証券コード 6768
東京証券取引所 第一部上場
2022年3月期 第2四半期決算概要
2021年 11月 9日
Your One and Only Company
© 2021 TAMURA CORPORATION
本日のご説明
代表取締役社長
浅田 昌弘
© 2021 TAMURA CORPORATION
2
1. 2022年3月期 第2四半期決算概要
2. 2022年3月期 通期業績予想
3. トピックス
【付録】参考資料
3
1. 2022年3月期 第2四半期決算概要
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4
損益計算書（要約）
◆ コロナから回復基調の市場環境のもと、売上は伸長するも、原材料価格の高騰により営業利益は減益
◆ 営業外で為替差益などの上積みがあったが、繰延税金負債の増加により最終利益は赤字
［百万円］
21.3期2Q 22.3期2Q 22.3期2Q
実績 構成比 前年同期比 実績 構成比 前年同期比 期初予想 構成比
売上高 33,325 100.0% ▲14.6% 41,139 100.0% +23.5% 41,600 100.0%
売上原価 23,658 71.0% ▲14.9% 30,851 75.0% +30.4% - -
販管費 9,356 28.1% ▲8.8% 10,005 24.3% +6.9% - -
営業利益 309 0.9% ▲67.1% 282 0.7% ▲8.7% 800 1.9%
経常利益 458 1.4% ▲55.9% 652 1.6% +42.5% 780 1.9%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
27 0.1% ▲96.5％ ▲55 - - 210 0.5%
期中平均 106.83 ▲1.51pt 109.01 +2.18pt -
為替
(円/米ドル)
期末 105.80 ▲2.12pt 111.92 +6.12pt -
注： 期初予想は2021年5月11日に公表
5
四半期別の売上高・損益
◆ コロナで停滞した前年同四半期との比較では大幅に増収。1Qは旧正月の影響で例年売上は少ない。
◆ 2Ｑで売上が伸長するも、原材料価格高騰の影響により営業利益は伸び悩む
売上高(億円) 営業利益(億円) 営業利益率(%)
20.3期 21.3期 22.3期
70 12.0%
246
60 211 216 216 222 10.0%
190 200 195 190 195
50 180 8.0%
153 5.6% 6.0%
40
6.0%
30 3.7% 3.8%
2.8% 2.4% 1.9% 4.0%
20 2.2% 14.9
1.1% 8.0 12.0
10 7.3
5.4 3.9 4.5 0.5% 0.8% 4.3
2.0%
2.1
0 0.0%
-0.8 1.0 1.8
-10 -0.5% -2.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
［百万円］ 上期 下期 上期 下期 上期 下期修正予想
売上高 39,008 40,647 33,325 40,581 41,139 46,860
営業利益 941 1,348 309 1,659 282 1,917
営業利益率 2.4% 3.3% 0.9% 4.1% 0.7% 4.1%
6
事業部門別の売上高・損益 ■電子部品関連事業 ■電子化学実装関連事業 ■情報機器関連事業 ■全社 ［億円］
対前年同期
売上高 増減率 営業利益 営業利益率
123%
411
390 9
80%
9.6%
13 8.4%
333 6.5%
128 122%
11
125 2.4%
0.9% 0.7%
0.5%
106 0.0%
-0.7%
対前年同期
9.4 増減率
275 127% 91% -10.6%
254 3.1 2.8 -11.1%
217
11.9
93%
8.9 8.3
1.4 黒転
0.1
-1.3 -1.6 赤拡
-3.7 -41.8%
-1.2
19.9 20.9 21.9 19.9 20.9 21.9 19.9 20.9 21.9
注： 連結消去（主に全社未来開発費）により、営業利益の全社の値と、事業部門の合計が一致しません。
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営業利益 対前年同期増減
2020年上期 3.1億円 → 2021年上期 2.8億円（▲０.3億円）
+12.8 ［億円］
+6.1
+3.1
+3.6
+0.5 +0.6
▲11.0 +1.1
▲3.7 ▲2.9
▲8.0 ▲2.5
■電子部品 ■電化実装 ■情報機器 ■共通費用
▲1.6→0.1 8.9→8.3 ▲1.2→▲3.7 ▲2.9→▲1.8
(+1.7) (▲0.6) (▲2.5) (+1.1)
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8
参考: 原材料価格推移
銅価格（US$/トン） 鉄鉱石価格（US$/DMTU） 錫価格（US$/トン） ナフサ価格（US$/トン）
11,000 250 40,000 64,000
[19年上 対 21年上] [19年上 対 21年上] [19年上 対 21年上] [19年上 対 21年上]
10,000 160% 230
181% 35,000
178% 54,000
119%
210
9,000
190
30,000 44,000
170
8,000
はんだの
150 25,000 34,000
トランス・コイル・リアクタ 主要な原材料
7,000 の主要な原材料
130
20,000 24,000
110
6,000
90
15,000 14,000
5,000 成型材・絶縁材などの
70
主要な原材料
4,000 50 10,000 4,000
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9
