6879 IMAGICA G 2020-06-12 15:30:00
2020年3月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
株式会社IMAGICA GROUP(6879) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(追加情報) …………………………………………………………………………………………14
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………14
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………17
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………17
4.その他 …………………………………………………………………………………………………17
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1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①当連結会計年度の概況
当社はグループを取り巻く成長機会と経営課題を踏まえ、グループの構造改革を加速し、成長と収益性を伴った
バランスのとれた事業ポートフォリオの構築を目指し、新中期経営戦略『総合力2021』を策定いたしました。この
新中期経営戦略に基づき、当連結会計年度を収益体質立て直しの年と位置付け、「映像を軸にグループ総合力を発
揮」することを基本方針として、各事業セグメントにおいてそれぞれの重点項目に取り組んでまいりました。
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は940億90百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は13億
51百万円(前年同期比45.9%増)、経常利益は営業外費用に為替差損並びに持分法による投資損失等を計上したこと
により、4億16百万円(前年同期比47.2%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産譲渡等
による特別利益を計上した一方で、新型コロナウイルス感染症による将来業績への影響を総合的に勘案した結果、
特別損失に減損損失を計上し、また繰延税金資産を取り崩したことなどから、6億64百万円(前年同期は親会社株主
に帰属する当期純損失20億10百万円)となりました。
②セグメント別の業績
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
1)映像コンテンツ事業
当連結会計年度における映像コンテンツ事業の業績は、売上高は262億5百万円(前年同期比11.8%増)、営業損
失は3億59百万円(前年同期は営業利益43百万円)となりました。
上期には実写、アニメともに劇場映画作品の制作規模の拡大並びに件数が前年同期比で増加、また、TVCM、
音楽ライブ収録も大型を含む案件数が増加して好調に推移しました。一方下期は、TVアニメシリーズの制作数
減少などがあったものの、通期では増収を達成いたしました。
営業利益については、劇場作品等の製作委員会への出資に対する評価損等により、営業損失を計上いたしまし
た。
2)映像制作サービス事業
当連結会計年度における映像制作サービス事業の業績は、売上高は265億57百万円(前年同期比3.5%減)、営業
利益は4億31百万円(前年同期比36.3%減)となりました。
映像コンテンツのポストプロダクションやE2Eサービス※1などの分野においては、デジタルシネマサービスや
映画・アニメ向け等のポストプロダクションサービスが堅調に推移しました。また第4四半期において新型コロ
ナウイルス感染拡大防止に基づいたスポーツ他イベント中止や延期に伴い、一部の撮影サービス・アーカイブサ
ービスの受注減少が発生したものの、通期の売上は前期水準を維持することができました。営業利益についても
継続的な原価コントロール等により増益となりました。
人材サービス分野においては、連結子会社1社の売却やデジタルコンテンツ事業拡充への投資等により、前期
に比して減収減益となりました。
※1E2Eサービス:End to End。劇場映画やテレビドラマ作品などの映像コンテンツを編集等により作品とし
て完成させた後に提供するサービス全般を言い、主にローカライズ(吹替、字幕付)とディストリビューション※2を
統合したサービスを言う。
※2ディストリビューションとは、各メディア(劇場、VODやDVD/BDなど)へ映像コンテンツを配信する
ため、完成した作品の原版から、それぞれのメディア用にデータを作成、データチェック、納品の作業、及びそ
の工程管理・素材管理を包括的に行うサービス
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3)メディア・ローカライゼーション事業
当連結会計年度におけるメディア・ローカライゼーション事業の業績は、売上高は226億60百万円(前年同期比
9.1%減)、営業損失は7億68百万円(前年同期は営業損失12億57百万円)となりました。
売上高については、欧州地域のテレビ番組向けローカライズの不調及び連結子会社2社の売却により、減収と
なりました。しかしながら、利益率の高い制作案件の好調な推移とともに、制作体制の見直しによる固定費削減
を確実に進めたこと等により、売上の減少影響を抑制して損益が改善いたしました。
なお、2019年4月より持分法適用関連会社となったPixelogic Holdings, LLCと連携し、新規映像配信プラット
フォーム向け等の受注増の取り組みを継続いたしました。
当該事業分野の業績につきましては、SDI Media Group, Inc.とその子会社の決算日が12月31日であるため、当
連結会計年度には2019年1月1日~2019年12月31日の実績を反映しております。
4)映像システム事業
当連結会計年度における映像システム事業の業績は、売上高は205億51百万円(前年同期比28.9%増)、営業利益
