2021年度 第2四半期
決算説明資料
2021年11月12日
PersonalTech
For A Better World
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2021年度 第2四半期 サマリー
2021年度 第２四半期 サマリー
◼ 半導体逼迫影響の抑制、需要増加の取り込みと部材コストの売価への転嫁等により、
売上高が拡大し、営業損失は予想から大幅に縮小
◼ 新製品の順次開発に加え、次世代の高付加価値製品開発も順調に進展
◼ サステナビリティと脱炭素化に向けた取組みを更に強化し、「国連グローバルコンパクト」 、
Apple社再エネ100%に新規参加
◼ INCJからの借入金200億円を返済、有利子負債を減少し財務体質を改善
◼ いちごトラストによる新株予約権の追加行使により、自己資本を増強
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当社を取り巻く事業環境
需要は旺盛な一方、半導体逼迫、部材インフレ、グローバル・サプライチェーンの混乱は深刻
現在 今後
モバイル/欧米 • OLED採用の拡大により、スマホ用液晶の需要は漸減 ☁ ☁
モバイル/中国・他
• 半導体逼迫の影響により、スマホ用液晶の需要は不確実性が
増加中
☀ ☁
☁ ☀
☀ 前回
☁
車載
• 半導体逼迫の影響にもかかわらず、当社は高付加価値製品を
展開し、堅調を維持 ☀
☁ ☁
ノンモバイル
• 健康管理や生活様式の変化に伴う需要が増加、半導体逼迫の
影響はあるが、ウェアラブル用OLEDやVR用の需要は好調 ☁ ☀
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2Q 営業利益の大幅改善
半導体逼迫影響の抑制、需要増加の取り込みと部材コストの売価への転嫁等により、
2Q 営業利益は当初予想から大幅に改善し △12億円 の実績
2Q 営業利益 +68億円 改善（当初予想比）
△12
△20 億円
億円
△80
億円
当初予想 前回上方修正 FY21/2Q実績
（8/5） （10/26） （11/12）
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2Q EBITDAの黒字化
2Q EBITDAは1Q実績から大幅に改善し、黒字化
2Q EBITDA +47億円 改善（1Q実績比）
10
億円
△37
億円
FY21/1Q実績 FY21/2Q実績
（8/5） （11/12）
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通期売上高予想の上方修正
当期2回目の上方修正
通期売上高予想 +16.9% （当初予想比）
+6.1%
+10.2%
2,800 2,970
2,540 億円 億円
億円
当初予想 前回予想 今回予想
（5/14） （8/5） （11/12）
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サステナビリティと脱炭素化に向けた取組み
SDGs実現に向けた社会課題への積極的な取り組みにより、持続可能な社会の実現に貢献
「国連グローバル・コンパクト」 再生可能エネルギー
◆ 「国連グローバル・コンパクト（UNGC）」 に参加 ◆ Apple社の再生可能エネルギー100%に参加
◆ 併せて、UNGC に署名している日本企業・団体で構成される
「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン（GCNJ）」に加入
国連グローバル・コンパクト 10原則
人権 原則1： 人権擁護の支持と尊重
原則2： 人権侵害への非加担
労働 原則3： 結社の自由と団体交渉権の承認
原則4： 強制労働の排除
原則5： 児童労働の実効的な廃止
原則6： 雇用と職業の差別撤廃
環境 原則7： 環境問題の予防的アプローチ
原則8： 環境に対する責任のイニシアティブ
原則9： 環境にやさしい技術の開発と普及
腐敗防止 原則10: 強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取組み
＜参考＞ ＜参考＞Supplier Clean Energy Commitments：
UNGC（英語） ：https://www.unglobalcompact.org/ https://www.apple.com/environment/Apple_Supplier_Clean_Energy_Commitments_Octo
GCNJ（日本語）：http://ungcjn.org/ ber-2021.pdf
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いちごトラストの新株予約権行使による資金調達
