6728 アルバック 2019-08-07 15:00:00
2019年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月7日
上場会社名 (株)アルバック 上場取引所 東
コード番号 6728 URL https://www.ulvac.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役執行役員社長 (氏名)岩下 節生
問合せ先責任者 (役職名) 理事 IR室長 (氏名)梅田 彰 TEL 0467-89-2033
定時株主総会開催予定日 2019年9月27日 配当支払開始予定日 2019年9月30日
有価証券報告書提出予定日 2019年9月27日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (国内機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2019年6月期の連結業績(2018年7月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年6月期 220,721 △11.5 23,828 △32.6 25,575 △30.7 18,665 △48.0
2018年6月期 249,271 7.5 35,351 20.0 36,907 24.2 35,904 46.7
(注)包括利益 2019年6月期 9,334百万円 (△82.2%) 2018年6月期 52,570百万円 (76.4%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年6月期 378.78 - 12.5 8.8 10.8
2018年6月期 728.68 - 29.2 13.6 14.2
(参考)持分法投資損益 2019年6月期 346百万円 2018年6月期 426百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年6月期 282,302 157,588 53.5 3,062.39
2018年6月期 297,418 154,069 49.6 2,994.12
(参考)自己資本 2019年6月期 150,912百万円 2018年6月期 147,531百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年6月期 18,282 △9,448 △5,844 55,859
2018年6月期 19,086 △1,564 △10,734 54,348
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年6月期 - - - 95.00 95.00 4,688 13.0 3.8
2019年6月期 - - - 105.00 105.00 5,182 27.7 3.5
2020年6月期(予想) - - - 105.00 105.00 33.4
3.2020年6月期の連結業績予想(2019年7月1日~2020年6月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 97,500 △16.5 8,500 △45.1 9,000 △45.0 6,000 △46.6 121.76
通期 205,000 △7.1 22,500 △5.6 23,500 △8.1 15,500 △17.0 314.54
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
特定子会社以外の子会社の異動につきましては、以下のとおりであります。
除外 1社(社名 寧波愛発科真空技術有限公司)
当連結会計年度において、寧波愛発科真空技術有限公司の第三者割当増資により当社の持分比率が低下したた
め、同社を連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めております。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年6月期 49,355,938株 2018年6月期 49,355,938株
② 期末自己株式数 2019年6月期 76,792株 2018年6月期 82,336株
③ 期中平均株式数 2019年6月期 49,277,762株 2018年6月期 49,272,979株
(参考)個別業績の概要
2019年6月期の個別業績(2018年7月1日~2019年6月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年6月期 119,509 △19.5 7,635 △59.5 13,899 △42.2 12,159 △59.0
2018年6月期 148,493 7.7 18,862 29.4 24,030 29.2 29,687 65.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年6月期 246.71 -
2018年6月期 602.43 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年6月期 203,015 104,219 51.3 2,114.61
2018年6月期 212,961 105,028 49.3 2,131.25
(参考)自己資本 2019年6月期 104,219百万円 2018年6月期 105,028百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用に当たっての注
意事項については、5ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
(連結損益計算書) ……………………………………………………………………………………………… 9
(連結包括利益計算書) ………………………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 14
