6888 J-アクモス 2020-08-04 15:00:00
2020年6月期(第29期)決算ハイライト [pdf]
2020年6月期(第29期)
決算ハイライト
2020年8月4日
アクモス株式会社
目次 ■連結業績推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 ■株主還元・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
■2020年6月期 総括・・・・・・・・・・・・・ 3 ■対処すべき課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
■新型コロナウイルス感染症について・・・・ 4 ■参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
■連結営業利益分析・・・・・・・・・・・・・・・ 5
■連結売上高・営業利益推移・・・・・・・・ 6
■連結キャッシュ・フロー推移・・・・・・・・・・ 7
■連結財政状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
■セグメント情報 ITソリューション事業・・ 9
■セグメント情報 ITサービス事業・・・・・・ 10
■長期ビジョン2025・中期経営計画Ⅱ・・ 11
1
連結業績推移
売上高・各利益項目ともに当初計画を上回り、過去最高益
(単位:百万円) (単位:百万円)
売上高(左軸) 営業利益(右軸) 517
5,000 600
4,000 353 400
213 4,881
3,000 146
111 4,698 200
2,000
4,200
4,003 3,898 4,062 0
1,000
‐131
0 ‐200
2015年6月期 2016年6月期 2017年6月期 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期
2020年6月期
中期経営計画Ⅱ目標
通期実績 当初業績予想 増減額 増減率
(2019/8/2発表)
売上高 4,881百万円 4,800百万円 81百万円 1.7%
営業利益 517百万円 385百万円 132百万円 34.4%
経常利益 527百万円 385百万円 142百万円 37.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 335百万円 250百万円 85百万円 34.1%
株主資本利益率(ROE) 17.4% 13.0% - -
時間当たり付加価値 3,730円 3,600円 130円 -
営業利益率 10.6% 8.0% - -
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2020年6月期 総括
売上高 4,881百万円(前期比3.9%増)、営業利益 517百万円(前期比46.3%増)
連結業績 ITソリューション事業が堅調に拡大
新型コロナウイルス感染症による業績への影響は軽微
今期より一部案件で売上・原価の相殺処理を開始し、売上高は前期比で小幅増
ITソリューション事業
SI・ソフトウェア開発分野 売上高 3,186百万円(前期比1.7%増)
・前期から引き続きシステム更新案件が高水準で稼働
・官公庁の入札案件や消防防災案件が利益増に寄与
・地図情報関連では、国勢調査のほか民間からの受注も増加し稼働率が上昇
IT基盤・ネットワーク構築分野 売上高 1,306百万円(前期比20.8%増)
セグメント別 ・官公庁のグルーウェア構築や公共系のネットワーク構築案件に取り組む
事業の概況 ・自社セキュリティ製品は、他社製品とのサービス連携や営業活動を推進
・病院内システム運用保守は前期までと引き続き好調
ITサービス事業
情報処理サービス分野 売上高 404百万円(前期比22.6%減)
・ストレスチェック受託案件が価格競争等により前期比21.3%減
・自社健康関連サービスの創出やサービス強化に注力
配当方針の変更を行い、配当性向を単体の当期純利益の30%から連結の親会社株
株主還元 主に帰属する当期純利益の30%以上を目標とすることに変更
期末配当は当初予想の1株当たり5円を上回る、1株当たり11円を予定
アクモス株式会社は茨城県水戸駅前に水戸オフィスを開設、ASロカス株式会社は
その他 本社を千葉県五井市から千葉市へ移転
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新型コロナウイルス感染症について
ITソリューション事業
・テレワークや自宅待機などの対応が必要な時期はあったものの、2020
年6月期においては業績への影響は軽微。
事業への
影響 ITサービス事業
・2020年4月以降で影響が顕著に。新規問い合わせの減少や商談が延期
となっているほか、集合型イベントの中止・延期によりそれに付随した