は27億14百万円(前年同期比43.1%増)となりました。
映像システム分野においては、上期に計上した放送局向け大型案件に加え、各案件の納品を順調に進めた結果、
大幅な増益となりました。またCMオンライン送稿システムもマーケットニーズの拡大により販売を順調に伸ば
しました。イメージング分野においても、ハイスピードカメラ新製品の欧米での販売が好調に推移しており、映
像システム事業全体で大幅な増収増益を達成いたしました。
※前連結会計年度まで「プロ用映像機器分野」と記載し報告してまいりました事業分野について、直近の業態
に即し、「映像システム分野」に名称を改めました。
(2)当期の財政状態の概況
①資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて48億24百万円(12.0%)減少し、352億95百万円となりました。
これは主に、受取手形及び売掛金、並びにたな卸資産が減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて22億53百万円(9.2%)増加し、268億59百万円となりました。
これは主に、土地及びのれんが減少した一方で、関係会社株式及び長期貸付金が増加したことによるものであり
ます。
これらの結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて25億70百万円(4.0%)減少し、621億54百万円となりまし
た。
②負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて9億50百万円(3.6%)減少し、257億62百万円となりました。
これは主に、未払法人税等が増加した一方で、前受金及び未払金、並びに支払手形及び買掛金が減少したことに
よるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて12億1百万円(11.9%)減少し、89億13百万円となりました。
これは主に、長期借入金及び繰延税金負債が減少したことによるものであります。
これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて21億51百万円(5.8%)減少し、346億76百万円となりまし
た。
③純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べて4億18百万円(1.5%)減少し、274億78百万円となりました。なお、自己資
本比率は40.3%となりました。
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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前連結会計年度末に比べて12億60百万
円(20.8%)増加し、73億27百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
1)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、69億74百万円(前年同期は1億17百万円の獲得)となりました。
これは、前受金の減少により資金が減少した一方、売上債権の回収、たな卸資産の減少、並びに未払又は未収
消費税等の増減により資金が増加したことによるものであります。
2)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べて28億76百万円(202.5%)増加し、42億97百万円となり
ました。
これは、有形固定資産の売却により資金が増加した一方、関係会社株式の取得及び長期貸付けにより資金が減
少したことによるものであります。
3)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べて24億68百万円(65.7%)減少し、12億91百万円となり
ました。
これは、長期借入れにより資金が増加した一方、長期借入金の返済により資金が減少したことによるものであ
ります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率 40.2 38.6 41.7 38.9 40.3
時価ベースの自己資本比率 28.4 48.5 76.0 45.5 25.1
キャッシュ・フロー対有利子
3,430.8 371.7 358.2 10,625.2 162.4
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
5.9 26.3 26.0 0.4 21.4
レシオ
※自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用してお
ります。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っているすべての負債を対象とし
ております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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(4)今後の見通し
当社グループは、グループの構造改革を加速し、成長と収益性を伴ったバランスのとれた事業ポートフォリオ
の構築を目指し、2020年3月期より新中期経営戦略『総合力2021』を掲げ、以下の基本戦略の推進に取り組んで
おります。
1.新たなグローバル戦略の構築
2.既存事業の収益力向上
3.新たなビジネスモデルへの転換
4.新規事業の創出と展開
5.人材育成と働き方改革の推進
急速に進化する技術革新に加え、今般の新型コロナウイルス感染拡大を背景とした社会環境の変化により、当
社グループが軸足を置く映像関連事業においても大きな変革期を迎えています。
当社グループは、このような環境の変化をビジネスチャンスと捉え、“映像”による新しいエンタテイメント
の提案、新しい生活様式に即した“映像”制作への挑戦、医療や教育分野などエンタテイメント分野にとらわれ
ない“映像”活用など、ビジネスモデルの転換と新規事業の創出に取り組むことで、『総合力2021』の実現に向
