6916 アイオーデータ 2020-05-13 15:30:00
2020年6月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月13日
上 場 会 社 名 株式会社アイ・オー・データ機器 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6916 URL http://www.iodata.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)濵田 尚則
問合せ先責任者 (役職名)社長室 室長 (氏名)真田 秀樹 (TEL)076(260)3377
四半期報告書提出予定日 2020年5月15日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年6月期第3四半期の連結業績(2019年7月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年6月期第3四半期 43,423 △3.6 1,608 △16.2 1,631 △17.2 1,155 △11.6
2019年6月期第3四半期 45,043 7.1 1,920 △9.4 1,969 △3.5 1,306 △6.3
(注) 包括利益 2020年6月期第3四半期 1,451 百万円 (18.8%) 2019年6月期第3四半期 1,222 百万円 ( 3.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年6月期第3四半期 87.33 ―
2019年6月期第3四半期 96.31 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年6月期第3四半期 41,000 27,597 66.8
2019年6月期 40,333 26,554 65.4
(参考) 自己資本 2020年6月期第3四半期 27,405 百万円 2019年6月期 26,396 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年6月期 ― 0.00 ― 30.00 30.00
2020年6月期 ― 0.00 ―
2020年6月期(予想) 25.00 25.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年6月期の連結業績予想(2019年7月1日~2020年6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 56,000 △5.4 1,800 △19.3 2,100 △3.3 1,500 △28.1 113.36
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 社 (社名) 、除外 社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年6月期3Q 14,839,349株 2019年6月期 14,839,349株
② 期末自己株式数 2020年6月期3Q 1,607,511株 2019年6月期 1,607,379株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年6月期3Q 13,231,853株 2019年6月期3Q 13,569,820株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績な
どは様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたって
の注意事項については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情
報に関する説明」をご覧ください。
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(連結の範囲の重要な変更) …………………………………………………………………………8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………8
1
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、貿易摩擦や地政学リスクの高まりによる海外経済の減速に、
消費税増税後の個人消費の落ち込み、新型コロナウイルス感染症の影響が重なり、刻々と厳しさは増しました。
当社グループに関係するPCや家電、スマートデバイス等のデジタル機器の国内市場では、期の前半を牽引したPC
の更新需要も2020年1月14日のWindows7のサポート終了を境に落ち着きつつある中、学校のICT環境整備に関心が
集まりました。また、新型コロナウイルスの感染拡大の下、サプライチェーンの停滞が生じる一方、テレワーク関
連需要が生まれました。
こうした中、当社グループは、期を通じ商品・サービスの拡充により成長分野の需要獲得に励みましたが、2月
の春節(旧正月)以降は、サプライチェーンの乱れと通常とは異なる需要の急増により、一部商品の欠品を余儀な
くされました。
その結果、メモリ部門と液晶部門は増収を保ちましたが、主に前年同期に比べ市場シェアを落としたハードディ
スクの減収と他社ブランド商品の伸び悩みが響き、当第3四半期連結累計期間の売上高は434億23百万円(前年同期
比3.6%減)となりました。利益面につきましては、売上総利益は前年同期に比べ僅かに増益となりましたが、研究
開発費と減価償却費を中心に販売費及び一般管理費が増加した為、営業利益は16億8百万円(前年同期比16.2%
減)、経常利益は16億31百万円(前年同期比17.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億55百万円(前年
