6694 J-ズーム 2020-10-30 16:00:00
電子部品調達先の工場火災による影響について [pdf]

                                                     令和2年 10 月 30 日
各 位
                                   会 社 名   株 式 会 社         ズ ー ム
                                  代表者名     代表取締役 CEO      飯島   雅宏
                                           (コード:6694、東証 JASDAQ)
                                  問合せ先     取締役 CFO        山田   達三
                                                (TEL.03-5297-1001)


               電子部品調達先の工場火災による影響について


 令和2年 10 月 20 日に発生した、旭化成エレクトロニクス株式会社(以下、同社)の半導体製造工場(以下、同工
場)の火災により、当該工場の復旧の見込みが立たないことから、当社製品に使用する電子部品の調達が困難となり、
翌期以降の研究開発、生産及び販売に重大な影響を及ぼす可能性が生じたため、下記のとおりお知らせいたします。


                             記


1.影響の内容
  当社が開発、販売する主要製品のほぼ全てに同工場で生産された電子部品を使用していることから、火災発生を
 うけて当社が有する部品在庫数量や使用計画、市場から調達可能な数量等の調査を行いました。
  調査の結果、同工場から購入している電子部品を再調達できるのは、早くとも来年第4四半期と見込まれること、
 当該電子部品の在庫の殆どは当年度の生産で消費すると見込まれること、が判明いたしました。これに伴い、同社
 から購入していた電子部品については、他社製の代替部品に切り替えることといたしますが、代替部品への切り替
 えに際しては、代替部品の性能評価、設計の変更、変更後の製品の性能評価等を行う必要があるため、相当程度の
 時間がかかると見込まれます。
 (1)生産及び販売への影響
   令和3年1月頃から部品不足による生産減少が予想され、現時点においては、令和3年第1四半期における生
  産・販売数量は、生産減少が無かった場合に比して7割から8割程度となる見込みであります。生産及び販売へ
  の影響が解消する時期は、同年第3四半期以降となると予想しております。
 (2)研究開発活動への影響
   当社の開発エンジニアは当面の期間において、代替部品及びそれを組み込んだ製品の検証等に集中する必要が
  あることから、令和3年の新製品の開発予定は大幅に遅延し、新製品の開発数が例年に比して大きく減少する見
  込みであります。なお、当社のこれまでの年間の売上高に占める新製品の割合は、10%程度であります。


2.連結業績予想への影響
 当面の在庫は確保できていることから、当年度の生産及び販売には大きな影響はないと判断しており、令和2年 7
月 14 日に公表した令和2年 12 月期連結業績予想については、本事象の発生に伴う業績予想の修正はございません。
 来期の業績予想については、通常通り、本決算の決算短信の開示にあわせて公表する予定です。


※当資料に記載されている業績予想等将来の予想に関する記述は,当社グループにおいて現時点で入手可能な情報に基づいて判断
したものであり,実際の業績等は様々な要素により大きく異なる可能性があります。


                                                               以 上