2020年3月期（第115期）
決算説明資料
FY2020/3
Financial Results
May.22th,2020
STANLEY ELECTRIC GROUP
当資料の取扱いについて （Treatment of This Document ）
当資料における、スタンレー電気の現在の計画、見通し、戦略などの将来動向につき
ましては、現在入手可能な情報を基に、経営者の判断に基づいて作成しております。
従いまして、これら業績見通しのみに全面的に依拠することはお控えくださる様、お願
い致します。実際の業績は、さまざまな重要な要素により、大きく異なる結果となり得る
ことをご承知おきください。
また当資料は、あくまでもスタンレー電気をより深く理解していただくためのものであり、
必ずしも投資をお勧めするものではありません。
なお、本資料は、東京証券取引所に開示し、当社ホームページに掲載いたします。
Stanley Electric’s current plans, outlooks, strategies, and other future trends in this
document were prepared by the management based on their judgment in accordance
with currently available information.
Therefore, please refrain from placing undue reliance on these earnings forecasts.
Please recognize that actual results may differ materially from the forecasts due to a
variety of important factors.
In addition, this document should be used only to deepen your understanding of
Stanley Electric, and does not necessarily encourage investment in Stanley Electric.
• 今期通期の業績予想について、
感染症の拡大範囲や終息時期が不透明な現時点において、業績予想の算定が非常に困難であるため
〝未定〟とさせていただいております。
今後、予想が可能になりました時点で、速やかに開示させていただきます。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
１．企業集団の概況 (Overview of the Stanley Group)
当社、連結子会社37社、持分法適用関連会社３社で構成
Our configuration 37 companies, subsidiaries, affiliated companies accounted for by the equity method in the three companies.
地域別
Geographical 製造・販売会社 Manufacturing・Sales companies 販売会社他 Sales companies and other
area
当社 Stanley Electric Co.,Ltd.
㈱スタンレー宮城製作所 Stanley Miyagi Works Co.,Ltd.
㈱スタンレー新潟製作所 Stanley Niigata Works Co.,Ltd.
日 本 ㈱スタンレーいわき製作所 Stanley Iwaki Works Co.,Ltd.
㈱スタンレーパル Stanley Pal Co.ltd.
JAPAN ㈱スタンレー鶴岡製作所 Stanley Tsuruoka Works Co.,Ltd.
㈱スタンレー伊那製作所 Stanley Ina Works Co.,Ltd.
㈱スタンレーウェル Stanley WELL Corp.
松尾電気㈱ Matsuo Electric Co.,Ltd.
Stanley Electric U.S. Co., Inc.
米 州 I I Stanley Co., Inc.
Stanley Electric Sales of America, Inc.
THE Stanley Electric do Brasil Ltda.
STANLEY ELECTRIC HOLDING OF AMERICA，INC.
AMERICAS Stanley Electric Manufacturing Mexico S.A. de C.V.
HexaTech, Inc.
Asian Stanley International Co.,Ltd.
Stanley Electric (Asia Pacific) Ltd.
アジア PT. Indonesia Stanley Electric
Stanley Electric Korea Co.,Ltd.
・大洋州 Vietnam Stanley Electric Co.,Ltd.
STANLEY ELECTRIC HOLDING ASIA-PACIFIC PTE. LTD.
ASIA- Thai Stanley Electric Public Co.,Ltd. *1
HELLA－STANLEY HOLDING PTY LTD *1
PACIFIC Lumax Industries Ltd. *1
Stanley Electric Sales of India PVT. LTD.
Hella-Phil., Inc.
天津斯坦雷電気有限公司 Tianjin Stanley Electric Co.,Ltd.
深圳斯坦雷電気有限公司 Shenzhen Stanley Electric Co.,Ltd. 斯坦雷電気(中国)投資有限公司 Stanley Electric(China) Investment Co.,Ltd.
中 国 広州斯坦雷電気有限公司 Guangzhou Stanley Electric Co.,Ltd. 上海斯坦雷電気有限公司 Shanghai Stanley Electric Co.,Ltd.