けた変革を加速してまいります。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大により当社グループの事業は、映画の劇場公開延期による制作
作品の納品延期、TVCM案件の制作一時中断によるポストプロダクションやE2Eサービスの延期など、一定
の影響を受けております。また緊急事態宣言が日本全域で解除になったものの、事業環境の改善にはまだ一定の
時間を要するものと考えております。
このような状況下では、当社グループとしては業績予想を合理的に算定することは困難であると判断したこと
から、2021年3月期の業績予想を未定とさせていただきます。
今後、業績予想の算定が可能になった時点で公表いたします。
《配当に関する方針》
当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要事項のひとつと位置づけております。配当に
つきましては、連結業績に応じた利益配分を基本とした上で、連結配当性向の目標を30%とし、安定した配
当の維持と配当水準の向上を目指しております。
なお、特別な損益等の特殊要因が当期純利益に大きく影響を与える場合は、配当の決定にあたり、基本的
に特殊要因を考慮した配当性向を踏まえ、株主様への安定的な配当と今後の事業展開や内部留保の状況など
を総合的に勘案し決定いたしております。
なお、2021年3月期の期末配当金については未定とさせていただき、予想可能となった時点で公表いたし
ます。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸表を作成する方針であ
ります。
なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であ
ります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,079,172 7,339,777
受取手形及び売掛金 19,043,240 16,609,098
たな卸資産 11,352,166 9,734,028
その他 3,704,760 1,665,660
貸倒引当金 △60,006 △53,471
流動資産合計 40,119,332 35,295,092
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 13,249,767 13,468,029
減価償却累計額 △9,682,599 △9,929,756
減損損失累計額 △64,483 △194,813
建物及び構築物(純額) 3,502,684 3,343,459
機械装置及び運搬具 10,979,003 10,302,545
減価償却累計額 △10,752,343 △10,062,367
減損損失累計額 △109,269 △107,024
機械装置及び運搬具(純額) 117,391 133,153
土地 2,944,295 1,705,819
リース資産 1,761,200 2,031,925
減価償却累計額 △960,522 △1,245,209
減損損失累計額 - △50,742
リース資産(純額) 800,677 735,973
建設仮勘定 60,508 341,285
その他 5,206,019 5,321,117
減価償却累計額 △3,540,247 △3,742,931
減損損失累計額 △7,270 △14,547
その他(純額) 1,658,500 1,563,637
有形固定資産合計 9,084,058 7,823,328
無形固定資産
ソフトウエア 1,189,223 1,242,332
のれん 3,769,751 3,167,870
その他 4,377,450 4,085,856
無形固定資産合計 9,336,425 8,496,059
投資その他の資産
投資有価証券 2,780,364 2,296,170
関係会社株式 306,705 2,691,296
長期貸付金 182,554 1,986,264
敷金及び保証金 1,177,433 1,466,390
繰延税金資産 1,407,252 1,852,835
その他 441,921 375,336
貸倒引当金 △110,528 △128,070
投資その他の資産合計 6,185,703 10,540,222
固定資産合計 24,606,187 26,859,610
資産合計 64,725,520 62,154,703
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,657,281 6,060,774
短期借入金 5,375,309 5,004,318
未払金 3,688,369 3,027,865
未払法人税等 646,989 1,504,588
前受金 5,735,832 4,939,345
賞与引当金 1,131,264 1,245,383
役員等報酬引当金 146,678 106,568
受注損失引当金 73,117 218,878
その他 3,257,658 3,654,716
流動負債合計 26,712,502 25,762,438
固定負債
長期借入金 6,169,835 5,510,940
長期未払金 316,773 174,097
繰延税金負債 493,520 283,312
退職給付に係る負債 1,356,280 1,233,649
その他 1,779,206 1,711,796
固定負債合計 10,115,616 8,913,796
負債合計 36,828,119 34,676,235
純資産の部
株主資本
資本金 3,244,915 3,306,002
資本剰余金 14,816,170 14,871,552
利益剰余金 7,286,290 7,730,081
自己株式 △489,754 △479,516
株主資本合計 24,857,620 25,428,120
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 741,443 187,009
繰延ヘッジ損益 △1,346 -
土地再評価差額金 △17,933 △17,933
為替換算調整勘定 △442,700 △529,312
