Q      下期        通期

          売上高         67      77      144       290
        営業利益率         7%      18%     13%       9%
          増収率        -19%     -5%     -12%     -28%
       (現地通貨ベース※)   (-17%)   (-5%)   (-11%)   (-27%)




      ・関数電卓:新興国の内、インド/アフリカ/中南米で休校や在宅授業継続

      ・一般電卓:リモートワーク需要の取り込み等により前年比プラス水準まで回復


                                                         ClassWiz
                                                        『FX-991EX』



                                                                     10
収益改善事業

     4Q実績/通期実績       (電子辞書、楽器、プロジェクター、その他システム等)


         ■楽器は構造改革完了及び巣ごもり需要により引き続き増収・増益

                                                      単位:億円


                                           下期         通期
                         3Q       4Q
            売上高         161      194      355         616
           営業利益率        -3%       5%       1%         -4%
            増収率         +2%      -7%      -3%         -12%

            ※4Q内訳)売上高 :電子辞書約33% 楽器約37%
                       プロジェクター約3%、その他システム約24%、他電子文具
                  営業利益:プロジェクター -6億円




                                                              11
収益改善事業

  楽器
 ・巣ごもり需要により売上拡大継続
 ・楽器全体に占めるSlim & Smart戦略商品比率45%(4Q時点)
 ・通期利益率2桁台


 電子辞書
 ・需要回復傾向にあるものの、学生向けで買い控え影響あり



   PA
 ・コロナ影響が残るも、Androidラインアップ拡充による商談獲得、
  対前年微減の回復基調


   SA

 ・コロナ影響により減収


                                        12
2022年3月期 業績見通し
開示セグメントの変更
              <~2021年3月>                   <2021年4月~>

                                           既存事業          【新セグメント】
   【旧セグメント】      成長拡大事業

                    時計                            時計        【時計】
   【コンシューマ】
                  教育関数

                                                  教育
                 収益改善事業
                                                         【コンシューマ】
                    辞書
                                                  楽器
                    楽器
                                全ての既存事業が
                                成長拡大事業へ
    【システム】         システム                       システム        【システム】

                                           新規事業         ※今期売上計上セグメント
              構造改革実施
              ■プロジェクター                       スポーツ・健康     【時計】
               次世代プロジェクション領域
                                              イメージング
               へ全面転換
              ■SA(電子レジスター)                  プロジェクション
                                                         【システム】
               海外高級機ジャンル撤退                     メディカル
               キャッシュレス対応レジスター                ビューティテック
               へ経営資源集中

                                                                       14
2022年3月期 計画

                                                             単位:億円

                21年     22年            22年            22年
       連結       3月期     3月期    前年比     3月期    前年比     3月期    前年比
               通期実績    上期計画           下期計画           通期計画

       売上高     2,274   1,250   120%   1,400   113%   2,650   117%

      営業利益      154     100    237%     165   148%     265   172%

       利益率     6.8%    8.0%           11.8%          10.0%

      経常利益      163      90    197%     155   132%     245   150%

      当期純利益     120      60    115%     110   162%     170   142%

     1株利益(円)   49.52   24.73          45.34          70.07




                                                                     15
セグメント別売上・営業利益
                                                        単位:億円
                         21年     22年     22年     22年
                連結       3月期     3月期     3月期     3月期     前年比
                        通期実績    上期計画    下期計画    通期計画
      売
              時計        1,313    770     830    1,600   122%
              コンシューマ     727     380     440     820    113%
      上
              システム       187      75     105     180     96%
              その他         48      25      25      50    105%
      高
                合計      2,274   1,250   1,400   2,650   117%
          営
              時計          231    140      160     300   130%
          業   コンシューマ       54     15       50      65   120%
              システム        -48      -5       5       0          -
          利   その他           3       0       0       0          -
              調整額         -86     -50     -50    -100          -
          益
                   合計     154    100      165     265   172%

                                                                   16
2022年3月期計画 詳細
■当初の想定以上にコロナ影響が継続していること等を考慮し、2022年3月期計画を見直し

                            2022年3月期                                        (単位:億円)


                         売上高     営業利益    利益率

     時計   (スポーツ・健康含む)    1,600    300      19%                             売上高     営業利益

