6838 J-多摩川HD 2020-08-27 16:05:00
第9回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ [pdf]
2020 年8月 27 日
各 位
会 社 名 株式会社多摩川ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 桝沢 徹
(コード番号:6838 東証 JASDAQ)
問合せ先 経営企画部 田中 竜太
(TEL.03-6435-6933)
第9回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ
当社は、2019 年1月 25 日付「第三者割当による第9回新株予約権の発行に関するお知らせ」
(以下「第9回発行お知らせ」といいます。)にて開示いたしました、第三者割当による第9回
新株予約権(以下「第9回新株予約権」といいます。)の発行及びその行使により調達した資金
の使途について、下記のとおり変更(以下「本件変更」といいます。
)することといたしました
ので、お知らせします。
1.変更の理由・経緯
第9回新株予約権は、第9回発行お知らせにおいて開示しましたとおり、当社グループ(当
社及び当社の関係会社)の主たる業務である再生可能エネルギー事業のうち、風力発電事業に
おいて、①当社が小型風力発電所複数基毎に、原則として同発電所事業を運営する子会社(以
下「SPC」といいます。)1社を設立すること、②SPC が小型風力発電所事業に関する投資総額
のうち 20%から 40%までの範囲で出資による資金を調達し、投資総額の残部をリース会社
等金融機関からの資金の借入により調達すること、③SPC が AURA-Green Energy 株式会社が
保有する風力発電の売電の権利を購入して小型風力発電所を建設し売電事業を行うことによ
り、当社として収益性のある小型風力発電事業を行うことができるものと判断し、その SPC に
対する出資金を資金使途として発行したものです。
本日(8月 27 日時点)現在までに、第9回新株予約権の発行数 10,600 個のうち 9,680 個が
行使され、609,254,000 円(払込金額総額 3,286,000 円+9,680 個分の行使 605,906,590 円/発
行諸費用含めず。)を調達しているところですが、小型風力発電所の開発において、権利取得
時に採用を想定していた小型風力発電機器メーカー内部の紛争により、購入手続きが開始前
に保留となり、紛争の解決が長引くことが想定されたため、権利取得した全ての発電所で当社
が他社メーカーへの機種変更を行うことを 2019 年9月中旬に判断しました。このような機種
変更を行ったことにより、現時点で機器の発注が出来ておらず、それに伴って小型風力発電所
の建設工事に一部の遅延が生じております。このような状況の中で、調達した資金を有効的に
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活用すべく、発行当時想定していた金額のうち、
110,000,000 円を「当社の連結子会社である株式会社多摩川エナジーが建設する岐阜県各務
原市の太陽光発電所の一部建設費用としての設備投資資金及び運転資金のための当社から同
社への貸付:同社においては、設備投資 6,294,600 円と運転資金 103,705,400 円に使用」に充
当しております。岐阜県各務原市の太陽光発電所は、当社の連結子会社である株式会社多摩川
エナジーが販売用に建設したものであり、既に完工し、売却が完了しております。
また、90,123,720 円を「北海道根室市にて大型風力発電所を建設し売電事業を行うウイン
ドパワードットコム株式会社(当社関連会社となります。
)の株式及び債権の買取りのための
資金及び同社の風況調査代及び系統連系費用のための当社から同社への貸付:同社において
は、株式及び債権の買取 45,000,000 円と風況調査代及び系統連系費用 45,123,720 円に使用」
に充当しております。大型風力発電事業の取り組みに関しては、2019 年5月 27 日付に PR 情
報として「大型風力発電事業の取り組みに関するお知らせ」にて開示いたしました通り、小型
風力発電事業同様に事業パートナーである AURA-Green Energy 株式会社と共同で、北海道根
室市において 1.984MW の発電所を 2022 年9月頃に連系すべく取り組んでおります。2020 年4
月より本格的に風況調査を開始しておりますが、風況もよく高いパフォーマンスを得られる
と見込んでおります。
さらに、83,000,000 円を「当社の連結子会社が保有する長崎県五島市荒神岳太陽光発電所
の約 500kw の増設に係る金融機関にリース料を支払うため資金及び運転資金のための当社か
ら同社への貸付:同社においては、リース料 33,000,000 円と運転資金 50,000,000 円に使用」
に充当しております。長崎県五島市荒神岳太陽光発電所の増設の取り組みに関しては、2019 年
12 月5日付に PR 情報として「長崎県五島市荒神岳太陽光発電所の増設に関するお知らせ」に
て開示いたしました通り、固定買取価格 36 円で発電規模を拡大しており、既に稼働してお
ります。
2.変更の内容
上記記載の理由により、第9回発行お知らせにおいて開示いたしました資金使途「小型風力
発電所を建設し、売電事業を行う当社子会社への出資金」659,246,000 円のうち、110,000,000
円を「当社の連結子会社である株式会社多摩川エナジーが建設する岐阜県各務原市の太陽光
発電所の一部建設費用としての設備投資資金及び運転資金のための当社から同社への貸付:
同社においては、設備投資 6,294,600 円と運転資金 103,705,400 円に使用」に、90,123,720 円
を「北海道根室市にて大型風力発電所を建設し売電事業を行うウインドパワードットコム株
式会社(当社関連会社となります。
)の株式及び債権の買取りのための資金及び同社の風況調
査代及び系統連系費用のための当社から同社への貸付:同社においては、株式及び債権の買取