退職給付に係る調整累計額 12,919 △1,082
その他の包括利益累計額合計 292,382 △361,318
新株予約権 - 11,484
非支配株主持分 2,747,397 2,400,180
純資産合計 27,897,401 27,478,467
負債純資産合計 64,725,520 62,154,703
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 90,212,331 94,090,704
売上原価 66,595,086 70,321,653
売上総利益 23,617,245 23,769,050
販売費及び一般管理費 22,690,582 22,417,329
営業利益 926,663 1,351,721
営業外収益
受取利息 17,149 189,665
受取配当金 55,958 43,486
受取賃貸料 63,102 71,181
持分法による投資利益 20,157 -
為替差益 3,382 -
その他 125,553 84,241
営業外収益合計 285,303 388,574
営業外費用
支払利息 328,027 337,478
持分法による投資損失 - 597,858
為替差損 - 193,201
その他 94,924 195,455
営業外費用合計 422,951 1,323,993
経常利益 789,014 416,302
特別利益
固定資産売却益 21,817 1,650,783
投資有価証券売却益 369,510 30,063
その他 - 7,750
特別利益合計 391,328 1,688,596
特別損失
固定資産売却損 24,322 -
固定資産除却損 31,536 35,639
減損損失 12,266 220,351
のれん償却額 2,290,323 -
関係会社株式売却損 296,324 -
その他 221,260 102,250
特別損失合計 2,876,033 358,240
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△1,695,690 1,746,657
失(△)
法人税、住民税及び事業税 1,535,509 2,190,709
法人税等調整額 △405,507 △553,874
法人税等合計 1,130,002 1,636,835
当期純利益又は当期純損失(△) △2,825,692 109,822
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △815,631 △554,234
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△2,010,061 664,057
帰属する当期純損失(△)
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △2,825,692 109,822
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △950,923 △555,045
繰延ヘッジ損益 △958 1,346
為替換算調整勘定 △387 △79,554
退職給付に係る調整額 8,976 △14,001
その他の包括利益合計 △943,292 △647,254
包括利益 △3,768,984 △537,431
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △2,958,800 10,357
非支配株主に係る包括利益 △810,184 △547,788
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
計
当期首残高 3,244,915 15,190,725 9,749,118 △42 28,184,716
当期変動額
剰余金の配当 △445,314 △445,314
親会社株主に帰属す
△2,010,061 △2,010,061
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △512,001 △512,001
自己株式の処分 △2,739 22,288 19,548
子会社持分の変動 △371,815 △371,815
持分法の適用範囲の
△7,452 △7,452
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △374,555 △2,462,828 △489,712 △3,327,095
当期末残高 3,244,915 14,816,170 7,286,290 △489,754 24,857,620
その他の包括利益累計額
その他 退職給付に その他の 非支配株主 純資産合計
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 持分
有価証券 係る 包括利益
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 1,689,371 △388 △17,933 △433,870 3,942 1,241,121 3,552,306 32,978,145
当期変動額
剰余金の配当 △445,314
親会社株主に帰属す
△2,010,061
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △512,001
自己株式の処分 19,548
子会社持分の変動 △371,815
持分法の適用範囲の
△7,452
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △947,928 △958 - △8,829 8,976 △948,739 △804,908 △1,753,648
額)
当期変動額合計 △947,928 △958 - △8,829 8,976 △948,739 △804,908 △5,080,744
当期末残高 741,443 △1,346 △17,933 △442,700 12,919 292,382 2,747,397 27,897,401
