6951 日電子 2019-05-15 15:00:00
中期経営計画「Triangle Plan 2022」の策定について [pdf]

                                                                         2019 年5月 15 日
各    位
                                               会 社 名 日本電子株式会社
                                               代表者名 代表取締役社長 栗原 権右衛門
                                               (コード番号 6951 東証第一部)
                                               問合せ先 経営戦略室長 塩田 将司
                                               TEL    (042)543-1111

                  中期経営計画「Triangle Plan 2022」の策定について

 当社グループは、2019 年度~2021 年度を対象とする新中期経営計画 「Triangle Plan 2022」 を
策定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

                                           記

【基本方針】
  当社グループは、2018 年度を最終年度とする中期経営計画「Triangle Plan」(2016 年度~2018 年
度 ) を 策 定 し 、 成 長 の 実 現 に 取 り 組 ん で ま い り ま し た 。 「 Triangle Plan 」 は 、 過 去 の 中 期 経 営 計 画
「CHALLENGE 5」(2010 年度~2012 年度)における事業基盤の強化、並びにその後の中期経営計
画「Dynamic Vision」(2013 年度~2015 年度)における成長戦略へのシフトに続く一連の成長実現に
向けた取り組みで、具体的には、これまで推進してまいりました YOKOGUSHI 戦略を背景に、新たに
“Speed”、“Difference”、“Change”の 3 つを更なる成長へのキーワードとして掲げ、成長戦略の深化・
具 現化 により、適正 な利益 を継続 的に創出 することができる高 収益中 堅企 業への変革 を実現 してま
いりました。
  その結果 2018 年度には、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の全
ての項目が過去最高額となり、安定的・持続的に適正な利益を創出することができる中堅企業への変
革の実現に向けて一定の成果をあげることができたと考えております。
  今般 の新 中期経 営計画「Triangle Plan 2022」は、「CHALLENGE 5」における事業 基盤 の強化 、
「Dynamic Vision」での成長戦略へのシフト、「Triangle Plan」での成長戦略の具現化を経て、成長の
加速と次の打ち手を実現するための計画となります。具体的には、「Triangle Plan」の方向性を基本と
しながら、成長の加速と新中期経営計画以降の更なる成長に向けた次の打ち手を実行することで、長
期にわたる継続的な成長を実現していまいります。

【基本的な考え方】
 2019 年度に創立 70 周年を迎える中「70 年目の転進」として以下に取り組んでまいります。

    1) コアテクノロジー強化
       当社グループが社会に提供する付加価値の源泉であるハイエンドの計測・分析技術(=コアテ
       クノロジー)を継続的に発展させていく。

    2) 成長市場への積極参入
       コアテクノロジーをベースに、規模が大きく更なる拡大が見込まれる市場(半導体機器/産業機
       器/バイオ・医用機器/海外)へ積極的に参入し成長を加速させる。

    3) トータルソリューションの提供
       装置だけではなくユーザーのワークフロー全体を見据え、使い勝手の向上や効率化につながる
       サービスを含めたトータルソリューションを提供していく。

    4) 必要な投資と収益性向上への取組み
       事業の規模や範囲が拡大していく中で事業機会を確実に取り込むため、必要な投資をタイムリ
       ーに行っていく。同時に効率化を推進し収益性の向上に不断に取組む。
【数値目標】
 2021 年度の数値目標として、売上高 1,340 億円、営業利益 99 億円、経常利益 100 億円を掲げま
した。
                2021 年度目標      2018 年度      2018 年度      2019 年度予想
                               実績対比         実績【参考】          【参考】
         売上高       1,340 億円      +227 億円     1,113 億円       1,190 億円
         営業利益         99 億円      +32 億円         67 億円          71 億円
     (売上高営業利益率)         (7.4%)      (+1.4%)       (6.0%)         (6.0%)
         経常利益        100 億円       +26 億円        74 億円          75 億円
     (売上高経常利益率)         (7.5%)     (+0.8%)       (6.7%)         (6.3%)
      親会社株主に帰属        68 億円        +9 億円        59 億円          50 億円
       する当期純利益

 また、資本に関する数値目標として、ROE に関しては継続的に 10%以上(2018 年度実績 15.0%)を、
自己資本比率に関しては 2021 年度に 40%(2018 年度実績 33.9%)を目指してまいります。

  当社は、「創造と開発」を基本とし、常に世界最高の技術に挑戦し、製品を通じて科学の進歩と社
会の発展に貢献することを経営理念としております。創立以来 70 年の歴史の中で蓄積してきた要素
技術・ノウハウ・グローバルネットワークを活かし、世界最高クラスの装置を提供する「分析・計測の世界
において欠かせない企業」、さらには独自のソリューションと付加価値を提供する Only One Company
となることを目指しております。
 新中期経営計画「Triangle Plan 2022」への取り組みにより、この理念と、コーポレートメッセージであ
る「Solutions for Innovation」の具現化を強力に推し進めてまいります。

【株主還元】
 当社は、財務体質の改善と企業体質の強化に努め、長期的な視野に立って安定的な配当を継続
して行うことを基本方針としております。新中期経営計画「Triangle Plan 2022」においても長期的・総
合 的視 野 に立 った企業体 質 の強 化ならびに今後 のより一層 の事業 展開 への備 えとして内部留 保 の
充実を図るとともに、安定的かつ継続的に配当を行うことを目指します。

                                                                   以上