6696 M-ピースリー 2020-03-27 18:00:00
2020年1月期 決算説明資料 [pdf]

2020年1月期決算説明資料
    2020年3月27日




                 Copyright © TRANZAS, Inc. All Rights Reserved.
  2020年1月期、トランザスは前期に引続き端末販売型(フロー)ビジネスか
ら(ストック)ビジネスへの事業転換を推し進めました。そして、トランザス
のビジネスの一つでもある、デジタルサイネージ事業の進化形、「Platform
Planning & Product」 という新しいテーマである、合弁子会社P3を創設し創
業を開始しました。Platformとは人々の集まる場であり、それはメディア創り
の基点となる集合起点です。本年、トランザスが形創る事が出来た新しいテー
マは、トランザスが積み上げた過去からの歴史が生かされる新しい未来の始ま
りだと感じています。現存する内部に積み上げた成果は過去にない価値の高い
ものであり、我々は着実に進化している事をお伝えしたく思います。そして、
本年度はそれを数字として表し、具現化してまいります。「未来は待つより作
る」、その具体的な成果をまもなく皆様に御覧頂けると確信いたしておりま
す。

                                 株式会社トランザス
                                代表取締役 藤吉英彦




                     2
          FY20 SUMMARY




  FY20
SUMMARY



   3
                                 FY20 SUMMARY

      今期にトランザスが実施した経営テーマ




2018年より実施している(フロー)ビジネスからサービ
ス提供型(ストック)ビジネスへの転換に目途をつける


期中より発足したP3(Platform Planning & Product)に
経営資源を集中し、メディア配信ビジネスを確立させる


「現在」「近未来」「次世代」 に製品を分類し、「近
未来」のIOTビジネスの製品力強化に開発集中する




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                                            FY20 SUMMARY
                    今期に実施した製品ラインナップの進化と変化

        期首に予定していたビジネスからの変更点と、それぞれのラインナップ進化に関して

① Cygnus Wearable
- 製品ラインナップ不足と、製品完成度の壁に長らく足踏みをいたしておりましたが、
  Industry4.0の主力となる工場及び物流向けの製品が完成し、大型工場に導入されました。
  導入先にもたらされるRoIの向上に引き続き注力しながら、Q4より営業展開を開始いたしま
した。
②AIRUX Room controller
- 本格的な消費エネルギー削減AI装置として、シンガポールOTTO社のIoT照明装置と組み合わ
  せフォルクスワーゲンシンガポールに導入されました。2021年1月期より照明・エアコンの
  消費エネルギー削減装置として、東南アジアから本格的な展開を開始する予定です。

③SHISA 自動チェックイン
- SHISAによる民泊向け自動チェックイン装置は、市況の変化にて投資対効果に陰りが見えた
  為、日本の民泊市場への営業を一旦中止し、より需要の高い東南アジア向けの入退社装置へ
  の転換を進めてまいります。

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                                          FY20 SUMMARY


④ NGH (Next Generation Hospitality)
- 凸版印刷株式会社と共同で、ホテル向けインフォメーションサービスの提供を開始いたしま
  した。また、旅館こうろでも観光チャネルの実証実験を行い、世の中に無かったサービスと
  して大きな注目を浴びております。2021年1月期には、スピーディーなホテル展開と収益モ
  デルの確立を目指してまいります。

⑤ デジタルサイネージ
 - 10年以上の実績を有するデジタルサイネージ事業が、2020年1月期より急激に拡大してまい
   りました。スマートフォンのショップへの大型LEDと組み合わせたサイネージ導入や、コン
   ビニエンスストアー、スポーツジム等への導入など、急速な広がりを見せております。

⑥ 4G/LTEルーター
 - 日本市場では5Gが一般的になるにはまだ時間を要する為、当社でのプライオリティーを下
   げ当社の他製品「AIRUX・NGH・サイネージ」との組み合わせにて販売展開する方針に変更い
   たしました。開発資源の投入は暫くペンディングといたします。


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                                                  FY20 SUMMARY

 対前年比                                              単位:百万円

                        FY20         FY19               対比

                                                  +88
売上高                            783          694         +12.8%

                                                  +42
売上総利益                          229          186         +22.9%

                                                  +41
営業利益                        ▲103       △144                  -

                                                  +44
経常利益                        ▲102       △146                  -

                                                  +43
親会社株主に帰属する当期純利益             ▲122       △166                  -

2019年1月期に比べ売上・利益共に増加とはなりましたが、満足のいく結果には至っておりません。2018
年1月期以降、売上構成要素が大きく変化しており事業別では急拡大した事業と縮小傾向にある事業とが
混在した内容になっております。