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株式会社IMAGICA GROUP(6879) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
計
当期首残高 3,244,915 14,816,170 7,286,290 △489,754 24,857,620
当期変動額
新株の発行(新株予約
61,087 61,087 122,174
権の行使)
剰余金の配当 △220,266 △220,266
親会社株主に帰属す
664,057 664,057
る当期純利益
自己株式の処分 △4,388 10,238 5,850
子会社持分の変動 △1,316 △1,316
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 61,087 55,382 443,791 10,238 570,499
当期末残高 3,306,002 14,871,552 7,730,081 △479,516 25,428,120
その他の包括利益累計額
その他 退職給付に その他の 新株予約権 非支配株主 純資産合計
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 持分
有価証券 係る 包括利益
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 741,443 △1,346 △17,933 △442,700 12,919 292,382 - 2,747,397 27,897,401
当期変動額
新株の発行(新株予約
122,174
権の行使)
剰余金の配当 △220,266
親会社株主に帰属す
664,057
る当期純利益
自己株式の処分 5,850
子会社持分の変動 △1,316
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △554,434 1,346 - △86,611 △14,001 △653,700 11,484 △347,217 △989,433
額)
当期変動額合計 △554,434 1,346 - △86,611 △14,001 △653,700 11,484 △347,217 △418,933
当期末残高 187,009 - △17,933 △529,312 △1,082 △361,318 11,484 2,400,180 27,478,467
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
△1,695,690 1,746,657
純損失(△)
減価償却費 2,887,997 2,777,709
のれん償却額 3,220,942 576,956
減損損失 12,266 220,351
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 110,165 △114,517
貸倒引当金の増減額(△は減少) △4,073 11,869
賞与引当金の増減額(△は減少) △382,966 143,999
受取利息及び受取配当金 △73,107 △233,151
支払利息 328,027 337,478
持分法による投資損益(△は益) △20,157 597,858
投資有価証券売却損益(△は益) △363,503 △16,412
関係会社株式売却損益(△は益) 247,317 △7,750
固定資産処分損益(△は益) 34,040 △1,615,143
売上債権の増減額(△は増加) △976,766 2,248,159
たな卸資産の増減額(△は増加) △3,399,043 1,528,726
仕入債務の増減額(△は減少) 949,284 △480,136
前受金の増減額(△は減少) 2,474,295 △482,079
未払又は未収消費税等の増減額 △879,589 1,115,632
未払金の増減額(△は減少) 207,739 △715,304
その他 △1,107,520 764,244
小計 1,569,656 8,405,147
利息及び配当金の受取額 74,673 232,698
利息の支払額 △329,026 △325,682
法人税等の支払額 △1,197,909 △1,337,915
営業活動によるキャッシュ・フロー 117,394 6,974,248
投資活動によるキャッシュ・フロー
短期貸付けによる支出 △609,326 △15,000
短期貸付金の回収による収入 - 583,446
長期貸付けによる支出 - △1,791,800
有形固定資産の取得による支出 △1,177,430 △1,468,069
有形固定資産の売却による収入 309,772 2,674,252
無形固定資産の取得による支出 △653,733 △881,215
関係会社株式の取得による支出 △147,781 △2,975,955
関係会社株式の売却による収入 401,551 -
その他 456,246 △423,124
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,420,700 △4,297,465
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 471,552 245,688
長期借入れによる収入 - 1,090,500
長期借入金の返済による支出 △2,490,726 △2,473,788
自己株式の取得による支出 △512,001 -
配当金の支払額 △445,314 △220,266
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△775,680 △7,828
による支出
非支配株主からの払込みによる収入 447,500 267,500
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △422,351 △445,758
その他 △33,026 252,457
財務活動によるキャッシュ・フロー △3,760,046 △1,291,495
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,357 △124,518