アンケートや試験事務局の業務も中止・延期となった。
感染防止策として、マスク着用やうがい・手洗いの徹底、消毒液の配備、
時差通勤の推奨、可能な場合は極力テレワーク対応、会議や新入社員研修
はリモートで行うなどの取り組みを進めた。
従業員への
WEB会議システムについては、セキュリティ面や安全性を考慮し、クラウ
対応
ド環境にオープンソースを活用して構築し運用開始。
感染リスクが高い病院常駐エンジニアに対しては支援金を支給。
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連結営業利益分析
増益要因
減益要因
売上高の増加 +44
ITソリューション事業 ▲64 (単位:百万円)
SI・ソフトウェア開発 +52
IT基盤・ネットワーク構築 +225 売上原価の減少
ITサービス事業
情報処理サービス ▲117
+183 販売費及び
調整額 +23 一般管理費の増加
業績連動型譲渡制限付株式報酬の
一部費用21百万円 含む
517
(+163)
353
2019年6月期 2020年6月期
通期 通期
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連結売上高・営業利益推移 国内法人顧客の多くが3月決算で
あることから、3月末にあたる第
3四半期末において、売上が多く
計上される傾向があります。
ITソリューション ITサービス 連結
(単位:百万円)
売上高
2,000
1,605
1,460 104
1,500 1,330
136
1,104 1,008 1,124 1,155
110 1,071 1,049
923 961 985 42
1,000 172 140 73 132 125
147 82
154
1,505
1,234 1,327
500 1,055 1,113
834 917 952 879 946 926
785
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
(単位:百万円)
400 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期
350
営業利益 312
4
300
250 213
16
200
148
150 7 108 309
98
10 24
100 78 16 63 202
49 147
50 31 29 23 99 95
17
19 27 73 43 27
0 1 -1 -2
11 3 -7 -19 -20
-50
※各セグメントの売上高・営業利益には、内部取引分を含んでおります。
連結の数値は、内部取引相殺後となっております。
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連結キャッシュ・フロー推移 ITソリューション事業は、下期の3月末の売上計上が多く、
下期において売掛金を回収するために、
(単位:百万円) 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期 営業キャッシュ・フローが下期に増加する傾向にあります。
1000 上期 下期 上期 下期 上期 898
660 営業キャッシュ・フロー 452百万円
500 474
・法人税等の支払額 ▲179百万円
・たな卸資産の増加 ▲28百万円
0
・仕入債務の増加 19百万円
‐184
‐173 ・税金等調整前当期純利益 515百万円
‐500 ・減価償却費 45百万円
‐445
‐1000
通期:290百万円 通期:487百万円 通期:452百万円
0
‐10
‐6
‐20 ‐11
‐17
投資キャッシュ・フロー ▲102百万円
‐30
・有形固定資産の取得による支出 ▲36百万円
‐40 ・無形固定資産の取得による支出 ▲37百万円
‐50
‐40 ‐41 ・敷金及び保証金の差入による支出 ▲27百万円
‐60
‐60
‐70
通期:▲18百万円 通期:▲57百万円 通期:▲102百万円
20
3
0
財務キャッシュ・フロー ▲85百万円
‐20 ‐9
‐20 ・短期借入金の借入による収入 20百万円
‐40
・配当金の支払額 ▲48百万円
‐60 ・長期借入金の返済による支出 ▲55百万円
‐80 ‐75
‐78
‐100 ‐83
通期:▲79百万円 通期:▲99百万円 通期:▲85百万円
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連結財政状態
総資産は前期比で増加。自己資本比率は59.7%
2019年6月期 2020年6月期
総資産 3,115 総資産 3,470
(資産)
(単位:百万円) ・現金及び預金の増加 265百万円
・敷金及び保証金の増加 26百万円
負債
負債 1,338
(負債)
1,279 流動資産 ・預り金の減少 30百万円
流動資産
2,209 ・長期借入金(1年内含む)の返済 55百万円
流動資産 3,035 ・買掛金の増加 24百万円