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                                              FY20 SUMMARY

対当初予想比                                         単位:百万円

                     FY20実績       予想値            対比

                                              △104
売上高                         783         888          △11.8%

                                              △123
営業利益                       ▲103          20              -

                                              △119
経常利益                       ▲102          17              -

                                              △139
親会社株主に帰属する当期純利益            ▲122          17              -

持分法適用関連会社である株式会社ピースリーを連結子会社化した為、メディア・プラットフォーム事
業で大きな成果が出始めたP3に対する売上・利益が内部取引として消去され、予想を大きく下回る結果
となりました。



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                           FY20 SUMMARY

          単位:百万円
                     新たに発足いたしましたP3のメ
        連結売上消去       ディアプラットフォーム事業が大
                     きく育ってきたことから、そのメ
                     ディア運営事業に資するよう、当
                     初見込んでおりましたグループ外
                     への端末販売を取りやめ、グルー
                     プ内に端末を所有するビジネス形
売上高予測    実績値         態を選択しました。
                     結果、全体の2割程度を占める大規
                     模な端末販売が連結上消去される
 888      783        事になり、当初の予想を大きく下
                     回る結果となりました。
                     しかしながら本端末は、今後、月
                     額ビジネスとしてP3及びトランザ
                     スの収益に大きく貢献する見込み
                     です。




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                                                     FY20 SUMMARY
ビジネスセグメント別売上                                             単位:百万円

                      FY20実績             予想値            達成率

      Hospitality市場             370            464         79.8%

      Enterprise市場              197            103        191.7%

 IoTソリューション                     567            567        100.1%

 IT技術                           146            161         90.7%

 ITサービス                             68         159         43.2%

 合計                             783            888         88.2%
民泊向け自動チェックイン装置(端末販売はHospitality市場、販売後のサブスクリプションはITサービス)
は、市況の変化によりROIに陰りが見えたため、営業展開を中止いたしました。結果、Hospitality市場とIT
サービスの売上が予想値を下回る結果となりました。代わりにデジタルサイネージ市場が活性化した事から、
Enterprise市場の売上が伸びております。

                               10
                                         FY20 SUMMARY
新規ビジネスへの転換(前期決算説明図より)
昨年からの事業転換は計画通りに推移し、新規事業への推移は順調に進んでおります。
                                                  単位:百万円


     他              290
    378

                                 予測値             実績
                                  747            643


 映像配信分野                                      連結消去
   880


                    389

                                  140            140

   2018.1          2019.1               2020.1
                            11
       FY21
TOPICS & FORECAST



        12
                                  FY21 TOPICS & FORECAST

          連結子会社、株式会社ピースリーの吸収合併



            IoT(もの作り)を基盤とした
                Platformビジネス開発
            Platform Planning & Product




      モノ作りとIoT                            メディアPlatform


これからの社会が求めるのは、デジタルトランスフォーメーション時代の新しい価値の創造
SaaSがソフトウエア販売の概念を壊し、ゲームは無料が当たり前となりました。
モノは売るものでは無く「利用者に提供し・価値を生むもの!」になるのがこの先の世界です

25年間トランザスが積み上げた「モノ作り」の精神を、我々は利用者に価値を与える
サービスPlatformに進化させます。
                        13
                                            FY21 TOPICS & FORECAST

              P3で創り上げたメディアPlatformがFY21に本格稼働を開始いたします。




P3クラウドネットワー
     ク




                                          サロン               理髪店              コンビニ



                                    美容室   美容室   美容室   理髪店   理髪店   理髪店   店舗    店舗    店舗




                                     サロンメディア            理髪メディア          コンビニメディア




                                    当社は様々な人の集まる場所に、メディアを創出いたします。
                                       P3-Cloudがそれを大きなマスメディアへ繋げます。




      当社のクラウドネットワークが、人がいる所にメディアPlatformを創出します。
     1.広告ビジネス 2.配信ビジネス 3.IoT情報ビジネス 4.端末販売ビジネス


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                                 FY21 TOPICS & FORECAST

               メディアPlatformビジネスその1



                                       全端末の開発製造
        広告商品開発/販売/配信
                                      配信システム構築/運用
         コンテンツ調達/編成
                                        Platform運営




  3社による協業体制確立


                        メディアインフラ構築
                        サロンへのサービス提供
                        サロンサービスの拡張




