2020年3月期 通期決算説明資料
株式会社IMAGICA GROUP
証券コード：6879
2020年6月12日
通期連結決算ハイライト
売上高38億増収、営業利益4億増益 （単位：百万円）
のれん等償却前 親会社株主に帰属
売上高 営業利益
営業利益 する当期純利益
94,090 2,456 1,351 664
前年同期比 前年同期比 前年同期比 前年同期比
＋3,878 △12 ＋425 ＋2,674
2,469 2,456
94,090
90,212 1,351
特別利益に
固定資産売却益
926 1,650百万を計上
664
特別損失に
OLMのれん一時償却
2,290百万を計上
※のれん等償却前営業利益
＝営業利益＋のれん償却＋商標権他無形固定資産償却
△ 2,010
2019/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期 2
セグメント別 実績総括
メディア・ローカライゼーション事業 増益、映像システム事業 増収増益
（単位：百万円）
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
実績 実績 前年比増減 前年比増減率
売上高 23,429 26,205 2,776 11.8%
映像コンテンツ事業 営業利益 43 △ 359 △ 402 ー
（営業利益率） 0.2% ー
売上高 27,529 26,557 △ 972 △3.5%
映像制作サービス事業 営業利益 677 431 △ 245 △36.3%
（営業利益率） 2.5% 1.6%
売上高 24,916 22,660 △ 2,256 △9.1%
メディア・ローカライゼーション 営業利益 △ 1,257 △ 768 489 ー
事業 （営業利益率） ー ー
のれん等償却前営業利益 △ 77 300 378 ー
売上高 15,946 20,551 4,605 28.9%
映像システム事業 営業利益 1,896 2,714 817 43.1%
（営業利益率） 11.9% 13.2%
売上高 △ 1,609 △ 1,884 △ 274 ー
その他（連結調整）
営業利益 △ 433 △ 666 △ 232 ー
売上高 90,212 94,090 3,878 4.3%
連結合計
営業利益 926 1,351 425 45.9%
3
売上高 前年比増減要因
映像コンテンツ事業、映像システム事業が増収。全体では前年比4.3％の増収。
（単位：百万円）
+3,878
映像システム （+4.3%）
メディア・
ローカライ
+4,605
ゼーション
映像コンテンツ
映像制作
△2,256 サービス
+2,776
その他 94,090
90,212 △972
△274
2019年3月期 2020年3月期
通期実績 通期実績
4
営業利益 前年比増減要因
映像システム事業、メディア・ローカライゼーション事業の2セグメントで増益
（単位：百万円）
+425
映像システム （+45.9%）
映像コンテンツ
+817
メディア・
△402 ローカライ
映像制作
サービス ゼーション 1,351
926
△245 その他
+489
△232
2019年3月期 2020年3月期
通期実績 通期実績
5
映像コンテンツ事業
劇場映画作品の規模拡大と作品数増加、CM・音楽ライブ収録 等により増収
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
実績 実績 前年比増減 前年比増減率
売上高 23,429 26,205 2,776 11.8%
映像コンテンツ事業 営業利益 43 △ 359 △ 402 ー
（営業利益率） 0.2% ー
売上高 前年比 ＋27.7億円 営業利益 前年比 ▲4.0億円
劇場映画（実写・アニメ）作品 制作 劇場作品等の製作委員会への出資に
規模拡大、作品数増 対する評価損等により、営業損失を計上
CM制作、音楽ライブ収録 順調（大
型案件受注）
6
映像制作サービス事業
E2Eサービス＊分野順調も、人材サービス分野は減収減益
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
実績 実績 前年比増減 前年比増減率
売上高 27,529 26,557 △ 972 △3.5%
映像制作サービス事業 営業利益 677 431 △ 245 △36.3%
（営業利益率） 2.5% 1.6%