CHINA 蘇州斯坦雷電気有限公司 Suzhou Stanley Electric Co.,Ltd. 斯坦雷電気貿易(深圳)有限公司 Stanley Electric Trading(Shenzhen) Co.,Ltd.
蘇州斯坦雷半導体照明科技有限公司 Suzhou Stanley LED Lighting Technology Co.,Ltd. 天津斯坦雷電気科技有限公司 Tianjin Stanley Electric Technology Co.,Ltd.
武漢斯坦雷電気有限公司 Wuhan Stanley Electric Co.,Ltd.
Stanley Electric GmbH
その他の
Stanley Electric (U.K.) Co., Ltd.
地域 Stanley Electric Hungary Kft.
STANLEY-IDESS S.A.S.
Other STANLEY ELECTRIC HOLDING EUROPE CO., LTD.
＊1 持分法適用関連会社(Affiliated companies accounted for by the equity method)
• 2020年3月期の企業集団の概況について、
連結子会社37社、持分法適用関連会社３社で構成されております。
当連結会計年度において
自動車機器事業の製造・販売会社として、フィリピンのHella-Phil., Inc.を
コンポーネンツ事業の製造・販売会社として、米州のHexaTech, Inc.を
取得しました。
一方で、前連結会計年度において連結子会社であった
蘇州斯坦雷半導体照明科技有限公司について、当連結会計年度中に清算が結了したため、
連結の範囲より除外しております。
• スタンレーグループでは、グローバルなグループ経営の実現に向けて、世界の地域を５極に分け、
地域・事業・機能の３次元グループマトリクス経営を展開しております。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
２．2020/3月期 連結業績概要 (Consolidated results summary)
［単位：億円(Hundred million yen)］
表示未満単位切捨て
（千万円未満
［単位：億円
売上高 対前期 △ 425.0 (△ 9.8%) 営業利益 対前期 △ 290.9 (△ 54.0%)
(Net sales) (Year-over-year basis) (Operating income) (Year-over-year basis)
531.6 539.2
4,421.6 4,341.2
4,041.4 3,885.6 3,916.2 423.0
367.7
248.3
FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
親会社株主に
経常利益 対前期 △ 309.8 (△ 50.8%) 帰属する当期純利益 対前期 △ 217.1 (△ 53.9%)
(Net income attributable
(Ordinary income) (Year-over-year basis) to owners of parent)
(Year-over-year basis)
576.5 610.1
457.2 402.6
394.0 360.0
300.3 255.3 286.8
185.5
FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
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STANLEY ELECTRIC GROUP
２-1．連結営業利益の増減要因 [対前期比較]
(Consolidated affecting operating income[Year-over-year basis])
生産革新による ［単位：億円(Hundred million yen)］
表示未満単位切捨て
合理化効果
＜利益増加要因＞
Rationalization effect
営業利益
Operating income Impact profit growth
"innovation-in-production"
・部材CD 57.4
利益増合計
Total income growth effect
△290.9 (Material cost down)
600 (△54.0%) 150 131.2 ・内製取込 14.3
173.3
(Switch to in-house)
500
539.2 ・不良低減 28.2
(Decrease of defective)
400 100 ・他（VA/VEなど） 2.2
(Others)
300 ・生産性向上 29.1
50
(Productivity improvement)
その他
200
248.3 18.5 経費増
23.6 Influence
100
other expenses
0
0
FY2019/3 FY2020/3
償却費減
△ 7.7 Impact
Depreciation
△ 50 expense
為替影響
Impact of
人件費減
△ 100 exchange rate Labor cost
fluctuations △ 79.2 impact
△ 150 販売価格
値下げ
Markdown
△ 200 △ 191.3 sales price
impact △ 186.0
売上影響
△ 250 Sales impact
