2020年度 第３四半期
決算説明資料
2021年2月10日
業績報告
代表執行役 CFO
大河内聡人
2020年度 第３四半期 (3Q) サマリ
第３四半期累計期間（9か月） 第３四半期会計期間（3か月）
スマートフォン用ディスプレイの受注減等により、売上高 スマートフォン用ディスプレイの受注落ち込みが大きく、
は前年同期比1,152億円減少 売上高は前年同期比ほぼ半減
売上高減少も、構造改革効果、資産処分等により、営 10月1日付白山工場譲渡に係る特別利益を計上し、
業・当期純利益とも損失は大幅縮小 四半期純利益は134億円の黒字
・ 売上総利益： 黒字化 • 固定資産売却益： 191億円(注)
・ 営業損益： 140億円改善 • 前受金の相殺に伴う為替差益： 56億円
・ 純損益： 880億円改善（構造改革費用減少/特益計上） （注）白山工場に係る売却益186億円、その他資産の売却益5億円
・ EBITDA： 97億円改善
（億円)
累計期間（9カ月） 会計期間（３か月）
20年度３Q 20年度３Q
19年度３Q 20年度３Q 19年度３Q 20年度３Q 20年度２Q
（11/13予） ｄ （11/13予）
売上高 3,878 2,725 2,698 1,500 727 700 1,118
売上総利益 ▲ 48 49 - 109 ▲8 - 46
営業利益 ▲ 326 ▲ 186 ▲ 199 25 ▲ 87 ▲ 100 ▲ 29
親会社に帰属する当期純利益 ▲ 1,109 ▲ 229 - ▲ 67 134 - ▲ 200
EBITDA ▲ 175 ▲ 78 - 67 ▲ 57 - 10
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2020年度 分野別売上高の状況
四半期売上高推移 分野別販売状況
注：括弧内は３Q（3か月）売上高
モバイル（欧米）
モバイル（中国・他）
■ モバイル分野
1,500 ノンモバイル （欧米253億円、中国・他85億円、前年同期比 70％減）
1,473
車載
• 顧客によるスマートフォンへのOLED採用拡大により、
受注が大幅に減少
1,162
1,118
■ 車載分野（240億円、前年同期比 12％減）
904 65% 69% 880 • 中国を除く主要各国において自動車販売の前年同期
56％ 727 割れが続いており、売上高は前年同期を下回ったが、コ
63%
42% ロナ影響で大幅に落ち込んだ1Qからは、2Q以降回復
63% 35％ 中
18% 7% 8% 11％
9%
5%
8%
5% ■ ノンモバイル分野（150億円、前年同期比 27％増）
12% 11% 7% 14% 21％
13% • 新しい事業領域であるウェアラブル用有機EL(OLED)
28% 19% 18% 21%
17%
22% 33％ ディスプレイ、VR用超高精細液晶ディスプレイの受注増
により増収
1Q19 2Q19 3Q19 4Q19 1Q20 2Q20 3Q20
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連結損益計算書
(億円）
19年度 20年度 19年度 20年度 20年度
前年同期比 前年同期比 前四半期比
3Q累計 3Q累計 3Q会計 3Q会計 2Q会計
売上高 3,878 2,725 ▲1,152 1,500 727 ▲773 1,118 ▲390
売上原価 3,925 2,676 ▲1,249 1,391 735 ▲656 1,072 ▲337
売上総利益 ▲ 48 49 ＋96 109 ▲8 ▲117 46 ▲54
販売費及び一般管理費 279 235 ▲43 84 80 ▲4 75 ＋5
営業利益 ▲ 326 ▲ 186 ＋140 25 ▲ 87 ▲113 ▲ 29 ▲59
営業外損益（▲は損失） ▲ 141 ▲ 73 ＋68 ▲ 59 ▲ 20 ＋39 ▲ 35 ＋15
経常利益 ▲ 467 ▲ 260 ＋208 ▲ 34 ▲ 108 ▲74 ▲ 64 ▲43
特別損益（▲は損失） ▲ 626 39 ＋665 ▲ 29 242 ＋271 ▲ 131 ＋373
税引前当期純利益 ▲ 1,093 ▲ 220 ＋873 ▲ 63 134 ＋197 ▲ 195 ＋329
親会社株主に帰属する当期純利益 ▲ 1,109 ▲ 229 ＋880 ▲ 67 134 ＋201 ▲ 200 ＋334
EBITDA ▲ 175 ▲ 78 ＋97 67 ▲ 57 ▲124 10 ▲67
平均為替レート（円/米ドル） 108.7 106.1 108.8 104.5 106.2
期末為替レート（円/米ドル） 109.6 103.5 109.6 103.5 105.8
＜主要な営業外損益・特別損益の増減＞ 19年度 20年度 19年度 20年度 （億円）
3Q累計 3Q累計 3Q会計 3Q会計
持分法投資損失（営業外費用） ▲85 ー ▲43 ー
事業構造改善費用及び減損損失（特別損失） ▲622 ▲214 ▲25 ▲7
固定資産売却益及び為替差益（特別利益） +1 ＋247 +1 +247
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連結営業利益 増減要因
前年同四半期（FY19 3Q）比 直前四半期（FY20 2Q）比
（億円）
FY19 3Q FY20 3Q FY20 2Q FY20 3Q
(前年同期) (直前四半期)
売上高: 1,500 売上高: 727 売上高: 1,118 売上高: 727
25
▲87 ▲29 ▲87
営
業
利
益 営
業
利
益
営 営
販 そ 業
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売 利 製 そ 利
他 益 ッ 量 造 の
管 ク ・ 販 益
製 理 固 売 他
ミ 数 ス 定
ッ 量 造 費 管
固 費 理
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ス 定 費
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貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書
貸借対照表 キャッシュ・フロー計算書
（億円）
（億円）
2019年度 2020年度
2020年3月 2020年9月 2020年12月 3Q (累計) 3Q (累計)
現金及び預金 667 498 542 税引前当期純利益 ▲ 1,093 ▲ 220
売掛金 709 423 279 減価償却費 161 118
未収入金 481 328 192
運転資金 ▲ 106 268
在庫 391 415 407
前受金 ▲ 117 ▲ 98
その他 46 58 22
事業構造改善費用 622 105
流動資産合計 2,294 1,721 1,442
固定資産合計 1,603 1,433 925 その他 ▲ 53 ▲ 231
資産合計 3,897 3,154 2,367 営業キャッシュ・フロー ▲ 586 ▲ 58
買掛金 893 665 469 固定資産の取得による支出 ▲ 138 ▲ 61
有利子負債 980 974 972 その他 ▲ 15 ▲ 17