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ……………………………………………………… 14
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………………… 18
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………………………… 21
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………… 21
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(単位:百万円)
2018年6月期 2019年6月期 前年同期比増減率(%)
受注高 242,980 218,547 △10.1
売上高 249,271 220,721 △11.5
営業利益 35,351 23,828 △32.6
経常利益 36,907 25,575 △30.7
親会社株主に帰属する
35,904 18,665 △48.0
当期純利益
当連結会計年度におけるわが国経済は、輸出や生産の一部に弱さがみられるものの設備投資が増加するなど、緩やかに
回復してきました。米国では、個人消費や設備投資の増加などにより景気の回復が続いてきました。欧州では、消費が緩
やかに増加するなど、景気は緩やかに回復してきました。中国では、各種政策効果もあり景気の持ち直しの動きが続いて
きましたが、このところ消費、輸出の伸びが低下するなど緩やかに減速してまいりました。
グループを取り巻くエレクトロニクス市場においては、データセンター向けサーバー需要の増加等によるメモリ需要の
拡大を受け、半導体メモリメーカーの設備投資が継続してまいりましたが、足元では需要の鈍化等により新規設備投資延
期の動きが出ております。しかしながら中長期的にはスマート化社会の進展に向けた投資が活発化するものと見られま
す。一方、フラットパネルディスプレイ(FPD)業界においては、テレビ用パネルの大型化、高精細化に伴う大型液晶パ
ネル製造向けの設備投資が中国を中心として継続しました。スマートフォン向け有機ELパネルの設備投資は韓国での投資
抑制はあるものの、他地域での設備投資は継続しました。
このような状況において、当連結会計年度につきましては、受注高は2,185億47百万円(前年同期比244億33百万円
(10.1%)減)、売上高は2,207億21百万円(同285億50百万円(11.5%)減)となりました。また、損益につきましては、営業
利益は238億28百万円(同115億23百万円(32.6%)減)、経常利益は255億75百万円(同113億32百万円(30.7%)減)、親会社株
主に帰属する当期純利益は186億65百万円(同172億39百万円(48.0%)減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
「真空機器事業」
(単位:百万円)
2018年6月期 2019年6月期 前年同期比増減率(%)
受注高 209,707 185,077 △11.7
売上高 216,652 187,698 △13.4
営業利益 32,411 20,819 △35.8
真空機器事業を品目別に見ますと次のとおりです。
(FPD及びPV製造装置)
FPD製造装置は、中国を中心としたテレビ向け大型液晶製造装置やスマートフォン向け有機EL製造装置などの受注を計
上しましたが、受注高、売上高ともに前年同期を下回りました。
(半導体及び電子部品製造装置)
半導体関連は、NANDフラッシュメモリやDRAM、次世代不揮発性メモリ向けスパッタリング装置・自然酸化膜除去装置な
どが足元のメモリ関連投資の減速を受け、受注、売上ともに前年同期に比べ低調な結果となりました。電子部品関連は、
モバイル機器向け高機能デバイスやパワー半導体向け製造装置が堅調に推移しました。
(コンポーネント)
有機EL製造装置に搭載するクライオポンプをはじめ、FPD、半導体、電子部品業界や自動車関連向け真空ポンプ、計測
機器が堅調に推移し、受注高、売上高ともに前年同期を上回りました。
(一般産業用装置)
自動車部品製造用真空熱処理炉や漏れ検査装置などを中心に売上高は前年並みとなりました。一方、受注高は中国にお
ける高機能磁石製造用投資の延期等もあり前年同期に比べ減少しました。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
その結果、真空機器事業の受注高は1850億77百万円、受注残高は902億17百万円、売上高は1,876億98百万円となり、
208億19百万円の営業利益となりました。
「真空応用事業」
(単位:百万円)
2018年6月期 2019年6月期 前年同期比増減率(%)
受注高 33,273 33,471 0.6
売上高 32,619 33,023 1.2
営業利益 2,957 2,986 1.0
真空応用事業を品目別に見ますと次のとおりです。
(材料)
主に液晶ディスプレイ用スパッタリングターゲットを中心に受注、売上を計上しましたが、韓国における装置稼働の低
下等の影響を受け、前年同期を下回りました。
(その他)
マスクブランクス関連は、高精細、高機能ディスプレイや車載及び産業用半導体需要の増加を受け堅調に推移、表面分
析機器関連も寄与し、受注高、売上高とも前年同期を上回りました。
その結果、真空応用事業の受注高は334億71百万円、受注残高は61億82百万円、売上高は330億23百万円となり、29億86
百万円の営業利益となりました。
なお、上記金額には消費税等は含まれておりません。
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(2)当期の財政状態の概況
(単位:百万円)
2018年6月期 2019年6月期 前年同期比増減率(%)
資 産 297,418 282,302 △5.1
負 債 143,348 124,714 △13.0
純 資 産 154,069 157,588 2.3