2019 2020 2021 2019 2020 2021 2019 2020 2021 2019 2020 2021
LME先物清算値 世界銀行 LME先物清算値 財務省貿易統計
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【事業部門別】 電子部品関連事業の実績①
◆ 電動工具向けチャージャ、エアコン向けリアクタ、産業機械向けトランス・リアクタ、風力発電向け大型トランス・
リアクタなどが堅調に推移。一方、銅・鉄などの原材料価格の高騰により営業利益は低迷。
◆ 自動販売機向けLED製品は、取引先の設備投資抑制で期待した売上に至らず、厳しい状況。
21.3期2Q 22.3期2Q 22.3期2Q
［百万円］ 実績 前年同期比 実績 前年同期比 期初予想 売上
構成比
売上高 21,678 ▲14.7％ 27,470 +26.7％ 27,400 67％
営業利益 ▲161 － 9 － 400
営業利益率 ▲0.7％ ▲1.3pt 0.0％ +0.8pt 1.5%
159
40 147 146
129 130 136 128 6.5%
35 126 125 122 125 5.0%
5.5%
30
95 4.5%
25
20 3.5%
2.0%
1.1% 1.4%
15 2.5%
0.9% 0.5% 0.6% 0.4% 0.3% 8.0 1.5%
10 0.2% -0.2%
0.6 0.7 2.0 2.9 0.5%
5 0.2 1.2 0.5 1.3 0.4 売上高(億円)
0 -0.5%
-5 -2.1 -0.4 -1.5% 営業利益(億円)
-10 -2.3% -2.5%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 利益率(％)
20.3期 21.3期 22.3期
10
【事業部門別】 電子部品関連事業の実績②
製品別 売上高 ［億円］ 市場別 売上高 ［億円］
275 275
その他 その他
254 11
254 (電流センサなど) 0 AV
28 14 情報通信
LED 11
23 1
18
217
セラミック 19 217
55
EMS
23 4 電源・ユニット 11
4 21 0
6 17
6 家電・住宅
17 130
4 ACｱﾀﾞﾌﾟﾀ･ﾁｬｰｼﾞｬ 94
80
53 44
84
51
23 大型ﾄﾗﾝｽ・ﾘｱｸﾀ
23
31
17 30 エネルギー
33 31
トランス
24
26
38 26 交通・車両
34
83 コイル・リアクタ
73 81 産業機械
58 63
47
19.9 20.9 21.9 19.9 20.9 21.9
注： 2021年9月期は、収益認識基準による会計基準等の適用により、車載事業（交通・車両／コイル・リアクタ）を中心に売上高が約11億円が減少しています。
11
【事業部門別】 電子化学実装関連事業の実績①
◆ 市場回復とソルダーペーストの原材料である錫・銀の高騰の価格転嫁により売上は増加。
◆ 一方で、上がり続ける原材料価格に対して値上げが追い付かず利益は減少。
◆ 実装装置は、主要取引先である日系車載メーカーの需要が戻りはじめ、緩やかに回復。
21.3期2Q 22.3期2Q 22.3期2Q
［百万円］ 実績 前年同期比 実績 前年同期比 期初予想 売上
構成比
売上高 10,551 ▲15.3％ 12,819 +21.5％ 13,300 31％
営業利益 889 ▲25.3％ 831 ▲6.6％ 1,100
営業利益率 8.4% ▲1.1pt 6.5％ ▲1.9pt 8.3%
20
70 74 20.0%
18 65 65 65 62 65 63 18.0%
16 60 60 16.0%
54 52
14 11.4% 11.0% 10.0% 11.1% 11.5% 14.0%
12 9.2% 12.0%
10 7.6% 7.9% 8.3% 10.0%
8 7.4 7.2 5.8% 6.9 6.3% 6.6% 8.0%
6.4 5.8 5.7 5.6 6.1
6 4.5 4.2 6.0%
4 3.1 4.1 4.0%
売上高(億円)
2 2.0% 営業利益(億円)
0 0.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 利益率(％)
20.3期 21.3期 22.3期
12
【事業部門別】 電子化学実装関連事業の実績②
製品別 売上高 ［億円］
128
125 5
その他装置
ウェーブ装置
6 2 実装装置合計
リフロー装置
3 実装装置合計
12 19
12 21 106 0 その他材料
1 6 実装装置合計
11 フラックス関連
11 4
8 18
0
9 30 ソルダーレジスト関連
32
27
69 ソルダーペースト関連
60
52
電子化学合計 電子化学合計 電子化学合計
103 88 110
19.9 20.9 21.9
13
【事業部門別】 情報機器関連事業の実績
◆ 放送機器の技術変化を見据えたネットワーク化対応などの開発費用を計上
◆ 国際的なスポーツイベントの開催があり、上期は放送局向けの納品が縮小
21.3期2Q 22.3期2Q 22.3期2Q
［百万円］ 実績 前年同期比 実績 前年同期比 期初予想 売上
構成比
売上高 1,125 ▲10.1% 895 ▲20.4％ 900 2％
営業利益 ▲124 - ▲374 - ▲350
営業利益率 ▲11.1％ ▲0.5pt ▲41.8％ ▲30.7pt ▲38.9%
8
7
6
5.8
5 16.7 18.6
4 3.2 12.7
8.3 2.4
3
5.8 7.3 4.931.3% 6.5 6.3
2 4.3 4.0
1 0.3 19.4% 2.5 19.2%
0
-1 4.0% -21.1%
-2 -1.1 -0.8 -0.4 -1.3
-39.0%
-3 -1.7 -19.7% -5.6% -1.8 -2.4 -34.9%
-20.3% -2.2 売上高(億円)
-4 -36.9%
-5 営業利益(億円)
-6