前受金 891 815 23 投資キャッシュ・フロー ▲ 153 ▲ 78
その他負債 599 468 533
財務キャッシュ・フロー 546 12
負債合計 3,364 2,923 1,998
純資産合計 534 231 369 期末現預金残高 491 539
自己資本比率 13.1% 6.6% 14.5% フリー・キャッシュ・フロー ▲ 724 ▲ 118
（注） １．20年12月末の貸借対照表の「現金及び預金」の額と、20年３Qのキャッシュフロー計算書「期末現預金残高」の額との差異は、「預け金」３億円です。
２． 「フリー・キャッシュ・フロー」は、「営業キャッシュ・フロー」 と「固定資産の取得による支出」の合計額です。
３．当社は、20年10月1日付で白山工場を譲渡しました。当該取引の譲渡対価675百万米ドルを、当社顧客から受領している前受金のうち675百万ドルと相殺しています。そのため、20年度第３四半期連結累計期間の
連結キャッシュ・フロー計算書上、当該外貨建取引は非資金取引にあたるため、固定資産の売却による収入相当額と為替差損益の影響を除く前受金の支出相当額を相殺しており、資金収支は生じません。
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2020年度通期の見通し
通期・4Q 売上高・営業利益予想 見通し
（億円） ■ 売上高
19年度 20年度
• 11月13日発表の通期売上高予想（3,300~3,500億
通期 通期（予想） 円）を3,425億円に修正
売上高 5,040 3,425 • スマートフォン用ディスプレイの受注減に加え、世界的な半
営業利益 ▲ 385 ▲ 296 導体等の部材不足による顧客及び当社の生産への影響
により、4Qは前年同期比減収の見通し
4Q 4Q（予想）
• 部材不足は当面続くことが見込まれる。顧客とも協力し、
売上高 1,162 700 影響を最小限にすべく取り組み中
営業利益 ▲ 59 ▲ 110
■ 営業利益
設備投資・研究開発 （億円）
• 通期売上高は減少も、営業損失は縮小見込み
FY19 FY20 FY20 • 4Qは、売上高の減少、LNG価格高騰による一部国内工
（実） （11/13予） （今回予） 場の電力料金上昇、超過需要による部品メーカーの値上
設備投資額 161 115 100
減価償却費 207 150 148 げ措置等により、前年同期比で損失拡大の見通し
研究開発費 103 86 86
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戦略方向性
代表執行役会長 CEO
スコット キャロン
GAME CHANGE
PersonalTech企業として
新たなJDIへ
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当社の現状
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世界トップクラスの技術
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世界トップクラスの人材
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世界トップクラスの顧客信頼
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にもかかわらず、長年の赤字体質
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この現状を打破するには
何が必要か
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1. 原点回帰
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社会価値・顧客価値の創出は
当社の存在意義
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2. 唯一無二
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3. 抜本改革
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徹底的なコストコントロール
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身の丈経営
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「3倍」のスピード
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販売価格の適正化と
製品ミックスの改善
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これらの変革により、
2021年度第4四半期のEBITDA
黒字転換を図る
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4. 事業転換
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当社が長年培ってきた
世界トップクラスの技術を
新事業の基盤に
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ディスプレイを超え
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既存の事業モデルを超え
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技術の進歩は
人間に寄り添うものであるべき
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人々の生き方をより豊かにする
PersonalTech企業へ
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今までにない発想と、
限りない技術の追求をもって、
人々が躍動する世界を創造し続ける
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独自のキーデバイスを軸に、
サービス、ソリューション、
プラットフォーム等を
2021年中に複数事業化
小規模でスタートし、
成功に応じて迅速に事業拡大
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ビッグデータを用いた事業展開も視野に
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唯一無二の技術
唯一無二の顧客価値
唯一無二のPersonalTech企業
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THANK YOU
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