2,726 純資産 ・短期借入金の増加 20百万円
純資産
・未払金の増加 60百万円
1,835 2,132 ・未払費用の増加 41百万円
(純資産)
非支配株主持分 非支配株主持分 ・親会社株主に帰属する
固定資産 48を含む 固定資産 59を含む 当期純利益 335百万円
389 435 ・配当金の支払い 48百万円
(単位:百万円)
2019年6月期 2020年6月期 増減
設備投資 + 研究開発費 63 75 11
減価償却費 45 45 -
有利子負債 253 218 ▲35
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セグメント情報 ITソリューション事業
SI・ソフトウェア開発が引き続き好調、IT基盤・ネットワーク構築も稼働率・付加価値を高め、増収増益
(単位:百万円)
2019年6月期 2020年6月期
通期 通期 増減額 増減率
売上高 4,215 4,493 277 6.6%
外部 4,175 4,476 301 7.2%
内部 40 16 ▲23 ▲59.2%
営業利益 342 531 189 55.2%
事業の概況※売上高、営業利益の()内は前期比
●SI・ソフトウェア開発分野
売上高3,186百万円(+1.7%)、営業利益377百万円(+51.8%) (単位:百万円) 四半期ごとの売上高推移
・システムエンジニアリングサービスは、前期から引き続き、 1,600 1,505
システム更新案件が高水準で稼働し、SIerからの公共系 1,327
を中心とした案件が継続。 1,200 1,055
946
1,113
926
軸ラベル
952 879
●IT基盤・ネットワーク構築分野 800
売上高1,306百万円(+20.8%)、営業利益153百万円(+64.4%)
400
・医療系システムでは、スポット案件が減少するも、
病院システム運用・保守は前年と同水準の稼働数に。 0
・自社セキュリティ製品の標的型攻撃メール対応訓練は、 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
パートナー企業のe‐learningシステムとの連携オプション 2019年6月期 2020年6月期
を提供開始し、営業を推進。
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セグメント情報 ITサービス事業
ストレスチェック等EAP関連の売上が減少したほか、一部案件での売上・原価の相殺も影響し、減収減益
(単位:百万円)
2019年6月期 2020年6月期
通期 通期 増減額 増減率
売上高 522 404 ▲117 ▲22.6%
外部 522 404 ▲118 ▲22.6%
内部 ー 0 0 ー
営業利益 43 19 ▲23 ▲55.1%
事業の概況※売上高、営業利益の()内は前期比
●情報処理サービス分野 (単位:百万円) 四半期ごとの売上高推移
売上高404百万円(▲22.6%)、営業利益19万円(▲55.1%) 200
・自社健康関連サービスは、クラウド型健康管理システムの 172
機能・サービスを強化。また、紙の健診結果をデータ化する 150 140 136 132 125
サービスを商品化し、営業を推進。 104
100 73
・営業部門と事業部門の連携を高めた新たな営業体制に 50
42
より、新規見積案件を獲得。
0
・ストレスチェック案件は、価格競争や顧客による委託先分散 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
により、売上が前期比21.3%減少。 2019年6月期 2020年6月期
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長期ビジョン2025
中期経営計画Ⅱ(2019/07~2022/06)
11
長期ビジョン2025
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)
個性豊かなグッドカンパニーへ 発展
専門分野を深耕し、
新サービスでお客様を獲得
事業の方向性 ITソリューション ITサービス
事業分野 SI・ソフトウェア開発 IT基盤・ネットワーク構築 情報処理サービス
専門特化分野を強化し、
付加価値アップによる既存事業の収益力向上と、 専門特化 自治体(消防・防災), 情報セキュリティ,医療 健康,教育
成長の種となる自社サービスの創出・展開を推進 分野 宇宙,自動車,空間情報
組織戦略 人材育成
部門別採算管理ウィングシステムを引き続き推進し、 ・戦略的採用活動の推進による人材採用の強化
事業のさらなる進化を目指す ・専門性を高めるための人材育成を継続
・生産性向上にむけた働きやすい環境の整備
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)