売上高 前年比 ▲9.7億円 営業利益 前年比 ▲2.4億円
E2Eサービス＊分野、映画・アニメ向け ポストプロダクションは原価コントロールが
ポストプロダクションサービス堅調 貢献し、利益改善
4Qコロナ影響により撮影・アーカイブ 人材サービス分野にて、投資により販管
サービスの受注減少 費増
人材サービス分野は、連結子会社1社
売却等により減収
※E2Eサービス：劇場映画やテレビドラマ作品などの映像コンテンツを編集等により作品として完成させた後に提供するサービス全般のこと。主にローカライズ(吹替、字幕付)とディストリビューションを統合したサービス。 7
メディア・ローカライゼーション事業
固定費削減策により営業利益が改善
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
実績 実績 前年比増減 前年比増減率
売上高 24,916 22,660 △ 2,256 △9.1%
メディア・ローカライゼーション 営業利益 △ 1,257 △ 768 489 ー
事業 （営業利益率） ー ー
のれん等償却前営業利益 △ 77 300 378 ー
売上高 前年比 ▲22.5億円 営業利益 前年比 +4.8億円
連結子会社2社売却による減収 制作体制見直しによる固定費削減
TV番組向けの受注（欧州）が低調 粗利率の高い制作案件（劇場映画ト
レーラー制作・ローカライズ 等）受注
SDI Media Group, Inc.とその子会社の決算日が
12月31日であるため、当連結会計年度には2019
年1月1日～2019年12月31日の実績を反映。
8
映像システム事業
映像システムとイメージング（ハイスピードカメラ）の両分野で増収増益
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
実績 実績 前年比増減 前年比増減率
売上高 15,946 20,551 4,605 28.9%
映像システム事業 営業利益 1,896 2,714 817 43.1%
（営業利益率） 11.9% 13.2%
売上高 前年比 ＋46.0億円 営業利益 前年比 +8.1億円
映像システム分野納品順調 高利益率の大型案件をはじめとした受
ハイスピードカメラ新製品の販売が 欧米 注増により粗利益が大幅増加
を中心に好調
ＣＭオンライン送稿数が順調に増加
9
2021年3月期の業績予想について
新型コロナウイルス感染症の拡大により、現時点では合理的な業績予想の
算定が困難であることから、
2021年３月期の業績予想は未定とさせていただきます。
今後、合理的な業績予想の算定が可能になった時点で公表いたします。
10
Appendix.
連結損益計算書
2019年3月期 2020年3月期
（単位：百万円）
通期実績 通期実績 前年増減額 前年増減比
売上高 90,212 94,090 3,878 4.3%
売上総利益 23,617 23,769 151 0.6%
(売上総利益率) 26.2% 25.3%
営業利益 926 1,351 425 45.9%
(営業利益率) 1.0% 1.4%
経常利益 789 416 △ 372 △47.2%
(経常利益率) 0.9% 0.4%
特別利益 391 1,688 1,297 331.5%
特別損失 2,876 358 △ 2,517 △87.5%
税金等調整前当期純利益又は純
△ 1,695 1,746 3,442 ー
損失
親会社株主に帰属する当期純利
△ 2,010 664 2,674 ー
益又は純損失
(参考)のれん等償却前営業利益 2,469 2,456 △ 12 △0.5%
※のれん等償却前営業利益＝営業利益＋のれん償却＋商標権他無形固定資産償却
12
連結貸借対照表
（単位：百万円） 2019年3月期末 2020年3月期末 前期比 主な増減要因
流動資産 40,119 35,295 △ 4,824 現預金+1,260 受取手形及び売掛金△2,434
資 うち現預金 6,079 7,339 1,260 たな卸資産△1,618 その他△2,039
産
固定資産 24,606 26,859 2,253 土地△1,238 のれん△601
の 投資有価証券△484 関連会社株式+2,384
部 うちのれん 3,769 3,167 △ 601 繰延税金資産+445
資産合計 64,725 62,154 △ 2,570
流動負債 26,712 25,762 △ 950 未払法人税+857 支払手形&買掛金△596