(資産)
2018年6月期末に比べ、151億16百万円減少となりました。主な要因は、投資有価証券が117億64百万円減少
したこと、受取手形及び売掛金が100億40百万円減少したこと、一方で、繰延税金資産が28億65百万円増加した
ことなどであります。
(負債)
2018年6月期末に比べ、186億34百万円減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が148億18百万
円減少したこと、短期借入金が66億24百万円減少したこと、一方で、長期借入金が65億19百万円増加したこと
などであります。
(純資産)
2018年6月期末に比べ、35億19百万円増加となりました。主な要因は、利益剰余金が137億47百万円増加した
こと、一方で、その他の包括利益累計額が103億85百万円減少したことなどであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(単位:百万円)
区 分 2018年6月期 2019年6月期 増 減
営業活動によるキャッシュ・フロー 19,086 18,282 △804
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,564 △9,448 △7,884
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,734 △5,844 4,889
現金及び現金同等物の期末残高 54,348 55,859 1,511
有利子負債残高 35,689 35,583 △106
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益、減価償却費、売上債権の減少などのプラス要因に対し、仕入債務の減少、たな卸
資産の増加などのマイナス要因により、182億82百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形及び無形固定資産の取得による支出などにより、94億48百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の減少、配当金の支払、長期借入金の増加などにより、58億44百万円の支出となりました。
以上により、現金及び現金同等物の期末残高は2018年6月期末に比べ、15億11百万円増加し、558億59百万円
となりました。
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キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年6月期 2018年6月期 2019年6月期
自己資本比率(%) 40.2 49.6 53.5
時価ベースの自己資本比率(%) 108.5 70.2 59.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 1.1 1.9 1.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 74.1 54.5 67.8
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※3.キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し
ております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての
負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払
額を使用しております。
(4)今後の見通し
①次期の業績の見通し
当社を取り巻く事業環境は、足下では、2019年~21年に稼働予定の大型テレビ向け液晶パネル等の設備投資
商談の一巡や、半導体メモリ投資再開の遅れ、米中貿易摩擦の影響など、エレクトロニクス関連の設備投資の
動きが一時的に弱含んでおります。
このため、現中期経営計画の最終年度にあたる2020年6月期の売上高を2,050億円(中期経営計画比▲600億
円)、営業利益を225億円(同▲155億円)に見直すことといたしました。
なお、2023年6月期(4年後)に目指す売上高3,000億円、営業利益率16%に変更はありません。
中長期的には、5GやIoT、AIなどスマート社会の進展に伴い、あらゆる産業のエレクトロニクス化が進み、
半導体メモリ・ロジックや新型不揮発性メモリ、センサ、通信デバイス、パワーデバイス、リチウムイオンバ
ッテリー、電子実装、各種OLEDディスプレイなどの市場が、技術革新を伴いながら大きく成長することが期待
されております。
アルバックはこれらのエレクトロニクス市場の技術革新と拡大を、薄膜プロセッシング技術や材料開発力で
支えながら、飛躍を図っていきたいと考えております。
〈品目別売上高予想〉
(単位:億円)
2019年6月期 2020年6月期
(実績) (予想)
売上高 2,207 2,050 (△7.1%)
真空機器事業 1,877 1,735 (△7.6%)
FPD及びPV製造装置 868 750 (△13.5%)
半導体及び電子部品製造装置 433 435 (+0.4%)
コンポーネント 342 340 (△0.7%)
一般産業用装置 234 210 (△10.2%)
真空応用事業 330 315 (△4.5%)
材料 144 145 (+0.9%)
その他 187 170 (△8.8%)
営業利益 238 225 (△5.6%)
経常利益 256 235 (△8.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 187 155 (△17.1%)
(注)( )内は前年同期比増減率。比率は百万円単位で計算後、単位未満四捨五入
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
②次期のキャッシュ・フローの見通し