-97.6%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 利益率(％)
20.3期 21.3期 22.3期
14
地域別の売上高・損益
◆ ソルダーペーストの主力生産拠点のある日本と中国は、原材料価格高騰による影響を大きく受けて減益
◆ 日本は放送機器や自動販売機などの設備投資関連が厳しく、更に赤字が拡大
◆ その他アジア（韓国およびASEAN）、欧米は前年同四半期のコロナによる停滞から回復
売上高［億円］ 対前年同期増減率 営業利益 ［億円］ 注: 連結消去により、営業利益の全社の値と、地域の合計は一致しません。
全社 123% 9.4
411 対前年同期増減率
390 0.9
欧米 167%
2.8 全社 91%
79
68 333 1.6 欧米 黒転
6.3 3.1
47 その他アジア 125%
72 1.8
69
その他アジア 327%
58 5.8
85 114 中国 132%
4.5 6.2
86
2.7 中国 43%
0.8
-1.2
167 -0.8
142 147 日本 103% -4.2 日本 赤拡
19.9 20.9 21.9 19.9 20.9 21.9
15
貸借対照表
◆ 受注拡大および部材供給不足への対応で棚卸資産が増加。有形固定資産は中国の工場新設などで増加。
◆ 車載新工場建設や中国拠点の移転などへの対応で、有利子負債が増加。
資産［億円］ 負債・純資産 ［億円］
54.3% 52.4% 52.6% 50.8%
自己資本比率
966.9 966.9
885.9 910.6 885.9 910.6
860.7 860.7
156.5 現金・預金 126.0
176.0 119.4 119.2 仕入債務
159.9 166.7 121.0
売上債権
202.6 260.2 有利子負債
棚卸資産 223.0 225.2
190.8 178.8
221.0 208.5 その他負債
その他流動資産
184.1 89.4 84.8 86.4
142.3 76.9 純資産
132.0 有形固定資産
134.2 24.2 29.9
23.9 その他固定資産
28.0
272.3 283.9 471.6 466.6 481.4 494.3
225.0 266.8
92.7 88.0 104.9 109.9
19.3末 20.3末 21.3末 21.9末 19.3末 20.3末 21.3末 21.9末
16
2. 2022年3月期 通期業績予想
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17
損益予想
◆ 家電や産業機械関連顧客からの旺盛な需要や、原材料価格高騰の販売価格への転嫁で売上高は増加
◆ 放送機器・情報機器・自販機向けLED製品の売上・利益は、半導体入手困難などにより期初予想より減少
◆ 原材料価格高騰の影響は、3Q以降の電子部品関連は価格改定で改善していくと想定
［百万円］
2021.3期 2022.3期 2022.3期
実績 構成比 前期比 予想 構成比 前期比 期初予想 構成比
売上高 73,906 100.0% ▲7.2% 88,000 100.0% +19.1% 86,000 100.0%
営業利益 1,969 2.7% ▲14.0% 2,200 2.5% +11.7% 3,400 4.0%
経常利益 2,384 3.2% ▲5.0% 2,350 2.7% ▲1.4% 3,400 4.0%
親会社株主に帰属する
当期純利益
542 0.7% ▲47.0% 1,100 1.3% +102.7％ 2,200 2.6%
期中平均 105.43 ▲2.99pt 109.00 +3.57pt 105.00
為替
(円/米ドル)
期末 110.71 +1.88pt 109.00 ▲1.71pt 105.00
1株当り配当 8.00円 ▲2.00円 10.00円 +2.00円 10.00円
配当性向 121.1% +41.0pt 75.2% ▲45.9pt 37.3%
ROE 1.2% ▲1.0pt 2.2% +1.0pt 4.5%
18
事業部門別の売上高・損益見通し
■電子部品関連事業 ■電子化学実装関連事業 ■情報機器関連事業 ■全社 ［億円］
売上高 営業利益 営業利益率
対前期増減率
119%
880 36.0 対前期増減率
28 81%
797 22.9 22.0 112% 10.0%
9.4%
35 739 31.0
19.7 7.4%
35 272 120% 0.8 8.0%
26.0
254 2.8
227 2.9% 2.7% 2.5%
21.0 20.0 93%
2.2%
1.9%
16.0 25.5 0.5% 0.3%
21.5
11.0
580 121%
509 478 6.0 11.0 666%
1.0 2.8 1.7
-3.5 赤転 -12.5%
-4.0
20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想 予想
注： 連結消去（主に全社未来開発費）により、営業利益の全社の値と、事業部門の合計が一致しません。
19
損益予想（半期推移）
◆ 家電・産機・エネルギー向けの売上は、下期も期初計画を上回る
◆ 期初計画より弱いが、4Qは放送機器や自動販売機向けLED製品の納品が集中し売上が増加
◆ 原材料価格の高騰による減益要因は、3Q以降価格改定により改善していくと想定
対前期 営業利益率
売上高 増減率
営業利益 下期売上・利益（億円）
上期売上・利益（億円）
6.3%
856 870 880 119%
5.3%
797
739 54.1
2.9% 2.7%
46.0 2.5%
441 439 469 115%
406
406 28.0
対前期
増減率
27.0
22.9
19.7 22.0
112%
415 431 390 411
123%
13.5
333 26.1 16.6 19.2 116%
19.1
9.4 91%
3.1 2.8