     コンシューマ               820      65      8%    アフターコロナを想定した事業計画(2Q発表時)   2,800     320

       教育(教育関数/辞書)         550      50      9%     <主な増減要因>

                                                   ・時計:利益率見直し                       +10
       楽器                  270      15      6%
                                                   ・関数:コロナ影響継続             ▲150     ▲30
     システム                 180       0      0%
       既存システム                                      ・辞書:コロナ影響継続              ▲15      ▲5
                           150       0      0%
       新規事業(スポーツ・健康以外)      30       ー                    半導体調達影響           ▲15      ▲5
                                                   ・楽器
     その他                   50       0      0%             新製品等の戦略投資増加                ▲5
                                                   ・新規:足元の兆候を踏まえ将来成長に
     調整額                    ー     -100                 向けた前向き追加投資           +30     ▲20


     合計                  2,650    265      10%           見直し後 2022年3月期計画   2,650     265

     ※今期の新規事業の売上高については、スポーツ・健康は時計セグメントに、
      その他の新規事業はシステムセグメントに含めて表記

                                                                                           17
アフターコロナを想定した2024年3月期 事業目標

 ■今後1~2年はコロナ影響が続くと仮定し、2024年3月期をアフターコロナと想定

                       アフターコロナの事業目標                (単位:億円)

                             2024年3月期
                       売上高       営業利益    利益率

       時計              1,700       370   22%
       コンシューマ           980        125   13%
         教育(教育関数/辞書)     680        90    13%
         楽器              300        35    12%

       システム             220         15    7%
       その他               50          0         -
       新規事業             300         50   17%
       調整額                   -     -80
       合計              3,250       480   15%

                                                             18
構造改革(既存事業の収益改善効果)
                                                                                    売上高     (単位:億円)
                                                                                    2,900
             既存事業(時計・コンシューマ・システム 計)
 売上高
                                                                                            営業利益
 2,743
                                                                                             510
                                                                            +32
                   売上高                                              +47
                   2,570
                                                                             経費
                                                            +66             効率化
                                                                    粗利率     -1.1%
         営業利益                                        営業利益            改善
          368               ▲70                +12    365           +1.6%
                                         +30
                                                             売上高
                                   +25          経費
                                                            増加による
                                         固定費   効率化
                                                             利益増
                            売上高    粗利率    削減
                           減少による    改善
                            利益減

 2020年 3月期          2022年 3月期                                                        2024年 3月期
  ビフォーコロナ            ウィズコロナ                                                           アフターコロナ

   収益体質の改善(過去3年間の取組み)
    ・費用対効果の徹底検証(経費効率化) ・恒常的経費の抜本的な見直し(無駄の排除)
    ・流通基盤再構築 ・営業拠点の統廃合 ・間接要員の適正化(早期希望退職優遇制度)

                           構造改革による全体最適効果(前期の取組み、今後、PDCA継続改善実施)
                            ・全社DX推進 ⇒ SCM短サイクル化、生産リードタイム短縮、PLM導入、需要予測精度向上
                            ・デジタルマーケティングの本格稼働(ロイヤルファンの囲い込み、LTV向上) ・自社EC強化
                            ・働き方改革、風土改革による生産性向上 ・経営基盤再構築(マトリクス型経営の強化)
                                                                                                   19
今期以降の事業経営方針
 ■ウィズコロナ下では営業利益率最低10%確保、10%超過部分は戦略投資枠とする。
  但し、あくまでも枠であり、使用しなかった場合は利益率上昇に寄与。
 ■事業別ハードルレートを営業利益率5%に設定。
 ■新規事業については2024年3月期の黒字化、かつ以後3年間の創出キャッシュで投下資金回収を目途とする。

                              ウィズコロナ            アフターコロナ
                     2022年3月期     2023年3月期     2024年3月期

          売上高        2,650億円            -       3,250億円
                                                              ウィズコロナ下においては
         営業利益          265億円            -        480億円        利益率最低10%確保
                                                              超過部分は戦略投資枠
          利益率           10%        10%超           15%