短期借入金△370
うち短期借入金 5,375 5,004 △ 370 前受金△796 未払金△660
負 固定負債 10,115 8,913 △ 1,201 長期借入金△658 繰延税金負債△210
債
うち長期借入金 6,169 5,510 △ 658 長期未払金△142
・
純 負債合計 36,828 34,676 △ 2,151
資 株主資本 24,857 25,428 570 （参考）自己資本
産
その他包括利益累計額 292 △ 361 △ 653 2019年3月期末 25,150 (38.9%)
の
部 新株予約権 ー 11 11 2020年3月期末 25,066 (40.3%)
非支配株主持分 2,747 2,400 △ 347
純資産合計 27,897 27,478 △ 418
負債純資産合計 64,725 62,154 △ 2,570
ネット資金 △ 5,465 △ 3,175 2,290 （現預金－長短期借入金）
13
連結キャッシュ・フロー計算書
（単位：百万円） 2019年3月期 4Q 2020年3月期 4Q
税金等調整前当期純利益 △ 1,695 1,746
減価償却費 2,887 2,777
のれん償却費 3,220 576
売上債権の増減額 △ 976 2,248
たな卸資産の増減額 △ 3,399 1,528
仕入債務の増減額 949 △ 480
前受金の増減額 2,474 △ 482
未払又は未収消費税等の増減額 △ 879 1,115
法人税等の支払額 △ 1,197 △ 1,337
その他 △ 1,266 △ 719
営業活動によるキャッシュ・フロー 117 6,974
短期貸付けによる支出 △ 609 △ 15
短期貸付金の回収による収入 － 583
長期貸付けによる支出 － △ 1,791
有形固定資産の取得による支出 △ 1,177 △ 1,468
有形固定資産の売却による収入 309 2,674
関係会社株式の取得による支出 △ 147 △ 2,975
その他 204 △ 1,304
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 1,420 △ 4,297
短期借入金の純増減額 471 245
長期借入金の返済による支出 △ 2,490 △ 2,473
長期借入れによる収入 － 1,090
自己株式の取得による支出 △ 512 －
配当金の支払額 △ 445 △ 220
その他 △ 783 66
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 3,760 △ 1,291
現金および現金同等物の増減額（△は減少） △ 5,064 1,260
現金および現金同等物の期末残高 6,067 7,327 14
2020年1月-3月 主なグループTOPICS
2020/01 2020/02 2020/02 2020/02
イマジカデジタルスケープ フォトロン IMAGICA SDI Studio イマジカデジタルスケープ
新潟に初進出 ものづくりの“データ断絶”を解消！ IMAGICA Lab. と SDI Media Infinite Pixel Viewer 発売開始
デバッグ事業拡大で新拠点開設を 「日本の“ものづくり”支援ツール」 Group 日本国内におけるダビン 超高精細な画像をリアルタイムに
決定 3D CADソフトウェア「図脳CAD グスタジオとして、株式会社 拡大して見られるインタラクティ
3D V2」新発売 IMAGICA SDI Studioを設立 ブなビューア。美術館・博物館・
医療・教育利用に期待
2020/03 2020/03 2020/03 2020
フォトロン イマジカデジタルスケープ IMAGICA GROUP 公開劇場映画 制作実績
外国人労働者の作業理解をサポー 2021年3月卒業予定の学生向け IMAGICA GROUPが「NTTドコモ
トする 動画編集アプリ「Photron- 「オンライン会社説明会」を 新体感ライブCONNECTスペシャ
Mobile Video Creator」 翻訳機能 クリ博ナビにて開始 ルイベント」高臨場感ライブ
搭載モデルを発売 ビューイングに参画 『花と雨』1/17～
『初恋』2/28～
15
15
2019年10月-12月 主なグループTOPICS
2019/10 2019/11 2019/11 2019/11
イマジカ・ライヴ ROBOT ROBOT IMAGICA Lab.