ヘアーサロン向け番組サービスが始まります。
先行3,000店舗 18,000台のメディアインフラ
を目指し、国内最大規模のDOOHを創出します。


                         15
                                      FY21 TOPICS & FORECAST

                 メディアPlatformビジネス収益モデル

   我々はメディアPlatformのビジネスオーナーとしてPlatformビジネスを推し進めます。
メディアPlatformに表示される番組広告枠は、当社が権利として保有し、ビジネスを展開いたします。




                         当社メディア
                       Platformの価値を
                      高めてまいります。
現在の当社保有の
 メディア価値
181,000,000/月



     今までのトランザスには無い、メディア価値の収益化が、P3によって具現化されます。
     第一弾としてスタートしたサロンビジネスでは、パートナーであるデジタルガレージ社
     がその広告枠の販売を担当し本格的なDOOH(Digital out of home)メディアの収益化が
     今後計られる事になります。
                             16
                                                          FY21 TOPICS & FORECAST

                            IOTビジネスのPlatform化と進化1


                                                                           Airux 8 Cloud
                                             TRANZAS Asia Pacificで
                                           物件への導入が予定されてお                     Airux 8 API
                                            り、その後本格的営業がス             OTTO Mesh   BMS System   Airux8
                                                                       Zones                  WebGUI
                                               タートいたします。




     センサーにより人の偏り検出



2%    20             10    4%   0%
      %              %
                                      3%
1%
3%   0%         0%    4%         5%   0%
1%
                      1%              1%
3%         30                   10
           %          2%        %
                                                            当社では、販売収益と制御対象機器の導入費の
      AIRUXによるエネルギーの制御                                      15%が収益として得られます。月額サービスと
                                                                  しての展開も計画中です。
                                             17
                    FY21 TOPICS & FORECAST

IOTビジネスのPlatform化と進化2
 IOTビジネスのPlatform化と進化2




      ロジスティックのピッキング業務効率を大幅に改善する強力な
      ラインアップが完成しました。
      人の動線パターンのトレース、ピッキング所要時間の計測など、
      CYGNUSのWearableとしての真価を発揮する準備が整いました。



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                                   FY21 TOPICS & FORECAST

               IOTビジネスのPlatform化と進化3


         スマホを利用した、テレビ連動ホスピタリティーサービスNGH




凸版印刷株式会社と共にホテルに営業展開を開始いたしました。
大手チェーンホテルへの反響が大きく、設置面数のスピーディーな獲得と
提供サービスメニューの開発を進めてまいります。
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                                      FY21 TOPICS & FORECAST

2021年1月期予想                                                 単位:百万円

                     FY21予想           FY20   実績            対比
                                                    +762
売上高                           1,545           783            197%
                                                    +184
営業利益                             81          ▲103               -
                                                    +183
経常利益                             81          ▲102               -
                                                    +190
親会社株主に帰属する当期純利益                  68          ▲122               -
                   売上高    営業利益
2,000,000

1,500,000

1,000,000

  500,000

        0
             上半期              下半期                   通期
 -500,000
                         20
                                       FY21 TOPICS & FORECAST
2021年1月期にて過去からの業務転換は完了いたします。
2018年1月期迄のビジネスの主軸は、映像配信でしたが(頁11参照)、今期より主軸ビジネスはIoT及び新しいメディア
プラットフォームビジネスに完全に転換され、業務転換後の新しいビジネスで今後は業績の拡大を目指す事になります。
                                                          単位:百万円

      他
                    290
      378
                                     643


   映像配信分野
                                                  1,315
     880


                    389
                                     140

                                                   230

    2018.1         2019.1           2020.1       2021.1予想
                               21
                                 FY21 TOPICS & FORECAST
2021年1月期より、ITサービスとメディアPlatformが急拡大する事を予定いたしております

メディアPlatformサービスは、広告収益のレベニューシェアーが主軸となりますが、そ
こには、当社のクラウド配信技術の利用料・顔認識技術の利用料など、当社の有する幅
広いIT技術サービスが含まれます。 当サービスは新しいビジネス区分ではあります
が、ITサービスが背景にある為、ITサービス分野に合算して表記いたしております。
                                        単位:百万円

                       FY21予想         FY20実績

      Hospitality市場             230            370

      Enterprise市場              243            197

 IoTソリューション                     473            567

 IT技術                           173            146
 ITサービス and
 メディアPlatform
                                899             68

 合計                          1,545             783

                        22
                 FY21 TOPICS & FORECAST

業務転換の完結 新しい価値の創造と飛躍のスタート
     2020年 TRANZAS 2.0の始動




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 これらの将来の見通しに関する記述は、将来の事象や動向に関する現時点での仮定に基づくも
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