6879 IMAGICA G 2020-06-24 16:00:00
2020年3月期 決算説明会資料 [pdf]

決 算 説 明 会
2019年度(2020年3月期)


     2020年6月24日
本日のご説明内容



Ⅰ 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について
    1.連結決算ハイライト
    2.営業利益 前年度比較
    3.セグメント別実績
    4.2020年度業績予想について


Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
    1.「総合力2021」 ~2019年5月弊社発表
    2.市場・社会の変化
    3.変革を促進
    4.5つの基本戦略の進捗状況
    5.まとめ




※当資料での年度表記は右記のように記載。 例:2020年3月期 ⇒ 2019年度
                                                  2
Ⅰ 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について




                                    3
  I 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について
  1. 連結決算ハイライト

  • 売上高、営業利益、当期純利益、いずれも前期から大幅に増加。

                                                                          (単位:百万円)


         売上高                          営業利益                親会社株主に
                                                         帰属する当期純利益

    94,090百万円                      1,351百万円                 664百万円
          前年同期比                          前年同期比                前年同期比
    +3,878百万円(+4.3%)               +425 百万円(+45.9%)          +2,674 百万円

                                                                   664
90,212   94,090                       1,351

                   +3,878                       +425
                  (+4.3%)                     (+45.9%)
                             926
                                                                      +2,674




                                                         -2,010
2018年度 2019年度               2018年度 2019年度                2018年度 2019年度

                                                                                 4
I 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について
2. 営業利益 前年度比較

• 映像コンテンツ事業と映像制作サービス事業で減益も、メディア・ローカライゼーション事業の赤字額削減と映像シ
  ステム事業の増益により、全体で増益。
                                                              (単位:百万円)




                                            -232
                                                    1,351

                                     817
                                                             +425
         926


                -402

                               489
                        -245




        2018年度 映像コンテンツ 映像制作 メディア・ローカ 映像システム 連結調整他   2019年度
        通期実績     事業    サービス ライゼーション    事業           通期実績
                        事業    事業


                                                                     5
Ⅰ 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について
3. セグメント別実績

                         2018年度                  2019年度
                                                            前年比                概況
                          実績         実績           前年比増減
                                                            増減率
               売上高       23,429      26,205         2,776   11.8%  劇場映画作品の規模拡大と作品数増加、
               営業利益            43     △359                           TV-CM・音楽ライブ収録等により増収
 映像コンテンツ事業                                          △402
                                                                     劇場作品等の製作委員会への出資に対する
               (営業利益率)      (0.2%)      (---%)
                                                                     評価損等により、営業損失を計上
               売上高        27,529     26,557         △972    △3.5%  E2Eサービス分野、映画・アニメ向けポストプロダ
               営業利益          677        431                          クションサービス堅調
                                                    △245
映像制作サービス事業                                                           ポストプロダクションの原価コントロールが貢献し、
               (営業利益率)      (2.5%)      (1.6%)                       利益改善
                                                                     人材サービス分野は減収減益
               売上高        24,916     22,660       △2,256    △9.1%  制作体制見直しによる固定費削減と、粗利率
メディア・ローカライゼー   営業利益      △1,257       △768           489             の高い制作案件受注による営業利益の改善
   ション事業                                                             連結子会社2社売却による減収
               (営業利益率)      (---%)      (---%)
                                                                     TV番組向けの受注(欧州)が低調

               売上高        15,946     20,551         4,605   28.9%  映像システム(放送局向け大型案件、CMオ
 映像システム事業      営業利益        1,896      2,714          817             ンライン送稿システム等)とイメージング(ハイス
               (営業利益率)     (11.9%)     (13.2%)                       ピードカメラ等)の両分野で増収増益
その他(連結調整)      営業利益        △433       △666          △232
               売上高        90,212     94,090         3,878    4.3%
   連結合計        営業利益          926      1,351          425    45.9%
               (営業利益率)      (1.0%)      (1.4%)
                                                                                                 6
Ⅰ 2019年度 決算総括 および 2020年度 業績予想について
4.2020年度業績予想について