次期のキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益の計上と、CCC(キャッシュ・コンバー
ジョン・サイクル)短縮化の取り組みによる資金効率の維持向上を図り、営業活動のキャッシュ・イン・フロ
ーを確保いたします。
また、新たな成長戦略の足がかりとなる研究開発等を加速し、推進いたします。そのための資金は営業活動
のキャッシュ・イン・フロー等により賄う予定です。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は株主の皆様への利益配分を最も重要な政策の一つと認識しております。
設備投資動向の変動・技術革新の著しい業界にあり、当社は更なる研究開発投資や財務基盤の強化に必要な内部
留保の充実を図っていく所存です。株主の皆様への利益配当については、こうした財務基盤の状況や各年度の連結
業績及び配当性向等を総合的に勘案し、実施してまいります。
当社は、期末配当による年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。この剰余金の配当の決定
機関は株主総会であります。
当期の配当につきましては上記の方針に基づき、1株につき105円の期末配当を予定しております。
次期の配当につきましては、1株につき105円を予定しております。
(注)この決算短信で述べている将来の当社に関する見通しは、現時点で把握しうる情報をもとに作成したもので
す。当社グループの主要取引先であるFPD、半導体及び電子部品業界は、特に技術革新のスピードが大変速
く、かつ、競争の激しい産業です。また、世界経済、為替レートの変動、原材料価格、FPD、半導体及び電子
部品の市況、設備投資の動向など、当社グループの業績に直接的、間接的に影響を与える様々な外部要因があ
ります。従いまして、実際の売上高及び利益は、この決算短信に記載している予想数値とは大きく異なる可能
性があることをご承知おきください。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年6月30日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 57,074 58,557
受取手形及び売掛金 87,276 77,236
商品及び製品 4,615 3,937
仕掛品 23,618 24,033
原材料及び貯蔵品 10,847 11,803
その他 9,509 6,840
貸倒引当金 △914 △444
流動資産合計 192,026 181,962
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 80,982 80,546
減価償却累計額 △49,168 △50,595
建物及び構築物(純額) 31,814 29,951
機械装置及び運搬具 69,543 71,500
減価償却累計額 △53,161 △54,042
機械装置及び運搬具(純額) 16,382 17,459
工具、器具及び備品 14,738 14,338
減価償却累計額 △12,899 △12,358
工具、器具及び備品(純額) 1,839 1,981
土地 8,624 8,357
リース資産 1,872 1,813
減価償却累計額 △1,142 △1,099
リース資産(純額) 731 715
建設仮勘定 4,907 7,226
有形固定資産合計 64,297 65,687
無形固定資産
リース資産 81 55
ソフトウエア 844 1,030
その他 2,529 2,361
無形固定資産合計 3,454 3,446
投資その他の資産
投資有価証券 25,562 13,797
繰延税金資産 7,315 10,180
その他 6,812 11,690
貸倒引当金 △2,048 △4,462
投資その他の資産合計 37,641 31,207
固定資産合計 105,392 100,340
資産合計 297,418 282,302
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年6月30日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 55,566 40,748
短期借入金 21,539 14,915
リース債務 300 306
未払法人税等 4,534 2,802
前受金 16,739 15,849
賞与引当金 3,185 3,625
役員賞与引当金 512 485
製品保証引当金 1,742 1,632
受注損失引当金 1,074 1,099
その他 13,637 13,041
流動負債合計 118,829 94,501
固定負債
長期借入金 14,150 20,668
リース債務 607 551
繰延税金負債 22 16
退職給付に係る負債 8,370 7,846
役員退職慰労引当金 272 75
役員株式給付引当金 134 145
資産除去債務 395 399
その他 568 512
固定負債合計 24,520 30,213
負債合計 143,348 124,714
純資産の部
株主資本
資本金 20,873 20,873
資本剰余金 3,912 3,912
利益剰余金 107,238 120,985
自己株式 △266 △247
株主資本合計 131,756 145,522
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 14,950 6,652
為替換算調整勘定 2,579 266
退職給付に係る調整累計額 △1,753 △1,528
その他の包括利益累計額合計 15,775 5,390
非支配株主持分 6,538 6,676
純資産合計 154,069 157,588
負債純資産合計 297,418 282,302
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 249,271 220,721
売上原価 176,163 155,845