 <利益率>     時計           19%            -          22%
                         8%            -          13%           <ハードルレート>
         コンシューマ
                                                               営業利益率5%超 ※
         システム            0%            黒字化         7%

                                                              黒字化及び以後3年間
 <利益額> 新規事業            戦略投資        戦略投資          50億円         で投下資金回収を目途


                ※加重平均資本コストは約6%(事業別ROIC≧6%超) 投下資本回転率1.7倍を想定 ⇒ 営業利益率≧5%(ハードルレート)
                 尚、投下資本は『事業アプローチ』で算定、実効税率は30%で試算
                                                                                 20
事業別戦略
新しいカシオのスタート
            2021年3月期                             2022年3月期~
      新時代を見据えた準備の1年                           新しいカシオのスタート

   アフターコロナを見据えた取り組みにより、                                              新しいマトリクス型経営体制
   今後経済が正常化したときの当社が目指す姿                                              データドリブン経営
                                                                     One to Oneマーケティング など

■成長拡大事業(時計、教育関数)                 一人ひとりとダイレクトに深く長く繋がり続ける
  ・高成長+高収益に戻っている
                                                                              <新規事業>
                                                                         50
■収益改善事業
  不安要素がすべてなくなっている                <利益構造の変革イメージ>
                                                                 時計           <時計>
  ・楽器/辞書・英会話     ⇒ 収益体質の確立                                       教育           <コンシューマ(教育・楽器)>
  ・プロジェクター/他システム ⇒ 事業構造の変革                                       楽器

                                    時計          時計
                                   教育関数         教育
■新規事業                                           楽器                     495

  ・新時代に適応したOnly1リカーリングビジネス立ち上げ          392            365

                                  辞書・英会話        システム     0               15 <システム>
■全社構造改革/経営基盤の再構築                    楽器
                                   システム ▲24    戦略投資含む
                                                                戦略投資含む
                                                                全社調整額    ▲80
  ・サプライチェーン、バリューチェーン、働き方改革など
                                               全社調整額    ▲100
                                  戦略投資含む
                                  全社調整額 ▲76
   抜本的変革による経営基盤の改革
                                  2020年        2022年            2024年
                                   3月期          3月期              3月期
                                 (ビフォーコロナ)    (ウィズコロナ)         (アフターコロナ)                     22
時計事業
        Gブランドの売上構成比及び自社EC販売比率向上による収益体質強化
                2022年
                 3月期
                          2024年
                           3月期
                                                 約   70%                      10%
                                       63%
       売上高      1,600億円   1,700億円                約1,200億円           3%
                                       821億円
                                      2021年3月期   2024年3月期        2021年3月期    2024年3月期
     営業利益率         19%       22%       Gブランドの売上構成比                  自社EC販売比率

               戦略の背景                                        取り組み

•   時計市場は横ばいの市場トレンド                   Gブランドの売上構成比向上とロイヤルファン拡大
                                      ・デジタルマーケティングを活かしたG-SHOCKファンコミュニティの運用と拡大
•   G-SHOCKは、独自の市場、唯一無二のブランド確立で       ・吸い上げたユーザー情報をベースにサービスメニューを見直し、ロイヤルファン拡大
    引き続き強い需要(世界中に500万人のファン層、5,000万人
    の好意層)                             自社EC販売比率の向上
                                      ・スムーズな購買に結び付ける自社EC(ウェブ、アプリ)をグローバルで開始
•   中国: リアル店舗+EC両方での成長                ・店舗と在庫情報などを連携することで、顧客の利便性アップ
•   北米/欧州: 自社ECの成功を軸とした成長             参考)2021年4月 自社EC実績(対前年比):北米1.6倍 欧州1.4倍 UK1.7倍

•   中国の市場ポテンシャルが大きく、インドやASEANも相対的     成長ポテンシャル大の新興国市場への注力
    にポテンシャルが大きい                       ・中国、ASEANに重点的に戦略投資、認知度向上による売上拡大を狙う

•   女性市場やスポーツ・健康市場の成長ポテンシャルが大きい       女性市場/スポーツ・健康ジャンルの拡大
                                      ・伸びしろの大きい『G-SHOCK WOMEN』と『G-SQUAD』の売上拡大
                                                                                        23
自社ECの事例(CASIOポータルサイトの国内リニューアル)
        商品情報強化、商品検索簡素化、モバイルユーザーへの対応強化