進捗と今後の取り組み
第30期の定性的な目標については、中期経営計画Ⅱの戦略に沿って第29期に実施してきた施策を継続するととも
に、新型コロナウイルス感染症の影響により予想される厳しい環境にも対応できるよう事業体制を強化してまいります。
定量的な目標については、各事業分野における新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、現時点で入手可能な情
報により合理的と考える内容により予想した結果、下表のとおり修正させていただきます。
ITソリューション事業:労働環境、営業活動は、概ね2020年7月現在の状況が継続すると想定。
ITサービス事業 :集合型イベントの中止・延期に伴う影響が通期にわたると想定。
8月、9月に週2回の休業を計画(休業手当には雇用調整助成金を活用)。
連結 第29期 第30期 第31期
2020年6月期 2021年6月期 2022年6月期
実績 予想 中期経営計画値 中期経営計画値
売上高 4,881百万円 4,910百万円 5,200百万円 5,600百万円
営業利益 517百万円 420百万円 470百万円 560百万円
経常利益 527百万円 425百万円 470百万円 560百万円
親会社株主に
335百万円 270百万円 300百万円 370百万円
帰属する当期純利益
株主資本利益率(ROE) 17.4% 12% 14% 15%
時間当たり付加価値 3,730円 3,600円 3,800円 4,000円
営業利益率 10.6% 9% 9% 10%
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)進捗
SI・ソフトウェア開発
専門特化分野:自治体(消防・防災)、宇宙、自動車、空間情報
官公庁・自治体
・官公庁案件への取り組みを推進。
既存システムとの連携をともなう情報基盤システム構築案件を予定通り完了し、運用開始。
管理業務に係るICT基盤構築案件を納品。
・消防通信指令システムの定期改修業務を3件実施。
・防災行政無線戸別受信機管理システム「SYMPROBUS ReceiveMan」案件を納品。
地図情報関連
・統計調査支援システム等を活用した、2020年国勢調査関連案件を受注。
・企業向けにGIS分野での受託案件の営業を強化したことにより受注が増加。
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)進捗
IT基盤・ネットワーク構築
専門特化分野:情報セキュリティ、医療
情報セキュリティ
・標的型攻撃メール対応訓練ソリューションのサービス強化や営業活動を推進。
継続訓練タイプのSYMPROBUS 「CoTra」をアップグレードモデル「CoTra Enterprise」に統合。
連携e‐ラーニングサービス「KUROKO LMS」を提供開始。
製品ページや紹介動画を制作、製品ブログやメールマガジンを開始し、WEBマーケティングを強化。
追加契約・契約更新を含め延べ70件、アカウント累計数8万超となる。
・セキュリティ診断サービスが経産省「情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」に登録。
・内閣サイバーセキュリティセンター発足の「サイバーセキュリティ協議会」に加入。
医療系システム関連
・病院内システム運用・保守は、前期と同水準の稼働数を維持。
・医療系システムでは、新システムへのデータ移行や仮想化デスクトップ案件に取り組むも、
新型コロナウイルス感染症の影響もありスポット案件が減少。
・医療情報技師資格の取得支援を続け、従業員育成に注力。
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)進捗
情報処理サービス
専門特化分野:健康、教育
健康関連サービス
・クラウド健康管理システム『LIFEDESK®』の機能・サービスの強化を推進。
従来機能である従業員の健康データ一元管理に、
生活習慣調査と従業員意識調査を加え、スコアリング機能を追加。
管理者機能(産業医、保健師、医療職向け)を拡充。
・紙の健康診断結果をOCRでデータ化するサービスを商品化。
・「データヘルス・予防サービス見本市」、「第4回よこはま健康経営会議」に出展しPRを実施。
EAP関連
・EAP関連企業からのストレスチェック受託は、価格競争や顧客の委託先分散傾向により減少。
・ストレスチェック実施後の分析や施策についてのセミナーを開催。
※EAP:従業員支援プログラム
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中期経営計画Ⅱ(2019/07‐2022/06)進捗
部門別採算管理制度ウィングシステム
2017年6月期よりグループ全社で導入。
グループ各社では、時間当たり採算表(実績)の作成を進め、指標「時間当たり付加価値」を
活用した小集団ウィングごとの採算管理を実施。