売上総利益 73,108 64,876
販売費及び一般管理費
販売費 15,703 18,217
一般管理費 22,054 22,830
販売費及び一般管理費合計 37,757 41,047
営業利益 35,351 23,828
営業外収益
受取利息 157 183
受取配当金 470 687
受取賃貸料 300 296
受取保険金及び配当金 463 610
持分法による投資利益 426 346
その他 816 694
営業外収益合計 2,631 2,816
営業外費用
支払利息 349 293
シンジケートローン手数料 - 139
その他 727 637
営業外費用合計 1,076 1,069
経常利益 36,907 25,575
特別利益
投資有価証券売却益 2,002 1,710
持分変動利益 - 303
固定資産売却益 - 75
特別利益合計 2,002 2,088
特別損失
固定資産除却損 382 156
減損損失 - 331
その他 - 27
特別損失合計 382 515
税金等調整前当期純利益 38,527 27,148
法人税、住民税及び事業税 7,309 6,709
法人税等調整額 △5,937 451
法人税等合計 1,372 7,160
当期純利益 37,155 19,988
非支配株主に帰属する当期純利益 1,250 1,323
親会社株主に帰属する当期純利益 35,904 18,665
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
当期純利益 37,155 19,988
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 14,456 △8,298
為替換算調整勘定 113 △2,773
退職給付に係る調整額 845 226
持分法適用会社に対する持分相当額 2 190
その他の包括利益合計 15,416 △10,655
包括利益 52,570 9,334
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 51,307 8,280
非支配株主に係る包括利益 1,263 1,054
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 20,873 3,912 73,801 △271 98,315
会計方針の変更によ
る累積的影響額
会計方針の変更を反映した
20,873 3,912 73,801 △271 98,315
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,468 △2,468
親会社株主に帰属する
当期純利益
35,904 35,904
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 5 5
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - 33,437 4 33,441
当期末残高 20,873 3,912 107,238 △266 131,756
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 491 2,480 △2,599 372 6,229 104,917
会計方針の変更によ
る累積的影響額
-
会計方針の変更を反映した
491 2,480 △2,599 372 6,229 104,917
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,468
親会社株主に帰属する
当期純利益
35,904
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 5
株主資本以外の項目の
14,459 98 846 15,403 309 15,712
当期変動額(純額)
当期変動額合計 14,459 98 846 15,403 309 49,153
当期末残高 14,950 2,579 △1,753 15,775 6,538 154,069
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 20,873 3,912 107,238 △266 131,756
会計方針の変更による累
積的影響額
△230 △230
会計方針の変更を反映した
20,873 3,912 107,008 △266 131,526
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △4,688 △4,688
親会社株主に帰属する
当期純利益
18,665 18,665
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 20 20
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - 13,977 19 13,996
当期末残高 20,873 3,912 120,985 △247 145,522
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 14,950 2,579 △1,753 15,775 6,538 154,069
会計方針の変更による累
積的影響額
△230
会計方針の変更を反映した
14,950 2,579 △1,753 15,775 6,538 153,839
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △4,688
親会社株主に帰属する
当期純利益
18,665
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 20
株主資本以外の項目の
△8,298 △2,313 225 △10,385 138 △10,248
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △8,298 △2,313 225 △10,385 138 3,749
