2021年12月期 第２四半期
決算補足説明資料
2021年8月12日
株式会社ズーム
（ご注意）本資料の将来の見通しに関する記述については、当社が現在入手可能な情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいて
作成しており、潜在的なリスクや不確実性が内在しております。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
2021年12月期 第２四半期 業績ハイライト
対前年同期比で増収増益
売上高 ： 6,090百万円 （前年同期比 +1,988百万円）
営業利益 ： 584百万円 （前年同期比 +611百万円）
経常利益 ： 554百万円 （前年同期比 +849百万円）
・ステイホーム需要及び2020年4月のZOOM North America, LLC（以下、ZNA）子会社化により増収増益
・２Q(6ヵ月)は、対前年同期比では売上高19億円増加、営業利益６億円増加、経常利益８億円増加
■２Q ■年間 (百万円)
売上高 営業利益 経常利益
1,130(予想) 1,070(予想)
14,000 13,000(予想) 1,100
1,000
12,000
10,419 900 800
10,000
755
700 600
8,000
450
400
500
6,000 554
200
300 584
4,000 0
6,090
2,000 4,101 100 ▲ 294
▲ 200
0 ▲ 100 ▲ 27 ▲ 400
2020年 2021年 2020年 2021年 2020年 2021年
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2021年12月期 第２四半期 連結損益計算書（要約）
(百万円)
2020.12期 2021.12期
第2Q累計実績 第2Q累計実績
増減額 摘要
・自宅での使用に適した楽器や関連機器の販売はいわゆるス
テイホーム需要により堅調に推移
・ZNAを2020年４月１日から連結子会社化
売上高 4,101 6,090 1,988 ・株式会社フックアップ（以下、フックアップ）の損益計算
書を当2Qから連結（3ヶ月分）
・2020年10月に発生したサプライヤー工場火災の対応が
順調
売上総利益 1,516 2,622 ・北米地域の販売代理店であるZNAの子会社化により売上
1,106 総利益率が良化
（売上総利益率） (37.0%) (43.1%)
・当2Q（4月から6月）は研究開発費が1Q（1月から3
営業利益 ▲27 584
611 月）比で100百万円増加。工場火災対応から新製品開発へ
（売上高営業利益率） (▲0.7%) (9.6%) エンジニアのリソースをシフト
経常利益 ▲294 554 ・前年同期は、ZOOM UK Distribution LTDが倒産法に基
849 づくアドミニストレーションを申請したことに伴い、関連損
（売上高経常利益率） (▲7.2%) (9.1%) 失を含む持分法投資損失２４０百万円を営業外費用に計上
親会社株主に帰属する四半期純利益 ▲53 391 ・前年同期は、ZNAに対して連結子会社化する前に有して
445 いた持分を公正価値で評価したことによる段階取得に係る差
（売上高四半期純利益率） (▲1.3%) (6.4%) 益178百万円を特別利益に計上
EBITDA ▲137 784 921 EBITDA＝営業利益＋※減価償却費＋持分法投資損益
減価償却費 ※ 133 ※ 199 66 ※のれん償却額89百万円（前年同期42百万円）を含む
研究開発費 541 630 89
為替差損益 ▲7 ▲6 0
平均為替レート（円／米ドル） 108.2円 107.6円 ▲0.6円
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2021年12月期 第２四半期 売上高構成比（グラフ）
製品カテゴリー別売上高 地域別売上高
その他
Others 中国 2%
14%
22%
HAR 北米
日本
HVR 38% 13% 38%
5%
PFR
8%
南ヨーロッパ※２
MFX
DMX/MTR 16%
10% 中央ヨーロッパ※1
17% 17%
カテゴリー名称 ※１．中央ヨーロッパは、ドイツ、イギリス、ベネルクス３国、オースト
HAR：Handy Audio Recorder リア、ポーランド、チェコ、スロバキア、バルト３国等を含む地域
DMX/MTR：Digital Mixer/Multi Track Recorder
MFX：Multi Effecter ※２．南ヨーロッパは、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルを含
む地域
PFR：Professional Field Recorder
HVR：Handy Video Recorder
Other：その他、Mogar取り扱いブランド、フックアップ取扱いブランド
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2021年12月期 第２四半期 製品カテゴリー別売上高
コロナ禍のもと売上が増加したレコーダーやデジタルミキサーの需要は引続き堅調
(百万円)
2020.12期 2021.12期
第2Q累計実績 第2Q累計実績 増減額 売上高の増減要因
・ZNAの連結子会社化、ステイホーム需要
ハンディオーディオレコーダー
（HAR）
1,794 2,319 525 ・前年下期発売H8の新製品効果、H5の販売が好調
・サプライヤー工場火災の対応が順調に進み委託先工場の生産に大きな影響無し
デジタルミキサー／マルチトラックレコーダー ・ZNAの連結子会社化
（DMX/MTR） 500 1,055 555 ・ポットキャスト収録に適したP4及びP8、ライブストリーミングやレコーディ
ング用途としてのLシリーズの販売が増加
マルチエフェクター ※１ ・G1 Fourシリーズの販売が好調
（MFX）
471 589 118 ・前年下期発売G6の新製品効果
プロフェッショナルフィールドレコーダー ・屋外での活動が再開されつつあることから需要が回復傾向
（PFR） 261 474 212 ・前年下期発売F2及びF2-BTの新製品効果
