6740 JDI 2020-11-13 15:33:00
特別損失の計上、第2四半期連結業績予想と実績値の差異及び通期売上高予想の修正並びに第3四半期の業績予想に関するお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社ジャパンディスプレイ
代 表 者 名 代表執行役社長兼 CEO 菊 岡 稔
(コード番号:6740 東証一部)
問 合 せ 先 執行役兼 CFO 大河内聡人
(TEL. 03-6732-8100)
特別損失の計上、第2四半期連結業績予想と実績値の差異及び通期売上高予想の修正
並びに第3四半期の業績予想に関するお知らせ
当社は、2021 年3月期第2四半期連結会計期間(2020 年7月1日~2020 年9月 30 日、以下「当第2
四半期」)において、固定資産の減損損失及び事業構造改善費用を特別損失として計上しましたので、お
知らせいたします。
また、2020 年9月 10 日公表しました当第2四半期連結売上高及び営業損益の予想と本日公表の実績値
の差異、及び 2021 年3月期通期連結売上高の予想の修正、並びに第3四半期の予想について、併せてお
知らせいたします。
1.特別損失の計上
当社は、昨年 12 月より有機EL(OLED)ディスプレイの量産出荷を開始し、徐々に出荷量を増やし
ておりますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響等により、当事業の黒字化が当初の予定時期より後
ろ倒しとなる見込みです。このため、生産ラインの帳簿価格を減額し、固定資産の減損損失 10,278 百
万円を特別損失として当第2四半期に計上いたしました。その他固定資産の減損損失と合わせた当第
2四半期の減損損失の合計は 10,499 百万円となりました。
また、2020 年 10 月2日付「(開示事項の経過)固定資産(白山工場)譲渡完了のお知らせ」にて、
白山工場の生産装置及び設備のテスト稼働に伴う費用等最大 33 億円を 2021 年3月期第3四半期に事
業構造改善費用(特別損失)として計上予定である旨お知らせいたしましたが、当該費用が確定し、
2,589 百万円を当第2四半期に計上いたしました。これにより白山工場の譲渡に係る費用の全額が当第
2四半期までに費用計上されております。
上記の特別損失の合計 13,088 百万円は、本資料「2.2021 年3月期第2四半期業績予想と実績値と
の差異」に記載の実績及び本日発表の「2021 年3月期 第2四半期決算短信」に反映されております。
2.2021 年3月期第2四半期業績予想と実績値との差異
(1)2021 年3月期第2四半期会計期間(2020 年7月1日~2020 年9月 30 日)
(百万円)
親会社に帰属す
売上高 営業利益 経常利益
る四半期純利益
110,000 △3,000
前回発表予想(A) - -
~120,000 ~0
実績値(B) 111,796 △2,872 △6,395 △20,000
1,796 128
増減額(B-A) - -
~△8,204 ~△2,872
1.6%
増減率(%) - - -
~△6.8%
(ご参考)前期第2四半期実績
147,341 △8,096 △12,122 △25,246
(2020 年3月期第2四半期)
1
(2)2021 年3月期第2四半期累計期間(2020 年4月 1 日~2020 年9月 30 日)
(百万円)
親会社に
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
四半期純利益
四半期純利益
円 銭
前回発表予想(A) 197,999 △10,007 - -
~207,999 ~△7,007
実績値(B) 199,795 △9,879 △15,195 △36,286 △15.59
1,796 128 -
増減額(B-A) - -
~△8,204 ~△2,872
0.9%
増減率(%) - - - -
~△3.9%
(ご参考)前期第2四半期実績
237,762 △35,169 △43,330 △104,159 △123.10
(2020 年3月期第2四半期)
(3)差異の理由
連結売上高及び営業損益の実績は予想レンジ内に着地いたしましたが、スマートフォン向けディス
プレイの需要が伸び悩んだため、レンジの下限に近い水準となりました。
3.2021 年3月期通期売上高予想の修正
(1)2021 年3月期通期予想数値の修正(2020 年4月 1 日~2021 年3月 31 日)
売上高
金額(百万円) 前期比増減率(%)
前回発表予想(A) 378,017~428,419 △25.0%~△15.0%
今回発表予想(B) 330,000~350,000 △34.5%~△30.6%
増減額(B-A) △98,419~△28,017 -
増減率(%) △23.0%~△7.4% -
(ご参考) 前期実績
504,022 -
(2020 年3月期)
(2)修正の理由
当期下期のスマートフォン向けのディスプレイの販売において、単価の低いパネル製品の需要が増
加する一方、単価の高いモジュール製品の需要見通しが従来想定以上に減少いたしました。このため、
売上高の予想を引き下げるものです。
4.2021 年3月期第3四半期業績予想(2020 年4月 1 日~2020 年 12 月 31 日)
(百万円)
売上高 営業利益
2021 年3月期第3四半期(累計)予想 269,795 △19,879
(ご参考)前年同期実績 387,775 △32,624
2021 年3月期第3四半期累計期間(以下「当第3四半期累計期間」)は、OLED ディスプレイ、VR機
器及びノートPC向けディスプレイの売上高増加により、ノンモバイル分野の売上高は前年同期を上
2
回る見通しですが、全売上高の過半を占めるモバイル分野においては、スマートフォン向けディスプレ
イ市場の競争激化及び顧客の有機 EL(OLED)採用拡大等により、前年同期比で大幅に減少する見通しで
す。また、車載分野の売上高も、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅に落ち込んだ第1四半期
から第2四半期以降は回復を見せているものの、当第3四半期累計期間では前年同期を下回る見通し
です。これらにより、当第3四半期累計期間の全社売上高は、前年同期を 1,200 億円弱下回る予想とし
ております。
当第3四半期累計期間の営業利益は、19,879 百万円の損失を予想しております。前期実施の構造改
革による製造固定費、 人件費等の固定費の削減及びその他経費削減の効果により、売上高は大幅減少も
営業損失は約 130 億円縮小する見込みです。
なお、本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手している情報
及び合理的であると判断する一定の前提に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因により大
きく異なる結果となる可能性があります。
以 上
3