当期末残高 6,652 266 △1,528 5,390 6,676 157,588
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 38,527 27,148
減価償却費 6,541 6,938
減損損失 - 331
貸倒引当金の増減額(△は減少) 97 2,048
賞与引当金の増減額(△は減少) 473 505
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 182 △100
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △63 △197
役員株式給付引当金の増減額(△は減少) 60 11
製品保証引当金の増減額(△は減少) △321 △82
受注損失引当金の増減額(△は減少) 289 27
受取利息及び受取配当金 △628 △870
支払利息 349 293
補助金収入 △96 △74
投資有価証券売却損益(△は益) △2,002 △1,710
固定資産売却損益(△は益) - △75
持分法による投資損益(△は益) △426 △346
持分変動損益(△は益) - △303
売上債権の増減額(△は増加) △16,748 7,508
たな卸資産の増減額(△は増加) △9,878 △3,185
仕入債務の増減額(△は減少) 6,789 △13,913
前受金の増減額(△は減少) △123 △328
未払消費税等の増減額(△は減少) △241 677
その他 1,230 1,457
小計 24,011 25,761
利息及び配当金の受取額 720 1,222
利息の支払額 △350 △270
法人税等の支払額 △5,295 △8,432
営業活動によるキャッシュ・フロー 19,086 18,282
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △12,755 △5,589
定期預金の払戻による収入 18,873 5,602
有形及び無形固定資産の取得による支出 △9,869 △11,338
有形及び無形固定資産の売却による収入 19 231
投資有価証券の売却による収入 2,171 1,779
関係会社株式の取得による支出 △290 -
補助金による収入 237 216
その他 48 △348
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,564 △9,448
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △5,157 △7,288
長期借入れによる収入 9,400 15,100
長期借入金の返済による支出 △11,282 △7,929
リース債務の返済による支出 △344 △358
配当金の支払額 △2,464 △4,683
自己株式の取得による支出 △0 △0
非支配株主への配当金の支払額 △886 △687
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,734 △5,844
現金及び現金同等物に係る換算差額 4 △908
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 6,793 2,082
現金及び現金同等物の期首残高 47,555 54,348
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 - △571
現金及び現金同等物の期末残高 54,348 55,859
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社の数 32社
連結子会社名は次のとおりです。
アルバックテクノ㈱
アルバック九州㈱
アルバック東北㈱
ULVAC Technologies,Inc.
アルバック機工㈱
アルバック販売㈱
アルバック・クライオ㈱
アルバック・ファイ㈱
ULVAC KOREA,Ltd.
ULVAC TAIWAN INC.
ULVAC SINGAPORE PTE LTD
愛発科真空技術(蘇州)有限公司
愛発科東方真空(成都)有限公司
愛発科自動化科技(上海)有限公司
愛発科天馬電機(靖江)有限公司
愛発科真空技術(沈陽)有限公司
愛発科(中国)投資有限公司
ULVAC MALAYSIA SDN.BHD.
Physical Electronics USA,Inc.
タイゴールド㈱
Ulvac Korea Precision,Ltd.
Pure Surface Technology,Ltd.
ULVAC CRYOGENICS KOREA INCORPORATED
ULTRA CLEAN PRECISION TECHNOLOGIES CORP.
アルバック成膜㈱
ULCOAT TAIWAN,Inc.
愛発科商貿(上海)有限公司
ULVAC Materials Korea,Ltd.
愛発科電子材料(蘇州)有限公司
愛発科豪威光電薄膜科技(深圳)有限公司
愛発科真空設備(上海)有限公司
愛発科成膜技術(合肥)有限公司
前連結会計年度において連結子会社でありました寧波愛発科真空技術有限公司は、同社の第三者割当増資に
より当社の持分比率が低下したため連結の範囲から除外した一方、当連結会計年度において新たに設立した愛
発科成膜技術(合肥)有限公司を連結の範囲に含めております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(2)非連結子会社の数 11社
非連結子会社名は次のとおりです。
ULVAC GmbH
ULVAC SOFTWARE CREATIVE TECHNOLOGY,CO.,LTD.
ULVAC Materials Taiwan,Inc.
日真制御㈱
ULVAC(THAILAND)LTD.
ULVAC CRYOGENICS (NINGBO) INCORPORATED
UF TECH,Ltd.