追加行使により資本を増強、未行使残110.8億円
◆行使内容 ◆いちごトラストの議決権比率
行使した新株予約権 第12回新株予約権（’20/8発行） 株式数 議決権数 いちごトラスト
発行済株式
（千株） （千個） 保有
行使価額総額 554.0億円
普通 846,166 8,461 ー
行使日 ’21/9/22 B種優先 672,000 6,720 保有
行使価額 1,000万円/株 D種優先 0.5 0 保有
行使価額 83.1億円 E種優先 4.4 0 保有
合計 15,181
交付株式の種類 E種優先株式
未行使残存額 110.8億円 議決権比率 (21年9月末現在） 44.27%
+166 +83 -14 579 +111 690
344 未行使分
9/22行使 その他増減
7/30行使 行使
（億円）
（注） 左図の全部行使後の純資産額には
(‘21/6末) 8/5決算発表 (‘21/9末) (全部行使後) 損益を反映しておらず、実際の純資
純資産額 報告 純資産額 純資産額 産額とは異なります。
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黒字体質に向けた体幹強化：固定費の大幅削減
徹底的なコスト削減により、黒字体質に向けて体幹を強化
1,497
固定費 FY21年間 約 21% 削減（FY19比） 1,226 1,185
– 製造：生産性改善・歩留り改善によるスループット最大化
– 全社：販管費・間接経費の最小化、共通業務の効率化
FY19 FY20 FY21予想
固定費の改善 [億円]
※固定費には、工場の動力費・保守費、物流費等の準変動費および準固定費を含む
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黒字体質に向けた体幹強化：損益分岐点の大幅低減
付加価値・利益率の向上とコスト削減により、損益分岐点を大幅低減
損益分岐点 約 2,500億円 引き下げ
5,801
（億円）
4,014
3,303 売上高
損益分岐点売上高
5,040
3,417
2,970
FY19 FY20 FY21予想
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黒字体質に向けた体幹強化：ポートフォリオ分散と安定化
モバイル/欧米の急減を吸収しつつ、ポートフォリオを分散化させ、より安定性の高い成長を実現
分野別通期売上高（モバイル/欧米） 分野別通期売上高（モバイル/欧米除く）
（億円） （億円）
397
379
3,129 349
1,128
1,035 881
1,626
764 680
496 562
FY19 FY20 FY21予想 FY19 FY20 FY21予想
モバイル/欧米 ノンモバイル 車載 モバイル/中国・他
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全体戦略
戦略 KPI
◼ 既存事業の建て直し
✓ 結果責任を持つ組織・経営体制
事業 ✓ 営業・マーケティングの強化 ◼ 2021年度第4四半期の
改革 ◼ 収益力の徹底強化 EBITDA黒字転換
✓ 不採算事業整理による競争力の強化
✓ 多様な技術で、製品の優位性拡大
◼ 新ビジネスモデル/最終製品の事業化 ◼ 独自のキーデバイスを軸に、
事業 ✓ 事業転換への挑戦 サービス、ソリューション、プラット
✓ R&Dの事業化・収益化
転換 フォーム等を2021年中に複数
◼ 高付加価値技術の事業化 事業化
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2021年度 第2四半期 業績報告
2021年度 業績予想
2021年度 第2四半期 業績サマリー
前年同期比で売上高は大幅減少も、製品ミックスの改善及びコスト削減により営業利益以下が改善。
半導体部材不足影響なければ、2Q会計期間で営業黒字化
(億円） FY20 2Q FY21 2Q FY20 2Q FY21 2Q ◼ 売上高は、スマートフォン用ディスプレイの需
YoY YoY
(会計) （会計） (累計) （累計） 要減、半導体等部材不足の影響により、前
売上高 1,118 719 −399 1,998 1,379 −619
年同期比大幅減。但し、大幅減トレンドは
EBITDA 10 10 −1 △ 22 △ 28 −6
2Qで終了
営業損失(△) △ 29 △ 12 ＋17 △ 99 △ 70 ＋28
経常損失(△) △ 64 △ 12 ＋52 △ 152 △ 76 ＋76
◼ 損益面は、製品ミックスの改善及びコスト削
四半期純損失(△) △ 200 △ 18 ＋182 △ 363 △ 88 ＋275
減による損益分岐点低下、営業外費用及
び特別損失の縮小により、営業損益から純
◆半導体不足影響除く
損益までが大幅改善
売上高 1,118 798 −320 1,998 1,546 −452