18.3 19.3 20.3 21.3 22.3 18.3 19.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
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20
下期営業利益 対上期増減
2021年上期実績 2.8億円 → 2021年下期予想 19.2億円（+16.3億円）
［億円］
+4.0
+3.8 +0.9
+6.2 ▲1.8
+8.0 +1.3
+3.6 ▲7.5
▲2.0
■電子部品 ■電化実装 ■情報機器 ■共通費用
0.1→10.9 8.3→11.7 ▲3.7→0.2 ▲1.8→▲3.7
(+10.8) (+3.4) (+4.0) (▲1.8)
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21
下期営業利益 対当初計画からの増減
2021年下期当初 26.0億円 → 2021年下期修正 19.2億円（▲6.8億円）
［億円］
+2.0 +2.0
▲1.6 +8.7 +0.4
▲2.0
▲4.8 ▲0.2
▲11.5
■電子部品 ■電化実装 ■情報機器 ■共通費用
10.6→10.9 14.5→11.7 5.0→0.2 ▲3.5→▲3.7
(+0.4) (▲2.3) (▲4.8) (▲0.2)
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22
事業部門別の売上高・損益（四半期推移） 売上高(億円) 営業利益(億円)
電子部品 電子化学実装
159
147 146
136 128 74
126 129 125 130 122 125 65 65 65 65
70
60 60 62 63
95 54 52
8.0
7.4 7.2 6.4
2.9 4.5 5.8 6.9 5.7 5.6 6.1
3.1 4.1 4.2
0.2 1.2 0.7 0.7 0.5 1.3 2.0 0.4
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
20.3 -2.1 21.3
-0.4 22.3 20.3 21.3 22.3
情報機器 300
全社
246
19 250 211 216 216 222
17 190 200 195 180 190
195
200
13 153 14.9
5.8 150 12.0
8 7 7.3 8.0
6 3.2 6 6 2.4 100 5.4 4.3
4 4 5 3.9 4.5
2 50 2.1 1.0 1.8
0.3
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
-1.7 -1.1
20.3
-0.8 -0.4 -1.8
21.3
-1.3 22.3-2.2 -50 20.3
-0.8 21.3 22.3
-2.4
-100
注： 放送機器の売上は期末（2Q・4Q）に集中する傾向あり
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23
参考: 電子部品ー光波事業、情報機器＋光波事業
当社の「電子部品事業」には自動販売機向けLED製品を主に扱う「光波事業」が含まれています。製品開発・顧客開拓の両面でシナジーを期待し、
現在「光波事業」は、放送機器・情報機器を扱う「情報機器事業」と連携した活動を進めています。また、情報機器と光波は製品納入が極度に
期末集中する事業特性も共通しています。事業活動の実態に近い、光波を電子部品事業から除き、情報機器事業に加えた試算を以下に示します。
電子部品 147 146
159 電子部品ー光波事業 ※期末(4Q)集中が弱まる
136 128
126 129 125 130 122 125 136 138 145
126 119
95 114 118 114 115 114 113
8.0 87
6.8
4.3
2.9 2.0 1.0 2.3 1.1 0.4
0.2 1.2 0.7 0.7 0.5 1.3 2.0 0.4 1.0 0.9
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
-0.4 -0.3 -0.3 -1.8
20.3 -2.1 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
情報機器 情報機器＋光波事業 ※期末集中がより顕著に
32
28 27
19 19 17 17 17
17 15 15 15
5.8 13 12 5.5 12
8 7 6 6 4.2 3.7
4 6 3.2 4 5 2.4
2
0.3 0.5
-0.8 -0.4 -1.8
-1.7 -1.1 -2.4 -1.3 -2.2 -1.2 -1.4 -1.2 -1.9 -1.5
-3.1 -2.0 -3.6
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
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24
月次受注推移
半導体不足などの懸念から
顧客が先行まとめ発注
受注高（同月ベース）
120
［億円］
100 高水準継続
80 各国ロックダウン
60
40
20
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
2019年度 2020年度 2021年度
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25
【事業部門別】 電子部品関連事業の見通し①
◆ 電動工具用チャージャ、エアコン用リアクタ、産業機械や風力発電用トランス・リアクタは高水準の売上が継続
◆ 車載用リアクタは秋口に半導体不足の影響を受けるものの、年間で大きな崩れは無い見通し
◆ 下期も自動販売機向けLED製品は厳しい状況が継続
売上高 対前期 営業利益 営業利益率