・Web会議やオンラインレッスン目的等での需要は引き続き堅調
ハンディビデオレコーダー
（HVR）
340 315 ▲25 ・前年同期は新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワーク浸透により、Web会
議目的等での需要の急増があったことによる反動減
・前年発売ポッドキャスト用マイクパックZDM-1PMPの新製品効果
その他 ※１ 384 589 205 ・前年下期発売ボーカル用エフェクトプロセッサーV3の新製品効果
前年同期は南ヨーロッパのロックダウンの影響を受け売上高が減少したが、ワク
Mogar取扱いブランド 349 375 26 チン接種の普及による経済活動の正常化により需要が回復傾向
当第２四半期連結会計期間からフックアップの損益計算書を連結したことにより、
フックアップ取扱いブランド - 370 370 同社が取扱う当社以外のブランドの製品売上を計上
合計 4,101 6,090 1,988
※1．前連結会計年度までマルチエフェクターに含めて開示していた当社のボーカル用エフェクトプロセッサー（V3及びV6）については、別カテゴリー（その
他）に組み替えております。
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2021年12月期 第２四半期 地域別売上高
ステイホーム需要により（加えて北米はZNAの子会社化により）売上高が大幅増
(百万円)
2020.12期 2021.12期
第2Q累計実績 第2Q累計実績 増減額 売上高の増減要因
・2020年4月にZNAを連結子会社化
北 米 1,537 2,296 758 ・ステイホーム需要により、特に下記の製品の販売が好調
- 前年下期発売H8 - ポッドキャスト配信用製品（P4、P8）
・ステイホーム需要により、DMX/MTRカテゴリー製品等が好調
中央ヨーロッパ ※１ 637 1,028 390 ・イギリス向けは前年同期ZUKの倒産法申請による売上減の反動増
・前年同期は南ヨーロッパのロックダウンの影響を受け売上高が減少
南ヨーロッパ ※２ 786 956 170 ・当期はAmazon等のオンライン経由での販売が増加
・HARカテゴリーのオンライン販売が好調
日 本 412 805 392 ・L-8やQ2n-4Kはライブ配信用として好評であり販売が増加
・フックアップが取り扱う当社以外のブランドの製品売上を計上
中 国 126 128 1
前年同期はロックダウンの影響を受け売上高が減少したが、ワクチン
ロシア 47 96 49 接種等による経済活動の正常化によりHARやDMXの需要が回復
前年同期はロックダウンの影響を受け売上高が減少したが、ワクチン
U.A.E. 42 93 50 接種等による経済活動の正常化によりHARやPFRの需要が回復
オーストラリア 68 80 11
その他 441 604 163 韓国＋38、タイ＋33、台湾＋29
合計 4,101 6,090 1,988
下線部については、2020年８月21日発表の決算説明会資料に記載の数値を訂正しております。
※１．中央ヨーロッパは、ドイツ、イギリス、ベネルクス３国、オーストリア、ポーランド、チェコ、スロバキア、バルト３国等を含む地域
※２．南ヨーロッパは、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルを含む地域
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2021年12月期 第２四半期 営業利益の増減分析
営業利益の増減分析（百万円）
ZOOM単体の売上総利益率が向上
ZNA連結子会社化により売上総利益が増加
主に、ZNA連結子会社化による
人件費の増加
主に、ZNA連結子会社化によるその他
経費の増加
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2021年12月期 第２四半期 連結貸借対照表（要約）
(百万円)
21.12期
20.12期末 増減額 増減要因
第2Q末
流動資産 7,661 7,622 ▲39
現預金 2,731 2,219 ▲511 主に、自己株式の取得による支出426M
売掛金 1,658 1,657 ▲1
ZNA在庫積み増しにより285M増加、フックアップの連結子
商品及び製品 2,516 2,939 422 会社により156M増加
固定資産 2,536 2,822 286
有形固定資産 526 487 ▲38
無形固定資産 1,393 1,518 124 フックアップの連結子会社化に伴いのれんが135M増加
投資その他の資産 616 816 200 主に、繰延税金資産が117M増加
資産合計 10,198 10,444 246
流動負債 3,883 3,985 101
買掛金 1,133 1,175 41
短期借入金 1,601 1,470 ▲130 運転資金目的の借入金を一部返済
固定負債 1,177 1,170 ▲7
負債合計 5,061 5,155 93
資本金 212 212 －
自己株式の増加による減少317M、四半期純利益計上等による
純資産合計 5,136 5,289 153 利益剰余金の増加243M、為替換算調整勘定の増加202M
負債純資産合計 10,198 10,444 246
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2021年12月期 第２四半期 連結CF計算書（要約）
(百万円)
20.12 21.12
増減額
第2Q累計実績 第2Q累計実績
営業活動によるキャッシュ・フロー 670 591 ▲79
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲1,184 ▲318 865
財務活動によるキャッシュ・フロー 858 ▲876 ▲1,734
現金及び現金同等物に係る換算差額 ▲3 93 96
現金及び現金同等物の増減額 340 ▲510 ▲851
現金及び現金同等物の期首残高 2,312 2,697 384
現金及び現金同等物の四半期末残高 2,653 2,186 ▲466
2021年12月期 第２四半期のキャッシュ・フロー（CF）増減要因（百万円）