AIスポーツ映像技術のグローバル ROBOT×松竹×ぴあ によるキャラ ROBOT 企画・制作の体験型エン 国内初 「Dolby Cinema™（ドル
リーダーであるWSC Sports、J クターコンテンツ『ももまち』 タテインメント、11月１日～ ビーシネマ）」に対応したカラー
リーグメディアプロモーション 岡山県とのコラボアニメーション 2020年１月13日公開 グレーディング、デジタルシネマ
(JMP)と共に日本サッカーの革新 公開 「さかなクンと秘密のラボ in サン パッケージ(DCP)マスタリング、
的映像コンテンツ配信に着手 シャイン水族館」 映写サービスを開始
2019/11 2019/11 2019/11 2019/12
フォトロン M&Eｿﾘｭｰｼｮﾝｽﾞ IMAGICA Lab.／フォトロン IMAGICA Lab. グループ内3社
ネットワークカメラ収録システム 「Inter BEE 2019（国際放送機器 IMAGICA Lab. 22.2ch対応のMA ウェザーマップ、
「Spider Rec」 を東邦大学に納入 展）」に出展。次世代の映像制作 室を携えた新拠点渋谷公園通りス オー・エル・エム・デジタル、
フローの核となるクラウド技術を タジオNEXTをオープン IMAGICA GROUP 共同開発
活用した最新サービスを提案
東京大学大学院情報理工学系研
究科 猿渡研究室と連携し、
お天気キャスター 森田正光の
声をAIで再現するリアルタイム
音声合成システム『バーチャル
森田さん』を共同開発
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2019年7月-10月 主なグループTOPICS
2019/7 2019/8/5 2019/9/1 2019/9/11
IMAGICA Lab. フォトロンM&Eソリューションズ IMAGICA GROUP フォトロン
「日メコン交流年2019」記念事業 手術映像収録配信システム『Kada- 当社グループの企業経営と企業統 国産２次元ＣＡＤソフトウェアシ
（映画分野での交流・協力事業） OR』 治に関する基本姿勢を示した リーズ最新版
に総合協力企業として参加。日 循環器内科向け映像収録配信シス 「コーポレートガバナンス・ガイ 『図脳RAPIDPRO20』・『図脳
ミャンマー最初の合作映画（1935 テム『Kada-Live』 ドライン」を制定 RAPID20』新発売
年）のデジタル復元も 新発売
2019/10 2019/10
2019 公開劇場映画 制作実績
ROBOT・P.I.C.S IMAGICA Lab.
地域カルチャーイベント「恵比寿 第32回東京国際映画祭に協賛
『小さな恋のうた』5/24～ 文化祭 ２０１９ 」の企画として
恵比寿ガーデンプレイスでキッズ
『ウィーアーリトルゾンビーズ』6/14～
向けイベント開催
『MONGOL800 -message-』7/5～
『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』7/12～
『アルキメデスの大戦』7/26～
『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』8/2～
『二ノ国』8/23～
『見えない目撃者』9/20～
『任俠学園』9/27～
『ひとよ』11/8～
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2019年4月-6月 主なグループTOPICS
2019/4/1
2019/4/1 IMAGICA Lab. 2019/4 フォトロン 2019/6 IMAGICA Lab.
IMAGICA GROUP
グループ内ベンチャー制度第１号 米映像企業Pixelogic Holdings,LLC 自動車衝突安全試験用高速度カメ 3Dホログラム生成技術の国内マー
デジタル映像会社 の増資引受により株式取得 ラ『FASTCAM Mini CX100』を ケティングでリアライズ・モバイ
「IMAGICA IRIS」事業開始 新発売 ル社と協業体制構築
2019/3/24 IMAGICA GROUP／ROBOT 2019/6 ROBOT 2019/6 IMAGICA Lab.
世界初：12 Kワイド映像と照明を同期した未来型ﾗｲﾌﾞﾋﾞｭｰｲﾝｸﾞを実施 第72回 広告電通賞にて総合賞、最 第23 回 JPPA AWARDS 2019
最先端ライブスペクタクル 高賞などを受賞 （日本ポストプロダクション協
「VISIONS SUPER LIVE VIEWING supported by LDH」 「おくる福島民報」スペシャル 会） にて 『日日是好日』が
ムービー 経済産業大臣賞 受賞
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お問い合わせ先
株式会社IMAGICA GROUP グループ経営管理部
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-3-2 内幸町東急ビル11階
ＴＥＬ：03-6741-5742 ＦＡＸ：03-6741-5752
Email：ir@imagicagroup.co.jp
URL：https://www.imagicagroup.co.jp/
【将来予測について】
本資料に記載されている当期ならびに将来の業績に関する予想、計画、見通し等は、現在入手可能な情報に基
づき算定しており、判断や仮定に内在する不確実性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能
性に照らし、実際の業績等が見通しの数値と異なる結果となり得ることをご承知おきください。