     新型コロナウィルスの感染拡大により当社グループの事業は、
     • TV-CM案件の一部中断
     • 国内外で、映画の劇場公開延期による作品の納期延期
     • ポストプロダクションやローカライズ業務の延期
     などの影響を受けております。

     緊急事態宣言が日本全域で解除されたものの、経済活動が元の水準に戻る
     には一定の期間を要するものと考えております。

     2021年3月期の業績予想につきましても、現時点では合理的な算定が困難で
     あることから、未定とさせていただきます。
     今後、算定が可能になった時点で公表いたします。



                                            7
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて




                                                  8
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
1.「総合力2021」 ~2019年5月弊社発表




                                                  9
  Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
  2.市場・社会の変化




                市場環境の変化                  ニーズの拡大
            • 三密環境を避ける             • 通信技術を活用した
 共通課題       • 接触・対面でのコミュニケー          コミュニケーションの促進   事業の変革を促進
              ションの極小化

           • 座席制限での上映              • 映像配信の需要拡大          新たな
      楽しみ方 • ライブ、スポーツイベントの         • 無観客でのイベント企画    エンタテインメントの
エンタ          制限事項付き開催                                 あり方を提案
テイン
メント         • 制作体制の見直し             • リモートの制作環境と
                                                      映像制作
      作り方     (撮影現場・ポスプロ)            ワークフロー
                                                     改革への挑戦

                                   • リモートワークの推奨
            • 通勤、接客、登園・登校
 社会環境                              • オンライン教育、遠隔医療   産業界での映像活用
              などの移動・集合の制限
                                     などの推進


                                                                 10
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
3.変革を促進



                           「総合力2021」の加速


         基本戦略                                     事業の変革を促進

 1.新たなグローバル戦略の構築
                                           新たなエンタテインメントのあり方を提案
                                          最新技術による新しい映像・ユーザー体験の創出
 2.既存事業の収益力向上

                                           映像制作改革への挑戦
 3.新たなビジネスモデルへの転換
                                         リモート・非接触での映像制作フローの実現

 4.新規事業の創出と展開
                                           産業界での映像活用

 5.人材育成と働き方改革の推進                          教育や医療へのリモート環境をサポート
                                          検査装置領域や通信領域への事業拡大


                                                                   11
  Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
  4.5つの基本戦略の進捗状況             1. 新たなグローバル戦略の構築


  グローバルでE2Eサービスを展開

   ⃝ 顧客とのグローバルワンストップ体制の確立
   ⃝ 業務領域を拡大・シフト
   ⃝ オペレーション効率の向上



    海                          業務連携
    外   メジャー
    ク                                                               国内
        スタジオ
    ラ                                                             クライアント
    イ
    ア
    ン    OTT                                        IMAGICA SDI Studio営業開始
    ト    事業者
                                                    (20年2月17日)
                             E2Eを共同提案

                   ダイレクトにローカライズ受注

※「E2E(End to End)サービス」
  劇場作品などのオリジナル作品完成後に提供するローカライズ(字幕・吹替)とディストリビューションを統合したサービス
                                                                             12
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況             2. 既存事業の収益力強化



               ⃝ 長期複数案件を受注することで、安定的な制作体制を構築。
   アニメ         ⃝ 海外メジャースタジオとの直接取引を開始。
  制作事業         ⃝ 制作案件のコスト管理を徹底。               映像制作
               ⃝ マレーシアでのオフショア化を推進。           改革への挑戦


               ⃝ 制作案件のコスト管理を徹底・原価管理体制の強化。
  CM・映画        ⃝ 出資作品管理の厳格化。
  制作事業         ⃝ OTT事業者との関係構築、強化。                  映像制作
               ⃝ 完全リモートでショートムービーを制作・公開。           改革への挑戦