アクモス単体では、期首に年間計画であるマスタープランも作成し、PDCAサイクルを回し
ながらの採算管理を推進。
当社の時間当たり付加価値の計算式
(収入 - 労務費以外の経費)÷ 総時間 = 時間当たり付加価値
リーダーが思いをこめた予定を
予定
作成しメンバーに周知
(Plan) 予定
問題事項をメンバー 採算表
全員で検討
実績 対策 実行
採算表 (Action) (Do)
メンバー全員で予定
分析 を実行に移す
予定と実績を
(Check)
比較して分析
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株主還元
2020年6月期より利益配分方針変更。引き続き、安定的な期末配当を目指す
2020年6月期の期末配当は、1株当たり11円を予定しており、
2020年9月24日開催予定の第29回定時株主総会に付議いたします。
2021年6月期の期末配当予想は、1株当たり9円としております。
配当政策
当社は株主の皆様に対する安定的な配当の実現を中長期的な重点課題として位置づけ、
利益配分に関する基本方針に基づき配当を決定しております。
【利益配分に関する基本方針】 配当の状況(1株当たり年間配当金)
(単位:円)
12
・連結の親会社株主に帰属する当期純利益に対する 10
8
配当性向30%以上を目標に、 6
11
9
連結業績と内部留保を勘案し、配当を行う 4
2 5
0
3
・配当原資確保のための収益力向上を図る 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期 2021年6月期
(予定) (予想)
・財政基盤の強化に努める
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対処すべき課題
当社グループは、社会インフラや行政サービスを支える各種のITソリューションを提供する企業として、大規模災害発生時
や新型コロナウイルス感染症の拡大等による非常時においても、お客様に安心・安全なサービスを提供するため事業を推
進してまいります。また、自社のセキュリティリスクへの対応に努めるとともに、セキュリティ分野での製品、サービスの提供を通
じ、お客様の情報セキュリティリスクの低減に貢献してまいります。
企業として持続的な成長を実現していくため、更なる付加価値の向上を行うことを重要な課題として捉えており、
以下の取り組みを推進してまいります。
1.営業力の強化
・継続的な受注案件の確保に努め、売上計上の第3四半期への偏重の軽減を図る。
・代理店網の整備やWEBマーケティング活用等により、自社製品・サービスを中心に新規顧客開拓に努める。
・グループ各社が営業情報を共有してクロス営業を展開、新型コロナウイルスの影響下でも受注拡大を目指す。
2.受託開発分野の収益力向上
・部門別採算管理や品質向上により生産性を改善し、収益性向上と大規模案件の請負化を進める体制を整備。
3.人材の確保と育成
・技術者を中心に社員の専門性向上に努め、専門特化したソリューションやサービスの提供を推進。
・グループ各社やユーザーと連携し、新型コロナウイルス影響下での新人への実践的教育の方法を検討。
・ITソリューション事業分野はビジネスパートナー企業との連携を深め、安定的な技術者の確保に努める。
4.製品・サービスの拡充
・中期経営計画の専門特化分野の情報セキュリティ、健康管理、空間情報、地図情報の利活用分野において、
製品開発とサービスの提供を推進。拡販においてはアライアンスを推進し、受注拡大に努める。
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参考資料
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アクモスグループ事業
当社グループは、事業持株会社の当社及び連結対象の子会社3社で構成されており、
事業セグメントの区分をITソリューション事業、ITサービス事業の2つに分類しております。
セグメント別 売上高推移 (単位:百万円)
4,881
4,698
404
4,062 4,200 522
490 493
ITサービス事業
4,215 4,493
ITソリューション事業 3,643 3,771
連結
2017年6月期 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期
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アクモスグループ一覧
アクモス株式会社
設立 1991年8月 資本金 6億9,325万円
所在地 〒101‐0052 東京都千代田区神田小川町三丁目26番地8
TEL:03‐5217‐3121 FAX:03‐5217‐3122 URL:https://www.acmos.co.jp
お問合せ先 hp_biz@acmos.co.jp