下期売上・利益（億円）
増減率
上期売上・利益（億円）
3.9%
559 580 121% 1.8% 1.9%
548
509 0.5% 0.3%
478 22.0
282 270 305 117%
7.8 対前期
255 増減率
261
11.0 666%
9.6
277 278 275 14.2 1.7
254 217
127%
8.0 2.8 10.9 334%
1.4 3.3
1.6 1.4 0.1 黒転
-1.6
18.3 19.3 20.3 21.3 22.3 18.3 19.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
26
【事業部門別】 電子部品関連事業の見通し②
製品別 売上高 ［億円］ 市場別 売上高 ［億円］
580 580 その他
その他
25 AV
61 (電流センサなど) 1
509 509 32 情報通信
477 44
LED
26
477
45 セラミック
9 EMS 2 23
13 37
47 12 電源・ユニット 1
48 32
148 38
255 家電・住宅
11 7 8
8 157 ACｱﾀﾞﾌﾟﾀ･ﾁｬｰｼﾞｬ
187
110 191
122
大型ﾄﾗﾝｽ・ﾘｱｸﾀ
43 49 エネルギー
34 57 70
トランス
61 51
66
55 交通・車両
80 60
75
コイル・リアクタ
164 157 174 産業機械
118 137
105
20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
注： 2022年3月期は、収益認識基準による会計基準等の適用により車載事業（交通・車両／コイル・リアクタ）を中心に売上高が約27億円が減少しています。 27
【事業部門別】 電子化学実装関連事業の見通し①
◆ 錫などの原材料価格の高騰を販売価格へ転嫁が進むことにより売上高は増加するが、利益率は低下
◆ 実装装置は日系車載メーカー向けを中心に緩やかに回復が続く
営業利益率
売上高 対前期
増減率 営業利益 下期売上・利益（億円）
上期売上・利益（億円）
282 12.8% 12.7%
272 120%
10.0%
254 254 9.4%
7.4%
227 35.7
32.4
145 144 118% 対前期
136 130 25.5
増減率
122 17.9
21.5 20.0 93%
19.6
13.6
12.6 11.7 93%
119 137 125 128 122%
106 17.8
12.8 11.9 8.9 8.3 93%
18.3 19.3 20.3 21.3 22.3 18.3 19.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
28
【事業部門別】 電子化学実装関連事業の見通し②
製品別 売上高 ［億円］
272
254 12
その他装置
ウェーブ装置
5 実装装置合計
14 227 26 リフロー装置 44
5 実装装置合計
25 44 12
実装装置合計 0 その他材料
6 22 フラックス関連
2 31
14
22 0
20
59 ソルダーレジスト関連
66 59
ソルダーペースト関連
147
119 117
電子化学合計 電子化学合計 電子化学合計
210 196 228
20.3 21.3 22.3
予想
29
【事業部門別】 情報機器関連事業の見通し
◆ 4Qに予定していた放送設備・情報通信機器の納品の一部が、半導体の入手困難などにより来年度に先送り
◆ 来年度以降、キー局の社屋建て替えに伴う放送機器の売上拡大を見込む
売上高 営業利益 営業利益率
通期営業利益
42.3 42.0 11.6% 11.5% 下期売上・利益（億円）
8.0% 上期売上・利益（億円）
対前期
2.2%
35.0 34.7 増減率
4.9 4.8
23.7 28.0 81%
25.2 2.8 -12.5%
2.9 3.2 対前期
22.5 23.5 4.0 増減率
2.1
2.0 1.6 0.8 0.2 6%
19.0 81%
-1.3 -1.2
-3.7 赤拡
18.7 16.8
12.5 11.3 -3.5
9.0 80% 赤転
18.3 19.3 20.3 21.3 22.3 18.3 19.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
30
地域別の売上高・損益の見通し
◆ 中国は下期以降、原材料価格の販売価格転嫁により収益回復を見込む
◆ 日本は、放送機器・情報機器・自動販売機などが厳しく低調
◆ 欧米は風力発電向け大型トランス・リアクタを中心に引き続き堅調
売上高［億円］ 対前期増減率
営業利益 ［億円］ 注: 連結消去により、営業利益の全社の値と、地域の合計は一致しません。
880 全社 119%
797 対前期増減率
739 158 22.9
122 0.9 22.0 全社 112%
107
欧米 147%
19.7
150 0.2 3.0 欧米 1203%
141 その他アジア 121%
124 11.9 7.9
247 中国 129% 12.0 その他アジア 152％
184
192
11.6
12.2
349 316 325 日本 103% 11.5 中国 99%
6.2
4.5 日本 16%
1.0
20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想 31
地域別の売上高・損益（四半期推移） 売上高(億円) 営業利益(億円)
日本 中国
100 97
95
83 85 82 82
76 79 76
66 70 65 68
61 62
52 52 54 52
49 47
36
7.4 6.4 25 6.4
5.1 5.3
2.5 3.4 4.1 3.6 3.5 3.5
0.9 0.0 1.1 1.9 1.5 1.2
-1.7 -1.4 -1.2 -1.2 -0.2
-2.1
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