               ⃝ 作業工程の見直し・自動化による労働時間短縮。
   ポスプロ
               ⃝ リモートワークの推進。                       映像制作
    事業
               ⃝ 海外関連会社との連携によるE2Eサービスの拡大。         改革への挑戦


               ⃝ デバック強化(特にゲーム) → 新潟に拠点を増設(2020年3月)
    人材
               ⃝ IT技術者はコロナで需要増 → 湘南ハイテク企画グループ化(2020年6月)
ソリューション事業
               ⃝ DXを推進する顧客向けに人材派遣を強化。

                                                           13
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況             3. 新たなビジネスモデルへの転換

                                                  新たなエンタテインメントの
1   IPの確保と活用による事業拡大                                  あり方を提案
⃝ 主婦の友インフォス社 グループ化
   • 「薬屋のひとりごと」 シリーズ累計600万部
   • 「異世界食堂」    コミカライズ・アニメ化
   • ライトノベルと声優を軸にしたメディアミックスを推進                    複数のメディア展開へ

⃝ P.I.C.S.企画・制作 オリジナルロボットプロジェクト「ブルバスター」小説化
    • 現在KADOKAWAより第2巻まで発売中




                                                          ©P.I.C.S.

                                                                      14
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況                3. 新たなビジネスモデルへの転換


2     映像制作改革への挑戦 (1)                                          映像制作
                                                             改革への挑戦
⃝ 映像制作の全工程をクラウドで提供
   • プラットフォームビジネス構想の推進
   • 映像制作・流通をサポートするクラウドサービスの充実

                            NEW
               NEW            Pharos
                             メディアや資料等の       映像・動画ファイル管理
                             データを一括管理         クラウドストレージ
                  自動文字起こし

    NEW                                                映像のセキュアな
     Photron            制作管理             流通サポート        高速伝送サービス

Live Cloud Service
    リモートでの編集・プレビュー機能          クラウドプラットフォーム




                                                                      15
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況             3. 新たなビジネスモデルへの転換


2    映像制作改革への挑戦 (2)                                    映像制作
                                                      改革への挑戦
⃝ ビジネスモデルの変革
   • クラウドシステムを積極的に活用することにより、従来型ビジネスモデルから変革




      従来型        システム販売            編集スタジオ等        媒体でのアーカイブ
    ビジネスモデル                       集合環境での業務




      新しい     サブスクリプション方式         リモートでの制作        クラウドアーカイブ
    ビジネスモデル      への転換            自動化による効率化         リモート編集



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Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況                 3. 新たなビジネスモデルへの転換


3   映像システム領域での挑戦                                                  産業界での
                                                                  映像活用
⃝ 教育・医療領域のビジネスモデル変革
   • ニューノーマル環境下において求められる教育現場のリモート化をサポート




    • 医療領域におけるクラウド対応 勉強会映像や医療機器取扱説明ビデオ等を、医療関係者が利用

                           動画視聴用                      クラウドプラットフォーム(国内DC)
    講義室                      通信
                                   SINET5   収録&動画配信
                  動画視聴端末           閉域接続      管理用通信

          IPカメラ



          IP変換機
                                                      保守用通信
                                                                           17
                           管理用端末
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況             4. 新規事業の創出と展開


1   ライブエンタメ事業の拡大                                   新たなエンタテインメントの
                                                      あり方を提案
⃝ エンタメテック新会社 「IMAGICA EEX(イマジカ イークス)」設立 (2020年7月3日)
  クリエイティブとテクノロジーを融合させることで、ニューノーマル下での新しい映像体験の機会を創出。

当社がこれまで取り組んできた「VISIONS」のように、“斬新な映像表現”、“空間デザイン”、“距離の制約
を超えたリアルなイベント体験”など、これまでにない新たなエンタテイメントを創造していく。

