6750 エレコム 2021-07-16 16:00:00
行使価額修正条項付第5回及び第6回新株予約権の資金使途の変更に関するお知らせ [pdf]

                                                       2021 年 7 月 16 日
各       位
                                  会 社 名 エ レ コ ム 株 式 会 社
                                  代 表 者 名 取締役社長     柴田   幸生
                                  (コード番号 : 6 7 5 0 東 証 一 部 )
                                  問 合 せ 先 常務取締役      田中 昌樹
                                          電話番号 06-6229-2707


            行使価額修正条項付第5回及び第6回新株予約権の資金使途の変更に関するお知らせ



 当社は、本日開催の取締役会において、2019年9月17日付「第三者割当による行使価額修正条項付第5回及
び第6回新株予約権の発行並びにコミットメント契約に関するお知らせ」にて開示いたしました第5回及び
第6回新株予約権の資金使途の変更について決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。


                              記


1. 資金使途の変更を行う理由・背景
    当社は、更なる事業価値拡大のため、M&A及び資本業務提携に関わる費用及び研修施設の建設資金を目
    的に新株予約権の発行により資金を調達致しました。
    これまで、グループ会社と横断的にナレッジを共有することで、既存事業の更なる強化を図ってきました。
    しかし、新型コロナウイルスの感染拡大以降、研修の在り方が大きく変化し、WEBでのミーティングや
    情報共有が一般化したことに伴い、研修施設保有による効果を最大限発揮しにくい環境にあります。
    こうした外部環境の変化から、研修施設の新設については、新型コロナウイルスの感染拡大が収束して
    以降、再検討するべきと判断致しました。
    資金使途の再検討を進める中で、弊社として最優先で対応すべき課題は物流機能の強化と捉え、以下の
    理由から新たに賃借いたします物流センターの移転にかかる機械装置の購入及び設置費用に資金使途を
    変更することと判断致しました。
    大阪市淀川区に構える大阪物流センターは、売上の増加に伴う配送量の増加により処理能力の問題や
    台風時における高潮のリスクをはらんだエリアである事からBCP上の課題がございました。
    新たな関西物流センター(以下、新物流センター)はこれらの課題を解決すべく、BCP、労働力不足改善
    配送の効率化の 3 点から、弊社の成長に寄与するものと考えております。
    新物流センターは兵庫県の南東部に位置し、新名神高速道路川西 IC から 2km と近く物流拠点として
    好立地にあり、災害リスクが低く、建物が耐震構造であることからもBCPの観点において適しており
    ます。
    加えて、省人化率 70%を目指して機械化をすすめることにより、徹底した効率化とリードタイムの短縮、
    今後増大することが見込まれる商品数増加への対応を強化して参ります。
    また、ECを含む小口配送への需要が高まってきており、顧客直送が対応可能な小口配送のインフラ
    としての機能を加えることで、より付加価値の高いサービスをお客様に提供することが可能となります。
    以上のことから、新物流センターは弊社の企業価値向上に寄与するものと考えております。


2. 変更の内容
    (変更前)

              具体的な使途           金額(百万円)            支出予定時期
    ①   M&A及び資本業務提携に関わる費用           7,590    2019 年 10 月~2022 年 10 月
    ②   ナレッジの共有及び強化を目的とする研修
                                     3,000   2019 年 12 月~2022 年 3 月
        施設の建設資金
(変更後)

           具体的な使途          金額(百万円)                支出予定時期
  ① M&A及び資本業務提携に関わる費用        7,076(注 1)(注 2) 2019 年 10 月~2022 年 10 月
  ② 物流センターの移転に係る機械装置等の
                                    4,054      2021 年 9 月~2022 年 3 月
     購入及び設置費用
(注 1)M&A及び資本業務提携に関わる費用につきましては、一部の資金を 2021 年 4 月 20 日付「株式会社フ
ォースメディアの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」にて開示しました通り、株式会社フォースメデ
ィアの株式取得費用に充当しております。
(注 2)新株予約権の発行に伴う手取り額は当初 10,590 百万円を想定しておりましたが、11,130 百万円となり
ました。今回の資金使途変更に際して、M&A及び資本業務提携に関わる費用を変更しておりますが、今後も
企業価値向上に資する案件については、本件の調達費用に関わらず検討して参ります。なお、調達額から不足
する部分については、自己資金を充当する予定です。


3. 新物流センターの概要
(1) 新物流センターの概要・投資額について

        ①   所在地         兵庫県川辺郡猪名川町
        ②   物流センターの名称   プロロジスパーク猪名川2(賃貸借契約)
        ③   資産の内容       機械装置等
        ④   延べ床面積       9,882 坪
        ⑤   設備投資予定額     4,054 百万円

(2)新物流センターの賃借の相手先の概要

        ①   名称          蔵王特定目的会社
        ②   所在地         東京都千代田区丸の内2丁目7番3号
        ③   代表者         取締役 稲田 秀
        ④   事業内容        ①資産の流動化に関する法律に基づく資産の流動化に関する計画
                        に従った特定資産の譲受け並びにその管理及び処分にかかる業務
                        ②その他上記特定資産の流動化に係る業務に付帯関連する一切の
                        業務
        ⑤ 資本金の額         100 百万円
        ⑥ 設立年月日         2007 年 4 月 25 日
        ⑦ 当社との関係        資本関係、人的関係、取引関係はございません。また、当社の関連当事者
                        にも該当致しません。

(3)新物流センターの投資及び稼働開始予定

        ① 竣工            2021 年 9 月頃
        ② 本格稼働予定        2022 年 4 月頃

4. 今後の見通し
  本件における当連結会計年度における業績への影響は軽微であります。また、今後開示すべき影響等が判
  明した場合は速やかにお知らせいたします。
                                                                 以上