3月4日   ポータルサイトリニューアル         国内自社EC状況
4月6日   自社ECとの連携開始          (3月と4月での対比)

                         訪問数       約  6倍に大幅UP
                        購入件数      約1.4倍に伸張
                         単価        上昇(約2割増)


                         売上           約1.6倍
                                 (GW中は前年比3倍増)

                         ・ポータルサイトリニューアルは高評価
                         ・更なる継続的改善により売上拡大を図る
                                                24
教育事業

あらゆる教育環境に対応した商品(ソフト、ハード)の提供で、世界の教育に貢献し続ける
                    2022年         2024年
                     3月期           3月期       関数/辞書市場     安定した市場に加え
                                             (ハードビジネス)   未開拓国を市場拡大

     売上高             550億円         680億円       645億円


    営業利益率                9%         13%       電子教育市場     教育関数と辞書で培った
                                             (ソフトビジネス)   総合力で新規市場開発
【ハードビジネス】 関数電卓        :約2,160万台   約2,660万台
          電子辞書        :  約70万台      約70万台
                                               35億円
【ソフトビジネス】 ClassPad.net:  約10万人       約60万人
          関数エミュレーター :    約20万人     約190万人

                      戦略の背景                                          取り組み

                                                 ハードビジネス
•   対面型授業の再開やオンライン双方向授業導入と連動して、
                                                ・関数電卓: デジタル授業で最適な次世代教育環境対応ハード
    関数電卓の需要が回復
                                                ・電子辞書: カスタマイズ戦略モデルの投入
•   欧・米・中は今期に多数の学校が再開、その他エリアは多くが
    来期以降に再開すると想定                                 ソフトビジネス

•   世界中のオンライン学習/試験へのニーズの高まり                     ・1つで授業を完結できる総合学習プラットフォーム『ClassPad.net』
                                                 2021年4月 総合サービス提供開始(日本向け)
•   国内GIGAスクール構想の前倒しスタート                        ・スマホ、デジタル教材向けアプリ開発(コロナ禍でも学習に役立つ関数電卓ツール)
                                                ・試験/e-Learningでの数学ツールと自動採点ビジネス
                                                                                          25
楽器事業

      Enjoyment(自分で楽しむ)市場創出による事業拡大
                                                               Casiotone

                                               70%
                                                                  CT-S1
              2022年     2024年
               3月期       3月期                              ・高い利益率
                                   45%                    ・新規ユーザー獲得と
     売上高        270億円    300億円                             単価UP
                                                          ・物流経費の削減
                                 2021年3月期      2024年3月期
    営業利益率         6%      12%
                                 Slim&Smartの売上構成
                                                                   Privia
                                                               PX-S1000


              戦略の背景                                           取り組み

                                         Enjoyment市場の更なる顕在化
•   構造改革を早期完遂
                                            ・多様なニーズに適したラインアップで潜在ニーズを掘り起こし、
•   巣ごもり需要を追い風に、新しい市場の創造に成功、                 新しいEnjoymentを提供
    第3の成長事業への転換                             ・ハードとアプリの連携で一人ひとりにあった楽しみ方を可能に
•   自分で楽しむ市場は、新時代のライフスタイルにマッチした、         専門流通強化
    潜在需要も大きく、持続的に成長する市場
                                            ・主力販売チャネルとして、楽器専門流通を攻略
                                            ・戦略的情報発信と自社ECのリンク
                                                                             26
システム事業

    顧客の課題を解決し、顧客とWin-Win関係をつくることで安定収益化事業ヘ
              2022年      2024年
               3月期        3月期                トータルソリューション・ビジネスへの転換

    売上高         150億円        220億円                             業務支援
                                           売切り型
                                                            トータルソリューション
   営業利益率          0%           7%