同期比11.6%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の営業の概況を品目別に説明いたします。
なお、当第3四半期連結累計期間は、前第3四半期連結累計期間ではストレージに含めておりましたSSD(ソリッ
ドステートドライブ)をメモリへ組み替えて表示しております。そのため、前年同期比較は、前年同期の数値を変更
後の区分方法により組み替えて比較しております。
[メモリ]
当部門の売上高は29億37百万円(前年同期比61.4%増)となりました。
ゲーム機への増設需要の高まり、主要部材の値下がりにより値頃感が生じたこと等を背景に、前期末にラインナ
ップを始めたポータブルSSDが増収を牽引しました。
[ストレージ]
当部門の売上高は80億73百万円(前年同期比22.9%減)となりました。
前年同期との比較において、ハードディスクは前期下期に生じたシェアの低下が響き減収となりました。一方、
光ディスクドライブは、ポータブルブルーレイドライブ、「CDレコ」シリーズ(音楽CDを直接スマートデバイスに
取り込み・楽しむことをコンセプトにした独自商品)ともに堅調に推移しました。
[液晶]
当部門の売上高は136億16百万円(前年同期比7.5%増)となりました。
前年同期との比較において、第2四半期連結累計期間迄は、IT投資の増加を追い風に、オフィスや学校向けに汎
用モデルや大型モニターの販売が好調に推移した他、eスポーツモデルの販売も伸びました。新型コロナウイルス
の感染拡大以降も概ね需要は堅調にあり、テレワーク需要も膨らみましたが、サプライチェーンの乱れ等から一部
に欠品も生じ、第3四半期連結会計期間については減収となりました。
[周辺機器]
当部門の売上高は57億52百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
前年同期との比較において、チューナーやビデオキャプチャー等の映像分野、無線LANやNAS等のネットワーク分
野ともに第2四半期連結累計期間迄の売上は弱含みましたが、第3四半期連結会計期間に入りテレワークや動画配
信関連機器への需要増から盛り返しました。
[特注製品]
上述の品目のカスタマイズやOEM販売を主とする当部門の売上高は6億87百万円(前年同期比23.8%減)となりま
した。
[商品およびその他]
自社のラインナップを補完する他社ブランド商品の販売を主とする当部門では、主にVerbatim®(バーベイタム)ブ
ランド商品やサムスン電子製フラッシュメモリが伸び悩み、売上高は123億56百万円(前年同期比7.9%減)となりま
した。
2
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて6億67百万円増加し、410億円となりまし
た。これは、たな卸資産が10億66百万円減少したものの、現金及び預金が6億99百万円、受取手形及び売掛金が5
億39百万円、土地が2億95百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて3億75百万円減少し、134億3百万円となりました。これは、支
払手形及び買掛金が4億23百万円増加したものの、短期決済資金としての短期借入金が10億円減少したこと等によ
るものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて10億42百万円増加し、275億97百万円となりました。これは、
剰余金の配当により利益剰余金が3億96百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益11億55百万円
の計上、繰延ヘッジ損益が1億84百万円増加したこと等によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
(新型コロナウイルス感染症の当社グループへの影響)
①感染拡大防止の取り組み
当社グループでは、お客様と取引先、そして従業員の安全と健康を第一に考え、政府や自治体等の指導の下、
テレワークを基本にお客様に対する支援と取引先との事業活動の継続に努めております。現在約7割の従業員が
テレワークを行っています。
②サプライチェーンの状況
春節(旧正月)以降、中国のサプライチェーンの停滞により、液晶モニターの生産・調達に支障が生じまし
た。感染拡大前と比較し、2月~3月の当社グループの入庫は3割程度に留まりましたが、4月末時点では約8
割迄回復しており、近く正常化する見通しにあります。
ASEAN諸国での外出・移動制限開始にともない、3月下旬以降、タイ、フィリピンにおけるハードディスクドラ
イブの生産が抑えられているとの情報を得ております。この間当社グループのハードディスクドライブ調達に支
障はありませんでしたが、5月以降は減産の影響を受ける恐れがあります。
その他の品目の生産・調達面への影響は軽微であります。
③需要の動向
外出自粛要請の下、足下ではテレワークや動画配信の関連機器、ゲーム周辺機器等への需要増加は顕著であり
ますが、当社グループが扱う周辺機器全般の需要は総じて前年同期をやや下回り推移しているものと認識してお
ります。
④新製品開発
国境を越えた人の移動の制限により、生産委託先のある台湾、中国、ASEAN諸国等へ技術者を派遣することが困
難にあり、新製品の立ち上げに遅滞が生じております。
なお、本文は現時点で把握している新型コロナウイルス感染症の当社グループへの影響を記載したものであり、
将来起こりうる影響はこれらに限定されるものではありません。今後新たに大きな影響が見込まれる場合には、
速やかにお知らせいたします。
(通期の業績見通し)
当第3四半期連結累計期間の業績進捗と上記の当社グループへの新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、
2020年2月12日に公表いたしました業績予想を修正しております。
詳細につきましては、本日公表の「2020年6月期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