主要取引先 株式会社日立製作所、富士通株式会社、官公庁、茨城県、東日本電信電話株式会社、KDDI株式会社、株式会社常陽銀行 他
ACMOSソーシングサービス株式会社
設立 1981年3月 資本金 1,300万円
所在地 〒101‐0052 東京都千代田区神田小川町三丁目26番地8
TEL:03‐5217‐3332 FAX:03‐5217‐3334 URL:http://www.acmos‐ss.jp
お問合せ先 info@acmos‐ss.jp
主要取引先 日本電気株式会社、NECソリューションイノベータ株式会社、東京医科大学病院、株式会社インテック、日野自動車株式会社 他
株式会社ジイズスタッフ
設立 1997年3月 資本金 5,000万円
所在地 〒101‐0052 東京都千代田区神田小川町三丁目26番地8
TEL:03‐5217‐3131 FAX:03‐5217‐3134 URL:https://www.gstf.jp/
お問合せ先 inquiry@gstf.jp
主要取引先 官公庁、大学、民間企業、労働組合 他
ASロカス株式会社
設立 1980年1月 資本金 1億円
所在地 〒260‐0024 千葉県千葉市中央区中央港1丁目22番7号
TEL:043‐203‐5301 FAX:043‐302‐2077 URL:http://www.as‐locus.jp/
お問合せ先 sales@as‐locus.jp
主要取引先 株式会社昭文社、一般財団法人消防防災総合センター、総務省、林野庁、千葉県、八王子市他官公庁 他
2020年6月末現在
Copyright ©2020 ACMOS INC. All rights reserved 23
連結貸借対照表(要約)
(単位:千円)
資産の部 負債の部
科目 前期末 当期末 科目 前期末 当期末
現金及び預金 2,023,322 2,289,019 買掛金 143,015 167,044
受取手形及び売掛金 615,695 624,881 短期借入金 ※1 195,495 209,920
たな卸資産 52,051 86,670 未払金 197,916 258,498
その他 35,015 34,540 未払費用 387,663 429,235
流動資産合計 2,726,084 3,035,111 その他 296,420 264,750
有形固定資産 193,383 195,387 流動負債合計 1,220,510 1,329,448
無形固定資産 60,222 65,604 長期借入金 58,480 8,560
投資その他の資産 135,522 174,435 その他 810 64
固定資産合計 389,128 435,428 固定負債合計 59,290 8,624
負債合計 1,279,800 1,338,073
純資産の部
株主資本合計 1,775,730 2,066,326
その他の包括利益
10,957 7,131
累計額合計
非支配株主持分 ※2 48,724 59,008
純資産合計 1,835,413 2,132,466
資産合計 3,115,213 3,470,539 負債純資産合計 3,115,213 3,470,539
※1 長期借入金(1年以内)を前期末に55,495千円、当期末に49,920千円含んでおります。
※2 連結子会社ASロカス株式会社は、株式会社昭文社ホールディングスが株式の19%を所有しております。
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連結損益計算書(要約)
(単位:千円)
2019年6月期 2020年6月期
通期 通期 増減額 増減率
売上高 4,698,233 4,881,481 183,248 3.9%
売上原価 3,218,988 3,174,181 ▲44,807 ▲1.4%
売上総利益 1,479,244 1,707,300 228,055 15.4%
販売費及び一般管理費 1,125,630 1,189,891 64,260 5.7%
営業利益 353,613 517,408 163,795 46.3%
営業外損益 531 10,170 9,638 -
経常利益 354,145 527,579 173,434 49.0%
特別損益 ※ 12,570 ▲12,410 ▲24,980 -
税金等調整前
366,715 515,168 148,453 40.5%
当期純利益
法人税等 111,363 168,324 56,961 51.1%
非支配株主に帰属する
4,516 11,689 7,173 158.8%
当期純利益
親会社株主に帰属する
250,836 335,155 84,319 33.6%
当期純利益
※ 2019年6月期には、非連結子会社であった株式会社エクスカルを吸収合併したことによる、
抱合せ株式消滅差益14,433千円が含まれております。
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連結キャッシュ・フロー計算書(要約)