45,000,000 円と風況調査代及び系統連系費用 45,123,720 円に使用」に、83,000,000 円を「当
社の連結子会社が保有する長崎県五島市荒神岳太陽光発電所の約 500kw の増設に係る金融機
関にリース料を支払うため資金及び運転資金のための当社から同社への貸付:同社において
は、リース料 33,000,000 円と運転資金 50,000,000 円に使用」に変更いたします。なお、変更
部分には下線を付して表示しております。
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変更前
具体的な使途 金 額 支出予定時期
小型風力発電所を建設し、売電事業を行う
当社子会社への出資金(当社子会社は、出
資金を小型風力発電所の権利の取得及び建
設に充当します。
) 2019 年2月 19 日から
659,246,000 円
なお、当社子会社は、原則として小型風力 2022 年2月末まで
発電所複数基毎に1社設立する予定であ
り、現時点では、小型風力発電所を新規に
91 基~183 基を見込んでおります。
合計 659,246,000 円 -
変更後
具体的な使途 金 額 支出(予定)時期
① 小型風力発電所を建設し、売電事業を
行う当社子会社への出資金(当社子会
社は、出資金を小型風力発電所の権利
の取得及び建設に充当します。
)
2020 年8月 31 日から
なお、当社子会社は、原則として小型 376,122,280 円
2022 年2月末まで
風力発電所複数基毎に1社設立する予
定であり、現時点では、小型風力発電
所を新規に 52 基~104 基を見込んでお
ります。
② 当社の連結子会社である株式会社多摩
川エナジーが建設する岐阜県各務原市
の太陽光発電所の一部建設費用として
2019 年8月 29 日から
の設備投資資金及び運転資金のための 110,000,000 円
2020 年1月 27 日まで
当社から同社への貸付:同社において
は、設備投資 6,294,600 円と運転資金
103,705,400 円に使用
③ 北海道根室市にて大型風力発電所を建
設し売電事業を行うウインドパワード
ットコム株式会社(当社関連会社とな
ります。 の株式及び債権の AURA-Green
)
2019 年 11 月 15 日から
Energy 株式会社からの買取りのための 90,123,720 円
2020 年5月 25 日まで
資金及び同社の風況調査代及び系統連
系費用のための当社から同社への貸
付:同社においては、株式及び債権の買
取 45,000,000 円と風況調査代及び系統
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具体的な使途 金 額 支出(予定)時期
連系費用 45,123,720 円に使用
④ 当社の連結子会社である株式会社 GP エ
ナジー2 が保有する、長崎県五島市荒神
岳太陽光発電所の約 500kw の増設に係
る金融機関にリース料を支払うための 2020 年1月 27 日から
83,000,000 円
資金及び運転資金のための当社から同 2020 年4月 27 日まで
社への貸付:同社においては、リース料
33,000,000 円と運転資金 50,000,000
円に使用
合計 659,246,000 円 -
現在までに調達した資金は 609,254,000 円であり、その充当状況は以下でございます。
資金充当状況
令和2年8月 27 日現在
具体的な使途 金 額
① 小型風力発電所を建設し、売電事業を行う当社子会社へ
の出資金(当社子会社は、出資金を小型風力発電所の権
利の取得及び建設に充当します。)
-円
なお、当社子会社は、原則として小型風力発電所複数
基毎に1社設立する予定であり、現時点では、小型風力
発電所を新規に 65 基~131 基を見込んでおります。
② 当社の連結子会社である株式会社多摩川エナジーが建設
する岐阜県各務原市の太陽光発電所の一部建設費用とし
ての設備投資資金及び運転資金のための当社から同社へ 110,000,000 円
の貸付:同社においては、設備投資 6,294,600 円と運転
資金 103,705,400 円に使用
③ 北海道根室市にて大型風力発電所を建設し売電事業を行
うウインドパワードットコム株式会社(当社関連会社と
なります。 の株式及び債権の AURA-Green Energy 株式会
)
社からの買取りのための資金及び同社の風況調査代及び 90,123,720 円
系統連系費用のための当社から同社への貸付:同社にお
いては、株式及び債権の買取 45,000,000 円と風況調査代
及び系統連系費用 45,123,720 円に使用
④ 当社の連結子会社である株式会社 GP エナジー2 が保有す
る、長崎県五島市荒神岳太陽光発電所の約 500kw の増設
83,000,000 円
に係る金融機関にリース料を支払うための資金及び運転
資金のための当社から同社への貸付:同社においては、
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具体的な使途 金 額
リース料 33,000,000 円と運転資金 50,000,000 円に使用
未充当 326,130,280 円
合計 609,254,000 円
①小型風力発電所の開発において、建設工事の遅延の影響から、現時点において当社子会社
(GP エナジーD)が唯一支出している発電所 ID の取得資金(24,750,000 円)は、第 9 回新株
予約権による調達をした当社からの出資ではなく、調達とは直接関係のない当社完全子会社
(GP エナジーB)からの借入金により充当しております。今後、この借入金は、当社が GP エ
ナジーD 社に第 9 回新株予約権による調達を充当(出資)することで返済します。その他②か
ら④の具体的な使途につきましては、既に全額を充当済でございます。
3.今後の見通し
本件変更による当社 2021 年3月期連結業績に与える影響はありません。
以 上
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