             戦略の背景                                    取り組み
<PA>                                 PA(ハンディーターミナル)
• コロナによりEC拡大・物流逼迫、非対面業務の拡大
   運輸・物流業: 荷物急増による人手不足              ・強いハードとそれを活かしたソリューションで
   流通業:    EC拡大/リアル店舗の効率化            お客様の業務の効率化、生産性向上を実現する
   製造業:    BCP(技能の標準化・伝承)
   → 人手不足、業務標準化に向けたDX化加速
<SA>                                 SA(電子レジスター)
• デジタル化が進み、店舗における「決済」手段が大きく変化        ・「決済」を軸にしたデジタル化サービスで
     → キャッシュレス化の加速、店舗のDX化加速           個店のビジネスモデル転換を支援する


                                                                          27
新規事業
          新時代のニーズに適応したOnly1リカーリングビジネス始動
              2022年     2024年
               3月期       3月期
                                                   新規事業本格始動の初年度として
   売上高          30億円      300億円   2022年3月期           売上30億円規模を目指す

  営業利益率           ー        50億円   2024年3月期以降       毎期50億円以上の営業利益確保

                                             2022年3月期~2024年3月期

                   ランニング          ・2021/3 アシックスとの共創事業始動、『Runmetrix』提供開始
   スポーツ・健康         ウォーキング                   ・2021/10『Walkmetrix』提供開始

                   監視・セキュリティ      ・商談の推進
   イメージング
                   FA・点検          ・エンドポイント小型顔認証ユニット開発受託(2022年~量産予定)

                   コミュニケーション領域    ・2021/3 始動 第一弾「FORESIGHT VIEW」
   プロジェクション
                   組込領域           ・商談の推進

                   皮膚科・形成・美容      ・海外展開を加速
    メディカル                          ・AI診断支援サービス 2023年春開始予定
                   産科・婦人科

                   ネイルプリンター       ・実証実験
   ビューティテック                        ・事業立ち上げに向け順調に推進中
                                                                           28
スポーツ・健康事業(新規事業)                                                                  |
                     自分専属の「スマホ・パーソナルコーチ」          <目標値>                     2022年3月期   2024年3月期
新しいランニング体験           ランニングフォームや練習方法が正しいかを、         アプリ会員数                    24万人       350万人
   の提供                客観的・専門的にチェックしてコーチング         (アクティブユーザー)                (12万人)     (180万人)

                     パフォーマンス向上に重要な指標+無理なく走り続けるための指標

                         2021年3月
                        サービススタート
 国内での成果
   (3月~4月)

                      DL数: 約15,500                 約5,100台      約1,500台
                                  アプリユーザーがハードを購入


アクティブユーザー               DL者の約半数がアクティブユーザー                             新しい販路を開拓

 継続率(WAU)               モーションセンサー利用者の約70%                         全国の有力スポーツ店流通
                                                                    アシックス直営店
リカーリングビジネス        ユーザー属性や利用状況のデータ解析が可能に
                      アクティビティ実施場所/年代別/利用頻度
   の基盤                1回あたりの距離/フルマラソン予測値・等                       新しい販路を通して、新規顧客を獲得


  ランニング        Runmetrix                 ウォーキング          Walkmetrix          ランニング・ウォーキング
                                                     健康増進/未病(漠然とした不安と悩み解消)
                                                                             市場No.1を目指す!
 2021年3月   体力増強(明確なモチベーションでの運動)          2021年10月
                                                                                                   29
イメージング事業(新規事業)                                                   |

エンドポイントAIカメラの特徴
■カメラ内でAI処理実行                              ■搭載予定:映像解析機能(VCA)
 ・カメラ内処理によるAI認識精度向上                       ・顔認証、人物追跡、乗物追跡、人物属性推定
   非圧縮画像をベースとしたカシオ独自のAI用画像処理               人物カウント、物体認識、動線管理 etc.
 ・単体で運用可能、低消費電力/低発熱による設置の自由度向上            ・顧客開発済みAIはツールを利用してカメラへ実装可能


事業推進計画と状況
    ■事業推進計画と状況

       2021年                   2022年                     2023年
先行テーマ:顧客の要望に合わせた商品開発/提供
 ◆工場設備系メーカーでの画像による 設備点検サービス実現に向け共同PoC実施
 ◆エンドポイント小型顔認証ユニット開発受託(2022年~量産予定)
 ◆AI監視カメラのOEM供給協議中