・営業活動によるCFの主な要因：たな卸資産の増加▲164／仕入債務の減少▲158／税金等調整前四半期純利
益554／売上債権の減少296
・投資活動によるCFの主な要因：連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得▲285／有形固定資産の取得▲69
・財務活動によるCFの主な要因：短期借入金の減少▲239／自己株式の取得▲426／配当金の支払▲138
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2021年12月期 当期及び過去3年間の四半期業績推移
（百万円）
売上高 3,578
3,260
2,739 2,829
2,327 2,326 2,246 2,360 2,395
1,963 2,037
1,535 1,515 1,706
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年 2019年 2020年 2021年
研究開発費1Q比
営業利益 100百万円増加
488
346
294
238
132 166
114 71
30 42 10 27
▲ 17 ▲ 54
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年 2019年 2020年 2021年
経常利益
467
277 331
133 158 217 223
40 13 22 0 79 12
▲ 307
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年 2019年 2020年 2021年
売上及び利益は下期に増加する傾向であるが、当下期の見通しは不透明感が強く慎重
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2021年12月期 連結業績予想の修正及び配当予想の修正
(百万円)
親会社株主に １株当たり
１株配当
売上高 営業利益 経常利益 帰属する 当期純利益
当期純利益 （円） （円）
前回発表予想（Ａ） 12,000 800 700 500 223.25 67.00
今回修正予想（Ｂ） 13,000 1,130 1,070 730 340.92 102.00
増 減 額（Ｂ－Ａ） 1,000 330 370 230 ― －
増 減 率（ ％ ） 8.3 41.3 52.9 46.0 ― －
（ご参考）前期実績
10,419 755 450 502 223.57 62.00
（2020年12月期）
＜修正理由＞
1. 売上高について、コロナ禍のもと増加したレコーダーやデジタルミキサー等の当社製品への需要は引続き堅調であり、また、想定
していた為替レート（１ドル102円）より円安に推移したことから、当第２四半期連結累計期間の売上高は予想を上回る結果と
なった。
2. 第３四半期以降についても当社製品への需要は引続き底堅いと予想されるものの、世界的な半導体部品供給不足による生産の遅延
及び物流網の混乱による出荷の遅延が想定されることから、これらの影響による販売機会損失を考慮して業績予想を見直した結果、
売上高は前回発表予想から1,000百万円増加し13,000百万円となる見込み。これにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に
帰属する当期純利益についても前回発表予想を上回る見込み。
3. 配当については、配当性向30％を目安として安定的な配当を行うという基本方針に基づき、前回発表予想から35円増配。
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2021年12月期 連結業績予想
対前年比で増収増益を予想（2021年８月12日公表）
(百万円)
21.12期
20.12期
実績
予想 増減額 増減率 2Q実績 達成率
売上高 10,419 13,000 +2,580 +24.8% 6,090 47%
営業利益 755 1,130 +374 +49.6% 584 52%
経常利益 450 1,070 +619 +137.3% 554 52%
親会社株主に帰属する当期純利益 502 730 +227 +45.2% 391 54%
EBITDA 823 1,540 +716 +87.0% 784 51%
一株当たり当期純利益 223.57円 340.92円 +117.4円 +52.5%
一株配当 62円 102円 +40円 +64.5%
配当性向 27.7％ 29.9% － －
為替レート（円／米ドル） 106.8円 105.0円 － －
為替感応度（為替相場の変動が年間利益に与える影響）：1円の円高（円安）で営業利益が約21百万円減少（増加）
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2021年12月期 連結カテゴリー別売上予想
（百万円）
21.12期
20.12期
実績
予想 増減額 増減率 2Q実績 達成率
ハンディオーディオレコーダー 4,496 4,534 +37 +0.8％ 2,319 51%
（HAR）
デジタルミキサー／マルチトラックレコーダー 1,371 2,286 +914 +66.7％ 1,055 46%
（DMX/MTR）
マルチエフェクター ※1 1,118 1,356 +237 +21.3％ 589 43%
（MＦX）
プロフェッショナルフィールドレコーダー 680 985 +304 +44.8％ 474 48%
（PFR）
ハンディビデオレコーダー 1,028 636 ▲391 ▲38.1％ 315 50%
（HVR）
その他 ※1 1,032 1,391 +358 +34.8％ 589 42%
Mogar取扱いブランド 691 745 +54 +7.8％ 375 50%
フックアップ取扱いブランド － 1,064 +1,064 － 370 35％
合計 10,419 13,000 +2,580 +24.8％ 6,090 47％
※1．前連結会計年度までマルチエフェクターに含めて開示していた当社のボーカル用エフェクトプロセッサー（V3及びV6）については、別カテゴリー（その
他）に組み替えております。
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