6835 アライドHD 2019-05-14 15:00:00
2019年12月期第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
アライドテレシスホールディングス株式会社(6835) 2019年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
(4)その他、会社の経営上の重要な事項 ………………………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………9
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アライドテレシスホールディングス株式会社(6835) 2019年12月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における当社グループは、持続的な成長と安定した収益確保を目指し、顧客ニーズの
変化や市場動向を見据えて最新技術の製品化とサービスの事業化を推進しつつ、営業力強化やITサービス提供のた
めの人的リソースの増強を進めてまいりました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、景気減速感が見られるユーロ圏やアジアで売上が減少したものの、営業体
制強化を進めてきた日本で売上が増加し、連結売上高は70億54百万円(前年同期比5.4%増)となりました。
損益面につきましては、前年同期に比べ円安に推移したことにより日本での売上原価が増加したことに加え、海
外での大型案件に係るリセール品の増加により収益性が低下したことから、売上総利益率は前年同期に比べ低下し
ました。さらに、人員増強により人件費が増加したことから販売費及び一般管理費が膨らみました。その結果、営
業損失は3億22百万円(前年同期は63百万円の損失)、経常損失は3億69百万円(前年同期は3億84百万円の損
失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億85百万円(前年同期は3億86百万円の損失)となりました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの所在地別セグメント売上高の概要は次のとおりです。
〔日本〕
日本では、営業力強化やサービス事業の拡充の成果として、顧客市場別では、製造業や自治体、医療機関向けに
ソリューション案件の売上が好調となりました。製品別では、主力製品であるxシリーズ・スイッチ製品群や無線
LAN製品の売上が増加しました。この結果、売上高は42億13百万円(前年同期比14.3%増)となりました。
〔米州〕
米州では、中央・州政府向けの出荷が減少したものの、前期に受注した公共交通機関の監視カメラソリューショ
ンの売上が全体の減少分を補いました。製品別ではネットワークインターフェースカードの売上が減少したものの、
xシリーズ・スイッチ製品群やリセール品の売上が増加しました。この結果、米州全体での売上高は13億35百万円
(前年同期比0.3%増)となりました。
〔EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)〕
EMEAでは、イギリスで防衛関連案件が好調となったものの、ロシアや中東で販売代理店からの製品出荷が減少し
ました。製品別では、xシリーズ・スイッチ製品群、SFPモジュールや無線LAN製品の売上が増加したものの、従来の
スイッチ製品やメディアコンバータの売上が減少しました。この結果、売上高は9億88百万円(前年同期比10.9%
減)となりました。
〔アジア・オセアニア〕
アジア・オセアニアでは、タイで監視カメラソリューション案件が好調に推移し、オーストラリアで公共施設向
けに製品出荷が増加したものの、マレーシアや韓国、インドネシアで売上が減少しました。製品別では、ネットワ
ークインターフェースカードの出荷が好調であったものの、xシリーズ・スイッチ製品群やSFPモジュール製品の出
荷が減少しました。この結果、売上高は5億16百万円(前年同期比8.5%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は232億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億85百万円増加
となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が8億92百万円減少した一方で、現金及び預金が6億45百万円、
また、一部の在外連結子会社がIFRS第16号を適用したこと等により有形固定資産が10億49百万円増加したことによ
るものです。
(負債)
負債合計は192億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億64百万円増加となりました。これは主に、一部の
在外連結子会社がIFRS第16号を適用したこと等により、固定負債のその他が15億77百万円増加したことによるもの
です。
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(純資産)
純資産につきましては、39億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億78百万円減少となりました。これは
主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び、IFRS第16号の経過的な取扱いに従って、当第1四半期連結
会計期間の期首において累積的影響額を調整したことにより利益剰余金が5億76百万円減少したことによるもので
す。
これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ3.0ポイント低下となる16.4%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、現在23か国に子会社を保有し事業を展開しています。そのため、昨今の為替変動及び中国経済
の減速並びに米国の保護主義的政策動向による世界経済情勢への影響等により、当社グループを取り巻く事業環境
が短期的に大きく変動するリスクがあります。特に海外子会社では中央・地方政府の大型公共事業を手掛けること
が多く、政治・経済動向が当社の事業活動に与える影響は大きくなります。このような理由から、当期の業績予想
につきましては、現時点(2019年5月14日)で合理的な算定が困難であるため、未定としています。業績予想の開
示が可能となった時点で速やかに開示する予定です。
(4)その他、会社の経営上の重要な事項
当社は、コーポレートガバナンスの一層の強化を図るとともに、権限委譲による意思決定と業務執行の迅速化を
目的として、2019年3月28日開催の第32回定時株主総会の承認を受け、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社
へと移行しました。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,599,921 4,244,925
受取手形及び売掛金 5,951,118 5,058,941
商品及び製品 3,321,005 2,818,451
仕掛品 293,786 373,532
原材料及び貯蔵品 763,351 808,158
その他 1,675,222 1,279,677
貸倒引当金 △98,403 △92,827
流動資産合計 15,506,002 14,490,858
固定資産
有形固定資産
土地 2,683,460 2,684,725
その他(純額) 2,153,668 3,201,453
有形固定資産合計 4,837,129 5,886,179
無形固定資産
その他 71,624 102,152
無形固定資産合計 71,624 102,152
投資その他の資産
その他 2,272,272 2,793,515
貸倒引当金 △11,596 △11,296
投資その他の資産合計 2,260,675 2,782,218
固定資産合計 7,169,429 8,770,551
資産合計 22,675,431 23,261,409