                     ソリューションビジネス:
                      上記先行テーマで開発したハード/ソフトウェアパーツ/VCAを
                      水平展開、パートナーがソリューション展開

                                          モジュールビジネス:
                                           組込機器向けにカメラモジュール/VCA
                                           ソフトウェアパーツ/開発ツールを提供

                                                                       30
プロジェクション事業(新規事業)
   組込領域展開
 確実な高成長領域へモジュール展開開始
                                                           小型エンジン第一弾
                                                     明るさ2000ルーメン A5サイズ
                                                      クラス世界最小最軽量*
                                                   *2021年3月末時点
                                                    ISO/IEC 21118準拠で明るさ2000ルーメン以上の
                                                    プロジェクターとして、カシオ計算機調べ。

                                                    成長市場業界各社と商談推進中


コミュニケーション領域展開
 第一弾製品FORESIGHT VIEW発売開始            貴重となった対面機会、その効果を高める
                                    A5サイズで明るい2000ルーメン
                                                                        販売実績
                                    第一弾製品2021年3月発売開始                     220台:0.3億円

                    2020年         2021年           2022年               2023年
                            第一弾2000ルーメンエンジン
                                                      第二弾/第三弾エンジン
     カシオ新生
     プロジェクション事業展開           プロジェクションエンジン&端末販売展開
                                                  プロジェクションソリューション展開

                    自社独自資源を活かせる領域で、独自市場ポジションを確立
                                                                                      31
メディカル事業(新規事業)
 医療カメラ開発からAI診断支援サービスへ
  ハード/ソフトに加え、クラウド(AI)を開発し、皮膚科医向け総合サービスを提供
    提供中 (2019年5月~)                             開発中    (2023年春予定)
   ■皮膚科用スコープ DZ-S50                           ■AI診断支援サービス
   ■皮膚科用カメラ DZ-D100                              ・AIによる画像診断システム
   ■画像管理ソフト D'z IMAGE VIEWER                     ・AMED採択事業
                                                 ・信州大学と共同研究



 医療カメララインナップと海外展開
              ~2020年        2021年     2022年   2023年                累計販売実績
                                                                    ダーモカメラ:約1,350台
                       国内       海外                     AI診断支援       ダーモスコープ:約800台
 皮膚科・形成・美容
                                                       サービス事業
                                                                      国内皮膚科医の10%超が購入
 産科・婦人科                              国内&海外

                                                                   2021年1月~海外展開
                                                                   実績(第一弾 オセアニア)
                       新たな事業の柱となる ハード/ソフト/クラウドの                     ダーモカメラ: 約80台
                       医療機器総合サービスをグローバルに提供                          ダーモスコープ:約80台


                                                                                     32
ビューティテック事業(新規事業)                                               |

ネイルプリンターと関連サービスの事業化に向けた有料サービスの実証実験
昨年8月より7つのチャネルで新しいネイル体験提供の実証実験を実施

約4000人体験者のご評価                 7つのチャネルのご評価とご意見
・高精細、爪端まできっちり印刷できる印刷品質に高評価、   ・1年以上の実証実験期間中ノートラブル
 また利用満足度も高評価                  ・売上KPI達成の流通、及び一部大幅達成し
・コーセーコラボデザインも高評価、ロングランで人気の     大成功の実績流通あり
 デザインもあり                      ・印刷品質に高評価
・再利用意欲が非常に高い                  ・顧客満足度アップや客単価アップへの期待有り
                                                               IOT型ネイルプリンタ
                              ・売切り型、月課金型の両方要望あり


体験者のネイルサービスの満足度                     体験者のネイルサービスの再利用意向
                       満足度高評価      大型流通店舗でのネイルサービス体験後アンケートより       再利用意向高い
                        約96%                                         約82%




   ネクスト       今回の有料サービスの実証実験の結果を踏まえ、
   フェーズ       2022年3月期国内市場中心に事業開始を目指し事業モデルを両社で検討中
                                                                             33
その他の項目
構造改革(DX推進体制の構築)
   開発、生産、営業、CSなどのバリューチェーンをユーザー中心に変革するDXを実現するために、
   全体戦略の構築から推進までを横断的に担う組織として「デジタル統轄部」を新設。