-3.0
20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期
その他アジア 欧米
34 39 36 37 41 42 39 41
35 33 35 35 36 36 37
31 32 28 29 31
23 26 26
21
3.2 3.0 3.7 1.9 2.1 2.4 3.8 3.3 2.5 2.6 3.6
-0.3 1.0 -0.1 0.6 -0.6 -0.4 -0.4 0.2 0.9 0.7 0.8 0.6 0.8
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期
32
設備投資・研究開発投資
下期（億円）
設備投資 ※リースを含む 減価償却費 上期（億円）
45 42
36 33 35 33
24 24 19 18 18 17
22 18 18 15 17 16
20.3 21.3 22.3 20.3 21.3 22.3
予想 予想
研究開発関連費用
3.6% 4.4% 4.1% 主な設備投資
対売上高比率
⚫ 電子部品: 車載関連生産設備増強・中国拠点再編関連
36 ⚫ 電子化学実装: 国内外生産設備増強
29 31
主な開発投資
19 ⚫ 次世代パワー半導体向け電子部品・電子化学材料
15 18 ⚫ 車載用電子部品
⚫ 環境貢献型リフロー装置
14 12 17 ⚫ 音声卓（ミキサー）のネットワーク対応
注: 「研究開発関連費用」は、研究開発テーマに関わる
20.3 21.3 22.3 経費・労務費・設備投資などを、当社の基準で集計している値です。
予想
33
3. トピックス
カーボンニュートラルの実現に向けたタムラの取り組み
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カーボンニュートラルの実現に向けたタムラの取り組み
カーボン ✓ 次世代自動車への転換 HEV・PHEV・EV・FCV・・・
ニュートラルに ✓ 世界各国で再生可能エネルギー強化 風力発電・太陽光発電・・・
向けた取り組みが
世界で加速 ✓ 企業活動や生活場面での省エネ強化 企業のTCFDに沿った情報開示
経産省エアコン省エネ目標引上げ
タムラのトランス・リアクタはエネルギー変換の基幹部品。期待されるシーンで既に活躍しています。
車載 パワエレ IoT
車載用リアクタ 風力発電用大型トランス・リアクタ エアコン用リアクタ 産業用トランス・リアクタ
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カーボンニュートラルの実現に向けた更なる技術開発
自動車の電動化や、再生可能エネルギーによる 電気製品が動作するには、多くのエネルギー変換の
発電や送配電、充電設備の設置など、大容量の 過程が必要。エネルギー変換場面における高効率化
電気エネルギーをコントロールする場面が拡大。 が省エネ性能＝カーボンニュートラルに直結。
そこで求められる技術 ＝ 高周波化
高周波・高耐圧
高周波磁性部品のコア材料 高熱を発する高周波部品に対応
ダストコア(圧粉磁心) 高耐熱接合材 次世代パワー半導体
（酸化ガリウム）
※カーブアウトベンチャー 「ノベルクリスタルテクノロジー」で取扱
高周波化で求められる技術を、Oneタムラで強化
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高周波化におけるタムラの取り組み
車載 パワエレ IoT
市場ニーズ
エネルギー
大容量化
車載用リアクタ 風力発電用大型トランス・リアクタ エアコン用リアクタ 産業用トランス・リアクタ
革新的
次世代パワー半導体（酸化ガリウム） エネルギー
変換
ゲートドライバ 電流センサ ダストコア 高耐熱 高周波対応
接合材 絶縁材
支える
タムラ技術
駆動 電流検知 素材 接合 基板
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高周波化を支えるタムラの素材技術
ダストコア 高耐熱接合材
⚫ 粒径数十μ～数百μの磁性粉末に ⚫ 現在主流のSiパワー半導体の
絶縁処理を施した後、潤滑剤を混合し、 動作温度は175℃程度
成型、熱処理を施したコア ⚫ 次世代パワー半導体(SiC、GaN、
⚫ 高周波対応磁性部品の実現には 酸化ガリウム等)の動作温度は
ダストコアが必須と言われています。 200℃～300℃となります。
⚫ ダストコアの技術はタムラが業界をリード ⚫ リフロー実装可能な次世代パワー半導体
しており、車載用リアクタの評価にも バインダ材 向け新接合材料の開発を進めています。
・電気絶縁性能
つながっています。 ・接着性能
磁性粉末
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ゲートドライバモジュール
⚫インバータなどで使用されるパワー半導体を駆動させる製品です。 ゲートドライバモジュール売上見通し
IGBT、SiC-MOSFETにも対応。
⚫大手パワー半導体メーカーの適応製品として、販売を開始しました。 1,400
［百万円］
⚫足元では欧米の風力発電向けの需要が増加中です。
1,200
1,000
800
600
400
200
2021年より
0
本格的に2020 2021 2022 2023 2024 2025
売上開始
［CEATEC2021 展示資料より］
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車載新工場の進捗状況 2021年下期 グローバル生産体制構築完了
田村汽車電子(広東省佛山市)
若柳タムラ製作所（宮城県栗原市）
2019年より稼働中(【生産能力】100万台/年）
坂戸工場（埼玉県坂戸市）
初の中国「車載用昇圧リアクタ」生産専用工場
2021年1月 建屋完成
2021年度下期 EV用部品で量産稼働開始
【生産能力】200万台/年