寧波愛発科精密鋳件有限公司
アルバックヒューマンリレーションズ㈱
愛発科(蘇州)技術研究開発有限公司
㈱ファインサーフェス技術
(3)非連結子会社について連結の範囲から除いた理由
非連結子会社は、いずれも小規模会社であり、総資産、売上高、当期純損益、利益剰余金等の観点からみて
も連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりません。
2.持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の非連結子会社数 -社
(2)持分法適用の関連会社数 4社
㈱昭和真空
日本リライアンス㈱
ULVAC AUTOMATION TAIWAN Inc.
寧波愛発科真空技術有限公司
当連結会計年度において、寧波愛発科真空技術有限公司の第三者割当増資により当社の持分比率が低下し
たため、同社を連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めております。
(3)持分法を適用していない非連結子会社(11社)及び関連会社(5社)については、いずれも連結純損益及
び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用から除
外しております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、愛発科真空技術(蘇州)有限公司、愛発科東方真空(成都)有限公司、愛発科自動化科技
(上海)有限公司、愛発科天馬電機(靖江)有限公司、愛発科真空技術(沈陽)有限公司、愛発科(中国)投資有限公
司、愛発科商貿(上海)有限公司、愛発科電子材料(蘇州)有限公司、愛発科豪威光電薄膜科技(深圳)有限公司、
愛発科真空設備(上海)有限公司及び愛発科成膜技術(合肥)有限公司の決算日は12月31日であり、アルバック機
工㈱、ULVAC Technologies,Inc.、ULVAC SINGAPORE PTE LTD及びULVAC MALAYSIA SDN.BHD.の決算日は3月31
日であります。
連結財務諸表の作成にあたっては、12月31日が決算日の連結子会社については、連結決算日現在で実施した
仮決算に基づく財務諸表を使用し、3月31日が決算日の連結子会社については、同決算日現在の財務諸表を使
用しております。ただし、連結決算日との間に生じた重要な取引については必要な調整を行っております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
4.会計方針に関する事項
(1)収益認識基準
製造装置の受注生産については、当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる
契約については工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を、その他の契約については工事完
成基準を適用しております。
コンポーネント及び材料・部材については、出荷基準を適用しております。
ロイヤルティー収入及び業務受託料等については、関連する契約に従う役務の給付がなされた時に収益
を認識しております。
(2)重要な資産の評価基準及び評価方法
たな卸資産
主として個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法
により算定)によっております。
有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は
移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
デリバティブ
時価法
(3)重要な減価償却資産の減価償却の方法
有形固定資産(リース資産を除く)
定率法の他、当社の研究開発部門・富士裾野工場及び賃貸用有形固定資産については、定額法によ
っております。
ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については、定額法によって
おり、国内連結子会社において2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定
額法によっております。
なお、取得価額が10万円以上20万円未満の資産については、3年間で均等償却する方法によってお
ります。
また、主な耐用年数については、次のとおりであります。
建物及び構築物 10~50年
機械装置及び運搬具 4~13年
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
ただし、ソフトウエア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定
額法によっております。
リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
なお、リース取引開始日がリース会計基準適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース
取引については、引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用しております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(4)重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定
の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。
③ 役員賞与引当金
役員の賞与の支給に備えるため、支給見込額を計上しております。
④ 製品保証引当金
販売された製品の保証に伴う費用の支出に備えるため、過去の発生実績率に基づく翌連結会計年度以
降に発生する費用見込額を計上しております。
⑤ 受注損失引当金
製造装置の受注生産に係る損失に備えるため、損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見
積ることができる契約について、翌連結会計年度以降に発生する損失見込額を計上しております。
⑥ 役員退職慰労引当金
国内連結子会社は、役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく当連結会計年度の末日にお
ける要支給額を計上しております。
⑦ 役員株式給付引当金
当社は、役員株式給付規程に基づく取締役等への当社株式等の給付に備えるため、当連結会計年度末
における株式給付債務の見込額に基づき計上しております。
(5)退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法につ
いては、給付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)
による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一
定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理してお
ります。
(6)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理してお
ります。
なお、在外子会社等の資産及び負債、収益及び費用は、決算日の直物為替相場により円貨に換算してお
り、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めて計上しております。
(7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、要求払預金及び随時引き出し可能であり、かつ、価値変動について僅少なリスクしか負わな
い取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する短期的な投資からなっております。