      開発           生産         営業/              CS
                              マーケティング
      ユーザーの購入状況    ユーザーの購入状   ユーザーの購入状         購入したユーザーに
      や利用状況に応じて、   況や利用状況に    況や利用状況に          対して利用のサポー
      必要な製品やサービ    応じて、最適な製   応じて、常に4Pを        トや特別なサービス
      スを改善し続けたり、   品をコントロール   最適化し、個別の         など”おもてなし“を
      新たに生み出す      し調達や製造を    顧客ごとに購入拡         提供し続ける
                   柔軟に対応する    大の活動を推進



              ユーザー中心のビジネス/業務プロセスへの変革=DX

                          デジタル統轄部
        “ユーザーファースト”をデジタル技術やデータを活用して実現するために、全社横断でDX推進し、新し
         い仕組みや業務プロセス変革を導く組織
        開発/生産/営業/CSなどの機能本部と密に連携し、全体最適なDXを一緒に推進するための
         体制や人員などを統合し、中長期的な成長を目指す

                                                            35
デジタルマーケティングが本格稼働
       グローバル展開

CASIO Global Marketing System(世界中のユーザーと直接つながり、適切な製品やサービスを届ける仕組み)
           2021年4月に日本から本格稼働、今期中に北米・欧州・中国・ASEANなど世界中に導入予定

①One-to-oneコミュニケーションツール           ②カシオオリジナルECプラットフォーム                ③統合ユーザーデータベース
あらゆるユーザーデータから、ユーザーが求める製品やサービスを    カシオの製品情報や素材、コンテンツなどをグローバルで     世界中のユーザーデータを一元管理、登録データから、
判定し、適切な情報を適切なタイミングで、メール/ウェブサイト/   統合管理する仕組みと共に、市場環境が異なる世界中の国々で   EC利用データ、サービス利用データ、ウェブサイトやアプリなどの
広告などを通じて自動的に届ける仕組みを構築             自社E-Commerceを運用できるための基盤を構築     デジタル行動データまでを統合、様々な場面で活用


                                  PIM/DAM/CMS :   製品情報や素材、コンテンツをグローバルで統合管理運用するための仕組み

                                             ウェブサイト/オンラインストア上のユーザー毎の個別提案
                                             直営店舗とオンラインを結んだ各種サービスの提供
                                             ユーザーのデータからニーズを把握して、適時適切なメール広告を個別配信


       オンライン商談会


時計見本市(バーゼル)                  販促手法変換
                                         時計オンライン発表会
                               発表回数増大 年1回 → 年4回
                               流通関係者・メディア関係者の商品理解の深まりによるファン化の促進
                               グローバルとローカルのマーケティング連携強化
                                                                                                   36
経営基盤の強化
                     全社最適を実現するための、新しいマトリクス型経営
 CEO/CHRO/CFOが三位一体となり、事業軸と機能軸の責任者が多角的な視点で意思決定を行う体制へ

                                                              全社最適の視点による意思決定
                                     長期ビジョン
               CEO                       ↓                         経営会議
                                   中期経営計画                  (執行の最高意思決定機関/毎週開催)
                                         ↓
        CHRO         CFO             事業計画

                                                                  各種委員会
                               事業軸                          事業別委員会       機能別委員会
                                             イ       ス
                      時    教   楽     シ       ン       ポ      時計/教育/楽器 等   開発/営業/スタッフ 等
                      計    育   器     ス       キ
                                             ュ       ツ




                                                     —
                      B    B   B     テ                       事業軸×機能軸での多角的な精査
                                             ベ       健
          開発機能        U    U   U     ム               康
                                     B           シ        責任の明確化
                                         —
          技術機能
    機                                U           ョ
    能     営業機能                                   ン        各事業や機能が、中期計画に基づき、事業計画、
    軸                                            セ        投資/経費計画を策定してコミットする
          生産機能                                   ン
          CS機能                                   タ        権限の委譲
                                                          日々の環境変化に適応しながら、計画の達成を責任
                                         —




          本社機能                                            をもって実行する為に、新たな権限のもと遂行する
                                                                                        37
ESGへの取り組み