2022年度～
従来生産ラインに加え、車載新工場を建設
550万台/年 2020年12月 建屋完成
～2021年度 生産体制 2021年度下期 PHEV、HEV用部品で量産稼働
開始
250万台/年 【生産能力】 150万台/年
生産体制
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車載用昇圧リアクタ売上見通し（2021年5月決算説明会資料再掲）
◆ コロナ影響と2021年度からの収益認識基準の適用で、当初計画より2年遅れ
◆ 2030年までに 売上 200億円 達成を目指します
200
［億円］200
当初計画（2019年開示）
180180
2021年時点の見通し
160160
収益認識を非適用とした試算
140140
120120
100100
80 80
60 60
40 40
20 20 2021年度より収益認識基準の適用により、有償支給材料売上分が除かれて縮小（21年は約27億円）
0 0
. . 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028
2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028
2022年
2019年 適切なタイミングを見極め
坂戸・田村汽車電子(佛山)
若柳量産開始 段階的に追加設備増強
量産本格化
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酸化ガリウムパワー半導体
◆ カーボンニュートラルへの貢献で成長を目指すタムラの戦略ストーリーの中で、重要な位置にあるのが次世代パワー半導体です。
既存のシリコン基板によるパワー半導体では性能限界を向かえるなか、SiCやGaNを越える高性能と、コストメリットで期待されているのが、
タムラ製作所の研究開発部門をカーブアウトして設立された株式会社ノベルクリスタルテクノロジー（以下ノベル社）による酸化ガリウムパワー半導体です。
◆ 現在タムラは、ノベル社と接合材料や電源部品で共同開発を進めており、酸化ガリウムパワー半導体市場の本格化の際には、
共に大きく成長することを目指しています。
［これまでの経緯］
⚫ 2015年 6月 外部の資本を積極的に取り込み、独立した経営陣でスピーディーな開発と事業化推進を行うため、
タムラ製作所からのカーブアウトベンチャーとして株式会社ノベルクリスタルテクノロジーを設立
⚫ 2017年11月 世界初、酸化ガリウムエピ膜を用いたトレンチMOS型パワートランジスタの開発に成功
⚫ 2020年 6月 ノベル社が新規投資家を引受先として総額7億円の資金調達を実施（タムラ出資比率は現在38%）
⚫ 2021年 6月 高品質β型酸化ガリウム100ｍｍエピウエハの開発に成功
世界最高耐圧の酸化ガリウム縦型トランジスタの開発に成功
今後の展開 タムラ製作所 ノベルクリスタルテクノロジー
特許技術供与
技術支援・販売支援
周辺製品・材料のコラボレーション
× 酸化ガリウムパワーデバイスの製品化
酸化ガリウムパワーデバイスの製造
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酸化ガリウム（β-Ga2O3）の特長
◆ ショットキーバリアダイオードやトランジスタに代表される半導体パワーデバイスは、家電・自動車・電車・産業用機器など、
世界中のあらゆる電気機器に組み込まれ、電圧や電流の制御を行っている部品です。その制御を行う際、パワーデバイスの中で
電力損失が発生します。この損失を小さくすることにより、電気機器の消費電力の削減が可能となり、CO2削減による地球温暖
化対策に繋がります。
◆ 酸化ガリウムは、現在パワーデバイス用材料として開発が進められている炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)より大きな、
4.5eVというバンドギャップエネルギーを有するため、より低損失なパワーデバイスを実現できる夢の新材料です。また、酸化
ガリウムは融液成長法による結晶の製造が可能であり、高品質で大型の単結晶基板をSiCやGaNの100倍高速に成長することがで
きるため低コスト化も期待できます。
SiC、GaN β-Ga2O3
成長速度 遅い 早い
加工難易度 難しい 易しい
製造方法
高性能化
気相成長法 融液成長法
理論オン抵抗と耐圧の関係 β-Ga2O3の価格低減の理由
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高品質β型酸化ガリウム100mmエピウエハの開発に成功
（2021年6月16日 ノベルクリスタルテクノロジープレスリリースより抜粋）
株式会社ノベルクリスタルテクノロジーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構からの助成
（戦略的省エネルギー技術革新プログラム、実証開発「β-Ga2O3ショットキーバリアダイオードの製品化開発」）
を受け、高品質β型酸化ガリウム100mmエピウエハの開発に成功しました。
■内容
株式会社ノベルクリスタルテクノロジーは、2019年に高品質2インチ(50.8mm)酸化ガリウムエピウエハの開発に成功し（2019年
4月18日プレスリリース）、2019年度初頭よりその製造販売を行って参りました。しかしながら、2 インチではデバイスの製造コスト
が見合わないためにパワーデバイスの量産ラインが存在せず、本ウエハの用途は研究開発に限定されてきました。今回、2インチエピ
高品質化技術を応用した100mm エピ成膜装置を開発し、高品質酸化ガリウム100mmエピウエハの製造・販売が可能になりました。
これにより、100mm量産ラインでの酸化ガリウムパワーデバイスの製造が可能になります。
■今後の展開
2021年6月16日より、新開発した高品質酸化ガリウム 100mm エピウエハの販売を開始