3
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年6月30日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,502 8,202
受取手形及び売掛金 11,236 11,775
商品及び製品 8,690 7,641
原材料及び貯蔵品 2,055 2,036
その他 651 864
貸倒引当金 △1 △1
流動資産合計 30,134 30,519
固定資産
有形固定資産
土地 2,880 3,176
建設仮勘定 364 442
その他(純額) 2,858 2,916
有形固定資産合計 6,103 6,534
無形固定資産 1,254 1,138
投資その他の資産
その他 2,857 2,822
貸倒引当金 △15 △15
投資その他の資産合計 2,841 2,807
固定資産合計 10,198 10,480
資産合計 40,333 41,000
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,871 7,294
短期借入金 1,000 ―
1年内返済予定の長期借入金 375 375
未払法人税等 479 80
ポイント引当金 3 5
賞与引当金 ― 381
その他 3,510 3,986
流動負債合計 12,240 12,123
固定負債
長期借入金 1,031 750
役員退職慰労引当金 83 83
リサイクル費用引当金 308 331
製品保証引当金 40 30
その他 73 84
固定負債合計 1,538 1,279
負債合計 13,778 13,403
4
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年6月30日) (2020年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 3,588 3,588
資本剰余金 4,600 4,600
利益剰余金 19,180 19,938
自己株式 △1,190 △1,190
株主資本合計 26,178 26,936
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 127 157
繰延ヘッジ損益 76 261
為替換算調整勘定 13 50
その他の包括利益累計額合計 217 468
非支配株主持分 158 191
純資産合計 26,554 27,597
負債純資産合計 40,333 41,000
5
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 45,043 43,423
売上原価 36,692 35,032
売上総利益 8,351 8,390
販売費及び一般管理費 6,430 6,782
営業利益 1,920 1,608
営業外収益
受取利息 14 12
仕入割引 47 34
為替差益 17 ―
持分法による投資利益 18 24
その他 63 86
営業外収益合計 161 157
営業外費用
支払利息 1 1
為替差損 ― 18
売上割引 106 92
その他 5 21
営業外費用合計 112 134
経常利益 1,969 1,631
特別利益
投資有価証券売却益 ― 10
特別利益合計 ― 10
特別損失
投資有価証券評価損 44 ―
特別損失合計 44 ―
税金等調整前四半期純利益 1,924 1,642
法人税、住民税及び事業税 874 442
法人税等調整額 △294 △1
法人税等合計 580 441
四半期純利益 1,344 1,200
非支配株主に帰属する四半期純利益 37 45
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,306 1,155
6
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
四半期純利益 1,344 1,200
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △92 30
繰延ヘッジ損益 △26 184
為替換算調整勘定 △3 33
持分法適用会社に対する持分相当額 0 2
その他の包括利益合計 △122 250
四半期包括利益 1,222 1,451
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,184 1,406
非支配株主に係る四半期包括利益 37 45
7
株式会社アイ・オー・データ機器(6916)
2020年6月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(連結の範囲の重要な変更)
第1四半期連結会計期間より、新たに設立したI-O DATA VIETNAM CO., LTD.を連結の範囲に含めております。
(会計方針の変更)
国際財務報告基準を適用している子会社は、第1四半期連結会計期間より、国際財務報告基準第16号「リース」
(以下「IFRS第16号」という。)を適用しております。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを
貸借対照表に資産及び負債として計上することとしました。IFRS第16号の適用については、経過的な取扱いに従っ
ております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の有形固定資産の「その他」が39百万円増加し、流動負債の「その他」
が24百万円及び固定負債の「その他」が15百万円増加しております。
なお、当第3四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微であります。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
8