利益減合計
Decrease in total income effect
＜利益減少要因＞
Influence profit decrease 464.2
• 連結営業利益は前期に比べ290億９千万円減少しましたが、
その増減要因は以下の通りです。
利益の増加要因は、
- 生産革新による合理化効果が131億２千万円、人件費減が23億６千万円、
償却費減が18億５千万円でした。
利益の減少要因は、
- 売上減少による利益影響が191億３千万円、為替影響が７億７千万円、
販売価格値下げ79億２千万円、その他経費増が186億円でした。
- その他経費増には、
当初の見込みを上回る過去の品質問題に関わる費用と
ランプシステムメーカーへの変革に向けた設計開発力の強化費用が
含まれておりますが、
当第４四半期連結会計期間において、不要不急の経費を低減したことにより、
186億円となりました。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
２-2．連結 キャッシュフロー (Consolidated Cash flow)
＜期末残高の増減＞ ＜主なキャッシュフローの内訳＞
Increase or decrease in the year-end balance The breakdown of the main cash flow
［単位：億円(Hundred million yen)］
表示未満単位切捨て
1,400 営業活動 (Operating activities) 632.1
内） (Main item)
減価償却費 (Depreciation) 316.2
1,200 209.5億円
の減少 当期純利益 (Income before income taxes) 286.2
売上債権の増減額(△は増加) (Decrease (increase) in notes
and accounts receivable-traded) 142.2
1,000 法人税 (Income taxes paid) △ 131.7
(Hundred million
yen increase) 投資活動 (Investing activities)
△ 583.9
800 内） (Main item)
(Purchase of property
有形固定資産取得 ,plant and equipment) △ 403.2
600
1,261.2
フリーキャッシュフロー (Free cash flows) 48.2
1,051.7
400 財務活動 (Financing activities) △ 217.2
内） (Main item)
配当金 (Cash dividends paid) △ 81.5
200 短期借入金 (Net increase (decrease) in short-term △ 60.5
loans payable)
自己株式の取得 (Purchase of stock) △ 50.0
0
FY2019/3 FY2020/3 その他 (Other) △ 40.3
(Balance at the term-end) (Balance at the term-end)
• 2020年３月末の連結キャッシュフローについて
営業活動によるキャッシュフローは、＋632億１千万円
投資活動によるキャッシュフローは、△583億９千万円
財務活動によるキャッシュフローは、△217億２千万円
• 現金及び現金同等物の期末残高は
2019年3月末に比べて 209億５千万円減少し、1,051億７千万円となりました。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
２-3．連結 事業セグメント (Consolidated Segment )
［単位：億円(Hundred million yen)］
表示未満単位切捨て
4,000 350 4,000 350 4,000 350
売上高
307.0 311.4 (Sales)
3,500 3,500 3,500
300 300 営業利益 300
(Operating income)
3,000 3,000 3,000
250 250 250
2,500 2,500 2,500
200 200 200
2,000 2,000 2,000
3,571.4 150 150 150
3,478.4 125.1 120.9
1,500 1,500 1,500
3,094.7
94.1 95.0
100 80.1 100 100
1,000 1,000 65.6 1,000
50 50 50
500 500 500 981.7 1,008.6 968.1
50.7
512.3 489.0 448.8
0 0 0 0 0 0
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
事業別業績について、第２四半期連結会計期間から、自動車機器事業
に含まれていたアクセサリー＆パーツ製品について事業区分を見直し、
コンポーネンツ事業へ変更したため、前期、並びに前々期の
業績は変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
• 自動車機器事業について、
売上高は、前期に比べ 383億７千万円（△11.0％）減少し、3,094億７千万円
営業利益は、前期に比べ 260億７千万円（△83.7％）減少し、50億７千万円
世界の自動車生産台数減少の中で、日本や中国での一部車種の新車効果一巡などによる自動車用