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △5,064,711 1,260,768
現金及び現金同等物の期首残高 11,131,784 6,067,073
現金及び現金同等物の期末残高 6,067,073 7,327,842
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の影響については、今後の広がり方や収束時期等についての統一的な見解は発表され
ておりません。このため、緊急事態宣言が2020年5月に解除されてから、6月以降緩やかに当社グループの業績は
改善することが見込まれるものの、新型コロナウイルス感染症の収束により、売上高等が感染拡大前の水準まで回
復するには翌連結会計年度末までの期間を要するものと仮定をおいて、固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可
能性等の会計上の見積りを行っております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社及び連結子会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、その事業領域を「映像」関連分野として、幅広く事業を展開しており、「映像コンテンツ事
業」「映像制作サービス事業」「メディア・ローカライゼーション事業」「映像システム事業」の4分野を報告セ
グメントとしております。
「映像コンテンツ事業」は、劇場映画・テレビドラマ番組・アニメーション作品・Web関連映像の企画制作、テレ
ビCMを中心とした広告制作、ミュージックビデオを主とした音楽映像制作のほか、各種映像コンテンツのライツビ
ジネスを行っております。
「映像制作サービス事業」は、撮影、TV番組・CM・PR等のビデオ映像・音声編集、デジタル合成、VFX・CGI制作、
デジタルシネマ関連サービスなど、各種映像技術サービスと、クリエイティブ分野に特化した人材ソリューション
を提供しております。
「メディア・ローカライゼーション事業」は、映像コンテンツの吹替え・字幕、映画予告編の制作、聴覚障害者
向け字幕等の事業を展開しております。
「映像システム事業」は、映像・画像に関わる最先端の映像関連機器やソフトウエアの開発・製造・輸入・販
売・保守サービス、画像関連LSIの開発・販売等の事業を展開しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの値であります。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
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株式会社IMAGICA GROUP(6879) 2020年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸
調整額
メディア・ その他 表計上額
映像 映像制作 映像 (注1)
ローカライ 計 (注2)
コンテンツ サービス システム
ゼーション
売上高
外部顧客への
23,213,514 26,570,985 24,630,007 15,600,909 90,015,416 - 196,915 90,212,331
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 216,044 958,784 286,387 345,670 1,806,886 - △1,806,886 -
振替高
計 23,429,559 27,529,770 24,916,394 15,946,579 91,822,303 - △1,609,971 90,212,331
セグメ ン ト 利 益 又
は損失(△)
43,355 677,699 △1,257,694 1,896,925 1,360,286 - △433,622 926,663
セグメント資産 16,036,756 11,484,445 17,872,463 12,057,441 57,451,107 - 7,274,413 64,725,520
その他の項目
減価償却費 188,066 814,111 1,481,642 275,855 2,759,676 - 128,320 2,887,997
減損損失 - 12,266 - - 12,266 - - 12,266
有形固定資産
及び無形固定 181,155 489,249 898,367 316,065 1,884,837 - 21,118 1,905,955
資産の増加額
(注) 1.調整額は以下のとおりであります。
(1) 外部顧客への売上高は、不動産賃貸収入、ビル管理収入等であります。
(2) セグメント利益又は損失(△)の調整額△433,622千円は、持株会社(連結財務諸表提出会社)等に係る
損益776,274千円及びセグメント間取引消去△1,209,897千円であります。
(3) セグメント資産の調整額7,274,413千円には、各報告セグメントに配分していない全社資産16,916,844千
円、セグメント間取引消去△9,642,431千円が含まれております。全社資産は、主に持株会社(連結財務
諸表提出会社)等の現預金及び投資有価証券等の固定資産であります。
(4) 減価償却費の調整額128,320千円には、全社資産に係る減価償却費165,355千円及びセグメント間取引消去
△37,034千円が含まれております。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額21,118千円には、全社資産の取得51,461千円及びセグメ
ント間取引消去△30,342千円が含まれております。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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株式会社IMAGICA GROUP(6879) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸
その他 調整額
メディア・ 表計上額
映像 映像制作 映像 (注1) (注2)
ローカライ 計 (注3)
コンテンツ サービス システム
ゼーション
売上高
外部顧客への
25,938,151 25,461,130 22,584,951 20,015,927 94,000,161 - 90,542 94,090,704
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 267,442 1,096,469 75,164 535,816 1,974,892 - △1,974,892 -
振替高
計 26,205,594 26,557,600 22,660,115 20,551,744 95,975,054 - △1,884,350 94,090,704
セグメ ン ト 利 益 又
は損失(△)
△359,560 431,944 △768,691 2,714,477 2,018,170 △11,316 △655,131 1,351,721
セグメント資産 14,781,406 11,722,662 16,649,222 10,906,017 54,059,308 3,879,439 4,215,955 62,154,703
その他の項目
減価償却費 178,259 809,582 1,359,250 294,530 2,641,623 - 136,086 2,777,709
持分法による
- - - 2,785 2,785 595,072 - 597,858
投資損失
減損損失 - 220,351 - - 220,351 - - 220,351
持分法適用会
- - - 8,519 8,519 2,083,260 - 2,091,779
社への投資額
有形固定資産
及び無形固定 59,209 1,205,397 1,001,142 425,513 2,691,262 - 86,363 2,777,625
資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その内容は海外の連結子会社及び
持分法適用関連会社であります。
2.調整額は以下のとおりであります。
(1) 外部顧客への売上高は、新規事業開発関連収入、不動産賃貸収入等であります。
(2) セグメント利益又は損失(△)の調整額△655,131千円は、持株会社(連結財務諸表提出会社)等に係る損益
1,037,565千円及びセグメント間取引消去△1,692,697千円であります。
(3) セグメント資産の調整額4,215,955千円には、各報告セグメントに配分していない全社資産14,700,511千
円、セグメント間取引消去△10,484,555千円が含まれております。全社資産は、主に持株会社(連結財務
諸表提出会社)等の現預金及び投資有価証券等の固定資産であります。
(4) 減価償却費の調整額136,086千円には、全社資産に係る減価償却費154,642千円及びセグメント間取引消去
△18,556千円が含まれております。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額86,363千円には、全社資産の取得120,145千円及びセグ
メント間取引消去△33,782千円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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株式会社IMAGICA GROUP(6879) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産 570.90円 566.19円
1株当たり当期純利益又は1株当た
△45.55円 15.05円
り当期純損失(△)
(注) 1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載して
おりません。
当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存
在しないため、記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰
△2,010,061 664,057
属する当期純損失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
△2,010,061 664,057
又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 44,127,131 44,133,005
2019 年 7 月 11 日 取 締 役 会
決議による新株予約権
第3回新株予約権
新株予約権42,901個
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当た
- (普通株式4,290千株)
り当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
第4回新株予約権
新株予約権40,000個
(普通株式4,000千株)
3.1株当たり純資産の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 27,897,401 27,478,467
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 2,747,397 2,411,665
(うち新株予約権(千円)) - (11,484)
(うち非支配株主持分(千円)) (2,747,397) (2,400,180)
普通株式に係る期末の純資産(千円) 25,150,003 25,066,802
1株当たり純資産の算定に用いられた期末の普通株式の
44,053,226 44,273,126
数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
4.その他
(1)役員の異動
内容が定まり次第、開示いたします。
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