いたします。今後、ドナー濃度および膜厚の指定範囲の拡大および、更なるキラー欠陥の
低減と大口径化に取り組んで参ります。
同社ではすでに、トレンチ構造を導入した低損失酸化ガリウム SBDの実証に成功して
います（2017年9月12日プレスリリース）。今後100mmラインでのトレンチ型SBDの
量産技術の構築を進めていきます。
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Oneタムラでカーボンニュートラルへの貢献と企業成長を目指します
車載 パワエレ IoT
市場ニーズ
エネルギー
大容量化
車載用リアクタ 風力発電用大型トランス・リアクタ エアコン用リアクタ 産業用トランス・リアクタ
革新的
次世代パワー半導体（酸化ガリウム） エネルギー
変換
ゲートドライバ 電流センサ ダストコア 高耐熱 高周波対応
接合材 絶縁材
支える
タムラ技術
駆動 電流検知 素材 接合 基板
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【付録】 参考資料
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会社概要
売上高 ： 2021年3月期実績
資本金：11,829百万円 従業員数： 2021年3月末現在
連結従業員数：4,447名
連結売上高：73,906百万円
東証一部上場
代表取締役社長：浅田昌弘
日本(本社：東京都練馬区）
・売上高：31,634百万円
・従業員数：1,217名
中国 その他アジア 欧米
・売上高：19,161百万円 ・売上高：12,368百万円 ･売上高：10,741百万円
・従業員数：1,757名 ・従業員数：1,128名 ・従業員数：345名
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タムラの歩みと事業領域
１９２４年創業 電子部品関連
「田村ラヂオ商会」 １９５６年～ 磁性材料
トランスを極める ! １９５６年～ 電源装置
２００８年～ LED関連製品
２００９年～ 車載用リアクタ
２０１０年～ 大型トランス
電子化学実装関連
１９５６年～ フラックス
接合技術を極める ! １９５７年～ ｿﾙﾀﾞｰﾍﾟｰｽﾄ
１９２４年～ １９６１年～ レジストインク
１９６８年～ はんだ付装置
ラジオ、蓄音機の製作・販売
２０１０年～ FPC用レジスト
情報機器関連
１９６１年～ 放送用音声卓
いい音（信号）を極める !
１９６２年～ ワイヤレスマイク
１９７６年～ 伝送監視装置
１９３０年～ ２００３年～ ﾃﾞｼﾞﾀﾙ放送設備
トランスの自作化 ２０１５年～ 8K向け音声卓
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あなたの街のタムラ コーポレーションレポート2021より https://www.tamura-ss.co.jp/
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タムラグループの価値創造 コーポレーションレポート2021より https://www.tamura-ss.co.jp/
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第12次中期経営計画
Biltriteとはタムラ創業期の製品である電気蓄音機・アンプに使用され、
特に高級品、高品位品に付けられた由緒ある商標です。現存するカタログとして
最も古い昭和12年発行のカタログ第3号の冒頭に、次のようなコメントが記されています。
「当製作所の製品にはBiltriteの商標を付けてあります。是は製品に対して
絶対的に責任を持つ意味であります。御買求めに際し、Biltriteの商標は
品質に対する一種の保険証書として御承知置き下さい。」
© 2021 TAMURA CORPORATION Build up + right 創業75周年社史「21世紀へのみちしるべ」より
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タムラグループのマテリアリティ コーポレーションレポート2021より https://www.tamura-ss.co.jp/
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健康経営優良法人・スマートワーク
健康経営優良法人2021 「第5回日経スマートワーク経営調査」3星に認定
（2021年11月）
◆ 2020年度は、働きやすい環境づくりとして、社内
常設の健康相談窓口の創設や、在宅勤務制度の本 ◆ 働き方改革を通じて生産性革命に挑む先進企業を選
格導入、構内各所で新型コロナウイルス感染防止 定する第5回日経スマートワーク経営調査において、
策を実施しました。 3星に認定されました。
◆ これらの活動が認められ、経済産業省と日本健康 ◆ 本調査は2017年から日本経済新聞社が実施している
会議が共同で選定する「健康経営優良法人2021 もので、全国の上場企業と有力非上場企業を対象と
（大規模法人部門）」に認定されました。 し、多様で柔軟な働き方の実現、新規事業などを生
み出す体制、市場を開拓する力の3要素によって組
◆ 認定は2020年に引き続き2年連続です
織のパフォーマンスを最大化させる取り組みを「ス
マートワーク経営」と定義し、星5段階で評価され
ます。
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弊社からのお願い
本資料の業績予想、見通し及び事業計画については、現時点における
将来環境予測等の仮定に基づいております。
本資料において当社の将来の業績を保証するものではありません。
株式会社タムラ製作所 経営管理本部
TEL：03-3978-2031
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