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 2,219,366 1,864,198
短期借入金 2,029,970 2,029,967
1年内返済予定の長期借入金 1,583,999 1,644,787
未払法人税等 203,105 130,664
賞与引当金 102,853 188,582
前受収益 3,874,597 3,974,015
その他 2,326,298 2,468,275
流動負債合計 12,340,192 12,300,493
固定負債
長期借入金 4,386,649 4,105,569
退職給付に係る負債 643,859 652,224
その他 647,639 2,225,026
固定負債合計 5,678,147 6,982,819
負債合計 18,018,339 19,283,312
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 10,012,040 10,014,121
資本剰余金 192,326 194,407
利益剰余金 △5,946,683 △6,523,266
自己株式 △15 △23
株主資本合計 4,257,668 3,685,238
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 169,153 159,266
退職給付に係る調整累計額 △31,498 △29,142
その他の包括利益累計額合計 137,654 130,124
新株予約権 261,768 162,733
純資産合計 4,657,091 3,978,096
負債純資産合計 22,675,431 23,261,409
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 6,693,291 7,054,397
売上原価 2,458,928 2,825,698
売上総利益 4,234,363 4,228,699
販売費及び一般管理費 4,298,202 4,551,388
営業損失(△) △63,839 △322,689
営業外収益
受取利息 324 275
助成金収入 7,328 5,003
保険返戻金 6,399 6,399
その他 6,088 1,986
営業外収益合計 20,140 13,664
営業外費用
支払利息 30,380 43,505
為替差損 310,272 15,237
その他 102 1,496
営業外費用合計 340,755 60,239
経常損失(△) △384,455 △369,264
特別利益
新株予約権戻入益 567 98,032
子会社清算益 66,540 -
特別利益合計 67,107 98,032
特別損失
子会社清算損 5,901 -
事業再編損 - 96,561
特別損失合計 5,901 96,561
税金等調整前四半期純損失(△) △323,249 △367,794
法人税、住民税及び事業税 72,709 77,525
法人税等調整額 △9,927 △59,344
法人税等合計 62,782 18,181
四半期純損失(△) △386,031 △385,976
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △386,031 △385,976
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四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
四半期純損失(△) △386,031 △385,976
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △153,929 △9,886
退職給付に係る調整額 1,424 2,356
その他の包括利益合計 △152,504 △7,530
四半期包括利益 △538,536 △393,506
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △538,536 △393,506
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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アライドテレシスホールディングス株式会社(6835) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
配当金支払額
該当事項はありません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
配当金支払額
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
一部の在外連結子会社において、当第1四半期連結会計期間の期首から「リース」(IFRS第16号)を適用してお
ります。また、当該基準の適用にあたっては、経過措置として認められている、当該基準の適用による累積的影響
を適用開始日に認識する方法を採用しております。
この結果、当第1四半期連結会計期間の期首の有形固定資産のその他が1,010,737千円、流動負債のその他が
303,880千円、固定負債のその他が897,464千円それぞれ増加し、利益剰余金が190,606千円減少しております。ま
た、当第1四半期連結累計期間の営業損失、経常損失、税金等調整前四半期純損失及び親会社株主に帰属する四半
期純損失はそれぞれ14,424千円減少しております。
(追加情報)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債
の区分に表示しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
アジア・ (注)2 計上額
日本 米州 EMEA(注)1 計 (注)3
オセアニア
売上高
(1) 外部顧客への売上高 3,687,598 1,331,349 1,109,671 564,671 6,693,291 ― 6,693,291
(2) セグメント間の
206,510 7,985 8,001 1,857,502 2,079,999 △2,079,999 ―
内部売上高又は振替高
計 3,894,108 1,339,335 1,117,672 2,422,174 8,773,290 △2,079,999 6,693,291
セグメント利益又は損失(△) △240,397 118,147 △88,282 76,386 △134,145 70,305 △63,839
(注) 1.ヨーロッパ、中東及びアフリカ。
2.セグメント利益又は損失の調整額には、セグメント間取引消去62,597千円及びセグメント間取引に係るたな
卸資産の調整額等7,708千円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
アジア・ (注)2 計上額
日本 米州 EMEA(注)1 計 (注)3
オセアニア
売上高
(1) 外部顧客への売上高 4,213,508 1,335,188 988,798 516,901 7,054,397 ― 7,054,397
(2) セグメント間の
180,656 10,183 29,128 1,366,838 1,586,807 △1,586,807 ―
内部売上高又は振替高
計 4,394,164 1,345,371 1,017,927 1,883,740 8,641,204 △1,586,807 7,054,397
セグメント損失(△) △224,315 △22,301 △90,093 △89,275 △425,987 103,297 △322,689
(注) 1.ヨーロッパ、中東及びアフリカ。
2.セグメント損失の調整額には、セグメント間取引消去63,912千円及びセグメント間取引に係るたな卸資産の
調整額等39,384千円が含まれております。
3.セグメント損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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