(単位:千円)
2019年6月期 2020年6月期
増減
通期 通期
営業活動によるキャッシュ・フロー 487,675 452,913 ▲34,762 ▲7.1%
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲57,783 ▲102,178 ▲44,395 76.8%
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲99,383 ▲85,040 14,342 ▲14.4%
現金及び現金同等物の増減額 ※ 403,871 265,693 ▲138,178 ▲34.2%
現金及び現金同等物の期首残高 1,571,036 1,974,908 403,871 25.7%
現金及び現金同等物の期末残高 1,974,908 2,240,602 265,693 13.5%
※ 2019年6月期には、非連結子会社であった株式会社エクスカルを吸収合併したことに伴う増加額73,361千円が含まれております。
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単体貸借対照表(要約) (単位:千円)
資産の部 負債の部
科目 前期末 当期末 科目 前期末 当期末
現金及び預金 1,277,477 1,535,955 買掛金 110,841 115,203
受取手形及び売掛金 440,644 489,369 短期借入金 135,000 155,000
たな卸資産 30,393 21,528 未払金 100,063 126,406
その他 47,062 32,832 未払費用 255,330 307,773
流動資産合計 1,795,577 2,079,685 賞与引当金 16,682 19,508
有形固定資産 159,276 165,263 その他 232,328 229,348
無形固定資産 18,032 24,025 流動負債合計 850,246 953,241
投資その他の資産 536,570 561,666 長期借入金 ー ー
固定資産合計 713,879 750,955 その他 810 64
固定負債合計 810 64
負債合計 851,056 953,306
純資産の部
株主資本合計 ※ 1,647,442 1,870,202
評価・換算差額等合計 10,957 7,131
純資産合計 1,658,399 1,877,334
資産合計 2,509,456 2,830,640 負債純資産合計 2,509,456 2,830,640
※ 自己株式を前期末に▲53,911千円、当期末に▲53,933千円含んでおります。
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単体損益計算書(要約)
(単位:千円)
2019年6月期 2020年6月期
通期 通期 増減額 増減率
売上高 3,007,111 3,324,657 317,546 10.6%
営業利益 217,052 370,147 153,094 70.5%
経常利益 236,966 395,091 158,125 66.7%
当期純利益 192,361 271,280 78,919 41.0%
単体業績予想
2021年6月期の業績は、新型コロナウイルス感染症の影響をはじめ、現時点で入手可能な情報により合理的と考え
られる内容により予想しております。予想にあたって前提とした内容に大きな変化が生じた場合には、改めて業績予想
を見直し、開示すべき事象が生じた場合には速やかに開示いたします。
2020年6月期 2021年6月期
単体 通期実績 通期予想
売上高 3,324百万円 3,340百万円 0.5%
経常利益 395百万円 325百万円 ▲17.7%
当期純利益 271百万円 215百万円 ▲20.7%
1株当たり当期純利益 27.97円 22.07円 ー
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■本資料について
本資料に記載されている将来の見通しなどについては、本資料の発表日時点で入手可能な情報に基
づいて作成されたものです。今後、当社を取り巻く内外の経済情勢、業界動向、需給関係等の変化に
ともない、業績見通しが変更される可能性があります。
また、本資料は、当社の株式購入など投資を勧誘する目的で作成されたものではありません。
なお、本資料の将来の見通しについての記述に関しましては、法令上その手続きが必要となる場合を除
き、事前の予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。
アクモス株式会社 経営企画管理部
TEL:03‐5217‐3123
HP:https://www.acmos.co.jp/
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