カシオの環境基本方針に基づく、脱炭素社会の実現に向けた取組み

■温室効果ガス削減目標がSBTiの認定を取得
 同時にTCFD提言への賛同を表明し、提言に基づく情報開示を実施
   SBTi:パリ協定が求める水準に整合した、温室効果ガス排出削減目標
   TCFD:気候変動がもたらすリスク及び機会の財務的影響の把握、開示を求める国際的イニシアティブ


■主要3事業所の電力を再エネに置き換え、年間4600t(Scope1+2の15%)
 のCO2を削減予定、さらにRE100にも加盟予定(2021年7月予定)
   RE100:企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的イニシアティブ


  【カシオの温室効果ガス削減目標】
   2018年度基準で、2030年に38%、2050年に実質ゼロ(Scope1+2)
  【カシオの環境基本方針】
   持続可能な社会の実現に向け、国際社会からの要請に本業を通じて戦略的に取り組むべき以下のテーマについて、バリューチェーン全体を
   視野に入れ、新しい視点でその実現に向けて取り組む。 1)脱炭素社会の実現     2)資源循環型社会の実現 3)自然との共生


参考)選定されているESGインデックス                                        GPIFが選定した4つのインデックスすべてに選定
 ・Dow Jones Sustainability Index (4年連続「Asia Pacific」に選定)   ・FTSE Blossom Japan Index
 ・FTSE4 Good Index               (5年連続選定)                  ・MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数
 ・MSCI WORLD ESG Leaders Index(11年連続選定)                    ・MSCI 日本株女性活躍指数
                                                           ・S&P/JPX カーボンエフィシェント指数
                                                                                       38
キャッシュ・フロー創出力と株主還元方針
   キャッシュ・フロー   潤沢なフリーキャッシュ・フローを維持(約250億円/年)
      (億円)




   株主還元方針
   ■業績連動かつ安定配当を重視、今期は据え置き45円配当 ※期末配当は定時株主総会で決議予定
   ■有事の状況下により手元資金を優先(但し市場状況に応じて自社株買いも機動的に検討)
                                                   39
                                                               <ご参考①>
為替影響について


                                 1円変動による影響額(年間)
       22年3月期
                 為替前提           (人民元は0.1円変動の影響額)
      為替感応度      (年間)
      (主要通貨)                     売上高            営業利益

        米ドル       108円           10億円           ー   (※1)

        ユーロ       126円          3.5億円           2.5億円

        人民元      16.3円          1.8億円           1.2億円
                                   ※1 ドル円は輸出・輸入がほぼ均衡しており影響軽微




       21年3月期
     為替レート実績
       (前年差)    第4四半期             通期

        米ドル     105.9円(-3.0円)   106.1円(-2.7円)
        ユーロ     127.7円(+7.6円)   123.7円(+2.9円)

        人民元      16.4円(+0.8円)    15.7円(+0.1円)
                                <ご参考②>
財務状況

       ■手元流動資金・有利子負債・ネットキャッシュ


        (億円)
                       <ご参考③>

■自己資本比率・D/Eレシオ

                 (倍)
                                                         <ご参考④>

■年金財政

   ・年金財政は積立超過(財政健全化)を維持


              2017年    2018年    2019年    2020年   2021年
               3月       3月       3月       3月      3月

   年金資産       693億円    684億円    652億円    600億円   664億円

退職給付債務(A)     567億円    557億円    543億円    532億円   518億円

 積立超過額(B)     +126億円   +127億円   +108億円   +68億円   +146億円


 超過割合(B÷A)    +22%     +23%      +20%    +13%    +28%

 電機・精密28社平均    -27%     -26%     -25%    -28%      ー
                                                                             <ご参考⑤>
株主還元
       ■1株配当・自社株買い・総還元性向
                        1株配当(円)          自社株買い(億円)       総還元性向
       (円)                                                                   (億円)



                                記念配当
                       136.0%    10円




                                                           90.5%     90.9%



                                         63.0%
              66.1%

                                     50.4%       50.1%
                                     (除く
                                    記念配当)




             2016年    2017年      2018年       2019年       2020年     2021年
              3月期      3月期        3月期         3月期         3月期       3月期
                              (記念配当10円含む)