6675 サクサ 2019-06-13 15:30:00
不適切な会計処理に関する再発防止策の策定について [pdf]
2019年6⽉13⽇
各 位
会 社 名 サクサホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社⻑ 松尾 直樹
(コード番号 6675 東証第1部)
問合せ先 取締役総務⼈事部⻑ 井上 洋⼀
(TEL.03−5791−5511)
不適切な会計処理に関する再発防⽌策の策定について
当社は、5 ⽉ 27 ⽇付「社内調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」において公表いたしました社内
調査委員会の調査報告書における再発防⽌策の提⾔を真摯に受け⽌め、具体的な再発防⽌策の策定について検討
いたしました結果、本⽇開催の取締役会において、下記のとおり再発防⽌策について、決議いたしましたので
お知らせいたします。
今後、速やかに再発防⽌策を実⾏し、皆様からの信頼回復に努めてまいりますので、何卒ご理解とご⽀援を
賜りますようお願い申しあげます。
記
1.再発防⽌策の概要
(1)コンプライアンス意識の醸成・確⽴に向けた研修の実施
① サクサプレシジョン株式会社(以下「SPR 社」という。
)の経営陣および部⾨⻑向け研修
SPR 社経営陣および部⾨⻑に向け、本事案および類似事案の発⽣原因や分析、改善措置を共有化すると
ともに、同種事案の発⽣を抑⽌するための会計上の売上計上ルールを含めたコンプライアンス意識を、
また特に上場会社の連結⼦会社として必要なコンプライアンスの意識向上に向け、定期的に研修を
実施いたします。
(主催:当社 CSR 推進室)
② SPR 社の営業部等の担当役職向け研修
SPR 社の購買・営業・総務部⾨所属者向けに、後述する(2)および(3)の各種規程の改定内容
等の共有・趣旨の理解のための研修を実施するとともに、今後における運⽤・実施状況を確認する
ために、定期的に社内研修会を実施いたします。
(主催:SPR 社総務部)
また、より⼀層のコンプライアンス意識の醸成・確⽴を図るべく、部⾨、役職、年齢にかかわらず、
疑義 疑問のある⾔動や取引等を感知したときは、
・ 業務として遠慮なく指摘等をすることが当然である、
といった意識改⾰を促すとともに、
「ヘルプライン」等、既存の有意な社内制度の活⽤⽅法について
周知徹底いたします。
(主催:当社 CSR 推進室)
(2)経営会議を含む会議体による内部牽制機能の強化
SPR 社において、取締役、各部⾨の役職者が出席する経営会議を制度化し、経営会議を含む、
「会議体管理
規程」を新規に制定して、各種会議体で審議する事項を明確にいたします。
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(3)営業購買取引・仕⼊先直送品取引に関わるルールの明確化
SPR 社において、現品確認と検収が問題となる本件不適切取引に係る営業購買取引および類似不適切
取引に係る仕⼊先直送品取引につき、
「購買管理規程」および「営業管理規程」を⾒直し、取引の裏付けと
なる商品実在性の確認体制とその実効性を強化いたします。また、当該規程を⾒直しした内容を「職務
分掌規程」に反映し、営業部⾨と購買部⾨の職務を明確にいたします。
(4)営業業務に関する管理体制の強化
前記(3)に加えて、SPR 社において、
「職務権限規程」を改訂し、営業購買取引・仕⼊先直送品取引
に関する項⽬・細⽬と主管部⾨を明確に定め、管理体制を強化いたします。
(5)債権管理体制の強化
SPR 社において、前記(2)の経営会議に関する「会議体管理規程」に、債権の回収遅延が⼀定期間以上
継続した場合における原因究明、実態の把握等に関する報告審議を審議対象として明記し、債権管理体制
を強化いたします。
2.グループにおけるコンプライアンス体制の⼀層の充実
当社グループ⼦会社の経営陣・役職者向けに上場会社の連結⼦会社として必要なコンプライアンスの意識
向上に向けた研修会を実施するとともに、当社グループを含む監査役や当社内部監査部⾨による牽制機能を
さらに⾼める措置を講じることで監査機能を強化し、より⼀層、充実した内部統制を含めたコンプライアンス体制
を確⽴いたします。
以 上
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