ランプの減少、主に中国元の為替の影響、並びに第４四半期連結会計期間において感染症の拡大
により、武漢をはじめ中国生産拠点の稼働が著しく低下した影響で、減収となりました。
営業利益は、売上高の減少に加え、過去の品質問題に関わる費用と将来に向けた設計開発力の
強化費用について、当初の見込みを上回る額を計上したことにより、減益となりました。
営業利益率は、前期比で7.4ポイント減少し、1.6％となりました。
• コンポーネンツ事業について、
売上高は、前期に比べ 40億２千万円（△8.2％）減少し、448億８千万円
営業利益は、前期に比べ 14億５千万円（△18.1％）減少し、65億６千万円
世界の自動車生産台数が減少した影響で、車載インテリア用ＬＥＤ、液晶、及び自動車電球が
減少したことにより、減収減益となりました。
営業利益率は、前期比で1.8ポイント減少し、14.6％となりました。
• 電子応用製品事業について。
売上高は、前期に比べ 40億５千万円（△4.0％）減少し、968億１千万円
営業利益は、前期に比べ ４億２千万円（△3.3％）減少し、120億９千万円
車載向けの操作パネルやストロボ製品の減少、中国元の為替の影響、並びに中国を中心とした
感染症の影響により、減収減益となりました。
営業利益率は、前期比で0.1ポイント増加し、12.5％となりました。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
３．連結 設備投資額 （Consolidated Capital investment）
［単位：億円(Hundred million yen)］
表示未満単位切捨て
設備投資額
450 (Amount of capital investment)
その他
Other
電子応用製品事業
400 減価償却費 394.2 Applied Electronic Products Business
(Depreciation) コンポーネンツ事業
366.1 Electronic Components Business
350 自動車機器事業
Automotive Equipment Business
163.5
300
157.2
250
3
33.3
200
28.3 3
3
33.5 1
22.9 4
6
150 .
.
6
2
100
157.7 163.9
50
0
FY2019/3 FY2020/3
(Results) (Results)
• 次に、設備投資について、
2020年3月期は、28億１千万円(＋7.7％)増加し、 394億2千万円
事業別の内訳について
自動車機器事業は、 ６億２千万円(＋3.9％)増加し、163億９千万円
コンポーネンツ事業は、10億６千円(＋46.3％)増加し、33億５千万円
電子応用製品事業は、 ５億円(＋17.7％)増加し、33億３千万円
その他は、 ６億３千万円(＋4.0％）増加し、163億５千万円
岡崎工場の再構築に加え、秦野ライトトンネル棟や鶴岡の新工場建設等を行ったことで増加
しました。
• 減価償却費は、18億４千万円（△5.5％）減少し、316億２千万円
• 設備投資について、
将来の成長に向けた戦略的な投資は、積極的に実行していきます。
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STANLEY ELECTRIC GROUP
４．中長期の経営指標について （Consolidated mid/long-term management index ）
当社グループは、グループ共有の基本的価値観である『スタンレーグループビジョン』を目指し、
2020 年に｢スタンレーグループ第３長期経営目標｣を策定しました。その中で、３ヶ年毎に経営計画
の指針を示しております。
In 2020, the Stanley Group established the “Stanley Group Third Long-Term Management Goals”
with the aim of realizing the Stanley Group Vision, the fundamental sense of value shared
throughout the group. Those goals set guidelines for management plans for every three-year
period.
中長期の経営指標 (Mid/Long-term management index)
項目 (Item) 目標値 (Target) 2019/3月期実績 2020/3月期実績
(Results) (Results)
ROE 15% 11.3% 5.1%
連結配当性向 20% 20.3% 39.4%
(Consolidated payout ratio)
総還元性向 35% 32.7% 66.2%
(Total return ratio)
• 中長期の経営指標として「スタンレーグループ第３長期経営目標」では、
ＲＯＥは15％、連結配当性向20％以上、自己株の取得を含めた総還元性向は、連結で35％以上を
目標としております。
2020年3月期の結果について、
ＲＯＥは、前の期に対し6.2ポイント減少の5.1％となりました。
また、連結配当性向は39.4％、総還元性向が66.2％でした。
• 引き続き、目標に向かって取り組んでまいります。
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