EBITDA 10 42 ＋32 △ 22 36 ＋58 ◼ 8/5予想比で、売上高＋39億円、営業損
営業利益・損失(△) △ 29 21 ＋50 △ 99 △7 ＋92 益＋68億円。欧米顧客の需要増、半導体
等部材不足の影響の抑制が主因
• EBITDAは、営業利益（損失）に営業費用である減価償却費及びのれん償却額を加算して算出しています。
• 四半期純利益は、「親会社株主に帰属する四半期純利益」を表しています。
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分野別売上高の状況
分野別四半期売上高 分野別売上高の状況
（億円）
◼ モバイル分野（YoY -56％、QoQ +6％）
1,118 モバイル/欧米
• 顧客スマートフォンのOLED採用拡大により
モバイル/中国・他
液晶需要が減少し、前年同期比大幅減少。
車載
但し、大幅減少トレンドは2Qで終了
56% ノンモバイル
• 8/5予想比+40億円
631 719
◼ 車載分野（YoY -1％、QoQ +14％）
220 31% • 強い需要があるも半導体不足の影響大きく、
前年同期並みで着地
91 100
• 8/5予想比-11億円
241 239 ◼ ノンモバイル分野（YoY ＋3％、QoQ +7%）
• ウェアラブル用OLED、VR用液晶の牽引により
155 160 増加
• 8/5予想比+10億円
FY20 2Q FY21 2Q
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FY21 2Q 営業利益 増減要因
営業利益増減要因（YoY） 営業利益増減要因（QoQ）
（億円）
FY20 2Q FY21 2Q FY21 1Q FY21 2Q
売上高: 1,118 売上高: 719 売上高: 660 売上高: 719
△29 △12 △59 △12
営 製 販
業 造 売 営
そ 業
損 固 管 の
失 定 理 損
営 他 失
費 費
業
損
失
販 そ
売 の
管 他
ミ数 製 理 営 ミ数
ッ量 造 費 業 ッ量
ク・ 固 損 ク・
ス 定 失 ス
費 在庫増及び在庫
評価減の縮小等
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2021年度 業績予想
<ご参考>
(億円） FY19 FY20 FY21 FY21 FY21通期
通期 通期 通期 1Q 2Q 3Q 4Q 通期 ※半導体不足影響除く
実績 実績 (8/5予想) 実績 実績 今回予想 今回予想 今回予想 試算値 (影響額)
売上高 5,040 3,417 2,800 660 719 730 860 2,970 3,199 (230)
モバイル/欧米 - 1,626 690 214 220 130 200 764 - -
モバイル/中国・他 - 349 350 87 100 120 90 397 - -
車載 - 881 1,060 209 239 310 370 1,128 - -
ノンモバイル - 562 700 150 160 170 200 680 - -
EBITDA △ 195 △ 125 - △ 37 10 △ 20 3 △ 44 39 (83)
営業利益 (損失) △ 385 △ 262 - △ 59 △ 12 △ 40 △ 21 △ 131 △ 48 (83)
経常利益 (損失) △ 579 △ 327 - △ 64 △ 12 △ 44 △ 26 △ 145 △ 62 (83)
当期純利益 (損失) △ 1,014 △ 427 - △ 70 △ 18 △ 57 △ 40 △ 184 △ 101 (83)
◼ 顧客需要が引き続き旺盛である中、上半期よりも半導体等の部材不足の影響が縮小する見込みであること、為替変動
を加味し、通期売上高予想を170億円上方修正
◼ 3Qは電力料金の上昇及び2Qの在庫増の影響等により、QoQ悪化見込みも、4Qは増収及びコスト削減効果により改
善を見込み、EBITDA黒字化目標も維持
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補足資料
分野別四半期売上高推移
（億円）
1,118
880 モバイル/欧米
631 727 モバイル/中国・他
692 719
660 車載
554 253 187 220 ノンモバイル
214
91 85 110 100
87
63 241 240 253 239
209
148
115 155 150 141 150 160
FY20 1Q FY20 2Q FY20 3Q FY20 4Q FY21 1Q FY21 2Q
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連結貸借対照表
（億円） FY20 FY20 FY21
前年同期比 前期末比
2Q 期末 2Q