(8)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
税抜方式を採用しております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
(会計方針の変更)
(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の適用)
米国を除く在外連結子会社において、当連結会計年度よりIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用して
おります。
当該会計基準の適用が連結財務諸表に及ぼす影響は軽微であります。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営意思
決定機関が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもの
であります。
当社は、事業構成単位(ビジネスユニット)を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成され
ており、「真空機器事業」及び「真空応用事業」を報告セグメントとしております。
「真空機器事業」は、液晶ディスプレイ用スパッタリング装置、有機EL製造装置、太陽電池製造装置、
半導体製造用スパッタリング装置、巻取式真空蒸着装置、真空ポンプ、計測器などの製品から構成されて
おり、これらの開発・製造・販売・保守サービスなどを行っております。
「真空応用事業」は、スパッタリングターゲット材料、制御システム関連、分析機器関連などの真空を
応用した製品から構成されており、これらの開発・製造・販売・保守サービスなどを行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
真空機器事業 真空応用事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 216,652 32,619 249,271 - 249,271
セグメント間の内部売上高又は
2,822 1,786 4,607 △4,607 -
振替高
計 219,474 34,405 253,878 △4,607 249,271
セグメント利益 32,411 2,957 35,368 △17 35,351
セグメント資産 237,918 37,112 275,030 22,388 297,418
その他の項目
減価償却費 5,165 1,378 6,543 △2 6,541
有形固定資産及び無形固定資産の
11,195 1,731 12,925 - 12,925
増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)売上高、セグメント利益及び減価償却費の調整額は、セグメント間取引消去額であります。
(2)セグメント資産の調整額は、長期投資資産(投資有価証券)等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
真空機器事業 真空応用事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 187,698 33,023 220,721 - 220,721
セグメント間の内部売上高又は
3,445 1,718 5,163 △5,163 -
振替高
計 191,143 34,740 225,884 △5,163 220,721
セグメント利益 20,819 2,986 23,805 24 23,828
セグメント資産 232,409 39,420 271,830 10,472 282,302
その他の項目
減価償却費 5,575 1,373 6,948 △11 6,938
有形固定資産及び無形固定資産の
10,370 2,380 12,750 - 12,750
増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)売上高、セグメント利益及び減価償却費の調整額は、セグメント間取引消去額であります。
(2)セグメント資産の調整額は、長期投資資産(投資有価証券)等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
製品及びサービスの区分が報告セグメントの区分と同一のため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 中国 韓国 その他 合計
74,808 95,019 38,304 41,140 249,271
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 その他 合計
49,820 14,478 64,297
3.主要な顧客ごとの情報
特定の顧客への売上高で、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略し
ております。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
製品及びサービスの区分が報告セグメントの区分と同一のため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 中国 韓国 その他 合計
85,662 72,755 23,717 38,588 220,721
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 その他 合計
51,813 13,874 65,687
3.主要な顧客ごとの情報
特定の顧客への売上高で、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略し
ております。
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㈱アルバック(6728)2019年6月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
真空機器事業 真空応用事業 合計
減損損失 331 - 331
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
1株当たり純資産額 2,994円12銭 3,062円39銭
1株当たり当期純利益 728円68銭 378円78銭
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 35,904 18,665
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
35,904 18,665
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 49,273 49,278
(注)株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」に残存する当社の株式は、1株当たり
純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております。1株当たり純資産額の算定上、
控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度73千株、当連結会計年度67千株であります。
また、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。1
株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、前連結会計年度73千株、当連結会計年
度69千株であります。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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