                         取り組み具体例:「VISIONS」




※エンタメテック(Entertainment Technology):
エンタテインメントとテクノロジーを組み合わせた造語。ライブビューイング、5G、動画配信、AR/VR等の最先端テクノロジーを駆使して、エンタテ
インメント体験をより楽しく、新しくする技術またはビジネス全般のこと。
                                                                         18
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況              4. 新規事業の創出と展開


2   映像システム事業の領域拡大                                          産業界での
                                                           映像活用



    既存領域              展開領域の拡大

                       計測
                                                        IoT & AIの活用
                              集積     解析       制御
    ハイスピードカメラ
    偏光カメラ
    6Dマーカー            ■FA領域            ■自動車検査領域          ■光学計測領域
                      ハイスピード監視システム     ・ 衝突安全性能試験        ・ 光学フィルム検査
                                       ・ 燃焼の可視化

                                          FASTCAM MH6
    製品領域の拡大
    展開先のニーズに則し
    て細分化
    例)
    超小型ペンシル型カメラヘッド、
    無線対応型ハイスピードカメラ
                                                                 偏光干渉計



3   M&Aによる新規事業の創出

⃝ 引き続き、グループの構造改革の加速に貢献する事業のM&Aを模索。
                                                                         19
Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
4.5つの基本戦略の進捗状況             5. 人材育成と働き方改革の推進


1   人材育成

⃝ グループをリードする経営人材の育成プログラムを開始
    • 5年後の経営者:        「経営マネジメント塾」
    • 10年後の経営者:       「次世代経営者育成研修」
⃝ グローバル人材育成の為のプログラム開始
    • 海外リーダ人材育成:      「次世代グローバルリーダー育成プログラム」
    • 海外基礎力強化:        「グローバルマインドセット研修」

2   働き方改革

⃝ 意識改革と生産性の向上
    • 意識改革:          従来の働き方に捉われない発想・ルール作り
    • 生産性の向上:        仕事の効率を上げると同時に、従業員のワークライフバランスをさらに改善


⃝ デジタルトランスフォーメーション(デジタルによる変革)の推進
   • リモート制作によるワークフローの効率化                           映像制作
   • テレワーク、オンライン会議などによる働き方の多様化                    改革への挑戦
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Ⅱ 中期経営戦略の進捗と2020年度重点施策~With コロナ, After コロナを見据えて
5.まとめ

             将来への投資は実行、不要不急の投資・出費は抑制し、
                  「総合力2021」を着実に実現する

              基本戦略                                 2020年度重点施策
           - 将来への投資領域 -
                                                  新たなグローバル戦略の構築
      1.新たなグローバル戦略の構築                       •   グローバルでE2Eサービスを展開
                                                  新たなエンタテインメントの
      2.既存事業の収益力向上                                     あり方を提案
                                            •   IP の確保と活用による事業拡大
                                            •   ライブエンタメ事業の拡大
      3.新たなビジネスモデルへの転換                             映像制作改革への挑戦
                                            •   映像制作全工程のクラウド化
                                            •   働き方改革による生産性の向上
      4.新規事業の創出と展開
                                                   産業界での映像活用

      5.人材育成と働き方改革の推進                       •   映像システム事業の領域拡大
                                            •   教育・医療領域でのクラウド対応

                                                                   21
                   お問い合わせ先

        株式会社IMAGICA GROUP グループ経営管理部
   〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-3-2 内幸町東急ビル11階
      TEL:03-6741-5742          FAX:03-6741-5752
                 Email:ir@imagicagroup.co.jp
             URL:https://www.imagicagroup.co.jp/



【将来予測について】
本資料に記載されている当期ならびに将来の業績に関する予想、計画、見通し等は、現在入手可能な情報に基
づき算定しており、判断や仮定に内在する不確実性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能
性に照らし、実際の業績等が見通しの数値と異なる結果となり得ることをご承知おきください。
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