現金及び預金 498 557 493 −4 −64
売掛金 423 312 299 −124 −13
未収入金 328 153 197 −131 ＋44
在庫 415 397 495 ＋80 ＋98
その他流動資産 58 43 46 −11 ＋3
流動資産合計 1,721 1,463 1,531 −190 ＋68
固定資産合計 1,433 787 770 −663 −17
資産合計 3,154 2,250 2,300 −854 ＋50
買掛金 665 374 432 −233 ＋58
有利子負債 974 971 769 −205 −203
前受金 815 19 66 −749 ＋48
その他負債 468 467 454 −14 −13
負債合計 2,923 1,832 1,722 −1,202 −110
純資産合計 231 418 579 ＋348 ＋161
自己資本比率 6.6% 17.6% 24.1% +17.5ﾎﾟｲﾝﾄ +6.5ﾎﾟｲﾝﾄ
（注） 20年度2Q及び21年度2Qの貸借対照表の「現金及び預金」の額と、20年度2Q及び21年度2Qのキャッシュフロー計算書「期末現預金残高」の額との差異、それぞれ4億円と3億円は、「預け金」です。
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連結損益計算書
(億円） FY20 FY21 FY21 前年 前四半 20年度 21年度 前年
2Q 1Q 2Q 同期比 期比 1H 1H 同期比
売上高 1,118 660 719 −399 ＋59 1,998 1,379 -619
EBITDA 10 △ 37 10 −1 ＋47 △ 22 △ 28 -6
営業利益 △ 29 △ 59 △ 12 ＋17 ＋47 △ 99 △ 70 ＋28
営業外損益（△は損失） △ 35 △5 △1 ＋35 ＋4 △ 53 △5 ＋48
経常利益 △ 64 △ 64 △ 12 ＋52 ＋51 △ 152 △ 76 ＋76
特別損益（△は損失） △ 131 △3 △1 ＋130 ＋2 △ 203 △4 ＋198
税引前当期純利益 △ 195 △ 67 △ 13 ＋181 ＋53 △ 355 △ 80 ＋275
当期純利益 △ 200 △ 70 △ 18 ＋182 ＋52 △ 363 △ 88 ＋275
平均為替レート（円/米ドル） 106.2 109.5 110.1 106.9 109.8
期末為替レート（円/米ドル） 105.8 110.6 111.9 105.8 111.9
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連結キャッシュ・フロー計算書
(億円） FY20 FY21 FY21 前年 前四半 FY20 FY21 前年
2Q 1Q 2Q 同期比 期比 1H 1H 同期比
税引前四半期純利益 △ 195 △ 67 △ 13 ＋181 ＋53 △ 355 △ 80 ＋275
減価償却費 44 22 21 −23 ＋0 88 43 −45
運転資金 102 △ 44 △ 32 −134 ＋12 177 △ 76 −253
前受金 △ 10 30 16 ＋27 −14 △ 75 46 ＋122
事業構造改善費用 25 0 0 −25 ＋0 102 0 −102
その他 49 △ 28 27 −22 ＋55 △ 73 △1 ＋72
営業キャッシュ・フロー 15 △ 87 19 ＋4 ＋106 △ 136 △ 68 ＋68
固定資産の取得による支出 △ 10 △ 23 △ 21 −11 ＋2 △ 32 △ 44 −12
その他 △5 1 0 ＋5 −1 △ 14 1 ＋15
投資キャッシュ・フロー △ 15 △ 22 △ 21 −6 ＋1 △ 46 △ 43 ＋3
財務キャッシュ・フロー 45 △3 47 ＋2 ＋50 13 44 ＋31
期末現預金残高 494 444 490 −4 ＋46 494 490 −4
フリー・キャッシュ・フロー 5 △ 110 △2 −7 ＋108 △ 168 △ 112 ＋55
（注） 「フリー・キャッシュ・フロー」は、「営業キャッシュ・フロー」 と「固定資産の取得による支出」の合計額です。
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唯一無二の技術
唯一無二の顧客価値
唯一無二のPersonalTech企業
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THANK YOU
将来予測及び見通しに関して
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しているものであり、当社がその真実性、正確性、合理性および網羅性について保証するものではありません。
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