6890 J-フェローテック 2021-04-15 18:00:00
パワー半導体基板子会社における研究院設置のお知らせ [pdf]
2021年4月15日
各 位
会 社 名 株式会社フェローテックホールディングス
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 賀 賢 漢
(JASDAQ・コード 6890)
問 合 わ せ 先 執行役員 IR 室長 佐 藤 昭 広
( 0 3 - 3 2 8 1 - 8 1 8 6 )
パワー半導体用基板製造子会社における研究院設置に関するお知らせ
当社のパワー半導体用基板製造子会社「江蘇富楽徳半導体科技有限公司(以下、FTSJ)」において、このた
びバワー半導体用材料の研究開発を目的として、江蘇省東台市政府基金の支援を得て、パワー半導体研究院を
設置する事となりましたので、お知らせいたします。
記
1. パワー半導体研究院を設置する背景
2020年11月17日開示「パワー半導体用基板製造子会社による第三者割当増資に関するお知らせ」にて、記載
の通り、当社電子デバイス事業の製品であるパワー半導体用絶縁・放熱基板は、主に産業機器や民生品向けパ
ワーモジュールに使用されるアルミナセラミックス材質の「DCB基板(現有月産能力は60万枚)、および電気
」
自動車や新エネルギー分野向けパワーモジュールに用いられる窒化ケイ素や窒化アルミニウム材質の「AMB基
板(現有月産能力は10万枚)」の何れも更なる増産体制の構築に取り組んでいます。
かかる状況下、世界的な脱炭素社会実現へ向けたトレンドも後押しし、欧米や日本、及び中国のパワーデバ
イスの需要は益々拡大しておりますが、その一方で、デバイスの小型化と高電圧化による熱密度の制御と高絶
縁性のための材料開発がさらに重要になってきております。そのため、今般 FTSJ 内にパワー半導体研究院を
設置し、既存製品である絶縁・放熱基板の更なる先進的な技術への取り組みを強化し、併せてパワー半導体パ
ッケージング技術、および材料の特性評価などを含めた解析技術の研究、開発に注力し、パワー半導体事業の
更なる付加価値の追求と事業拡大を通じた社会の課題解決への貢献に取り組むことがグループ全体の企業価
値の向上に資すると判断しました。
記
2. パワー半導体研究院を設置する子会社の概要
(1) 名 称 江蘇富楽徳半導体科技有限公司(FTSJ)
(2) 所 在 地 中華人民共和国江蘇省東台市城東新区鴻達路18号
(3) 代表者の役職・氏名 董事長 賀 賢 漢
(4) 事 業 内 容 パワー半導体用基板の製造、販売
(5) 資 本 金 225,598千人民元(約37.6億円)2020年12月31日現在 ※1人民元=16.70円
(6) 設 立 年 月 日 2018年3月16日
(7) 大株主及び持分比率 株主名 現状
上海申和熱磁電子有限公司(FTS) 88.89%
FTSJ役職員持株会 8.89%
東台市澤瑞産業投資資金(有限パートナーシッ 1.11%
プ)
株洲聚時代私募股権基金パートナーシップ企業 1.11%
(有限パートナーシップ)
(8) 上場会社と当該会社 資 本 関 係 当社連結子会社であるFTSが議決権の88.89%を
と の 間 の 関 係 保有する子会社です。
人 的 関 係 当社の取締役1名が当該子会社の董事を兼任。
取 引 関 係 該当事項はありません。
(9) 最近1ヵ年の経営成績及び財政状態(単位未満切り捨て)
決 算 期 2019年12月期
124,381千人民元
純 資 産
(2,077百万円)
375,467千人民元
総 資 産
(6,270百万円)
-
1 株 あ た り 純 資 産
( - 百万円)
99,277千人民元
売 上 高
(1,657百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益又は △3,029千人民元
親会社株主に帰属する当期純損失(△) (△50百万円)
−
1 株 あ た り 配 当 金
( - 百万円)
(注1)
円換算レート 1人民元=16.70円
(注2)
1株あたりの純資産は、当該子会社が有限公司の為、記載につき省略しております。
(注3)
2018年12月期(設立期)は未稼働である為、経営成績及び財政状態は2019年12月期のみを記載しております
3. パワー半導体研究院の概要
(1) 名 称 江蘇富楽徳半導体科技有限公司(FTSJ) 内に設置
(2) 所 在 地 中華人民共和国江蘇省東台市城東新区鴻達路18号
(3) 代表者の役職・氏名 董事長 賀 賢 漢
(4) 事 業 内 容 パワーデバイス材料及び部品、パワーデバイス基板、熱電材料、セラミッ
クス基板、電子電力ユニットの研究、開発、製造、販売
(5) 投 資 額 150,000千人民元(約25.0億円) ※1人民元=16.70円
(内訳)建物建設費用 63,000千人民元、設備や研究装置など 66,000千人
民元、その他運転資金 21,000千人民
※江蘇省東台市政府より、投資額の20%の補助金(優遇政策)有
(6) 資 金 調 達 FTSJによる、中国国内の金融機関からの借入れ
※江蘇省東台市政府より、5年間の金利負担補助(優遇政策)有
(7) 主 な 建 設 物 ① 研究院本部ビル、総合サービスセンター 10,000 平米
② 研究実験室、試作室 10,000 平米
③ 分析検査センタ― 2,000 平米
※土地取得面積は約16,666 平米です
4. 今後のスケジュール
2021 年 5月 着工開始予定
2021 年 12 月 竣工予定
2022 年 2月 設備導入予定
5. 今後の見通し
本件に関する 2022 年 3 月期の業績影響は軽微となる見通しですが、開示すべき事象が発生した際は速
やかにお知らせいたします。
以上